JP2006222555A - 符号化装置及び符号化方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製造コストの低減化を図ることができる符号化装置及び符号化方法を提供すること。
【解決手段】 符号化装置10は、画像を複数のブロック画像に分割するブロックスキャン部11と、ウェーブレット変換するウェーブレット変換部12と、量子化情報を予測する量子化情報予測手段20と、画像信号を量子化情報に基づいて量子化する量子化手段30とを有し、量子化情報予測手段20は、ブロック画像の複雑度を算出する複雑度算出部21と、複数のブロック画像の中から複数のブロック画像を選択してブロック画像の複雑度に対応した仮の量子化情報を算出するブロック画像選択部22と、仮の量子化情報で画像を量子化する量子化部23と、符号量を推定する符号量推定部24と、符号量に基づいて最終的な量子化情報を決定する量子化情報決定部25とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば複数のブロックに分割された画像の画像信号を圧縮する符号化装置及び符号化方法に関する。
従来、この種の符号化装置としては、画像圧縮後の符号量を目標符号量内に納めるため、過去のエンコード時の量子化情報と発生符号量との関係に基づいた量子化情報をフィードバックする符号量制御によって、現在のエンコードで用いる量子化情報を予測するものが知られている。
しかしながら、例えば監視領域の画像を間欠的に記録する監視システムに従来の符号化装置を適用しようとすると、監視領域の画像は刻々と変化するので現在の監視領域の画像と過去の監視領域の画像とは極めて相関が低く、過去の量子化情報を参照する従来の符号量制御では適切な量子化情報が予測できないという課題があり、この課題を解決するものとして例えば特許文献1に示すような符号化装置が提案されている。
特許文献1に示された従来の符号化装置は、入力画像信号を所定サイズのマクロブロックに分割する走査変換部と、分割されたマクロブロックのデータを離散コサイン変換してDCT係数を算出するDCT処理部と、DCT係数を量子化する複数の量子化器と、各量子化器で量子化された符号量に基づいて量子化情報を決定するQ_final決定部と、決定された量子化情報を用いて再符号化する量子化部とを備えている。前述の複数の量子化器は1つの量子化ステップ数をそれぞれ有し、それらの量子化ステップ数は互いに異なっている。
従来の符号化装置は前述のように構成されているので、マクロブロック毎に1つの量子化ステップ数を選択しながら、1画面分を総和したときの符号量が目標符号量を上回らずに最も近くなる量子化ステップ数の組合せを求め、画像圧縮後の符号量を所定の符号量内に納めることができるようになっている。
特開2003−204553号公報(第3−9頁、第3図)
しかしながら、特許文献1に示された従来の符号化装置では、量子化ステップ数の組合せを求める際にマクロブロック毎に1つの量子化ステップ数を選択する必要があるために複数の量子化器を設けなければならず、回路規模が増大して製造コストが増加するという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、製造コストの低減化を図ることができる符号化装置及び符号化方法を提供するものである。
本発明の符号化装置は、画像信号を量子化情報に基づいて量子化する量子化手段と、前記量子化情報を予測する量子化情報予測手段とを有し、前記量子化情報予測手段は、前記画像信号に基づく画像が複数のブロックに分割されたブロック画像の信号を入力し、前記ブロック画像の複雑度を前記ブロック画像毎に算出する複雑度算出部と、複数の前記ブロック画像の中から複数のブロック画像を選択するブロック画像選択部と、選択された前記ブロック画像の前記複雑度に対応した仮の量子化情報を算出する量子化情報算出部と、前記仮の量子化情報で前記画像を量子化した際の符号量を推定する符号量推定部と、前記符号量に基づいて最終的な量子化情報を決定する量子化情報決定部とを備えた構成を有している。
この構成により、本発明の符号化装置は、ブロック画像選択部は、複数のブロック画像の中から複数のブロック画像を選択し、量子化情報算出部は、選択されたブロック画像の複雑度に対応した仮の量子化情報を算出し、量子化情報決定部は、符号量推定部が仮の量子化情報に基づいて推定した符号量によって最終的な量子化情報を決定して量子化手段に出力するので、回路規模の増大化を回避することができ、製造コストの低減化を図ることができる。
