JP2006243311A - 光学媒体の光学特性の解析方法、解析装置及製造監視方法 - Google Patents

光学媒体の光学特性の解析方法、解析装置及製造監視方法 Download PDF

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    • G01J4/00Measuring polarisation of light
    • G01J4/04Polarimeters using electric detection means

Abstract

【課題】 偏光を変換する特性を有する光学媒体の光学特性を、正確に解析可能な方法を提供する。
【解決手段】 光の入射面と出射面とを有する光学媒体に、入射面に対して極角θ(0°<θ<90°)だけ傾けた方向から互いに異なる偏光状態をもつ光を入射させて、それぞれの入射光に対応する出射面から出射した出射光の偏光状態を得、入射させた入射光の偏光ベクトルと、出射光の偏光ベクトルとが、下記式(1)を満足するジョーンズ行列Mを求める。式中、Es及びEp、Es’及びEp’はs偏光及びp偏光の偏光ベクトルであり、Q、Q’は偏光状態の変化を表すダイナミクス行列である。
Figure 2006243311

【選択図】 なし

Description

本発明は、光学媒体の光学特性の解析方法に関し、特に液晶ディスプレイの開発設計に有用な光学フィルムの光学特性の解析方法に関する。また、本発明は、前記解析方法を利用した光学媒体の解析装置及び製造監視方法にも関する。
液晶表示装置は、通常、液晶セル及び偏光板を有する。前記偏光板は、一般的に保護フィルム及び偏光膜を有し、例えば、ポリビニルアルコールフィルムからなる偏光膜をヨウ素にて染色し、延伸を行い、その両面を保護フィルムにて積層して得られる。透過型液晶表示装置では、偏光板を液晶セルの両側に取り付け、さらには一枚以上の光学補償フィルムを配置することもある。反射型液晶表示装置では、通常、反射板、液晶セル、一枚以上の光学補償フィルム、偏光板の順に配置する。液晶セルは、液晶性分子、それを封入するための二枚の基板及び液晶性分子に電圧を加えるための電極層からなる。液晶セルは、液晶性分子の配向状態の違いで、ON、OFF表示を行い、透過及び反射型いずれにも適用できる、TN(Twisted Nematic)、IPS(In−Plane Switching)、OCB(Optically Compensatory Bend)、VA(Vertically Aligned)、ECB(Electrically Controlled Birefringence)のような表示モードが提案されている。
この様なLCDの中でも、高い表示品位が必要な用途については、光学フィルムによる視角補償をするのが一般的である。特に、正の誘電率異方性を有するネマチック液晶分子を用い、薄膜トタンジスタにより駆動する90度ねじれネマチック型液晶表示装置(以下、TNモードという)にはディスコチック化合物を用いた光学補償フィルムが用いられており、応答速度の速さに特長を持つOCBモード(あるいはベンドモード)では、特許文献1及び2に記載の方法によって光学補償フィルムを適用している。
これらに用いられるフィルムは、従来、1軸性の複屈折媒体や2軸性の複屈折媒体、あるいはこれらの積層体で定義されることがあった。その場合、これらのモデルを用いて、斜め方向の伝播行列を計算し、光学フィルムを用いた液晶表示素子の光学特性を評価することになる。これらのモデルを用いて、光の偏光状態を解析する従来の方法として非特許文献1〜5に記載の方法がある。
しかし、これらの方法では、実際の光学フィルムの光学特性を正確に表すことは難しい。なぜなら、実際の光学フィルムの内部構造は複雑であり(非特許文献6)、単純な1軸モデルや2軸モデルでは記述するのは不十分であり、また積層体のモデルでも内部の微細構造を正確に得てモデル化することは非常に難しく、光軸をもつ複屈折媒体の積層体として現実のフィルムを正確に表すことは甚だ困難であった。
特開平9−211444号公報 特開平11−316378号公報 応用物理学会工学懇話会、結晶工学、森北出版(1975) A. Lien, Appl. Phys. Lett. Vol. 57, (1990) 2667. P. Yeh, J. Opt. Soc. Am., Vol. 72, (1982) 507. P. Yeh, J. Opt. Soc. Am., Vol. 10, (1993) 966. D. W. Berreman, J. Opt. Soc. Am., Vol. 62, (1972) 502. Y. Takahashi, H. Watanabe, T. Kato: Proc. Jpn. Liq. Cryst. Conf. (2003) p.194.
