JP2006226753A - 成分分離機構と成分分離方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 血液が供給される導入路3から、先細の絞り部4を介してメイン流路5に接続されており、メイン流路5の絞り部4との接続部分の両側方には、幅方向の外側かつ上流側に向かって延びる、幅の狭い分岐流路6が接続されている。メイン流路5と分岐流路6には、独立して作動するポンプ9a,9bがそれぞれ接続されている。全流路は、幅方向の中心線10を中心とする線対称形状であり、深さは全て一定である。血液が導入路3に供給されると、絞り部4において流速が速くなり、かつ有形成分が中心線10付近に集中して、メイン流路5に流入する。有形成分は、中心線10付近に集中させられたまま高速で押し流されてメイン流路5を直進する。1対の分岐流路6には有形成分は進入して来ず血漿のみが流れる。
【選択図】 図1
Description
図1には、分析すべき流体、例えば血液が流される被検査体流路の一部をなす、本発明の第1の実施形態の成分分離機構2の拡大図が示されている。この構成について説明すると、分析すべき流体の一例である血液が供給される所定の幅の導入路3から、先細になっている絞り部4を介して、導入路3よりも幅の広い下流側のメイン流路5に接続されている。メイン流路5の絞り部4との接続部分の両側方には、流路の幅方向の外側かつ上流側に向かって延びる、幅の狭い1対の分岐流路6が接続されている。各分岐流路6は、次第に幅が広がっている拡張部7を介して、幅の広い取出し流路8に接続されている構造である。メイン流路5にはポンプ9aが、1対の取出し流路8には、ポンプ9aと独立して作動するポンプ9bがそれぞれ接続されている。本実施形態では、導入路3と絞り部4とメイン流路5はそれぞれの中心線10が一致し、この中心線10を中心とする線対称形状になるように形成されている。さらに、1対の分岐流路6も、中心線10を中心として線対称になるように形成されている。なお、流路の各部分において、その幅にかかわらず深さは全て一定である。このようにして、被検査体流路中に含まれる成分分離機構2が構成されている。
図4には、本発明の第2の実施形態の成分分離機構32の拡大図が示されている。本実施形態の成分分離機構32は、第1の実施形態の成分分離機構2と同様に、導入路33から絞り部34を介してメイン流路35に接続されており、メイン流路35の絞り部34との接続部分の両側方に1対の分岐流路36が接続されている。本実施形態では、絞り部34は導入路33側からメイン流路35側に向かって徐々に幅が狭くなっており、メイン流路35は絞り部34との接続部分から徐々に幅が広くなっており、分岐流路36はメイン流路35との接続部分から徐々に幅が広くなっている。そして、絞り部34の徐々に幅が狭くなっている部分の流路側壁34aと、メイン流路35の徐々に幅が広くなっている部分の流路側壁35aと、分岐流路36の徐々に幅が広くなっている部分の一方の側壁36aがそれぞれ連続して、流路の内側に向かって凸状の円弧形状を形成している。さらに、分岐流路36の徐々に幅が広くなっている部分の他方の側壁36cは、一方の側壁36aと線対称な円弧形状を形成している。同様に、絞り部34の徐々に幅が狭くなっている部分の流路側壁34bと、メイン流路35の徐々に幅が広くなっている部分の流路側壁35bと、分岐流路36の徐々に幅が広くなっている部分の一方の側壁36bがそれぞれ連続して、流路の内側に向かって凸状の円弧形状を形成しており、分岐流路36の徐々に幅が広くなっている部分の他方の側壁36dは、一方の側壁36bと線対称な円弧形状を形成している。
3,33 導入路
4,34 絞り部
5,35 メイン流路
6,36 分岐流路
7 拡張部
8 取出し流路
9a〜9c ポンプ
10,40 中心線
34a,34b,35a,35b 流路側壁
36a,36b 一方の側壁
36c,36d 他方の側壁
39a,39b ポンプ
41 仕切り壁
42 第1流路部
43 第2流路部
Claims (10)
- 有形成分を含む流体が供給される導入路と、
該導入路の下流側に接続されており幅が狭くなっている絞り部と、
該絞り部の下流側に接続されており該絞り部よりも広い幅を有するメイン流路と、
