JP2006244015A - 共有リソース管理プログラム、方法、装置、アプリケーションサービスシステム - Google Patents

共有リソース管理プログラム、方法、装置、アプリケーションサービスシステム Download PDF

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Abstract

【課題】アプリケーションを利用するユーザの共有リソース使用量を簡易に制御する。
【解決手段】データセンタ20には、アプリケーションを提供するAP1提供装置24とAP2提供装置26、及び、リソースの利用状況について集計するリソース集計装置32が設けられている。リソース集計装置は、AP1提供装置からユーザのサービス要求があった旨を入力すると、過去の利用量及び基本割り当て量とに基づいて、そのユーザが現在利用できるリソース利用可能量を算出する。AP1提供装置では、算出されたリソース利用可能量をサービス提供に必要なリソース使用量と比較して、ユーザ要求を受け付けるか否か決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、共有リソースを利用してアプリケーションを提供するための技術、特に、各ユーザが使用する共有リソースの使用量を管理する技術に関する。
複数のユーザを対象とするアプリケーションサービスにおいては、特定のユーザによる共有リソースの占有を回避し、他のユーザに対するサービス品質を維持する必要がある。例えば、アプリケーションサービスプロバイダ(ASP:Application Service Provider)のように同一のデータセンタで複数のアプリケーションを設置しサービスを提供する場合には、複数のアプリケーションによって使用される共有リソースが占有されることのないように管理することが求められている。中でも、ネットワーク帯域のようにリソース容量の絶対値に制約がある共有リソースについては、このような占有の回避に対する要求が高い。
ネットワーク帯域利用状況を監視し制限する技術としては、パケットシェイピングなどと呼ばれる市販の商用装置がある。この技術においては、ポート番号、IPアドレス、ネットワークドメイン、URLなどによりネットワークトラフィックをカテゴライズし、カテゴリごとに利用可能なネットワーク帯域の下限と上限を設定することができる。
また、下記特許文献1には、トークンを利用してリソースの利用量の制御を行う技術が開示されている。この技術では、各ユーザには、最低限利用可能なリソース量に対応したバンクが割り当てられ、ここに一定レートで生成されるトークンが蓄積される。そして、バンクが満杯になった場合には容量に余裕のある別のユーザのバンクにトークンが蓄積される。各ユーザはトークンが蓄積できる間はリソースへのアクセスができるため、最低限のサービス品質の維持とリソースの有効利用が図られる。
特開平10−49390号公報
上述のパケットシェイピングの手法では、一般にアプリケーションが利用するネットワーク帯域を制限することはできるが、各ユーザが利用するネットワーク帯域を制限することには適さない。すなわち、ユーザが同一のパソコン等からアクセスする場合には、この機器のIPアドレスを指定して制御することでこのユーザのネットワーク帯域を制限できるが、ユーザが複数の機器を利用する場合には問題が生じる。また、複数のユーザが同一のProxyサーバ経由でアクセスする場合にも、ユーザ単位の制御ができない。さらに、仮にこうした問題が回避されたとしても、ユーザがサービス利用者として追加されるたびに制御機器にIPアドレスを登録する必要があり、運用上の困難を伴う。
他方、上記特許文献1の技術では、複数アプリケーションの間でユーザのアクセスを制御することは可能となる。しかし、定期的に生成するトークンで制御するという仕組み上、ネットワーク帯域の使用量のようなリソース使用量に応じた制御には適用できないという問題がある。
本発明の目的は、アプリケーションを利用するユーザの共有リソース使用量を簡易に制御することにある。
本発明の別の目的は、同一システム内に設置された複数のアプリケーションサービスをユーザが利用する場合に、このユーザによる共有リソースの独占を簡易に回避することにある。
本発明の共有リソース管理プログラムは、共有リソースを利用してアプリケーションサービスを提供するシステムに対し、ユーザ要求にかかるアプリケーションサービスの処理に必要となる共有リソースの使用予定量を取得する予定量取得手順と、そのユーザに対する共有リソースの使用許可量を取得する許可量取得手順と、使用許可量と使用予定量とに基づいて、そのアプリケーションサービスの処理可能性を判定する判定手順と、を実行させる。
