JP2006229619A - 高周波回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 周波数特性がよく、1/f雑音の少ない高周波回路を提供すること。
【解決手段】 高周波回路を、低雑音増幅器と、低雑音増幅器からの高周波信号を中間周波信号に変換するNMOSミキサと、イメージ信号を除去するポリフェイズ・フィルタと、ポリフェイズ・フィルタを通った中間周波信号をベースバンド信号に変換するPMOSミキサとで構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高周波回路に関し、特にMOS構造の高周波回路に関する。
携帯電話、無線LAN、無線TAG等の受信回路に使用される高周波回路には、従来バイポーラデバイスが用いられてきたが、近年CMOSデバイスの微細化による性能向上に伴い、高周波受信回路をCMOS回路で構成する試みがなされている。
MOS構造の集積回路で高周波回路が構成されれば、低コスト、低電力、高集積の高周波回路が得られ、また、論理回路の製造と同様のプロセスで製造できるという利点をもつ。
MOS構造の高周波受信回路として、入力信号と同一周波数の局部発振信号を用いて周波数変換を行うダイレクトコンバージョン方式の受信回路にCMOS回路を用いるものが知られている。また、NMOSミキサを2段使用するスーパーヘテロダイン方式の受信回路も提案されている(非特許文献1参照)。
しかしながら、MOS構造の高周波回路には、次のような問題点が残っている。
第1は、MOS構造には、1/f雑音が多いことである。図15(a)に示すように、例えばNMOSトランジスタは、P型基板に形成されたN型のソース92からN型のドレイン93への電子の通路となるチャネル95の幅をゲート94にかける電圧で制御する。ここで、ゲート94とチャネル95を分けるゲート酸化膜96に欠陥または歪みがあると、ゲート酸化膜96に形成されたエネルギー順位により、チャネル95を通る電子がゲート酸化膜96に捕捉されたり、ゲート酸化膜96に捕捉された電子がチャネル95に放出したりして、ノイズが発生することがある。なお、図示符号97はアルミ配線である。図15(b)に示すように、このノイズの電力npは周波数fに対して反比例するので1/f雑音といわれ、図から明らかなように、低周波特に直流近辺でのノイズが大きく、ベースバンド信号に対する影響が大きい。
第2に、MOSデバイスは、電流駆動能力が低く、入力電圧の変化を電流の変化に変換する効率が悪い。したがって、大きな利得が必要な場合には、デバイスのサイズを大きくする必要があるが、サイズを大きくすると、図15(a)のNMOSのドレイン93のサイズも大きくなり、したがってドレイン93とP型基板との境界であるNP接合部の面積が大きくなってその寄生容量も増え、回路の正常な動作を妨げるようになる。また、正孔をキャリアとするPMOS回路では、NMOS回路の約2倍のサイズが必要である。
NMOSの方がPMOSより周波数特性がよく、第2の点を考慮すると、高周波回路にはNMOSを使用することが望まれる。しかしながら、NMOSは、第1の点で説明したように、1/fノイズが大きく、ベースバンドの信号に大きなノイズが乗るという欠点を有している。
S Tadjpour et al. "A 900-MHz Dual-Conversion Low-IF GSM Receiver in 0.35-μm CMOS" IEEE Journal of Solid-State Circuit, vol. 36, no. 12, pp.1992-2002, December 2001
本発明は、前記の問題点に鑑み、MOS構造の高周波回路の欠点を解消することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の第1の態様の高周波回路は、低雑音増幅器と、前記低雑音増幅器の出力を周波数変換するNMOSミキサと、前記NMOSミキサの出力の位相を変えるフィルタと、前記フィルタの出力を周波数変換するPMOSミキサとを備える。
