JP2006239017A - シャワーシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】感電の畏れなく安全に、多種の液剤を供給し得るようにしたシャワーシステムを提供する。
【解決手段】可撓性ホース72に接続して湯水を散布するハンド式のシャワーヘッド54に、単一の液剤供給ノズル60の開口部60aを臨ませる。また、所望の液剤を供給させるための各種操作指令を選択する操作選択ボタン62と、選択された各種操作指令を発信するリモコン発信部64とをシャワーヘッド54に配設する。更に、レバー98をシャワーヘッド54に回動自在に設けると共に、このレバー98を手で握ることで発電して、リモコン発信部64への電力供給源となる発電部をシャワーヘッド54の内部に設ける。リモコン発信部64から送信された各種操作指令は、シャワーヘッド54とは別の個所に設けられたリモコン受信部が受信し、該リモコン受信部が所望の液剤を供給させるための制御手段に該操作指令を送る。
【選択図】図1

Description

この発明は、シャワーシステムに関し、更に詳細には、一般家庭や理容店、その他、公衆浴場、宿泊施設等の浴室や洗面所に配設されて、シャワーヘッドから各種の液剤を選択的に供給し得るシャワーシステムに関するものである。
浴室や洗面所等に配設されるシャワーシステムに関して、例えば、シャワーヘッドの液剤噴射口から各種の液剤を選択的に供給し得るようにしたものがある(特許文献1)。図7は、このシャワーシステム10を示す概略図であって、湯水を供給するシャワーヘッド12に、液剤の供給を行なう液剤噴射口14と、液剤選択を行なう液剤選択ボタン16とが配設されている。液剤選択ボタン16は、例えば、シャンプー用ボタン16a、リンス用ボタン16bおよびボディーソープ用ボタン16cから構成されている。そして、図8に示すように、これらのボタンによってシャワーヘッド12に内蔵した開閉バルブ18,18を開閉し得るよう構成されている。
また、各種の液剤が貯留される液剤容器20は、内部に複数の収納部20a,20aが画成されると共に、液剤容器20の内部を加圧する電動式の加圧ポンプ22が接続されている。更に、各収納部20aの底部には、各液剤をシャワーヘッド12へ送出する液剤供給管24,24が夫々接続され、図7に示すように、これらの液剤供給管24,24はシャワーホース26の内部に収納される。そして、図8に示すように、これらの液剤供給管24,24は互いに1箇所で接続して、液剤噴射口14に連通している。
このシャワーシステム10を起動させると、加圧ポンプ22により液剤容器20の収納部20a,20aが加圧されて各液剤が押し出され、液剤は液剤供給管24,24を介してシャワーヘッド12内の開閉バルブ18,18まで到来する。そして、液剤選択ボタン16の1つを押すと対応の開閉バルブ18が開放し、加圧状態下にある液剤は液剤噴射口14から押し出される。
また、シャワーシステム10に類似するものとして、特許文献2に示す「湯水供給装置」がある。この湯水供給装置は、洗面台等に設けられた吐出しノズルから、各種の液剤を選択的に供給し得るようにしたものであって、特許文献1と同様、各種液剤は加圧ポンプによってタンクから押し出される。この吐出しノズルの頂部には、液剤を選択するための液剤選択ボタンが配設され、該ボタンは電気コード等により洗面台上の制御部に接続されている。そして、液剤選択ボタンを押すことで、液剤の選択指令が電気コードを介して制御部に送られて、選択された液剤に対応するバルブを開放させるようになっている。
このように、特許文献1のシャワーシステム10や特許文献2の湯水供給装置によれば、液剤選択ボタンを押すだけで所望の液剤をシャワーヘッド12や吐出しノズルから供給し得るので、使用者は洗髪等の度に、液剤が入ったボトルを取り出す手間が解消される。
特開平6−62972号公報 実用新案登録第2587852号公報
しかしながら、特許文献1のシャワーシステム10および特許文献2の湯水供給装置は、夫々、以下のような欠点を内在している。特許文献1のシャワーシステム10については、例えば、前述の液剤に加えて、更にシェービングクリームや洗顔剤等を供給できるようにしたい場合、シャワーホース26に収納する液剤供給管24,24の数も増やさなければならない。従って、シャワーホース26内の液剤供給管24の数が多くなると、ホース内部が圧迫されて湯水や液剤の流通抵抗が高くなったり、シャワーホース26の柔軟性が失われて使用感が損なわれたりしてしまう。
また、特許文献2の湯水供給装置については、前述のように、液剤の選択指令は電気コードを介して制御部へ送られるようになっている。しかしながら、吐出しノズルの頂部に設けられた液剤選択ボタンと洗面台上の制御部とを電気コード等で結線することは、仮に低電圧であるとしても、湯水の使用環境下では感電の畏れがあり回避すべきである。また、特許文献2の湯水供給装置は、タンク内が所定の加圧状態に維持されるよう、加圧ポンプは常に制御部によって作動制御されているので、電気代が高騰する難点がある。
そこで本発明は、従来のシャワーシステムに内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、感電の畏れなく安全に、多種の液剤を供給し得るシャワーシステムを提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1に係るシャワーシステムは、
