JP2006227524A - Diaphragm mechanism for camera - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、レンズ絞りを駆動するカメラの絞り機構に関する。 The present invention relates to a diaphragm mechanism for a camera that drives a lens diaphragm.
カメラ等に使用される絞り制御装置では、レンズに設けられた絞りを駆動するカメラ側の絞り駆動レバーの駆動量をギヤ列により増速・拡大し、ギヤの回転数としてフォトカプラ等により検出する。そしてこの検出値が所定の値となったとき、ギヤ列に対して制動をかけて当該ギヤ列とギヤ列に連動している絞り駆動レバーを停止させることで所望の絞り値を得る。この絞り制御装置では、増速されたギヤ列の慣性モーメントのため、撮影終了後の絞りの開放側復帰時、ギヤ列に連動している絞り駆動レバーが絞り駆動レバーを開放側で制限する部材と衝突して、当該当接部との間でバウンドが発生する。この問題を解決するために、ギヤ列の少なくとも1つのギヤに制動力を付与する制限部材を設けている(特許文献1参照)。 In a diaphragm control device used for a camera or the like, the drive amount of a diaphragm drive lever on the camera side that drives a diaphragm provided on a lens is accelerated and enlarged by a gear train, and the rotation speed of the gear is detected by a photocoupler or the like. . When the detected value reaches a predetermined value, braking is applied to the gear train, and the aperture drive lever linked to the gear train and the gear train is stopped to obtain a desired aperture value. In this diaphragm control device, because of the increased moment of inertia of the gear train, the diaphragm drive lever linked to the gear train restricts the diaphragm drive lever on the open side when the aperture is returned to the open side after shooting. And a bounce occurs with the contact portion. In order to solve this problem, a limiting member for applying a braking force to at least one gear of the gear train is provided (see Patent Document 1).
しかしながらこの方式では、ギヤの回転を常に制動するため、消費電力が増えるとともに、撮影のコマ速をある程度以上には上げられなかった。 However, in this system, since the rotation of the gear is constantly braked, the power consumption increases and the shooting frame speed cannot be increased to a certain extent.
(1) 請求項1の発明によるカメラの絞り機構は、レンズの絞りを駆動する絞り駆動部材と、絞りの状態を検出する検出手段と、絞り駆動部材に当接されて絞りの状態を検出手段に伝達する伝達部材と、伝達部材に当接して、伝達部材を絞り駆動部材に付勢する付勢部材とを備えることを特徴とする。
(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載のカメラの絞り機構において、付勢部材は、互いに当接する絞り駆動部材と伝達部材との離間を抑制するように、伝達部材を絞り駆動部材に付勢することを特徴とする。
(3) 請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のカメラの絞り機構において、付勢部材は、伝達部材に一端が当接し、伝達部材が往復動可能に取り付けられる基板に他端が当接することで、伝達部材の基板に対する往復動の一方向に伝達部材を付勢することを特徴とする。
(1) A diaphragm mechanism of a camera according to a first aspect of the present invention includes a diaphragm drive member that drives a diaphragm of a lens, a detection unit that detects a state of the diaphragm, and a detection unit that is in contact with the diaphragm drive member and detects the state of the diaphragm. And a urging member that abuts on the transmission member and urges the transmission member to the aperture driving member.
(2) A second aspect of the invention is the diaphragm mechanism of the camera according to the first aspect, wherein the biasing member drives the transmission member so that the separation between the diaphragm driving member and the transmission member that are in contact with each other is suppressed. The member is biased.
(3) A third aspect of the present invention is the camera diaphragm mechanism according to the first or second aspect, wherein the biasing member is a substrate on which one end abuts the transmission member and the transmission member is mounted so as to be reciprocally movable. When the other end is in contact, the transmission member is urged in one direction of reciprocation of the transmission member with respect to the substrate.
絞り駆動部材に当接されて絞りの状態を検出手段に伝達する伝達部材と、伝達部材に当接して、伝達部材を絞り駆動部材に付勢する付勢部材とを備えるように構成した。これにより、絞り駆動部材と伝達部材との離間と衝突により生じるバウンドを抑制できるので、絞り込み動作および復帰動作における消費電力を増加させることなく、撮影のコマ速を上げることができる。 A transmission member that is in contact with the diaphragm driving member and transmits the state of the diaphragm to the detecting means, and a biasing member that is in contact with the transmission member and biases the transmission member to the diaphragm driving member are provided. Thereby, since the bounce caused by the separation and collision between the aperture driving member and the transmission member can be suppressed, it is possible to increase the shooting frame speed without increasing the power consumption in the aperture operation and the return operation.
