JP2006242076A - 水素利用内燃機関の制御装置 - Google Patents

水素利用内燃機関の制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 十分な燃焼安定性を確保しつつ燃費を向上させることが可能な水素利用内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】 水素タンク内の水素貯蔵量を算出する(ステップ100)。次に、算出した水素貯蔵量が所定値よりも大きいか否かを判別する(ステップ102)。水素貯蔵量が所定値よりも大きい場合には、冷却水温が30℃以上であれば(ステップ104)、機関暖機運転から水素添加リーンバーン運転への切り替えを許可する(ステップ106)。水素貯蔵量が所定値以下である場合には、冷却水温が60℃以上であれば(ステップ108)、水素添加リーンバーン運転への切り替えを許可する(ステップ106)。冷却水温が30℃又は60℃よりも低い場合には、水素添加リーンバーン運転への切り替えを禁止し(ステップ110)、ガソリンのストイキ燃焼による機関暖機運転を継続して行う(ステップ112)。
【選択図】 図2

Description

この発明は、非水素燃料と水素を燃料として運転可能な水素利用内燃機関の制御装置に関する。
水素添加リーンバーン運転を行う水素利用内燃機関が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この水素利用内燃機関では、内燃機関の温度が上昇するまでは機関暖機運転が実行され、その後水素添加リーンバーン運転に移行される。
しかし、例えば、水素タンク内の水素貯蔵量が少ない場合のように水素供給能力が低い場合には、非水素燃料に対する水素の添加割合が制限される。機関温度が低い場合には、水素添加割合が低いと燃焼室内で十分な燃焼安定性を得ることができない。この場合、燃焼室内で十分な燃焼安定性を得るため、機関暖機運転の実行時間を長くする必要がある。
特開2004−116398号公報
しかしながら、機関暖機運転の実行時間を長くすると、水素添加リーンバーン運転への移行が遅くなる。このため、全体の燃費が悪くなってしまう。このように、従来の水素利用内燃機関は、未だ改良の余地を残すものであった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、十分な燃焼安定性を確保しつつ燃費を向上させることが可能な水素利用内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、非水素燃料と水素を燃料として運転可能な水素利用内燃機関の制御装置であって、
内燃機関に非水素燃料を供給する非水素燃料供給手段と、
前記内燃機関に水素を供給する水素供給手段と、
前記水素供給手段の水素供給能力を算出する水素供給能力算出手段と、
検出された水素供給能力に基づいて、非水素燃料の燃焼による内燃機関暖機運転から水素添加リーンバーン運転への切り替え条件を制御する切替条件制御手段とを備え、
前記切替条件制御手段は、水素供給能力が低い場合に比べて水素供給能力が高い場合に、切り替え条件である機関温度の閾値を低く設定するものであることを特徴とする。
また、第2の発明は、非水素燃料と水素を燃料として運転可能な水素利用内燃機関の制御装置であって、
内燃機関に非水素燃料を供給する非水素燃料供給手段と、
前記内燃機関に水素を供給する水素供給手段と、
前記内燃機関から排出された排気ガスを浄化する浄化触媒と、
前記水素供給手段の水素供給能力を算出する水素供給能力算出手段と、
前記水素供給能力に基づいて、前記浄化触媒の暖機運転の条件を制御する触媒暖機運転制御手段とを備え、
前記触媒暖機運転制御手段は、水素供給能力が低い場合に比べて水素供給能力が高い場合に、水素の添加割合を高くすると共に点火時期の遅角量を大きくするものであることを特徴とする。
また、第3の発明は、第2の発明において、前記触媒暖機運転制御手段は、吸入空気量に対する燃料の割合がストイキ燃焼に必要な割合よりも小さくなるように、前記非水素燃料供給手段により非水素燃料或いは前記水素供給手段により水素を供給させると共に、燃焼室で非水素燃料を燃焼させた後の膨張行程又は排気行程において、前記水素供給手段により該燃焼室内に水素を直接供給させるものであることを特徴とする。
また、第4の発明は、第2の発明において、前記触媒暖機運転制御手段は、吸気弁と排気弁が共に開弁時あるいはその直前に、前記水素供給手段により吸気通路に水素を供給させるものであることを特徴とする。