前記フィルタは、少なくとも1つのポリフェイズ・フィルタとすることができる。
前記低雑音増幅器は、低雑音増幅回路と、該低雑音増幅回路の出力端に設けられた少なくともひとつの利得可変回路とを備えることができ、該利得可変回路は、キャパシタとスイッチング素子で構成できる。
また、本発明の第2の態様の高周波回路は、低雑音増幅器であるNMOS回路と該NMOS回路の負荷を切り替えるPMOS回路を備える。
前記NMOS回路は、インダクタを介して電源に接続することができ、さらに該インダクタは、負性抵抗回路を介して接地することができる。前記インダクタに代えて、複数の共振回路を設けてもよく、またはしご形に接続されたLC回路を設けてもよい。
前記NMOS回路に流れる電流を前記PMOS回路に流れる電流より大きくするようにしてもよい。
さらに、本発明の第3の態様である低雑音増幅器は、低雑音増幅回路と、該低雑音増幅回路の出力端に設けられた、コンデンサとスイッチング素子からなる少なくともひとつの利得可変回路とを備える。
本発明の第1の態様では、高周波信号を扱うNMOSミキサとその後段のPMOSミキサとを備えるので、高密度であるとともに周波数特性がよく、さらに1/f雑音の少ない高周波回路を得ることができる。
本発明の第2の態様では、LNAのNMOS回路とこれをスイッチングするPMOS回路とでミキサを構成したので、第1の態様と同様に、高密度であるとともに周波数特性がよく、さらに1/f雑音の少ない高周波回路を得ることができる。
さらに、NMOS回路をインダクタ、共振回路、はしご形LC回路で電源に接続すると、所定の周波数範囲で高利得を保証することができ、さらに負抵抗回路を接続すると、抵抗分を打ち消すことができる。NMOS回路に流す電流をPMOS回路に流す電流より大きくすると、ノイズ特性を改善できる。
本発明の第3の態様では、低雑音増幅器の利得を出力端で可変にするので、入力する高周波信号に影響を与えないで利得を可変にすることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態である高周波回路のブロック図である。本実施形態の高周波回路は、受信回路であり、初段に設けられる雑音指数の小さな低雑音増幅器(LNA)10と、LNA10から出力される高周波信号を中間周波信号に変換するNMOSミキサ20と、位相を変化させるポリフェイズ・フィルタ30と、ポリフェイズ・フィルタ30の出力をベースバンド信号に変換するPMOSミキサ40とからなる。
図2は、本実施形態の高周波回路の動作を分かりやすく説明するための図である。NMOSミキサ20およびPMOミキサ40はそれぞれ、NMOS回路およびPMOS回路で形成された2個の乗算器21,22および41、42を有する。受信した高周波(RF)信号の中心周波数を例えば5GHzとすると、LNA1から出力される5GHzのRF信号は、乗算器21、22に入力する。一方、局部発振回路23から、周波数4.9GHzで、位相が90°異なる2つのローカル信号LO1とLO2とが、乗算器21、22に入力する。乗算器21と乗算器22では、5GHzの受信高周波信号と4.9GHzのローカル信号とを乗算する。その結果得られた、90°位相の異なる100MHzの中間周波数(IF)信号は、それぞれポリフェイズ・フィルタ30により+45°と−45°の位相シフトを受けて合成され、イメージ信号を除去したIF信号が取り出される。その後、PMOSミキサ4に入力して、乗算器41と42において、局部発振回路43からのローカル信号と乗算を行って、ベースバンド信号を得る。
以下に詳細に説明するが、本実施形態では、ミキサを2段に構成して、前段の高周波信号を扱うミキサを周波数特性のよいNMOSミキサとし、後段のベースバンドに変換するミキサとしてPMOSミキサを使用するので、周波数特性がよく、直流近辺の1/f雑音の少ない高周波回路を得ることができる。