図1〜12を参照して、本発明によるカメラの絞り機構の一実施の形態を説明する。図1は、本発明によるカメラの絞り機構を適用したカメラである一眼レフタイプのカメラボディ1とカメラボディ1に装着する撮影レンズ2を示した斜視図である。なお、本実施の形態では、銀塩フィルムを用いる銀塩カメラを例に説明するが、銀塩カメラに限らず、CCDなどの固体撮像素子を用いた電子カメラであってもよい。カメラボディ1にはレリーズボタン4と、カメラボディ1の各部を制御する制御回路101とが設けられている。301は、撮影レンズ2からの被写体像をフィルム5に導くための撮影光路である。カメラボディ1に撮影レンズ2を装着すると、レンズ側絞りレバー3とカメラ側の絞り連動レバー323の当接部323aとが当接する。レンズ側絞りレバー3は、カメラ側の絞り連動レバー323により駆動されて所定の絞り値に制御される。なお、本実施の形態では、撮影レンズ2が取り付けられるカメラボディ1の前方を正面と呼び、フィルム5が設けられるカメラボディ1の後方を背面と呼ぶ。また、カメラボディ1の上下左右方向を各図に記載したように規定する。
With reference to FIGS. 1-12, one Embodiment of the aperture mechanism of the camera by this invention is described. FIG. 1 is a perspective view showing a single-lens reflex type camera body 1 which is a camera to which a diaphragm mechanism of a camera according to the present invention is applied, and a photographing
−−−ミラーボックス300−−−
図2は、カメラボディ1に組み込まれるミラーボックス、絞り機構、およびシャッタ機構を示す分解図である。なお、図2では、互いに当接する部材の当接状態を説明するために、一部の部材については図示上下左右方向の長さが誇張されている(リセットレバー208、伝達レバー216、シーケンス駆動レバー218)。また、互いに当接すべき部分が左右方向にずれて記載されている部材もある(突起部208d、突起218c)。したがって、図2に図示された状態と後述する説明とで食い違う点については、後述する説明によるものとする。
---
FIG. 2 is an exploded view showing a mirror box, a diaphragm mechanism, and a shutter mechanism incorporated in the camera body 1. In FIG. 2, in order to explain the contact state of the members that are in contact with each other, the length in the vertical and horizontal directions is exaggerated for some members (reset
図3,4はミラーボックスおよびシャッタ機構を側面から見た図である。なお、図3は、撮影開始前の状態(ミラーダウン状態)を示す図であり、図4は、レリーズ後の状態(ミラーアップ状態)を示す図である。ミラーボックス300の内部にはメインミラー321が設けられている。ミラーボックス300の側面には軸326,332が設けられ、絞り連動レバー323と、シャッタチャージレバー324と、絞り駆動レバー325とが軸326に回動可能に取り付けられ、ミラーアップレバー342が軸332に回動可能に取り付けられている。さらにミラーボックス300には、後述する絞り制御機構200とシャッタ機構400とが取り付けられる(図2)。
3 and 4 are side views of the mirror box and the shutter mechanism. 3 is a diagram showing a state before the start of photographing (mirror down state), and FIG. 4 is a diagram showing a state after release (mirror up state). A
メインミラー321は、撮影光路中301にあって不図示のファインダーに被写体像を導くダウン姿勢と、撮影光路301から退避してフィルム5に被写体像を導くアップ姿勢との2姿勢の間で駆動される。メインミラー321は、ミラー支軸321aを介してミラーボックス300に回動可能に支持され、ミラーダウンバネ322により、図示時計方向の付勢力を受け、ダウン姿勢である略45度の傾斜位置(ミラーダウン位置)に不図示のミラー受けで保持される。メインミラー321と一体に設けられたミラー駆動ピン321bは、後述するミラーアップレバー342で駆動されることにより、メインミラー321をミラーダウン位置からアップ姿勢(ミラーアップ位置)まで反時計方向に跳ね上げる。ミラーダウンバネ322は、一端がシャッタチャージレバー324に係止され、他端がメインミラー321のミラー駆動ピン321bに係止されて、上述のように、メインミラー321に図示時計方向の付勢力を与える。
The
絞り連動レバー323は、カメラボディに取り付けられた撮影レンズ2の絞りレバー3を当接部323aで駆動して、撮影レンズ2の絞りを所定の絞り値に制御するレバーであり、絞り駆動バネ327によって図示時計方向に付勢されている。絞り連動レバー323は、撮影開始前のミラーダウン状態ではレバー当接部323bが絞り駆動レバー325のレバー当接部325aと当接することで、図示時計方向への旋回(右旋)が規制されて、撮影レンズ2の絞りを開放状態とする角度位置に保持される。また、ミラーアップ過程の絞り制御時には、絞り連動レバー323は、レバー当接部323cが後述する絞り機構200の伝達レバーに当接することで、撮影レンズ2の絞りを所定の絞り値とする角度位置に保持される。
