JP2006233423A - 鍵情報受信装置、鍵情報送信装置 - Google Patents

鍵情報受信装置、鍵情報送信装置 Download PDF

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JP2006233423A JP2005045195A JP2005045195A JP2006233423A JP 2006233423 A JP2006233423 A JP 2006233423A JP 2005045195 A JP2005045195 A JP 2005045195A JP 2005045195 A JP2005045195 A JP 2005045195A JP 2006233423 A JP2006233423 A JP 2006233423A
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光太郎 大場
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Abstract

【課題】開錠や施錠のための特別な操作が不要で、かつ、電源の長寿命化を実現できる鍵
情報送信装置、鍵情報受信装置を実現する。
【解決手段】開錠及び施錠の少なくとも一方を行うための鍵情報を記憶モジュールに記憶
しておく。この記憶されている鍵情報を、通信モジュールで無線通信により送信する。予
め設定されたタイミングで通信モジュールを起動する。鍵情報を常に送信するのではなく
、予め設定されたタイミングで鍵情報を送信するので、開錠や施錠のための特別な操作が
不要で、かつ、電源の長寿命化を実現できる。クルマのドアの施錠及び開錠に限らず、住
宅ドアについても適用できる。また、鍵情報を送信した履歴情報を記憶しておき、この記
憶された履歴情報についての告知を行えばドアが施錠されているかどうかを容易に確認で
きる。
【選択図】図1

Description

本発明は鍵情報受信装置、鍵情報送信装置に関し、特に鍵情報を無線通信によって送受
信して施錠又は開錠を行うために用いる鍵情報受信装置、鍵情報送信装置に関する。
近年のクルマに採用されているキーレスエントリーシステムは、電波や赤外線を利用し
て無線で固有の電子鍵信号を送り、施錠・開錠を行う錠前システムである。このシステム
を利用すれば、鍵穴に鍵を挿し込む操作を行わずに、クルマのドアについての施錠又は開
錠を行うことができる。
ところで、特許文献1には、機械式・赤外線式併用二重錠前システムが記載されている
。同文献に記載されているシステムにおいては、鍵穴に差し込んで回すことで施錠及び開
錠を行う機械式ロックの鍵と、赤外線式電子ロックの鍵とを一体化している。
特開2004−218379号公報
しかしながら、上述したキーレスエントリーシステムでは、電源となる電池の寿命が短
いという問題点がある。この問題を解決するためには、ボタン操作を行ったときにのみ電
子鍵信号を送るようにすればよいが、操作が煩わしいという別の問題点がある。
また、上述したキーレスエントリーシステムの場合、クルマを止めた場所から離れた場
所にいる時にドアが施錠されているかどうか確認することができないという問題点がある
。確認するためにはわざわざクルマを止めた場所まで戻る必要があるという問題点がある
上述した特許文献1に記載のシステムにおいては、キーを鍵穴に挿し込み、その内部に
おいて赤外線信号を放射する操作が必要となり、操作が煩わしいという問題点がある。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は
開錠や施錠のための特別な操作が不要で、かつ、電源の長寿命化を実現できる鍵情報送信
装置、鍵情報受信装置を提供することである。また、本発明の他の目的は、施錠されてい
るかどうかを容易に確認することができる鍵情報送信装置、鍵情報受信装置を提供するこ
とである。
本発明の請求項1による鍵情報送信装置は、開錠及び施錠の少なくとも一方を行うため
の鍵情報を記憶する鍵情報記憶手段(例えば、後述する記憶モジュールに対応)と、前記
鍵情報記憶手段に記憶されている鍵情報を無線通信により送信する鍵情報送信手段(例え