また、本発明の符号化装置は、前記ブロック画像選択部は、前記複雑度に基づいて並べられた複数の前記ブロック画像に対して所定数おきに前記ブロック画像を選択する構成を有している。
この構成により、本発明の符号化装置は、画像全体の特徴を表すブロック画像を選択することができるので、量子化情報の予測精度を向上させることができる。
さらに、本発明の符号化装置は、前記ブロック画像選択部は、複数の前記ブロック画像のうち、前記画像が表示画面に表示される際に前記表示画面の端面部側に存在するブロック画像よりも中央部側に存在するブロック画像を優先して選択する構成を有している。
この構成により、本発明の符号化装置は、ブロック画像選択部は、ウェーブレット係数が異常値を含みやすい表示画面端面部付近にあるブロック画像を排除し、表示画面中央部付近のブロック画像を優先して選択するので、所定数おきにブロック画像を選択するものよりも量子化情報の予測精度を向上させることができる。
さらに、本発明の符号化装置は、前記複雑度に対応した量子化情報のデータを予め記憶するメモリを備え、前記メモリに記憶された前記量子化情報のデータは第1の量子化ステップ数を含み、前記量子化情報算出部は、前記第1の量子化ステップ数よりも小さい第2の量子化ステップ数を含む量子化情報を前記仮の量子化情報とする構成を有している。
この構成により、本発明の符号化装置は、ウェーブレット係数がゼロに近くなるような量子化ステップ数の設定を回避することができ、量子化情報の予測精度を向上させることができる。
本発明の符号化方法は、複数のブロックに分割されたブロック画像の複雑度を前記ブロック画像毎に算出し、複数の前記ブロック画像の中から複数のブロック画像を選択した後、選択された前記ブロック画像の前記複雑度に対応した仮の量子化情報を算出し、前記仮の量子化情報で前記画像を量子化した際の符号量を推定して前記符号量に基づいて最終的な量子化情報を決定する構成を有している。
この構成により、本発明の符号化方法は、選択されたブロック画像の複雑度に対応した仮の量子化情報を算出し、仮の量子化情報で画像を量子化した際の符号量を推定して符号量に基づいて最終的な量子化情報を決定するので、回路規模の増大化を回避することができ、製造コストの低減化を図ることができる。
本発明は、製造コストの低減化を図ることができるという効果を有する符号化装置及び符号化方法を提供することができるものである。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
まず、本発明の第1の実施の形態の符号化装置の構成について説明する。
図1に示すように、本実施の形態の符号化装置10は、入力された画像信号に基づく画像をブロックスキャンにより複数のブロック画像に分割するブロックスキャン部11と、ウェーブレット(Wavelet)変換により画像信号をサブバンドに分割し、各周波数の係数データを出力するウェーブレット変換部12と、各係数データを記憶するメモリ13と、量子化情報を予測する量子化情報予測手段20と、画像信号を量子化情報に基づいて量子化する量子化手段30とを備えている。なお、量子化情報とは、量子化ステップ数や、量子化ステップ数を決定するための係数等を含む情報をいう。
量子化情報予測手段20は、ブロック画像の複雑度を算出する複雑度算出部21と、複数のブロック画像の中から複数のブロック画像を選択し、選択したブロック画像の複雑度に対応した仮の量子化情報を算出するブロック画像選択部22と、仮の量子化情報で画像を量子化する量子化部23と、符号量を推定する符号量推定部24と、符号量に基づいて最終的な量子化情報を決定する量子化情報決定部25とを備えている。
複雑度算出部21は、ウェーブレット変換部12からウェーブレット係数のデータを入力し、ブロック画像の複雑度をブロック画像毎に算出するようになっている。具体的には、画像が複雑になるに従ってウェーブレット係数のデータはゼロを含まなくなるので、複雑度算出部21は、ウェーブレット係数のデータに含まれるゼロの数によってブロック画像の複雑度を算出するようになっている。
ブロック画像選択部22は、例えば、複数のブロック画像を複雑度の高い順に並べて複数のブロック画像を選択し、選択したブロック画像の複雑度に基づいて仮の量子化情報を算出するようになっている。具体的には、ブロック画像選択部22は、例えば64個のブロック画像を複雑度の高い順に並べ、最も複雑度の高いブロック画像から例えば1個おきにブロック画像を32個選択して、選択した32個のブロック画像全体の複雑度から仮の量子化情報を算出するようになっている。なお、ブロック画像選択部22は、本発明のブロック画像選択部及び量子化情報算出部を構成している。
