JP2006238128A - 通信システム、通信装置、および通信方法 - Google Patents

通信システム、通信装置、および通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 カードに重要情報を記憶させることにより生じる問題を解決する。
【解決手段】 個人端末11または店舗端末21それぞれは、1回だけ有効な送信電文としての乱数RXまたは乱数RYを、所定の通信路(電話網13やインターネット22など)を介して間接的に送信し、近接通信により直接に受信した乱数が、送信した乱数RXまたは乱数RYと一致するかどうかを確認する。本発明は、例えば、近接通信機能を備える通信装置に適用できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信システム、通信装置、および通信方法に関し、特に、カードに重要情報を記憶させることにより生じる問題を解決する通信システム、通信装置、および通信方法に関する。
クレジットカード、デビットカード、または電子マネーの機能を備えたカードを用いて取引(購買)するシステムは、金銭と同等な電子的な価値(以下、適宜、バリューという)を取引(決済)する決済カードシステムである。
決済カードシステムでは、ユーザ(顧客)がカードを携帯する。そして、バリューを取引する場合、ユーザのカードに記憶されているデータを、店舗に備え付けられた端末に読み込ませ、その読み込んだデータを、カード発行業者が構築した専用のネットワークを介してカード発行業者に送信してバリューを取引するものや、ユーザが所有する携帯電話機やパーソナルコンピュータなどの端末から、ユーザが入力したカードに関する情報(データ)を、インターネットなどの公衆網を介してカード発行業者に送信してバリューを取引するものがある(例えば、特許文献1,2参照)。
このため、カードには、そのカード(を所有するユーザ)を識別(認証)する情報(秘密鍵)や、ユーザが現在有しているバリューに関する情報などの、重要情報が記憶されるようになされている。そして、カード発行業者は、カードに記憶されている重要情報や、ユーザにより入力された情報から、カードの信憑性を確認し、バリューの移動(決済)を行う。
特開2002−183443号公報 特開2001−175751号公報
しかしながら、カードに重要情報を記憶させ、そのカードをユーザに携帯させることには、例えば、カードの紛失によりカードに記憶されている重要情報が漏洩するおそれや、カードに記憶されている重要情報が盗み見される(スキミング)おそれなどがある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、カードに重要情報を記憶させることにより生じる問題を解決することができるようにするものである。
本発明の通信システムは、通信装置は、他の通信装置に対して送信する、1回だけ有効な送信電文を生成する生成手段と、近接通信により、他の通信装置と直接に通信を行う第1の通信手段と、所定の通信路を介して、他の通信装置と間接に通信を行う第2の通信手段と、第1および第2の通信手段による通信を制御する制御手段とを備え、第2の通信手段は、所定の通信路を介して、生成手段により生成された送信電文を他の通信装置に送信するとともに、他の通信装置から所定の通信路を介して送信されてくる他の送信電文を受信し、第1の通信手段は、他の通信装置から近接通信により送信されてくる電文を受信するとともに、第2の通信手段が受信した他の送信電文を他の通信装置に近接通信により送信し、制御手段は、第1の通信手段が受信した電文が、第2の通信手段が送信した送信電文と一致するかどうかを確認することを特徴とする。
本発明の通信装置は、他の通信装置に対して送信する、1回だけ有効な送信電文を生成する生成手段と、近接通信により、他の通信装置と直接に通信を行う第1の通信手段と、所定の通信路を介して、他の通信装置と間接に通信を行う第2の通信手段と、第1および第2の通信手段による通信を制御する制御手段とを備え、第2の通信手段は、所定の通信路を介して、生成手段により生成された送信電文を他の通信装置に送信するとともに、他の通信装置から所定の通信路を介して送信されてくる他の送信電文を受信し、第1の通信手段は、他の通信装置から近接通信により送信されてくる電文を受信するとともに、第2の通信手段が受信した他の送信電文を他の通信装置に近接通信により送信し、制御手段は、第1の通信手段が受信した電文が、第2の通信手段が送信した送信電文と一致するかどうかを確認することを特徴とする。
第2の通信手段には、送信電文および他の送信電文をメールとしてやりとりすることにより、他の通信装置と間接に通信を行うようにさせることができる。
第1および第2のメールサーバが、送信されてくるメールを指定された宛先に転送し、通信装置が所定の通信路を介して第1のメールサーバにアクセスし、他の通信装置が所定の通信路を介して第2のメールサーバにアクセスする場合、第1の通信手段は、他の通信装置から近接通信により送信されてくる、他の通信装置を識別する装置識別情報と、第2のメールサーバを識別するサーバ識別情報とをさらに受信し、第2の通信手段は、サーバ識別情報および装置識別情報を指定して、送信電文を第1のメールサーバにメールとして送信することにより、送信電文を他の通信装置に送信するようにさせることができる。
生成手段には、乱数を送信電文として生成させることができる。
移動体通信装置であるようにさせることができる。
本発明の通信方法は、第2の通信手段において、所定の通信路を介して、生成手段により生成された送信電文を他の通信装置に送信するとともに、他の通信装置から所定の通信路を介して送信されてくる他の送信電文を受信し、第1の通信手段において、他の通信装置から近接通信により送信されてくる電文を受信するとともに、第2の通信手段が受信した他の送信電文を他の通信装置に近接通信により送信し、制御手段において、第1の通信手段が受信した電文が、第2の通信手段が送信した送信電文と一致するかどうかを確認することを特徴とする。
本発明においては、第2の通信手段において、所定の通信路を介して、生成手段により生成された送信電文が他の通信装置に送信されるとともに、他の通信装置から所定の通信路を介して送信されてくる他の送信電文が受信される。また、第1の通信手段において、他の通信装置から近接通信により送信されてくる電文が受信されるとともに、第2の通信手段が受信した他の送信電文が他の通信装置に近接通信により送信される。さらに、制御手段において、第1の通信手段が受信した電文が、第2の通信手段が送信した送信電文と一致するかどうかを確認される。
本発明によれば、カードに重要情報を記憶させることにより生じる問題を解決することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加されたりする発明の存在を否定するものではない。
請求項1に記載の通信システムは、
通信装置(例えば、図2の個人端末11)と、前記通信装置と通信を行う他の通信装置(例えば、図2の店舗端末21)とで構成される通信システム(例えば、図2の通信システム1)において、
前記通信装置は、
前記他の通信装置に対して送信する、1回だけ有効な送信電文を生成する生成手段(例えば、図2の乱数生成部41)と、
近接通信により、前記他の通信装置と直接に通信を行う第1の通信手段(例えば、図2のNFC I/F42)と、
所定の通信路を介して、前記他の通信装置と間接に通信を行う第2の通信手段(例えば、図2の通信部44)と、
前記第1および第2の通信手段による通信を制御する制御手段(例えば、図2の制御部46)と
を備え、
前記第2の通信手段は、前記所定の通信路を介して、前記生成手段により生成された前記送信電文を前記他の通信装置に送信するとともに、前記他の通信装置から前記所定の通信路を介して送信されてくる他の送信電文を受信し、
前記第1の通信手段は、前記他の通信装置から近接通信により送信されてくる電文を受信するとともに、前記第2の通信手段が受信した前記他の送信電文を前記他の通信装置に近接通信により送信し、
前記制御手段は、前記第1の通信手段が受信した前記電文が、前記第2の通信手段が送信した前記送信電文と一致するかどうかを確認する
ことを特徴とする。
請求項7に記載の通信方法は、
他の通信装置(例えば、図2の店舗端末21)に対して送信する、1回だけ有効な送信電文を生成する生成手段(例えば、図2の乱数生成部41)と、近接通信により、前記他の通信装置と直接に通信を行う第1の通信手段(例えば、図2のNFC I/F42)と、所定の通信路を介して、前記他の通信装置と間接に通信を行う第2の通信手段(例えば、図2の通信部44)と、前記第1および第2の通信手段による通信を制御する制御手段(例えば、図2の制御部46)とを備え、前記他の通信装置との間で通信を行う通信装置(例えば、図2の個人端末11)の通信方法において、