ば、後述する通信モジュールに対応)と、予め設定されたタイミングで前記鍵情報送信手
段を起動するタイマ手段(例えば、後述するタイマモジュールに対応)とを含み、取付け
自在に構成されていることを特徴とする。鍵情報を常に送信するのではなく、予め設定さ
れたタイミングで鍵情報を送信するので、開錠や施錠のための特別な操作が不要で、かつ
、電源の長寿命化を実現できる。クルマのドアの施錠及び開錠に限らず、住宅ドアについ
ても適用できる。
本発明の請求項2による鍵情報送信装置は、請求項1において、前記鍵情報送信手段に
より前記鍵情報を送信した履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段(例えば、後述する記憶
モジュールに対応)と、前記履歴情報記憶手段に記憶された履歴情報についての告知を行
う告知手段(例えば、後述する機能モジュールに対応)とを更に含むことを特徴とする。
鍵情報を送信した履歴を記憶しておき、この記憶内容を告知するので施錠されているかど
うかを容易に確認できる。
本発明の請求項3による鍵情報受信装置は、無線通信により送信された鍵情報を受信す
る鍵情報受信手段と、予め設定されたタイミングで前記鍵情報受信手段を起動するタイマ
手段と、前記鍵情報受信手段により受信した鍵情報について認証を行う認証手段と、前記
認証手段の認証結果に応じて所定処理を行うための制御信号を出力する制御信号出力手段
とを含むことを特徴とする。近づいた鍵情報送信装置から送信された鍵情報によって開錠
や施錠のための特別な操作が不要で、かつ、電源の長寿命化を実現できる。クルマのドア
の施錠及び開錠に限らず、住宅ドアについても適用できる。
本発明の請求項4による鍵情報受信装置は、請求項3において、前記制御信号出力手段
により出力された制御信号に応答して、開錠及び施錠の少なくとも一方を行うためのモー
タを駆動することを特徴とする。認証結果に応じてモータを駆動することにより、ドアの
開閉を制御できる。
本発明の請求項5による鍵情報受信装置は、請求項3において、前記制御信号出力手段
により出力された制御信号に応答して、所定情報へアクセスすることを特徴とする。認証
結果に応じてアクセスを許可することにより、機密情報へのアクセス権の無い人物による
不正なアクセスを防止できる。
本発明の請求項6による鍵情報受信装置は、請求項5において、前記所定情報は、前記
鍵情報を無線通信により送信した装置に対応する患者の投薬履歴情報であることを特徴と
する。送信側の空間機能提示装置を患者が携帯し、薬局内に受信側の空間機能提示装置を
設置しておけば、認証OKになった場合にのみ投薬履歴にアクセスすることができるので
、患者のプライバシーを保護しつつ、適切な投薬処方を実現できる。
本発明の請求項7による鍵情報受信装置は、請求項3において、前記制御信号出力手段
により出力された制御信号に応答して、所定動作を抑止する信号を送出することを特徴と
する。これにより、送信側の空間機能提示装置を携帯している者でなければそれらの操作
を行うことができなくなるので、家電製品などのリモコンについて幼児のイタズラ操作を
防止できる。
本発明の請求項8による鍵情報受信装置は、請求項3において、前記制御信号出力手段
により出力された制御信号に応答して、周囲に警告を行うことを特徴とする。送信側の空
間機能提示装置を幼児などに携帯させておき、危険な場所の近傍に受信側の空間機能提示
装置を取付けておけば、幼児が近づいた際に制御信号を出力してスピーカからブザー音を
鳴らしたり、光を点滅させて警告することができる。
本発明では、鍵情報を常に送信するのではなく、予め設定されたタイミングで鍵情報を
送信するので、開錠や施錠のための特別な操作が不要で、かつ、電源の長寿命化を実現で
きるという効果がある。
また、鍵情報を送信した履歴を記憶しておき、この記憶内容を告知するので施錠されて
いるかどうかを容易に確認できるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において参
照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によって示されている。
(システム全体の構成)
