JP2006222576A - デジタル放送番組表の表示方法及びそれを用いたデジタル放送録画・再生装置 - Google Patents

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【課題】 録画したデジタル放送番組の選択して再生するときに、誤って再生課金番組を再生してしまうという課題があった。
【解決手段】 デジタル放送録画・再生装置1において、録画済み番組表を作成する再生番組表作成器13を備え、前記再生番組表作成器13では再生時に課金される番組と非課金の番組とで分けて番組表を作成したり、同一番組表とした場合は色で区別したり、警告メッセージにより注意喚起したりして、誤って有料番組を再生しないようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デジタル放送信号を受信して、番組を録画・再生する装置、特にサーバ型デジタル放送受信装置において、蓄積装置に録画され、ユーザがGUIを操作して再生を行う際に、再生時に課金される番組をユーザが誤って再生して課金されることを防止するデジタル放送番組表の表示方法及びそれを用いたデジタル放送録画・再生装置に関するものである。
近年、テレビジョン放送信号をデジタル化して伝送するデジタル放送やインターネットを介して番組を配信するブロードバンド放送が広く普及しつつある。これらの技術では、多くのチャンネル送信が可能となりユーザにとっては、膨大な番組視聴の機会が提供されている。
さらに、サーバ型放送の規格が決まり、ユーザの嗜好に合せた番組の提供や、受信装置において受信データを蓄積するメモリの大容量化が進み、ユーザは有料・無料に関わらず嗜好にあった番組を自動で録画・再生して楽しむことができる。本放送は2006年頃にサービスが開始される予定である。
しかし、録画された有料番組には録画時に課金される録画課金番組と再生時に課金される再生課金番組がある。録画課金番組は録画時にユーザの意思で課金を許容して録画され、既に課金済みであるため問題は無いが、再生課金番組は再生時に再生番組表中で非課金番組と区別されなければユーザが視聴したくない番組を誤って選択して意図しない課金が発生するという問題があった。
再生課金番組の再生時の課金システムとしては、BSデジタルや地上デジタル放送にて第二音声が有料である場合に、第二音声を視聴するアクションを起こした時に、「この音声は有料です。」等のメッセージが表示されるものがあった。更に、録画した再生課金番組を再生するために、所定のキー(許可コード)の送信を要求する命令をデジタル放送局に送信し、放送局では支払を確認後、そのキーを受信装置に送信して再生可能とするものがあった。(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−186453号公報(第6図)
しかしながら、視聴するときに音声の案内がある場合では、その番組だけの情報であり、他の番組の情報は不明である。また、許可コードを受信して再生する方法では、再生課金番組を誤って選択して課金されてしまうという課題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、再生番組表を再生時に課金される再生課金番組と課金されない再生非課金番組とに明確に区別して表示し、ユーザが視聴したくない再生課金番組を誤って選択して意図しない課金が発生する、という問題の生じないデジタル放送番組表の表示方法及びそれを用いたデジタル放送録画・再生装置を提供することを目的とする。
この発明に係るデジタル放送番組表の表示方法は、受信したデジタル映像データと音声データにより構成される番組のデータを蓄積器に蓄積する工程、前記蓄積された番組を再生時に課金される再生課金番組と課金されない再生非課金番組とに所定の方法で区別して再生番組表を作成し表示装置に表示する工程、を備えたものである。
また、この発明に係るデジタル放送録画・再生装置は、アンテナから入力されたデジタル放送信号より所望の周波数の受信信号を選択して復調するチューナ、該復調された受信信号から圧縮された映像データと音声データを抽出する多重分離器、前記映像データと音声データにより構成される番組のデータを蓄積する蓄積器、前記蓄積された番組を再生時に課金される再生番組と課金されない再生非課金番組とに所定の方法で区別して再生番組表を作成し表示出力を行う再生番組表作成器、前記再生番組表で選択された番組を構成する圧縮された映像データと音声データを復号する復号器、前記復号された映像データと前記再生番組表を切換え又は合成して映像表示装置に表示する映像切換器、前記復号された音声データと予め蓄積器に保存された音声データを切換え又は合成して音声出力器に出力する音声切換器、を備えたものである。
