JP2006237953A - 情報処理装置,モード管理方法及びモード管理プログラム並びにモード管理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報処理装置,モード管理方法及びモード管理プログラム並びにモード管理プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 管理者モードへの移行後において、セキュリティを保護しつつ、管理者に対して一層使い勝手の良い情報処理装置を提供する。
【解決手段】 装置の管理者に対して各種の設定操作を許可する管理者モードが設定された情報処理装置において、所定の操作に応じて管理者モードに移行させる第1の制御手段と、該管理者モードに移行してからの経過時間を計測するタイマー手段と、上記タイマー手段が所定時間を計測した場合に、管理者モードでの設定操作を禁止しつつ、管理者の認証を行う第2の制御手段と、上記第2の制御手段により管理者が認証された場合に、上記タイマー手段をリセットする第3の制御手段と、を設ける。上記第1の制御手段は、管理者が認証された場合に、管理者モードに移行させ、また、上記第2の制御手段は、ユーザにパスワード入力を要求し、その要求に対して入力されたパスワードが正しい場合に、特定のユーザを認証する。
【選択図】図2

Description

本発明は、特定のユーザに対して各種の設定操作を可能とするユーザ限定モードが設定された情報処理装置,該情報処理装置におけるユーザ限定モードの使用を管理するモード管理方法、及び、該情報処理装置にモード管理方法を実現させるモード管理プログラム、並びに、該モード管理プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体に関する。
周知の通り、例えば印刷機,ファックス機,コピー機若しくは各機器の機能を複合して有する多機能複合機(MFP:Multifunction Peripheral)においては、通常のユーザ以外の特定のユーザ(例えば管理者)に対して、部門やユーザ毎の枚数制限や機能制限などの各種管理条件の設定操作を可能とするユーザ限定モード(いわゆる管理者モード)が設定されることが一般的である。従来では、セキュリティの向上を図り、管理者以外による管理者モードにおける各種管理条件の設定操作を防止する技術がいくつか提案されている。例えば、入力されたユーザパスワード及び管理者パスワードの両方が、予め登録されたパスワードと一致した場合に、若しくは、所定のボタン操作を行うのに加え、入力された管理者パスワードが、予め登録されたパスワードと一致した場合に、通常モードから管理者モードへの移行を行うようにして、管理者モードへの移行を制限するものが知られている(例えば特開2003−091507号公報)。
特開2003−091507号公報
また、一方、管理者モードへの移行後のセキュリティを保護する方法としては、例えば、管理者モードへの移行後に、操作が行われない無操作状態が所定時間継続すると、自動的に通常モードに戻すようなタイムアウト制御を行うものが知られているが、かかる方法については、管理者が管理者モード上での設定操作を行える状態で装置本体から離れた場合に、他のユーザにより設定操作されるおそれがあり、また、無操作状態が所定時間経過した場合、タイムアウト直前の設定操作画面を再び表示させるには、管理者が再度ログインしてその設定操作画面に切り替わるまでいくらかの操作を行う等の手間が必要となる。更に、タイムアウト時に、実行待機状態にあるジョブが存在する場合には、そのジョブが終了するまで、管理者モードに再度移行することはできない。
この発明は、上記技術的課題に鑑みてなされたもので、管理者モードへの移行後において、セキュリティを保護しつつ、管理者に対して一層使い勝手の良い情報処理装置,該情報処理装置における該ユーザ限定モードの使用を管理するモード管理方法、及び、該情報処理装置にモード管理方法を実現させるモード管理プログラム、並びに、該モード管理プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
そこで、本願の請求項1に係る発明は、特定のユーザに対して各種の設定操作を許可するユーザ限定モードが設定された情報処理装置において、所定の操作に応じて該ユーザ限定モードに移行させる第1の制御手段と、該ユーザ限定モードに移行してからの経過時間を計測するタイマー手段と、該タイマー手段が所定時間を計測した場合に、該ユーザ限定モードでの設定操作を禁止しつつ、特定のユーザの認証を行う第2の制御手段と、該第2の制御手段により特定のユーザが認証された場合に、上記タイマー手段をリセットする第3の制御手段と、を有していることを特徴としたものである。