The
絞り駆動レバー325は、絞り連動レバー323を駆動するレバーであり、絞り連動レバー323と絞り駆動バネ327で結合されるとともに、ミラーボックス300と絞り戻しバネ328で結合されている。後述するシーケンス駆動レバー218の先端部218bが図3において左方向に駆動されると、絞り駆動レバー325は、シーケンス駆動レバー218の先端部218bによって図示時計方向に旋回されて、絞り駆動バネ327を介して絞り連動レバー323を絞り込み方向(図示時計方向)に駆動する。また、シーケンス駆動レバー218の先端部218bが図4において右方向に駆動されると、絞り駆動レバー325は、レバー当接部325aに当接した絞り連動レバー323とともに絞り戻しバネ328によって絞り開放方向(図示反時計方向)に復帰される。
The
シャッタチャージレバー324は、後述するシャッタ機構400をチャージするとともに、ミラーアップレバー342を駆動するレバーであり、シャッタ駆動端324aとミラーアップレバー駆動ピン324bとを有する。ミラーアップレバー342は、メインミラー321をミラーアップするレバーであり、ミラー駆動端342aと長穴342bとを有する。ミラーアップレバー342の長穴342bには、シャッタチャージレバー324のミラーアップレバー駆動ピン324bが挿入されている。
The
シャッタチャージレバー324は、ミラーアップバネ331によって図3において図示時計方向に付勢されるとともに、後述するシーケンス駆動レバー218の先端部218bによって図示時計方向への回動位置が規制されている。シーケンス駆動レバー218の先端部218bが図3において左方向に駆動されると、シャッタチャージレバー324は、ミラーアップバネ331によって図示時計方向に旋回して、ミラーアップレバー駆動ピン324bで軸332を中心にミラーアップレバー342を図示時計方向に駆動する。これにより、ミラーアップレバー342は、ミラー駆動端342aでミラー駆動ピン321bを駆動して、メインミラー321をミラーダウン位置から反時計方向に跳ね上げる。
The
シーケンス駆動レバー218の先端部218bが図4において右方向に駆動されると、シャッタチャージレバー324は、ミラーアップバネ331の付勢力に抗して、シーケンス駆動レバー218の先端部218bによって図示反時計方向に旋回される。シャッタチャージレバー324の図示反時計方向の旋回によって、上述とは逆にミラーアップレバー342が図示反時計方向に旋回されるとともに、ミラーダウンバネ322がミラー駆動ピン321bを下方に駆動して、メインミラー321をミラーダウン位置まで図示時計方向に駆動する。また、シャッタチャージレバー324の図示反時計方向の旋回によって、シャッタ駆動端324aが下方に駆動されてシャッタ機構400をチャージする。
When the
−−−絞り制御機構200−−−
図5は、絞り機構200を示す斜視図である。絞り機構200は、各部品が配設された制御基板230と駆動基板290とから構成される。制御基板230には、自己保持型ソレノイド10と、係止レバー50と、ラチェット207と、エンコーダギヤ210と、フォトインタラプタ117と、第2増速ギヤ212と、第1増速ギヤ213と、スラック取りギヤ235と、スラック取りバネ236とが配設されている。駆動基板290には、上述の制御基板230と、リセットレバー208と、リセットレバー戻しバネ214と、伝達レバー216と、伝達レバーバネ211と、シーケンス駆動レバー218と、カム220と、蓋基板250とが配設されている(図2,5)。
--- Aperture control mechanism 200 ---
FIG. 5 is a perspective view showing the diaphragm mechanism 200. The aperture mechanism 200 includes a
図6(a),(b)〜図8(a),(b)は、カメラボディ1の左側から右側に向かって見たときの制御基板230の構造を示す図であり、図6(a)〜図8(a)は制御基板230の左側側面を示し、図6(b)〜図8(b)は駆動基板290の左側側面を示す。図6(a)に示すように、自己保持型ソレノイド10は、挿入された可動鉄心20を永久磁石で吸着して保持するとともに、励磁コイルに通電されることによって可動鉄心20を離脱可能に釈放する公知のコンビネーションマグネットである。自己保持型ソレノイドから露出している可動鉄心20の端部には、円周方向の溝である係合溝部22が設けられている。この係合溝部22は、係止レバー50の切り欠き部51と係合する(図2,図6(a))。
6 (a), 6 (b) to 8 (a), 8 (b) are diagrams showing the structure of the
係止レバー50は、一端に設けられたU字型の切り欠き部51を可動鉄心20の係合溝部22と係合させた状態で、制御基板230に設けられた軸231に回動可能に軸支される。係止レバー50の他端には、ラチェット207に係合する爪53が形成されている。係止レバー50には、ねじりバネ206によって爪53がラチェット207に係合する方向(左回転方向)に付勢力が与えられている。なお、後述するリセットレバー208と当接できるように、切り欠き部51の両側の部材のうち一方は他方より長く伸びた腕54を形成している。
The locking
自己保持型ソレノイド10が可動鉄心20を吸着した状態では、図6(a)に示すように、係合溝部22で係合している係止レバー50は、ねじりバネ206の付勢力に抗して右旋している。自己保持型ソレノイド10の励磁コイルが励磁されると、永久磁石に吸着されていた可動鉄心20が釈放され、ねじりバネ206の付勢力によって係止レバー50は左回転方向に回転して、図7(a)に示すように、爪53がラチェット207を係止する。
In a state where the self-holding
