JP2006239157A - 作業指示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の作業者の生理状態を検出して統合的な作業指示が行われるようにする。
【解決手段】 作業者1には生理状態をモニタするモニタ手段2が設けられ、モニタされた脈拍等の生理状態のデータが無線または有線で検知手段3に供給され、このデータ情報が、通信手段4を通じてLAN5等の情報ネットワーク上に設けられる記録手段6に記録されると共に、この記録手段6に記録されたデータ情報が情報処理装置7で読み出される。この読み出された情報が内部の比較手段71に供給され、供給された検知手段3からのデータと予め記録された基準値とが比較される。この比較結果に基づいて、作業指示を行う内容が指示決定手段72で決定され、配信手段73からLAN5を通じて作業者1の近傍に設けられる指示手段8に配信される。これによって、比較手段71での比較結果に基づく作業指示が指示手段8で実行される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば作業工程における作業効率の低下の防止等に利用して好適な作業指示システムに関する。詳しくは、作業者の生理状態や作業環境の条件を検出して、作業効率の低下が予想される際に、それに応じた作業指示が行われるようにしたものであり、特に複数の作業者に対して統合的な作業指示が行われるようにするものである。
従来の作業指示システムでは、作業者の疲労度を測定可能とし、かつ必要な休憩等を数値化し、作業者の健康の管理、作業環境の適性化を行うことができるようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
また、作業者の疲労度等の判定結果に基づいて、作業者の作業量を制御しているものもある(例えば、特許文献2参照。)。
すなわち、作業者の疲労度等を判定して、作業者に休憩等の作業の指示を行うシステムは周知であり、その指示のために作業者の作業量の制御を行うものも知られている。
特開平9−276254号公報 特開平9−140688号公報
例えば作業工程において、その作業に従事する作業者の疲労度が増してくると、作業効率の低下や事故の発生等の問題を生じる恐れが高くなる。そこで、所定の条件を定めて、作業者にリフレッシュ、すなわち休憩を勧告することが行われている。そのためのリフレッシュ条件として、上記の特許文献1、2においては、作業者の疲労度を脈拍等により判定して、休憩の勧告などの作業に関する指示を行っているものである。
ただし上記の特許文献1、2は、いずれも単独の作業者について指示を行っているものである。ところが複数の作業者が従事している例えば製品の製造ラインなどにおいては、単独の作業者のみにリフレッシュを指示しても問題が解消されるものではなく、かえって製造ライン全体の作業効率が低下してしまう場合もある。一方、作業者の疲労は、作業の過負荷や外部環境の影響などによって、一斉に生じる可能性も高いものである。
すなわち、上述した従来の技術においては、いずれも単独の作業者について指示を行っているものであり、例えば製品の製造ラインなどにおける複数の作業者への作業指示には適用することができない、という問題点を生じていたものである。また、一連の製造ラインの作業者における作業者の疲労は、作業の過負荷や外部環境の影響などによって、一斉に生じる可能性が高いものと考えられる。
この発明はこのような問題点に鑑みて成されたものであって、本発明の目的は、複数の作業者に対して統合的に作業指示を行い、特には複数の作業者が従事する製造ラインにおいても、常に適正な作業指示を行うことができるようにするものである。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、請求項1に記載された発明は、複数の作業者に対してそれぞれの生理状態をモニタする検知手段と、検知手段がモニタした作業者の生理状態をネットワーク上に送信する通信手段と、ネットワーク上に設けられ、任意のタイミングにおける検知手段がモニタした値を予め設定された基準値と比較する比較手段と比較手段の比較結果に応じて複数の作業者の全体及び/または個々への作業指示を決定する指示決定手段と指示決定手段で決定された作業指示をネットワーク上に配信する配信手段と、作業者の近傍に設けられて配信された作業指示を実行する指示手段とを備えたことを特徴とする作業指示システムである。
請求項2記載の作業指示システムは、請求項1において、複数の作業者をさらに複数のグループに分割し、比較手段の比較結果に応じてさらに複数のグループの全体及び/または個々のグループへの作業指示を指示手段で行うことを特徴とする。