可撓性ホースに接続して湯水を散布するハンド式のシャワーヘッドと、該シャワーヘッドに開口部を臨ませた単一の液剤供給ノズルと、前記シャワーヘッドに設けられ、各種操作指令を選択して前記液剤供給ノズルから所望の液剤を供給させる操作選択手段とを備えたシャワーシステムにおいて、
前記シャワーヘッドに設けられ、前記操作選択手段により選択された各種操作指令を発信するリモコン発信部と、
前記リモコン発信部から発信された各種操作指令を受信して、前記所望の液剤を供給させるための制御手段に該操作指令を送るリモコン受信部と、
前記シャワーヘッドに往復動可能に配設した往復動部材と、
前記シャワーヘッドの内部に配設され、前記往復動部材を手で握る操作を反復することで回転されて発電を行なう発電部とからなり、
前記発電部をリモコン発信部への電力供給源としたことを特徴とする。
請求項1に係るシャワーシステムによれば、操作選択手段によって選択された各種の操作指令は、リモコン発信部からリモコン受信部へ無線送信されるので、操作選択手段と制御手段とを結ぶ電気配線を施す必要がない。従って、使用者は、感電の畏れがなく安心して使用することができる。また、シャワーヘッドにリモコン発信部の電力供給源となる発電部を設けたので、外部電源からリモコン発信部へ電力を供給する必要がなく、これらを結ぶ電気配線を施す必要もない。更に、この発電部は、往復動部材を手で握る操作を反復することで発電するので、使用者はシャワーヘッドを持ったまま、片手で容易に発電することが可能となる。
また、同じく前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項2に係るシャワーシステムは、
可撓性ホースに接続して湯水を散布するハンド式のシャワーヘッドと、
このシャワーヘッドに開口部を臨ませた単一の液剤供給ノズルと、
前記可撓性ホースの内部に収納されて、前記液剤供給ノズルに一端部が連通接続すると共に、他端部が所要数の液剤吸入管に分岐的に連通する液剤供給管と、
前記液剤吸入管の夫々に個別に連通し、所望の液剤が貯留される複数の液剤貯留タンクと、
前記液剤供給管と液剤吸入管との分岐部に設けられ、前記夫々の液剤貯留タンクに接続している各対応の液剤吸入管と該液剤供給管との連通を選択的に切り替える切替弁と、
前記液剤供給管の途中に設けられ、前記切替弁で切り替えられて連通する側の液剤吸入管から液剤貯留タンク中の液剤を吸引して該液剤供給管に供給するポンプと、
前記切替弁およびポンプに各種操作指令を個別に与える制御手段と、
前記シャワーヘッドに設けられ、各種操作指令を選択して前記液剤供給ノズルから所望の液剤を供給させる操作選択手段と、
前記シャワーヘッドに設けられ、前記操作選択手段により選択された各種操作指令を発信するリモコン発信部と、
前記シャワーヘッドとは別の個所に配設され、前記リモコン発信部から発信された各種操作指令を受信して、前記制御手段に該操作指令を送るリモコン受信部と、
前記シャワーヘッドに往復動可能に配設した往復動部材と、
前記シャワーヘッドの内部に配設され、前記往復動部材を手で握る操作を反復することで回転されて発電を行なう発電部とからなり、
前記発電部をリモコン発信部への電力供給源としたことを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、請求項1の効果に加えて、液剤の供給時にのみポンプ等を作動させるので、電気代等のランニングコストが嵩むことがない。また、液剤供給管は可撓性ホースの内部に収納されるので、液剤供給管が邪魔になることがない。また、可撓性ホースに収納される液剤供給管の数は液剤の種類に拘わらず1つなので、液剤の種類をいくらでも増やすことが可能となる。
また、本願の請求項3に係るシャワーシステムは、請求項1または2に記載のシャワーシステムにおいて、
前記往復動部材と発電部との間に、該往復動部材の一方向への動きを一方向への回転に変換する歯車列が介挿されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明によれば、歯車列が往復動部材の一方向への動きを一方向への回転に変換させて、発電部に発電させることが可能となる。
また、本願の請求項4に係るシャワーシステムは、請求項1〜3の何れかに記載のシャワーシステムにおいて、
前記シャワーヘッドの内部に充電部が設けられ、前記発電部で生じた電気を該充電部に充電するようにしたことを特徴とする。
請求項4に係る発明によれば、シャワーヘッド内部に、発電部で生じた電気を充電する充電部を設けたので、リモコン発信部に電力を安定的に供給することが可能となり、リモコン発信部を作動させる度に発電を行なう必要もない。
また、本願の請求項5に係るシャワーシステムによれば、請求項1〜4の何れかに記載のシャワーシステムにおいて、
前記往復動部材は、一端が前記シャワーヘッドに回動自在に軸支されて、該シャワーヘッドから斜めに延出するレバーであることを特徴とする。
請求項5に係る発明によれば、レバーを回動させて発電を行なうことが可能となる。
また、本願の請求項6に係るシャワーシステムは、請求項2〜5の何れかに記載のシャワーシステムにおいて、
前記操作選択手段は、前記液剤貯留タンクの配設数に応じた数の操作選択ボタンで構成されたことを特徴とする。
請求項6に係る発明によれば、操作選択ボタンを押すだけで各種操作指令を選択し得るので、該操作指令の選択を片手で容易に行ない得る。
また、本願の請求項7に係るシャワーシステムは、請求項2〜5の何れかに記載のシャワーシステムにおいて、