第1増速ギヤ213および第2増速ギヤ212は、それぞれ歯数の少ない小ギヤ部212a,213aと、歯数の多い大ギヤ部212b,213bとを有する。エンコーダギヤ210は、円盤210aと、円盤210aの表裏面にそれぞれ設けられた第1ギヤ210bおよび第2ギヤ210cとを有する(図5)。円盤210aには小穴210dが複数設けられている。ラチェット207は、エンコーダギヤ210と同軸であってエンコーダギヤ210とともに回転するように配設されている。フォトインタラプタ117は、エンコーダギヤ210の回転量を検知するセンサであり、エンコーダギヤ210の円盤210aを挟み込むように配設されて、円盤210aの小穴210dの通過を検出してパルス信号を制御回路101に出力する。エンコーダギヤ210の回転量は、フォトインタラプタ117から出力されるパルス信号の計数値に比例する。
The first
図5,図6(a),(b)に示すように、後述する伝達レバー216の上端部に設けられた扇形ギヤ部216aは、第1増速ギヤ213の小ギヤ部213aと噛合し、第1増速ギヤ213の大ギヤ部213bは、第2増速ギヤ212の小ギヤ部212aと噛合し、第2増速ギヤ212の大ギヤ部212bは、エンコーダギヤ210の第1ギヤ210bと噛合する。すなわち、第1増速ギヤ213および第2増速ギヤ212は、駆動基板290に配設された伝達レバー216の動きを増速して、エンコーダギヤ210とともに回転するラチェット207に伝達する役割を果たしている。
As shown in FIGS. 5, 6 (a), (b), the
このように、伝達レバー216、第1増速ギヤ213、第2増速ギヤ212,およびエンコーダギヤ210により増速ギヤ列が構成されている。伝達レバー216の旋回量は、この増速ギヤ列によって拡大されて、エンコーダギヤ210の回転量としてフォトインタラプタ117から出力されるパルス信号数として上述のように制御回路101に入力される。
Thus, the
スラック取りギヤ235およびスラック取りバネ236は、上述した増速ギヤ列のバックラッシュに起因するがたつきを抑制するために、上述した増速ギヤ列に付勢力を与える部材である。スラック取りギヤ235は、スラック取りバネ236によって図5において図示時計方向に付勢され、第2ギヤ210cと噛合してエンコーダギヤ210を図示反時計方向に付勢している。なお、図5において、スラック取りバネ236の付勢力によって、第2増速ギヤ212は図示時計方向に付勢され、第1増速ギヤ213は図示反時計方向に付勢され、伝達レバー216は図示時計方向に付勢されている。
The
伝達レバー216は、撮影レンズ2の絞り値を絞り機構200で検出するために絞り連動レバー323の駆動量を伝達するレバーであり、ビス217によって駆動基板290に取り付けられ、ビス217の中心と同軸に回動可能である。図6(b)に示すように、伝達レバー216の上端部に設けられた扇形ギヤ部216aは、上述のように第1増速ギヤ213の小ギヤ部213aと噛合している。伝達レバー216の下端部216bは、ミラーボックス300に設けられた絞り連動レバー323のレバー当接部323cの背面側の端面と当接し、絞り連動レバー323と連動して駆動される(図5)。すなわち、撮影レンズ2の絞り値を規定する絞り連動レバー323の駆動量は、伝達レバー216を含む上述の増速ギヤ列に伝達されることで拡大されて、エンコーダギヤ210の回転量としてフォトインタラプタ117で検出される。伝達レバー216の上端部近傍には、バネ係止部216cが突設されている。なお、図2〜5からも明らかなように、伝達レバー216は、撮影レンズ2のレンズ側絞りレバー3を駆動する部材である絞り連動レバー323とは異なる部材であり、絞り連動レバー323に当接されて撮影レンズ2の絞り値を絞り連動レバー323の駆動量として絞り機構200に伝達している。
The
伝達レバーバネ211は、ねじりコイルバネであり、一方の腕が伝達レバー216のバネ係止部216cに係止され、他方の腕が駆動基板290に係止されて、伝達レバー216を図5において図示時計方向に付勢している。すなわち、伝達レバーバネ211は、伝達レバー216に一端が当接し、伝達レバー216が往復動可能に取り付けられる駆動基板290に他端が当接することで、伝達レバー216の駆動基板290に対する往復動の一方向に伝達レバー216を直接付勢している。これにより、伝達レバー216の下端部216bは、伝達レバーバネ211によって、絞り連動レバー323のレバー当接部323cの背面側端面と当接するように付勢されている。
The
リセットレバー208は、駆動基板290に設けられた軸292に回動可能に軸支され、ビス215によって抜け止めがなされる(図2,図6(b))。リセットレバー208は、ピン208cがリセットレバー戻しバネ214によって押されて、図6(b)において反時計方向に付勢されている。また、リセットレバー208にはピン208bと腕208eが設けられている。腕208eの端部には突起部208dが設けられている。後述するように、突起部208dは、図6(b)において左右方向に揺動するシーケンス駆動レバー218の突起218cと係合してリセットレバー208を右旋させる。なお、図2では、突起部208dと突起218cの左右方向の位置がずれているが、実際には、突起部208dと突起218cの左右方向の位置は略同じである。図8(a),(b)に示すように、リセットレバー208の図示時計方向の旋回によって、ピン208bは係止レバー50の腕54をねじりバネ206の付勢力に抗して押圧する。
The
シーケンス駆動レバー218は、駆動基板290の下端側に設けられた軸295に対して回動可能に軸支される(図2)。図9(a),(b)は、撮影開始前のシーケンス駆動レバー218とカム220の回転位相との関係を示す図である。また、図10(a),(b)は、レリーズ後のシーケンス駆動レバー218とカム220の回転位相との関係を示す図である。図9(a)および図10(a)は、シーケンス駆動レバー218をカメラの下方から見た図(図2の矢印A方向から見た図)であり、図9(b)および図10(b)は、シーケンス駆動レバー218をカメラの上方から見た図(図2の矢印B方向から見た図)である。