請求項3記載の作業指示システムは、請求項1において、作業指示には複数の段階が設けられ、検知手段がモニタした値を予め設定された基準値と比較してそれらに応じた作業指示を行うことを特徴とする。
請求項4記載の作業指示システムは、請求項1において、検知手段がモニタを行う任意のタイミングの一つは作業者による作業の始動スイッチの操作に連動したものであり、始動スイッチの操作に連動してモニタした値を用いて比較手段での比較を行うことを特徴とする。
請求項5記載の作業指示システムは、請求項1において、検知手段がモニタする作業者の生理状態には、脈拍、血圧、体温、発汗、呼吸数のいずれか一つ以上を含むことを特徴とする。
請求項6記載の作業指示システムは、請求項1において、指示手段による指示は、作業者の視覚、聴覚、嗅覚、触覚のいずれか一つ以上を通じて行う、及び/又は作業者の実施している作業に制限を加えることにより行うことを特徴とする。
以上述べたように、本発明によれば、複数の作業者の生理状態を検出して、複数の作業者の生理状態から作業効率の低下が予想される際に、それに応じた作業指示が行われるようにしたものであって、これによって、複数の作業者に対して統合的に作業指示を行い、特には複数の作業者が従事する製造ラインにおいても、常に適正な作業指示を行うことができるようにするものである。
以下、図面を参照して本発明を説明するに、図1は本発明による作業指示システムを適用した作業工程の一実施形態の構成を示す模式図を含むブロック図である。
図1において、作業者1には、脈拍、血圧、体温、発汗、呼吸数等の生理状態の内の一つ以上をモニタするモニタ手段2が設けられる。そして、このモニタ手段1でモニタされた脈拍等の生理状態のデータが無線または有線で検知手段3に供給され、この検知手段3で検知されたデータ情報が、通信手段4を通じてLAN(Local Area Network)5等の情報ネットワークに送信される。
送信された情報は、LAN5上に設けられる記録手段6に記録されると共に、この記録手段6に記録されたデータ情報が情報処理装置7で読み出される。このようにして、上述の検知手段3で検知された作業者1の脈拍等の生理状態のデータが、情報処理装置7で読み出されて、内部の比較手段71に供給される。そして比較手段71では、供給された検知手段3からのデータと、例えば記録手段6に予め記録された基準値とが比較される。
この比較手段71での比較結果に基づいて、作業指示を行う内容が指示決定手段72で決定される。そして決定された作業指示の情報が、配信手段73からLAN5を通じて配信される。さらにこの配信された情報が、通信手段4を通じて作業者1の近傍に設けられる指示手段8に供給される。これによって、比較手段71での比較結果に基づく作業指示が指示手段8で実行される。
また、LAN5には、作業者1の近傍に設けられる始動スイッチ9からの始動のタイミングを示す情報と、時計装置10からの時刻情報が供給される。さらにLAN5上には、例えば作業の進捗状況に応じてリフレッシュ条件を変更するなどの人間が行う判断を、システムに反映させることができるようにするための管理センター11が設けられる。すなわち、この管理センター11を通じて、例えば比較手段71での比較に用いる基準値の変更等の処置を行うことができるものである。
そして本発明においては、図示はされていないが、例えば製品の製造ラインに従事する複数の作業者の個々に、上記のモニタ手段2、検知手段3、送信手段4、指示手段8、始動スイッチ9等の構成が設けられる。これにより、複数の作業者の個々のモニタ手段2でモニタされた生理状態が、LAN5を通じて情報処理装置7に集められ、これらの情報から決定された作業指示が指示手段8に配信されて、複数の作業者の個々に対して作業指示が実行されることになる。
そこで、図2には上記の処理を行うためのフローチャートを示す。なお以下の説明は、例えば3人の作業者1、2、3に対して、その生理状態の検知方法に脈拍を用いて処理を行う場合について述べているものである。
すなわち図2において処理動作が開始されると、まずステップS1で3人の作業者1、2、3に、モニタ手段2としての脈拍計が取り付けられる。次にステップS2で、作業者1、2、3の固有情報の入力または自動取得が行われる。なお、固有情報の自動取得は、例えば指紋認証や、監視カメラ等で撮影された社員証の画像を判読する等の処理によって行うことができる。そして、ステップS3で後述する処理ループの始端が設定される。