量子化部23は、ブロック画像選択部22によって選択されたブロック画像全体を複雑度に対応した仮の量子化情報によって量子化するようになっている。符号量推定部24は、量子化部23が仮の量子化情報によって量子化した結果のデータから、入力された画像信号を圧縮した際の符号量を推定するようになっている。ここで、仮の量子化情報とは、入力された画像信号を圧縮した際の符号量の推定のために量子化部23が使用する量子化ステップ数を含む情報をいう。
量子化情報決定部25は、符号量推定部24が推定した符号量と、予め定められた目標符号量とに基づいて最終的な量子化情報を決定し、この量子化符号量のデータを量子化手段30に出力するようになっている。具体的には、符号量推定部24が推定した符号量が目標符号量内となる仮の量子化情報が最終的な量子化情報として決定されるようになっている。後述のように、ブロック画像選択部22によって最初に算出された仮の量子化情報が最終的な量子化情報となることもあり、また、仮の量子化情報が複数回修正されたものが最終的な量子化情報となることもある。
量子化手段30は、量子化情報予測手段20からの量子化情報でウェーブレット係数を量子化する量子化部31と、量子化後のデータを可変長符号化するVLC(Variable Length Coding)部32と、可変長符号化されたデータを一時的に蓄積するバッファ部33とを備えている。
次に、本実施の形態の符号化装置10の動作について説明する。
まず、図2に示すように、ブロックスキャン部11によって、画像信号が入力され、この画像信号に基づく画像がブロックスキャンされて複数のブロック画像に分割される(ステップS11)。
次いで、ウェーブレット変換部12によって、複数のブロック画像の画像信号がウェーブレット変換され(ステップS12)、ウェーブレット係数のデータがメモリ13及び複雑度算出部21に出力される。
引き続き、量子化情報予測手段20によって、後述の量子化情報予測処理が実行され(ステップS13)、量子化情報が量子化手段30に出力される。
次いで、量子化手段30の量子化部31によって、量子化情報予測手段20からの量子化情報でウェーブレット係数が量子化される(ステップS14)。
さらに、VLC部32によって、量子化後のデータが可変長符号化される(ステップS15)。そして、バッファ部33によって、可変長符号化されたデータが一時的に蓄積されてビットストリームが出力される(ステップS16)。
次に、量子化情報予測処理について図3を用いて説明する。
まず、複雑度算出部21によって、ブロック画像の複雑度が算出される(ステップS21)。具体的には、ウェーブレット変換部12から出力されたウェーブレット係数のデータの絶対値和が複雑度GEN_ACTとしてメモリ13及びブロック画像選択部22に出力される。ここで、ブロック画像の総数をTOTALとすると、複雑度GEN_ACTは、各ブロック画像の複雑度を表す複雑度act[TOTAL]と、全ブロック画像の複雑度の合計を表す複雑度act(以下、単に「act」という。)とを含んでいる。
次いで、ブロック画像選択部22によって、ブロック画像が複雑度act[TOTAL]に基づき複雑度の高い順にソートされ(ステップS22)、複雑度の高い順にブロック番号bnが各ブロック画像に付与される。例えば、監視領域の画像が行方向及び列方向にそれぞれ8分割され、ブロック画像の総数が64個の場合、最も複雑度が高いブロック画像がブロック番号bn=0とされ、最も複雑度が低いブロック画像がブロック番号bn=63とされる。
続いて、ブロック画像選択部22によって、ソートされたブロック画像から複数のブロック画像が定数STEPにより所定数おきに選択される(ステップS23)。
ここで、定数STEPは、ブロック画像を所定数おきに選択するために予め定められた定数であり、ブロック画像を所定数おきに選択するとは、ステップS22において複雑度の高い順にソートされたブロック画像を例えば2つおき、4つおき等で選択することをいう。