The
シーケンス駆動レバー218には2つのローラ219a,219bが設けられている。カム220の回転に応じてローラ219a,219bが押圧されると、シーケンス駆動レバー218は軸295を中心に揺動する。シーケンス駆動レバー218には、駆動基板290の上方に向かって直立するように設けられた腕218d(図2参照)が設けられている。シーケンス駆動レバー218の動き、すなわち、カム220の動きは、腕218dの先端部218bからシャッタチャージレバー324および絞り駆動レバー325に伝達される。シーケンス駆動レバー218には、突起218cが設けられている。上述のように、突起218cは、リセットレバー208の突起部208dと係合して、リセットレバー208を回動させる。
The
カム220は、駆動基板290の軸294に回動可能に軸支され、蓋基板250により抜け止めがなされている(図2)。カム220には、不図示のギヤと噛合するギヤ部221と、カム面222を形成するカム部223とが一体に形成されている。不図示の駆動モータの回転は不図示のギヤを介してカム220に伝達される。
The
−−−シャッタ機構400−−−
シャッタ機構400は、シャッタ先幕およびシャッタ後幕の走行によって所定時間だけ被写体像をフィルム5に導く公知の装置である。レリーズボタン4が押圧されると、シャッタ機構400は、制御回路101からの信号に基づいて、先幕および後幕が所定の時間差で走行して、被写体像をフィルム5に導く。また、シャッタ機構400は、図3に示すように、シャッタチャージレバー324が図示反時計方向に駆動されると、シャッタ駆動端324aによってチャージされる。
---
The
−−−各部の動作説明−−−
本実施の形態のカメラによる撮像動作について説明する。図9(a)は、撮影開始前のシーケンス駆動レバー218とカム220の状態を示す。カム面222がローラ219aを押圧することにより、シーケンス駆動レバー218が図示左回転方向に駆動されて停止している。メインミラー321はミラーダウン位置となっている。また、シャッタチャージは完了した状態となっている。
--- Explanation of operation of each part ---
An imaging operation by the camera of this embodiment will be described. FIG. 9A shows the state of the
撮影開始前、レンズ絞りは開放状態である。すなわち、絞り連動レバー323により駆動される伝達レバー216は図2において左旋(図5において右旋)した状態であり、図3に示す状態となっている。図6(a)に示すように、自己保持型ソレノイド10は、可動鉄心20を吸着保持した状態である。係止レバー50はねじりバネ206の付勢力に抗して右旋されて、爪53とラチェット207との係合が解除された状態である。
Before the start of shooting, the lens aperture is open. That is, the
レリーズボタン4が押圧されると、カム220が不図示の駆動モータの回転により、略180度左旋して図9(a)の状態から図10(a)の状態となって停止する。カム面222がローラ219bを押圧してシーケンス駆動レバー218を図示右回転方向に駆動している。このとき、腕218dがカメラの背面側に移動するので、図7(b)に示すように、腕218dの下部に設けられた突起218cがリセットレバー208の突起部208dと係合する。
When the release button 4 is pressed, the
腕218dとともに先端部218bがカメラの背面側に移動するので、ミラーアップバネ331の付勢力によってシャッタチャージレバー324が図4に示すように右旋される。シャッタチャージレバー324の右旋により、シャッタ機構400のチャージが解除されるとともに、ミラーアップレバー342が右旋されてメインミラー321がミラーアップされる。
Since the
また、レリーズボタン4が押圧されると、絞り込み動作が行われる。すなわち、先端部218bがカメラの背面側に移動することで絞り駆動レバー325が右旋されると、絞り連動レバー323は、絞り駆動バネ327の付勢力によって旋回を開始して、レンズ絞りを開放状態から絞り込む。絞り連動レバー323により駆動される伝達レバー216は、伝達レバーバネ211の付勢力に抗して図2において右旋(図5において左旋)を開始する。伝達レバー216の回動は、上述のように第1増速ギヤ213および第2増速ギヤ212で増速されて、エンコーダギヤ210およびラチェット207に伝達される。エンコーダギヤ210の回転数は、上述のように、円盤210aに設けられた小穴210dがフォトインタラプタ117を通過することで発生するパルス信号を制御回路101によって計測して検出する。これにより、絞り連動レバー323の駆動量、すなわちレンズの絞り値は、フォトインタラプタ117で発生するパルス信号数で計測できる。
Further, when the release button 4 is pressed, a narrowing operation is performed. That is, when the
制御回路101によって計測されたフォトインタラプタ117で発生するパルス信号数が、所望の絞り値に相当する計数値になると、制御回路101からの信号に基づいて自己保持型ソレノイド10の励磁コイルに電圧が印加される。この結果、可動鉄心20が釈放されて、ねじりバネ206による付勢力により係止レバー50が左旋し、爪53がラチェット207に係合してラチェット207の回転を停止させる(図7(a))。
When the number of pulse signals generated by the
上述の絞り制御装置の動作に続き、シャッタ機構400が作動して撮影動作が行われ、引き続き各部のリセット動作が行われる。以下、リセット動作について説明する。