また、第5の発明は、第2の発明において、前記触媒暖機運転制御手段は、複数の気筒のうちの一の気筒では、吸入空気量に対する燃料の割合がストイキ燃焼に必要な割合よりも小さくなるように、前記非水素燃料供給手段により非水素燃料或いは前記水素供給手段により水素を供給させると共に、他の気筒では、吸入空気量に対する燃料の割合がストイキ燃焼に必要な割合よりも大きくなるように、前記水素供給手段により水素を供給させるものであるを特徴とする。
また、第6の発明は、第2の発明において、前記触媒暖機運転制御手段は、吸入空気量に対する燃料の割合がストイキ燃焼に必要な割合よりも小さくなるように、前記非水素燃料供給手段により非水素燃料或いは前記水素供給手段により水素を供給させるサイクルと、吸入空気量に対する燃料の割合がストイキ燃焼に必要な割合よりも大きくなるように、前記水素供給手段により水素を供給させるサイクルを一の気筒で混在させるものであることを特徴とする。
第1の発明によれば、水素供給能力が高い場合には、内燃機関暖機運転から水素添加リーンバーン運転への早期の切り替えが可能であるため、燃費を向上させることができる。また、早期に水素添加リーンバーン運転への切り替えを行った場合でも、水素の供給量を制御することにより、十分な燃焼安定性を得ることができる。
第2の発明によれば、水素供給能力が高い場合には、点火時期の遅角量を大きくすることにより、触媒暖機運転の時間を短くすることができる。点火時期の遅角量を大きくする場合であっても、水素添加割合を高くすることにより、十分な燃焼安定性を得ることができる。
第3の発明によれば、未燃酸素と水素を触媒に供給し、これらを触媒において反応させることにより、触媒の温度を上昇させることができる。よって、触媒暖機時間を短くすることができるため、燃費を向上させることができる。
第4の発明によれば、酸素と水素を触媒に供給し、これらを触媒において反応させることにより、触媒の温度を上昇させることができる。よって、触媒暖機時間を短くすることができるため、燃費を向上させることができる。
第5の発明によれば、一の気筒から触媒に未燃酸素を供給し、他の気筒から触媒に未燃水素を供給することにより、これらを触媒において反応させることができ、触媒の温度を上昇させることができる。よって、触媒暖機時間を短くすることができるため、燃費を向上させることができる。
第6の発明によれば、第1サイクルでは触媒に未燃酸素を供給し、第2サイクルでは触媒に未燃水素を供給することにより、これらを触媒において反応させることができ、触媒の温度を上昇させることができる。よって、触媒暖機時間を短くすることができるため、燃費を向上させることができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
実施の形態1.
[システム構成の説明]
図1は、本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための図である。図1に示すように、本実施の形態のシステムは、内燃機関10を備えている。本実施の形態1で説明する内燃機関10は複数の気筒を有しているが、図1にはそのうちの一気筒のみを示している。
内燃機関10は、燃焼室11内に非水素燃料であるガソリンを噴射する燃料噴射弁36と、燃焼室11内に水素を噴射する水素噴射弁44とを備えている。燃料噴射弁36は、燃料通路32を介して燃料タンク30に連通している。燃料通路32の途中には、ポンプ34が設けられている。水素噴射弁44は、水素通路42を介して水素タンク40に連通している。水素タンク40には、圧縮水素が蓄えられている。水素タンク40と水素通路42の接続部近傍には、水素タンク40内の水素の圧力を検出するための圧力センサ41が設けられている。
内燃機関10は、燃焼室11内の混合気に点火するための点火プラグ18を備えている。また、本実施の形態1のシステムは、内燃機関10の冷却水の温度に応じて電気信号を出力する冷却水温センサ19を備えている。
燃焼室11には、吸気弁16を介して吸気通路12が連通している。吸気通路12の途中には、スロットルバルブ13が設けられている。スロットルバルブ13の近傍には、スロットル開度TAを検出するスロットル開度センサ14が設けられている。吸気通路12におけるスロットルバルブ13の上流には、エアフロメータ15が設けられている。エアフロメータ15は、内燃機関10に流入する吸入空気量Gaを検知するように構成されている。