以下、本実施形態の高周波回路を構成する各部の回路を詳細に説明する。
(低雑音増幅器)
一般に低雑音増幅器に入力する高周波信号の強度はさまざまで、過大な入力信号があった場合、回路が飽和してしまうおそれがある。本実施形態では、回路の飽和を防止するために、利得を可変に構成する。そのために、低雑音増幅器の出力側に容量を並列に挿入可能に構成して、過大な入力信号を逃がすようにする。図3に、低雑音増幅器10の概略図を示す。キャパシタ12とスイッチ13との直列回路で構成される利得可変回路11を低雑音増幅回路の出力側に配置し、スイッチ13をオンにすることにより、後段のミキサ2に入力する信号の大きさを制限する。本実施形態では、低雑音増幅器の出力側で利得を変化させるので、入力側で行うのと比較して受信高周波信号に与える影響を少なくすることができる。
図4は、低雑音増幅器10の具体的な回路である。本実施形態の低雑音増幅器10は、NMOSFET14〜17を有する低雑音増幅回路と、キャパシタ12a,b、NMOSFET13a,bを有する利得可変回路11とからなり、差動のMOS構造に形成される。低雑音増幅回路のFET14、15は、高周波の入力信号を受けて電圧電流変換を行うもので、入力信号は、インピーダンス整合のためのLLC回路18、19を介してFET14、15のゲートに入力する。負荷の変動により帰還がかかってFET14、15の利得が下がることを防止するために、それぞれカスコード・トランジスタとなるFET16、17を接続する。FET16、17は、図示のように、ゲートが抵抗R11、R12を介して、またドレインがコイルL11、L12を介して、それぞれ電源に接続される。低雑音増幅器の出力は、FET16、17のドレインから差動出力する。この差動の出力端の一方に、キャパシタ12aとFET13aの直列回路が接続され、インダクタL14を介して接地される。差動の出力端の他方には、キャパシタ12bとFET13bの直列回路が接続され、インダクタL14、L15を介して接地される。FET13aと13bのゲートには同時にスイッチング信号を入力する。このような回路で、過大な信号が出力されるような場合、FET13aと13bのゲートにスイッチング信号を入力すると、FET13a、13bがオンして、キャパシタ12a、12bが各出力端を接地し、次段の回路へ過大な信号が入力しないようにできる。このようにして、次段の回路の飽和を防ぐことができる。
さらに、図5に示すように、例えばキャパシタ12a、12bとは大きさの異なるキャパシタ12c、12dとFET13c、13dとの直列回路を付加することによって、利得の制御を多段階で行うことができる。このようなキャパシタとスイッチとの直列回路をいくつ並べるかは、回路設計上適宜決めることができる。
(NMOSミキサ)
図6に、本実施形態のNMOSミキサ20の一例を示す。図3に示すNOMSミキサ20は、差動信号が入出力するギルバートセルを用いるもので、NMOSの電界効果トランジスタ(FET)24〜29と抵抗R21,R22からなる。NMOSFET24、25は、高周波入力を受ける。NMOSFET24は、NMOSFET26と27の差動対に接続し、NMOSFET25は、NMOSFET28と29の差動対に接続する。差動対の一方であるFET26とFET28は、負荷抵抗R21に接続し、他方のFET27と29は、負荷抵抗R22に接続する。LNA1からの5GHzの高周波(RF)信号は、FET24,25のゲートに差動入力し、位相が90°異なる4.9GHzのローカル信号LO1,LO2はそれぞれ、FET26,29およびFET27,28のゲートに入力する。NMOSミキサの出力である中間周波(IF)信号は、負荷抵抗R21、R22により取り出される。
