JP2006242892A - 茹麺の膨潤非崩壊領域の判定方法 - Google Patents

茹麺の膨潤非崩壊領域の判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高価なMRIを用いることなく、安価かつ簡便な破断試験を行うことにより、茹麺の膨潤非崩壊領域について、MRIを用いた場合とほとんど同じ高い精度の判定結果を安価かつ簡便に得ることができる茹麺の膨潤非崩壊領域の判定方法を提供する。
【解決手段】茹麺を破断試験に供して、茹麺の荷重−変位曲線を求め、得られた荷重−変位曲線を二次微分し、得られた二次微分曲線の最小点に最も近接する極大点を含む部分を二次関数で近似し、得られた二次関数曲線の極大値を与える点から茹麺の膨潤非崩壊領域を求めることにより、上記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、茹麺の膨潤非崩壊領域を安価かつ簡便に判定する茹麺の膨潤非崩壊領域の判定方法に関するものである。
うどんやパスタなどに代表される茹麺は、小麦粉またはデュラムセモリナを主体とした生麺または乾麺を高温の水、例えば沸騰水中で数分〜数十分加熱することによって得られる。加熱時に麺を構成する澱粉−蛋白複合体は、水を吸収して膨張し(以下、「膨潤」と称する)、加熱を続けるにつれて更に膨潤が進み、やがて膨潤が極限に達すると、澱粉−蛋白複合体の粒の崩壊が起こる。この膨潤から崩壊まで至る一連の現象は「糊化」とも呼ばれる。麺への吸水は、水に触れている部分、すなわち麺の外側から行われるため、糊化は、外縁部からなされ、やがて中心部まで拡散していく。
したがって、茹で時間が短いと、図14に示すように、茹麺12の外側には、澱粉−蛋白複合体の粒が十分に膨潤して崩壊にまで至っている領域(以下、「膨潤崩壊領域」と称する)12aが存在する一方、茹麺の中心部には、澱粉−蛋白複合体の粒が膨潤してはいるものの崩壊までには至っていない領域(以下、「膨潤非崩壊領域」と称する)12bが存在するという状態になる。
なお、図14において、D1は、茹麺12の中心部の膨潤非崩壊領域12bの半径、D2は、茹麺12の半径、PDは、茹麺12の直径(PD=2×D2)を表し、値Mは、(D1+D2)を表す。
ここで、うどんやパスタなどの茹麺のこしの強さや歯ごたえの良さなどの食感は、茹麺の中央に針ほどの芯として残っている膨潤非崩壊領域の大きさ(サイズ)によって支配される。しかも、うどんやパスタなどの茹麺の種類によって、好まれる茹麺のこしの強さや歯ごたえの良さなどの食感は異なるので、茹麺に要求される適切な膨潤非崩壊領域の大きさも茹麺の種類によって異なる。
このため、茹麺の膨潤非崩壊領域を高い精度で判定できれば、言い換えれば、膨潤非崩壊領域と膨潤崩壊領域の境界を高い精度で特定することができれば、茹麺製造における過不足がない茹で時間についての知見を得ることができる。すなわち、茹麺製造において、茹麺の種類に応じて、適度なこしの強さや歯ごたえ良さなどの食感を与える膨潤非崩壊領域を茹麺に残すことができる茹で時間を得ることができる。
しかし、茹麺の膨潤非崩壊領域を判定するための測定は迅速になされなければならず、従来は、非常に困難であった。
そこで、MRI(核磁気共鳴イメージング装置)を用いて、茹麺内部の水分勾配の変化の解析を行うことにより、膨潤非崩壊領域と膨潤崩壊領域の境界を特定して、茹麺内部の膨潤非崩壊領域判定する方法が提案されている(非特許文献1参照)。
この非特許文献1に提案された方法を用いると、それまで非常に困難だった茹麺の膨潤非崩壊領域の判定を迅速に行うことが可能になった。
しかしながら、その一方で、MRIは非常に高価であり、かつ操作も複雑なことから、MRIを使用して茹麺の膨潤非崩壊領域を判定するのは、実用に適さないという問題点があった。
Journal of Food Engineering 49 pp1-6 (2001)
本発明の課題は、上記従来技術の問題点を解消し、高価なMRIを用いることなく、安価かつ簡便な破断試験を適用することにより、茹麺の膨潤非崩壊領域について、MRIを用いた場合とほとんど同じ高い精度の判定結果を安価かつ簡便に得ることができる茹麺の膨潤非崩壊領域の判定方法を提供することにある。