また、燃焼室11には、排気弁20を介して排気通路24が連通している。排気通路24には浄化触媒であるNOx触媒(以下単に「触媒」という。)26が設けられている。触媒26には、該触媒26の温度を検出する触媒温度センサ27が設けられている。触媒26の上流には、排気空燃比を検出する空燃比センサ25が設けられている。触媒26の下流には、排気ガス中のNOx濃度を検出するNOxセンサ28が設けられている。
吸気弁16及び排気弁20は、それぞれ可変バルブタイミング機構21,22により駆動されるものである。可変バルブタイミング機構21,22は、吸気弁16及び排気弁20のバルブタイミングを変更可能に構成されている。
図1に示すシステムは、ECU(Electronic Control Unit)50を備えている。上述したスロットルバルブ13、スロットル開度センサ14、エアフロメータ15、点火プラグ18、冷却水温センサ19、可変バルブタイミング機構21,22、空燃比センサ25、NOx触媒温度センサ27、NOxセンサ28、ポンプ34、燃料噴射弁36及び水素噴射弁44等はECU50に接続されており、ECU50によりそれぞれ制御されている。ECU50は、燃料噴射制御や点火時期制御のような内燃機関10の全体の制御を実行する。
また、ECU50は、冷却水温センサ19により検出された冷却水温に基づいて機関温度を推定することができる。
また、ECU50は、圧力センサ41により検出された水素の圧力に基づいて、水素タンク40内の水素貯蔵量を算出することができる。
[実施の形態1の特徴]
次に、本実施の形態1における上記システムの動作について説明する。
上記システムにおいて、水素噴射弁44から燃焼室11内に水素を噴射することができ、燃焼噴射弁36から燃焼室11内にガソリンを噴射することができる。よって、上記システムによれば、ガソリンによるストイキ運転のほか、水素添加リーンバーン運転を実行することができる。
内燃機関10の始動後は、内燃機関10の温度(以下「機関温度」という。)が低い。
低い機関温度で水素添加リーンバーン運転を行う場合でも、非水素燃料に対する水素の添加割合を高くすることにより、十分な燃焼安定性を得ることができる。従って、水素タンク40内の水素貯蔵量が多い場合には、非水素燃料に対する水素の添加割合を高くすることができるため、機関暖機運転から水素添加リーンバーン運転への切り替えを早期に行うことができる。
しかし、水素タンク40内の水素貯蔵量が少ない場合には、車輌の走行距離を可能な限り伸ばすことを目的として、水素の添加割合が低く制限されてしまう。この場合、上述したように、水素添加リーンバーン運転への切り替えを早期に行うと、十分な燃焼安定性が得られないため、十分な燃費向上効果が得られない。そこで、機関温度が上昇するまではガソリンのストイキ燃焼による機関暖機運転を実行し、その後水素添加リーンバーン運転に切り替えることにより、十分な燃費向上効果を得ることができる。
そこで、本実施の形態1では、水素タンク40内の水素貯蔵量が多い場合(すなわち、水素供給能力が高い場合)には、機関暖機運転から水素添加リーンバーン運転に早期に移行する。この場合、水素添加割合を高くすることにより、十分な燃焼安定性を確保することができる。
一方、水素タンク40内の水素貯蔵量が少ない場合(すなわち、水素供給能力が低い場合)には、機関温度が十分上昇した後、機関暖機運転から水素添加リーンバーン運転への切り替えを行う。この場合、水素添加割合が低くても、機関温度が高いため十分な燃焼安定性が得られる。
[実施の形態1における具体的処理]
図2は、本実施の形態1においてECU50が実行するルーチンのフローチャートである。図2に示すルーチンによれば、内燃機関10の始動後、ECU50は、先ず、水素タンク40内の水素貯蔵量を算出する(ステップ100)。
次に、算出された水素吸蔵量が所定値よりも大きいか否かが判別される(ステップ102)。このステップ102で水素吸蔵量が所定値よりも大きいと判別された場合には、水素供給能力が高いと判断される。一方、水素貯蔵量が所定値以下であると判別された場合には、水素供給能力が低いと判断される。以下に説明するように、本ルーチンでは、この水素供給能力に応じて、機関暖機運転から水素添加リーンバーン運転への切り替え条件が制御される。
(水素供給能力が高い場合)
