JP2006235349A - 表示装置 - Google Patents

Abstract

【課題】ＦＰＣ基板を折り返して表示素子の背面に配置する場合、折り曲げの位置や曲率がばらつき、ＦＰＣ基板のパターンに断線が発生することを防止する。
【解決手段】 表示素子１を保持するフレーム４に出っ張り部５を設けて、この出っ張り部５にＦＰＣ基板２の折り曲げのガイドの役目をさせる。これにより、追加部材、追加工数等のコストアップはなく、個々の作業者による折り曲げ位置、曲率のバラツキをなくすことが可能となる。
【選択図】図１

Description

本発明は表示装置におけるＦＰＣパターンの断線を防止する構造に関する。

従来、表示装置においてＦＰＣの折り曲げを強制させるような構造はなく、個人の扱い方によって折り曲げの位置・折り曲げＲが決まっていた。

個々の作業者で折り曲げの位置・Ｒが違う為、作業者によっては無理な折り曲げ方をしてＦＰＣのパターンが断線するなどの問題があった。

モールド部分を曲げる事は出来ないので、フレーム等に出っ張りを設けて出っ張り部分でＦＰＣ折り曲げのガイドの役目をさせる。これによりＦＰＣの折り曲げ位置・折り曲げＲを強制する。

無理矢理ＦＰＣを折り曲げようとしてもフレームに設けた出っ張りにより最小Ｒが決まる為、ＦＰＣのパターン断線はなくなった。又、折り曲げ位置を規制する事が出来るため折り曲げ後の寸法精度が向上した。

本発明の表示装置は、表示素子と、表示素子を保持するフレームと、表示素子に接続され、フレームを介して表示素子の裏側に折り返されるフレキシブル基板を備えており、フレームにはフレキシブル基板の折り返し部を規定する出っ張り部が形成されている。さらに、表示素子を構成する基板の端部とフレキシブル基板にモールド材が設けられるとともに、出っ張り部はこのモールド材よりフレームの外側に飛び出ている。このように、フレキシブル基板と接続して駆動される表示素子と、表示素子を固定するフレームを備えた表示装置で、フレキシブル基板を折り曲げて使用する場合にフレームに設けた出っ張り部分でＦＰＣの折り曲げの強制を行う。これにより個々の作業者による折り曲げ位置・Ｒのバラツキをなくす事が可能になる。

本発明の実施例を図１に基づいて説明する。液晶表示装置に用いられる液晶パネル１に実装されているフレキシブル基板（ＦＰＣ）２を折り曲げて使用する場合、折り曲げの時のパターン断線防止のため液晶パネルを構成するガラス基板端部とフレキシブル基板にモールド３が設けられている。作業者によっては無理な折り曲げ方をする場合があるので、液晶パネルを保持するフレーム４に出っ張り部５を設けて折り曲げのガイドの役目をさせる構造にした。出っ張り部５はモールド３より外側に飛び出ている。これにより、無理な折り曲げが出来ないためパターン断線はなくなる。ここで、出っ張り部５はフレームの外周すべてに設ける必要はなく、フレキシブル基板が存在する部位の一部に設けられていればよい。

表示装置においてＦＰＣを折り曲げる構造は一般的であり、今後もパターン断線等のＦＰＣ折り曲げによる品質問題の可能性は高いと考えられる。本発明によれば、追加部材、追加工程、コストＵＰはなく、品質問題を未然に防ぐ事ができるので今後の電子機器産業への利用に適応できる。

本発明の表示装置のＦＰＣ折り曲げ部を拡大して示す断面図である。

符号の説明

１ 液晶パネル
２ ＦＰＣ基板
３ モールド
４ フレーム
５ 出っ張り部

Claims (2)

1. 表示素子と、前記表示素子を保持するフレームと、前記表示素子に接続され、前記フレームを介して前記表示素子の裏側に折り返されたフレキシブル基板を備える表示装置において、
   前記フレームに前記フレキシブル基板の折り返し部を規定する出っ張り部を形成したことを特徴とする表示装置。
2. 前記表示素子を構成する基板の端部と前記フレキシブル基板にモールド材が設けられるとともに、前記出っ張り部は前記モールド材よりフレームの外側に飛び出ていることを特徴とする請求項１に記載の表示装置。

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