Subsequent to the operation of the aperture control device described above, the
リセット動作では、不図示の駆動モータの回転により、図10(a)の状態からカム220が略180度左旋して図9(a)の状態に戻って停止する。カム面222がローラ219aを押圧することにより、シーケンス駆動レバー218は図示左回転方向に駆動されている。このとき、腕218dがカメラの正面側に移動するが、上述したように、腕218dの下部に設けられた突起218cがリセットレバー208の突起部208dと係合しているので(図7(b))、カメラの正面側に移動する腕218dがリセットレバー208を図7(b)に示す状態から図8(b)に示す状態へと右旋させる。このとき、リセットレバー208に設けられたピン208bは係止レバー50の腕54をねじりバネ206の付勢力に抗して押圧する。押圧された係止レバー50は、ラチェット207を係止している爪53がラチェット207から離れて、拘束していたラチェット207の回転を開放する。
In the reset operation, due to the rotation of a drive motor (not shown), the
係止レバー50の右旋により、切り欠き部51に係合している可動鉄心20は、カメラの正面側に移動されて永久磁石に吸着される。可動鉄心20が永久磁石に吸着されてカメラ正面方向への移動が停止されると、係止レバー50は、その右旋が停止される(図8(a),(b))。シーケンス駆動レバー218はその後も駆動されるので、リセットレバー208の腕208eがたわみ、突起部208dと突起218cとの係合が外れる。これにより、リセットレバー208はリセットレバー戻しバネ214の付勢力によって左旋される。この状態が図6(a),(b)に示す状態である。シーケンス駆動レバー218は、カム220が図9(a)に示す位相になるまで駆動されて停止する。
Due to the clockwise rotation of the locking
また、リセット動作では、上述のように腕218dがカメラ正面側に移動するので、先端部218bもカメラ正面側に移動する。これにより、上述したように、図4に示す状態からシャッタチャージレバー324が左旋されることよって、ミラーアップレバー342が左旋されるとともに、ミラーダウンバネ322がミラー駆動ピン321bを下方に駆動して、メインミラー321をミラーダウン位置まで駆動する。また、シャッタチャージレバー324の左旋によって、シャッタ駆動端324aが下方に駆動されてシャッタ機構400をチャージする。
In the reset operation, the
先端部218bがカメラ正面側に移動すると、絞り戻しバネ328の付勢力で絞り連動レバー323および絞り駆動レバー325が、図4に示す状態から図3に示す状態となるように左旋されて、レンズ絞りは開放状態となる。絞り連動レバー323の左旋によって、レバー当接部323cの背面側端面は、伝達レバー216の下端部216bから離れる方向に駆動される。伝達レバー216は、上述のように伝達レバーバネ211によって付勢されているので、絞り連動レバー323の左旋に追従して、すなわち、レバー当接部323cの背面側端面と下端部216bとが離間しないように旋回される。この結果、伝達レバー216は、図3、図6(b)に示す状態に復帰する。以上の動作により、絞り開放動作が完了する。すなわちリセット動作が完了する。
When the
上述した絞り開放動作において、絞り連動レバー323の左旋に伝達レバー216の左旋が追いつかずに、伝達レバー216の下端部216bがレバー当接部323cの背面側端面から離間してしまうと、その後、左旋が停止した絞り連動レバー323に伝達レバー216の左旋が追いついて、レバー当接部323cの背面側端面に下端部216bが衝突する。そして、この衝突によって、下端部216bがレバー当接部323cの背面側端面に対してバウンドするため、エンコーダギヤ210が停止するまでに時間を要する。本実施の形態では、このバウンドを防止するため、伝達レバーバネ211の付勢力によって、レバー当接部323cの背面側端面と伝達レバー216の下端部216bとの離間を防止している。以下の説明では、上述した下端部216bとレバー当接部323cの背面側端面とのバウンドをレバーバウンドと呼ぶ。
In the aperture opening operation described above, when the left rotation of the
なお、伝達レバー216には、伝達レバーバネ211による付勢力の他に、スラック取りバネ236による付勢力も作用している。伝達レバーバネ211およびスラック取りバネ236は、いずれも伝達レバー216を図5において図示時計方向(図3において図示反時計方向)に付勢している。したがって、スラック取りバネ236だけで、レバーバウンドを防止することも考えられるが、次のような問題がある。
In addition to the urging force by the
上述した増速ギヤ列の構成により、伝達レバー216がわずかに動いてもスラック取りバネ236のたわみ角度が大きく変化するため、スラック取りバネ236の付勢力も大きく変化する。そのため、スラック取りバネ236のバネ定数が高いと、絞り込み動作が進むにつれて増大するスラック取りバネ236の付勢力が抵抗となって、絞り込み動作に要する時間が長くなり、連写性能が低下する。ここで、連写性能を低下させないために絞り込み動作の力量を上げると、シーケンス駆動レバー218を駆動する駆動モータの高出力化による消費電力増を招く。逆に、スラック取りバネ236のバネ定数が低いと、スラック取りバネ236から十分な付勢力が得られないため、スラック取りバネ236だけではレバーバウンドを防止できない。