図1は、本発明による鍵情報送信装置、鍵情報受信装置を採用した空間機能提示システ
ムの実施形態の構成を示すブロック図である。同図に示されているように、空間機能提示
システムは、ホストとしての役割を有するサーバ10と、クライアントとしての役割を有
する空間機能提示装置1a、1b、1cとを含んで構成されている。サーバ10には、空
間機能提示装置1が接続されており、他の空間機能提示装置1a、1b、1c、との間で
情報の授受が行われる。なお、サーバ10には、例えば、一般的なパーソナルコンピュー
タ(PC)を利用する。
サーバ10に接続されている空間機能提示装置1は、上記の空間機能提示装置1a、1
b、1c、を統括する役割を果たす。空間機能提示装置1は、サーバ10の筐体裏側など
に取り付られる。
空間機能提示装置1a、1b、1cは、すべて同様の構成になっていても良いし、それ
ぞれ異なる構成になっていても良い。本例のシステムでは、クライアントとして、3つの
空間機能提示装置1a、1b、1cが設けられているが、その数に限定されることはない
。これら空間機能提示装置1、1a、1b、1c、は通常時省電力モード(スリープモー
ド)で動作する。そして、トリガ信号の入力に応答して特定の装置のみがウェイクアップ
し、他の装置はスリープ状態に戻るように制御される。このように制御することで、電池
モジュール14によるボタン電池程度の電源で数年間は電池交換などのメンテナンスは不
要になる。
個々の空間機能提示装置1a、1b、1c、は、通信モジュールによる送受信機能を有
しており、お互いにアドホック通信が可能である。すなわち、サーバに接続されている空
間機能提示装置1からの無線通信電波が届かない場合、電波の届く空間機能提示装置の1
つがリピータとしての機能を有し、他の装置が中継的な役割を果たすことで、アドホック
通信を実現できる。
空間機能提示装置は、小型・安価・長寿命であり、かつ、省電力無線であることから、
システムのインストールはユーザが行うことができる。
(空間機能提示装置の構成)
図2は、図1中の空間機能提示装置1、1a、1b、1cの構成例を示すブロック図で
ある。同図に示されているように、空間機能提示装置は、通信モジュール11と、タイマ
モジュール12と、記憶モジュール13と、電池モジュール14と、処理モジュール15
と、機能モジュール16と、インタフェースモジュール17とを含んで構成されている。
そして、これら空間機能提示装置は、全てのモジュールを一体として取付け自在に構成
されている。例えば粘着テープの粘着力によって、目的とする物品や場所に貼付できるよ
うに構成されている。マジックファスナー(登録商標)(面ファスナー)によって貼付で
きるように構成しても良い。
タイマモジュール12は、時間を管理し、スリープモードの状態から予め定められたタ
イミング、例えば一定時間毎に空間機能提示装置を起動させたり、起動後一定時間経過し
たらスリープモードに移行させたりする処理を行う部分である。このように、特定時間の
み装置を動作させることで、消費電力を抑え、電池モジュール14の電池容量を節約でき
る。なお、このタイマモジュール12が管理している時間は、サーバ10からデータを送
信して校正できるものとする。このタイマモジュール12の機能により、電源の長寿命化
を実現できる。
記憶モジュール13は、開錠や施錠を行うための鍵情報と、個々の空間機能提示装置に
付与されているIDと、その機能を実現するプログラムと、鍵情報を送信した履歴情報と
を記憶する部分である。他の装置から無線通信により送信された鍵情報について認証する
ための認証情報も記憶モジュール13に記憶される。この記憶モジュール13は、半導体
メモリを用いて構成すれば良い。小型のハードディスク装置を用いて構成しても良い。
開錠や施錠を行うための鍵情報は、タイマモジュール12に設定されているタイミング
で送信される。そして、この送信した鍵情報が履歴として記憶モジュール13に記憶され
ることになる。
電池モジュール14は、空間機能提示装置の各部に電力を供給する部分である。この電
池モジュール14には、例えば周知のボタン電池を用いる。サーバ10からデータを送信
することで、空間機能提示装置全体の電源をオフにしても良い。