例えば、定数STEP=5の場合は、ブロック番号bn=0、5、10、15・・・と複雑度の高い順にブロック画像が4つおきに選択される。また、例えば、定数STEP=2の場合は、ブロック番号bn=0、2、4、6・・・と複雑度の高い順にブロック画像が1つおきに選択される。また、例えば、定数STEP=1の場合は、ブロック番号bn=0、1、2、3・・・と複雑度の高い順に全部のブロック画像が選択される。
すなわち、定数STEPを予め小さく設定すればするほど選択されるブロック画像の数が増えるので量子化情報の予測精度を高めることができる。ただし、量子化情報の予測精度を高めるほど処理時間が増大してしまうので、量子化情報の予測精度と処理時間との関係を考慮して定数STEPを決定するのが好ましい。
さらに、ブロック画像選択部22によって、ウェーブレット係数のデータに含まれるゼロでない係数の数を表す変数coef(以下、単に「coef」という。)と、ブロック番号bnとが初期化される(ステップS24)。
引き続き、ブロック画像選択部22によって、選択されたブロック画像におけるゼロでない係数の数を表す変数GEN_COEFがcoefに加算され(ステップS25)、ブロック番号bnが定数STEP分だけ進められる(ステップS26)。
次いで、ブロック画像選択部22によって、ブロック番号bnがブロック総数TOTAL以上か否かが判断される(ステップS27)。
ステップS27において、ブロック番号bnがブロック総数TOTAL以上と判断された場合は、さらにブロック画像選択部22によって、ステップS24〜S27の処理(以下「coef計算処理」という。)が2回目か否かが判断される(ステップS28)。一方、ブロック番号bnがブロック総数TOTAL以上と判断されなかった場合は、ステップS25に戻る。
ステップS28において、coef計算処理が2回目と判断されなかった場合は、量子化部23によって、選択されたブロック画像のウェーブレット係数が複雑度に対応した仮の量子化ステップ数で量子化される(ステップS29)。具体的には、量子化部23は、例えば図4に示されたテーブルを参照し、coefとactとから量子化ステップ数Qを決定し、この量子化ステップ数Qでブロック画像のウェーブレット係数を量子化する。
図4において、coefは、その値に応じてA〜Hの8つのゾーンに予め分けられ、actは、その値に応じてL〜Nの3つのゾーンに予め分けられており、coefとactとに対応する量子化ステップ数Qが示されている。図4に示すように、coefがAゾーンからHゾーンに、actがLゾーンからNゾーンになるに従って量子化ステップ数Qの値は大きく決定されるようになっており、画像信号の圧縮度が高く設定されることになる。例えば、coefがHゾーン、actがNゾーンにある場合は、量子化ステップ数Qが8に決定され、最も高い圧縮度とされる。
なお、ステップS29において、量子化部23が使用する仮の量子化ステップ数は、特許請求の範囲における請求項1に記載の仮の量子化情報に含まれるものである。
引き続き、ブロック画像選択部22によって、coef計算処理が実行されてcoefが再計算される。この再計算は、ステップS29において取得された量子化ステップ数Qによる量子化により、ブロック画像のウェーブレット係数が変化する可能性があるために実施されるものである。
一方、ステップS28において、coef計算処理が2回目と判断された場合は、符号量推定部24によって、再計算されたcoefとactとに基づいて推定符号量EST_TGTが式(1)によって算出される(ステップS30)。
EST_TGT=coef×N_coef+act×N_act (1)
ここで、N_coefは、発生符号量とcoefとの関係を表す重み係数であり、N_actは、発生符号量とactとの関係を表す重み係数である。N_coef及びN_actは、coefとactと発生符号量とを予め計測しておくことで決定される。
次いで、量子化情報決定部25によって、符号量推定部24が推定した推定符号量EST_TGTが、予め定められた目標符号量TARGETより小さいか否かが判断される(ステップS31)。ここで、推定符号量EST_TGTが目標符号量TARGETより小さいと判断された場合は、量子化情報予測処理を終了してステップS14(図2参照)に進み、現在の仮の量子化ステップ数を含む量子化情報が最終的な量子化情報として量子化部31に出力される。
一方、ステップS31において、推定符号量EST_TGTが目標符号量TARGETより小さいと判断されなかった場合は、量子化情報決定部25によって、量子化ステップ数Qが1つ大きくされる(ステップS32)。