この発明に係るデジタル放送番組表の表示方法及びそれを用いたデジタル放送録画・再生装置によれば、録画した番組の再生番組表(以下、番組表という)を、再生時に課金される再生課金番組と課金されない再生非課金番組とに明確に区別して表示し、ユーザが視聴したくない再生課金番組を誤って選択して意図しない課金が発生するという問題点が生じないため、安心して録画した番組を再生することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1におけるデジタル放送録画・再生装置1の構成を示すブロック図であり、図2は課金番組表と非課金番組表とを別々に区別して表示した画面イメージ例である。
図1において、アンテナ2が受信したデジタル放送信号よりチューナ3にて所望の周波数の受信信号を選択し、更にデジタル復調する。復調されたデジタル放送信号は映像データ、音声データ等が含まれているため、多重分離器4において映像データ、音声データ等に分離される。
一般に伝送効率、蓄積効率を上げるため、映像データ、音声データは例えばMPEG等の圧縮された信号形式になっている。そのため、映像データは多重分離器4で分離された後、MPEG映像復号器5により復号され、映像切換器6を通過して映像表示手段であるテレビ受像器7に表示される。一方、音声データも多重分離器4で分離された後、MPEG音声復号器8により復号され、音声切換器9を通って音声出力手段であるスピーカ10から出力される。
キー受信部14は、ユーザが操作するリモコン(図示しない)からの信号、例えば録画、再生、予約、電源入り切り等の信号を受信し、システムの制御を行うシステムCPU12にその情報を送出する。蓄積器であるHDD(ハードディスクドライブ)11に蓄積される番組は、蓄積効率向上のため圧縮された信号形式(この実施の形態の場合は、MPEG方式)のデータのまま格納される。HDD11に蓄積された録画済番組の番組表は再生番組表作成器13において作成される。この番組表と番組の映像、音声はそれぞれ映像切換器6と音声切換器9により切り換えられてテレビ受像器7に表示及びスピーカ10から出力される。
次に図1、図2に基づいて動作について説明する。
まず、図1において、通常視聴時の信号の流れについて説明する。アンテナ2で受信した信号はチューナ3にてデジタル復調され、映像、音声、データ放送、チャンネル情報、番組情報などの各種のデータが多重された形式の信号TS(トランスポートストリーム)に変換され多重分離器4に入力される。
多重分離器4では映像、音声などのデータ毎に分離されて、各々MPEG映像復号器5とMPEG音声復号器8に送られる。その他の情報は情報ごとに仕分けされてシステムCPU12で解読されシステムCPU12又はシステムCPU12に付属する記憶領域に保存される。
多重分離器4で分離された映像データはMPEG映像復号器5にて復号されてTV映像信号に変換される。その後、映像切換器6を通過して出力され、映像表示装置であるテレビ受像器7で画面表示される。
一方、多重分離器4で分離された音声データはMPEG音声復号器8にて復号されて音声信号に変換される。その後、音声切換器9を通過して出力され、音声出力装置であるスピーカ10に出力される。
ユーザのリモコン操作でキー受信部14が受信した指示をシステムCPU12が解読して、チャンネル切換などの制御を行うがその際に、データ放送、チャンネル情報、番組情報などの各種のデータを元に、データ放送の提示、チャンネル切換、放送番組予定表及び番組予約視聴などを制御する。
このようにして、デジタル放送を視聴したり、データ放送を楽しんだりできる。
次に放送番組を録画して再生する場合の動作について説明する。
多重分離器4で録画する番組のTSのみを切り出し、HDD11にて録画される。
録画される番組データと共にその番組の属性情報(メタデータ)が付属しており、これらのデータも同時にHDD11に記録することができる。この属性情報には、再生時に課金される番組か課金されない番組であるかといった情報も含まれている。
再生時には、システムCPU12はHDD11から録画された番組の属性情報を取り出し、番組表が再生番組表作成器13で作成される。