処理モジュール15には、周知のPIC(Programmable Integra
ted Circuit)などの簡易CPU(Central Processing
Unit)を使う。この処理モジュール15は、記憶モジュール13に記憶されているプ
ログラムに従って所定の処理を行う。例えば、受信側の空間機能提示装置において、無線
通信により受信された鍵情報と記憶モジュール13に記憶されている鍵情報とを比較する
ことで認証処理を行う。そして、この認証処理の結果、認証OKであれば所定の処理が行
われる。認証NGであれば処理は行われず、セキュリティ性が保たれることになる。
認証OKの場合に行われる所定の処理とは、例えば制御信号を送出し、図3中に記載さ
れているモータ27を駆動して住宅ドア28やクルマのドア(図示せず)の施錠又は開錠
を行う処理である。また、制御信号を送出し、スピーカ29からブザー音を鳴らしたり、
カメラ30を起動して撮影を行ったり、サーバ10へのアクセスを許可したりする処理を
行うことも考えられる。
(通信モジュール)
通信モジュール11は、アンテナANTを有しており、このアンテナANTを介して他
の通信モジュールと無線通信を行う。例えば、サーバ10に接続されている空間機能提示
装置1の通信モジュールと他の空間機能提示装置1a、1b、1c、との間で無線通信を
行う。この通信モジュール11は小電力無線機器であり、使用に際し免許は不要である。
また、有線によるシステムに比べ設置にかかるコスト、時間が大幅に短縮できる。
空間機能提示装置1a、1b、1c、からサーバ10に接続されている空間機能提示装
置1に情報を発する場合、トリガ信号、受信ID番号(後述するサーバのIDである「0
」)の後に、空間機能提示装置自身の発信ID番号、機能番号および情報をサーバに送る
ことにより、空間機能提示装置の機能モジュールが、センサなどを有する場合には、その
情報をサーバに集約することを可能とする。
(機能モジュール)
機能モジュール16には、種々の機能を具備させることができる。物理的な機能として
は、単なるLED点灯、文字表示、音声出力するブザーなどに加え、スイッチやセンサ的
な機能を有するもの、アクチュエータなど機械的な機能を有するものなどが考えられる。
周知のICタグを具備させても良い。複数種類の機能を具備させても良い。
この機能モジュール16については、一部又は全部を、後付け追加できる構成としても
良い。
この機能モジュール16には、センサ測定時やアクチュエータ動作時など、その機能を
発現させる時にのみ電源が供給されるので、消費電力を抑え、電池モジュール14の電池
容量を節約できる。
(インタフェースモジュール)
インタフェースモジュール17は、上記の処理モジュール15と機能モジュール16と
の信号授受におけるインタフェースとしての機能を果たす。例えば、機能モジュール16
の出力がアナログ信号であれば、それをディジタル信号に変換して処理モジュール15に
伝達する機能を有する。シリアル信号をパラレル信号に変換したり、電圧レベルを変換し
たりする機能を果たす場合もある。
(サーバの構成)
図3は、図1中のサーバ10の構成例を示すブロック図である。同図に示されているよ
うに、サーバ10は、空間機能提示装置1のインタフェースモジュール17との間での信
号授受の際にシリアル−パラレル変換処理、プロトコル変換処理などを行うインタフェー
ス10aと、ネットワーク100に接続するためのネットワークアダプタ10bと、サー
バ10の各部を制御するためのプログラム10cを記憶するハードディスク10dと、プ
ログラム10cの実行の際の記憶領域となるメモリ10eと、ディスプレイなどの表示部
10fと、キーボードやマウスなどの入力部10gと、各部を制御するCPU10hとを
含んで構成されている。
サーバ10は、ネットワークアダプタ10bを介してネットワーク100に接続されて
いる。そして、個々の空間機能提示装置にネットワークアドレスを割り振ることで、外部
ネットワークから各空間機能提示装置にアクセスできるようになっている。
(空間機能提示装置の導入・追加)
個々の空間機能提示装置のIDは、個々にサーバ10に接続されている空間機能提示装
置1のアンテナANTに近づけてIDを教え込む形式を採用する。万が一、いずれかの空
