JP2006226385A - 配管構造、弁体作動装置及び配管 - Google Patents

配管構造、弁体作動装置及び配管 Download PDF

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Abstract

【課題】 配管内の流体の流通を制御できる配管構造において、配管に取り付ける弁体作動装置を軽量小型化することにより、配管への取り付けまたは取り外し作業の作業性を向上させると共に、全体の部品点数を減らすことで製造コストを抑えることができるようにしたものを提供する。
【解決手段】 配管内の流体の流通を制御できる配管構造は、流体流通部を有する配管と、配管に着脱可能な弁体作動装置1を備えている。弁体作動装置1は進退動作により流体の流通を制御する弁体15を有している。弁体15を収めるための弁室6は配管の流体流通部に設けてある。
【選択図】 図2

Description

本発明は、配管構造、弁体作動装置及び配管に関する。
更に詳しくは、配管内の流体の流通を制御できる配管構造において、配管に取り付ける弁体作動装置を軽量小型化することにより、配管への取り付けまたは取り外し作業の作業性を向上させると共に、全体の部品点数を減らすことで製造コストを抑えることができるようにしたものに関する。
弁装置、例えば空気圧を利用して配管内の流体の流通を制御するピストン弁装置は、例えばタイヤの加硫装置等、流体の制御を伴う各種自動機器に広く使用されている。
例えば特許文献1には、このようなピストン弁装置として、弁箱と称される配管への接続構造体を備えたピストンバルブが提案されている。この弁箱の一面側には、配管に接続するための流入口や流出口等の接続口が集められた接合面が形成されており、この接合面を配管に取り付ける構造になっている。
特開2001−108131 号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものでは次のような課題があった。
即ち、ピストンバルブは弁箱を備えているため、その分重量が重く、形状も大きい。このため、配管への取り付け時やメンテナンスの際の配管からの取り外し作業時における作業者の負担が少なくない。
更に、ピストンバルブを接続する配管には、上記した弁箱の接合面と密接する接合面を備えた配管ブロックが必要であり、その分、部品点数が多くあり、その結果、製造コストが割高となる。
また、ピストンバルブの弁棒先端に設けてある弁体には、通常、ディスクリングと称される合成樹脂製のリング状の当接部が設けてある。このディスクリングは弁箱内の金属製の弁座に当たって摩耗するため、定期的に交換する必要がある。しかし、弁体は弁箱の中に収容されているため、ディスクリングを交換するためにはピストンバルブを配管から外した後、更に弁箱を開ける必要があり、交換作業に手間を要する。
また更に、ピストンバルブには二方弁や三方弁というように、配管の構造によって流体の出入口の数が異なっている。そして、その種類によって弁箱の接続口の数が異なっており、また配管側の配管ブロックに設けられた接続口の数も二方弁用と三方弁用では異なる。このため、二方弁や三方弁が複雑に組み合わされた配管構造では、配管ブロックに対応したピストンバルブを一つ一つ確認しながら適切に取り付ける必要があり、取付作業が煩雑となる。
(本発明の目的)
そこで本発明の目的は、配管内の流体の流通を制御できる配管構造において、配管に取り付ける弁体作動装置を軽量小型化することにより、配管への取り付けまたは取り外し作業の作業性を向上させると共に、全体の部品点数を減らすことで製造コストを抑えることができるようにすることにある。
また本発明の他の目的は、弁体のメンテナンス作業を容易に行うことができるようにすることにある。
また本発明の他の目的は、流体の出入口の数が異なる複数種の弁室を備えた配管に対する弁体作動装置の取り付け作業を容易に行うことができるようにすることにある。
更に本発明の他の目的は、上記した配管構造を構成する弁体作動装置及び配管を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明が講じた手段は次のとおりである。
第1の発明にあっては、
配管内の流体の流通を制御できる配管構造であって、
流体流通部を有する配管と、該配管に着脱可能な弁体作動装置を備え、
該弁体作動装置は進退動作により流体の流通を制御する弁体を有し、該弁体を収めるための弁室は上記配管の流体流通部に設けてあることを特徴とする、