With the above-described configuration of the speed increasing gear train, even if the
そこで、本実施の形態では、伝達レバー216に直接当接して付勢力を与える伝達レバーバネ211によって、レバーバウンドを防止するように構成している。伝達レバーバネ211が伝達レバー216に直接当接しているため、伝達レバー216が駆動されても、伝達レバーバネ211のたわみ角度の変化が小さい。また、伝達レバー216の駆動量(旋回量)も少ないので、伝達レバーバネ211の付勢力の変化量が小さく、伝達レバー216に対する伝達レバーバネ211の付勢力が略一定に保たれる。このように、伝達レバーバネ211によって、レバーバウンドを防止するように構成することで、スラック取りバネ236だけでレバーバウンドを防止する際の問題点を解消するとともに、確実にレバーバウンドを防止できる。
Therefore, in this embodiment, the lever bound is prevented by the
−−−タイミングチャートによる動作タイミングの説明−−−
図11に示すタイミングチャートを参照して、本実施の形態のカメラによる撮像時の各部の動作タイミングを説明する。レリーズボタン4が押圧されることで、制御回路101は、図11のタイミングチャートに示すタイミングで各部を制御する。レリーズボタン4が押圧されると、チャージされたシャッタ機構400を保持するように公知のシャッタ先幕マグネットおよびシャッタ後幕マグネットが励磁される(図11(c),(d))。これと略同時に、駆動モータが駆動される(図11(a))。
--- Explanation of operation timing by timing chart ---
With reference to the timing chart shown in FIG. 11, the operation timing of each part at the time of imaging with the camera of the present embodiment will be described. When the release button 4 is pressed, the
上述の絞り込み動作が開始されて、フォトインタラプタ117で発生するパルス数が、所望の絞り値に相当する計数値になると(図11(e))、自己保持型ソレノイド10の励磁コイルに一定時間電圧が印加される(図11(f))。駆動モータの回転によりカム220が図9(a)に示す角度位置から図10(a)に示す角度位置まで駆動されると、駆動モータが停止する(図11(a))。この時点では、メインミラー321はミラーアップ位置まで回動されている(図11(b))。ミラーアップ後、駆動モータが停止されると(図11(a))、シャッタ先幕マグネットおよびシャッタ後幕マグネットへの通電が停止される(図11(c),(d))。これにより、まずシャッタ先幕が、次いでシャッタ後幕が走行し、露光が行われる。
When the above-described narrowing operation is started and the number of pulses generated by the
後幕がフィルム5の撮像領域を完全に遮光し、走行完了するまでに要する時間だけ待機した後、駆動モータ122は再び駆動される(図11(a))。駆動モータ122の回転によりカム220が図10(a)に示す角度位置から図9(a)に示す角度位置まで駆動されると、駆動モータが停止する(図11(a))。そして次の撮影のスタンバイ状態となる。なお、上述の説明では、フィルム5の給送に関する動作も行われるが、図11では図示を省略している。
After the trailing curtain completely blocks the image pickup area of the
上述した本実施の形態と異なり、レバーバウンドを防止しなかった場合、リセット動作が完了した後も、レバーバウンドが収束するまでエンコーダギヤ210が回転方向を交互に変えながら回転し続ける。このため、連続撮影を行う際に、前のコマの撮像によって発生したレバーバウンドが収束する前に次のコマのレリーズ動作が開始されてしまうことがある。すなわち、図12(e)に示すように、リセット動作が完了した後もレバーバウンドに起因するパルス信号がフォトインタラプタ117から発生し続ける。図12(e)の符号601は、レバーバウンドに起因するパルス信号である。この状態で次のコマのレリーズ動作が開始されると、制御回路101は、絞り駆動レバー325および絞り連動レバー323が旋回を開始する前のレバーバウンドに起因するパルス601も絞り制御のためのパルス数として計数してしまう。このため、撮影レンズ2の絞りが適正絞り値まで絞り込まれる前にラチェット207が係止されてしまい、適正絞り値まで撮影レンズ2の絞りを絞り込むことができない。
Unlike the above-described embodiment, when the lever bound is not prevented, the
上述した本発明によるカメラの絞り機構を適用したカメラでは、次の作用効果を奏する。
(1) 絞り連動レバー323に当接されて撮影レンズ2の絞りの状態を絞り機構200に伝達する伝達レバー216に対して、伝達レバー216に当接する伝達レバーバネ211によって、絞り連動レバー323に付勢する付勢力を与えるように構成した。これにより、伝達レバー216の下端部216bと、絞り連動レバー323のレバー当接部323cの背面側端面との離間と衝突により生じるバウンドを防止できるので、絞り込み動作および復帰動作における消費電力を増加させることなく、撮影のコマ速を上げることができる。
The camera to which the above-described diaphragm mechanism of the present invention is applied has the following operational effects.