上記ステップ102で水素吸蔵量が所定値よりも大きいと判別された場合、冷却水温が30℃以上であるか否かが判別される(ステップ104)。このステップ104で冷却水温が30℃以上であると判別された場合には、水素添加リーンバーン運転に移行しても、水素添加割合を高くすることにより十分な燃焼安定性が得られると判断される。この場合、ECU50は、機関暖機運転から水素添加リーンバーン運転への切り替えを許可する(ステップ106)。
一方、ステップ104で冷却水温が30℃未満であると判別された場合には、水素添加割合を高くしても十分な燃焼安定性が得られないと判別される。この場合、ECU50は、機関暖機運転から水素添加リーンバーン運転への切り替えを禁止し(ステップ110)、ガソリンのストイキ燃焼による機関暖機運転を継続して実行する(ステップ112)。
(水素供給能力が低い場合)
上記ステップ102で水素貯蔵量が所定値以下であると判別された場合、冷却水温が60℃以上であるか否かが判別される(ステップ108)。このステップ108で冷却水温が60℃以上であると判別された場合には、水素添加リーンバーン運転に移行しても、低い水素添加割合で十分な燃焼安定性が得られると判断される。この場合、ECU50は、機関暖機運転から水素添加リーンバーン運転への切り替えを許可する(ステップ106)。
一方、ステップ108で冷却水温が60℃未満であると判別された場合、ECU50は、機関暖機運転から水素添加リーンバーン運転への切り替えを禁止し(ステップ110)、ガソリンのストイキ燃焼による機関暖機運転を継続して実行する(ステップ112)。
以上説明したように、図2に示すルーチンによれば、水素貯蔵量に代表される水素供給能力に応じて、機関暖機運転から水素添加リーンバーン運転への切り替え条件を制御するようにした。具体的には、水素添加リーンバーン運転への切り替えを許可する冷却水温を、水素供給能力が高い場合には30℃以上とし、水素供給能力が低い場合には60℃とした。よって、水素供給能力が高い場合には、水素添加リーンバーン運転への切り替えを早期に実行することができるため、燃費を向上させることができる。水素添加リーンバーン運転への切替を早期に実行した場合でも、水素の添加割合を高くすることにより、十分な燃焼安定性が得られる。
また、水素供給能力が低い場合には、水素添加リーンバーン運転への切り替えを遅くすることにより、機関温度をより上昇させるため、水素の添加割合が低くても十分な燃焼安定性が得られる。
ところで、本実施の形態1ではガソリン及び水素を燃焼室11内に直接噴射するシステムについて説明したが、ガソリン及び水素を吸気通路12の吸気ポートに噴射するシステムを用いてもよい。さらに、ガソリンをポート噴射及び筒内噴射可能なシステムを用いてもよい。この場合も、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
また、本実施の形態1では、水素タンク40から水素を供給するシステムについて説明したが、車上で燃料を改質反応もしくは脱水素反応させることにより水素を生成するシステムを用いてもよい。この場合、ECU50は、水素生成量に基づき水素供給能力を算出することができる。
また、本実施の形態1では、冷却水温に基づいて水素添加リーンバーン運転への切り替えを行うシステムについて説明したが、エンジンオイルや変速機オイルの温度に基づいて切り替えを行うシステムを用いてもよい。
また、本実施の形態1で説明した冷却水温の閾値(30℃,60℃)は一例であり、この温度に限定されるものではない。
なお、本実施の形態1においては、ECU50が、ステップ100の処理を実行することにより第1の発明における「水素供給能力算出手段」が、ステップ102,104及び108の処理を実行することにより第1及び第2の発明における「切替条件制御手段」が、それぞれ実現されている。
実施の形態2.
本実施の形態2のシステムは、図1に示すシステムを用いて、ECU50に、後述する図3に示すルーチンを実行させることにより実現することができる。
[実施の形態2の特徴]
上記実施の形態1では、水素供給能力に基づく機関暖機制御について説明した。本実施の形態2では、水素供給能力に基づく触媒暖機制御について説明する。
内燃機関10の始動時や、車輌運転中に触媒26の温度が低下した場合には、触媒26を活性化するため、触媒26を暖機する必要がある。内燃機関10から排出される排気ガスの温度を上昇させることにより、触媒26の暖機を行うことができる。