前記第2の通信手段において、前記所定の通信路を介して、前記生成手段により生成された前記送信電文を前記他の通信装置に送信する(例えば、図3のステップS105の処理)とともに、前記他の通信装置から前記所定の通信路を介して送信されてくる他の送信電文を受信し(例えば、図3のステップS106の処理)、
前記第1の通信手段において、前記他の通信装置から近接通信により送信されてくる電文を受信する(例えば、図3のステップS108の処理)とともに、前記第2の通信手段が受信した前記他の送信電文を前記他の通信装置に近接通信により送信し(例えば、図3のステップS107の処理)、
前記制御手段において、前記第1の通信手段が受信した前記電文が、前記第2の通信手段が送信した前記送信電文と一致するかどうかを確認する(例えば、図3のステップS109の処理)
ことを特徴とする。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した通信システム(システムとは、複数の装置が論理的に結合したものをいい、各構成の装置が同一筐体中にあるか否かは問わない)の一実施の形態の構成例を示している。
図1の通信システム1は、メール(ショートメッセージ(SMS : Short Message Service))サービスを用いたバリューの与信決済サービスを提供するシステムである。
ここで、与信決済サービスとは、例えば、物品の購入者であるユーザ(顧客)と物品の販売者である店舗とが互いの信用(信憑性)を確認し、バリューを用いて物品の購入等の決済を行うサービスのことを意味する。従って、ユーザは、充填(チャージ)されたバリューの範囲内で、バリューと交換に物品を購入することができる。また、本実施の形態では、バリューは、電子マネーであるものとする。
顧客であるユーザXが所有する、携帯電話機やPDA (Personal Digital Assistant)などの個人端末(移動体通信装置)11は、基地局12および電話網13を介して、ユーザXが契約している通信事業者Bのメール(転送)サーバ14にアクセスし、通信(メールの送受信)を行うことができる。
通信事業者Bは、契約しているユーザに対して、メール(ショートメッセージ)サービスを提供する。即ち、通信事業者Bのメールサーバ14(以下、適宜、通信事業者Bサーバ14とも称する)は、通信事業者Bと契約しているユーザ(の端末)からのメール(ショートメッセージ)を指定された宛先に送信(転送)する。
ユーザXは、通信事業者Bまたは銀行Dとの間で、それぞれ、メール転送サービス契約、または、銀行DのユーザX名義の口座(電子マネーの口座)に対して、口座残高の確認や所定金額の振り込み依頼をメールで行うことが可能な契約を結んでいる。
従って、例えば、通信事業者Bのメールサーバ14が、個人端末11から所定金額の(電子マネーの)振り込みを依頼するメールを受信した場合、メールサーバ14は、銀行Dの預金口座サーバ15(以下、適宜、預金口座Dサーバ15と称する)に対して、所定金額の振り込みを指示するメール(指示メッセージ)を送信する。
また例えば、通信事業者Bのメールサーバ14が、個人端末11からのメールを他の通信事業者Aと契約している店舗Yの店舗端末21に転送するメールを受信した場合、メールサーバ14は、受信したメールを他の通信事業者Aのメールサーバ23に送信(転送)する。また、メールサーバ14は、通信事業者Aのメールサーバ23から個人端末11宛てのメールを受信した場合、その受信したメールを個人端末11に送信(転送)する。
なお、通信事業者Bは、契約している顧客(ユーザXの携帯端末11)に対して、顧客を識別するユニークなID(Identification:識別番号)もしくは通信接続番号と、通信事業者Bを識別するIDとを提供する。ここで、ユーザXに提供されたIDを個人端末IDとし、通信事業者Bを識別するIDを通信事業者IDBとする。
また、通信事業者Bのメールサーバ14には、通信事業者BがユーザXに提供した個人端末IDと、ユーザXのメールアドレスおよびユーザXが有する銀行Dの預金口座に関する情報とが、1対1で対応して記憶されている。
銀行Dの預金口座サーバ15は、通信事業者Bのメールサーバ14からのメールによる依頼に基づき、口座残高の確認や所定金額の振り込みの実行を行う。
例えば、銀行Dの預金口座サーバ15が、ユーザXの口座残高の確認を指示するメールを、通信事業者Bのメールサーバ14から受信した場合、預金口座サーバ15は、ユーザXの口座残高をメールサーバ14に送信(返信)する。
また例えば、銀行Dの預金口座サーバ15が、ユーザXの口座から、銀行Cにある、後述する店舗Yの口座に、所定金額を振り込むメールを、通信事業者Bのメールサーバ14から受信した場合、預金口座サーバ15は、所定金額を銀行Cの預金口座サーバ24に振り込む。
また、個人端末11は、NFC通信機能を有しており、他のNFC通信装置(例えば、NFC通信装置21a)と、単一の周波数の搬送波を使用した、電磁誘導による近接通信(NFC(Near Field Communication))を行うことができるようになっている。
ここで、個人端末11およびNFC通信装置21aが使用する搬送波の周波数としては、例えば、ISM(Industrial Scientific Medical)バンドの13.56MHzなどを採用することができる。
また、近接通信とは、通信する装置どうしの距離が、数10cm以内となって可能となる通信を意味し、通信する装置どうし(の筐体)が接触して行う通信も含まれる。
ユーザXは、NFC通信装置21aを備える店舗Yにおいて、現金を支払って電子マネーを充填(チャージ)したり、電子マネーで物品を購入することができる。
この場合、個人端末11は、店舗Yの店舗端末21に接続されているNFC通信装置21aと近接通信を行い、電子マネーの取引に必要なデータを送受信する。
店舗Yの店舗端末21は、NFC通信装置21aで受信したデータをインターネット22を介して、店舗Yが契約している通信事業者Aのメール(転送)サーバ23に送信する。
通信事業者Aは、契約しているユーザに対して、メール(ショートメッセージ)サービスを提供する。即ち、通信事業者Aのメールサーバ23(以下、適宜、通信事業者Aサーバ23とも称する)は、通信事業者Aと契約しているユーザからのメール(ショートメッセージ)を指定された宛先に送信(転送)する。
店舗Yは、通信事業者Aまたは銀行Cとの間で、それぞれ、メール転送サービス契約、または、店舗Yが口座を所有する銀行Cの店舗Y名義の銀行口座に対して、口座残高の確認や所定金額の振り込み依頼をメールで行うことが可能な契約を結んでいる。
なお、通信事業者Aは、通信事業者Bと同様に、契約している顧客(店舗Yの店舗端末21)に対して、顧客を識別するユニークなIDもしくは通信接続番号と、通信事業者Aを識別するIDとを提供する。ここで、店舗Yに提供されたIDを店舗端末IDとし、通信事業者Aを識別するIDを通信事業者IDAとする。
また、通信事業者Aのメールサーバ23には、通信事業者Aが店舗Yに提供した店舗端末IDと、店舗Yのメールアドレスおよび店舗Yが有する銀行Cの預金口座に関する情報とが、1対1で対応して記憶されている。
銀行Cの預金口座サーバ24(以下、適宜、預金口座Cサーバ24と称する)は、銀行Dの預金口座サーバ15と同様に、通信事業者Aのメールサーバ23からのメールによる依頼に基づき、口座残高の確認や所定金額の振り込みを実行する。
図2は、個人端末11および店舗端末21の詳細な構成例を含む図1の通信システム1のブロック図である。なお、図2において、図1と対応する部分については、同一の符号を付してあり、その重複する説明を適宜省略する。
ユーザXの個人端末11は、乱数生成部41、NFC I/F(Inter Face)42、データ入力表示部43、通信部44、メモリ45、および制御部46により構成されている。
乱数生成部41は、必要に応じて所定の乱数Rxを生成し、NFC I/F42に供給する。
NFC I/F42は、店舗端末21のNFC I/F52との間で、近接通信により、直接にデータをやりとりする。
NFC I/F42からNFC I/F52に送信するデータとしては、例えば、ユーザXの携帯端末11を識別する個人端末ID、携帯端末11がアクセスする通信事業者B(のメールサーバ14)を識別する通信事業者IDBなどがある。また、NFC I/F42がNFC I/F52から受信するデータとしては、例えば、店舗Yの店舗端末21を識別する店舗端末ID、店舗端末21がアクセスする通信事業者A(のメールサーバ23)を識別する通信事業者IDAなどがある。