次にステップS4で、脈拍計にて作業者1、2、3の脈拍1、2、3が取得される。さらに、ステップS5でこれらの脈拍1、2、3が、検知手段3から通信手段4、LAN5を通じて記録手段6に記録される。そしてステップS6では、情報処理装置7の比較手段71にて、予め記録手段6に記録された各作業者1、2、3の基準となる脈拍と、新たに記録された脈拍1、2、3とが比較される。
すなわち、ここでの作業者1、2、3は、図3のグループAで示される3人である。なお、これらの3人については、それぞれ作業者1は、脈拍Mが60≦M≦80で正常と見做され、M<50と90<Mで異常と見做される。また、作業者2は、脈拍Mが50≦M≦70で正常と見做され、M<40と80<Mで異常と見做される。さらに作業者3は、脈拍Mが70≦M≦90で正常と見做され、M<60と100<Mで異常と見做されるものである。
そこで、ステップS7では作業の全体で判断するか、作業者の個々で判断するかが選択される。なおこの選択は、例えば管理センター11での設定によって行われる。そして、作業者の個々で判断する場合(NO)には、ステップS8で作業者1の脈伯が異常であるか否か判断され、異常のとき(YES)はステップS9で作業者1の近傍の指示手段8にてリフレッシュ指示が行われる。
また、ステップS10で作業者2の脈伯が異常か否か判断され、異常のとき(YES)はステップS11で作業者2の近傍の指示手段8にてリフレッシュ指示が行われる。さらにステップS12で作業者3の脈伯が異常か否か判断され、異常のとき(YES)はステップS13で作業者3の近傍の指示手段8にてリフレッシュ指示が行われる。なお、これらのステップS8、S10、S12での判断は図示のような時系列でなく、同時に並行して行うこともできる。
一方、ステップS7で作業の全体で判断する場合(YES)は、ステップS14で作業者1の脈伯が異常であるか否か判断され、ステップS15で作業者2の脈伯が異常か否か判断され、ステップS16で作業者3の脈伯が異常か否か判断される。そして一人でも異常のとき(YES)は、ステップS17で作業者1、2、3の全員の近傍の指示手段8にてリフレッシュ指示が行われる。
そして、ステップS18で検査終了条件が判断され、終了のときはフローチャートが終了される。また、終了でないときはステップS3に戻されて作業が継続される。なお、上述の検査終了条件とは、検査すべき対象がなくなったときや、作業の全体が休憩時間に入ったときである。
なお、このシステムにおいて、実際のリフレッシュの指示は、例えば以下のような手順で行われる。すなわち、
(1)人員が不足した事の連絡が管理センター11に入る(電話・メール・パトライト・音等)。
以後は、管理センター11にいる管理者の判断となる。
そこで管理者は、
(2)簡易作業を行っている人と作業交換
(3)休憩中の人と交代
(4)ライン管理者が一時的に作業者となる
(5)リフレッシュ時の交代要員がいて、交代する
(6)リフレッシュした作業者へ物が流れなくなる
等の判断を行う。
なおこの場合に、3人が同じ作業をするラインでは、
(7)ラインスピードが遅くなる(3人で行っていた作業を2人で実施するため)
(8)欠員のままなにも変わらない(生産数が落ちるのみ)
(9)リフレッシュした作業者のところだけ物の流れスピードが速くなる((7)、(8)と併用)
となる。
また、流れ作業であって3人で一つの作業が完了する場合には
(10)残りの作業者の作業手数が増える(リフレッシュした人の作業が残りの人に割り当てられる)
(11)なにも変わらない(リフレッシュ中の人の在庫がたまる)
(12)リフレッシュした作業者のところだけ物の流れスピードが速くなる((10)又は(11)と併用)
となる。従って、実際のリフレッシュの指示はこれらの条件を判断して行われる。
このようにして、この実施形態においては、複数の作業者の生理状態を検出して、複数の作業者の生理状態から作業効率の低下が予想される際に、それに応じた作業指示が行われるようにしたことによって、複数の作業者に対して統合的に作業指示を行い、複数の作業者が従事する製造ラインにおいても、常に適正な作業指示を行うことができる。また、一連の製造ラインの作業者において作業者の疲労が一斉に生じると考えられる場合には、一斉の作業指示も行うことができるものである。
なお、上述の検知手段3では、脈拍の他に、血圧、体温、発汗、呼吸数等の生理状態を監視して比較判断の材料とすることもできる。また、記録手段6には、HDD、磁気ディスク、光メディア、FlashROM等の情報を記録できる媒体が想定される。さらに比較手段6はComputer、マイコン等であるが、人間の関与を含めることを可能としても良い。