共有リソースとは、システムを構成する要素のうち複数のユーザ向け処理において使われうる要素のことであり、CPU等の演算資源、メモリなどの記憶資源、ネットワークなどの通信資源、ライブラリやデータベースなどのソフトウエア資源などを例示することができる。また、アプリケーションサービスとは、ユーザの要求に応じて実行する情報処理サービスであり、例えば、ユーザの共用のファイル置き場を提供するファイル共有(あるいは交換)サービス、印刷処理を行うプリントサービス、データベースに基づき情報の検索や提示などを行う情報検索サービスなどを挙げることができる。
この共有リソース管理プログラムは、共有リソースを利用してユーザにアプリケーションサービスを提供するシステムにおいて共有リソースに基づく処理制御(の少なくとも一部)を担うプログラムである。予定量取得手順は、ユーザ要求されたアプリケーションサービスの処理に必要となる共有リソースの使用予定量を、ユーザ要求を直接解析して、あるいは、対応するアプリケーションサービスに問い合わせるなどして取得する手順である。また、許可量取得手順は、そのユーザに認められた共有リソースの使用可能量である使用許可量を取得する手順であり、例えば、予め設定されたデータや、あるいはその都度(例えば現在の稼働状況に応じて動的に)算出されたデータを取得することで実施される。予定量取得手順と許可量取得手順とはどちらが先に実行されてもよい。
判定手順は、共有リソースを利用可能かという観点からアプリケーションサービスの処理可能性を判定する手順であり、取得した使用許可量及び使用予定量の対比などを行う所定の条件式に代入したり、あるいは、さらに他の諸量を加味したりして判定が行われる。なお、判定に基づいてさらに手順を実施するように構成することも可能であり、例えば、アプリケーションプログラムの実行の中止(拒否)や実行開始の先延ばしなどを行ってもよいし、また、こうした処理についての情報をユーザに通知する処理を行うこともできる。
この構成によれば、ユーザ毎の共有リソースの使用に基づいて、アプリケーションを実施できるか否かが判定されるため、特定のユーザが共有リソースを独占するといった好ましくない状況が防止され、適正な共有リソース使用量に保つ制御が容易に行われることとなる。この共有リソース使用量の制御は、異なるアプリケーションであってもユーザが同一であることを判断基準として実施できるため、複数のアプリケーションを提供するシステムを管理する上でも有用なものとなる。なお、当該共有リソース管理プログラムは、その機能を実現する単独のプログラムであってもよいし、アプリケーションサービスに係るプログラムの一部を構成する(モジュール)ものであってもよい。あるいは、このプログラムを構成する複数のモジュールが別々の演算装置に組み込まれ、連携してこれらの機能を実現するように構成することも可能である。
本発明の共有リソース管理プログラムの一態様においては、共有リソースは、ネットワークについてのリソースである。すなわち、システムが管理するネットワークをどれだけ利用できるかというネットワーク帯域についての管理を行う。この管理は、例えば、大量のデータ転送を伴うアプリケーションサービスを実施する上で有用である。
本発明の共有リソース管理プログラムの一態様においては、許可量取得手順において取得する使用許可量は、そのユーザに対する基本割当量と、そのユーザの過去のリソース使用量に基づいて決定される。基本割当量とは、ユーザの過去のリソース使用量とは無関係に決定される割当量を指し、固定値であっても全体の空きリソース量などに基づく変動値であってもよい。また、過去のリソース使用量とは、例えば、過去1時間や過去24時間など一つまたは複数の期間における平均使用量や最大使用量などを指す。この過去のリソース使用量は、例えば、各アプリケーションサービスからユーザ別のリソース使用量の記録を取得することで算出することができる。そして、使用許可量は、基本割当量と過去のリソース使用量との対比などを行う所定の条件式に代入したり、さらに他の諸量を加味したりして決定される。
本発明の共有リソース管理プログラムの一態様においては、当該システムに対し、全共有リソースの未使用量を取得する未使用量取得手順を実行させ、判定手順においては、全共有リソースの未使用量にも基づいて判定を行う。すなわち、現時点での全共有リソースの未使用量に応じて、アプリケーションが実行可能であるかの判定基準を動的に変化させる。これにより、リソース未使用量が十分にある場合に使用制限を緩めたり、制限を解除したりすることが可能であり、リソースを十分に活用したり、ユーザ要求をなるべく受け付けたりすることが可能となる。
本発明の共有リソース管理プログラムの一態様においては、判定手順においては、その時点での処理が不可能であると判定される場合に、処理が可能となる予定時刻が算出される。典型的には、算出された予定時刻はユーザに通知される。