ここで、店舗端末21は、携帯端末11にとっては近接通信する外部の端末であり、また、店舗端末21から見れば、携帯端末11は、自分(店舗端末21)と近接通信する外部の端末である。従って、携帯端末11を識別する個人端末IDおよび店舗端末21を識別する店舗端末IDそれぞれは、自分が通信する外部の端末を識別する外部端末情報であるといえる。
また、NFC I/F42は、乱数生成部41から供給される乱数Rxを、店舗端末21のNFC I/F52から受信した店舗端末IDおよび通信事業者IDAとともに、通信部44に供給する。
データ入力表示部43は、例えば、数字キー、文字キー、キーボード、マウス、タッチパネルなどよりなる入力装置、およびLCD(Liquid Crystal display)などよりなる表示装置から構成され、ユーザXによる指示メッセージの入力を受け付けたり、通信部44から供給されるデータの表示などを行う。
また、データ入力表示部43は、ユーザXにより入力された指示メッセージを通信部44に供給する。
ここで、指示メッセージとしては、物品を購入するための購入金額M'の振り込み指示(送金指示)などがあり、通信部44から供給されるデータとしては、電子マネーの充填金額Mなどがある。
通信部44は、NFC I/F42またはデータ入力表示部43から供給されるデータ(乱数Rxや指示メッセージなど)を、電話網13などを介して通信事業者Bサーバ14にメールとして送信する。また、通信部44は、メールとして通信事業者Bサーバ14から受信したデータをNFC I/F42またはデータ入力表示部43に供給する。
メモリ45は、通信部44が通信事業者Bサーバ14との間で通信したデータ(通信内容)を一定期間記憶する。また、メモリ45は、通信事業者Bから提供された個人端末IDと通信事業者IDBも記憶する。
制御部46は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などにより構成され、個人端末11内の各部を制御する。例えば、制御部46は、NFC I/F42または通信部44による通信を制御する。
店舗Yの店舗端末21は、乱数生成部51、NFC I/F(Inter Face)52、データ入力表示部53、通信部54、メモリ55、および制御部56により構成されている。なお、図1の店舗端末21に接続されているNFC通信装置21aは、図2のNFC I/F52に対応する。
乱数生成部51は、必要に応じて所定の乱数RYを生成し、NFC I/F52に供給する。
NFC I/F52は、個人端末11のNFC I/F42との間で、近接通信により、直接にデータをやりとりする。
NFC I/F52からNFC I/F42に送信するデータとしては、上述したように、例えば、店舗Yの店舗端末21を識別する店舗端末ID、店舗端末21がアクセスする通信事業者A(のメールサーバ23)を識別する通信事業者IDAなどがある。また、NFC I/F52がNFC I/F42から受信するデータとしては、例えば、ユーザXの携帯端末11を識別する個人端末ID、携帯端末11がアクセスする通信事業者B(のメールサーバ14)を識別する通信事業者IDBなどがある。
また、NFC I/F52は、乱数生成部51から供給される乱数RYを、個人端末11のNFC I/F42から受信した個人端末IDおよび通信事業者IDBとともに、通信部54に供給する。
データ入力表示部53は、例えば、数字キー、文字キー、キーボード、マウス、タッチパネルなどよりなる入力装置、およびLCD(Liquid Crystal display)などよりなる表示装置から構成され、店舗端末21を操作する店舗Yの店員による指示メッセージの入力を受け付けたり、通信部54から供給されるデータの表示などを行う。
また、データ入力表示部53は、店員により入力された指示メッセージを通信部54に供給する。
ここで、指示メッセージとしては、電子マネーの充填金額Mの振り込み指示などがあり、通信部54から供給されるデータとしては、物品を購入するための購入金額M'などがある。
通信部54は、NFC I/F52またはデータ入力表示部53から供給されるデータ(乱数RYや指示メッセージなど)を、インターネット22を介して通信事業者Aサーバ23にメールとして送信する。また、通信部54は、メールとして通信事業者Aサーバ23から受信したデータをNFC I/F52またはデータ入力表示部53に供給する。
メモリ55は、通信部54が通信事業者Aサーバ23との間で通信したデータ(通信内容)を一定期間記憶する。また、メモリ55は、通信事業者Aから提供された店舗端末IDと通信事業者IDAも記憶する。
制御部56は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などにより構成され、店舗端末21内の各部を制御する。例えば、制御部56は、NFC I/F52または通信部54による通信を制御する。
次に、ユーザXが、銀行DのユーザX名義の銀行口座に、金額Mの電子マネーを充填する場合の、図2の各ブロックの動作について説明する。
ユーザXが、所有する個人端末11を店舗Yの店舗端末21(のNFC通信装置21a)にかざすと、NFC I/F42とNFC I/F52との間で、端末IDおよび通信事業者情報(2つを合わせて交換情報と称する)を交換する通信(近接通信)が行われる。
即ち、NFC I/F42は、個人端末IDおよび通信事業者IDBをNFC I/F52に送信する。また、NFC I/F52は、店舗端末IDおよび通信事業者IDAをNFC I/F42に送信する。
そして、店舗端末21のNFC I/F52は、乱数生成部51から供給される乱数RYと、近接通信により個人端末11から受信した個人端末IDおよび通信事業者IDBとを通信部54に供給する。
また、店員は、充填する電子マネーの金額M(以下、充填金額Mと称する)をユーザXから聞き、その金額Mをデータ入力表示部53において入力する。
データ入力表示部53は、入力された充填金額Mを取得し、通信部54に供給する。
通信部54は、個人端末IDおよび通信事業者IDBを送信先として指定して、NFC I/F52からの乱数RYとデータ入力表示部53からの充填金額Mとを、インターネット22を介して通信事業者Aサーバ23にメールとして送信する。
通信事業者Aサーバ23は、預金口座Cサーバ24に対して、店舗Yの口座残高の確認を行い、充填金額Mを送金するのに十分な金額(残高)が店舗Yの口座にあるかどうかを確認する。そして、充填金額Mを送金するのに十分な金額が確認された後、通信事業者Aサーバ23は、預金口座Cサーバ24に対して、充填金額Mの送金予約を行う。
また、通信事業者Aサーバ23は、個人端末IDを送信先として指定して、送金予約の予約結果を表す送金予約情報(振り込み保証情報)および乱数RYを、通信事業者IDBで識別される通信事業者Bサーバ14にメールとして送信する。
通信事業者Bサーバ14は、通信事業者Aサーバ23からの送金予約情報から、店舗端末21からの送金金額(充填金額M)を内部に記憶する。また、通信事業者Bサーバ14は、通信事業者Aサーバ23からの送金予約情報および乱数RYを、電話網13などを介して、個人端末IDで識別される個人端末11の通信部44にメールとして送信する。
通信部44は、通信事業者Aサーバ23から送信されてくる送金予約情報および乱数RYのうち、送金予約情報をデータ入力表示部43に供給し、乱数RYをNFC I/F42に供給する。
データ入力表示部43は、通信部44からの送金予約情報に基づいて、充填金額Mを確認する表示を行う。
一方、近接通信により、店舗端末IDおよび通信事業者IDAを受信した個人端末11のNFC I/F42は、それを、乱数生成部41から供給される乱数Rxとともに、通信部44に供給する。
通信部44は、店舗端末IDおよび通信事業者IDAを送信先として指定して、NFC I/F42からの乱数Rxを、電話網13などを介して通信事業者Bサーバ14に供給する。通信事業者Bサーバ14は、店舗端末IDを送信先として指定して、個人端末11(の通信部44)からの乱数Rxを、通信事業者IDAで識別される通信事業者Aサーバ23にメールとして送信する。
通信事業者Aサーバ23は、通信事業者Bサーバ14からの乱数Rxを、店舗端末IDで識別される店舗端末21(の通信部54)にインターネット22を介して送信する。店舗端末21の通信部54は、通信事業者Aサーバ23からの乱数RxをNFC I/F52に送信する。
ユーザは、個人端末11のデータ入力表示部43に表示された充填金額Mを確認し、再度、個人端末11を店舗Yの店舗端末21(のNFC通信装置21a)にかざす。