本発明は、偏光を変換する特性を持つ光学媒体の斜め方向からの入射光ベクトルと測定された射出光ベクトルを用いて、偏光を変換する特性を持つ光学媒体の斜め方向のジョーンズ行列を得ることを特徴とする光学媒体の斜め入射時光学特性測定方法を提供することを課題とする。また、本発明は、偏光を変換する特性を有する光学媒体の光学特性を、従来の1軸・2軸・多層体のモデルを用いることなしに、正確に解析可能な方法及び解析装置を提供することを課題とする。また、本発明は、安定的に均一な光学特性の光学媒体を製造するための製造監視方法を提供することを課題とする。
本発明の課題を解決する手段は以下の通りである。
(1) 光の入射面と出射面とを有する光学媒体に、前記入射面に対して極角θ(0°<θ<90°)だけ傾けた方向から互いに異なる偏光状態をもつ少なくとも3つの光を入射させて、それぞれの入射光に対応する前記出射面から出射した出射光の偏光状態をそれぞれ得、前記入射させた少なくとも3つの入射光の偏光ベクトルと、それぞれの入射光に対応する出射光の偏光ベクトルとが、下記式(1)を満足するジョーンズ行列Mを求めることを含む光学媒体の光学特性の解析方法:
Figure 2006243311
式中、Es及びEpはそれぞれ入射側のs偏光及びp偏光の偏光ベクトル、Es’及びEp’はそれぞれ出射側のs偏光及びp偏光の偏光ベクトルであり、Qは光が空気から前記光学媒体に入射した際の偏光状態の変化を表すダイナミクス行列であり、Q’は光が前記光学媒体から空気に出射した際の偏光状態の変化を表すダイナミクス行列である。
(2) 前記光学媒体の複屈折率が0.1程度以下である場合に、Qとして下記式(q1)の行列及びQ’として下記式(q2)の行列を用いる(1)の方法:
Figure 2006243311
式中、nは空気の屈折率、noは測定する光学媒体の平均屈折率、θは入射角度及びθ0は光学媒体中の光の屈折角である。
(3) Es、Ep、Es’及びEp’として、ストークスパラメータを算出して、Es、Ep、Es’及びEp’の偏光特性を記述して解析を行うことを特徴とする(1)又は(2)の方法。
(4) 方位角φ(0°<φ<360°)が異なる少なくとも2つの方向から、互いに異なる偏光状態を有する少なくとも3つの光を入射して、前記(1)式を満足するジョーンズ行列をそれぞれ求め、ジョーンズ行列を決定する少なくとも一つの変数の方位角依存性を得ることをさらに含む(1)〜(3)のいずれかの方法。
(5) 極角θ(0°<θ<90°)が異なる少なくとも2つの方向から、互いに異なる偏光状態を有する少なくとも3つの光を入射して、前記(1)式を満足するジョーンズ行列をそれぞれ求め、ジョーンズ行列を決定する少なくとも一つの変数の極角依存性を得ることをさらに含む(1)〜(3)のいずれかの方法。
(6) 光源と、該光源からの光を少なくとも3つの異なる偏光状態の入射光として、光学媒体の任意の面に極角θ(0°<θ<90°)だけ傾けた方向から入射する入射手段と、それぞれの入射光に対応する光学媒体からの出射光の偏光状態を検出する検出手段と、それぞれの入射光の偏光ベクトルとそれに対応する出射光の偏光ベクトルとが、それぞれ下記式(1)を満足する様に、ジョーンズ行列Mを決定する計算手段とを含む光学媒体の光学特性の解析装置:
Figure 2006243311
式中、Es及びEpはそれぞれ入射側のs偏光及びp偏光の偏光ベクトル、Es’及びEp’はそれぞれ出射側のs偏光及びp偏光の偏光ベクトルであり、Qは光が空気から前記光学媒体に入射した際の透過状態の変化を表すダイナミクス行列であり、Q’は光が前記光学媒体から空気に出射した際の透過状態の変化を表すダイナミクス行列である。
(7) 前記入射手段が、極角θ(0°<θ<90°)及び/又は方位角φ(0°<φ<360°)が互いに異なる少なくとも2の方向から、偏光状態の異なる少なくとも3つの光を光学媒体の任意の面に入射可能な手段である(6)の装置。