排気ガスの温度を上昇させる制御の一例としては、点火プラグ18の点火時期を遅らせる制御が考えられる。この制御によれば、燃焼により得られた熱エネルギーのうちピストン運動に使われるエネルギーを減少させることができるため、排気ガスの温度を上昇させることができる。しかし、点火時期の遅角量を大きくするほど、排気ガスの温度をより上昇させることができるものの、燃焼安定性が低くなってしまう。
ところで、非水素燃料であるガソリンに対する水素の添加割合を高くすることにより、燃焼安定性を向上させることができる。従って、水素タンク40内の水素貯蔵量が多い場合には、非水素燃料に対する水素の添加割合を高くすることができるため、点火時期を大幅に遅角することができる。これにより、排気ガスの温度をより上昇させることができるため、触媒暖機を早期に終了させることができるため、燃費を向上させることができる。
一方、水素タンク40内の水素貯蔵量が少ない場合には、車輌の走行距離を可能な限り伸ばすことを目的として、水素の添加割合が低く制限されてしまう。この場合、上述したように、点火時期を大幅に遅角すると、十分な燃焼安定性が得られない。
そこで、本実施の形態2では、水素タンク40内の水素貯蔵量が多い場合には、点火時期を大幅に遅角することにより、排気ガスの温度をより上昇させる。この場合、水素添加割合を高くすることにより、十分な燃焼安定性を確保することができる。これにより、早期に触媒暖機を終了させて、通常の水素添加リーンバーン運転に切り替えることができるため、燃費を向上させることができる。
一方、水素タンク40内の水素貯蔵量が少ない場合には、点火時期の遅角量を少なくすることができる。この場合、水素添加割合が低くても十分な燃焼安定性が得られる。
[実施の形態2における具体的処理]
図3は、本実施の形態2においてECU50が実行するルーチンのフローチャートである。図3に示すルーチンによれば、ECU50は、先ず、触媒26の温度(以下「触媒床温」という。)が所定値よりも小さいか否かを判別する(ステップ120)。このステップ120で触媒床温が所定値以上であると判別された場合には、触媒暖機は不要であるため、処理を終了する。一方、触媒床温が所定値より小さいと判別された場合には、水素タンク40内の水素貯蔵量が所定値よりも大きいか否かが判別される(ステップ122)。
ステップ122で水素貯蔵量が所定値よりも大きいと判別された場合には、水素供給能力が高いと判断される。一方、水素貯蔵量が所定値以下であると判別された場合には、水素供給能力が低いと判断される。以下に説明するように、本ルーチンでは、この水素供給能力に応じて、触媒暖機運転の条件、具体的には、水素添加割合、点火時期遅角量及び暖機時間が制御される。
水素供給能力が高い場合には、高い水素添加割合が算出され(ステップ124)、大きい点火時期遅角量が算出され(ステップ126)、短い暖機制御時間が算出される(ステップ128)。
一方、水素供給能力が高い場合には、低い水素添加割合が算出され(ステップ134)、小さい点火時期遅角量が算出され(ステップ136)、長い暖機制御時間が算出される(ステップ138)。
その後、算出された水素添加割合、点火時期遅角量及び暖機制御時間で触媒暖機運転が実行される(ステップ130)。その後、ステップ132で暖機制御時間が経過したと判別されるまで、触媒暖機運転が実行される。
次回以降、本ルーチンが起動されると、触媒床温が所定値以上になるまで、触媒暖機運転が実行される。
以上説明したように、図3に示すルーチンによれば、水素供給能力に応じて、触媒暖機運転の条件を制御するようにした。具体的には、水素供給能力が高い場合には水素供給能力が低い場合に比べて、水素添加割合を高くし、点火時期を大幅に遅角するようにした。これにより、水素供給能力が高い場合には、排気ガスの温度をより上昇させることができる。すなわち、より多くの熱エネルギーを触媒暖機に寄与させることができるため、早期に触媒暖機を終了させることができる。よって、水素添加リーンバーン運転のような高燃費運転に早期に切り替えることができるため、燃費を向上させることができる。
また、水素供給能力が低い場合には、点火時期の遅角量を小さくすることにより、十分な燃焼安定性を確保することができる。
なお、本実施の形態2においては、ECU50が、ステップ122,124,126,128又はステップ122,134,136,138の処理を実行することにより第3の発明における「触媒暖機制御」が、ステップ124,126の処理を実行することにより第4の発明における「触媒暖機制御手段」が、それぞれ実現されている。
実施の形態3.