配管構造である。
第2の発明にあっては、
弁体作動装置を配管から取り外した状態では、弁体は表面に露出した状態となっていることを特徴とする、
第1の発明に係る配管構造である。
第3の発明にあっては、
弁体作動装置は、流体の出入口の数が異なる複数種の弁室に兼用して使用できるように構成されていることを特徴とする、
第1または第2の発明に係る配管構造である。
第4の発明にあっては、
配管に着脱可能であり、配管内の流体の流通を制御できる配管構造を構成する弁体作動装置であって、
進退動作により流体の流通を制御する弁体を有し、配管に取り付けた状態では、弁体は配管の流体流通部に設けてある弁室に収まるように構成されていることを特徴とする、
弁体作動装置である。
第5の発明にあっては、
流体の流通を制御できる配管構造を構成する配管であって、
進退動作により流体の流通を制御する弁体を備えた弁体作動装置を着脱可能に取り付けることができ、上記弁体を収めるための弁室を流体流通部に備えていることを特徴とする、
配管である。
弁体を進退させる弁体作動装置の動力源または駆動源は、例えば空気圧、液圧、電気、電磁力、原動機や他の動力源を挙げることができる。
(作 用)
本発明は次のように作用する。
配管に弁体作動装置を取り付け、配管内の流体の流通を制御できる配管構造を構成する。弁体作動装置を取り付けると、配管の流体流通部に設けてある弁室内に弁体作動装置の弁体が収まる。そして、弁体を進退させることで、流体の流通が制御される。このように、弁体作動装置の弁体を収めるための弁室を配管の流体流通部に設けたので、弁体作動装置に弁箱を設ける必要はない。
弁体のメンテナンス作業を行う場合には、配管から弁体作動装置を取り外す。取り外した弁体作動装置の弁体が表面に露出した状態となっているものでは、弁体の検査や交換等のメンテナンス作業が容易に行える。
流体の出入口の数が異なる複数種の弁室に兼用して使用できるように弁体作動装置が構成されているものでは、どの弁室にも同じ弁体作動装置を取り付ければ良いので、従来のように、弁室の種類を一つ一つ確認する手間が不要である。
本発明は上記構成を備え、次の効果を有する。
(a)本発明によれば、弁体作動装置の弁体を収めるための弁室を配管の流体流通部に設けたので、弁体作動装置に弁箱を設ける必要はない。したがって、弁体作動装置を軽量小型化でき、それによって配管への取り付けまたは取り外し作業の作業性を向上させることができる。また、配管側に弁箱を取り付けるための配管ブロックを設ける必要もないので、全体の部品点数が減らすことができる。その結果、製造コストを抑えることができる。
(b)配管から取り外した弁体作動装置の弁体が表面に露出した状態となっているものでは、弁体のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
(c)流体の出入口の数が異なる複数種の弁室に兼用して使用できるように弁体作動装置が構成されているものでは、弁室の種類を一つ一つ確認しながら弁体作動装置を取り付ける必要はなく、どの弁室にも同じものを取り付けることができるので、取り付け作業が容易である。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明を図面に示した実施例に基づき更に詳細に説明する。
図1ないし図4は、本発明に係る配管構造及びそれを構成する弁体作動装置及び配管の一実施例を示す説明図である。
(配管構造)
図1は、本発明に係る配管構造の一実施例を示す側面視説明図である。
図1は、流体の制御を伴う自動機器、例えばタイヤの加硫装置に接続される配管構造である配管構造体の一例を示している。符号1は、管状の弁箱体2に着脱可能な弁体作動装置であるピストン弁体作動装置をそれぞれ示している。ピストン弁体作動装置1と弁箱体2とで弁装置が構成される。
符号3は、ピストン弁体作動装置1と同様、配管に着脱可能な弁体作動装置であるコントロール弁体作動装置をそれぞれ示している。コントロール弁体作動装置3と弁箱体2aとで弁装置が構成される。
始めに、図1で流体の流れを簡単に説明する。
本実施例では、配管の中を流体である蒸気が流通する。なお、図1で右側に示す上下方向に長く伸びた丸棒体は配管を支える足部材41であり、流体の流通はない。また図1で左側の下部に伸びた短い丸棒体も同じく足部材42であり、流体の流通はない。更に、図1で左側に位置する符号43は、配管を連結するための丸棒体である連結部材をそれぞれ示しており、同じく流体の流通はない。