(8) 計算手段によって決定されたジョーンズ行列の少なくとも一つの変数を、極角θ及び/又は方位角φに対してプロットしてグラフとして出力する出力手段をさらに備えた(7)の装置。
(9) 光の入射面と出射面とを有する光学媒体に、前記入射面に対して極角θ(0°<θ<90°)だけ傾けた方向から互いに異なる偏光状態をもつ少なくとも3つの光を入射させて、それぞれの入射光に対応する前記出射面から出射した出射光の偏光状態をそれぞれ得、前記入射させた少なくとも3つの入射光の偏光ベクトルと、それぞれの入射光に対応する出射光の偏光ベクトルとが、下記式(1)を満足するジョーンズ行列Mを求め、ジョーンズ行列Mを決定する少なくとも一つの変数について、理想値からの変位を監視することを含む光学媒体の製造監視方法:
Figure 2006243311
式中、Es及びEpはそれぞれ入射側のs偏光及びp偏光の偏光ベクトル、Es’及びEp’はそれぞれ出射側のs偏光及びp偏光の偏光ベクトルであり、Qは光が空気から前記光学媒体に入射した際の透過状態の変化を表すダイナミクス行列であり、Q’は光が前記光学媒体から空気に出射した際の透過状態の変化を表すダイナミクス行列である。
本発明では、従来の1軸・2軸・多層体のモデルを用いることなしに、光学媒体の斜め入射光に関する偏光状態変化を表すジョーンズ行列を求めて、光学媒体の光学特性を解析している。その結果、光学媒体の光学特性をより正確に表わすことができ、現実のフィルムの特性に即したディスプレイの光学設計がより高い精度で行うことができるという優れた効果を奏する。また、本発明によれば、光学媒体の製造安定性の改善に寄与する製造監視方法を提供することができる。
発明の実施の形態
以下、式および図面を用いて本発明の作用を説明する。
本発明は、液晶ディスプレイ用光学補償フィルムなどの偏光状態を変換する光学特性を有する光学媒体の光学特性の解析方法に関する。液晶ディスプレイ用光学補償フィルムなどの偏光状態を変換する光学特性を有する光学媒体のジョーンズ行列Mは、ユニタリー行列であり、吸収がない場合は下記式(2)で表される。
Figure 2006243311
式(1)中、a、b、c及びdは実数であり、これらには下記式(3)の関係がある。
Figure 2006243311
したがって、a、b、c及びdの独立変数は3つである。
正面から光が入射した場合と異なり、斜め方向から光が入射した場合には、s偏光およびp偏光ベクトルを考慮する必要がある。また、空気−光学媒体界面におけるフレネル透過係数を考慮する必要がある。これらを考慮し、拡張ジョーンズ行列の考え方を導入する(非特許文献3、4)。すなわち、光学媒体間には仮想的な厚さ0の等方層があると仮定する。さらに、測定する光学媒体の複屈折率、すなわち、異方性は無視できるほど小さいと仮定する(非特許文献3、4)。この場合、入射側の偏光特性と出射側の偏光特性を関係付ける伝播行列は下記式(1)の様に簡略化されて表せる。
Figure 2006243311
式中、Es及びEpはそれぞれ入射側のs偏光及びp偏光の偏光ベクトル、Es’及びEp’はそれぞれ出射側のs偏光及びp偏光の偏光ベクトルであり、Qは光が空気から前記光学媒体に入射した際の偏光状態の変化を表すダイナミクス行列であり、Q’は光が前記光学媒体から空気に出射した際の偏光状態の変化を表すダイナミクス行列である。
本発明では、光学媒体に、極角θ(0°<θ<90°)だけ傾けた方向から互いに異なる偏光状態をもつ少なくとも3つの光を入射させて、それぞれの入射光に対応する出射光の偏光状態をそれぞれ得、前記入射させた少なくとも3つの入射光の偏光ベクトル(Es、Ep)と、それぞれの入射光に対応する出射光の偏光ベクトル(Es’、Ep’)とが、前記式(1)を満足するジョーンズ行列Mを求める。本発明によれば、従来の解析に用いていた1軸・2軸・多層体のモデル等を用いないので、より実際の光学特性を反映したジョーンズ行列Mを求めることができる。なお、「極角」とは、光学媒体の入射面をxy平面とした場合に、z軸方向の傾きをいい、極角=0°は入射面に平行で、極角=90°は入射面の法線方向に一致する。