再生番組表作成器13で作成された番組表は映像切換器6に入力され、通常の映像信号と切換えて出力される。又は映像信号と合成して表示することで、映像を見ながら同時に番組表で別の番組を検索することもできる。
再生番組表作成器13では、システムCPU12がHDD11から取り出した番組のタイトル、録画時間、ジャンルなどの情報を元に録画時刻の古い順或いは新しい順や録画時間の短い順或いは長い順などでソートして表示する。尚、表示アイテムとして録画時間の例を記したが、再生期限日時を表示しても良い。
このようにして作成した番組表を、録画された番組が再生時に課金されるか課金されないかの属性情報によって振り分け、1つの画面内に2つの番組表に分けて表示する。一方は再生非課金番組表であり、他方は再生課金番組表となる。
図2はこのようにして作成された番組表の例であり、再生非課金番組(タイトル1〜9)と再生課金番組(タイトル11〜19)を再生非課金番組表と再生課金番組表の別々に区別して表示した例である。
この実施の形態1によれば、再生非課金番組表と再生課金番組表を別々の枠で区別して表示するため、ユーザが誤って再生課金番組を選択して再生してしまうことを防止することができる。
また、再生非課金番組表と再生課金番組表を区別して表示する別の例として図3に再生課金番組の表示を再生非課金番組と色分けして赤色の素地により表示する方法を示す。この方法の場合、再生非課金番組との比較、例えば録画した時刻、録画時間、ジャンル等を容易に確認することができると共に、色分けされているため誤って再生課金番組を選択して再生してしまうことを防止することができる。色分けは赤色以外の色であってもよい。
更に、別の例として図4に再生課金番組の表示をフラッシュ(点滅)して表示する方法を示す。この方法の場合、再生非課金番組との比較、例えば録画した時刻、録画時間、ジャンル等を容易に確認することができると共に、フラッシュしているため誤って再生課金番組を選択して再生してしまうことを防止することができる。
更にまた、図5に再生課金番組の表示に有料を示すアイコン51を付して表示する方法を示す。この方法の場合、再生非課金番組との比較、例えば録画した時刻、録画時間、ジャンル等を容易に確認することができると共に、有料示すアイコン51があるため誤って再生課金番組を選択して再生してしまうことを防止することができる。
更にまた、図6、図7に再生課金番組の番組表を表示するためのボタンを備える方法を示す。この方法の場合、番組表は図6の再生非課金番組だけを先ず表示し、ユーザが図6に示す再生課金番組表への入口ボタン61を押下して初めて再生課金番組表(図7)が表示されるため、ユーザが誤って再生課金番組を選択して再生してしまうことを確実に防止することができる。
更にまた、ユーザがカーソルで選択した時にシステムCPU12が予め内蔵している音声又は効果音を出し音声切換器9に出力し、音声切換器9では、MPEG音声復号器8からの音声に代えて音声又は効果音を出力してユーザの注意を喚起する方法もある。この方法の場合、ユーザに耳から情報が入るためため誤って再生課金番組を選択して再生してしまうことを防止することができる。
更にまた、再生課金番組の表示のフォントを再生非課金番組と異なったフォントを用いる方法もある。この方法の場合、再生非課金番組との比較、例えば録画した時刻、録画時間、ジャンル等を容易に確認することができると共に、再生非課金番組とフォントが異なるため誤って再生課金番組を選択して再生してしまうことを防止することができる。
以上説明した再生課金番組の区別の各方法を組み合わせて適用することも考えられ、その場合は再生課金番組を誤って選択することを更に防止することができる。
また、再生課金番組を全く除いて番組表を作成、表示することも考えられる。この方法の場合、再生課金番組が表示されていないため誤って再生課金番組を選択して再生することを完全に防止できる。この場合、再生課金番組を蓄積もしないことが考えられ、そうすることにより再生非課金番組の蓄積量を増やすことができる。
更に、ジャンル別に番組表を作成した上で、上記区別を行うことも考えられる。この方法の場合、ユーザの嗜好にあった番組を早く探すことができる。
更にまた、再生課金番組の金額により区別する方法を異ならせる、例えば高額な番組は赤、低額な番組は青という色分けを行う又は金額そのものを表示する、という方法もある。この方法の場合、ユーザの再生を選択を行うか否かの判断を容易にすることができる。
実施の形態2.