まず、右端の矢印A近傍に位置するフランジ44の接続口に供給管(図示省略)が接続され、ここから流体が矢印A方向に供給される。なお、フランジ44と反対側に位置するフランジ44aの接続口は閉塞している。流体は配管451を通って二つに分岐し、コントロール弁体作動装置3,3が設けてある配管(符号省略)を通って各フランジ46,47の接続口から排出される。この接続口には、自動機器に流体を供給する供給管(図示省略)が接続される。
自動機器から排出された流体は、再びこの配管構造体に戻る。排出された流体が送られてくる排出管(図示省略、本実施例では二本)は、図1に示す二つの連結部材43,43の近傍に位置する各フランジ48,48の接続口にそれぞれ接続される。
各フランジ48,48の接続口から先の二つの配管構造(図1で四角で囲った符号Iの部分と、符号IIの各部分)は、同じ構造のものが上下に並設されており、末端の排出用の各フランジ49,49の接続口からそれぞれ排出される。このフランジ49,49には、排出用の配管を接続するためのフランジ(図示省略)が接続される。
符号IIで囲った部分の配管構造を例に挙げて流体の流れを説明する。
フランジ48の接続口から送られてくる流体は、ダスト等の不純物を除くストレーナ40を通り、図1で下方に流れる。そして、弁室を備えた弁箱体2内に流れ、ピストン弁体作動装置1によって流体の流通が制御される。
弁箱体2は三方弁用であり、流体の出入口を三方向に有する。そして、ピストン弁体作動装置1による制御により、ストレーナ40を通った流体が図1で右方向のフランジ49の接続口から矢印B方向に排出されるか、弁箱体2の背面側に位置するフランジ50の接続口から図1で紙面の裏面へ垂直方向に排出される。符号Iで囲った部分の配管構造の流体の流れも同じである。
(弁体作動装置及び弁箱体2)
図2は、図1で符号IIIで囲った部分に対応する弁体作動装置と弁箱体を示すと共に、弁体作動装置を弁箱体から取り外した状態を表した拡大説明図であり、図示の便宜上、符号IIIで囲った部分を縦にして表している。
図3は、図2の一部断面説明図である。
図4は、図3に示す弁体作動装置を弁箱体に取り付けた状態の一部断面説明図であり、その取付部分を拡大して示している。
なお、図示の便宜上、図2で実線で示したフランジを備えたエルボを図3及び図4では想像線で示している。
図1で符号IIIで囲った部分を例に挙げて、ピストン弁体作動装置1及び弁箱体2の構造について説明する。
図2及び図3に示すように、ピストン弁体作動装置1は、配管側の弁箱体2(図3に示す弁箱体2の嵌合部)に着脱可能に嵌め入れる筒状の弁体取着体11を有している。そして、図4に示すように、ピストン弁体作動装置1側のフランジ12と弁箱体2側のフランジ21を対向させた状態で、固着具である固定用ボルト13をネジ孔22に螺着させることによって、ピストン弁体作動装置1を弁箱体2に固着する。
なお、上記したように、ピストン弁体作動装置1は弁箱体2と共に三方弁を構成するが、後述する実施例2に示すように、二方向の流体の出入口を備えた二方弁用の弁箱体2にも装着できる。即ち、ピストン弁体作動装置1は、流体の出入口の数が異なる複数種の弁室に兼用して使用できる。
ピストン弁体作動装置1について、更に詳しく説明する。
図3に示すように、弁体取着体11には進退可能な弁棒14が収容されており、先端部に設けてある円形の流通口111から弁棒14が突出するようになっている。弁棒14の先端部には弁体15が設けてあり、弁体取着体11の先方に位置している。弁棒14の先部側の一部は、やや細く括れた状態で形成された括れ部141を有している。弁棒14が突出した状態では、この括れ部141が流通口111に差し入れられた状態となり、流通口111と括れ部141の間に形成される隙間から流体が流通する。
図3に示すように、弁体15は、弗素樹脂等の合成樹脂製でリング状の当接部を所要数(本実施例では二箇所、先部側の当接部を符号151、基部側の当接部を符号152で示す)有している。当接部151,152は後述する弁座732,112に当たって摩耗するため、通常、定期的に交換する。ピストン弁体作動装置1を弁箱体2から取り外した状態では、弁体15は表面に露出しているので、当接部151,152の検査や交換といった弁体15のメンテナンス作業が容易に行える。
弁棒14は弁体取着体11の中から外(先端側)へ突出するようになっている。弁体取着体11の先端縁は弁体15の基部側(当接部152)を受ける弁座112を構成している。