本発明者等は、かかる問題点を解決し、上記課題を達成するために、種々研究を重ねた結果、茹麺を破断試験に供して、茹麺の荷重−変位曲線を求め、得られた荷重−変位曲線を解析することにより、MRIを利用するより安価かつ手軽な手法で、MRIを利用する場合と比べてほとんど変わらない高い精度で膨潤非崩壊領域の判定結果が得られることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は、茹麺を破断試験に供して、茹麺の荷重−変位曲線を求め、得られた荷重−変位曲線を二次微分し、得られた二次微分曲線の最小点に最も近接する極大点を含む部分を二次関数で近似し、得られた二次関数曲線の極大値を与える点から茹麺の膨潤非崩壊領域を求めることを特徴とする茹麺の膨潤非崩壊領域の判定方法を提供するものである。
本発明によれば、茹麺の膨潤非崩壊領域について、MRIを利用するより安価かつ簡便に、MRIを用いた場合とほとんど同じ高精度の判定結果を得ることが可能となるという効果を奏する。なお、本発明法は、小麦粉などを主体とするうどんやパスタなどのみならず、茹麺のこしの強さや歯ごたえの良さなどの食感が要求される茹麺であれば、中華麺や
日本そばなどの種々の麺に適用可能である。
本発明に係る茹麺の膨潤非崩壊領域の判定方法を図面に示す好適実施形態に基づいて、以下に詳細に説明する。
本発明の茹麺の膨潤非崩壊領域の判定方法による膨潤非崩壊領域の判定は、茹麺を破断試験に供し、具体的には、破断試験機で茹麺の圧縮試験を行い、破断試験機のプランジャ先端部の茹麺外縁からの侵入距離(以下、変位と称する)を横軸に、茹麺からプランジャへの荷重(以下、荷重と称する)を縦軸に、変位とそれに対応する荷重をプロットして得られた非線形曲線(以下、荷重−変位曲線と称する)のデータをもとにするものである。
図1は、本発明の茹麺の膨潤非崩壊領域の判定方法を実施する破断試験を行うための破断試験系を含む茹麺の膨潤非崩壊領域の判定システムの一実施形態を示す模式図である。
同図に示す茹麺の膨潤非崩壊領域の判定システム(以下、単に、判定システムともいう)10は、茹麺12の圧縮破断試験を行う破断試験機14と、破断試験機14で得られた結果を用いて茹麺の膨潤非崩壊領域を算出し判定する演算処理系16とを有する。
破断試験機14は、図1において、その一構成例が簡略化されて斜視図で示され、サンプルである茹麺12を載置する水平な試料台18と、試料台18の載置面に対して垂直に配置され、その先端部20aが下方に向かうにつれて先が細く(例えば、先端部20aの幅1mm)なっており、試料台18に載置された茹麺12を圧縮破断するための圧縮用治具である、上下方向に移動可能なプランジャ20と、プランジャ20の上側に取り付けられ、プランジャ20の下降により先端部20aが茹麺12に侵入する際にプランジャ20にかかる荷重を測定する荷重計22と、プランジャ20を上下動させるための駆動系24とを有する。
図示例においては、プランジャ20の先端部20aは、先端に向かうにつれて細くなる刃(切刃)を用いているが、本発明は特に制限的ではなく、試料台18に載置された茹麺12を圧縮破断するための刃(切刃)として機能するものであれば、どのようなものでも良く、従来公知の破断試験機のプランジャの先端部の刃であれば、いずれも適用可能である。例えば、先端部20aとして、プランジャに固定された両端部に取り付けられた金属線などの線材を用いても良いし、線材の代わりに、板材などを用いても良い。
なお、破断試験機14は、図示しないが、プランジャ20の変位(基準位置からの移動量)や、荷重計22で測定された荷重を表示する表示部を備えていても良い。
本発明に用いられる破断試験機14としては、図示例の破断試験機に限定されず、茹麺12の圧縮破断試験を行うことができるものであればどのようなものでも良く、例えば、レオメータとも呼ばれるものや、静的試験機など、公知の破断試験機を用いることができる。
演算処理系16は、図1において、その一構成例がブロック図で示され、破断試験機14において、プランジャ20の先端部20aが茹麺12に当接してから茹麺12を破断して試料台18に当接するまでの間に測定されたプランジャ20の変位(基準位置からの移動量)および荷重計22で測定された荷重から、茹麺の荷重−変位曲線を求める曲線作成手段26と、曲線作成手段26で得られた荷重−変位曲線を二次微分する二次微分手段28と、二次微分手段28で得られた二次微分曲線の最小点に最も近接する極大点を含む部分を二次関数で近似する関数近似手段30と、関数近似手段30で得られた二次関数曲線の極大値を与える点から茹麺の膨潤非崩壊領域を求める領域判定手段32とを有する。