また、本願の請求項2に係る発明は、特定のユーザに対して各種の設定操作を許可するユーザ限定モードが設定された情報処理装置において、所定の条件が満たされた場合に、該ユーザ限定モードに移行する第1の制御手段と、該ユーザ限定モードに移行してからの経過時間を計測する第1のタイマー手段と、該ユーザ限定モードにおける無操作状態が継続する時間を計測する第2のタイマー手段と、該第1のタイマー手段が第1の所定時間を計測した場合に、上記ユーザ限定モードでの設定操作を禁止しつつ、特定のユーザの認証を行う第2の制御手段と、該第2の制御手段により特定のユーザが認証された場合に、上記第1のタイマー手段をリセットする第3の制御手段と、該第2のタイマー手段により、上記第1の所定時間よりも長い第2の所定時間が計測された場合に、上記ユーザ限定モードから通常モードに移行させる第4の制御手段と、を有していることを特徴としたものである。
更に、本願の請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において、上記第1の制御手段は、特定のユーザが認証された場合に、上記ユーザ限定モードに移行させることを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項4に係る発明は、請求項1〜3に係る発明のいずれか一において、上記第2の制御手段は、ユーザにパスワード入力を要求し、その要求に対して入力されたパスワードが正しい場合に、特定のユーザを認証することを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項5に係る発明は、特定のユーザに対して各種の設定操作を許可するユーザ限定モードが設定された情報処理装置における該ユーザ限定モードの使用を管理するモード管理方法において、所定の操作に応じて上記ユーザ限定モードに移行させるステップと、該ユーザ限定モードに移行してからの経過時間を計測するステップと、該所定時間を計測した場合に、上記ユーザ限定モードでの設定操作を禁止しつつ、特定のユーザの認証を行うステップと、特定のユーザが認証された場合に、上記経過時間の計測をリセットするステップと、を有していることを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項6に係る発明は、特定のユーザに対して各種の設定操作を許可するユーザ限定モードが設定された情報処理装置における該ユーザ限定モードの使用を管理するために、該情報処理装置に実行されるモード管理プログラムであって、所定の操作に応じて上記ユーザ限定モードに移行させる手順と、上記ユーザ限定モードに移行してからの経過時間を計測する手順と、所定時間を計測した場合に、上記ユーザ限定モードでの設定操作を禁止しつつ、特定のユーザの認証を行う手順と、特定のユーザが認証された場合に、上記経過時間の計測をリセットする手順と、を有していることを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項7に係る発明は、特定のユーザに対して各種の設定操作を許可するユーザ限定モードが設定された情報処理装置における該ユーザ限定モードの使用を管理するために、該情報処理装置に実行されるモード管理プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体であって、上記モード管理プログラムは、所定の操作に応じて該ユーザ限定モードに移行させる手順と、該記ユーザ限定モードに移行してからの経過時間を計測する手順と、所定時間を計測した場合に、上記ユーザ限定モードでの設定操作を禁止しつつ、特定のユーザの認証を行う手順と、特定のユーザが認証された場合に、上記経過時間の計測をリセットする手順と、を有していることを特徴としたものである。
本願の請求項1に係る発明によれば、ユーザ限定モードへの移行後に、予め設定されたタイムアウト時間が経過した時点でユーザ認証を行い、特定のユーザが認証された場合に、そのまま管理者モードでの操作を許可することにより、例えば無操作状態が所定時間継続した場合に管理者モードから通常モードへの移行を実行するようにした従来技術におけるタイムアウト直前の設定操作画面を復帰させるまでのパスワード入力や画面の切替え等の手間をなくすることができ、また、タイムアウト時間経過後に自動的に通常モードへ移行されることがなく、管理者が任意に管理者モードを終了させ得るため、セキュリティを保護しつつ、管理者にとって使い勝手の良い情報処理装置を実現することができる。