本実施の形態3のシステムは、図1に示すシステムを用いて、ECU50に、後述する図4に示すルーチンを実行させることにより実現することができる。
[実施の形態3の特徴]
上記実施の形態2では、水素タンク40内の水素貯蔵量が所定値より大きいか否かにより、2つの場合に分け、この2つの場合それぞれに水素添加量、点火時期遅角量及び暖機制御時間を設定するようにした。
本実施の形態3では、マップを参照して、水素貯蔵量に応じた水素添加量を算出し、さらにその算出した水素添加量に応じた点火時期遅角量及び実行時間を算出する。これにより、触媒暖機制御を精度良く行うことができるため、実施の形態2よりも更に燃費を向上させることができる。
[実施の形態3における具体的処理]
図4は、本実施の形態3においてECU50が実行するルーチンのフローチャートである。図4に示すルーチンによれば、ECU50は、実施の形態2と同様に、先ず、触媒床温が所定値よりも小さいか否かを判別する(ステップ120)。このステップ120で触媒床温が所定値より小さいと判別された場合には、水素タンク40内の水素貯蔵量を算出する(ステップ140)。
次に、図5に示すマップを参照して、触媒暖機時の水素添加割合が算出される(ステップ142)。図5は、水素添加割合を算出するためにECU50が記憶しているマップの一例を示す図である。該マップにおいて、水素添加割合は、水素貯蔵量に対応して定められ、さらに触媒床温との関係で定められている。より具体的には、図5に示すマップでは、水素貯蔵量が多いほど、水素添加割合が高くなるように設定されている。
続いて、図6に示すマップを参照して、触媒暖機時の点火時期遅角量が算出される(ステップ144)。図6は、点火時期遅角量を算出するためにECU50が記憶しているマップの一例を示す図である。該マップにおいて、点火時期遅角量は、水素添加割合との関係で定められている。より具体的には、図6に示すマップでは、水素添加割合が高いほど、点火時期遅角量が大きくなるように設定されている。
その後、図7に示すマップを参照して、触媒暖機制御の実行時間が算出される(ステップ146)。図7は、触媒暖機制御の実行時間を算出するためにECU50が記憶しているマップの一例を示す図である。該マップにおいて、触媒暖機制御の実行時間は、水素添加割合との関係で定められている。より具体的には、図7に示すマップでは、水素添加割合が高いほど、実行時間が短くなるように設定されている。
その後、算出された水素添加割合、点火時期遅角量及び暖機制御時間で触媒暖機運転が実行される(ステップ130)。その後、ステップ132で暖機制御時間が経過したと判別されるまで、触媒暖機運転が実行される。
次回以降、本ルーチンが起動されると、触媒床温が所定値以上になるまで、触媒暖機運転が実行される。
以上説明したように、図4に示すルーチンによれば、マップを参照して、水素貯蔵量に対応した水素添加割合を算出し、その算出した水素添加割合に対応した点火時期遅角量及び制御実行時間を算出するようにした。よって、上記実施の形態2と比べて、触媒暖機制御をより精度良く実行することができるため、燃費を更に向上させることができる。
なお、本実施の形態3においては、ECU50が、ステップ140,142,144,146の処理を実行することにより第3の発明における「触媒暖機制御」が、ステップ142,144の処理を実行することにより第4の発明における「触媒暖機制御手段」が、それぞれ実現されている。
実施の形態4.
本実施の形態4のシステムは、図1に示すシステムを用いて、ECU50に、後述する図8に示すルーチンを実行させることにより実現することができる。
[実施の形態4の特徴]
上記実施の形態2及び3では、点火時期を遅角することにより排気ガスの温度を上昇させ、その結果として触媒床温を上昇させる制御について説明した。
触媒床温を上昇させる他の制御として、触媒26において酸素と水素を発熱反応させる制御が考えられる。但し、この制御は、水素の消費量が多いため、水素供給能力が高い場合に行うことが望ましい。この制御を具体的に説明すると、先ず、スロットル開度TA及び燃料噴射量を制御してリーン燃焼を行う。これにより、排気行程時に、燃焼室11で燃焼しなかった酸素(以下「未燃酸素」という。)が排気通路24を介して触媒26に供給される。さらに、この排気行程時に、未燃酸素と反応する量の水素を水素噴射弁44から燃焼室11内に直接噴射する。筒内噴射された水素は、燃焼室11内で燃焼せず触媒26に供給される。これらの未燃酸素と水素が触媒26において反応することにより、触媒床温が上昇する。
[実施の形態4における具体的処理]
図8は、本実施の形態4においてECU50が実行するルーチンのフローチャートである。図8に示すルーチンによれば、ECU50は、先ず、触媒床温がt1よりも大きくt2よりも小さいか否かが判別される(ステップ150)。t1は、水素と酸素が反応可能な最低の触媒床温であり、t2は、触媒26の浄化能力が許容範囲に入る最低の触媒床温である。この温度範囲であれば、未燃酸素と水素の反応による触媒床温昇温制御を実行すべきであると判断される。