前記光学媒体の複屈折率が0.1程度以下である場合は、フレネルの透過係数を用いて、Qは下記式(q1)の行列で近似でき、且つQ’は下記式(q2)の行列で近似することができる。
Figure 2006243311
式中、nは空気の屈折率、noは測定する光学媒体の平均屈折率、θは入射角度及びθ0は光学媒体中の光の屈折角である。
即ち、上記式(1)は、下記式(1’)となり、式(1’)中、ts’、tp’、ts及びtpはそれぞれ式(4)〜(7)で表される。
Figure 2006243311
上記数式(1)(光学媒体の複屈折率が0.1程度以下の場合は上記数式(1’))によって、入射側の偏光状態と出射側の偏光状態との関係を表すことができる。本発明ではこの関係を利用して、光学媒体の斜め方向のジョーンズ行列を求めることができることに着目し、新たな光学媒体の斜め入射時光学特性測定方法を提供するものである。
後述するが、入射光及び出射光の偏光ベクトルは、例えば、エリプソメータを用いて測定すると、入射角の関数であるストークスパラメータ(S1,、S2,、S3)として得られる。本発明の解析方法では、入射光及び出射光のストークスパラメータをそれぞれ算出して、Es、Ep、Es’及びEp’の偏光特性を記述して解析を行ってもよい。
さらに、方位角φ(0°<φ<360°)が異なる少なくとも2つの方向から、同様に、互いに異なる偏光状態を有する少なくとも3つの光を入射して、前記(1)式を満足するジョーンズ行列をそれぞれ求めることにより、ジョーンズ行列Mを決定する上記a、b、c及びdの少なくとも一つの変数の方位角依存性を得ることができる。また、極角θ(0°<θ<90°)が異なる少なくとも2つの方向から、互いに異なる偏光状態を有する少なくとも3つの光を入射して、前記(1)式を満足するジョーンズ行列をそれぞれ求めることにより、ジョーンズ行列Mを決定する上記a、b、c及びdの少なくとも一つの変数の極角依存性を得ることができる。変数上記a、b、c及びdの方位角依存性または極角依存性を全方位角範囲(0°〜360°)及び全極角範囲(0°〜90°)で知ることができ、光学媒体の完全な特性マップを得ることができる。なお、方位角とは、光学媒体の入射面内の直交する軸の一方に対する傾きであり、例えば、光学媒体の入射面に向って右側、水平方向をx軸+側とした場合の反時計回りのx軸となす角を意味する。
本発明の解析方法の流れを図1及び図2を参考に説明する。
図1は、本発明の解析方法を利用した解析装置の例を示す模式図である。
図1の解析装置は、光源12と、光学フィルム等のサンプル10を回転可能に支持し、サンプル10をa軸回りに回転させることによって光源12からの光を所定の極角θ(0°<θ<90°)で入射させる支持部材(不図示)とを有する。支持部材は、サンプル10をb軸回りに回転させることによって光源12からの光を所定の方位角φ(0°<φ<360°)で入射させる機構を備えていてもよい。さらに、光源12からサンプル10に入射する光の偏光角αは、例えば、光源12自体が備える機構によって、又は、光源12とサンプル10との間に配置される偏光板、フィルター等によって所定の角度に設定し得る様に構成されている。
サンプル10に入射した偏光角αの光は、サンプル10を通過することによって偏光状態が変換されて、出射し、出射光は検出器14によって検出される。検出器14がエリプソメータである場合は、例えば、入射光の偏光角αの関数であるストークスパラメータ:S1,S2,S3が測定される。複数(少なくとも3種)の偏光状態(偏光角)が異なる入射光を入射させて、得られた出射光のストークスパラメータは、計算機16に入力され、計算機16は、入力されたストークスパラメータを、式(1)を用いてフィッティングし、ジョーンズ行列 (a、b、c、d)を算出する。