これにより、NFC I/F42とNFC I/F52との間で通信(近接通信)が行われ、NFC I/F42は、通信部44からの乱数RYをNFC I/F52に送信し、NFC I/F52は、通信部54からの乱数RxをNFC I/F42に送信する。即ち、NFC I/F42およびNFC I/F52は、乱数Rxと乱数RYを交換する。
個人端末11の制御部46は、NFC I/F42が店舗端末21(のNFC I/F52)から受信した乱数(乱数Rx)と、乱数生成部41で生成し、通信部44から店舗端末21宛てに送信した乱数Rxとが一致するかどうかを判定する。そして、乱数Rxが一致する場合、制御部46は、データ入力表示部43にその旨を表示させる。また、個人端末11にブザー等を出力する音声出力部を設け、乱数Rxが一致した場合にブザーを鳴らすことでユーザにその旨を報知するようにしてもよい。
また、店舗端末21の制御部56は、NFC I/F52が個人端末11(のNFC I/F42)から受信した乱数(乱数RY)と、乱数生成部51で生成し、通信部54から個人端末11宛てに送信した乱数RYとが一致するかどうかを判定する。そして、乱数RYが一致する場合、制御部56は、データ入力表示部53にその旨を表示させる。また、店舗端末21にブザー等を出力する音声出力部を設け、乱数RYが一致した場合にブザーを鳴らすことでユーザにその旨を報知するようにしてもよい。
データ入力表示部43の乱数Rxの一致の表示を確認したユーザXは、充填金額Mの現金を店員に渡す。
充填金額Mの現金を受け取った店員は、データ入力表示部53において充填金額Mの送金(振り込み)を指示する入力を行う。
データ入力表示部53は、充填金額Mの送金を指示する送金指示情報を取得し、通信部54に供給する。通信部54は、その送金指示情報(指示メッセージ)を、インターネット22を介して通信事業者Aサーバ23にメールとして送信し、通信事業者Aサーバ23は、送金指示情報を預金口座Cサーバ24に送信する。
預金口座Cサーバ24は、通信事業者Aサーバ23からの送金指示情報にしたがい、充填金額Mを店舗Yの口座から預金口座Dサーバ15のユーザXの口座に送金する。
なお、ユーザXの口座(振り込みしてもらう口座)は、例えば、通信事業者Aサーバ23が通信事業者Bサーバ14に充填金額Mの送金予約情報を送信した際に、通信事業者Bサーバ14から取得する(返信してもらう)ようになされている。また、以前にユーザXと取引したことがある場合には、その取引履歴からユーザXの口座を特定するようにしてもよい。
預金口座Dサーバ15は、預金口座Cサーバ24からの送金を受け取り、充填金額Mの電子マネーをユーザXの口座に充填する(口座残高を加算する)。
また、預金口座Dサーバ15は、充填金額Mが正しくユーザXの口座に充填されたことを表す充填記録情報のメールを、通信事業者Bサーバ14および電話網13などを介して個人端末11に送信し、個人端末11のデータ入力表示部43において、その旨が表示される。
さらに、預金口座Dサーバ15は、充填金額Mの送金を確実に受け取ったことを表す送金記録情報のメールを預金口座Cサーバ24に送信し、預金口座Cサーバ24は、そのメールを、通信事業者Aサーバ23およびインターネット22などを介して店舗端末21に送信する。店舗端末21のデータ入力表示部53では、預金口座Cサーバ24からの送金記録情報に基づいて、充填金額Mの電子マネーの送金結果(送金指示の結果)が表示される。
次に、ユーザXが銀行Dにある自分の口座の電子マネーを使って、店舗Yにある金額M'の物品を購入する場合の、図2の各ブロックの動作について説明する。
ユーザXは、購入する物品の金額M'(以下、購入金額M'と称する)を個人端末11のデータ入力表示部43において入力する。データ入力表示部43は、ユーザXにより入力された購入金額M'を取得し、通信部44に供給する。
また、ユーザXは、個人端末11を店舗Yの店舗端末21(のNFC通信装置21a)にかざす。これにより、電子マネーを充填する場合と同様に、NFC I/F42とNFC I/F52との間で、端末IDおよび通信事業者情報(交換情報)を交換する通信(近接通信)が行われる。
そして、店舗端末21のNFC I/F52は、乱数生成部51から供給される乱数RYと、近接通信により個人端末11から受信した個人端末IDおよび通信事業者IDBとを通信部54に供給する。
通信部54は、個人端末IDおよび通信事業者IDBを送信先として指定して、NFC I/F52からの乱数RYを、インターネット22を介して通信事業者Aサーバ23にメールとして送信する。
通信事業者Aサーバ23は、個人端末IDを送信先として指定して、店舗端末21からの乱数RYを、通信事業者IDBで識別される通信事業者Bサーバ14にメールとして送信する。通信事業者Bサーバ14は、通信事業者Aサーバ23からの乱数RYを、電話網13などを介して、個人端末IDで識別される個人端末11の通信部44にメールとして送信する。
通信部44は、通信事業者Bサーバ14からの乱数RYをNFC I/F42に供給する。
一方、近接通信により、店舗端末21から店舗端末IDおよび通信事業者IDAを受信した個人端末11のNFC I/F42は、それを、乱数生成部41から供給される乱数Rxとともに、通信部44に供給する。
通信部44は、店舗端末IDおよび通信事業者IDAを送信先として指定して、NFC I/F42からの乱数Rxを、データ入力表示部43からの購入金額M'とともに、電話網13などを介して通信事業者Bサーバ14にメールとして送信する。
通信事業者Bサーバ14は、預金口座Dサーバ15に対して、個人Xの口座残高の確認を行い、購入金額M'を送信する(支払う)のに十分な金額(残高)が個人Xの口座にあるかどうかを確認する。そして、購入金額M'を送信するのに十分な金額が確認された後、通信事業者Bサーバ14は、預金口座Dサーバ15に対して、購入金額M'の送金予約を行う。
また、通信事業者Bサーバ14は、店舗端末IDを送信先として指定して、送金予約の予約結果を表す送金予約情報(振り込み保証情報)および乱数Rxを、通信事業者IDAで識別される通信事業者Aサーバ23にメールとして送信する。
通信事業者Aサーバ23は、通信事業者Bサーバ14からの送金予約情報から、送金金額(購入金額M')を内部に記憶する。また、通信事業者Aサーバ23は、通信事業者Bサーバ14からの送金予約情報および乱数Rxを、インターネット22を介して、店舗端末IDで識別される店舗端末21の通信部54にメールとして送信する。
通信部54は、通信事業者Aサーバ23から送信されてくる送金予約情報および乱数RXのうち、送金予約情報をデータ入力表示部53に供給し、乱数RXをNFC I/F52に供給する。
データ入力表示部53は、通信部54からの送金予約情報に基づいて、購入金額M'を確認する表示を行う。
店員は、データ入力表示部53に表示された購入金額M'を確認し、再度、個人端末11を店舗Yの店舗端末21(のNFC通信装置21a)にかざすようにユーザXに依頼する。
店員の依頼に応じて、ユーザXが個人端末11を店舗端末21(のNFC通信装置21a)にかざすと、NFC I/F42とNFC I/F52との間で通信(近接通信)が行われ、NFC I/F42は、通信部44からの乱数RYをNFC I/F52に送信し、NFC I/F52は、通信部54からの乱数RxをNFC I/F42に送信する。即ち、NFC I/F42およびNFC I/F52は、乱数Rxと乱数RYを交換する。
個人端末11の制御部46は、NFC I/F42が店舗端末21(のNFC I/F52)から受信した乱数(乱数Rx)と、乱数生成部41で生成し、通信部44から店舗端末21宛てに送信した乱数Rxとが一致するかどうかを判定する。そして、乱数Rxが一致する場合、制御部46は、データ入力表示部43にその旨を表示させる。また、個人端末11にブザー等を出力する音声出力部を設け、乱数Rxが一致した場合にブザーを鳴らすことでユーザにその旨を報知するようにしてもよい。
また、店舗端末21の制御部56は、NFC I/F52が個人端末11(のNFC I/F42)から受信した乱数(乱数RY)と、乱数生成部51で生成し、通信部54から個人端末11宛てに送信した乱数RYとが一致するかどうかを判定する。そして、乱数RYが一致する場合、制御部56は、データ入力表示部53にその旨を表示させる。また、店舗端末21にブザー等を出力する音声出力部を設け、乱数RYが一致した場合にブザーを鳴らすことでユーザにその旨を報知するようにしてもよい。
データ入力表示部43に表示された乱数Rxの一致を確認したユーザXは、データ入力表示部43において購入金額M'の送金(振り込み)を指示する入力を行う。