さらに、量子化情報決定部25によって、coefが更新される(ステップS33)。そして、ステップS30に戻り、推定符号量EST_TGTが目標符号量TARGETより小さいとステップS31において判断されるまで、ステップS33においてcoefが更新される。
なお、ステップS33におけるcoefの更新は、予め定められた係数TBL_COEFをcoefに乗算することによって行われる。この係数TBL_COEFは、量子化ステップ数Qを1つ大きくすることによる符号量の変化量を経験的に求めて定めたものである。
以上のように、本実施の形態の符号化装置10によれば、ブロック画像選択部22は、複数のブロック画像の中から複数のブロック画像を選択してブロック画像の複雑度に対応した仮の量子化情報を算出し、量子化情報決定部25は、符号量推定部24が仮の量子化情報に基づいて推定した符号量によって最終的な量子化情報を決定して量子化部31に出力する構成としたので、回路規模の増大化を回避することができ、製造コストの低減化を図ることができる。
なお、前述の実施の形態において、複雑度算出部21がウェーブレット係数に基づいてブロック画像の複雑度を算出する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばDCT(Discrete Cosine Transform:離散コサイン変換)によってブロック画像信号を周波数成分に変換して得られる係数に基づいてブロック画像の複雑度を算出する構成としても同様の効果が得られる。
また、前述の実施の形態において、複雑度算出部21がウェーブレット係数のデータの絶対値和に基づいてブロック画像の複雑度を算出する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば入力された画像信号に基づく全体画像におけるウェーブレット係数の分散値に基づいてブロック画像の複雑度を算出する構成としても同様の効果が得られる。
また、前述の実施の形態において、ブロック画像選択部22が定数STEPに基づいて所定数おきにブロック画像を選択する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、ブロック画像選択部22が、複数のブロック画像のうち、画像が表示画面に表示される際に表示画面の端面部側に存在するブロック画像よりも中央部側に存在するブロック画像を優先して選択できるよう定数STEPを定める構成とすることができる。この構成により、本実施の形態の符号化装置10は、ブロック画像選択部22が、ウェーブレット係数が異常値を含みやすい表示画面端面部付近にあるブロック画像を排除し、表示画面中央付近のブロック画像を優先して選択するので、所定数おきにブロック画像を選択するものよりも量子化情報の予測精度を向上させることができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態の符号化装置は、第1の実施の形態に係る符号化装置10と同様の構成なので、構成の説明は省略する。
次に、本実施の形態の符号化装置の動作について図5に示されたフローチャートを用いて説明する。なお、図5に示されたフローチャートは、第1の実施の形態の符号化装置10に係る量子化情報予測処理のフローチャート(図3参照)のステップS29に代わるステップS41及びS42を含んでいる。したがって、ステップS41及びS42について説明し、図3に示されたフローチャートと同様なステップには同じ番号を付して説明を省略する。
ステップS28において、coef計算処理が2回目と判断されなかった場合は、量子化部23によって、例えば図4に示されたテーブルが参照され、coefとactとから求まる量子化ステップ数Qが1つ小さくされる(ステップS41)。例えば、coefがFゾーン、actがLゾーンにある場合は量子化ステップ数Qが5なので、量子化部23によって、量子化ステップ数Qが1つ小さくされて4に決定される。なお、ステップS41において決定された量子化ステップ数が仮の量子化ステップ数とされる。
さらに、量子化部23によって、ステップS41で決定された量子化ステップ数Qで、選択されたブロック画像のウェーブレット係数が量子化される(ステップS42)。
そして、ブロック画像選択部22によって、coef計算処理が実行され、coefが再計算された後、ステップS30以降の処理を経て最終的な量子化情報が得られる。