なお、本発明においては、演算処理系16をパーソナルコンピュータ(PC)等の演算処理装置で構成し、曲線作成手段26、二次微分手段28、関数近似手段30および領域判定手段32の各手段をソフトウエアで構成することができる。例えば、曲線作成手段26を公知のプロッタソフトウエアで構成しても良いし、二次微分手段28を公知の二次微分ソフトウエアで構成しても良いし、関数近似手段30なども公知の関数近似ソフトウエアで構成しても良い。また、演算処理系16の一部、例えば、曲線作成手段26などを破断試験機14に備えられたプロッタソフトウエアで構成しても良い。このように、本発明においては、曲線作成手段26、二次微分手段28、関数近似手段30および領域判定手段32の各手段をソフトウエアで構成するのが好ましいが、演算処理系16およびその曲線作成手段26、二次微分手段28、関数近似手段30および領域判定手段32の各手段を、ハードウエアで構成しても良い。
本発明の茹麺の膨潤非崩壊領域の判定方法を実施する判定システムは、基本的に以上のように構成される。
次に、本発明の茹麺の膨潤非崩壊領域の判定方法(以下、単に判定方法ともいう)を、図示例の判定システム10を参照して説明する。
本発明の判定方法においては、まず、図1に示す破断試験機14を用いて、茹麺の圧縮試験を以下のようにして行う。
図1に示すように、サンプルである茹麺12は、水平な試料台18の上に試料台18からはみ出さない長さに切断されて戴置される。茹麺12と荷重計22との間には、プランジャ20が試料台18の乗載面に対して垂直に配置される。プランジャ20は、下方に向かうにつれて先が細くなっており、先端部20aは、茹麺12の長手方向に対して垂直に伸びている。プランジャ20は、鉛直方向に昇降可能であり、下降させると、茹麺12の外縁にその先端部20aが近づく。さらに、下降させて、プランジャ先端部20aが茹麺12の外縁に達して以降は、プランジャ20を下降させるとともに,プランジャ20の先端部20aの茹麺12への侵入距離が大きくなり(言い換えれば、変位が増加し)、茹麺12は、試料台18とプランジャ20との間で圧縮されて、その圧縮に対する荷重が生じて、荷重は荷重計22によって測定される。変位は、プランジャ先端部20aが茹麺12の外縁に触れたときを0とし、茹麺12がプランジャ20によって切断されるまで増加する。従って、変位の範囲は、0から茹麺12の直径となる。
こうして得られた破断試験機14の測定結果として、プランジャ20の変位および荷重計22による荷重が、演算処理系16の曲線作成手段26に送られる。
次に、演算処理系16の曲線作成手段26は、こうして、破断試験機14の測定結果として送られてきた変位と荷重をプロットし、荷重−変位曲線を求める。
こうして得られた荷重−変位曲線の一例を、図2に示す。
図2に示す荷重−変位曲線においては、プランジャ先端部20aが茹麺12の外縁に触れた時から、先端部が20aが茹麺12に侵入するにつれて、すなわち変位が増加するにつれて、始めは、荷重もゆっくり徐々に増加していく。
次に、さらに、変位が増加すると、荷重はついに極大点に達し、変位の増加に伴って荷重が減少する部分が生じるが、直ぐに荷重が極小点に達し、その後は、変位の増加に伴って荷重が急上昇する。
変位が茹麺12の直径PDに達すると、プランジャ先端部20aは、試料台18に当接し、変位が止まる。
ここで、図2に示す荷重−変位曲線の極大点は、図1に示すプランジャ20の先端部20aが、図14に示す茹麺12の膨潤非崩壊領域12bに達してこれを破断したことを示すものと考えられるが、先端部20aの茹麺12への侵入によって、試料台18に接触している側の茹麺12の膨潤崩壊領域12aは圧縮されて変形しているので、極大点における変位が、直接的に図14に示す値Mを表しているわけではない。しかし、本発明においては、荷重−変位曲線の極大に至る近傍は、前述の値Mの情報を含んでいるものと考え、図2に示す荷重−変位曲線に対し、さらなる処理(微分処理)行い、正確な値Mを求めてようとしているのである。なお、図14に示す例では、茹麺12の右端部が試料台18に載置され、同左端部が最上部となるものとすると、この左端部に図1に示すプランジャ20の先端部20aが最初に接触するので、破断方向は、矢印aで示す方向に定義される。従って、値Mは、破断方向aに平行な中心線上において定義される。