図2を用いて、より具体的に本発明の解析方法の流れを説明する。
まず、光源12からサンプル10に入射する際の極角θ及び方位角φだけ支持部材を回転させてサンプル10を固定する(ステップ11:S11)。次に計算機16にジョーンズ行列Mのa、b、c及びdの仮定値を初期値として入力する(ステップ12:S12)。次に、サンプル10に入射する入射光の偏光角α1(例えば0°)についてEs及びEpを算出して、同様に計算機16に入力する(ステップ13:S13)。ここで、入射光の偏光角をα1とすると、出射光の偏光状態を表すEs及びEpは、それぞれEs=sinα1及びEp=cosα1となるので、これらの値を計算機16に入力する。実際に偏光角α1の偏光を、光源12からサンプル10に極角θ及び方位角φで入射して、出射光のストークスパラメータS1、S2及びS3をエリプソメータ等の検出器14で測定し(ステップ14:S14)、計算機16に入力する。実測値から得られたストークスパラメータS1、S2及びS3とは別に、ステップ12で入力したa、b、c及びdの初期値からストークスパラメータS1’、S2’及びS3’を算出する(ステップ15:S15)。実測値から得られたストークスパラメータS1、S2及びS3と、計算して得られたストークスパラメータS1’、S2’及びS3’との差を下記式(8)で表す。
式(8)
D(α1)=(S1−S1’)2+(S2−S2’)2+(S3−S3’)2
次に、偏光角α2(≠α1、例えば45°)の入射光についても同様の処理S13’〜S16’を実行して式(8)で表されるD(α2)を得る。さらに偏光角α3(≠α1≠α2、例えば90°)の入射光についても同様の処理S13”〜S16”を実行して式8で表されるD(α3)を得る。少なくとも3つの異なる偏光角αの偏光をサンプル10に入射させてD(α)を得、ΣD(α)が最小になるa、b、c及びdを、上記式(3)a2+b2+c2+d2=1の条件を満足する様にパラメータフィッティングして求める(ステップ17:S17)。より具体的には、少なくとも3つの異なるαについいて、それぞれ、S1'、S2’、S3’及びD(α)を再計算し、さらにΣD(α)を再計算し、そのΣD(α)が最小になるa,b,c,dをa2+b2+c2+d2=1の条件のもと、パラメータフィッティングして求める。
この様にして、従来のモデルを使用することなく、サンプル10に極角θで斜め入射した光の偏光状態を算出するのに必要なジョーンズ行列Mを求めることができる。
さらに、方位角φを、0°〜360°の範囲で変化させて、同様の操作を行うことによって、ジョーンズ行列Mを決定するパラメータa、b、c及びdの方位角依存性を求めることができる。また、極角θを0〜90°の範囲で変化させて同様の操作を行うことによって、ジョーンズ行列Mを決定するパラメータa、b、c及びdの極角依存性を求めることができる。例えば、計算機16によって決定されたジョーンズ行列Mのパラメータa、b、c及びdを、方位角φに対して及び/又は極角θに対してプロットして、グラフとして出力することにより、サンプル10の完全な特性マップを得ることができる(例えば、後述する実施例1で得られた図3に示すグラフ等)。
上記例では、入射光は直線偏光であったが、必ずしも直線偏光である必要はなく、楕円偏光や円偏光であってもよい。その場合のEs及びEpは、いわゆるジョーンズベクトルの記述で表される。例えば、右回り円偏光では、Es=1/√2、Ep=i/√2となる。ジョーンズベクトルについては非特許文献1に詳しく説明がある。
図2に示した様に、少なくとも3つの独立した偏光状態の入射光を用いて、a、b、c及びdを求めることが可能である。しかし、入射する偏光状態の角度や楕円率により求める変数が算出される精度が悪くなることを防ぐため、なるべく多くの異なった偏光状態の測定をして、a、b、c及びdのパラメータフィッティングをすることが望ましい。
