JP2006238842A - 犬の首輪 - Google Patents

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Shinya Kawano
信哉 川野
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Abstract

【課題】 それぞれの犬の首に適したサイズに調整可能で、かつ犬に嫌がれることなく犬の首に容易に掛けることの可能な調教に適した犬の首輪を提供する。
【解決手段】 犬の首輪10を犬の首に装着するに際しては、まずベルト体1の他端1bを掛止金具19から抜くことで開放する。そして、このベルト体1及びベルト体11を犬の首に回した後、ベルト体1の他端1bを掛止金具19の角形穴20a、20bに通し、適当な犬の首回りのサイズに合わせた形で掛止孔7を選択し、フック21の一端をこの掛止孔7に対して通して止める。このことにより、犬が嫌がることなく犬の首輪10を犬の首に適当なサイズを選択しつつ装着することができる。犬の首回りを適度な強さに瞬間的に絞めることができるようになるため、調教に際して非常に有効である。
【選択図】 図1

Description

本発明は犬の首輪に係わり、特にそれぞれの犬の首に適したサイズに調整可能で、かつ犬に嫌がれることなく犬の首に容易に掛けることの可能な調教に適した犬の首輪に関する。
従来、犬の首輪として特許文献1及び特許文献2に記載のものが知られている。特許文献1の犬の首輪では、首輪本体の端は開放されており、それぞれの端部にはリングが取り付けられている。そして、このリングには緩衝鎖が通されている。緩衝鎖は、犬の首回りのサイズに対して一定の余裕のでるように、かつリングを通されて環状に一本につながるように形成されている。緩衝鎖の端部には係止具が紐体と接続可能なように配設されている。
ところで、特許文献1に記載の犬の首輪では、犬の首回りに一定の余裕のでるように緩衝鎖が配設されており、首輪本体を開き、犬の頭から首輪本体を挿入する必要があるが、この首輪本体を入れようとすると嫌がる犬が存在していた。
一方、特許文献2に記載の犬の首輪では、この緩衝鎖を環状な状態から開放可能なように緩衝鎖の端部にナスカンを取り付けている。そして、このナスカンの端部が係止具であるリングに対して係止自在なようになっている。
特許文献2に記載の犬の首輪では、このように、ナスカンによる係止を解除することで緩衝鎖をリングから取り外したり、あるいは緩めることが可能である。そして、緩衝鎖をリングから取り外した場合には、犬の首の横から首輪本体を取り付けることができる。このため、特許文献2に記載の犬の首輪では、犬が頭から首輪本体を入れられることがなくなるため、嫌がる犬はほとんどなくなる。
ところで、犬の首輪を調教用として用いた場合に、犬の首輪を適度な強さに瞬間的に絞めることで音やショックを与える必要がある。この場合、特許文献1に記載の犬の首輪では、犬の首回りのサイズに適したサイズが選択されることになるので、頭の大きさと首回りのサイズの差が大きい犬に対しては締付に対する効きが悪く調教が効率的に行えないおそれがあった。
また、このように、頭の大きさと首回りのサイズの差が大きい犬のことも考慮すると、特許文献2に記載の犬の首輪では、かなりの種類の首輪を事前に用意する必要があり、在庫を上手に管理することが困難となるおそれがあった。
特開2002−110号公報 実用新案登録第3092953号公報
本発明はこのような従来の課題に鑑みてなされたもので、それぞれの犬の首に適したサイズに調整可能で、かつ犬に嫌がれることなく犬の首に容易に掛けることの可能な調教に適した犬の首輪を提供することを目的とする。
このため本発明(請求項1)は、第1のベルト体と、該第1のベルト体に対し別体に配設された第2のベルト体と、該第2のベルト体に対する前記第1のベルト体の位置を調整しつつ連結可能な位置調整・連結手段と、前記第1のベルト体及び前記第2のベルト体の各端部にそれぞれ通されて環状に連結された環状連結部材とを備えて構成した。
位置調整・連結手段により、第2のベルト体に対する第1のベルト体の位置を調整しつつ第1のベルト体と第2のベルト体とを連結可能である。このため、犬の首輪を各犬の首に最適なサイズを選択しつつ装着することができる。従って、犬が嫌がることはなくなる。そして、この位置調整・連結手段により、あらゆる犬の首回りサイズに対して適用可能となるので、この犬の首輪の一種類のみを用意すれば足り、在庫管理が容易になる。頭の大きさと首回りのサイズの差が大きい犬に対しても容易に首の横から装着が可能である。
但し、頭の大きさと首回りの大きさに余り大きな差異のない犬に対しては、本発明の首輪を連結状態のままそのまま頭から挿入させるようにしてもよい。この場合であっても、環状連結部材の遊びにより犬が装着を嫌がることは少なくなる。
そして、この犬の首輪を調教用として用いた場合に、犬の首輪は通常では緩く犬の首回りに装着されているが、この状態から各ベルト体若しくは環状連結部材とに接続された紐体を軽く引くことで犬の首回りを適度な強さに瞬間的に絞めることができるようになる。このため、緩急に配慮した犬の首を傷めることなく適当なショックを犬に対して与えることができ、調教に際して非常に有効である。また、このショックは適当なものなので、飼い主が犬の暴走により怪我等をすることもない。
更に、頭と首の差が大きい犬に対しても、ピッタリと犬の首回りに装着可能であるためほぼ確実なショックを犬に対して与えることができる。従って、効きが悪く犬が言うことを聞かないというようなことはなくなる。
以上説明したように本発明(請求項1)によれば、第2のベルト体に対する第1のベルト体の位置を調整しつつ第1のベルト体と第2のベルト体とを連結可能としたので、犬の首輪を犬の首に適当なサイズを選択しつつ装着することができる。従って、この犬の首輪を調教用として用いた場合に、犬が嫌がることはなくなる。