こうして、曲線作成手段26で得られた荷重−変位曲線のデータは、二次微分手段28に送られる。
次に、二次微分手段28は、こうして送られてきた荷重−変位曲線のデータを用いて、まず、荷重−変位曲線を微分(一次微分)する。
こうして得られた、図2の荷重−変位曲線を微分した一次微分結果を図3に示す。
続いて、二次微分手段28は、こうして得られた一次微分曲線をさらにもう一度微分(二次微分)する。
ここで、図4は、二次微分手段28で図3の一次微分曲線を微分した結果、すなわち、図2の荷重−変位曲線を二次微分した二次微分結果(曲線)である。図4において、点Aは、二次微分曲線の最小点Bに最も近接した極大点である。
次に、こうして、二次微分手段28で得られた二次微分曲線の極大点Aの近傍のデータが、関数近似手段30に送られる。
次に、関数近似手段30は、こうして送られてきた図4に示す二次微分曲線の極大点A近傍のデータを用いて、図4における極大点Aの近辺の曲線を二次関数で近似し、得られた二次関数曲線の極大点を求める。
ここで、図5は、図4の二次微分曲線における極大点A付近の3点のデータをピックアップして直線で結んだものであり、図6は、図5の3点を結ぶ直線を二次関数曲線で近似した結果である。
こうして、関数近似手段30で得られた図6の近似二次関数曲線は、下記の二次関数の一般式(式1)で表すことができる。
y = ax + bx + c …(式1)
上記式1を微分すると下記式2になる。
dy/dx = 2ax + b …(式2)
ここで、dy/dx = 0のときのyが極大値であるので、このときのxの値Mは、以下の式3で求められる。
M = −b / 2a …(式3)
従って、領域判定手段32は、関数近似手段30で得られた図6の近似二次関数曲線の係数aおよびbから、値Mを求めることができる。
この値Mは、茹麺12の膨潤非崩壊領域12bと膨潤崩壊領域12aの境界を表しており、すなわち、茹麺の外縁からの距離を表している。
従って、領域判定手段32は、マイクロメータで測定した茹麺12の直径に1/2を乗じて得られる茹麺12の半径をD2とすると、茹麺12の膨潤非崩壊領域の半径D1を、以下の式4で求めることができる。
D1 = M − D2 …(式4)
従って、本発明の判定方法によれば、茹麺を破断試験に供して茹麺の荷重−変位曲線を求め、得られた荷重−変位曲線の二次微分曲線を求め、二次微分曲線の最小点に最も近接する極大点を含む部分を近似した二次関数曲線を求め、その二次関数曲線が極大値を与える点から、茹麺の膨潤非崩壊領域と膨潤崩壊領域との境界を求め、茹麺の膨潤非崩壊領域を判定することができる。
なお、D1およびD2から、膨潤非崩壊領域の麺の断面積に対する比率(R1(%))を、以下の式5で求めることができる。
R1(%) = πD1/πD2×100
= D1/D2×100 …(式5)
本発明の茹麺の膨潤非崩壊領域の判定方法は、基本的に以上のように構成される。
なお、図14に示す例においては、茹麺12の断面形状を、パスタ等を考慮して円形に近似したが、本発明法が適用可能な茹麺の断面形状はこれに限定されず、中実麺であればどのような断面形状の茹麺であっても良い。例えば、うどんや、ソーメンや、中華麺や、日本そばなどの麺は、その断面形状が、パスタのように円形ではなく、矩形や矩形に近いものが多い。このように、その断面形状が矩形に近似できる茹麺の場合にも、図14に示す円形状の茹麺12の場合と同様に、膨潤崩壊領域および膨潤非崩壊領域を定義できる。すなわち、図15に示す茹麺13の場合においても、茹麺13の外側には膨潤崩壊領域13aが存在する一方、茹麺13の中心部には、茹麺13の外形と略相似な矩形状の膨潤非崩壊領域13bが存在するものであると近似できる。