図8は本発明の実施の形態2におけるデジタル放送録画・再生装置1の構成を示すブロック図である。
この実施の形態2は、インターネットのブロードバンド放送を受信するデジタル放送録画・再生装置を示すものであり、映像データ等は、インターネット71からモデム72を介して入力され、他の構成は実施の形態1と同様である。
動作についても、データがインターネット71から入力されることだけが異なるので詳細の説明は省略する。
この実施の形態2においては、インターネット71からのみデータを入力している例を示したが、アンテナからデジタル放送信号を受信する機能も同時に備えていても勿論かまわない。
尚、上記の各実施の形態において、蓄積器であるHDD(ハードディスクドライブ)11は、DVD(Digital Video Disc)やメモリカードであってもよく、更に蓄積器はデジタル放送録画・再生装置とは別置きであってもよい。
また、対象となるデータは映画のように映像データと音声データ両方、写真のように映像データだけ、音楽のように音声データだけであってもよいことは言うまでもない。
本発明の実施の形態1におけるデジタル放送録画・再生装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1における再生番組表を示す図である。 本発明の実施の形態1における再生番組表の他の例を示す図である。 本発明の実施の形態1における再生番組表の他の例を示す図である。 本発明の実施の形態1における再生番組表の他の例を示す図である。 本発明の実施の形態1における再生番組表の他の例を示す図である。 本発明の実施の形態1における再生番組表の他の例を示す図である。 本発明の実施の形態2におけるデジタル放送録画・再生装置の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 デジタル放送録画・再生装置、2 アンテナ、3 チューナ、4 多重分離器、5 MPEG映像復号器、6 映像切換器、7 テレビ受像器、8 MPEG音声復号器、9 音声切換器、10 スピーカ、11 HDD、12 システムCPU、13 再生番組表作成器、14 キー受信部、21 再生非課金番組表、22 再生課金番組表、51 有料アイコン、61 入口ボタン、71 インターネット、72 モデム。


Claims (4)

  1. デジタル映像データ又は音声データの少なくともいずれかにより構成される番組のデータを受信して蓄積器に蓄積する工程、
    前記蓄積された番組を再生時に課金される再生課金番組と課金されない再生非課金番組とに所定の方法で区別して再生番組表を作成し表示装置に表示する工程、
    を備えたことを特徴とするデジタル放送番組表の表示方法。
  2. 所定の方法は、再生課金番組表と再生非課金番組表を別々に別ける、課金番組と非課金番組を色分けする、課金番組をフラッシュさせる、課金番組に課金することを示すアイコンを付す、所定のボタンを押下したときに再生課金番組表を表示する、課金番組をカーソルで選択したときに所定の音を発生させる、課金番組と非課金番組のフォントを異ならせる、の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送番組表の表示方法。
  3. アンテナから入力されたデジタル放送信号より所望の周波数の受信信号を選択して復調するチューナ、
    該復調された受信信号から圧縮された映像データ又は音声データの少なくともいずれかを抽出する多重分離器、
    前記映像データ又は音声データの少なくともいずれかにより構成される番組のデータを蓄積する蓄積器、
    前記蓄積された番組を再生時に課金される再生課金番組と課金されない再生非課金番組とに所定の方法で区別して再生番組表を作成し表示出力を行う再生番組表作成器、
    前記再生番組表で選択された番組を構成する圧縮された映像データ又は音声データの少なくともいずれかを復号する復号器、
    前記復号された映像データと前記再生番組表を切換えもしくは合成して映像表示装置に表示する映像切換器又は前記復号された音声データと予め蓄積器に保存された音声データを切換えもしくは合成して音声出力装置に出力する音声切換器の少なくともいずれか、
    を備えたことを特徴とするデジタル放送録画・再生装置。
  4. 圧縮された映像データ又は音声データの少なくともいずれかをインターネットから受信することを特徴とする請求項3に記載のデジタル放送録画・再生装置。
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