また、指示手段8には、CRT、LCD、LED、プロジェクタ、黒板、ホワイトボード等の表示手段を用いるほか、嗅覚、触覚、聴覚にうったえる手段でも良い。嗅覚では、レモン等の刺激臭を用いる方法や、触覚では足場に突起物ができ体感的に感じる事や、聴覚では放送や太鼓等の音を発する物を利用しても良い。
さらに図4には、例えば複数の製造ラインがあって、それぞれのラインに複数の作業者がいる場合のシステムに適用される処理のフローチャートを示す。なお以下の説明は、例えば3つの製造ラインA、B、Cについて、例えば図3に示すように、それぞれにグループAとして3人の作業者1、2、3、グループBとして2人の作業者4、5、グループCとして3人の作業者6、7、8が従事している場合であって、各作業者の生理状態の検知方法に脈拍を用いて処理を行う場合について述べているものである。
そこで、図4において処理動作が開始されると、まずステップS21で作業者の全員に、モニタ手段2としての脈拍計が取り付けられる。次にステップS22で、作業者の全員の固有情報の入力または自動取得が行われる。なお、固有情報の自動取得は、例えば指紋認証や、監視カメラ等で撮影された社員証の画像を判読する等の処理によって行うことができる。そして、ステップS23で後述する処理ループの始端が設定される。
次にステップS24で、モニタ手段2としての脈拍計にて作業者の全員の脈拍が取得される。さらに、ステップS25で、これらの脈拍が検知手段3から通信手段4、LAN5を通じて記録手段6に記録される。そしてステップS26では、情報処理装置7の比較手段71にて、予め記録手段6に記録された作業者の全員の基準となる脈拍と、新たに記録された脈拍とが比較される。
さらに、ステップS27では作業の全体で判断するか、グループごとで判断するかが選択される。なおこの選択は、例えば管理センター11での設定によって行われる。そして、グループごとで判断する場合(NO)には、ステップS28でグループAの各作業者の脈伯が異常であるか否か判断され、異常のとき(YES)はステップS29でグループAの近傍の指示手段8にてリフレッシュ指示が行われる。
また、ステップS30でグループBの各作業者の脈伯が異常か否か判断され、異常のとき(YES)はステップS31でグループBの近傍の指示手段8にてリフレッシュ指示が行われる。さらにステップS32でグループCの各作業者の脈伯が異常か否か判断され、異常のとき(YES)はステップS33でグループCの近傍の指示手段8にてリフレッシュ指示が行われる。なお、これらのステップS28、S30、S32での判断は図示のような時系列でなく、同時に並行して行うこともできる。
一方、ステップS27で作業の全体で判断する場合(YES)は、ステップS34でグループAの各作業者の脈伯が異常であるか否か判断され、ステップS35でグループBの各作業者の脈伯が異常か否か判断され、ステップS36でグループCの各作業者の脈伯が異常か否か判断される。そして一グループでも異常のとき(YES)は、ステップS37でグループA、B、Cの全体の近傍の指示手段8にてリフレッシュ指示が行われる。
そして、ステップS38で検査終了条件が判断され、終了のときはフローチャートが終了される。また、終了でないときはステップS23に戻されて作業が継続される。なお、上述の検査終了条件とは、検査すべき対象がなくなったときや、作業の全体が休憩時間に入ったときである。
このようにして、例えば複数の製造ラインがあって、それぞれのラインに複数の作業者がいる場合においても本発明を適用することができる。なお、ステップS28、S30、S32での判断にはさらに図2に示した個々の作業者に対する判断も加えて、個々の作業者とグループと全体の3段階の作業指示を行うようにすることも可能である。またこのような指示を行う場合においても、上述した管理センター11にいる管理者の意向を反映させることができる。
ところで、作業者の生理状態から疲労度等を判断している場合に、移住とはいえないが注意を要する状態が存在する。すなわち図3のグループAの作業者1、2、3において、作業者1の脈拍Mが50≦M<60、80<M≦90のとき、作業者2の脈拍Mが40≦M<50、70<M≦80のとき、及び作業者3の脈拍Mが60≦M<70、80<M≦100のときは、それぞれ注意の状態である。
そこで、これらの注意の状態ではリフレッシュ指示として休憩を勧告し、さらに上述の異常の状態ではリフレッシュ指示として作業者の交替を勧告することが考えられる。すなわち図5には、そのような段階を設けたシステムのフローチャートを示す。なお、この図5のフローチャートは、図2のステップS6から後に相当するものであり、紙面の都合上そこまでのステップは割愛して示している。