また、本願の請求項2に係る発明によれば、ユーザ限定モードへの移行後に、予め設定されたタイムアウト時間が経過した時点でユーザ認証を行い、特定のユーザが認証された場合に、そのまま管理者モードでの操作を許可するのに加えて、無操作状態が所定時間継続した場合に管理者モードから通常モードへの移行を実行することで、特定のユーザ以外による設定操作が一層困難となり、上記請求項1に係る発明が奏する効果とほぼ同様の効果に加え、セキュリティを大幅に向上させることができる。
更に、本願の請求項3に係る発明によれば、特定のユーザが認証された場合に限りユーザ限定モードに移行させるため、一定のセキュリティを確保することができる。
また、更に、本願の請求項4に係る発明によれば、特定のユーザの認証方法として、パスワード入力を採用することで、一定のセキュリティを確保することができる。
また、更に、本願の請求項5に係る発明によれば、上記請求項1に係る発明における場合と同様の効果を奏することができる。
また、更に、本願の請求項6に係る発明によれば、上記請求項1に係る発明における場合と同様の効果を奏することができる。
また、更に、本願の請求項7に係る発明によれば、上記請求項1に係る発明における場合と同様の効果を奏することができる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。なお、この実施形態では、特許請求の範囲に記載の情報処理装置として、多機能複合機(以下、MFPと表記)を取り上げる。
図1は、本発明の実施形態に係るMFPの基本構成を概略的に示す図である。このMFP10は、所定のプログラムに基づき各種の命令を実行させるなどして、MFP10内の各構成を制御するCPU1と、CPU1による制御の基になるプログラムを格納するROM2と、該プログラムの実行に必要なワークエリアとして機能しつつ,外部から送信されてきたジョブデータ等の各種ファイル又はデータを一時的に格納するRAM3と、CPU1による処理動作時に各種の時限制御を行うタイマー4と、ユーザによる装置の操作及び各種の設定操作を可能とするタッチパネル式の表示パネルを備えた操作部5と、原稿を読み取り例えばビットマップ形式の画像データを取得する走査部6と、ジョブデータに基づき用紙に対してプリントを実行する印刷部7と、印刷部7に対して給紙を行なう給紙部8と、ジョブデータ等の各種データの送受信を外部と行なうためのネットワークインターフェースカード(図中の「NIC」)9と、を有している。RAM3は、タイマー4のカウント値,MFP10の機能に関連した各種の設定値も格納することができる。これらの構成は、データ送受信可能に、バス11を介して互いに接続されている。
かかる構成を備えたMFP10では、各種条件の設定操作を行う操作モードとして、あらゆるユーザの設定操作を許可する通常モードと、特定のユーザ(管理者)に対して、部門やユーザ毎の枚数制限や機能制限などの装置に関連した種々の管理条件の設定操作を許可する管理者モードと、が設定されている。通常モードから管理者モードへの移行は、操作部5における表示パネル上に表示された管理者パスワード入力画面において、正しい管理者パスワードが入力されたと判断された場合に限り行われる。この方法は従来公知のものである。
本実施形態では、更に、MFP10において、通常モードから管理者モードへの移行後のセキュリティ及び使い勝手の向上を図るモード管理処理が実行される。具体的に、MFP10は、予め所定のタイムアウト時間を設定しておき、管理者モードへの移行時に、タイマー4による時間計測を開始し、タイムアウト時間が経過すれば、管理者パスワードの再入力をユーザに促す。そして、入力されたパスワードが正しく、管理者が認証された場合に限り、引き続き、管理者モードの設定操作を許可するようにしている。なお、管理者モードへの移行後、管理者パスワードの再入力を促すまでのタイムアウト時間は、MFP10の管理者が任意に設定可能であり、設定されたタイムアウト時間はRAM3に格納される。
図2は、MFP10により実行されるモード管理処理についてのフローチャートである。この処理では、まず、ユーザからの管理者モードの呼出し指示が検出されると(#11)、ユーザに対して管理者パスワードの入力を促すべく、管理者パスワード入力画面が表示される(#12)。#13及び#14のステップに関連して、図3及び図4には、それぞれ、管理者モードに移行する前のユーティリティ画面及び管理者パスワード入力画面を表示する操作部5を示す。操作部5には、表示パネル5Aやテンキー5Bが設けられており、表示パネル5Aとしては、タッチパネル式に操作可能な液晶パネルが採用されている。図3に示すユーティリティ画面U1は、印刷ジョブの処理状態を一覧表示,ジョブの入れ替え,ジョブログの管理等、MFP10に設定された各種の状況確認機能及び設定機能の実行指示を可能とする画面であり、ここでは、「登録」,「カウンタ一覧」,「ガバレッジレート」,「ユーザチョイス1」,「ユーザチョイス2」,「プログラム」,「プリンタ設定」,「ユニットチェック」及び「管理者モード」の、各種機能に対応したボタンが設けられている。そして、このユーティリティ画面U1上の「管理者モード」のボタンがタッチされたことが検出されると、ユーザからの管理者モードの呼出し指示があったと判断され、これに応じて、図4に示す管理者パスワード入力画面U2が表示される。なお、ユーティリティ画面U1及び管理者パスワード入力画面U2には、共に、「終了」ボタンが設けられており、各画面上で「終了」ボタンがタッチされたことが検出されると、表示パネル5Aには、通常モードにおける初期画面(不図示)や一操作前の画面が表示されるようになっている。