間機能提示装置が故障した場合には、その故障した装置の代わりに新たな空間機能提示装
置を導入する。その場合、新たな空間機能提示装置をサーバシステムのアンテナに近づけ
てIDを書込むことで修復が簡便である。また、空間機能提示装置は安価であることから
、故障した空間機能提示装置は基本的に使い捨てとする。
(データ構造)
空間機能提示装置において受信されるデータの構造が図4に示されている。同図を参照
すると、空間機能提示装置から送信されるデータには、他の空間機能提示装置をウェイク
アップさせるためのトリガ信号21、受信側の空間機能提示装置を特定するための受信I
D番号22、発信側のサーバを特定するための発信ID番号23、動作させる機能モジュ
ールを示す機能番号24、付加情報25、および、開錠や施錠を行うための鍵情報26が
含まれている。
空間機能提示装置は、通常スリープ状態にあり、内部タイマによる起動、もしくはサー
バ10から送信されるデータに含まれているトリガ信号21によりウェイクアップする。
空間機能提示装置は、トリガ信号21の後の受信ID番号22が自装置の記憶モジュー
ルに記憶されているID番号と一致しない場合、スリープ状態に戻る。一方、ID番号同
士が一致する場合には、機能番号24を読み込み、対応する機能を発現する。ID番号の
認証はハードウェア的にPLL(Phase Locked Loop)ロジックで行う
か、ソフトウェア処理で行うものとする。
発信ID番号23は、例えば、サーバ10からの場合「0」とする。受信ID番号22
は空間機能提示装置に固有、もしくは重複しても可能な番号とする。重複して同じ番号を
持つ空間機能提示装置がある場合は、サーバ10から1つのデータを送れば、複数の空間
機能提示装置が動作する。
機能番号24は、例えば、LEDを点灯させる場合、赤LED点灯であれば「1」、青
LED点灯であれば「2」、黄LED点灯であれば「3」とする。また、ID番号を記憶
モジュールに書込む場合に「0」とするなど、機能番号と対応する動作とを事前に決めて
おく。すなわち、初めて使用する空間機能提示装置については、その記憶モジュールには
ID番号が記憶されていない。この場合、機能番号24によってID番号の書込みが指示
されていれば、そのID番号が記憶モジュールに書込まれる。
付加情報25は、例えば、ID番号を記憶モジュールに書込む場合に、書込むべきID
番号がこれに相当する。
(通信モジュールの他の機能)
通信モジュール11は、以下のような機能を具備していても良い。例えば、通信モジュ
ール11がリプライ機能を有していても良い。すなわち、サーバ10からの機能番号が、
例えばリプライ要求である場合、受信後すぐに空間機能提示装置はサーバ10へ上述した
データ構造を有するリプライ信号を送信する。
このリプライ機能を用いることにより、サーバに接続されている空間機能提示装置1と
他の空間機能提示装置とが無線通信でつながっていることを確認できると共に、サーバに
接続されている空間機能提示装置1と同様の機能をある特定の機能モジュールが行うこと
も可能である。つまり、サーバに接続されている空間機能提示装置1と他の空間機能提示
装置との無線接続の確認をすることにより、サーバに接続されている空間機能提示装置1
から特定の空間機能提示装置への無線接続ができない場合には、他の空間機能提示装置が
中継的役割を果たすためのアドホック通信を行うことができる。
また、複数の空間機能提示装置のうち、1つの装置を主装置、他の装置をその従属装置
とし、主装置から従属装置に対してポーリング信号を送信することで通信を行っても良い
。これにより、ポーリング信号を受信するまではスリープモードのままであるため、消費
電力を抑えることができる。
なお、通信モジュール11は、基本的には送受信機能を有するが、必要に応じて送信だ
け、受信だけの機能だけを有するようにしても良い。
(適用例)
上述したように、認証OKとなった場合に制御信号を出力してモータを駆動することに
よって、住宅ドアやクルマのドアの施錠又は開錠を行うことができる。この場合、送信側
の空間機能提示装置を携帯していれば、特別な操作を行うことなく、ドアに近づくだけで
、施錠又は開錠を行うことができる。認証NGとなった場合には開錠されることが無いの