前記操作選択手段は、前記液剤貯留タンクの配設数に応じた切替接点を有する操作選択スイッチとして構成されることを特徴とする。
請求項7に係る発明によれば、操作選択スイッチを捻るだけで各種操作指令を選択し得るので、該操作指令の選択を容易に行ない得る。
また、本願の請求項8に係るシャワーシステムは、請求項2〜7の何れかに記載のシャワーシステムにおいて、
前記可撓性ホースに接続して湯水を供給する湯水供給管から分岐した洗浄水供給管を、洗浄弁を介して前記液剤供給管に接続し、異なる種類の液剤を使用するに先立ち該洗浄弁を開放することで、前記湯水供給管からの湯水を前記液剤供給ノズルに供給してノズル洗浄を行なうことを特徴とする。
請求項8に係る発明によれば、異なる種類の液剤を使用するに先立ち、液剤供給ノズルに湯水を供給してノズル洗浄を行なうようにしたので、液剤供給ノズル内に残留した液剤が混ざって供給されることを防止し得る。
また、本願の請求項9に係るシャワーシステムは、請求項2〜8の何れかに記載のシャワーシステムにおいて、
前記複数の液剤貯留タンク、切替弁、ポンプおよび制御手段を1個所に集中配置すると共に、前記ポンプと多数のシャワーヘッドにおける各液剤供給ノズルとを接続する液剤供給管の夫々に、各種操作指令に応じて該液剤供給管を開閉させる開閉弁を設け、前記夫々の液剤供給ノズルから所望の液剤を供給し得るようにしたことを特徴とする。
請求項9に係る発明によれば、各液剤供給ノズルには共通の液剤貯留タンク等から液剤が供給されるので、各ノズルが液剤貯留タンク等を共有して効率的となり、敷設コストも低廉となる。また、液剤貯留タンクへの液剤の補給・交換作業も効率的に行ない得る。
すなわち、本発明に係るシャワーシステムによれば、感電の畏れなく安全に、多種の液剤を供給することが可能となる。
次に、本発明に係るシャワーシステムにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。
実施例1では、一般家庭の浴室に本発明のシャワーシステムを配設した場合を示す。但し、本シャワーシステムは、家庭の洗面所や宿泊施設、公衆浴場、理容店等、従来シャワーが使用されてきた場所、あるいはシャワーが設置可能な場所であれば、何れの場所に設置してもよい。
図2は、実施例1に係るシャワーシステム30が設置された浴室32を示す概略平面図であって、矩形状に画成された浴室32内には、浴槽34と、該浴槽34に併設した洗い場36とが設けられている。洗い場36には、所要高さを有した台部38が設けられており、湯水の供給を行なう蛇口40が該台部38上に配設されている。この台部38の内部には、図3に示すように、後述する液剤貯留タンク42,42等を収納し得るよう所要のスペースが画成されている。また、扉46によって開閉可能に閉成される開口38aが、台部38の前面に開設されている。なお、図2における符号48は浴室用のイスを、符号50は浴槽34内へ湯水を供給する浴槽用の蛇口を夫々示している。
台部38上に設けられた蛇口40は、浴室32の外部に設けられた水道系およびボイラー(何れも図示せず)と接続した湯水供給管52と連通しており、湯水を選択的に供給し得るようになっている。また、蛇口40の後方から可撓性ホース72が導出し、この可撓性ホース72の端部はハンド式のシャワーヘッド54に連通接続されている。
図1および図4に示すように、シャワーヘッド54は、複数の放水孔56aが開設された放水部56と、使用者によって把持される把持部58とから形成されている。この把持部58における放水部56が臨む側(表面側)には、液剤を供給する液剤供給ノズル60が設けられている。また、シャワーヘッド54の裏側(背面側)に、液剤選択等の各種操作を行なう操作選択ボタン(操作選択手段)62と、各種の操作指令を発信するリモコン発信部64と、発電用のレバー(往復動部材)98とが配設されている。更に、図5に示すように、シャワーヘッド54の内部には、発電を行なう発電部100と、該発電部100を一方向へ回転させる歯車列66と、発電部100で生じた電気を充電する充電部70とが設けられている。
シャワーヘッド54の表面側から開口部60aが臨むよう配設される単一の液剤供給ノズル60は、図4に示すように、シャワーヘッド54の内部で後述の液剤供給管68と連通して、各種の液剤が供給されるよう構成されている。但し、液剤供給ノズル60の配設位置は、実施例1に限定される訳でなく、例えば、前記放水部56に設けたり、シャワーヘッド54の背面側に設けるようにしてもよい。
シャワーヘッド54の背面側には、液剤供給ノズル60から所望の液剤を供給させるための各種操作指令を選択する操作選択手段62が配設されている。実施例1では、操作選択手段62として、液剤貯留タンク42,42の配設数に応じた数の操作選択ボタン(操作選択ボタンA〜C)で構成されている。すなわち、使用者が望む液剤と対応した操作選択ボタンA〜C62を押すことで液剤選択がなされると共に、押した長さに応じた量の液剤が供給されるようになっている。従って、実施例1における操作選択ボタン62は、液剤の選択、供給および供給量を選択し得るようになっている。しかしながら、操作選択ボタン62が有する機能、すなわち各種操作指令の内容については、実施例1に限定される訳ではない。例えば、操作選択ボタン62には液剤選択のみの機能を持たせ、液剤の供給開始については、供給開始ボタン等を別途シャワーヘッド54に設けて行なうようにしてもよい。また、レバー98に液剤の供給を開始させる機能を持たせて、液剤を供給する度に発電もし得るようにしてもよい。更に、液剤の供給量を調節する供給量調節手段をシャワーヘッド54に配設することで、操作選択ボタン62を押すだけで所定量の液剤が供給されるようにすることも可能である。なお、操作選択ボタン62を使用者が誤って触れてしまった場合に作動しないよう、誤動作防止機能を設けることも可能である。また、操作選択ボタン62で選択された操作指令は、後述するように、リモコン発信部64等を介して制御手段80へ送られる。