データ入力表示部43は、購入金額M'の送金を指示する送金指示を取得し、通信部44に供給する。通信部44は、その送金指示情報(指示メッセージ)を、電話網13などを介して通信事業者Bサーバ14にメールとして送信し、通信事業者Bサーバ14は、そのメールを預金口座Dサーバ15に送信する。
預金口座Dサーバ15は、通信事業者Bサーバ14からの送金指示情報にしたがい、購入金額M'をユーザXの口座から預金口座Cサーバ24の店舗Yの口座に送金する。
ここで、店舗Yの口座(振り込みしてもらう口座)は、例えば、通信事業者Bサーバ14が通信事業者Aサーバ23に購入金額M'の送金予約情報を送信した際に、通信事業者Aサーバ23から取得する(返信してもらう)ようになされている。また、以前に店舗Yと取引したことがある場合には、その取引履歴から店舗Yの口座を特定するようにしてもよい。
預金口座Cサーバ24は、預金口座Dサーバ15からの送金を受け取り、購入金額M'の電子マネーを店舗Yの口座に充填する(口座残高を加算する)。
また、預金口座Cサーバ24は、購入金額M'が正しく店舗Yの口座に充填されたことを表す充填記録情報のメールを、通信事業者Aサーバ23およびインターネット22を介して、店舗端末21に送信し、店舗端末21のデータ入力表示部53において、その旨が表示される。
さらに、預金口座Cサーバ24は、購入金額M'の送金を確実に受け取ったことを表す送金記録情報のメールを預金口座Dサーバ15に送信し、預金口座Dサーバ15は、そのメールを、通信事業者Bサーバ14および電話網13などを介して個人端末11に送信する。個人端末11のデータ入力表示部43では、預金口座Dサーバ15からの送金記録情報に基づいて、購入金額M'の電子マネーの消費結果(送金指示の結果)が表示される。
以上のように構成される通信システム1では、個人端末11の乱数生成部41が、1回だけ有効な送信電文としての乱数RXを生成する。そして、通信部44は、所定の通信路(電話網13やインターネット22など)を介して、乱数RXを店舗端末21に送信するとともに、店舗端末21から所定の通信路を介して送信されてくる乱数RYを受信する。NFC I/F42は、店舗端末21のNFC I/F52から近接通信により送信されてくる乱数(電文)を受信するとともに、通信部44が受信した乱数RYを店舗端末21(のNFC I/F52)に近接通信により送信する。制御部46は、NFC I/F42が受信した乱数が、通信部44が所定の通信路を介して送信した乱数RXと一致するかどうかを確認する。
店舗端末21の乱数生成部51が、1回だけ有効な送信電文としての乱数RYを生成する。そして、通信部54は、所定の通信路(電話網13やインターネット22など)を介して、乱数RYを個人端末11に送信するとともに、個人端末11から所定の通信路を介して送信されてくる乱数RXを受信する。NFC I/F52は、個人端末11のNFC I/F42から近接通信により送信されてくる乱数(電文)を受信するとともに、通信部54が受信した乱数RXを個人端末11(のNFC I/F42)に近接通信により送信する。制御部56は、NFC I/F52が受信した乱数が、通信部54が所定の通信路を介して送信した乱数RYと一致するかどうかを確認する。
即ち、個人端末11および店舗端末21それぞれは、所定の通信路を介して間接的に送信電文を送信し、近接通信により直接に受信した電文が、間接的に送信した送信電文と一致するかどうかを確認する。
なお、上述した例では、自分(ユーザXまたは店舗Y)がメールサービスを利用している通信事業者から提供されるユニークな端末IDと、通信事業者に登録する預金口座に関する情報およびメールアドレスとが、1対1に対応するものとしたが、自分が相手に振り込みしてもらう口座(振り込み口座)と、自分が他の口座に振り込みを行う場合に電子マネーを送金(出金)する口座(送金口座)とを分けるようにしてもよい。また、通信事業者から提供されるユニークな端末IDを、一時的なものとして定期的に変更するようにしてもよい。
この場合、相手に対する自分の匿名性を強化することができる。さらに、振り込み口座を定期的に変更するようにすれば、より匿名性を強化することができる。これにより、自分がメールサービスを利用している通信事業者のメールアドレスに対する迷惑メール(いたずらメール)なども防止(削減)することができる。
このように、第三者(通信事業者)を仲介することにより、個人端末11や店舗端末21を使用している本人を直接的に特定することを困難にすることができる。
図3と図4は、図2の通信システム1における、金額Mの電子マネーを、銀行DのユーザX名義の銀行口座に充填する充填処理を説明するフローチャートである。
初めに、通信事業者Bサーバ14は、ステップS21において、各種の契約を結んでいるユーザXの個人端末11に対して、個人端末11を識別する個人端末IDと、通信事業者Bを識別する通信事業者IDBとを送信し、個人端末11の通信部44が、ステップS1において、これを受信し、メモリ45に記憶させる。
通信事業者Aサーバ23は、ステップS81において、各種の契約を結んでいる店舗Yの店舗端末21に対して、店舗端末21を識別する店舗端末IDと、通信事業者Aを識別する通信事業者IDAとを送信し、店舗端末21の通信部54が、ステップS101において、これを受信し、メモリ55に記憶させる。
なお、上述したステップの処理は、ユーザXまたは店舗Yそれぞれが、通信事業者Bまたは通信事業者Aと各種の契約をした時点に(予め)行われる。
ユーザXが、金額Mの電子マネーを充填するために、店舗Yの店舗端末21(のNFC通信装置21a)に個人端末11をかざすと、個人端末11は、ステップS2において、個人端末IDおよび通信事業者IDBを店舗端末21に近接通信により送信し、店舗端末21は、ステップS102において、これを受信する。
また、ステップS103において、店舗端末21は、店舗端末IDおよび通信事業者IDAを個人端末11に近接通信により送信し、個人端末11は、ステップS3において、これを受信する。なお、ステップS2およびS102の処理と、ステップS103およびS3の処理は、どちらを先に行ってもよいし、同時に行うこともできる。
店員が、充填金額Mを店舗端末21において入力すると、店舗端末21は、ステップS104において、充填金額Mを取得するとともに、乱数RYを生成する。
そして、ステップS105において、店舗端末21は、個人端末11から近接通信により受信した個人端末IDおよび通信事業者IDBを送信先として指定して、生成された乱数RY、および、店員により入力された充填金額Mを、インターネット22を介して通信事業者Aサーバ23にメールとして送信する。
通信事業者Aサーバ23は、ステップS82において、個人端末IDおよび通信事業者IDBを宛先とする、店舗端末21からの乱数RYおよび充填金額Mを含むメールを受信する。そして、ステップS83において、通信事業者Aサーバ23は、預金口座Cサーバ24に対して、店舗Yの口座残高の確認を行い、充填金額Mを送金するのに十分な金額(残高)が店舗Yの口座にあるかどうかを確認する。また、ステップS83において、通信事業者Aサーバ23は、預金口座Cサーバ24に対して、充填金額Mの送金予約を行う。
預金口座Cサーバ24は、ステップS61において、通信事業者Aサーバ23からの充填金額Mの送金予約を受け付け、ステップS62に進み、充填金額Mの送金予約がなされたことを表す送金予約情報を、通信事業者Aサーバ23にメールとして送信する。
通信事業者Aサーバ23は、ステップS84において、預金口座Cサーバ24からの送金予約情報のメールを受信し、ステップS85に進み、その送金予約情報および乱数RYを、個人端末IDを送信先と指定して、通信事業者IDBで識別される通信事業者Bサーバ14にメールとして送信する。
通信事業者Bサーバ14は、ステップS22において、通信事業者Aサーバ23からの送金予約情報および乱数RYを含むメールを受信し、ステップS23に進み、そのメールを、電話網13などを介して個人端末IDで識別される個人端末11に送信する。
個人端末11は、ステップS4において、通信事業者Bサーバ14からの送金予約情報および乱数RYを含むメールを受信し、ステップS5に進み、その送金予約情報に基づいて、充填金額Mを確認する表示を行う。
そして、ステップS6において、個人端末11は、乱数Rxを生成し、ステップS7に進み、ステップS3で受信した店舗端末IDおよび通信事業者IDAを送信先として指定して、生成された乱数Rxを、インターネット22を介して通信事業者Bサーバ14にメールとして送信する。