で、セキュリティ性を維持できる。
さらに、施錠又は開錠を行う際に送信した鍵情報の履歴を記憶しているので、その記憶
内容に対応する表示を行うか、音を鳴らして告知することで、施錠確認を容易に行うこと
ができる。例えば、自宅から離れた場所に居る時に自宅ドアの施錠確認を行うことができ
る。同様に、クルマを停めた場所から離れた場所に居る時にそのクルマのドアの施錠確認
を行うことができる。
ドアの近傍に受信側の空間機能提示装置を取付けておき、送信側の空間機能提示装置を
携帯している人物や動物(ペットなど)、自動車、ロボットなどが近づいた際、認証OK
となった場合にドアや駐車場ゲートを開放することができる。認証NGとなった場合には
開放されることが無いので、セキュリティ性を維持できる。なお、その人物などをカメラ
で同時に撮影し、その映像について周知の画像認識処理を行って認証処理すれば、セキュ
リティ性をより高めることができる。
また、送信側の空間機能提示装置を幼児などに携帯させておき、危険な場所の近傍に受
信側の空間機能提示装置を取付けておけば、幼児が近づいた際に制御信号を出力してスピ
ーカからブザー音を鳴らしたり、光を点滅させたりしてその場所から離れることを促すこ
とができる。
テレビやビデオをはじめとする家電製品などのリモコンと受信側の空間機能提示装置と
を組み合わせ、認証OKの場合に限り制御信号を出力し、認証NGの場合にはそれらの操
作が行えないようにする。これにより、送信側の空間機能提示装置を携帯している者でな
ければそれらの操作を行うことができなくなるので、幼児のイタズラ操作を防止できる。
パーソナルコンピュータと受信側の空間機能提示装置とを組み合わせ、認証OKでなけ
ればそれらの操作が行えないように制御する。これにより、送信側の空間機能提示装置を
携帯している者でなければパーソナルコンピュータの操作を行うことができなくなるので
、操作が許可させていない者による機密データ等へのアクセスを防止できる。
また、患者が訪れた調剤薬局において、処方箋に従って調薬する際、過去に投薬した履
歴にアクセスする必要が生じる場合もある。この場合、送信側の空間機能提示装置を患者
が携帯し、薬局内に受信側の空間機能提示装置を設置しておけば、認証OKになった場合
にのみ投薬履歴にアクセスすることができるので、患者のプライバシーを保護しつつ、適
切な投薬処方を実現できる。
重要な物や携帯電話機などに受信側の空間機能提示装置を取り付けておけば送信側の空
間機能提示装置を携帯している者がそれらに近づいた場合に制御信号を出力してブザー音
を鳴らすことができるので、それらを仕舞い込んだ所在が分からない場合でも容易に探し
出すことができる。携帯電話機がマナーモードに設定されている場合や電源オフ状態であ
る場合においてもそれを容易に探し出すことができる。
公共施設などの柱や壁に受信側の空間機能提示装置を取り付けておけば、送信側の空間
機能提示装置を携帯している人物が近づいた場合に制御信号を出力するので、制御信号を
出力した装置の位置を表示することで、その人物のおよその位置を把握することができる
ようになる。
(動作処理例)
以下、以上説明した空間機能提示装置の動作処理例について図5を参照して説明する。
同図において、空間機能提示装置は、通常時には、スリープモードになっている(ステ
ップS201)。これにより、消費電力を抑えることができ、小容量の電池を電源として
用いることができる。このスリープモードにおいて、タイマモジュール12の処理により
、起動タイミングになると(ステップS202)、ウェイクアップ処理を行う(ステップ
S203)。そして、鍵情報を送信する場合は、鍵情報を読み出して送信する(ステップ
S204→S205)。その後、再びスリープモードに移行する(ステップS205→S
201)。
一方、受信すべき鍵情報が送信されていればそれを受信する(ステップS204→S2
06→S207)。その後、受信した鍵情報についての認証を行い、認証OKであれば所
定の制御信号を送出し、再びスリープモードに移行する(ステップS208→S209→
S201)。一方、認証NGであれば制御信号を送出せずに、そのままスリープモードに
移行する(ステップS208→S201)。