以下、本発明の実施形態について説明する。本発明の実施形態の構成図を図1に示す。図1において、犬の首輪10を構成するベルト体1は平形状であり、革製、布製等の素材で形成されている。このベルト体1の一端1aは折り返された状態で止めビス3により止められている。そして、この一端1aには、この折り返しに伴い通し穴5が形成されている。一方、ベルト体1の他端1b側には掛止孔7が複数個開けられている。
また、ベルト体11もベルト体1と同様に平形状であり、ベルト体1と同じ革製、布製等の素材で形成されている。このベルト体11の一端11aも折り返された状態で止めビス13により止められている。一方、ベルト体11の他端11b側も、一端11aと同様に折り返された状態で図示しない止めビスにより止められている。一端11a側には折り返しにより通し穴15が形成され、一方、他端11b側には通し穴17が形成されている。この他端11b側の通し穴17には掛止金具19の中央部材19aが貫通されている。この掛止金具19は、「日」の字状に形成され、かつこの「日」の字状の中央に中央部材19aが、また外周に角形の周縁部材19bが形成されている。そして、この中央部材19aと周縁部材19b間には角形穴20a、20bがそれぞれ形成されている。但し、掛止金具19には中央部材19aが存在しなくてもよい。
図示されていないが、中央部材19aの中心部には、揺動自在のフック21の一端が止められ、このフック21は、ベルト体11の他端11bに開けられた図示しない孔を通して突設され、掛止金具19の周縁部材19bに停止されるようになっている。
また、通し穴5及び通し穴15にはD字状リング23及びD字状リング25が配設されている。更に、通し穴15には角状リング26が止められている。そして、このD字状リング23及びD字状リング25には緩衝鎖27が通され、緩衝鎖27の両端部にはリング29が取り付けられ、図示しない紐体と接続可能なようになっている。また、ベルト体1には補助リング31が通されており、この補助リング31には飾りやネームプレート等が取り付け可能なようになっている。
そして、ベルト体1の他端1bは、掛止金具19の角形穴20a、20bにそれぞれ通された後、フック21を掛止孔7の一つに貫通させることでベルト体1のずれを防止できるようになっている。また、ベルト体1の他端1bは、角状リング26に通されることでベルト体1の他端1b側がベルト体11側に収納されるようになっている。
次に、本発明の実施形態の動作を説明する。
犬の首輪10を犬の首に装着するに際しては、まずベルト体1の他端1bを掛止金具19から抜くことで開放する。そして、このベルト体1及びベルト体11を犬の首に回した後、ベルト体1の他端1bを掛止金具19の角形穴20a、20bに通し、適当な犬の首回りのサイズに合わせた形で掛止孔7を選択し、フック21の一端をこの掛止孔7に対して通して止める。
このことにより、犬が嫌がることなく犬の首輪10を犬の首に適当なサイズを選択しつつ装着することができる。掛止孔7を選択することで、あらゆる犬の首回りサイズに対して適用可能となるので、従来よりも少ない種類の首輪10を用意すれば足り、在庫管理が容易になる。頭の大きさと首回りのサイズの差が大きい犬に対しても容易に首の横から装着が可能である。
但し、頭の大きさと首回りの大きさに余り大きな差異のない犬に対しては、ベルト体1の他端1bを掛止金具19から抜かずにそのまま頭から挿入させるようにしてもよい。この場合であっても、緩衝鎖27の長さに余裕があるため犬が装着を嫌がることなく行える。
そして、この犬の首輪10を調教用として用いた場合に、犬の首輪10は通常では緩く犬の首回りに装着されているが、この状態から紐体を軽く引くことで犬の首回りを適度な強さに瞬間的に絞めることができるようになる。また、この際には、緩衝鎖27がD字状リング25に当たり鎖特有の金属音を発するので、この音による合図で犬は言うことを聞くようになる。更に、ベルト体1は皮や布、ナイロン等で形成されているので、犬の首を痛めることがない。
このように、緩急に配慮した形で犬の首を傷めることなく適当なショックを犬に対して与えることができ、調教に際して非常に有効である。また、このショックは適当なものなので、飼い主が犬の暴走により怪我等をすることもない。
更に、頭と首の差が大きい犬に対してもピッタリと犬の首回りに装着可能であるためほぼ確実なショックを犬に対して与えることができる。従って、効きが悪く犬が言うことを聞かないというようなことはなくなる。
更に、ベルト体1、11、D字状リング23及びD字状リング25、掛止金具19、リング29、角状リング26、補助リング31及び緩衝鎖27は装飾としても優れたもの、かつおしゃれなものに容易に構成可能であり、飼い主により一層の安らぎを与えることができる。
本発明の実施形態の構成図(斜視図)
符号の説明
1、11 ベルト体
7 掛止孔
19 掛止金具
21 フック
23、25 D字状リング
27 緩衝鎖
29 リング

Claims (1)

  1. 第1のベルト体と、
    該第1のベルト体に対し別体に配設された第2のベルト体と、
    該第2のベルト体に対する前記第1のベルト体の位置を調整しつつ連結可能な位置調整・連結手段と、
    前記第1のベルト体及び前記第2のベルト体の各端部にそれぞれ通されて環状に連結された環状連結部材とを備えたことを特徴とする犬の首輪。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4530304B1 (ja) * 2009-10-23 2010-08-25 ダグラス パーマー スコット ストラップ
JP2015521044A (ja) * 2012-05-29 2015-07-27 ウッドワード, マーカスWoodward, Marcus 犬用ハーネス
JP2017514529A (ja) * 2014-05-09 2017-06-08 ウィルソン, ダニーWilson, Danny 犬用ハーネス

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