ここで、図15に示す矩形状の茹麺13において、茹麺13の右辺13cが試料台18に載置され、同左辺13dが最上部となるとすると、この左辺13dに図1に示すプランジャ20の先端部20aが最初に接触するので、破断方向は、矢印aで示す方向に定義される。
従って、図15に示す矩形状の茹麺13では、茹麺13の右辺13cおよび左辺13d間の距離が、図1に示すプランジャ20の先端部20aが茹麺13において破断する箇所の上端と下端の距離となり、図14に示す円形状の茹麺12の直径PDに対応するものとなるので、この破断箇所の上下端の距離をPDで定義することができる。なお、破断箇所の上下端の距離PDは、茹麺13の矩形断面の対角線の交点(中心)を通り、破断方向aに平行な中心線13e上において、破断方向aに垂直な2辺13cおよび13d間の距離として定義することもできる。
また、同様にして、図14に示す円形状の茹麺12の中心部の膨潤非崩壊領域12bの半径D1に対応して、図15に示す矩形状の茹麺13では、破断箇所における膨潤非崩壊領域13bの上端と下端との間の距離の半分、すなわち、茹麺13の中心部の膨潤非崩壊領域13bの破断方向aに垂直な2辺間の距離の半分、あるいは、中心線13e上における膨潤非崩壊領域13bの長さ(距離)の半分、もしくは、中心と膨潤非崩壊領域13bの破断方向aに垂直な辺との間の距離を、D1として定義することができる。
なお、図14に示す円形状の茹麺12の半径D2に対応して、図15に示す矩形状の茹麺13では、破断箇所の上下端の距離PDの半分、すなわち、中心線13e上における茹麺13の破断方向aに垂直な2辺13cおよび13d間の距離PDの半分を、D2として定義することができる。また、図14に示す円形状の茹麺12の場合と同様に、図15に示す矩形状の茹麺13でも、値Mは、破断方向aに平行な中心線上において定義される。
このように、図15に示す矩形状の茹麺13において、破断箇所の上下端の距離PD、この距離PDの半分の距離D2、破断箇所における膨潤非崩壊領域13bの上端と下端との間の距離の半分の距離D1および値Mを定義することにより、上述した本発明の茹麺の膨潤非崩壊領域の判定方法を、そのまま適用することができ、全く同様にして、値Mを求め、膨潤非崩壊領域13bのサイズを表す破断箇所における膨潤非崩壊領域13bの上端と下端との間の距離の半分の距離D1を求めることができる。
なお、図15に示す矩形状の茹麺13においては、その断面形状が正方形の場合を除いて、その断面形状に異方性があるので、破断方向aと垂直な破断方向bに対しても、破断試験を行い、距離PD、距離D2、値Mおよび距離D1にそれぞれ対応する距離PD’、距離D2’、値M’および距離D1’を求める。
こうして得られた距離D1および距離D2と距離D1’および距離D2’とを用いて、上記式5の代わりに、下記式9を定義することにより、膨潤非崩壊領域の麺の断面積に対する比率(R1(%))を求めることができる。
R1(%) = D1×D1’/(D2×D2’)×100
= 100×D1×D1’/(D2×D2’) …(式9)
こうして、図15に示す矩形状の茹麺13においても、本発明の茹麺の膨潤非崩壊領域の判定方法を適用することができる。
なお、本発明の茹麺の膨潤非崩壊領域の判定方法は、上述した断面形状が円形状や矩形状の茹麺のみならず、楕円形状や多角形状などの任意の断面形状の茹麺にも適用可能である。このように、任意の断面形状の茹麺の場合において、その断面形状が上述した円形状や矩形状に近似できる場合には、上述した方法をそのまま適用すればよいが、近似できない場合には、茹麺およびその膨潤非崩壊領域の断面積を求めるのに必要な長さ(距離)の方向の全てを破断方向として、本発明法を適用し、すなわち、上述した破断試験を行い、各破断方向における距離D1およびD2を全て求め、それらを用いて、膨潤非崩壊領域の麺の断面積に対する比率(R1(%))を求めるようにすれば良い。
以上、本発明に係る茹麺の膨潤非崩壊領域の判定方法について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更ならびに設計の変更を行って良いことはもちろんである。例えば、本発明法は、小麦粉などを主体とするうどんやパスタなどのみならず、茹麺のこしの強さや歯ごたえの良さなどの食感が要求される茹麺であれば、ソーメンや中華麺や日本そばなどの種々の麺に適用可能である。