弁体取着体11の周面部には、流体が流通可能な円形の流通口である側方流通口113が所要数(本実施例では四箇所)設けてある。側方流通口113は弁棒14の軸心を中心として放射状に四方向に開口している。
ピストン弁体作動装置1は、基部側にシリンダー部材16を有している。弁棒14は、シリンダー部材16内のピストン(図面では表れない)の往復運動により進退する。ピストンは、シリンダー部材16内に収容された復帰バネ(図面では表れない)によって付勢されている。シリンダー部材16の基端部には空気ノズル用接続口161が設けてある。 空気ノズル用接続口161に空気ノズル(図示省略)を接続し、空気を流入することによってピストンが往復運動し、弁体15を備えた弁棒14が進退する。なお、弁体15を作動させる内部構造は公知技術を採用しているため、簡単な説明に止める。
配管側の弁箱体2について、更に詳しく説明する。
図3及び図4に示すように、弁箱体2は、ピストン弁体作動装置1の弁体取着体11が嵌め入れられる孔である嵌合孔24をフランジ21側に備えている。弁箱体2は、ピストン弁体作動装置1の弁体15を収めるための弁室6を備えている。つまり、弁室6はピストン弁体作動装置1側にではなく、配管の流体流通部に設けられている。
また図4に示すように、嵌合孔24のうち、ピストン弁体作動装置1の側方流通口113,113,113,113が位置する部分はその内径が弁体取着体11の外形よりも大きく形成され、周方向に連続した凹溝241を構成している。これにより、弁体取着体11の先端の流通口111から流入した流体は各側方流通口113,113,113,113を通って凹溝241を抜け、後述する流通口である流出口23へスムーズに流れる。
弁箱体2は嵌合孔24と反対側(図4で下部側)に嵌入孔25を有し、その嵌入孔25に嵌め入れられた弁蓋7が固着具である固定用ボルト71によって固着されている。弁蓋7は取り外すことができ、嵌入孔25は弁箱4内のダスト等を取り除く際のメンテナンス口として使用できる。
弁蓋7は、底面視円形状の基体72と、基体72から立設する有底円筒状の嵌入体73を備えている。嵌入体73の先端から中にかけて軸心方向に設けてある孔が流体が通る流通部731を構成し、嵌入体73の周面部(図4で紙面の表面から垂直方向)に設けてある流通孔74と繋がっている。
流通孔74は円形の孔で所要数(本実施例では四箇所、図示の便宜上、紙面裏側の流通孔74の図示を省略)設けてあり、流通部731の軸心を中心として放射状に四方向に開口している。また嵌入孔25のうち、流通孔74,74,74,74が位置する部分はその内径が嵌入体73の外形よりも大きく形成され、周方向に連続した凹溝251を構成している。これにより、流通部731内に流入した流体は各流通孔74,74,74,74を通って凹溝251を抜け、エルボ491側の流通口である流出口27へスムーズに流れる。
更に、嵌入体73の先端縁(図3で上端部)は弁体15の当接部151が当接する弁座732を構成している。弁蓋7を装着した状態では、弁座732は弁室6との境界部分に位置している。
弁箱体2は流体の流通口である流入口26と、上記した二つの流出口23,27を備えている。流入口26は図4で左右方向に開口しており、溶接によって流入側の配管452と繋がっている。
一方の流出口23(図4で上部側)は、上記した弁体取着体11の嵌合孔24が設けられた弁箱体2の周面部(凹溝241が設けてある箇所)に図4で紙面の裏面から垂直方向へ設けてある。この流出口23は、溶接によって排出側のフランジ50を備えた配管453と繋がっている。
他方の流出口27(図4で下部側)は、上記嵌合孔24と反対側の弁箱体2の周面部(凹溝251が設けてある箇所)に設けてある。この流出口27は図3及び図4で紙面の表面から垂直方向に開口しており、溶接によって排出側のフランジ49を備えたエルボ491と繋がっている。
(作 用)
図2ないし図4を参照して、ピストン弁体作動装置1及び弁箱体2の作用を説明する。
図3に示す状態から、ピストン弁体作動装置1の弁体取着体11を弁箱体2の嵌合孔24に嵌め入れ、固定用ボルト13で固着する。図4に示すようにピストン弁体作動装置1を取り付けると、配管の流体流通部に設けてある弁室6内にピストン弁体作動装置1の弁体15が収まる。
弁棒14が弁体取着体11に収まっている状態では、弁体15の基部側の当接部152が弁体取着体11の弁座112に当接している。このときは、流入側の配管452から流入した流体は弁室6を通り、図4で下方の弁蓋7の流通部731を抜けて流通孔74からエルボ491側へ排出される。