シャワーヘッド54の背面側に設けられたリモコン発信部64は、操作選択ボタン62により選択された各種操作指令を後述のリモコン受信部82へ無線送信するよう構成されている。すなわち、使用者が操作選択ボタン62の何れかを押すことで操作指令(すなわち、液剤の選択・供給の開始・押した時間に応じた供給量)が選択される。そして、この操作指令は、リモコン発信部64からリモコン受信部82へ無線送信されるようになっている。なお、このリモコン発信部64の具体例としては、赤外線リモコンや電磁波リモコン等、従来公知のリモコン発信器を使用し得る。また、リモコン発信部64をシャワーヘッド54に設ける位置については、必ずしも実施例1の如くシャワーヘッド54の背面側に設ける必要はなく、シャワーヘッド54の適宜の箇所に設ければよい。
前記シャワーヘッド54の背面側には、一端が回動自在(往復動自在)に軸支されて、シャワーヘッド54から斜めに延出するレバー98が設けられている。
このレバー98は、バネ等の付勢手段(図示せず)によって、常には、シャワーヘッド54に対して所要角度傾斜した状態にあり、使用者が手で握ることで回動されるようになっている。また、レバー98には複数の歯が形成されたラック状部材98aが延出成形されており、シャワーヘッド54内へ挿入して後述の歯車列66と係合するよう構成される。すなわち、使用者がレバー98を手で握り、シャワーヘッド54側へ回動させる(一方向への動き)ことで、前記ラック状部材98aがシャワーヘッド54の内部へ侵入し、歯車列66を回転させるようになっている。そして、使用者がレバー98を開放させると、レバー98は自動的に復帰して、シャワーヘッド54に対して所要角度傾斜した状態に戻される。
レバー98の一方向への動きを一方向への回転に変換する歯車列66は、図5に示すように、シャワーヘッド54の内部に画成されて防水加工が施された収納スペース108に発電部100および充電部70と共に収納されている。この歯車列66は、歯車102とワンウェイクラッチ106とから構成されて、レバー98と発電部100との間に介挿される。歯車102は、ラック状部材98aと係合する小径の第1歯車102aと、第1歯車102aよりも大径の第2歯車102bとが一体成形されたものである。そして、レバー98を手で握り、ラック状部材98aをシャワーヘッド54内へ侵入させることで、第1歯車102aが回転され、これに伴い第2歯車102bが回転するようになっている。
ワンウェイクラッチ106は、第2歯車102bと係合して両方向に回転可能な内輪106aと、一方向にのみ回転可能な外輪106bとから構成されている。そして、図5における矢印が示すように、レバー98をシャワーヘッド54側へ回動させると、外輪106bは内輪106aと共に一方向へのみ回転して、発電部100の回転子100a(後述)を回転させるようになっている。また、レバー98の復帰時には、内輪106aだけが回転して、外輪106bは回転しないようになっている。なお、以上に示した歯車列66については、実施例1に限定される訳ではなく、従来公知の歯車機構を採用可能である。また、この歯車列66は、レバー98による回転を増幅させて、発電部100に伝える回転増幅機能も備えている。
レバー98を手で握る操作を反復することで回転されて発電を行ない、リモコン発信部64への電力供給源となる発電部100は、磁石が設けられた回転子100aと、コイルが設けられた固定子100bとから構成されている。回転子100aは、ワンウェイクラッチ106の外輪106bと係合する小型ギア100cが一体成型されており、外輪106bによって回転子100aは一方向のみに回転される。また、この回転子100aは所要の重さが付与されて、トルクが増大するよう設定されている。そして、回転子100aが回転することで、固定子100bとの間に電磁誘導が起こり、リモコン発信部64の作動電力となる電気が発生するようになっている。なお、固定子100bは、後述の充電部70と電気的に接続されており、発電部100で発生した電気はこの充電部70に送られる。以上に示したように、実施例1に係る発電部100は、レバー98の一方向への動きを歯車列66によって一方向へ回転されて発電がなされるものである。しかしながら、本発明に採用し得る発電部100および歯車列66については、実施例1の如く、レバー(往復動部材)98を手で握ることによって発電されるものであればよく、他の実施形態を適宜採用し得るものである。
シャワーヘッド54の内部には、発電部100で発生した電気を充電する充電部70が設けられ、リモコン発信部64へ安定的に電力を供給し得るようになっている。なお、この充電部70としては、例えば、市販のニッカド充電池やニッケル水素充電池等が好適に使用される。また、充電部70中の電気の残量を表示する装置をシャワーヘッド54に設けて、使用者に発電の要否を知らせるようにしてもよい。