本発明のアプリケーションサービスシステムは、共有リソースを利用してアプリケーションサービスを提供する提供手段と、ユーザ要求にかかるアプリケーションサービスの処理に必要となる共有リソースの使用予定量を取得する予定量取得手段と、そのユーザに対する共有リソースの使用許可量を取得する許可量取得手段と、使用許可量と使用予定量とに基づいて、そのアプリケーションサービスの処理可能性を判定する判定手段と、を備える。システムは、一つの筐体を用いて構成されていても、通信可能に設定された複数の筐体を用いて構成されていてもよい。
本発明の共有リソース管理方法は、共有リソースを利用してアプリケーションサービスを提供するシステムが実行する方法であって、ユーザ要求にかかるアプリケーションサービスの処理に必要となる共有リソースの使用予定量を取得する予定量取得手順と、そのユーザに対する共有リソースの使用許可量を取得する許可量取得手順と、使用許可量と使用予定量とに基づいて、そのアプリケーションサービスの処理可能性を判定する判定手順と、を含む。
本発明の共有リソース管理装置は、共有リソースを利用してアプリケーションサービスを提供するシステムを管理する装置であって、ユーザ要求にかかるアプリケーションサービスの処理に必要となる共有リソースの使用予定量を取得する予定量取得手段と、そのユーザに対する共有リソースの使用許可量を取得する許可量取得手段と、使用許可量と使用予定量とに基づいて、そのアプリケーションサービスの処理可能性を判定する判定手段と、を備える。
以下に本発明の代表的な実施の形態について説明する。ここでは、管理すべき共有リソースの例として、アプリケーションの提供システム内のLANを取り上げて説明する。
図1は、本実施の形態にかかる装置構成を説明する概略図である。ここには、クライアントマシンとしてのPC(パーソナルコンピュータ)10,12,14が示されており、それぞれ、通常はユーザu001,u002,u003によって使用されている。このPC10,12,14は、インターネット16に接続されており、また、インターネット16には、データセンタ20も接続されている。
データセンタ20は、アプリケーションサービスを提供するためのシステムを構成するものである。具体的には、インターネット16からLAN22が引き込まれ、このLAN22にはAP1提供装置24及びAP2提供装置26が接続されている。AP1提供装置24は、インターネット16を経由してアクセスする登録ユーザに対し、アプリケーションサービスAP1を提供するための装置であり、AP2提供装置26はアプリケーションサービスAP2を提供するための装置である。アプリケーションの例としては、データ交換サービスや、画像処理サービスなどを挙げることができる。このAP1提供装置24には、共有リソースとしてのLAN22を特定のユーザにのみ独占させないように、条件に従ってユーザの利用可能性を判定する判定部28が設けられている。また、同様にして、AP2提供装置26には判定部30が設けられている。判定部28,30は、次に述べるリソース集計装置32と連携しながら、アプリケーションサービスを要求するユーザに対し、要求を認めるか否かを判定するものである。
データセンタ20に設けられたリソース集計装置32は、LAN22の使用状況の集計等を行う装置である。このリソース集計装置32には、リソースにかかる演算を行う算出部34、及び、記憶されたデータとしてのリソース利用履歴テーブル36及びリソース利用可能量テーブル38が設けられている。リソース利用履歴テーブル36及びリソース利用可能量テーブル38は、算出部34によって参照され更新されるテーブルであり、算出部34はこれらのテーブルを用いてユーザの現時点における利用可能量の算出を行う。
ここで、図2及び図3を用いて、それぞれ、LAN22の利用にかかるリソース利用履歴テーブル36及びリソース利用可能量テーブル38の例を説明する。
図2に示したリソース利用履歴テーブル36には、左から右に向かって日時欄50、UID欄52、利用量欄54が設けられている。そして、上から下に向かって、各ユーザの利用にかかる記録がなされている。例えば、行60には、2005年5月11日の15時14分21秒にユーザu001によって1.3Mbyteのデータ転送がなされたことを示している。同様にして、行62は、2005年5月12日の9時53分3秒にユーザu002によって7.8Mbyteのデータ転送がなされたことを、行64は、2005年5月12日の11時55分31秒にユーザu001によって5.1Mbyteのデータ転送がなされたことを記録している。
