JP2006240404A

JP2006240404A - 車載カメラ撮影装置

Info

Publication number: JP2006240404A
Application number: JP2005056645A
Authority: JP
Inventors: Kiyokazu Yoshida; 清和吉田; Hideto Terasawa; 英仁寺沢; Tadashi Nakamura; 正中村
Original assignee: Denso Corp
Current assignee: Denso Corp
Priority date: 2005-03-01
Filing date: 2005-03-01
Publication date: 2006-09-14

Abstract

【課題】１台の全方位カメラで車室内の全領域を良好に撮影することができる車載カメラ装置を提供すること。
【解決手段】全方位カメラ１は、車両２の車室内のルーフ前端部付近に搭載されるとともに、その撮影範囲として、車両２の前方窓を除く、車両２の左右の窓及び車室内の略全領域を含むように設定する。
【選択図】図１

Description

本発明は、車載カメラ撮影装置に関するものである。

従来、特許文献１に開示されている車両セキュリティシステムによれば、例えば、車室内の略全域が撮影できる様に、運転席側と助手席側、及び後席の左右両側にそれぞれ１台ずつ小型カメラを設置し、検知手段により不正行為が検知された時に各カメラを作動させる。
特開２００４−２６８６１０号公報

上記車両セキュリティシステムでは、４台の小型カメラによって車室内の略全領域を撮影しているが、図４に示すように、全方位カメラ（魚眼カメラ）を車室内のルーフの中央付近に設置することで、車室内の略全域を撮影することができる。

しかしながら、全方位カメラをルーフの中央付近に設置した場合、カメラ本体がルーフの内装から下向きに突出して設置されるため、車両の窓からの入射光（例えば、日光等）が全方位カメラのレンズに直接入り易くなる。また、ルーフ中央付近に設置されるため、車両の外部からカメラの搭載場所が察知され易くなる。さらに、サンルーフを搭載する車両では、サンルーフと干渉するため設置できない。

本発明は、上記の問題を鑑みてなされたもので、１台の全方位カメラで車室内の略全領域を良好に撮影することができる車載カメラ撮影装置を提供することを目的とする。

上記目的を達成するためになされた請求項１に記載の車載カメラ装置は、１台の全方位カメラを用いて、車両の車室内の略全域を撮影する車載カメラ撮影装置であって、
全方位カメラは、
車両の車室内のルーフ前端部付近に搭載されるとともに、
車両の前方窓を除く、車両の左右の窓及び車室内の略全領域を含むように撮影範囲が設定されることを特徴とする。

このように、上記全方位カメラは、車室内のルーフ前端部付近に配置されるため、全方位カメラの搭載場所が車両の外部から察知され難くなり、また、サンルーフとの干渉をなくすことができる。

また、全方位カメラの撮影範囲は、車両の前方窓を除く車両の左右の窓、及び車室内の略全領域を含むように設定されるため、車両の前方窓からの入射光による影響が受け難くなる。その結果、車室内の略全領域を良好に撮影することができる。

請求項２に記載の車載カメラ撮影装置によれば、全方位カメラは、当該の全方位カメラのレンズ部が車両の左右の窓の上端部よりも上方に配置されることを特徴とする。これにより、左右の窓からの入射光による影響を効果的に排除することができる。

以下、本発明の車載カメラ撮影装置の実施形態について、図面に基づいて説明する。なお、本実施形態の車載カメラ撮影装置は、本願出願人による特開２００４−２６８６１０号公報に開示されている車両セキュリティシステムのカメラ撮影装置に替わって採用することができるものである。

そのため、本実施形態では、上記公報におけるカメラ撮影装置以外の他の構成（可視光カットフィルタ、照明装置、ドア開異常検知センサ、Ｇセンサ、制御装置、及び画像記憶メモリ等）、及びその動作についての説明を省略し、車載カメラ撮影装置の特徴部分についてのみ説明することにする。

図１（ａ）〜（ｃ）は、本実施形態の車載カメラ装置に採用される全方位カメラ１の搭載位置を示している。この全方位カメラ１は、１８０度以上の横画角と１５０度以上の縦画角をもつ魚眼カメラであり、車両２の車室内のルーフ前端部付近に配置される。このように、車室内側のルーフの前端部付近に配置することで、全方位カメラ１の搭載場所が車両２の外部から察知され難くなり、また、サンルーフが搭載される車両であっても、サンルーフとの干渉をなくすことができる。

また、図２に示すように、全方位カメラ１は、そのレンズ部が車両２の左右の窓の上端部よりも上方となるように配置される。これにより、車両２の左右の窓からの入射光による影響を効果的に排除することができる。

さらに、全方位カメラ１は、その撮影範囲として、車両２の前方窓を含まないようにするため、車両２の水平レベルに対してやや傾けて取り付けられている。図３に、全方位カメラ１によって撮影された撮影画像の例を示す。同図に示すように、全方位カメラ１の撮影範囲は、車両２の前方窓を除く車両の左右の窓、後方窓、及び車室内の略全領域（車両２のドアの内側、各シート、インストルメントパネル周辺等）を含むように設定されている。

すなわち、撮影範囲として車両２の前方窓を含めた場合、前方窓からの入射光（例えば、日光等）が全方位カメラ１のレンズ部に直接入り易くなるため、車室内を良好に撮影することができなくなる。

また、車両盗難の場合、犯人は、車両２の左右の窓や後方窓を破壊して車室内に侵入することが多く、高強度である前方窓を破壊して車室内に侵入することが少ない。さらに、犯人が車室内のインストルメントパネル付近の車載機器を盗んだり、車両２を移動したりする場合、少なくとも、前席シート付近に犯人が存在する。

このような理由から、本実施形態の全方位カメラ１の撮影範囲は、車両２の前方窓を除く車両の左右の窓、後方窓、及び車室内の略全領域を含むように設定する。これにより、全方位カメラ１は、車両２の前方窓からの入射光による影響を受け難くなるため、車室内の全領域を良好に撮影することができる。また、犯人が車両２を移動したり、車載機器を盗んでいる状況を確実に撮影することが可能となる。

（ａ）〜（ｃ）は、全方位カメラ１の搭載位置を示した図である。全方位カメラ１の搭載位置を拡大した図である。撮影画像の例を示した図である。全方位カメラ（魚眼カメラ）を車両のルーフの中央付近に設置した場合の例を示す図である。

符号の説明

１全方位カメラ
２車両

Claims

１台の全方位カメラを用いて、車両の車室内の略全域を撮影する車載カメラ撮影装置であって、
前記全方位カメラは、
前記車両の車室内のルーフ前端部付近に搭載されるとともに、
前記車両の前方窓を除く、前記車両の左右の窓及び前記車室内の略全領域を含むように撮影範囲が設定されることを特徴とする車載カメラ撮影装置。
前記全方位カメラは、当該の全方位カメラのレンズ部が前記車両の左右の窓の上端部よりも上方に配置されることを特徴とする請求項１記載の車載カメラ撮影装置。