可撓性ホース72の内部に収納されると共に、シャワーヘッド54の内部で液剤供給ノズル60と接続する液剤供給管68は、図3に示すように、台部38の内部において、所要数(実施例1では3つ)の液剤吸入管74,74と分岐的に連通している。すなわち、液剤供給管68は、台部38の内部で一方の端部が各液剤吸入管74と連通すると共に、蛇口40を介して可撓性ホース72の内部に収納されて、他端部が液剤供給ノズル60と接続している。なお、この液剤供給管68としては、可撓性ホース72の内部に挿通されることから、柔軟性を有したビニール管等が好適である。
夫々の液剤吸入管74,74は、台部38の内部に配置されて所望の液剤が貯留される複数(実施例1では3つ)の液剤貯留タンク42,42の夫々と連通接続している。また、各液剤貯留タンク42,42から導出した液剤吸入管74は、後述の切替弁76によって、液剤供給管68と分岐的に接続されている。
液剤貯留タンク42,42は、内部に所要量の液剤を貯留し得るようボトル状に形成されて、台部38の底部に複数載置されるようになっている。なお、実施例1においては、液剤としてボディーソープ、シャンプーおよびリンスの3種が、夫々、図1の左・中・右側に配設された液剤貯留タンクA〜C42に貯留されているものとする。そして、各種の液剤は、操作選択ボタンA〜C62と対応付けられる。但し、各液剤貯留タンク42に貯留する液剤の種類としては、実施例1に限定される訳ではない。従って、例えば、リンスに換えてコンディショナーを貯留したり、タイプの異なるシャンプーを貯留したりしてもよい。また、液剤貯留タンク42,42の配設数についても、実施例1に限定されず、その数を増減させても構わない。すなわち、シャワーシステム30の設置箇所や目的に合わせて、液剤貯留タンク42,42の配設数を増減させて、液剤の種類を変更してもよい。また、各液剤貯留タンク42に残量検知手段(図示せず)を配設して、タンク中の液剤の残量を検知し得るようにしてもよい。なお、液剤貯留タンク42,42への液剤の補給・交換は、扉46を開放させて、開口38aを介して行なわれる。
液剤供給管68と各液剤吸入管74との分岐部には、夫々の液剤貯留タンク42,42から導出した液剤吸入管74,74と液剤供給管68との連通を選択的に切り替える切替弁76が配設されている。この切替弁76は、選択された液剤が貯留された液剤貯留タンク42から導出する液剤吸入管74と液剤供給管68とを連通させる。そして、これと同時に、他の液剤吸入管74,74との連通を遮断するよう構成されている。なお、この切替弁76は、台部38の内部に配設された制御手段80によって作動制御される。
液剤供給管68の途中に設けられるポンプ78は、切替弁76で切替えられて連通する側の液剤吸入管74から液剤貯留タンク42,42中の液剤を吸引して液剤供給ノズル60に供給するよう構成されている。また、ポンプ78は制御手段80と電気的に接続されており、操作指令に基づき作動制御されるようになっている。なお、このポンプ78としては、公知のポンプ機構を採用し得るが、電力によって液剤を吸引する電動ポンプが好適に使用される。
台部38上の所要位置には、リモコン発信部64からの各種操作指令を受信して、制御手段80にその操作指令を送るリモコン受信部82が設けられている。すなわち、このリモコン受信部82は、リモコン発信部64から発信された各種操作指令(すなわち、液剤の選択、供給、供給量)を受信すると共に、制御手段80に操作指令を送るよう構成されている。そして、リモコン受信部82から操作指令を受けた制御手段80は、この指令に応じて切替弁76およびポンプ78を個別に作動制御するよう構成される。なお、このリモコン受信部82としては、リモコン発信部64と同じく、赤外線レシーバや電磁波レシーバ等の従来公知のものが採用し得る。また、リモコン受信部82の配設位置としては実施例1に限定されず、リモコン発信部64からの各種指令を受信し得るならば、浴室32内の何れの箇所であってもよい。
湯水を供給する湯水供給管52は、洗浄弁84を介して液剤供給管68と連通する洗浄水供給管86が分岐されている。この洗浄弁84は、異なる種類の液剤を使用するに先立ち、制御手段80によって開放されるようになっている。そして、湯水供給管52からの湯水が液剤供給ノズル60に供給されて、ノズル洗浄が行なわれる。
(実施例1の作用)
次に、実施例1に係るシャワーシステム30の作用について説明する。なお、このシャワーシステム30は、当初、「ボディーソープ」が選択されているものとする。すなわち、液剤供給管68は、ボディーソープが貯留された液剤貯留タンクA42と連通した状態にある。
例えば、使用者が洗髪をするため、シャンプーが貯留された液剤貯留タンクB42に対応する操作選択ボタンB62を所定時間押したとする。するとリモコン発信部64は、この操作指令(ボディーソープの選択・供給開始・供給量)を無線送信し、これをリモコン受信部82が受信する。この時、充電部70には発電部100で生じた電気が充電されているので、リモコン発信部64は電力が不足することなく安定的に作動し得る。従って、リモコン発信部64を作動させる度に発電を行なう必要がない。
操作指令を受信したリモコン受信部82は、この操作指令を制御手段80に送り、制御手段80は異なる液剤が選択されたことを判断して洗浄弁84を開放させる。これにより、湯水が洗浄水供給管86を介して液剤供給管68へ供給されて、液剤供給ノズル60が洗浄される。すなわち、前回の使用で液剤供給ノズル60に残留していたボディーソープは洗浄水によって流されるので、シャンプーが供給される際に該ボディーソープが混ざることがない。