図6のNMOSミキサすなわちギルバートセルの動作を図7(a)(b)により説明する。簡単のために、ローカル信号を方形波とすると、FET26,29とFET27,28には、それぞれ同時に同符号の信号が入力するので、FET26と29がオンの場合は、FET27と28とがオフであり、FET27と28がオンの場合は、FET26と29とがオフとなる。FET26と29がオンの場合は、図7(a)に示したように、FET24の負荷に抵抗R21が接続され、FET27と28がオンの場合は、同図(b)に示したように、FET4の負荷はR22となる。FET25については、FET24と逆に負荷が切り替わる。このように図7(a)と(b)の状態が、ローカル信号の方形波の周波数に同期して繰り返されることになる。
これは、ローカル信号の入力に同期して入力信号をそのまま出力する(+1をかける)場合と、反転して出力する(−1をかける)場合を繰り返すことであり、入力する高周波信号と方形波のローカル信号とを乗算したことになる。その結果、5GHz−4.9GHz=100MHzの中間周波数(IF)信号が、IF出力端子から差動出力する。
第1の実施形態では、高周波受信号から中間周波信号を得るミキサとしてNMOSミキサを使用するので、周波数特性がよく高密度な高周波回路を得ることができる。
(ポリフェイズ・フィルタ)
図8は、ポリフェイズ・フィルタ30の具体例を示した本実施形態の高周波回路である。図2では、差動の入出力を明示しなかったが、図8では、ポリフェイズ・フィルタ30の具体例を示す関係上、差動入力を明示している。
先に説明したように、低雑音増幅器1で増幅された差動の高周波信号RF+、RF−は、NMOSミキサ20の乗算器21、22に入力し、でそれぞれ90°位相の異なるローカル信号LO1、LO2と乗算され、90°位相の異なる中間周波信号IFI(IFI+、IFI−)とIFQ(IFQ+、IFQ−)が出力される。これらの中間周波信号は、バッファ50(これも図2では省略したが、実際の回路では挿入される。)を通って、2段のポリフェイズ・フィルタ31、32に入力する。ポリフェイズ・フィルタ31、32では、それぞれ所定の周波数の中間周波信号IFIに対して+45°、中間周波信号IFQに対して−45°の位相シフトが与えられる。ポリフェイズ・フィルタの信号を合成すると、イメージ周波数成分を打ち消した中間周波信号が得られる。
本実施形態では、ポリフェイズ・フィルタは、ポリフェイズ・フィルタ31、32の2段構成である。図に示すように、ポリフェイズ・フィルタ31は、4個の抵抗rとキャパシタンスcとを図のように接続したものであり。ポリフェイズ・フィルタ32は同様に、4個の抵抗rとキャパシタンスcとを接続したものである。本実施形態では、キャパシタンスCとCの値は同じにして、抵抗rとrの値を変えて所望の周波数帯域を得るようにしている。本実施形態では、2段のポリフェイズ・フィルタを使用したが、さらに広い帯域あるいは複数の帯域でフィルタを有効に働かせるためには、ポリフェイズ・フィルタを3段以上の構成とすればよい。
(PMOSミキサ)
図9は、PMOSミキサ40の具体的な回路を示すものである。PMOSミキサ40は、正孔がキャリアとなるので、NMOSミキサ20の電源ラインと接地ラインとを取り替えたような回路となる。図9に示すように、POMOSミキサは、PMOSFET44〜49と抵抗R41、R42からなる。FET44、45のゲートには、ポリフェイズ・フィルタ30を通過し、イメージ信号が除去された中間周波信号が入力する。FET46と47の差動対は、FET44に接続し、FET48と49の差動対は、FET45に接続する。そして差動対の一方のFET46,48は、負荷抵抗R41に接続し、他方のFET47、49が負荷抵抗R42に接続する。ここで位相が90°異なるローカル信号LO3、LO4がそれぞれ、FET46、49とFET47、48に入力する。FET46、49とFET47、48とは交互にオン・オフを繰り返すことにより、FET44と45とは、ローカル信号の入力に同期して負荷R41と負荷R42に交互に接続する。これにより、出力端子BB+、BB−から差動信号の形態でベースバンド信号が出力する。動作の詳細は、NMOSミキサ20と同様であるので説明を省略する。