次に、管理者パスワード入力画面U2上で、管理者パスワードの入力があったか否かが判断される(#13)。その結果、管理者パスワードの入力があったと判断されると、ステップ#14へ進み、他方、管理者パスワードの入力がないと判断されると、ステップ#13が再度繰り返される。ステップ#14では、入力された管理者パスワードが正しいか否かが判断される。その結果、管理者パスワードが正しい、すなわち管理者が認証されたと判断された場合には、更に、通常モードから管理者モードへ移行すべく、ステップ#15へ進み、他方、管理者パスワードが正しくないと判断された場合には、ステップ#13へ戻り、それ以降のステップが繰り返される。
ステップ#15では、管理者モード初期画面が表示される(#15)。これに関連して、図5に、管理者モード初期画面U3を表示する操作部5を示す。この管理者モード初期画面U3は、管理者のみを対象として、MFP10に設定された各種の状況確認機能及び設定機能の実行指示を可能とする画面であり、ここでは、「管理者設定」,「部門管理」,「ユーザ発信」,「プリンタ設定」,「スキャナ設定」,「ネットワーク設定」,「エキスパートモード」,「階調補正」及び「サーバ設定」の機能ボタンが設けられている。また、管理者モード初期画面U3には、ユーティリティ画面U1及び管理者パスワード入力画面U2と同様に、通常モードへ切り替えるべく管理者モードを終了させるための「終了」ボタンが設けられており、管理者モード初期画面U3上で「終了」ボタンがタッチされたことが検出されると、表示パネル5Aには、管理者モードに入る前のユーティリティ画面U1が表示されても、通常モードにおける初期画面(不図示)が表示されてもよい。
また、通常モードから管理者モードへ移行するに際して、ステップ#15とともに、タイマー4がリセットされ、タイマー4による時間計測が開始される(#16)。その後、管理者モード初期画面U3上で、所定動作の実行指示があったか否かが判断され(#17)、その結果、実行指示があったと判断された場合には、ステップ#18へ進み、他方、実行指示がないと判断された場合には、ステップ#20へ進む。
ステップ#18では、実行指示された動作が管理者モードの終了であるか否かが判断される。その結果、実行指示された動作が管理者モードの終了であると判断された場合には、引き続き、管理者モードから通常モードへの移行が行われ(#19)、以上で処理が終了される。また、一方、ステップ#20では、タイマー4に計測されたカウント値がタイムアウト時間より小さい否かが判断される。その結果、カウント値がタイムアウト時間より小さいと判断された場合には、引き続き、実行指示された所定動作が実行され(#25)、その後、#17へ戻り、それ以降のステップが繰り返される。他方、カウント値がタイムアウト時間以上であると判断された場合には、引き続き、図4に示すような管理者パスワード入力画面U2が再度表示される(#21)。
ステップ#21の後、管理者パスワード入力画面U2上で、管理者パスワードの入力があったか否かが判断される(#22)。その結果、管理者パスワードの入力があったと判断されると、ステップ#23へ進み、他方、管理者パスワードの入力がないと判断されると、ステップ#22が再度繰り返される。ステップ#23では、入力された管理者パスワードが正しいか否かが判断される。その結果、管理者パスワードが正しい、すなわち管理者が認証されたと判断された場合には、更に、ステップ#24へ進み、他方、管理者パスワードが正しくないと判断された場合には、ステップ#22へ戻り、それ以降のステップが繰り返される。ステップ#24では、タイマー4がリセットされ、タイマー4による時間計測が開始され、その上で、#25へ進む。ステップ#25では、実行指示された所定動作が実行され、その後、#17へ戻り、それ以降のステップが繰り返される。