洗浄水によるノズル洗浄が行われると、制御手段80は、切替弁76を作動させて、液剤貯留タンクA42から導出する液剤吸入管74と液剤供給管68との連通を遮断させる。これと同時に、シャンプーを貯留する液剤貯留タンクB42の液剤吸入管74を開放させる。この時、液剤貯留タンクC42における液剤吸入管74は閉成したままである。この状態で、制御手段80は、使用者が操作選択ボタンB62を押し続けた時間に応じて、ポンプ78に液剤貯留タンクB42からシャンプーを吸引させる。そして、吸引されたシャンプーは、液剤供給ノズル60から供給される。
また、洗髪が終了し、引き続きリンスをするため使用者が操作選択ボタンC62を所要時間押した際には、リモコン発信部64から操作指令が発信される。この指令を受信したリモコン受信部82は、制御手段80に操作指令を伝達する。これを受けた制御手段80は、異なる液剤が選択されたことで、洗浄弁84を開放させてノズル洗浄を行なうと共に、切替弁76を作動させて、液剤供給タンクC42に接続された液剤吸入管74を開放させる。そして、ポンプ78が作動して、使用者が操作選択ボタンC62を押した時間に応じた量のリンスが液剤供給ノズル60から供給される。
なお、使用によりリモコン発信部64の作動電力が不足した際には、レバー98を手で握る操作を反復して発電部100に電気を発生させればよい。すなわち、レバー98をシャワーヘッド54側へ回動させると、ラック状部材98aが歯車102を回転させ、これによりワンウェイクラッチ106が回転する。そして、外輪106bによって発電部100の回転子100aが一方向に回転されて電気が発生し、この電気は充電部70へ送られ充電される。その後、レバー98は自ら復帰するが、歯車列66によって、回転子100aがこの復帰動作によって回転されることはない。すなわち、発電部100をシャワーヘッド54に配設することで、外部の電源からリモコン発信部64に電力を供給する電気配線を施す必要がなく安全である。また、この発電部100は、レバー98を手で握るだけで発電するので、使用者はシャワーヘッド54を持ったまま片手で容易に発電を行ない得る。
以上に説明したように、実施例1に係るシャワーシステム30によれば、操作選択ボタン62によって選択された各種の操作指令は、リモコン発信部64からリモコン受信部82へ無線送信される。従って、操作選択ボタン62と制御手段80とを結ぶ電気配線を施す必要がなく、使用者は感電の畏れなく安心して使用することができる。また、前記ポンプ78は液剤の供給時にのみ作動するので、電気代等のランニングコストが嵩むことがない。
実施例1のシャワーシステム30は、複数種類の液剤を選択的に供給し得るよう構成したので、用途に合わせて様々な液剤を供給でき、液剤の種類を容易に変更・増減させることが可能となる。また、操作選択ボタン62がシャワーヘッド54に設けられているので、使用者はこれらの操作を片手で容易に行ない得る。
実施例1のシャワーシステム30によれば、液剤供給ノズル60に連通する液剤供給管68は、可撓性ホース72の内部に収納されるので、液剤供給管68が外部に露出して邪魔になることがない。また、供給し得る液剤の種類を増やしても、可撓性ホース72に収納される液剤供給管68の数は1つなので、液剤の種類をいくらでも増やすことが可能となる。更に、液剤貯留タンク42,42等を台部38の内部に配設したので、浴室32がスッキリして、使用スペースを有効に活用できる。
(実施例1の変更例)
実施例1においては、発電部100を発電させる往復動部材としてレバー98を採用した場合を示したが、この往復動部材としては、これに限られるものではない。すなわち、使用者が手で握ることで往復動して、発電部100を回転させるものであればよい。従って、例えば、レバー98に換えて、手で握ることでシャワーヘッド54側へ押し込まれるプッシュ部材を設け、このプッシュ部材の往復動によって、発電部100を回転させるようにしてもよい。この場合、プッシュ部材は実施例1と同様に、バネ等の弾性力によって自動的に復帰するよう構成される。また、このプッシュ部材には、実施例1のラック状部材98aの如きラックが設けられ、歯車列66を介して発電部100が回転される。
また、実施例1においては、所望の液剤を供給するための各種操作指令を選択する操作選択手段として操作選択ボタン62を採用した場合を示した。しかしながら、液剤貯留タンク42,42の配設数に応じた切替接点を有する操作選択スイッチを、操作選択手段として採用してもよい。すなわち、各液剤に対応する操作選択スイッチをシャワーヘッド54に配設し、使用者が該スイッチを捻ることで、所望の液剤が選択されるように変更してもよい。この場合、選択した液剤の供給を開始するには、液剤供給ボタンや液剤供給レバー等を、別途シャワーヘッド54に設けてもよい。
更に、実施例1では、液剤貯留タンク42,42等を台部38の内部に収納した場合を示したが、例えば、シャワーシステム30を洗面所に配設する場合、液剤貯留タンク42,42等を洗面台の内部に収納することも可能である。更に、シャワーシステム30を配設する場所に別途タンク配置部を設けて、該配置部に液剤貯留タンク42,42等を収納してもよい。
次に、実施例2に係るシャワーシステムについて、以下説明を行なう。なお、実施例2については、実施例1との変更点のみ説明を行なって、同一の構成については説明を省略する。また、実施例2のシャワーシステムは、ホテル・旅館や公衆浴場、理容店等の複数の洗い場・洗髪台等を備えた施設において、特に好適に実施されるものである。