図3に示したリソース利用可能量テーブル38は、このテーブルが更新された時刻において各ユーザに割り当てが基本設定されている基本割り当て量及び各ユーザの過去一定期間における利用積算量を表すものである。具体的には、テーブルの左から右にかけて、UID欄70、1時間当たり基本割り当て量欄72、1日当たり基本割り当て量欄74、過去1時間利用量欄76、過去1日利用量欄78が設けられている。例えば、行80は、ユーザu001に設定された基本割り当て量は、1時間当たり10Mbyte、1日当たり50Mbyteであり過去1時間に実際に利用した量は5.1Mbyte、過去1日に実際に利用した量は21.1Mbyteであることを示している。同様にして、行82は、ユーザu002に設定された基本割り当て量は、1時間当たり20Mbyte、1日当たり100Mbyteであり過去1時間及び過去1日に利用した量はそれぞれ0.0Mbyte及び32.9Mbyteであることを示している。
次に、これらの装置構成を利用した典型的な処理の流れを、図4、図5、図6を用いて説明する。
図4は、アプリケーションサービスの開始から終了までの一連の流れを説明するフローチャートである。アクセス権を有する登録ユーザは、クライアントマシンからインターネット16を経由して例えばAP1提供装置24にログインする。そして、データ転送をともなうアプリケーションサービスAP1を要求する(S10)。すると、AP1提供装置24は、リソース集計装置32に対し、サービス要求があったユーザのIDを送信する(S12)。
リソース集計装置32は、取得したユーザIDをもつユーザの現時点における利用可能量xを算出し、AP1提供装置24に送信する(S14)。この情報を受信したAP1提供装置24においては、判定部28が、現時点における利用可能量xはサービス要求されたアプリケーションサービスAP1の実施に必要なデータ転送量yよりも大きいか否かを判定する(S16)。そして、大きくない場合には、サービス要求を受け付けないこととし(S18)、ユーザにその旨を通知して処理を終了する。
これに対し、利用可能量xがデータ転送量yよりも大きい場合には、処理が可能であると判定し、AP1提供装置24はサービス要求を受け付けて、アプリケーションサービスAP1を実行する(S20)。サービスの実行が終了すると、AP1提供装置24からリソース集計装置32に対し実際に転送を行ったデータ転送量が送信され(S22)、リソース集計装置32はこのユーザのリソース利用履歴テーブル36とリソース利用可能量テーブル38を最新状態に更新して(S24)処理を終了する。
図5は、図4におけるステップS14の過程を詳しく示すフローチャートである。リソース集計装置32では、ユーザIDを受信すると、リソース利用可能量テーブル38の更新を行う(S30)。この更新は、前回の更新時にはリソース利用可能量テーブル38において過去所定期間の利用量として集計されていたが、現在時刻ではその所定期間からはみ出した利用の記録を、リソース利用履歴テーブル36から取得することで行う。すなわち、はみ出した分に対応する利用量が、リソース利用可能量テーブル38における過去1時間利用量及び過去1日利用量の値から減じられる。
続いて、算出部34は、更新したリソース利用可能量テーブル38を参照し、「a=(1日当たり基本割り当て量)−(過去1日利用量)」の演算(S32)、及び、「b=(1時間当たり基本割り当て量)−(過去1時間利用量)」の演算を行う(S34)。そして、求めたa,bの二つのうち大きな値を、現在のこのユーザの利用可能量xとして求める。
図6は、図4におけるステップS24の過程を詳しく示すフローチャートである。リソース集計装置32は、まず、リソース利用可能量テーブル38における過去1時間利用量及び過去1日利用量を更新する(S40)。この更新は、図5に示したステップS30と同様にして行われる。続いて、AP1提供装置24から入力されたユーザの要求にかかるデータ転送量に基づいて、リソース利用可能量テーブル38の過去1時間利用量及び過去一日利用量の値を増加させる(S42)。さらに、リソース利用履歴テーブル36に、入力されたユーザの要求にかかるデータ転送量についての記録を追加する(S44)。
以上に示した例は、様々に変形可能である。例えば、図3に示したリソース利用可能量テーブル38においては、1時間当たり基本割り当て量及び1日当たり基本割り当て量をユーザ別に設定した。しかし、これは、全ユーザについて共通に設定することも可能である。また、基本割り当て量を、各時点で実際にLAN22が使われている状況に基づいて動的に変更するようにしてもよい。例えば、割り当て時やその前の所定期間におけるLAN22の使用状況の情報を取得し、LAN22の容量を超えない範囲でユーザの基本割り当て量を動的に増やすことができる。
以下では、図7、図8、図9を用いて、実施態様の別の変形例について説明する。
図7は、変形例にかかる装置構成を説明する概略図である。この図は図1と対応する図であり、同一の構成には同一の番号を付して説明を省略する。