前記メイン流路の前記絞り部との接続部分の近傍から外方へ延び、前記導入路および前記メイン流路よりも幅が狭く、前記有形成分を含まない流体、もしくは、前記メイン流路を流れる流体と比較して前記有形成分の割合が少ない流体が流れる分岐流路と
を有することを特徴とする成分分離機構。 - 前記分岐流路は前記メイン流路の幅方向外側かつ上流側に向かって延びている、請求項1に記載の成分分離機構。
- 有形成分を含む流体が供給される導入路と、
該導入路の下流側に接続されており幅が狭くなっている絞り部と、
該絞り部の下流側に接続されており該絞り部よりも広い幅を有するメイン流路と、
前記メイン流路の前記絞り部との接続部分の近傍から外方へ延び、前記流体に対して遠心力を作用させ、前記有形成分を含む流体が流れる第1の層と、前記有形成分を含まない流体、もしくは、前記メイン流路を流れる流体および前記第1の層を流れる流体と比較して前記有形成分の割合が少ない流体が流れる第2の層とを含む層流が流れる分岐流路と
を有することを特徴とする成分分離機構。 - 前記絞り部は前記導入路側から前記メイン流路側に向かって徐々に幅が狭くなっており、前記メイン流路は前記絞り部との接続部分から徐々に幅が広くなっており、前記分岐流路は前記メイン流路との接続部分から徐々に幅が広くなっており、
前記メイン流路の徐々に幅が広くなっている部分の側壁と、前記分岐流路の徐々に幅が広くなっている部分の一方の側壁が連続して、流路の内側に向かって凸状の円弧形状を形成している、請求項3に記載の成分分離機構。 - 前記分岐流路中には、前記第1の層と前記第2の層とを分離させるための仕切り壁が形成されている、請求項3または4に記載の成分分離機構。
- 前記導入路と前記絞り部と前記メイン流路はそれぞれの中心線が一致し該中心線を中心として線対称になる形状であり、1対の前記分岐流路が、前記中心線を中心として線対称に形成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の成分分離機構。
- 有形成分を含む流体を導入路に供給し、
前記流体を前記導入路から、幅が狭くなっている絞り部を通過させて、流速を速くするとともに前記有形成分を流路の中心線付近に集中させ、
前記流体を前記絞り部から、前記有形成分を流路の中心線付近に集中させた状態のままで、速くなった流速で、前記絞り部よりも広い幅を有するメイン流路に流入させて、前記有形成分を含む前記流体を前記メイン流路内に流れさせるとともに、
前記メイン流路の前記絞り部との接続部分の近傍から幅方向外側かつ上流側に向かって延びている、前記導入路および前記メイン流路よりも幅が狭い分岐流路に、前記有形成分を含まない流体、もしくは、前記メイン流路を流れる流体と比較して前記有形成分の割合が少ない流体を流れさせることを特徴とする成分分離方法。 - 有形成分を含む流体を導入路に供給し、
前記流体を前記導入路から、幅が狭くなっている絞り部を通過させて流速を速くし、
前記流体を前記絞り部から、速くなった流速で、前記絞り部よりも広い幅を有するメイン流路に流入させて、前記有形成分を含む前記流体を前記メイン流路内に流れさせるとともに、
前記流体を、前記メイン流路から、前記メイン流路の流路側壁と分岐流路の流路側壁とが連続して形成している、流路の内側に向かって凸状の円弧形状に沿って、遠心力を作用させながら前記分岐流路へ流入させて、前記分岐流路内を、前記有形成分を含む前記流体が流れる第1の層と、前記有形成分を含まない流体、もしくは、前記メイン流路を流れる流体および前記第1の層を流れる流体と比較して前記有形成分の割合が少ない流体が流れる第2の層とを含む層流を流れさせることを特徴とする成分分離方法。 - 前記分岐流路内に設けられている仕切り壁によって前記第2の層を前記第1の層から分離させて、前記有形成分を含まない流体、もしくは、前記メイン流路を流れる流体および前記第1の層を流れる流体と比較して前記有形成分の割合が少ない流体を取り出す、請求項8に記載の成分分離方法。
- 前記流体は血液であり、前記液体成分は血漿である、請求項7〜9のいずれか1項に記載の成分分離方法。
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JP2009273556A (ja) * | 2008-05-13 | 2009-11-26 | Ritsumeikan | 血漿又は血清分離装置 |
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