図6は、実施例2に係るシャワーシステム90を示す概略説明図である。シャワーシステム90が設けられる浴場92は、複数の洗い場92a,92aが並列的に設けられている。この浴場92の外部の1箇所に、液剤貯留タンク42,42、切替弁76、ポンプ78および制御手段80からなる液剤供給機構94が集中的に配置されている。また、洗い場92a,92aの夫々に配設されるシャワーヘッド54には、実施例1と同様に、液剤供給ノズル60、操作選択ボタン62、レバー98、発電部100、リモコン発信部64等が配設されている。更に、各洗い場92aの台部38には、夫々リモコン受信部82が設けられている。すなわち、実施例2に係るシャワーシステム90は、液剤供給機構94を浴場92の外部に集中配置し、液剤供給機構94から複数の洗い場92a,92aへ所望の液剤を供給し得るようにしたものである。
図6に示すように、各液剤供給ノズル60に連通する液剤供給管68は、夫々が前記ポンプ78に接続されている。また、各液剤供給管68の所要位置に開閉弁96が設けられ、操作指令に応じて液剤供給管68を開閉させるようになっている。すなわち、この開閉弁96,96は制御手段80に作動制御されて、各洗い場92aの操作指令に基づき開閉されるようになっている。従って、例えば、図6における中央の洗い場92aから液剤の供給指令が出されたとする。すると、制御手段80は対応する開閉弁(すなわち、中央の開閉弁)96のみを開放させると共に、左右の開閉弁96,96については閉成させるようになっている。
また、制御手段80は、個々のリモコン受信部82,82と電気的に接続されており、各リモコン受信部82から送られる操作指令に応じて切替弁76およびポンプ78を作動制御するよう構成されている。また、制御手段80は、個々の洗浄弁84,84を制御して、実施例1の如く、各液剤供給ノズル60の洗浄を行ない得るようになっている。
(実施例2の作用)
次に、実施例2に係るシャワーシステム90の作用について説明する。なお、前記各液剤供給管68は、当初、「シャンプー」が貯留された液剤貯留タンクBから導出する液剤吸入管74と接続しているものとする。
例えば、図6における中央の洗い場92aの使用者が、「ボディーソープ」を供給するため操作選択ボタンA62を押した場合、リモコン発信部64がこの操作指令をリモコン受信部82へ無線送信する。これを受信したリモコン受信部82は操作指令を制御手段80へ送り、制御手段80は中央の洗浄弁84のみを開放させてノズル洗浄を行なう。ノズル洗浄後、制御手段80は切替弁76を制御して、液剤貯留タンクA42から導出する液剤吸入管74と各液剤供給管68とを連通させる。これと同時に、制御手段80は、液剤貯留タンクB42から導出する液剤吸入管74を閉成させる。そして、制御手段80はポンプ78を作動させて、使用者が操作選択ボタンA62を押した長さに応じた量の「ボディーソープ」が吸引される。これと同時に、制御手段80は中央の開閉弁96を開放させると共に、左右の開閉弁96,96を閉成させる。そして、中央の洗い場92aにおける液剤供給ノズル60からボディーソープが供給される。この時、左右の洗い場92a,92aの開閉弁96,96は閉成しているので、ボディーソープが供給されることはない。
すなわち、実施例2に係るシャワーシステム90は、実施例1の効果に加えて、液剤供給機構94を外部の1箇所に集中的に配置したので、液剤供給機構94を複数の洗い場92a,92aで共有することができる。従って、各洗い場92a毎に液剤供給機構94を設ける場合に比べて、敷設コストが低廉となる。更に、液剤貯留タンク42,42は1箇所に設けられているので、液剤の補給・交換も効率的に行ない得る。
なお、各シャワーヘッド54において発電を行なう場合には、実施例1と同様に、前記レバー98を手で握る操作を反復させるだけでよい。従って、各洗い場92aの使用者は、シャワーヘッド54を持ったまま、片手で容易に発電させることができる。
実施例1に係るシャワーシステムのシャワーヘッドを示す斜視図である。 実施例1に係るシャワーシステムが配設された浴室を示す概略平面図である。 図2のIII−III線断面図である。 実施例1のシャワーヘッドの内部を示す断面図である。 実施例1のシャワーヘッドの内部を拡大して示した断面図である。 実施例2に係るシャワーシステムを示す説明図である。 従来のシャワーシステムを示す斜視図である。 従来のシャワーシステムにおける液剤供給管の構成を示す説明図である。
符号の説明
42 液剤貯留タンク, 52 湯水供給管, 54 シャワーヘッド
60 液剤供給ノズル, 60a 開口部, 62 操作選択ボタン(操作選択手段)
64 リモコン発信部, 66 歯車列, 68 液剤供給管, 70 充電部
72 可撓性ホース, 74液剤吸入管, 76 切替弁, 78 ポンプ
80 制御手段, 82 リモコン受信部, 84 洗浄弁, 86 洗浄水供給管
96 開閉弁, 98 レバー(往復動部材), 100 発電部

Claims (9)

  1. 可撓性ホース(72)に接続して湯水を散布するハンド式のシャワーヘッド(54)と、該シャワーヘッド(54)に開口部(60a)を臨ませた単一の液剤供給ノズル(60)と、前記シャワーヘッド(54)に設けられ、各種操作指令を選択して前記液剤供給ノズル(60)から所望の液剤を供給させる操作選択手段(62)とを備えたシャワーシステムにおいて、
    前記シャワーヘッド(54)に設けられ、前記操作選択手段(62)により選択された各種操作指令を発信するリモコン発信部(64)と、
    前記リモコン発信部(64)から発信された各種操作指令を受信して、前記所望の液剤を供給させるための制御手段(80)に該操作指令を送るリモコン受信部(82)と、