このように、ベースバンド信号等の低周波信号を得る回路としてPMOSミキサを使用するので、1/f雑音を抑制することができる。
(ローカル信号発生器)
次に、図10を参照して、乗算器に入力するローカル信号を発生する局部発振回路について説明する。図10は、NMOSミキサ20で使用するローカル信号LO1とLO2を発生する局部発振回路である。局部発振器61からの発振信号が、2段のポリフェイズ・フィルタ62、63を通って、それぞれ+45°と−45°位相をシフトさせる。ポリフェイズ・フィルタ62、63は、図6で説明したものと同様で、それぞれC3とr3、C4とr4とを図のように結線したものである。その結果、不要なイメージ信号を除去した、90°位相が異なるローカル信号LO1とLO2が得られる。ここでも、ポリフェイズ・フィルタは、90°位相をシフトする中心周波数の帯域をどれだけ広くするかによって、フィルタの段数が決められる。
図11に、本発明による第2の実施形態のブロック図を示す。第2の実施形態は、低雑音増幅器であるNMOS回路とPMOS回路とからなる高周波回路70で構成される。第2の実施形態では、2段のミキサを用いることなく、入力高周波を処理する回路はNMOSで構成し、スイッチング回路をPMOSで構成した高周波回路を1個のミキサとして用いる。なお、高周波回路70の前段にさらに低雑音増幅器を設けてもよく、利得可変回路を備えるようにしてもよい。
図12に、第2の実施形態のミキサの具体的な回路を示す。電圧電流変換のためのNMOSFET71、72にカスコード・トランジスタであるNMOSFET73.74を接続し、それぞれインダクタL71、L72を介して電源に接続する。インダクタを用いるのは、インダクタは電圧降下がなく、電池使用時等の電源電圧の低下による影響を少なくできるからである。本実施形態では、FET71、72も、それぞれインダクタL73、L74を介して接地される。また、インダクタL71とL72には、後に詳しく説明する負性抵抗回路80が接続される。
スイッチングのためのPMOS回路が、インダクタL71、L72に接続される。PMOS回路は、PMOSFET75〜78と抵抗R71、R72とからなり、一方の差動対FET75,76と他方の差動対FET77、78のそれぞれに対して付加抵抗R71、R72が接続される。90°位相の異なるローカル(LO)信号がFET75,76および77,78のゲートに入力されるごとに、差動対のうちの一方のFETがオンして、電圧電流変換のためのNMOSFET71、72の負荷を、抵抗R71とR72とに切り替える。例えば、RF信号が入力される一方のNMOSFET71は、差動対のPMOSFET77、78に結線されているので、FET78がオンの場合は、付加抵抗R72に接続し、FET77がオンの場合は、付加抵抗R73に接続する。これは、第1の実施形態に関して図4で説明したのと同様の動作である。なお、このPMOS回路をミキサという場合もある。
第2の実施形態では、ポリフェイズ・フィルタを介して接続される2段のミキサを用いることなく、LNAである入力高周波を処理する回路はNMOSで構成し、スイッチング回路をPMOSで構成した1個のミキサを用いて、第1の実施形態同様、周波数特性に優れ、直流近辺の1/f雑音が少ない高周波回路を実現することができる。第2の実施形態は、ローカル信号として受信信号の中心周波数と同じ周波数を用いるダイレクトコンバージョンとして使用して有効である。
負性抵抗回路80は、インダクタL71、L72の性能の低下を保障する回路である。負荷のインダクタL71、L72は、通常ICチップ上で配線をスパイラルに巻回して作成するが、抵抗分が大きく、Qを大きくすることができない。本実施形態では、負性抵抗回路80を、インダクタL71、L72に接続し、負性抵抗回路80で形成される負性抵抗をインダクタL71又はL72の抵抗分に加算して、コイルの抵抗分を打ち消すようにする。