この図5において、ステップS40では図2のステップS7と同様に作業の全体で判断するか、作業者の個々で判断するかが選択される。なおこの選択は、例えば管理センター11での設定によって行われる。
そして、作業者の個々で判断する場合(NO)には、ステップS41で作業者1の脈伯が正常であるか、注意であるか、異常であるか否か判断され、異常のときはステップS42で作業者1の近傍の指示手段8にて交代のリフレッシュ指示が行われ、注意のときはステップS43で作業者1の近傍の指示手段8にて休憩のリフレッシュ指示が行われる。
また、ステップS44で作業者2の脈伯が正常であるか、注意であるか、異常か否か判断され、異常のときはステップS45で作業者2の近傍の指示手段8にて交代のリフレッシュ指示が行われ、注意のときはステップS46で作業者2の近傍の指示手段8にて休憩のリフレッシュ指示が行われる。
さらにステップS47で作業者3の脈伯が正常であるか、注意であるか、異常か否か判断され、異常のときはステップS48で作業者3の近傍の指示手段8にて交代のリフレッシュ指示が行われ、注意のときはステップS49で作業者3の近傍の指示手段8にて休憩のリフレッシュ指示が行われる。なお、これらのステップS41、S44、S47での判断は図示のような時系列でなく、同時に並行して行うこともできる。
一方、ステップS40で作業の全体で判断する場合(YES)は、ステップS50で作業者1の脈伯が正常であるか、注意であるか、異常であるか否か判断され、ステップS51で作業者2の脈伯が正常であるか、注意であるか、異常か否か判断され、ステップS52で作業者3の脈伯が正常であるか、注意であるか、異常か否か判断される。そして一人でも異常のときはステップS53で作業者1、2、3の全員の近傍の指示手段8にて交代のリフレッシュ指示が行われ、一人でも注意のときはステップS54で作業者1、2、3の近傍の指示手段8にて休憩のリフレッシュ指示が行われる。
そして、ステップS55で検査終了条件が判断され、終了のときはフローチャートが終了される。また、終了でないときは図2のステップS3に戻されて作業が継続される。なお、上述の検査終了条件とは、検査すべき対象がなくなったときや、作業の全体が休憩時間に入ったときである。
このようにして、作業指示に複数の段階を設け、検知手段がモニタした値を予め設定された基準値と比較してそれらに応じた作業指示を行うことができる。またこのような指示を行う場合においても、上述した管理センター11にいる管理者の意向を反映させることができる。
さらに、上述の実施形態では検知手段によるモニタを例えば図6に示すように定常的に行うようにしているが、例えば作業者の脈拍は、一連の作業の中での身体の動きによって一時的に高まることがある。つまり図7は一連の作業における脈拍の推移を示したもので、ここでは時間11の期間で脈拍が時間1の期間より10近く上昇している。従ってこのようなばらつきのある値を用いて判断を行うことには問題が生じる恐れがある。
そこで、例えば図8に示すように、一連の作業の開始点で検知を行って判断を行うことが考えられる。すなわち図9には、そのような一連の作業の開始点で検知を行うシステムのフローチャートを示す。なお、この図9のフローチャートは、図2のステップS1からステップS6までに相当するものであり、ステップS7以降は同じとなるので、紙面の都合上以下のステップは割愛して示している。
この図9において処理動作が開始されると、まずステップS60で3人の作業者1、2、3に、モニタ手段2としての脈拍計が取り付けられる。次にステップS61で、作業者1、2、3の固有情報の入力または自動取得が行われる。なお、固有情報の自動取得は、例えば指紋認証や、監視カメラ等で撮影された社員証の画像を判読する等の処理によって行うことができる。そして、ステップS62で後述する処理ループの始端が設定される。
次にステップS63で作業者1が始動スイッチ9を押したか否か判断され、押したときにステップS64で脈拍計にて作業者1の脈拍1が取得される。また、ステップS65で作業者2が始動スイッチ9を押したか否か判断され、押したときにステップS66で脈拍計にて作業者2の脈拍2が取得される。さらにステップS67で作業者3が始動スイッチ9を押したか否か判断され、押したときにステップS68で脈拍計にて作業者3の脈拍3が取得される。なお、これらのステップS63、S65、S67での判断は図示のような時系列でなく、同時に並行して行われるものである。