ここで、ステップS41において量子化ステップ数Qを1つ小さくする理由について説明する。本実施の形態の符号化装置は、量子化情報を予測するための処理量を低減するため、ブロック画像選択部22が全ブロック画像から複数のブロック画像を選択する構成となっている。そのため、量子化情報の予測誤差が生じる虞があり、特にウェーブレット係数がゼロに近くなるような量子化ステップ数を設定すると予測誤差が大きくなってしまう。そこで、本実施の形態の符号化装置は、ステップS41において量子化ステップ数を1つ小さくして量子化情報を予測することにより予測精度の向上を図っている。
以上のように、本実施の形態の符号化装置によれば、量子化部23は、coefとactとから求まる量子化ステップ数Qを1つ小さくして、選択されたブロック画像のウェーブレット係数を量子化する構成としたので、ウェーブレット係数がゼロに近くなるような量子化ステップ数を設定して予測誤差が大きくなってしまうことを回避して量子化情報の予測精度を向上させることができ、しかも、回路規模の増大化を回避して製造コストの低減化を図ることができる。
以上のように、本発明に係る符号化装置及び符号化方法は、製造コストの低減化を図ることができるという効果を有し、複数のブロックに分割された画像の画像信号を圧縮する符号化装置及び符号化方法等として有用である。
本発明の第1の実施の形態の符号化装置のブロック図 本発明の第1の実施の形態の符号化装置の各ステップのフローチャート 本発明の第1の実施の形態の符号化装置に係る量子化情報予測処理のフローチャート 本発明の第1の実施の形態の符号化装置に係る量子化情報決定部が参照する量子化ステップ数を決定するためのテーブルの一例を示す図 本発明の第2の実施の形態の符号化装置に係る量子化情報予測処理のフローチャート
符号の説明
10 符号化装置
11 ブロックスキャン部
12 ウェーブレット変換部
13 メモリ
20 量子化情報予測手段
21 複雑度算出部
22 ブロック画像選択部(ブロック画像選択部、量子化情報算出部)
23 量子化部
24 符号量推定部
25 量子化情報決定部
30 量子化手段
31 量子化部
32 VLC部
33 バッファ部

Claims (5)

  1. 画像信号を量子化情報に基づいて量子化する量子化手段と、前記量子化情報を予測する量子化情報予測手段とを有し、
    前記量子化情報予測手段は、前記画像信号に基づく画像が複数のブロックに分割されたブロック画像の信号を入力し、前記ブロック画像の複雑度を前記ブロック画像毎に算出する複雑度算出部と、複数の前記ブロック画像の中から複数のブロック画像を選択するブロック画像選択部と、選択された前記ブロック画像の前記複雑度に対応した仮の量子化情報を算出する量子化情報算出部と、前記仮の量子化情報で前記画像を量子化した際の符号量を推定する符号量推定部と、前記符号量に基づいて最終的な量子化情報を決定する量子化情報決定部とを備えたことを特徴とする符号化装置。
  2. 前記ブロック画像選択部は、前記複雑度に基づいて並べられた複数の前記ブロック画像に対して所定数おきに前記ブロック画像を選択することを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  3. 前記ブロック画像選択部は、複数の前記ブロック画像のうち、前記画像が表示画面に表示される際に前記表示画面の端面部側に存在するブロック画像よりも中央部側に存在するブロック画像を優先して選択することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の符号化装置。
  4. 前記複雑度に対応した量子化情報のデータを予め記憶するメモリを備え、前記メモリに記憶された前記量子化情報のデータは第1の量子化ステップ数を含み、前記量子化情報算出部は、前記第1の量子化ステップ数よりも小さい第2の量子化ステップ数を含む量子化情報を前記仮の量子化情報とすることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の符号化装置。
  5. 複数のブロックに分割されたブロック画像の複雑度を前記ブロック画像毎に算出し、複数の前記ブロック画像の中から複数のブロック画像を選択した後、選択された前記ブロック画像の前記複雑度に対応した仮の量子化情報を算出し、前記仮の量子化情報で前記画像を量子化した際の符号量を推定して前記符号量に基づいて最終的な量子化情報を決定することを特徴とする符号化方法。
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