ステップ150で触媒床温がt1よりも大きくt2よりも小さいと判断された場合、水素貯蔵量が所定値よりも大きいか否かが判別される(ステップ152)。水素貯蔵量が所定値以下であると判別された場合、すなわち、水素供給能力が低いと判断された場合には、これ以上の水素の消費を抑制すべく、本制御を中止する。
水素貯蔵量が所定値よりも大きいと判別された場合、すなわち、水素供給能力が高いと判断された場合には、リーン燃焼となるようにスロットル開度TAと燃料量が算出される(ステップ154)。具体的には、アクセル開度と機関回転数とから要求負荷及び目標空燃比が決まり、この要求負荷と目標空燃比から吸入空気量及び燃料量が決まり、この吸入空気量からスロットル開度が決まる。なお、燃料は、ガソリンと水素のどちらでもよい。また、ECUは、図示しないアクセル開度センサの検出信号に基づきアクセル開度を検出することができ、図示しないクランク角センサの検出信号に基づき機関回転数を算出することができる。
その後、一気筒あたりの排出未燃酸素量が算出され(ステップ156)、算出された未燃酸素量と反応させるために供給する水素の量が算出される(ステップ158)。さらに、算出された水素供給量に対応する水素噴射弁44の開弁時間が算出される(ステップ160)。
そして、リーン燃焼後の排気行程時に、算出された開弁時間だけ水素噴射弁44を開弁制御することにより、水素を燃焼室11内に直接噴射する(ステップ162)。
次回以降、本ルーチンが起動されると、触媒床温がt2以上になるまで、未燃酸素と水素の反応による触媒床温の昇温制御が実行される。
以上説明したように、図8に示すルーチンによれば、水素供給能力が高い場合には、未燃酸素と水素を触媒26に供給して、それらを触媒26上で発熱反応させることにより、触媒床温を昇温させるようにした。上記実施の形態2,3で説明した排気ガスの温度を昇温させる制御よりも短時間で触媒床温を昇温させることができる。よって、早期に触媒暖機を終了させることができ、水素添加リーンバーン運転のような高燃費運転に早期に切り替えることができるため、燃費を向上させることができる。
なお、内燃機関10の複数の気筒のうち、一部の気筒においてガソリン又は水素によるリーン燃焼を行うことにより未燃酸素を触媒26に供給するようにし、他の気筒において水素によるリッチ燃焼を行うことにより未燃水素を触媒26に供給するようにしてもよい。この場合も、酸素と水素を触媒26上で反応させることができるため、上記実施の形態4と同様の効果が得られる。
また、1つの気筒において、ガソリン又は水素によるリーン燃焼を行うことにより未燃酸素を触媒26に供給する第1サイクルと、水素によるリッチ燃焼を行うことにより未燃水素を触媒26に供給する第2サイクルとを混在(1乃至数サイクル毎に切り替え)させてもよい。この場合も、酸素と水素を触媒26上で反応させることができるため、上記実施の形態4と同様の効果が得られる。
実施の形態5.
本実施の形態5では、図1に示すシステムにおいて、燃焼室11内に水素を直接噴射する水素噴射弁44に代えて、吸気通路12の吸気ポートに水素を噴射する水素ポート噴射弁を設けたシステムを用いる(図示せず)。このシステムを用いて、ECU50に、後述する図9に示すルーチンを実行させることにより、本実施の形態5のシステムを実現することができる。
本実施の形態5においても、上記実施の形態4と同様に、水素供給能力が高い場合に、未燃酸素と水素を触媒26において発熱反応させることにより、触媒床温を上昇させる制御を実行する。
なお、本実施の形態5の制御は、吸気通路12の負圧と排気通路24の圧力とが共に小さいエンジン始動直後に行うことを前提とする。この場合、バルブオーバーラップ期間に吸気通路12から排気通路24へガスが流れ得る。
[実施の形態5における具体的処理]
図9は、本実施の形態5においてECU50が実行するルーチンのフローチャートである。図9に示すルーチンによれば、ステップ158の水素供給量の算出までは、上記実施の形態4と同様の制御を行う。
その後、算出された水素供給量に対応する水素ポート噴射弁の開弁時間が算出される(ステップ164)。
次に、可変動弁機構21,22によるバルブ開閉タイミングを変更することにより、吸気弁16と排気弁20が共に開弁している時間(バルブオーバーラップ期間)を拡大する(ステップ166)。
そして、リーン燃焼後のバルブオーバーラップ期間中又はその直前に、算出された開弁時間だけ水素ポート噴射弁を開弁制御することにより、水素を吸気ポートに噴射する。吸気ポートに噴射された水素は、燃焼室11で燃焼することなく、排気通路24を介して触媒26に供給される。触媒26において、水素と未燃酸素とが発熱反応することにより、触媒床温が昇温する。
次回以降、本ルーチンが起動されると、触媒床温がt2以上になるまで、未燃酸素と水素の反応による触媒床温の昇温制御が実行される。
以上説明したように、図9に示すルーチンによれば、上記実施の形態4と同様に、水素供給能力が高い場合には、未燃酸素と水素を触媒26に供給し、それらを触媒26上で発熱反応させることにより、触媒床温を昇温させるようにした。よって、上記実施の形態4と同様の効果が得られる。