無操作状態が所定時間継続した場合に管理者モードから通常モードへの移行が自動的に実行される従来技術では、タイムアウト直前の設定操作画面を復帰させるために、管理者パスワードの再入力及び画面の切り替え等の手間が必要であったが、本発明では、MFP10の管理者モードへの移行後に、予め設定されたタイムアウト時間が経過すれば、パスワード再入力を促し、正しいパスワードの入力が検出された場合に、そのまま管理者モードでの操作を許可することにより、従来技術における手間をなくすることができる。また、上記従来技術では、管理者モード終了時に実行待機状態にあるジョブがあった場合に、再度管理者モードに移行するには、ジョブ終了まで待機する必要があったが、タイムアウト時間経過後に自動的に通常モードへ移行されることがなく、管理者が任意に管理者モードを終了させ得るため、管理者モード終了直後に再度管理者モードへの移行が必要となる事態が生じることはない。その結果、管理者にとって使い勝手の良いMFP10を実現することができる。
また、本発明では、セキュリティを保護する動作(すなわち管理者パスワード入力画面の再表示)が、無操作状態が所定時間継続する時間でなく、管理者モードへの移行後の経過時間に基づき行われるため、上記従来技術より高いセキュリティを確保することができる。
なお、タイマー4は、管理者モードへの移行後の経過時間を計測するものと説明されたが、厳密には、一旦、経過時間がタイムアウト時間になったと判断された場合には、再度表示された管理者パスワード入力画面U2上に正しい管理者パスワードが入力された時点で、タイマー4が新たにリセットされ、時間計測が開始される。すなわち、タイマー4は、管理者モードへの移行後、初回時には、管理者モードへの移行後の経過時間を計測しているが、2回目以降には、再度表示された管理者パスワード入力画面U2上に正しい管理者パスワードが入力された時点からの経過時間を計測する。
セキュリティを更に向上させることを重視して、前述した実施形態に、無操作状態が所定時間継続した場合に管理者モードから通常モードへの移行が自動的に実行される従来技術を併用することが考えられる。この場合には、管理者モードへの移行後の経過時間について設定されるタイムアウト時間とともに、それより長い無操作状態の継続時間についてのタイムアウト時間が予め設定され、RAM3に格納される。なお、以下では、前者を第1のタイムアウト時間といい、後者を第2のタイムアウト時間という。また、第1及び第2のタイムアウト時間に対応して、管理者モードへの移行後の経過時間を計測するタイマーを第1のタイマーといい、無操作状態の継続時間を計測するタイマーを第2のタイマーという。本実施形態では、第1及び第2のタイマーに対応する機能が、共に、タイマー4(図1参照)による複数の時間を並行して計測する機能によって実現されるが、これに限定されることなく、2つのタイマーを別個に設けてもよい。
図6は、MFP10により実行される上記従来技術を併用したモード管理処理についてのフローチャートである。この処理では、まず、ユーザからの管理者モードの呼出し指示が検出されると(#31)、ユーザに対して管理者パスワードの入力を促すべく、管理者パスワード入力画面が表示される(#32)。次に、管理者パスワード入力画面U2上で、管理者パスワードの入力があったか否かが判断される(#33)。その結果、管理者パスワードの入力があったと判断されると、ステップ#34へ進み、他方、管理者パスワードの入力がないと判断されると、ステップ#33が再度繰り返される。ステップ#34では、入力された管理者パスワードが正しいか否かが判断される。その結果、管理者パスワードが正しい、すなわち管理者が認証されたと判断された場合には、更に、通常モードから管理者モードへ移行すべく、ステップ#35へ進み、他方、管理者パスワードが正しくないと判断された場合には、ステップ#33へ戻り、それ以降のステップが繰り返される。
ステップ#35では、管理者モード初期画面が表示される(#35)。また、通常モードから管理者モードへ移行するに際して、ステップ#35とともに、第1及び第2のタイマーがリセットされ、両方のタイマーによる時間計測が開始される(#36)。その後、管理者モード初期画面U3上で、所定動作の実行指示があったか否かが判断され(#37)、その結果、実行指示があったと判断された場合には、ステップ#38へ進み、他方、実行指示がないと判断された場合には、ステップ#39へ進む。
ステップ#38では、実行指示された動作が管理者モードの終了であるか否かが判断される。その結果、実行指示された動作が管理者モードの終了であると判断された場合には、引き続き、管理者モードから通常モードへの移行が行われ(#41)、以上で処理が終了される。また、一方、ステップ#39では、第1のタイマーのカウント値が第1のタイムアウト時間より小さい否かが判断される。その結果、カウント値が第1のタイムアウト時間より小さいと判断された場合には、ステップ#40へ進み、他方、カウント値が第1のタイムアウト時間以上であると判断された場合には、ステップ#42へ進む。