図7においては、図1に記したデータセンタ20の代わりにデータセンタ120が示されている。そしてデータセンタ120には、AP1提供装置124及びAP2提供装置126が設置されている。AP1提供装置124とAP2提供装置126には、図1のAP1提供装置24やAP2提供装置26とは異なり、判定部は設けられていない。また、データセンタ120には、図1に記したリソース集計装置32の代わりリソース管理装置132が設置されている。このリソース管理装置132には、図1のリソース集計装置32と同様に算出部34、リソース利用履歴テーブル36、リソース利用可能量テーブル38が備えられている他、判定部140と受付可能時刻算出部142も設けられている。
データセンタ120において特徴的な点の一つは、リソース管理装置132に判定部140が設けられ、ユーザ要求にかかるデータ転送が実施できるか否かを判定することである。これにより、アプリケーションを提供する装置が複数ある場合に、それぞれの装置に判定部を設ける必要がなくなる。また、データセンタ120においては、リソース管理装置132に受付可能時刻算出部142が設けられている点も特徴的である。この受付可能時刻算出部142は、ユーザ要求にかかるアプリケーションサービスを直ちに実施できない場合に、いつになれば実施できるようになるかを計算するものである。これにより、ユーザは、サービスの利用計画を立てることが可能となる。
図8は、図7に示した装置構成にかかる処理の流れを概観するフローチャートである。アクセス権を有する登録ユーザは、クライアントマシンからインターネット16を経由して例えばAP1提供装置124にログインする。そして、データ転送をともなうアプリケーションサービスAP1を要求する(S50)。すると、AP1提供装置124は、リソース管理装置132に対し、サービス要求があったユーザのIDとそのサービス要求を実行する上で必要となるデータ転送量yを送信する(S52)。
リソース管理装置132の算出部34は、取得したユーザIDに基づいてそのユーザの利用可能量xを算出する(S54)。そして、リソース管理装置132の判定部140は、算出された利用可能量xが、受信したデータ転送量yよりも大きいか否かに基づいて、実行可能性を判定する。
必要となるデータ転送量yの方が大きい場合には、リソース管理装置132の受付可能時刻算出部142がサービス提供可能となる時刻を算出し、AP1提供装置124に出力する。AP1提供装置124では、その旨をユーザに提示して処理を終了、あるいは、実行待ち状態に入る(S58)。
利用可能量xの方が大きい場合には、リソース管理装置132からAP1提供装置124に対してサービス受付が可能である旨の出力が行われ(S60)、AP1提供装置124はそのサービス要求を受け付けて実行する(S62)。実行が終了すると、AP1提供装置124からリソース管理装置132に対して実際に行ったデータ転送量が送信される(S64)。そこで、リソース管理装置132では、その利用状況をリソース利用履歴テーブル36とリソース利用可能量テーブル38に反映させる(S66)。
図9は、図8におけるステップS56とS58の過程、すなわちサービス可能となる時刻を算出する処理を詳しく示すフローチャートである。この場合、まず、算出部34は、リソース利用履歴テーブルの過去1時間利用量及び過去1日利用量を更新する(S70)。この処理は、図5のステップS30において説明した処理と同様に行われる。続いて、算出部34は、「a=(1日当たり基本割り当て量)−(過去1日利用量)」の演算、「b=(1時間当たり基本割り当て量)−(過去1時間利用量)」の演算、及び、「利用可能量x=Max(a,b)」の演算を実施する(S72)。判定部140は、この結果に基づいてx≧yを満たすか判定し(S74)、満たす場合には、現在利用可能であると判断する(S76)。一方、満たさないと判断された場合には、受付可能時刻算出部142に処理が委ねられる。
受付可能時刻算出部142では、最初に1時間当たりの利用可能量がy以上となる時刻t1を求める処理を行う(S80〜S88)。具体的には、まず、a≧yを満たすか否か判定する。満たす場合には、時刻t1として現在時刻を設定する(S80)。満たさないと判断した場合には、リソース利用履歴の過去1日の履歴のうち、未だ読み込まれていない最も古い履歴を読み込む(S82)。そして、読み込んだ履歴にかかるリソース利用量をaに追加し(S84)、更新後のaについてa≧yを満たすか否か判定する。満たさない場合はステップS82からの処理が繰り返される。満たす場合には、その履歴項目に対応する時刻に1日をプラスした時刻が1時間あたりの利用可能量がy以上となる時刻t1として設定される。