本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態1においてECU50が実行するルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態2においてECU50が実行するルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態3においてECU50が実行するルーチンのフローチャートである。 水素添加割合を算出するためにECU50が記憶しているマップの一例を示す図である。 図6は、点火時期遅角量を算出するためにECU50が記憶しているマップの一例を示す図である。 触媒暖機制御の実行時間を算出するためにECU50が記憶しているマップの一例を示す図である。 本発明の実施の形態4においてECU50が実行するルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態5においてECU50が実行するルーチンのフローチャートである。
符号の説明
10 内燃機関
11 燃焼室
12 吸気通路
13 スロットルバルブ
14 スロットル開度センサ
16 吸気弁
18 点火プラグ
19 冷却水温センサ
20 排気弁
21,22 可変動弁機構
24 排気通路
26 NOx触媒
27 触媒温度センサ
30 燃料タンク
36 燃焼噴射弁
40 水素タンク
41 圧力センサ
44 水素噴射弁
50 ECU

Claims (6)

  1. 非水素燃料と水素を燃料として運転可能な水素利用内燃機関の制御装置であって、
    内燃機関に非水素燃料を供給する非水素燃料供給手段と、
    前記内燃機関に水素を供給する水素供給手段と、
    前記水素供給手段の水素供給能力を算出する水素供給能力算出手段と、
    検出された水素供給能力に基づいて、非水素燃料の燃焼による内燃機関暖機運転から水素添加リーンバーン運転への切り替え条件を制御する切替条件制御手段とを備え、
    前記切替条件制御手段は、水素供給能力が低い場合に比べて水素供給能力が高い場合に、切り替え条件である機関温度の閾値を低く設定するものであることを特徴とする水素利用内燃機関の制御装置。
  2. 非水素燃料と水素を燃料として運転可能な水素利用内燃機関の制御装置であって、
    内燃機関に非水素燃料を供給する非水素燃料供給手段と、
    前記内燃機関に水素を供給する水素供給手段と、
    前記内燃機関から排出された排気ガスを浄化する浄化触媒と、
    前記水素供給手段の水素供給能力を算出する水素供給能力算出手段と、
    前記水素供給能力に基づいて、前記浄化触媒の暖機運転の条件を制御する触媒暖機運転制御手段とを備え、
    前記触媒暖機運転制御手段は、水素供給能力が低い場合に比べて水素供給能力が高い場合に、水素の添加割合を高くすると共に点火時期の遅角量を大きくするものであることを特徴とする水素利用内燃機関の制御装置。
  3. 請求項2に記載の水素利用内燃機関の制御装置において、
    前記触媒暖機運転制御手段は、吸入空気量に対する燃料の割合がストイキ燃焼に必要な割合よりも小さくなるように、前記非水素燃料供給手段により非水素燃料或いは前記水素供給手段により水素を供給させると共に、燃焼室で非水素燃料を燃焼させた後の膨張行程又は排気行程において、前記水素供給手段により該燃焼室内に水素を直接供給させるものであることを特徴とする水素利用内燃機関の制御装置。
  4. 請求項2に記載の水素利用内燃機関の制御装置において、
    前記触媒暖機運転制御手段は、吸気弁と排気弁が共に開弁時あるいはその直前に、前記水素供給手段により吸気通路に水素を供給させるものであることを特徴とする水素利用内燃機関の制御装置。
  5. 請求項2に記載の水素利用内燃機関の制御装置において、
    前記触媒暖機運転制御手段は、複数の気筒のうちの一の気筒では、吸入空気量に対する燃料の割合がストイキ燃焼に必要な割合よりも小さくなるように、前記非水素燃料供給手段により非水素燃料或いは前記水素供給手段により水素を供給させると共に、他の気筒では、吸入空気量に対する燃料の割合がストイキ燃焼に必要な割合よりも大きくなるように、前記水素供給手段により水素を供給させるものであることを特徴とする水素利用内燃機関の制御装置。
  6. 請求項2に記載の水素利用内燃機関の制御装置において、
    前記触媒暖機運転制御手段は、吸入空気量に対する燃料の割合がストイキ燃焼に必要な割合よりも小さくなるように、前記非水素燃料供給手段により非水素燃料或いは前記水素供給手段により水素を供給させる第1サイクルと、吸入空気量に対する燃料の割合がストイキ燃焼に必要な割合よりも大きくなるように、前記水素供給手段により水素を供給させる第2サイクルを一の気筒で混在させるものであることを特徴とする水素利用内燃機関の制御装置。
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