(1) In contrast to the
(2) 伝達レバーバネ211を伝達レバー216に当接するように配設して、伝達レバー216の下端部216bと、絞り連動レバー323のレバー当接部323cの背面側端面との離間と衝突により生じるバウンドを防止するように構成した。これにより、上述したようなスラック取りバネ236だけでレバーバウンドを防止する際の問題点を解消して、確実にレバーバウンドを防止できるので、絞り込み精度の高い絞り機構およびカメラを提供できる。
(2) The
(3) 一端が伝達レバー216に当接し、他端が伝達レバー216が往復動可能に取り付けられる駆動基板290に当接する伝達レバーバネ211によって、伝達レバー216の駆動基板290に対する往復動の一方向に伝達レバー216を直接付勢するように構成した。これにより、伝達レバー216の角度位置変化に対する伝達レバーバネ211のたわみ角度の変化を小さくできるので、伝達レバーバネ211の付勢力の変化量が小さく、伝達レバー216に対する伝達レバーバネ211の付勢力が略一定に保たれる。したがって、簡単な機構で確実にレバーバウンドを防止できるので、従来の絞り機構に対する設計変更がわずかであり、製造コスト増を抑制できる。
(3) In one direction of reciprocation of the
−−−変形例−−−
(1) 上述の説明では、リセット動作の際に、レバー当接部323cの背面側端面と伝達レバー216の下端部216bとが離間しないように、伝達レバー216を伝達レバーバネ211で付勢しているが、本発明はこれに限定されない。リセット動作の際に、レバー当接部323cの背面側端面と下端部216bとがわずかに離間しても、その後の絞り制御に悪影響が無ければよい。すなわち、レバー当接部323cの背面側端面と下端部216bとの離間は、絞り制御に悪影響を及ぼさない範囲で許容される。したがって、伝達レバーバネ211が伝達レバー216を付勢することで、絞り制御に悪影響を及ぼさないようにレバー当接部323cの背面側端面と下端部216bとの離間が抑制されればよく、上述の説明による伝達レバーバネ211の付勢力より弱くてもよい。
---- Modified example ---
(1) In the above description, during the reset operation, the
(2) 上述の説明では、伝達レバーバネ211はねじりコイルバネであったが、本発明はこれに限定されない。たとえば、板バネなど他の種類のバネを用いて、一端が伝達レバー216に係止され、他端が駆動基板290に係止されるように構成してもよい。
(3) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
(2) In the above description, the
(3) You may combine each embodiment and modification which were mentioned above, respectively.
以上の実施の形態およびその変形例において、たとえば、絞り駆動部材は絞り連動レバー323に、検出手段はフォトインタラプタ117に、伝達部材は伝達レバー216に、付勢部材は伝達レバーバネ211にそれぞれ対応する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する際、上記の実施形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項の対応関係になんら限定も拘束もされない。
In the above embodiment and its modifications, for example, the aperture driving member corresponds to the
1 カメラボディ 2 撮影レンズ
3 レンズ側絞りレバー 10 自己保持型ソレノイド
20 可動鉄心 101 制御回路
117 フォトインタラプタ 200 絞り機構
207 ラチェット 208 リセットレバー
210 エンコーダギヤ 211 伝達レバーバネ
212 第2増速ギヤ 213 第1増速ギヤ
216 伝達レバー 216b 下端部
218 シーケンス駆動レバー 218b 先端部
220 カム 230 制御基板
235 スラック取りギヤ 236 スラック取りバネ
290 駆動基板 300 ミラーボックス
321 メインミラー 322 ミラーダウンバネ
323 絞り連動レバー 323c レバー当接部
324 シャッタチャージレバー 325 絞り駆動レバー
331 ミラーアップバネ 342 ミラーアップレバー
400 シャッタ機構
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (3)
前記絞りの状態を検出する検出手段と、
前記絞り駆動部材に当接されて前記絞りの状態を前記検出手段に伝達する伝達部材と、
前記伝達部材に当接して、前記伝達部材を前記絞り駆動部材に付勢する付勢部材とを備えることを特徴とするカメラの絞り機構。 An aperture drive member for driving the aperture of the lens;
Detecting means for detecting the state of the diaphragm;
A transmission member that is in contact with the diaphragm drive member and transmits the state of the diaphragm to the detection means;
An aperture mechanism for a camera, comprising: an urging member that abuts on the transmission member and urges the transmission member toward the aperture driving member.
前記付勢部材は、互いに当接する前記絞り駆動部材と前記伝達部材との離間を抑制するように、前記伝達部材を前記絞り駆動部材に付勢することを特徴とするカメラの絞り機構。 The diaphragm mechanism of the camera according to claim 1,
The diaphragm mechanism of the camera, wherein the biasing member biases the transmission member to the diaphragm driving member so as to suppress the separation between the diaphragm driving member and the transmission member that are in contact with each other.
前記付勢部材は、前記伝達部材に一端が当接し、前記伝達部材が往復動可能に取り付けられる基板に他端が当接することで、前記伝達部材の前記基板に対する往復動の一方向に前記伝達部材を付勢することを特徴とするカメラの絞り機構。 In the diaphragm mechanism of the camera according to claim 1 or 2,
The urging member has one end abutting on the transmission member and the other end abutting on a substrate on which the transmission member is reciprocally mounted, whereby the transmission member transmits the transmission member in one direction of reciprocation relative to the substrate. A diaphragm mechanism for a camera, which biases a member.
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