ステップ#40では、第2のタイマーのカウント値が第2のタイムアウト時間より小さいか否かが判断される。その結果、カウント値が第2のタイムアウト時間以上であると判断された場合には、ステップ#41へ進み、管理者モードから通常モードへの移行が行われた上で、以上で処理が終了される。他方、第2のタイマーのカウント値が第2のタイムアウト時間より小さいと判断された場合には、ステップ#46へ進む。ステップ#46では、実行指示された所定動作が実行され、その後、ステップ#37へ戻り、それ以降のステップが繰り返される。
また、一方、ステップ#42では、図4に示すような管理者パスワード入力画面U2が再度表示される。その後、管理者パスワード入力画面U2上で、管理者パスワードの入力があったか否かが判断される(#43)。その結果、管理者パスワードの入力があったと判断されると、ステップ#44へ進み、他方、管理者パスワードの入力がないと判断されると、ステップ#43が再度繰り返される。更に、ステップ#44では、入力された管理者パスワードが正しいか否かが判断され、その結果、管理者パスワードが正しい、すなわち管理者が認証されたと判断された場合には、更に、ステップ#45へ進み、他方、管理者パスワードが正しくないと判断された場合には、ステップ#43へ戻り、それ以降のステップが繰り返される。ステップ#45では、第1のタイマーがリセットされ、第1のタイマーによる時間計測が開始され、その上で、ステップ#46へ進む。ステップ#46では、実行指示された所定動作が実行され、その後、ステップ#37へ戻り、それ以降のステップが繰り返される。
このように、前述した実施形態に、無操作状態が所定時間継続した場合に管理者モードから通常モードへの移行が自動的に実行される従来技術を併用することで、管理者以外による操作が更に困難となり、セキュリティを大幅に向上させることができる。
なお、第1のタイマーは、図2に関しタイマー4について前述したのと同様に、管理者モードへの移行後、初回時には、管理者モードへの移行後の経過時間を計測しているが、2回目以降には、再度表示された管理者パスワード入力画面U2上に正しい管理者パスワードが入力された時点からの経過時間を計測する。他方、第2のタイマーは、無操作状態が継続する時間を計測するもので、管理者モードへの移行後には、MFP10における一操作毎にリセットされ、時間計測が開始される。したがって、厳密には、ステップ#37で所定動作の実行指示があったと判断されるに伴い、若しくは、管理者パスワード入力画面U2上で、管理者パスワードの入力があったと判断されるに伴い、第2のタイマーがリセットされ、時間計測が開始されるが、ここでは、それらのステップを省略した。
図2及び図6のフローチャートであらわされるモード管理処理は、MFP10のROM2に格納されるプログラムが読み出されることで実行されるが、かかるプログラムは、MFP10のCPU1による制御の基になるプログラムの一部として予め組み込まれるものであっても、あるいは、モード管理プログラムとして、例えばCD−ROM又はフロッピーディスク等の外部記録媒体を用いて若しくはネットワーク1経由でダウンロードすることで、MFP10にインストールされ、追加的に格納されるものであってもよい。
なお、本発明は、例示された実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、前述した実施形態では、MFP10側の操作部5における表示パネル5Aに表示された画面上で設定操作が行われる例が取り上げられたが、これに限定されることなく、本発明は、例えば、MFP10とデータ送受信可能に接続された端末側で、MFP10における管理者モードの設定操作が行われる場合にも適用可能である。また、前述した実施形態では、情報処理装置として、管理者モードが設定されたMFP10が取り上げられたが、これに限定されることなく、本発明は、例えばネットワーク上のサーバ等の、特定のユーザに対して許可されるモードが設定された装置であれば、いかなる装置に採用されてもよい。更に、前述した実施形態では、ユーザ認証方法として、パスワード入力が採用されたが、これに限定されることなく、例えば指紋認証,静脈認証等の生体認証が採用されてもよい。
本発明の実施形態に係る情報処理装置の基本構成をあらわすブロック図である。 上記情報処理装置により実行されるモード管理処理についてのフローチャートである。 管理者モードに移行する前のユーティリティ画面を表示する操作部を示す図である。 管理者モードに移行する前の管理者パスワード入力画面を表示する操作部を示す図である。 管理者モード初期画面を表示する操作部を示す図である。 上記情報処理装置により実行される上記従来技術を併用したモード管理処理についてのフローチャートである。