通信事業者Bサーバ14は、ステップS24において、個人端末11からの乱数Rxを含むメールを受信し、ステップS25に進み、そのメールを、店舗端末IDを送信先として指定して、通信事業者IDAで識別される通信事業者Aサーバ23に送信する。
通信事業者Aサーバ23は、ステップS86において、通信事業者Bサーバ14からの乱数Rxを含むメールを受信し、ステップS87に進み、そのメールを、店舗端末IDで識別される店舗端末21にインターネット22を介して送信する。
店舗端末21は、ステップS106において、通信事業者Aサーバ23からの乱数Rxを含むメールを受信する。
ここで、上述したステップS104,S105,S82,S83,S61,S62,S84,S85,S22,S23,S4、およびS5の処理と、ステップS6,S7,S24,S25,S86,S87、およびS106の処理は、どちらを先に行ってもよいし、同時に行うこともできる。換言すれば、個人端末11は、ステップS6の処理を、ステップS3の処理後に即座に実行することが可能である。
ユーザは、ステップS5の処理により個人端末11に表示された充填金額Mを確認し、再度、個人端末11を店舗Yの店舗端末21にかざす。
これにより、個人端末11と店舗端末21との間で乱数Rxと乱数RYが交換される。即ち、店舗端末21は、ステップS107において、乱数Rxを個人端末11に近接通信により送信し、個人端末11は、ステップS8において、これを受信する。また、個人端末11は、ステップS9において、乱数RYを店舗端末21に近接通信により送信し、店舗端末21は、ステップS108において、これを受信する。ステップS107およびS8の処理とステップS9およびS108の処理は、どちらを先に行っても良いし、同時に行うこともできる。
個人端末11は、ステップS9の処理後、ステップS10において、店舗端末21から近接通信により受信した乱数(乱数Rx)と、自分(乱数生成部41)で生成し、通信事業者Bを介して店舗端末21宛てに送信した乱数Rxとが一致するかどうかを判定(確認)し、その結果を(データ入力表示部43に)表示する。
店舗端末21は、ステップS108の処理後、ステップS109において、個人端末11から近接通信により受信した乱数(乱数RY)と、自分(乱数生成部51)で生成し、通信事業者Aを介して個人端末11宛てに送信した乱数RYとが一致するかどうかを判定(確認)し、その結果を(データ入力表示部53に)表示する。
個人端末11(のデータ入力表示部43)に表示された乱数Rxの一致を確認したユーザXは、充填金額Mの現金を店員に渡す。そして、充填金額Mの現金を受け取った店員は、店舗端末21において充填金額Mの送金(振り込み)を指示する入力を行う。
店舗端末21は、ステップS110において、店員の充填金額Mの送金指示の入力に応じて、充填金額Mの送金指示を取得して、ステップS111に進み、充填金額Mの送金指示を表す送金指示情報を含むメールを、インターネット22を介して通信事業者Aサーバ23に送信する。
通信事業者Aサーバ23は、ステップS88において、店舗端末21からの送金指示情報を含むメールを受信し、ステップS89に進み、そのメールを預金口座Cサーバ24に送信する。
預金口座Cサーバ24は、ステップS63において、通信事業者Aサーバ23からの送金指示情報を含むメールを受信し、ステップS64において、その送金指示情報にしたがい、充填金額Mを店舗Yの口座から預金口座Dサーバ15のユーザXの口座に送金する。
預金口座Dサーバ15は、ステップS41において、預金口座Cサーバ24からの充填金額Mの送金を受け付け、ステップS42に進み、充填金額Mの電子マネーをユーザXの口座に充填する。
そして、ステップS43において、預金口座Dサーバ15は、充填金額Mが正しくユーザXの口座に充填されたことを表す充填記録情報を含むメールを、通信事業者Bサーバ14に送信する。
通信事業者Bサーバ14は、ステップS26において、預金口座Dサーバ15からの充填記録情報を含むメールを受信し、ステップS27に進み、そのメールを、電話網13などを介して個人端末11に送信する。
個人端末11は、ステップS11において、通信事業者Bサーバ14からの充填記録情報を含むメールを受信し、ステップS12において、その充填記録情報に基づいて、充填金額Mの電子マネーの充填結果(銀行DにおけるユーザXの口座残高)を表示する。
また、預金口座Dサーバ15は、ステップS43の処理後、ステップS44において、充填金額Mの送金を受け取ったことを表す送金記録情報を含むメールを預金口座Cサーバ24に送信する。
預金口座Cサーバ24は、ステップS65において、預金口座Dサーバ15からの送金記録情報を含むメールを受信し、ステップS66に進み、そのメールを通信事業者Aサーバ23に送信する。
通信事業者Aサーバ23は、ステップS90において、預金口座Cサーバ24からの送金記録情報を含むメールを受信し、ステップS91に進み、そのメールを、インターネット22を介して店舗端末21に送信する。
店舗端末21は、ステップS112において、通信事業者Aサーバ23からの送金記録情報を含むメールを受信し、ステップS113に進み、その送金記録情報に基づいて、充填金額Mの電子マネーの送金結果(送金指示の結果)を表示する。
次に、図5と図6のフローチャートを参照して、図2の通信システム1における、店舗Yにある金額M'の物品を購入する物品購入処理について説明する。
初めに、通信事業者Bサーバ14は、ステップS221において、各種の契約を結んでいるユーザXの個人端末11に対して、個人端末11を識別する個人端末IDと、通信事業者Bを識別する通信事業者IDBとを送信し、個人端末11の通信部44が、ステップS201において、これを受信し、メモリ45に記憶させる。
通信事業者Aサーバ23は、ステップS281において、各種の契約を結んでいる店舗Yの店舗端末21に対して、店舗端末21を識別する店舗端末IDと、通信事業者Aを識別する通信事業者IDAとを送信し、店舗端末21の通信部54が、ステップS301において、これを受信し、メモリ55に記憶させる。
なお、上述したステップの処理は、ユーザXまたは店舗Yそれぞれが、通信事業者Bまたは通信事業者Aと各種の契約をした時点に(予め)行われる。
ユーザXが、金額Mの物品を購入するために、店舗Yの店舗端末21(のNFC通信装置21a)に個人端末11をかざすと、個人端末11は、ステップS202において、個人端末IDおよび通信事業者IDBを店舗端末21に近接通信により送信し、店舗端末21は、ステップS302において、これを受信する。
また、ステップS303において、店舗端末21は、店舗端末IDおよび通信事業者IDAを個人端末11に近接通信により送信し、個人端末11は、ステップS203において、これを受信する。なお、ステップS202およびS302の処理と、ステップS303およびS203の処理は、どちらを先に行ってもよいし、同時に行うこともできる。
店舗端末21は、ステップS303の処理後、ステップS304において、乱数RYを生成し、ステップS305に進み、ステップS302で受信した個人端末IDおよび通信事業者IDBを送信先として指定して、生成された乱数RYを、インターネット22を介して通信事業者Aサーバ23にメールとして送信する。
通信事業者Aサーバ23は、ステップS282において、店舗端末21からの乱数RYを含むメールを受信し、ステップS283に進み、そのメールを、個人端末IDを送信先として指定して、通信事業者IDBで識別される通信事業者Bサーバ14に送信する。
通信事業者Bサーバ14は、ステップS222において、通信事業者Aサーバ23からの乱数RYを含むメールを受信し、ステップS223に進み、そのメールを、個人端末IDで識別される個人端末11に電話網13などを介して送信する。
個人端末11は、ステップS204において、通信事業者Bサーバ14からの乱数RYを含むメールを受信する。
ユーザXは、購入する物品の金額M'を個人端末11のデータ入力表示部43において入力する。個人端末11は、ステップS205において、ユーザXにより入力された購入金額M'を取得するとともに、乱数Rxを生成する。
そして、ステップS206において、個人端末11は、店舗端末21から近接通信により受信した店舗端末IDおよび通信事業者IDAを送信先として指定して、生成された乱数Rx、および、取得された購入金額M'を、電話網13などを介して通信事業者Bサーバ14にメールとして送信する。