図13に、負性抵抗回路80の具体例を示す。コイルL71には、NMOSFET82を接続し、コイルL72には、NMOSFET83を接続する。FET82のドレインとFET83のゲート、およびFET83のドレインとFET82のゲートを接続する。また、コイルL71とNMOSFET82の接続点と、コイルL72とNMOSFET83との接続点には、キャパシタ84を接続する。FET82、83のソースには、バイアスを与えるNMOSFET81が接続される。なお、キャパシタ84は、使用周波数帯域を決めるもので、場合によっては省略してもよい。
ここで、例えば、RF入力によりFET71(図12)がオンした場合を考えると、コイルL71を通って電流が流れるが、FET82のドレインは、FET83のゲートに接続されているから、FET83がオンして、FET82に流れる電流は減少して、負性抵抗として作用する。交流的には電源ラインは接地とみなされるので、インダクタL71と並列に負の抵抗分が接続されることになり、インダクタL71の抵抗分が打ち消される。このようにして、抵抗分の少ないQの高いインダクタンスを負荷とすることができる。
次に、本発明を無線LANに適用する場合など、複数の周波数(例えば5GHzと2.4GHz等)に対応する必要がある。ところが、図12のように、負荷としてインダクタを用いると、そのインダクタンスの値から決まる単一の周波数で利得が大きいが、その他の周波数ではゲインが低下することになる。すなわち、異なる周波数あるいは広い周波数帯域で、大きな利得を得ることはできない。本実施形態では、インダクタに代えて複数のLC共振回路を用いるようにする。
図14(a)は、図12のインダクタL71、L72に代えて、L1C1共振回路とL2C2共振回路とを用いたもので、L1とC1、L2とC2で決まる周波数f1(=1/2π√L1C1)、f2(=1/2π√L2C2)の2つの周波数で大きな利得を得ることができる。さらに共振回路の数を増やせば、共振回路の数だけの周波数で、利得を大きくすることができる。
さらに、周波数帯域を増加させるには、同図(b)に示すように、LとCとをはしご形に接続すればよい。この場合のLとCの数も、回路設計で決まるもので、図示のものに限られるものではない。
図15および図16は、第2の実施形態において、NMOS回路に流す電流I1とPMOS回路に流す電流I2を異ならせてシミュレーションを行った結果を示すグラフである。シミュレーションは、図12の負性抵抗回路80を取り去り、PMOS回路をさらに1個並列に追加した回路で実施した。すなわち、このシミュレーション回路では、電流I2は、2個のPMOS回路に流れることになる。パラメータは設計時のものを使用し、ローカル信号は理想LOを用いた。全体の消費電流を9.58mAに固定し、NMOS回路とPMOS回路のゲートバイアス電圧を変化させることで、NMOS回路の電流I1とPMOS回路の電流I2との配分を変化させた。
図15には、IF周波数に対するノイズ指数(NF)の特性を示す。出力のIF周波数は、中心周波数1MHzであるが、1MHzを中心に100kHzから10MHzまでのデータを取った。図に記載したように、○を付した曲線は、NMOS回路の電流I1が6.88mAで、PMOS回路の電流I2が2.70mAの場合(その比I1/I2は、2.55)であり、1MHzでノイズ指数が11.5dBである。比I1/I2が増加するに伴い、ノイズ指数は単調に減少してゆく。●を付した曲線は、電流I1が9.53mAで、電流I2が0.05mAの場合であり、比は、190.6となり、1MHzでは、雑音指数が5dBまで減少している。なお、前記したように、シミュレーションでの電流I2は、並列に接続された2個のPMOS回路に流れる電流である。
図16は、図15の結果をまとめたもので、横軸がNMOS回路すなわちLNAの電流消費を表し、縦軸がノイズ指数を表す。図から明らかなように、回路全体に流れる電流値を固定して、そのうちのNMOS回路に流れる電流を大きくすると、雑音指数が単調に減少してゆくことが分かる。したがって、第2の実施形態の場合、NMOS回路を流れる電流がPMOS回路に流れる電流より大きくなるように駆動するのが好ましい。