また、本発明の解析方法を利用した装置は、図1に示す構成に限定されず、他の部材を含んでいてもよい。例えば、上記した様に、サンプル10と光源12との間に、入射光の偏光角を調節する偏光膜を配置してもよいし、さらに偏光膜とサンプル10との間にフィルターを配置してもよい。また、反射型の測定をする場合は反射板を間に配置してもよい。
また、本発明の測定によって得られたジョーンズ行列を用いると、このジョーンズ行列をあたかも一つの部品として光学シミュレーションすることが可能である。すなわち、従来のモデルのように、1軸または2軸の複屈折媒体を仮定する、または、光軸と複屈折をもつ複屈折媒体の積層体を仮定することなしで、測定されたジョーンズマトリックスのままで光学シミュレーションすることが可能となる。よって、より現実の構成に即した精度の高い光学シミュレーションが可能となる。
具体的には、本発明の測定によって得られた前記光学媒体の斜め方向のジョーンズ行列を用いて、本測定または別方法により導出された他の光学部品のジョーンズ行列との積を計算することによって、液晶ディスプレイなどの光学素子の光伝播行列を計算することができる。斜め方向の伝播行列の方法には非特許文献3及び4の方法を用いることができる。伝播行列の計算が得られれば、光学素子の透過率、色味、コントラストなどの光学特性を予想することが可能となる。
また、本発明の測定法および計算法を測定装置または液晶シミュレーターなどの計算装置に組み込むことも可能である。そうすれば、本発明の方法を効率的に行うことが出来、光学フィルム等の光学媒体の解析や液晶ディスプレイの光学設計に役立つ強力な装置となる。
さらに、上述した装置を光学フィルムや液晶セルなどの光学媒体の製造ラインに組む込むことも可能である。具体的には、光の入射面と出射面とを有する光学媒体に、前記入射面に対して極角θ(0°<θ<90°)だけ傾けた方向から互いに異なる偏光状態をもつ少なくとも3つの光を入射させて、それぞれの入射光に対応する前記出射面から出射した出射光の偏光状態をそれぞれ得、前記入射させた少なくとも3つの入射光の偏光ベクトルと、それぞれの入射光に対応する出射光の偏光ベクトルとが、前記式(1)を満足するジョーンズ行列Mを求め、ジョーンズ行列Mを決定する少なくとも一つの変数について、理想値からの変位を監視することを含む光学媒体の製造監視方法を提供することができる。前記製造監視方法を用いれば、監視結果を製造ラインで即座に工程にフィードバックでき、製品の特性モニタリング、不良解析に寄与する。
本発明の解析方法の対象は、偏光を変換する機能を有する光学媒体であれば特に制限されない。例えば、液晶表示装置、液晶偏光制御デバイス、その他の一般的な偏光制御デバイスに用いられる種々の光学媒体、例えば、光学補償フィルム、偏光板の保護フィルム、位相差フィルム、液晶セル、偏光制御ユニット等の光学特性の解析に利用することができる。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。これらの実施例は本願発明の内容の具体例を示すものであり、本願発明がこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
図1に示した構成の解析装置を用いて、ポリマーフィルムのジョーンズ行列の測定を行った。測定には延伸したポリマーフィルム(図中10)を用い、入射光の波長は589nmとした。出射光の偏光状態の測定には、透過型エリプソメータ(図中14)を用いた。ポリマーフィルムはアッベ法により屈折率の平均値を測定し、その値は1.50であった。入射光の偏光方向αは、0度、45度、90度、135度で変化させ、偏光状態すなわちストークスパラメータ(S1,S2,S3)を測定した。測定したストークスパラメータを式(1)(より具体的には式(1’))を用いて3パラメータにフィッティングさせることにより、a、b、c及びdを決定した。この測定を極角θ、方位角φを変化させて繰り返すことにより、全方位のジョーンズ行列を求めた。パラメーターフィティングには、準ニュートン法による反復計算法を用いた。