通信事業者Bサーバ14は、ステップS224において、店舗端末IDおよび通信事業者IDAを宛先とする、個人端末11からの乱数Rxおよび購入金額M'を含むメールを受信する。そして、ステップS225において、通信事業者Bサーバ14は、預金口座Dサーバ15に対して、個人Xの口座残高の確認を行い、購入金額M'を送信する(支払う)のに十分な金額(残高)が個人Xの口座にあるかどうかを確認する。また、ステップS225において、通信事業者Bサーバ14は、預金口座Dサーバ15に対して、購入金額M'の送金予約を行う。
預金口座Dサーバ15は、ステップS241において、通信事業者Bサーバ14からの購入金額M'の送金予約を受け付け、ステップS242に進み、購入金額M'の送金予約がなされたことを表す送金予約情報を通信事業者Bサーバ14にメールとして送信する。
通信事業者Bサーバ14は、ステップS226において、預金口座Dサーバ15からの送金予約情報のメールを受信し、ステップS227に進み、その送金予約情報および乱数Rxを、店舗端末IDを送信先として指定して、通信事業者IDAで識別される通信事業者Aサーバ23にメールとして送信する。
通信事業者Aサーバ23は、ステップS284において、通信事業者Bサーバ14からの送金予約情報および乱数Rxを含むメールを受信し、ステップS285に進み、そのメールを、インターネット22を介して店舗端末IDで識別される店舗端末21に送信する。
店舗端末21は、ステップS306において、通信事業者Aサーバ23からの送金予約情報および乱数Rxを含むメールを受信し、ステップS307に進み、その送金予約情報に基づいて、購入金額M'を確認する表示を行う。
ここで、上述したステップS304,S305,S282,S283,S222,S223、およびS204の処理と、ステップS205,S206,S224,S225,S241,S242,S226,S227,S284,S285,S306、およびS307の処理は、どちらを先に行ってもよいし、同時に行うこともできる。換言すれば、個人端末11は、ステップS205の処理を、ステップS203の処理後に即座に実行することが可能である。
なお、購入する物品の金額M'の入力は、店員が店舗端末21のデータ入力表示部53において入力するようにしてもよい。この場合、上述したステップS305において、購入金額M'が、店舗端末21で生成された乱数RYとともに個人端末21宛てに送信され、個人端末21のデータ入力表示部43で表示されてユーザXにより確認される。
店員は、店舗端末21に表示された購入金額M'を確認し、再度、個人端末11を店舗端末21にかざすようにユーザXに依頼する。
店員の依頼に応じて、ユーザXが個人端末11を店舗端末21(のNFC通信装置21a)にかざすと、個人端末11と店舗端末21との間で乱数Rxと乱数RYが交換される。即ち、店舗端末21は、ステップS308において、乱数Rxを個人端末11に近接通信により送信し、個人端末11は、ステップS207において、これを受信する。また、個人端末11は、ステップS208において、乱数RYを店舗端末21に近接通信により送信し、店舗端末21は、ステップS309において、これを受信する。ステップS308およびS207の処理とステップS208およびS309の処理は、どちらを先に行っても良いし、同時に行うこともできる。
個人端末11は、ステップS208の処理後、ステップS209において、店舗端末21から近接通信により受信した乱数(乱数Rx)と、自分(乱数生成部41)で生成し、近接通信以外の他の通信路を経由するようにして店舗端末21宛てに送信した乱数Rxとが一致するかどうかを判定(確認)し、その結果を(データ入力表示部43に)表示する。
店舗端末21は、ステップS309の処理後、ステップS310において、個人端末11から近接通信により受信した乱数(乱数RY)と、自分(乱数生成部51)で生成し、近接通信以外の他の通信部を経由するようにして個人端末11宛てに送信した乱数RYとが一致するかどうかを判定(確認)し、その結果を(データ入力表示部53に)表示する。
個人端末11に表示された乱数Rxの一致を確認したユーザXは、個人端末11において購入金額M'の送金(振り込み)を指示する入力を行う。
個人端末11は、ステップS210において、購入金額M'の送金を指示する送金指示情報を取得して、ステップS211に進み、購入金額M'の送金を表す送金指示情報を含むメールを、電話網13などを介して通信事業者Bサーバ14に送信する。
通信事業者Bサーバ14は、ステップS228において、個人端末11からの送金指示情報を含むメールを受信し、ステップS229に進み、そのメールを預金口座Dサーバ15に送信する。
預金口座Dサーバ15は、ステップS243において、通信事業者Bサーバ14からの送金指示情報を含むメールを受信し、ステップS244において、その送金指示情報にしたがい、購入金額M'をユーザXの口座から預金口座Cサーバ24の店舗Yの口座に送金する。
預金口座Cサーバ24は、ステップS261において、預金口座Dサーバ15からの購入金額M'の送金を受け付け、ステップS262に進み、購入金額M'の電子マネーを店舗Yの口座に充填する。
そして、ステップS263において、預金口座Cサーバ24は、購入金額M'の送金を受け取ったことを表す送金記録情報を含むメールを預金口座Dサーバ15に送信する。
預金口座Dサーバ15は、ステップS245において、預金口座Cサーバ24からの送金記録情報を含むメールを受信し、ステップS246に進み、そのメールを通信事業者Bサーバ14に送信する。
通信事業者Bサーバ14は、ステップS230において、預金口座Dサーバ15からの送金記録情報を含むメールを受信し、ステップS231に進み、そのメールを、電話網13などを介して個人端末11に送信する。
個人端末11は、ステップS212において、通信事業者Bサーバ14からの送金記録情報を含むメールを受信し、ステップS213に進み、その送金記録情報に基づいて、購入金額M'の電子マネーの消費結果(送金指示の結果)を表示する。
また、預金口座Cサーバ24は、ステップS263の処理後、ステップS264において、購入金額M'が正しく店舗Yの口座に充填されたことを表す充填記録情報を含むメールを、通信事業者Aサーバ23に送信する。
通信事業者Aサーバ23は、ステップS286において、預金口座Cサーバ24からの充填記録情報を含むメールを受信し、ステップS287に進み、そのメールを、インターネット22を介して店舗端末21に送信する。
店舗端末21は、ステップS311において、通信事業者Aサーバ23からの充填記録情報を含むメールを受信し、ステップS312に進み、その充填記録情報に基づいて、銀行Cにおける店舗Yの口座残高を表示する。
以上のように、図1(図2)の通信システム1によれば、ユーザXの個人端末11は、内部で生成した乱数Rxを、自分が契約している通信事業者Bを介して店舗端末21に送信し、店舗端末21から、近接通信により乱数を受信し、その受信した乱数が、通信事業者Bを介して店舗端末21に送信した乱数Rxと一致するかどうかにより、店舗端末21の信用を確認する(与信を行う)。また、店舗Yの店舗端末21は、内部で生成した乱数RYを、自分が契約している通信事業者Aを介して個人端末11に送信し、個人端末11から、近接通信により乱数を受信し、その受信した乱数が、通信事業者Aを介して個人端末11に送信した乱数RYと一致するかどうかにより、個人端末11の信用を確認する(与信を行う)。この乱数Rxおよび乱数RY(送信電文)は、1回の取引だけに有効なパスワードであるといえる。
従って、与信を行うために、カードに秘密鍵などの重要情報を記憶させる必要がなく、カードそのものを保持する必要もなくすことができる。また、仮にカードを保持する場合であっても、そのカードには重要情報や電子マネー(バリュー)等が記憶されていないので、カードを交換するときなどに、カード内部に記憶されているデータの移動や、カード内部に記憶されている電子マネーの払い戻し(換金)などを行う必要がない。ユーザXが有する個人端末11を交換するときも、端末内部に記憶されているデータの移動や、端末内部に記憶されている電子マネーの払い戻し(換金)などを行う必要がない。
また、図1の通信システム1によれば、ユーザXが店舗Yにおいて充填金額Mの電子マネーを自分の銀行口座に充填する場合、店舗Yの口座がある預金口座Cサーバ24に対して、ユーザXの口座がある預金口座Dサーバ15への充填金額Mの送金指示を送信する前に、預金口座Cサーバ24の店舗Yの口座に充填金額Mを支払うのに十分な金額(残高)があるかどうかが確認される。また、ユーザXが購入金額M'の物品を店舗Yで購入する場合、預金口座Dサーバ15に対して、預金口座Cサーバ24への購入金額M'の送金指示を送信する前に、預金口座Dサーバ15のユーザXの口座に購入金額M'を支払うのに十分な金額(残高)があるかどうかが確認される。