すなわちこの場合に、始動スイッチ9は一連の作業の開始時に作業者によって1度ずつ押されるものであり、この始動スイッチ9が押されたことを判別して、作業者の脈拍を検知することができる。そして、さらにステップS69で検知された脈拍1、2、3が、検知手段3から通信手段4、LAN5を通じて記録手段6に記録され、ステップS70で情報処理装置7の比較手段71にて、予め記録手段6に記録された各作業者1、2、3の基準となる脈拍と、新たに記録された脈拍1、2、3とが比較される。
このようにして、検知手段がモニタを行う任意のタイミングの一つを作業者による作業の始動スイッチの操作に連動したものとし、始動スイッチの操作に連動してモニタした値を用いて比較手段での比較を行うことによって、一連の作業において脈拍等にばらつきが生じる場合にも、良好な判断を行うことができる。
こうして本発明の作業指示システムによれば、複数の作業者の生理状態を検出して、複数の作業者の生理状態から作業効率の低下が予想される際に、それに応じた作業指示が行われるようにしたことによって、複数の作業者に対して統合的に作業指示を行い、特には複数の作業者が従事する製造ラインにおいても、常に適正な作業指示が行われるようにすることができるものである。
なお本発明は、上述の説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の精神を逸脱することなく種々の変形が可能とされるものである。
本発明による作業指示システムを適用した作業工程の一実施形態の構成を示す模式図を含むブロック図である。 その動作の説明のためのフローチャート図である。 その説明のための表図である。 本発明の他の実施形態の動作の説明のためのフローチャート図である。 本発明の他の実施形態の動作の説明のためのフローチャート図である。 本発明のさらに他の実施形態の説明のための線図である。 本発明のさらに他の実施形態の説明のための線図である。 本発明のさらに他の実施形態の説明のための線図である。 本発明のさらに他の実施形態の説明のためのフローチャート図である。
符号の説明
1…作業者、2…モニタ手段、3…検知手段、4…通信手段、5…LAN、6…記録手段、7…情報処理装置、8…指示手段、9…始動スイッチ、10…時計装置、11…管理センター、71…比較手段、72…指示決定手段、73…配信手段

Claims (6)

  1. 複数の作業者に対してそれぞれの生理状態をモニタする検知手段と、
    前記検知手段がモニタした前記作業者の生理状態をネットワーク上に送信する通信手段と、
    前記ネットワーク上に設けられ、任意のタイミングにおける前記検知手段がモニタした値を予め設定された基準値と比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較結果に応じて前記複数の作業者の全体及び/または個々への作業指示を決定する指示決定手段と、
    前記指示決定手段で決定された作業指示を前記ネットワーク上に配信する配信手段と、
    前記作業者の近傍に設けられて前記配信された作業指示を実行する指示手段と
    を備えたことを特徴とする作業指示システム。
  2. 請求項1記載の作業指示システムにおいて、
    前記複数の作業者をさらに複数のグループに分割し、
    前記比較手段の比較結果に応じてさらに前記複数のグループの全体及び/または個々のグループへの作業指示を前記指示手段で行う
    ことを特徴とする作業指示システム。
  3. 請求項1記載の作業指示システムにおいて、
    前記作業指示には複数の段階が設けられ、前記検知手段がモニタした値を予め設定された基準値と比較してそれらに応じた作業指示を行う
    ことを特徴とする作業指示システム。
  4. 請求項1記載の作業指示システムにおいて、
    前記検知手段がモニタを行う任意のタイミングの一つは前記作業者による作業の始動スイッチの操作に連動したものであり、
    前記始動スイッチの操作に連動してモニタした値を用いて前記比較手段での比較を行う
    ことを特徴とする作業指示システム。
  5. 請求項1記載の作業指示システムにおいて、
    前記検知手段がモニタする前記作業者の生理状態には、脈拍、血圧、体温、発汗、呼吸数のいずれか一つ以上を含む
    ことを特徴とする作業指示システム。
  6. 請求項1記載の作業指示システムにおいて、
    前記指示手段による指示は、前記作業者の視覚、聴覚、嗅覚、触覚のいずれか一つ以上を通じて行う、及び/又は前記作業者の実施している作業に制限を加えることにより行う
    ことを特徴とする作業指示システム。
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