続いて、受付可能時刻算出部142では、同様にして、1日当たりの利用可能量がy以上となる時刻t2を求める(S90)。そして、得られたt1とt2のうち大きな値を、ユーザ要求にかかる処理が実行可能となる時刻tとして算出する(S92)。
本実施の形態にかかる装置構成例を説明する概略図である。 リソース利用履歴テーブルの例を示す図である。 リソース利用可能量テーブルの例を示す図である。 処理の流れの例を示すフローチャートである。 図4のステップS14を詳しく説明するフローチャートである。 図4のステップS24を詳しく説明するフローチャートである。 変形例にかかる装置構成を説明する概略図である。 変形例の処理の流れの例を示すフローチャートである。 図8のステップS56,S58を詳しく説明するフローチャートである。
符号の説明
10,12,14 PC、16 インターネット、20,120 データセンタ、22 LAN、24,124 AP1提供装置、26,126 AP2提供装置、28,30,140 判定部、32 リソース集計装置、34 算出部、36 リソース利用履歴テーブル、38 リソース利用可能量テーブル、132 リソース管理装置、142 受付可能時刻算出部、AP1 アプリケーションサービス、AP2 アプリケーションサービス。

Claims (8)

  1. 共有リソースを利用してアプリケーションサービスを提供するシステムに対し、
    ユーザ要求にかかるアプリケーションサービスの処理に必要となる共有リソースの使用予定量を取得する予定量取得手順と、
    そのユーザに対する共有リソースの使用許可量を取得する許可量取得手順と、
    使用許可量と使用予定量とに基づいて、そのアプリケーションサービスの処理可能性を判定する判定手順と、
    を実行させる、ことを特徴とする共有リソース管理プログラム。
  2. 請求項1に記載の共有リソース管理プログラムにおいて、
    共有リソースは、ネットワークについてのリソースである、ことを特徴とする共有リソース管理プログラム。
  3. 請求項1に記載の共有リソース管理プログラムにおいて、
    許可量取得手順において取得する使用許可量は、そのユーザに対する基本割当量と、そのユーザの過去のリソース使用量に基づいて決定される、ことを特徴とする共有リソース管理プログラム。
  4. 請求項1に記載の共有リソース管理プログラムにおいて、
    当該システムに対し、全共有リソースの未使用量を取得する未使用量取得手順を実行させ、
    判定手順においては、全共有リソースの未使用量にも基づいて判定を行う、ことを特徴とする共有リソース管理プログラム。
  5. 請求項1に記載の共有リソース管理プログラムにおいて、
    判定手順においては、その時点での処理が不可能であると判定される場合に、処理が可能となる予定時刻が算出される、ことを特徴とする共有リソース管理プログラム。
  6. 共有リソースを利用してアプリケーションサービスを提供する提供手段と、
    ユーザ要求にかかるアプリケーションサービスの処理に必要となる共有リソースの使用予定量を取得する予定量取得手段と、
    そのユーザに対する共有リソースの使用許可量を取得する許可量取得手段と、
    使用許可量と使用予定量とに基づいて、そのアプリケーションサービスの処理可能性を判定する判定手段と、
    を備える、ことを特徴とするアプリケーションサービス提供システム。
  7. 共有リソースを利用してアプリケーションサービスを提供するシステムが実行する方法であって、
    ユーザ要求にかかるアプリケーションサービスの処理に必要となる共有リソースの使用予定量を取得する予定量取得手順と、
    そのユーザに対する共有リソースの使用許可量を取得する許可量取得手順と、
    使用許可量と使用予定量とに基づいて、そのアプリケーションサービスの処理可能性を判定する判定手順と、
    を含む、ことを特徴とする共有リソース管理方法。
  8. 共有リソースを利用してアプリケーションサービスを提供するシステムを管理する装置であって、
    ユーザ要求にかかるアプリケーションサービスの処理に必要となる共有リソースの使用予定量を取得する予定量取得手段と、
    そのユーザに対する共有リソースの使用許可量を取得する許可量取得手段と、
    使用許可量と使用予定量とに基づいて、そのアプリケーションサービスの処理可能性を判定する判定手段と、
    を備える、ことを特徴とする共有リソース管理装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013065172A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、プログラムおよび情報処理システム

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