次に、本発明の茹麺の膨潤非崩壊領域の判定方法を、さらに具体的に説明するために実施例を掲げるが、本発明は、以下の実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
直径1.7mmのパスタ乾麺(日清フーズ株式会社製「セレクト」)を、沸騰水中で8分間茹でて得られたパスタ茹麺について、図1に示す判定システム10において、以下の条件で圧縮破断試験を実施した。なお、このパスタ茹麺は、その断面形状が、図14に示す茹麺12の断面形状で近似できるものである。
破断試験機14:小型卓上試験機EZ Test-20N(島津製作所株式会社製)
プランジャ20:三角(V)型プランジャ:先端部20aの幅1mm
プランジャ20の移動速度:30mm/分
曲線作成手段26のプロットソフトウェア:SHIKIBUレオメータ(島津製作所株式会社
製)
二次微分手段28の微分計算ソフトウェア:unscrambler(CAMO社製)
測定回数:15回
こうして得られた測定結果の平均値を下記の表1に示す。
また、図7は、表1の結果をプロットして得られた荷重−変位曲線である。
Figure 2006242892
こうして得られた表1の結果から得られる図7に示す荷重−変位曲線を一次微分した結果を表2に示す。
また、図8は、表2の結果をプロットして得られた荷重−変位曲線の一次微分曲線である。
Figure 2006242892
こうして得られた表2の結果から得られる図8に示す荷重−変位曲線の一次微分曲線をさらに微分した結果、すなわち、図7に示す荷重−変位曲線を二次微分した結果を表3に示す。また、図9は、表3の結果をプロットして得られた荷重−変位曲線の二次微分曲線である。
Figure 2006242892
図9において、二次微分曲線の最小点Cに最も近接した極大点として、点mを得た。
図9の点m近辺を、以下のようにして二次関数で近似した。
図10は、図9における点m付近の3点のデータをピックアップして直線で結んだものであり、図11は、図10の3点を結ぶ直線を近似した二次関数曲線である。
図11の曲線は、下記式6の二次関数式で表すことができた。
y = −150.19x + 492.27x + 402.26 …(式6)
ここで、上記式6を微分すると下記式7になる。
dy/dx = −300.38x + 492.27 …(式7)
そこで、dy/dx = 0のときのyが極大点を与えるので、そのときのxの値を求めると、
M = 1.64(mm)となった。
また、マイクロメータで15回測定した茹麺の直径の平均値は、2.40mmだったので、茹麺の半径D2は1.20mmとなった。
上記値Mおよび半径D2から、茹麺の膨潤非崩壊領域の半径D1(mm)を求めると、
D1 = 0.44(mm)となった。
従って、茹麺を破断試験に供して茹麺の荷重−変位曲線を求め、得られた荷重−変位曲線の二次微分曲線を求め、二次微分曲線の最小点に最も近接する極大点を含む部分を近似した二次関数曲線を求め、その二次関数曲線の極大点を与える点から、茹麺の膨潤非崩壊領域と膨潤崩壊領域との境界を求めることができ、茹麺の膨潤非崩壊領域の半径を得ることができる。
なお、半径D1およびD2から、上記式5を用いて、膨潤非崩壊領域の茹麺の断面積に対する比率(R1(%))を求めると、
R1(%) = D1/D2×100
= 13.35(%)となった。
(実施例2〜4)
実施例1で用いた直径1.7mmのパスタ乾麺の茹で時間を、下記表4に示す時間に変更したほかは、実施例1と同様の条件で、圧縮破断試験を実施した。
それぞれの測定結果から、実施例1と同様にして半径D1、半径D2、値M、比率R1を求め、実施例1の結果を含めて表すと、下記の表5に示す通りである。
Figure 2006242892
Figure 2006242892
この結果、茹麺を破断試験に供して作成した荷重−変位曲線をもとにして、茹麺の膨潤崩壊領域と膨潤非崩壊領域の境界を求めることができ、茹麺の膨潤非崩壊領域の判定方法として使用できることが確認された。
なお、茹で時間が長くなるにつれて、茹麺の膨潤非崩壊領域の麺の断面積に対する比率が縮小していくことも確認された。
(参考例)
上記非特許文献1に示されるMRIを用いる膨潤非崩壊領域の判定方法を用いて、茹麺の膨潤非崩壊領域を判定した。