本発明の高周波回路の第1の実施形態を示すブロック図である。 第1の実施形態の高周波回路の動作を説明するための図である。 第1の実施形態の低雑音増幅器10の概略を示す図である。 第1の実施形態の低雑音増幅器10の具体的な回路を示す図である。 第1の実施形態の低雑音増幅器10の他の回路を示す図である。 第1の実施形態のNMOSミキサ20を示す図である。 (a)および(b)は、NMOSミキサ20を構成するギルバートセルの動作を説明する図である。 第1の実施形態のポリフェイズ・フィルタ30の具体的回路を示す図である。 第1の実施形態のPMOSミキサ40の具体的な回路を示す図である。 第1の実施形態のミキサに使用する局部発振回路を示す図である。 本発明の高周波回路の第2の実施形態を示すブロック図である。 第2の実施形態のミキサの具体的な回路を示す図である。 第2の実施形態の負性抵抗回路80の具体例を示す図である。 (a)は、第2の実施形態のインダクタL71、L72に代えて用いる複数の共振回路を示す図であり、(b)は、中心周波数帯域を広げるためのスタガ接続されたLC回路を示す図である。 第2の実施形態のLMOS回路の電流とPMOS回路の電流を異らせてシミュレーションを行った結果を示す図である。 図15のシミュレーション結果をNMOS回路の電流値に対して示す図である。 (a)は、一般的なNMOS電界効果トランジスタを示す図であり、(b)は、MOS構造の1/f雑音のグラフを示す図である。
符号の説明
10 低雑音増幅器
11 利得可変回路
20 NMOSミキサ
21、22 乗算器
24〜29 NMOSFET
30〜32 ポリフェイズ・フィルタ
40 PMOSミキサ
41、42 乗算器
44〜49 PMOSFET
61 局部発振器
62、63 ポリフェイズ・フィルタ
70 高周波回路
71〜74 NMOSFET
75〜78 PMOSFET
L71、l72 インダクタ
80 負性抵抗回路

Claims (13)

  1. 低雑音増幅器と、
    前記低雑音増幅器の出力を周波数変換するNMOSミキサと、
    前記NMOSミキサの出力の位相を変えるフィルタと、
    前記フィルタの出力を周波数変換するPMOSミキサと
    を備える高周波回路。
  2. 前記フィルタは、少なくとも1つのポリフェイズ・フィルタからなる請求項1に記載の高周波回路。
  3. 前記低雑音増幅器は、低雑音増幅回路と、該低雑音増幅回路の出力端に設けられた少なくともひとつの利得可変回路とを備える請求項1又は2に記載の高周波回路。
  4. 前記利得可変回路は、キャパシタとスイッチング素子からなる請求項3に記載の高周波回路。
  5. 低雑音増幅器であるNMOS回路と
    該NMOS回路の負荷を切り替えるPMOS回路と
    を備える高周波回路。
  6. 前記NMOS回路は、インダクタを介して電源に接続される請求項5に記載の高周波回路。
  7. 前記インダクタは、負性抵抗回路を介して接地されている請求項6記載の高周波回路。
  8. 前記NMOS回路は、複数の共振回路を介して電源に接続される請求項5に記載の高周波回路。
  9. 前記複数の共振回路は、負性抵抗回路を介して接地されている請求項8に記載の高周波回路。
  10. 前記NMOS回路は、はしご形に接続されたLC回路を介して電源に接続される請求項5に記載の高周波回路。
  11. 前記LC回路は、負性抵抗回路を介して接地されている請求項10記載の高周波回路。
  12. 前記NMOS回路に流れる電流を前記PMOS回路に流れる電流より大きくするように駆動する請求項5〜11のいずれか1項に記載の高周波回路。
  13. 低雑音増幅回路と、
    前記低雑音増幅回路の出力端に設けられた、コンデンサとスイッチング素子からなる少なくともひとつの利得可変回路と
    を備える低雑音増幅器。
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