<得られたジョーンズ行列の変数の結果>
図3に得られたジョーンズ行列の変数a,b,c,dの結果を示す。全ての極角θ及び方位角φにおいて、従来のモデルを用いずとも、完全なフィルムの特性マップを得ることが可能であった。また、比較として、従来の2軸の複屈折媒体のモデルを用いて理論的に計算したa,b,c,dの値を図4に示す。ここで用いた値は、nx=1.5,ny=1.4997,nz=1.4982,厚さ=100mmである。図3と図4は似ているがプロファイルが異なっている。、特に、2軸の複屈折媒体のモデルを用いた図4ではCの値が常に0であるが、これはこのジョーンズ行列の固有ベクトルが角度に寄らず直線偏光であることを表わす。これに対し、図3ではCの値が0では無く、角度によって値が変化しており、ジョーンズ行列の固有ベクトルが角度に寄らず直線偏光とは限らず、2軸複屈折媒体モデルでは表されない。図3と図4の相違は実際の光学媒体を従来モデルで表すことが困難なことを意味している。本発明の方法で実際の光学媒体を正確に表現することが可能となることが理解できる。
[実施例2]
実施例1で得られたジョーンズ行列を用いて、光学素子すなわち本実施例では液晶ディスプレイの特性を計算した。用いた液晶層は垂直配向(Vertical Alligned)の黒状態すなわち無電加状態を仮定し、黒状態における光学補償の計算を行った。液晶層のΔn・dを300nmにし、液晶層を直交した偏光板で挟み、上下偏光板と液晶層の間に測定した光学媒体を1枚ずつ配置した。光学媒体の配置方法は、測定した極角の0度方向と偏光板の透過軸とを平行にするように配置させた。計算は偏光板の透過軸と45度の方位角方向(いわゆるOff Axis)における極角を変化させ透過率計算を行った。透過率計算には非特許文献6に示された拡張ジョーンズ行列法を用い、実施例1で得られたジョーンズ行列と、別途拡張ジョーンズ行列によって得られた偏光板および液晶のジョーンズ行列の積を計算して求めた。また、比較のため、計算と全く同じ構成で実際に液晶セルを作製し透過率測定を行った。
<表示装置の透過率計算結果>
実施例2の計算結果を図5に示す。本発明の方法を用いて得られたジョーンズ行列を用いて透過率の極角依存性が計算できることが示されている。比較として実際に測定した透過率測定結果とも良い一致を示しており、本発明の解析法が実際の透過率測定などの予測に役立ち、液晶ディスプレイなど光学素子の設計に有用であることがわかる。
本発明の解析方法を利用した装置の構成例を説明する概略模式図である。 本発明の解析方法のフローチャートの一例である。 実施例1における測定結果である。 従来のモデルを用いて得られた結果であり、実施例1における測定結果の効果を説明するための計算結果である。 実施例2における計算結果である。
符号の説明
10 サンプル(光学媒体)
12 光源
14 検出器
16 計算機

Claims (9)

  1. 光の入射面と出射面とを有する光学媒体に、前記入射面に対して極角θ(0°<θ<90°)だけ傾けた方向から互いに異なる偏光状態をもつ少なくとも3つの光を入射させて、それぞれの入射光に対応する前記出射面から出射した出射光の偏光状態をそれぞれ得、前記入射させた少なくとも3つの入射光の偏光ベクトルと、それぞれの入射光に対応する出射光の偏光ベクトルとが、下記式(1)を満足するジョーンズ行列Mを求めることを含む光学媒体の光学特性の解析方法:
    Figure 2006243311
    式中、Es及びEpはそれぞれ入射側のs偏光及びp偏光の偏光ベクトル、Es’及びEp’はそれぞれ出射側のs偏光及びp偏光の偏光ベクトルであり、Qは光が空気から前記光学媒体に入射した際の偏光状態の変化を表すダイナミクス行列であり、Q’は光が前記光学媒体から空気に出射した際の偏光状態の変化を表すダイナミクス行列である。