また、弁棒14が弁体取着体11から突出すると(図4で想像線で示す)、弁体15の先部側の当接部151が弁蓋7の弁座732に当接する。このときは、流入側の配管452から流入した流体は弁室6を通り、図4で上方の弁体取着体11の流通口111を抜けて側方流通口113(紙面と反対側)から排出側の配管453へ排出される。
このように、ピストン弁体作動装置1の弁体15を収めるための弁室6を配管の流体流通部に設けたので、ピストン弁体作動装置1に弁箱を設ける必要はない。したがって、ピストン弁体作動装置1を軽量小型化でき、それによって配管への取り付けまたは取り外し作業の作業性を向上させることができる。また従来のように、配管側に弁箱体2を取り付けるための配管ブロックを設ける必要もないので、全体の部品点数を減らすことができる。その結果、製造コストを抑えることができる。
弁体15のメンテナンス作業を行う場合には、配管からピストン弁体作動装置1を取り外す。取り外したピストン弁体作動装置1の弁体15は表面に露出した状態となっているので、リング状の当接部151,152の摩耗状態の検査や交換等の弁体15のメンテナンス作業が容易に行える。
なお、上記したように、図1で示したコントロール弁体作動装置3についても、配管側に設けられた弁箱体2aに着脱可能となっている。コントロール弁体作動装置3は、流体の圧力、体積、流れの方向などを制御するものである。弁箱体2aは弁室を有しており、コントロール弁体作動装置3と弁箱体2aの取付構造は、ピストン弁体作動装置1の場合と同じか大体同じであるため、説明を省略する。また、コントロール弁体作動装置3の弁体を作動させる内部構造についても従来のものと同様であるので、説明を省略する。
図5は、本発明に係る配管構造を構成する弁装置の他の実施例を示し、ピストン弁体作動装置を弁箱体に取り付けた状態を示す一部断面説明図である。
なお、実施例1と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、実施例1で説明した箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。
図5に示すピストン弁体作動装置1は、実施例1で説明したものと同一のものであり、二方向に流体の出入口を有する弁室6aを備えた二方弁用の弁箱体2bに装着している。つまり、上記したように、このピストン弁体作動装置1は、二方向または三方向といった流体の出入口の数が異なる複数種の弁室を備えた弁箱体2,2bに兼用して使用できる。
ピストン弁体作動装置1と弁箱体2bから構成される本実施例の弁装置は、常態では弁が閉じられているクローズ型の二方弁である。図3で示した三方弁用の弁箱体2と比較して説明すると、弁箱体2は弁蓋7a側が閉塞された形状となっている。
そして、弁棒14が弁体取着体11に収まっている通常の状態では、弁体15の基部側の当接部152が弁体取着体11の弁座112に当接して、流通口111が閉鎖され、弁が閉じている。そして、弁棒14が弁体取着体11から突出すると、弁体15の先部側の当接部151が弁蓋7aの弁座732aに当接し、流通口111が開放され、弁が開く。
このように、ピストン弁体作動装置1を流体の出入口の数が異なる複数種の弁箱体2,2bに兼用して使用できるので、二方弁や三方弁が複雑に組み合わされた配管構造では、弁箱体(弁室)の種類を一つ一つ確認せずに、どの弁箱体(弁室)にも同じピストン弁体作動装置1を取り付けることができる。よって、取り付け作業が容易である。
その他の作用及び効果は、実施例1と大体において同じであるため、説明を省略する。
図6は、本発明に係る配管構造を構成する弁装置の更に他の実施例を示し、ピストン弁体作動装置を弁箱体に取り付けた状態を示す一部断面説明図である。
なお、実施例2と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、実施例1で説明した箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。
ピストン弁体作動装置1aと弁箱体2cから構成される本実施例の弁装置は、図5に示す実施例2と相違して、図6に示す通常の状態では弁が開いているオープン型の二方弁である。ピストン弁体作動装置1は、実施例2のものよりも、弁体取着体11aを含む弁棒14aの長さが短く、弁体15は嵌合孔24a側の弁室6b内に収まっている。