ここで、MRIを用いた茹麺の膨潤非崩壊領域の判定方法について簡単に説明する。
MRIを用いると、茹麺の中心からの距離とその位置での水分含量を測定することができる。茹麺中心からの距離を横軸に、水分含量を縦軸にプロットすると、ある距離で、単位距離あたりの水分の変化量(水分勾配)が減少する。この水分勾配が減少した点は、膨潤非崩壊領域/膨潤崩壊領域の境界である。図12に、MRIを用いた水分含量測定結果の一例を示す。
水分勾配が減少する点の中心からの距離は、膨潤非崩壊領域の半径である。これをD3(mm)とする。また、マイクロメータで測定した茹麺の直径に1/2を乗じて得られる茹麺の半径をD4(mm)とする。
半径D3およびD4から、膨潤非崩壊領域判定の指標となる、膨潤非崩壊領域の麺の断面積に対する比率(R2(%))を、以下の式8で求めることができる。
R2(%) = πD3/πD4×100
= D3/D4×100 …(式8)
(参考例1〜4)
実施例1〜4と同条件で茹でた同じパスタ茹麺について、以下のとおりMRI解析を行った。
MRI:DRX300WB(Bruker社製)
解析ソフトウェア:ParaVision(Bruker社製)
測定回数:4回
測定結果から求められた半径D3、半径D4、比率R2の平均値を表6に示す。
Figure 2006242892
(実施例と参考例の判定結果の比較)
実施例1〜4の膨潤非崩壊領域の茹麺の断面積に対する比率(R1(%))および参考例1〜4の膨潤非崩壊領域の茹麺の断面積に対する比率(R2(%))を、一次回帰分析したところ、相関係数(R)は、0.9991という非常に高い値を示した。
ここで、実施例1〜4の比率R1と参考例1〜4の比率R2を、図13に示す。図13は、実施例1〜4の比率R1と参考例1〜4の比率R2の相関を示すグラフである。
この結果、破断試験機を用いて荷重−変位曲線から茹麺の膨潤非崩壊領域を判定する方法で得られた結果は、MRIを用いて解析する方法で得られた結果と比較して、同程度の精度であることが確認された。
本発明の茹麺の膨潤非崩壊領域の判定方法を実施する茹麺の膨潤非崩壊領域の判定システムの一実施形態を示す模式図である。 本発明法において得られる荷重−変位曲線の一例のグラフである。 図2に示す荷重−変位曲線の一次微分結果のグラフである。 図2に示す荷重−変位曲線の二次微分結果のグラフである。 図4に示す二次微分曲線の極大点A付近においてピックアップされた3点を直線で結んだグラフである。 図5に示す3点を結ぶ直線を二次関数曲線で近似した結果のグラフである。 本発明法の実施例1で得られた表1の結果をプロットして得られた荷重−変位曲線のグラフである。 実施例1で得られた表2の結果をプロットして得られた荷重−変位曲線の一次微分曲線のグラフである。 実施例1で得られた表3の結果をプロットして得られた荷重−変位曲線の二次微分曲線のグラフである。 図9に示す二次微分曲線の極大点m付近においてピックアップされた3点を直線で結んだグラフである。 図10に示す3点を結ぶ直線を近似した二次関数曲線のグラフである。 従来のMRIを用いた水分含量測定結果の一例を示すグラフである。 実施例の比率R1と参考例の比率R2の相関を示すグラフである。 茹麺の断面の一例を模式的に示す断面図である。 茹麺の断面の他の例を模式的に示す断面図である。
符号の説明
10 茹麺の膨潤非崩壊領域の判定システム
12,13 茹麺
12a,13a 膨潤崩壊領域
12b,13b 膨潤非崩壊領域
14 破断試験機
16 演算処理系
18 水平な試料台
20 プランジャ20
20a 先端部
22 荷重計
24 駆動系
26 曲線作成手段
28 二次微分手段
30 関数近似手段
32 領域判定手段
a,b 破断方向

Claims (1)

  1. 茹麺を破断試験に供して、茹麺の荷重−変位曲線を求め、
    得られた荷重−変位曲線を二次微分し、
    得られた二次微分曲線の最小点に最も近接する極大点を含む部分を二次関数で近似し、
    得られた二次関数曲線の極大値を与える点から茹麺の膨潤非崩壊領域を求めることを特徴とする茹麺の膨潤非崩壊領域の判定方法。
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