従って、ユーザXまたは店舗Yそれぞれは、相手の決済能力(口座の残高)を確認しながら取引を行うことができるため、安心して取引を行うことができる。例えば、店舗Yにとっては、預金のないユーザによる物品の購入を事前に防止することができる。
さらに、図1の通信システム1によれば、電子マネーの送金予約(送金予約情報)と、実際の送金指示(送金指示情報)とを分けることにより、充填金額Mまたは購入金額M'のキャッシュバックなどの手続が可能となる。
また、預金口座にある電子マネーの移動が行われる際には、端末にその情報(結果)が報知(表示)されるので、預金口座の所有者の知らないところで預金口座(の電子マネー)が操作されることを防止することができる。
以上のように、図1の通信システム1によれば、従来のカードに秘密鍵などの重要情報を記憶させることにより生じる問題を解決することができる。
なお、上述した実施の形態において、ユーザXが契約している通信事業者Bと店舗Yが契約している通信事業者Aとが同一である場合、通信事業者間の通信を省略することができる。また、ユーザXが口座を有する銀行D(の預金口座サーバ15)と店舗Yが口座を有する銀行C(の預金口座サーバ24)とが同一である場合、銀行間の通信を省略することができる。
さらに、図1の通信システム1において、店舗YのNFC通信装置21aが、例えば、鉄道会社の各駅に設置された自動改札機などで、自動改札機を通過する際に電車賃(乗車金額)を電子マネーで決済するなどの、決済に迅速(高速)な処理時間が要求される場合には、次のようにすることができる。
即ち、ユーザXは、乗車する前に、個人端末11により、目的地に応じた電車賃を店舗Yに送金予約し、その予約に対応する予約番号を店舗Yから取得する。そして、ユーザXが自動改札機(店舗端末21のNFC通信装置21a)を通過する際、個人端末11と店舗端末21との近接通信により、個人端末11は、予約番号を店舗端末21に送信し、店舗端末21は、受信した予約番号から情報の信憑性を確認し、ユーザXが出口の自動改札機を通過する際に必要となる鍵(出場鍵)を送信する。
出口の自動改札機において、ユーザXの個人端末11は、店舗端末21との近接通信により、受信した出場鍵を送信する。自動改札機(店舗端末21)は、出場鍵を受信したら、ゲートを開放し、ユーザXを出場させる。そして、店舗端末21は、出場鍵の情報から、ユーザXの実際の電車賃を計算し、振り込み依頼を個人端末11に対して行い、振り込みさせる。
上述した一連の処理は、専用のハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが装置(端末)内のメモリ等の記録媒体にインストールされる。
なお、本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
本発明を適用した通信システムの一実施の形態の構成例を示す図である。 図1の通信システム1の構成例を示すブロック図である。 通信システム1における充填処理を説明するフローチャートである。 通信システム1における充填処理を説明するフローチャートである。 通信システム1における物品購入処理を説明するフローチャートである。 通信システム1における物品購入処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 通信システム, 11 個人端末, 21 店舗端末, 41 乱数生成部, 42 NFC I/F, 43 データ入力表示部, 44 通信部, 46 制御部, 51 乱数生成部, 52 NFC I/F, 53 データ入力表示部, 54 通信部, 56 制御部

Claims (7)

  1. 通信装置と、前記通信装置と通信を行う他の通信装置とで構成される通信システムにおいて、
    前記通信装置は、
    前記他の通信装置に対して送信する、1回だけ有効な送信電文を生成する生成手段と、
    近接通信により、前記他の通信装置と直接に通信を行う第1の通信手段と、
    所定の通信路を介して、前記他の通信装置と間接に通信を行う第2の通信手段と、
    前記第1および第2の通信手段による通信を制御する制御手段と
    を備え、
    前記第2の通信手段は、前記所定の通信路を介して、前記生成手段により生成された前記送信電文を前記他の通信装置に送信するとともに、前記他の通信装置から前記所定の通信路を介して送信されてくる他の送信電文を受信し、
    前記第1の通信手段は、前記他の通信装置から近接通信により送信されてくる電文を受信するとともに、前記第2の通信手段が受信した前記他の送信電文を前記他の通信装置に近接通信により送信し、
    前記制御手段は、前記第1の通信手段が受信した前記電文が、前記第2の通信手段が送信した前記送信電文と一致するかどうかを確認する
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 他の通信装置との間で通信を行う通信装置において、
    前記他の通信装置に対して送信する、1回だけ有効な送信電文を生成する生成手段と、
    近接通信により、前記他の通信装置と直接に通信を行う第1の通信手段と、
    所定の通信路を介して、前記他の通信装置と間接に通信を行う第2の通信手段と、
    前記第1および第2の通信手段による通信を制御する制御手段と
    を備え、
    前記第2の通信手段は、前記所定の通信路を介して、前記生成手段により生成された前記送信電文を前記他の通信装置に送信するとともに、前記他の通信装置から前記所定の通信路を介して送信されてくる他の送信電文を受信し、
    前記第1の通信手段は、前記他の通信装置から近接通信により送信されてくる電文を受信するとともに、前記第2の通信手段が受信した前記他の送信電文を前記他の通信装置に近接通信により送信し、
    前記制御手段は、前記第1の通信手段が受信した前記電文が、前記第2の通信手段が送信した前記送信電文と一致するかどうかを確認する
    ことを特徴とする通信装置。
  3. 前記第2の通信手段は、前記送信電文および前記他の送信電文をメールとしてやりとりすることにより、前記他の通信装置と間接に通信を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 第1および第2のメールサーバが、送信されてくるメールを指定された宛先に転送し、前記通信装置が前記所定の通信路を介して前記第1のメールサーバにアクセスし、前記他の通信装置が前記所定の通信路を介して前記第2のメールサーバにアクセスする場合、
    前記第1の通信手段は、前記他の通信装置から近接通信により送信されてくる、前記他の通信装置を識別する装置識別情報と、前記第2のメールサーバを識別するサーバ識別情報とをさらに受信し、
    前記第2の通信手段は、前記サーバ識別情報および前記装置識別情報を指定して、前記送信電文を前記第1のメールサーバにメールとして送信することにより、前記送信電文を前記他の通信装置に送信する
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記生成手段は、乱数を前記送信電文として生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  6. 移動体通信装置である
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  7. 他の通信装置に対して送信する、1回だけ有効な送信電文を生成する生成手段と、近接通信により、前記他の通信装置と直接に通信を行う第1の通信手段と、所定の通信路を介して、前記他の通信装置と間接に通信を行う第2の通信手段と、前記第1および第2の通信手段による通信を制御する制御手段とを備え、前記他の通信装置との間で通信を行う通信装置の通信方法において、
    前記第2の通信手段において、前記所定の通信路を介して、前記生成手段により生成された前記送信電文を前記他の通信装置に送信するとともに、前記他の通信装置から前記所定の通信路を介して送信されてくる他の送信電文を受信し、
    前記第1の通信手段において、前記他の通信装置から近接通信により送信されてくる電文を受信するとともに、前記第2の通信手段が受信した前記他の送信電文を前記他の通信装置に近接通信により送信し、
    前記制御手段において、前記第1の通信手段が受信した前記電文が、前記第2の通信手段が送信した前記送信電文と一致するかどうかを確認する
    ことを特徴とする通信方法。
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