鍵情報の送信及び受信のいずれも行わない場合は、そのままスリープモードに移行する
(ステップS204→S206→S201)。
以上のように、通常時はスリープモードとし、必要な場合にのみ動作させることによっ
て、消費電力を抑えることができるので、小容量の電池を電源として採用することができ
る。このため、装置全体を小型化できると共に、装置の長寿命化を実現できる。
本発明は鍵情報を無線通信によって送受信して施錠又は開錠などを行う場合に利用でき
る。
本発明による鍵情報送信装置及び鍵情報受信装置を採用した空間機能提示システムの実施形態の構成を示すブロック図である。 図1中の空間機能提示装置の構成を示すブロック図である。 図1中のサーバなどの構成を示すブロック図である。 空間機能提示装置において送受信されるデータの構造例を示す図である。 空間機能提示装置の動作処理例を示すフローチャートである。
符号の説明
1、1a〜1c 空間機能提示装置
10 サーバ
10a インタフェース
10b ネットワークアダプタ
10c プログラム
10d ハードディスク
10e メモリ
10f 表示部
10g 入力部
10h CPU
11 通信モジュール
12 タイマモジュール
13 記憶モジュール
14 電池モジュール
15 処理モジュール
16 機能モジュール
17 インタフェースモジュール
21 トリガ信号
22 受信ID番号
23 送信ID番号
24 機能番号
25 付加情報
26 鍵情報
27 モータ
28 住宅ドア
29 スピーカ
30 カメラ
100 ネットワーク
ANT アンテナ

Claims (8)

  1. 開錠及び施錠の少なくとも一方を行うための鍵情報を記憶する鍵情報記憶手段と、前記
    鍵情報記憶手段に記憶されている鍵情報を無線通信により送信する鍵情報送信手段と、予
    め設定されたタイミングで前記鍵情報送信手段を起動するタイマ手段とを含み、取付け自
    在に構成されていることを特徴とする鍵情報送信装置。
  2. 前記鍵情報送信手段により前記鍵情報を送信した履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段
    と、前記履歴情報記憶手段に記憶された履歴情報についての告知を行う告知手段とを更に
    含むことを特徴とする請求項1記載の鍵情報送信装置。
  3. 無線通信により送信された鍵情報を受信する鍵情報受信手段と、予め設定されたタイミ
    ングで前記鍵情報受信手段を起動するタイマ手段と、前記鍵情報受信手段により受信した
    鍵情報について認証を行う認証手段と、前記認証手段の認証結果に応じて所定処理を行う
    ための制御信号を出力する制御信号出力手段とを含むことを特徴とする鍵情報受信装置。
  4. 前記制御信号出力手段により出力された制御信号に応答して、開錠及び施錠の少なくと
    も一方を行うためのモータを駆動することを特徴とする請求項3記載の鍵情報受信装置。
  5. 前記制御信号出力手段により出力された制御信号に応答して、所定情報へアクセスする
    ことを特徴とする請求項3記載の鍵情報受信装置。
  6. 前記所定情報は、前記鍵情報を無線通信により送信した装置に対応する患者の投薬履歴
    情報であることを特徴とする請求項5記載の鍵情報受信装置。
  7. 前記制御信号出力手段により出力された制御信号に応答して、所定動作を抑止する信号
    を送出することを特徴とする請求項3記載の鍵情報受信装置。
  8. 前記制御信号出力手段により出力された制御信号に応答して、周囲に警告を行うことを
    特徴とする請求項3記載の鍵情報受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9990789B2 (en) 2015-10-13 2018-06-05 Hyundai Motor Company Smart key controller for vehicle routing pattern-based variable control and method thereof

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