符号の説明
1…CPU,2…ROM,3…RAM,4…タイマー,5…操作部,5A…表示パネル,5B…テンキー,6…走査部,7…印刷部,8…給紙部,9…NIC,10…MFP,U1…ユーティリティ画面,U2…管理者パスワード入力画面,U3…管理者モード初期画面。

Claims (7)

  1. 特定のユーザに対して各種の設定操作を許可するユーザ限定モードが設定された情報処理装置において、
    所定の操作に応じて上記ユーザ限定モードに移行させる第1の制御手段と、
    上記ユーザ限定モードに移行してからの経過時間を計測するタイマー手段と、
    上記タイマー手段が所定時間を計測した場合に、上記ユーザ限定モードでの設定操作を禁止しつつ、特定のユーザの認証を行う第2の制御手段と、
    上記第2の制御手段により特定のユーザが認証された場合に、上記タイマー手段をリセットする第3の制御手段と、を有していることを特徴とする情報処理装置。
  2. 特定のユーザに対して各種の設定操作を許可するユーザ限定モードが設定された情報処理装置において、
    所定の条件が満たされた場合に、上記ユーザ限定モードに移行する第1の制御手段と、
    上記ユーザ限定モードに移行してからの経過時間を計測する第1のタイマー手段と、
    上記ユーザ限定モードにおける無操作状態が継続する時間を計測する第2のタイマー手段と、
    上記第1のタイマー手段が第1の所定時間を計測した場合に、上記ユーザ限定モードでの設定操作を禁止しつつ、特定のユーザの認証を行う第2の制御手段と、
    上記第2の制御手段により特定のユーザが認証された場合に、上記第1のタイマー手段をリセットする第3の制御手段と、
    上記第2のタイマー手段により、上記第1の所定時間よりも長い第2の所定時間が計測された場合に、上記ユーザ限定モードから通常モードに移行させる第4の制御手段と、を有していることを特徴とする情報処理装置。
  3. 上記第1の制御手段は、特定のユーザが認証された場合に、上記ユーザ限定モードに移行させることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 上記第2の制御手段は、ユーザにパスワード入力を要求し、その要求に対して入力されたパスワードが正しい場合に、特定のユーザを認証することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の情報処理装置。
  5. 特定のユーザに対して各種の設定操作を許可するユーザ限定モードが設定された情報処理装置における該ユーザ限定モードの使用を管理するモード管理方法において、
    所定の操作に応じて上記ユーザ限定モードに移行させるステップと、
    上記ユーザ限定モードに移行してからの経過時間を計測するステップと、
    所定時間を計測した場合に、上記ユーザ限定モードでの設定操作を禁止しつつ、特定のユーザの認証を行うステップと、
    特定のユーザが認証された場合に、上記経過時間の計測をリセットするステップと、
    を有していることを特徴とするモード管理方法。
  6. 特定のユーザに対して各種の設定操作を許可するユーザ限定モードが設定された情報処理装置における該ユーザ限定モードの使用を管理するために、該情報処理装置に実行されるモード管理プログラムであって、
    所定の操作に応じて上記ユーザ限定モードに移行させる手順と、
    上記ユーザ限定モードに移行してからの経過時間を計測する手順と、
    所定時間を計測した場合に、上記ユーザ限定モードでの設定操作を禁止しつつ、特定のユーザの認証を行う手順と、
    特定のユーザが認証された場合に、上記経過時間の計測をリセットする手順と、
    を有していることを特徴とするモード管理プログラム。
  7. 特定のユーザに対して各種の設定操作を許可するユーザ限定モードが設定された情報処理装置における該ユーザ限定モードの使用を管理するために、該情報処理装置に実行されるモード管理プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体であって、
    上記モード管理プログラムは、
    所定の操作に応じて上記ユーザ限定モードに移行させる手順と、
    上記ユーザ限定モードに移行してからの経過時間を計測する手順と、
    所定時間を計測した場合に、上記ユーザ限定モードでの設定操作を禁止しつつ、特定のユーザの認証を行う手順と、
    特定のユーザが認証された場合に、上記経過時間の計測をリセットする手順と、
    を有していることを特徴とする記録媒体。
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