    前記シャワーヘッド(54)に往復動可能に配設した往復動部材(98)と、
    前記シャワーヘッド(54)の内部に配設され、前記往復動部材(98)を手で握る操作を反復することで回転されて発電を行なう発電部(100)とからなり、
    前記発電部(100)をリモコン発信部(64)への電力供給源とした
    ことを特徴とするシャワーシステム。
  2. 可撓性ホース(72)に接続して湯水を散布するハンド式のシャワーヘッド(54)と、
    このシャワーヘッド(54)に開口部(60a)を臨ませた単一の液剤供給ノズル(60)と、
    前記可撓性ホース(72)の内部に収納されて、前記液剤供給ノズル(60)に一端部が連通接続すると共に、他端部が所要数の液剤吸入管(74,74)に分岐的に連通する液剤供給管(68)と、
    前記液剤吸入管(74,74)の夫々に個別に連通し、所望の液剤が貯留される複数の液剤貯留タンク(42,42)と、
    前記液剤供給管(68)と液剤吸入管(74,74)との分岐部に設けられ、前記夫々の液剤貯留タンク(42,42)に接続している各対応の液剤吸入管(74)と該液剤供給管(68)との連通を選択的に切り替える切替弁(76)と、
    前記液剤供給管(68)の途中に設けられ、前記切替弁(76)で切り替えられて連通する側の液剤吸入管(74)から液剤貯留タンク(42)中の液剤を吸引して該液剤供給管(68)に供給するポンプ(78)と、
    前記切替弁(76)およびポンプ(78)に各種操作指令を個別に与える制御手段(80)と、
    前記シャワーヘッド(54)に設けられ、各種操作指令を選択して前記液剤供給ノズル(60)から所望の液剤を供給させる操作選択手段(62)と、
    前記シャワーヘッド(54)に設けられ、前記操作選択手段(62)により選択された各種操作指令を発信するリモコン発信部(64)と、
    前記シャワーヘッド(54)とは別の個所に配設され、前記リモコン発信部(64)から発信された各種操作指令を受信して、前記制御手段(80)に該操作指令を送るリモコン受信部(82)と、
    前記シャワーヘッド(54)に往復動可能に配設した往復動部材(98)と、
    前記シャワーヘッド(54)の内部に配設され、前記往復動部材(98)を手で握る操作を反復することで回転されて発電を行なう発電部(100)とからなり、
    前記発電部(100)をリモコン発信部(64)への電力供給源とした
    ことを特徴とするシャワーシステム。
  3. 前記往復動部材(98)と発電部(100)との間に、該往復動部材(98)の一方向への動きを一方向への回転に変換する歯車列(66)が介挿されている請求項1または2記載のシャワーシステム。
  4. 前記シャワーヘッド(54)の内部に充電部(70)が設けられ、前記発電部(100)で生じた電気を該充電部(70)に充電するようにした請求項1〜3の何れかに記載のシャワーシステム。
  5. 前記往復動部材(98)は、一端が前記シャワーヘッド(54)に回動自在に軸支されて、該シャワーヘッド(54)から斜めに延出するレバーである請求項1〜4の何れかに記載のシャワーシステム。
  6. 前記操作選択手段(62)は、前記液剤貯留タンク(42,42)の配設数に応じた数の操作選択ボタンで構成される請求項2〜5の何れかに記載のシャワーシステム。
  7. 前記操作選択手段(62)は、前記液剤貯留タンク(42,42)の配設数に応じた切替接点を有する操作選択スイッチとして構成される請求項2〜5の何れかに記載のシャワーシステム。
  8. 前記可撓性ホース(72)に接続して湯水を供給する湯水供給管(52)から分岐した洗浄水供給管(86)を、洗浄弁(84)を介して前記液剤供給管(68)に接続し、異なる種類の液剤を使用するに先立ち該洗浄弁(84)を開放することで、前記湯水供給管(52)からの湯水を前記液剤供給ノズル(60)に供給してノズル洗浄を行なう請求項2〜7の何れかに記載のシャワーシステム。
  9. 前記複数の液剤貯留タンク(42,42)、切替弁(76)、ポンプ(78)および制御手段(80)を1個所に集中配置すると共に、前記ポンプ(78)と多数のシャワーヘッド(54,54)における各液剤供給ノズル(60)とを接続する液剤供給管(68,68)の夫々に、各種操作指令に応じて該液剤供給管(68,68)を開閉させる開閉弁(96,96)を設け、前記夫々の液剤供給ノズル(60,60)から所望の液剤を供給し得るようにした請求項2〜8の何れかに記載のシャワーシステム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008117843A1 (ja) * 2007-03-27 2008-10-02 Ya-Man Ltd. 美容処理装置
JP2008264507A (ja) * 2007-03-27 2008-11-06 Ya Man Ltd 美容処理装置
JP2010088885A (ja) * 2008-10-09 2010-04-22 Shen-Mu Kao 入浴用シャワーヘッドのブラシ
JP2016005140A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 Toto株式会社 トイレ装置用のリモコン装置

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