  2. 前記光学媒体の複屈折率が0.1程度以下である場合に、Qとして下記式(q1)の行列及びQ’として下記式(q2)の行列を用いる請求項1の方法:
    Figure 2006243311
    式中、nは空気の屈折率、noは測定する光学媒体の平均屈折率、θは入射角度及びθ0は光学媒体中の光の屈折角である。
  3. Es、Ep、Es’及びEp’として、ストークスパラメータを算出して、Es、Ep、Es’及びEp’の偏光特性を記述して解析を行うことを特徴とする請求項1又は2の方法。
  4. 方位角φ(0°<φ<360°)が異なる少なくとも2つの方向から、互いに異なる偏光状態を有する少なくとも3つの光を入射して、前記(1)式を満足するジョーンズ行列をそれぞれ求め、ジョーンズ行列を決定する少なくとも一つの変数の方位角依存性を得ることをさらに含む請求項1〜3のいずれかの方法。
  5. 極角θ(0°<θ<90°)が異なる少なくとも2つの方向から、互いに異なる偏光状態を有する少なくとも3つの光を入射して、前記(1)式を満足するジョーンズ行列をそれぞれ求め、ジョーンズ行列を決定する少なくとも一つの変数の極角依存性を得ることをさらに含む請求項1〜3のいずれかの方法。
  6. 光源と、該光源からの光を少なくとも3つの異なる偏光状態の入射光として、光学媒体の任意の面に極角θ(0°<θ<90°)だけ傾けた方向から入射する入射手段と、それぞれの入射光に対応する光学媒体からの出射光の偏光状態を検出する検出手段と、それぞれの入射光の偏光ベクトルとそれに対応する出射光の偏光ベクトルとが、それぞれ下記式(1)を満足する様に、ジョーンズ行列Mを決定する計算手段とを含む光学媒体の光学特性の解析装置:
    Figure 2006243311
    式中、Es及びEpはそれぞれ入射側のs偏光及びp偏光の偏光ベクトル、Es’及びEp’はそれぞれ出射側のs偏光及びp偏光の偏光ベクトルであり、Qは光が空気から前記光学媒体に入射した際の透過状態の変化を表すダイナミクス行列であり、Q’は光が前記光学媒体から空気に出射した際の透過状態の変化を表すダイナミクス行列である。
  7. 前記入射手段が、極角θ(0°<θ<90°)及び/又は方位角φ(0°<φ<360°)が互いに異なる少なくとも2の方向から、偏光状態の異なる少なくとも3つの光を光学媒体の任意の面に入射可能な手段である請求項6に記載の装置。
  8. 計算手段によって決定されたジョーンズ行列の少なくとも一つの変数を、極角θ及び/又は方位角φに対してプロットしてグラフとして出力する出力手段をさらに備えた請求項7に記載の装置。
  9. 光の入射面と出射面とを有する光学媒体に、前記入射面に対して極角θ(0°<θ<90°)だけ傾けた方向から互いに異なる偏光状態をもつ少なくとも3つの光を入射させて、それぞれの入射光に対応する前記出射面から出射した出射光の偏光状態をそれぞれ得、前記入射させた少なくとも3つの入射光の偏光ベクトルと、それぞれの入射光に対応する出射光の偏光ベクトルとが、下記式(1)を満足するジョーンズ行列Mを求め、ジョーンズ行列Mを決定する少なくとも一つの変数について、理想値からの変位を監視することを含む光学媒体の製造監視方法:
    Figure 2006243311
    式中、Es及びEpはそれぞれ入射側のs偏光及びp偏光の偏光ベクトル、Es’及びEp’はそれぞれ出射側のs偏光及びp偏光の偏光ベクトルであり、Qは光が空気から前記光学媒体に入射した際の透過状態の変化を表すダイナミクス行列であり、Q’は光が前記光学媒体から空気に出射した際の透過状態の変化を表すダイナミクス行列である。
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