弁棒14aが弁体取着体11aに収まっている通常の状態では、弁体15の基部側の当接部152が弁体取着体11aの弁座112aに当接し、弁体15の先方に位置する弁室6bの流通口61は開放され、弁は開いている。そして、弁棒14aが弁体取着体11aから突出すると、弁体15の先部側の当接部151が上記流通口61に設けてある弁座611に当接して、流通口61を閉鎖し、弁を閉じる。
なお、実施例1及び実施例2に係るピストン弁体作動装置1を兼用して使用する場合には、該ピストン弁体作動装置1を取り付けできるオープン型の弁箱体を採用すれば良い。
その他の作用及び効果は、実施例1及び実施例2と大体において同じであるため、説明を省略する。
なお、本明細書で使用している用語と表現はあくまで説明上のものであって、限定的なものではなく、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。また、本発明は図示の実施例に限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能である。
更に、特許請求の範囲には、請求項記載の内容の理解を助けるため、図面において使用した符号を括弧を用いて記載しているが、特許請求の範囲を図面記載のものに限定するものではない。
本発明に係る配管構造の一実施例を示す側面視説明図。 図1で符号IIIで囲った部分に対応する弁体作動装置と弁箱体を示すと共に、弁体作動装置を弁箱体から取り外した状態を表した拡大説明図。 図2の一部断面説明図。 図3に示す弁体作動装置を弁箱体に取り付けた状態の一部断面説明図。 本発明に係る配管構造を構成する弁装置の他の実施例を示し、ピストン弁体作動装置を弁箱体に取り付けた状態を示す一部断面説明図。 本発明に係る配管構造を構成する弁装置の更に他の実施例を示し、ピストン弁体作動装置を弁箱体に取り付けた状態を示す一部断面説明図。
符号の説明
1,1a ピストン弁体作動装置
2,2a,2b,2c 弁箱体
3 コントロール弁体作動装置
4 弁箱
6,6b 弁室
7,7a 弁蓋
11,11a 弁体取着体
12 フランジ
13 固定用ボルト
14,14a 弁棒
15 弁体
16 シリンダー部材
21 フランジ
22 ネジ孔
23 流出口
24,24a 嵌合孔
25 嵌入孔
26 流入口
27 流出口
40 ストレーナ
41,42 足部材
43 連結部材
44,44a,45,46,47,48,49,50 フランジ
61 流通口
71 固定用ボルト
72 基体
73 嵌入体
74 流通孔
111 流通口
112 弁座
113 側方流通口
141 括れ部
151,152 当接部
161 空気ノズル用接続口
241,251 凹溝
451,452 配管
491 エルボ
611 弁座
732 弁座
731 流通部
732a 弁座

Claims (5)

  1. 配管内の流体の流通を制御できる配管構造であって、
    流体流通部を有する配管と、該配管に着脱可能な弁体作動装置(1)(1a)を備え、
    該弁体作動装置(1)(1a)は進退動作により流体の流通を制御する弁体(15)を有し、該弁体(15)を収めるための弁室(6)(6a)(6b)は上記配管の流体流通部に設けてあることを特徴とする、
    配管構造。
  2. 弁体作動装置(1)(1a)を配管から取り外した状態では、弁体(15)は表面に露出した状態となっていることを特徴とする、
    請求項1記載の配管構造。
  3. 弁体作動装置(1)は、流体の出入口の数が異なる複数種の弁室(6)(6a)に兼用して使用できるように構成されていることを特徴とする、
    請求項1または2記載の配管構造。
  4. 配管に着脱可能であり、配管内の流体の流通を制御できる配管構造を構成する弁体作動装置であって、
    進退動作により流体の流通を制御する弁体(15)を有し、配管に取り付けた状態では、弁体(15)は配管の流体流通部に設けてある弁室(6)(6a)(6b)に収まるように構成されていることを特徴とする、
    弁体作動装置。
  5. 流体の流通を制御できる配管構造を構成する配管であって、
    進退動作により流体の流通を制御する弁体(15)を備えた弁体作動装置(1)(1a)を着脱可能に取り付けることができ、上記弁体(15)を収めるための弁室(6)(6a)(6b)を流体流通部に備えていることを特徴とする、
    配管。
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