JP2006221522A - 情報処理装置、サーバ及び情報処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ソフトウェア(SW)を挿抜可能な記録メディアにダウンロードし、該メディアを介して情報処理装置にSWをインストールする際に、挿抜可能なメディア間で行われた不正複製によって起きる動作異常を含め、SW使用時の動作異常の原因解明を可能とする。
【解決手段】 配信要求されたSWをクライアント21の挿抜可能なメディア22にダウンロードする際、サーバ12側で配信するSWと配信先のメディア22のIDとを関連付けてメディアIDデータベース13に登録する。異常発生時に情報処理装置30に装着されたメディアIDがサーバ12のデータベース13で管理されていない場合、異常の原因が不正複写である可能性が示される。更に、配信SWのメディア22への書込み直後にライトプロテクトをかけ、SWの改変を防止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、挿抜可能な記録メディアを使用する情報処理装置に関し、より特定すると、ネットワーク等の通信手段を介してソフトウェアの配信を受ける前記記録メディアを用いる画像処理装置及び前記記録メディアへのソフトウェアの配信を行うサーバに関する。
近年、文書や画像等の様々な情報を扱うアプリケーションを用いて情報を処理する情報処理装置において、多機能化に伴って使用するアプリケーションやプログラムサイズが増大しており、これらを装置内に保存する方法をとると、内蔵のROMに大容量が必要になる。内蔵のROMは、メモリ容量が有限(固定)で、高価である上に、プログラムの書き換えに手間が掛かる(インターネット等の広域ネットワークが整備されていない環境にある場合)こともあって、機能の拡大やバージョンアップの制約要因になるという状況が起きる。
このために、装置内蔵のROMに代えて、ビット単価の比較的安いディスクやカード等の装置本体に挿抜可能(リムーバブル)な記録メディア(例えば、SD(Secure Digital)カード)を用いることにより、機能の拡大やバージョンアップへの対応を容易にし、装置のコストダウンが図られている。
また、挿抜可能な記録メディアを用いる方法により、情報処理装置へのソフトウェア(プログラム)の追加を行う場合、プログラムの作成元からネットワークを介して記録メディアにダウンロードすることにより、遠隔地にあるクライアントへの便宜を図ることができるようにしている。使用する画像処理装置にインストールする、という過程を経て行われ、クライアントの便宜を図っている。
ただ、この種の挿抜可能な記録メディアを用いてプログラムをインストールする方法による場合は、情報処理装置がネットワーク環境を有しない場合であるから、ネットワークを介してダウンロードされたプログラムを、さらに記録メディアを介して情報処理装置にインストールするという手順を行う必要がある。この手順を行う過程で、データの改変や誤操作が起きる可能性がある。
挿抜可能な記録メディアを用いてプログラムをインストールする過程で生じる可能性のあるこうした障害を防ぐために提案された従来技術として、下記特許文献1を例示することができる。
下記特許文献1記載の記録媒体作成システムは、クライアントから取得したSDカードID、機種モデル番号をもとに、プログラム作成装置側でライセンス情報及びプログラムを作成し、これらをクライアント側のSDカードにネットワークを介して書込み、情報処理装置(多機能型コピー機)へのインストール時に、ライセンス情報及びプログラムに認証チェックをかけ、プログラムの不正使用を回避するものである。
また、ソフトウェアを配布するサーバからクライアント(サービス拠点)の記録メディアにダウンロードされたソフトウェアを、記録メディアを介してさらに情報処理装置にインストールするという手順を行う従来システム(図5、参照)では、配布されたソフトウェアの使用時に情報処理装置に起きる異常動作へは、図6のシーケンスに示すような対応をしている。
即ち、顧客40の持つ情報処理装置30がネットワーク50に接続されていない場合、ソフトウェア開発部門10とサービス拠点20をネットワークで結ぶことで、インストールすべきソフトウェアを配信し、クライアント21の挿抜可能メディア22に書き込む。
このシーケンスは、図6に示すように、ソフトウェア開発者11が、作成したソフトウェアをソフトウェア配布サーバ12に登録すると(S601)、サービス拠点20のクライアント21は、ソフトウェア配布サーバ12に登録されたソフトウェアをネットワーク経由でダウンロードし(S602)、クライアント機内に装着された挿抜可能メディア22に書き込む(S603)。
ダウンロードされたソフトウェアを書込んだ挿抜可能メディア22は、顧客先に持ち込まれる(S604)。顧客の情報処理装置30への装着により、ソフトウェアをインストールすることができ、ユーザー41の使用に供される(S605)。
また、その情報処理装置を使用したユーザー41が、動作異常を発見した場合に(S611)、ユーザー41により動作異常の発生が、ソフトウェア開発者11に通知される(S612)。
この通知を受けたソフトウェア開発者11は、先にクライアント21にダウンロードしたソフトウェアの配信情報をもとに、ソフトウェア配布サーバ12に登録されたソフトウェアを検索し(S621)、取得したソフトウェアの内容から動作異常を起こした原因を解析することができる(S622)。
特開2004−303221号公報
上記のシーケンス(図6)は、サーバからクライアント(サービス拠点)の記録メディアを介して情報処理装置にインストールするという手順が正しく行われ、動作異常の原因がソフトウェアそのものにあった場合の例を示すもので、ソフトウェア開発者11によって動作異常の原因が解析可能な場合である。
ところが、挿抜可能メディア22は、PC(パーソナル コンピュータ)のような通常どこにでもある機器を用いて複製可能である。このため、図7に示すように、サービス拠点20から情報処理装置30にインストールされるまでの間に、挿抜可能メディアAから挿抜可能メディアBへ複製(S704)されてしまうことがあった。
このPCにより行われる挿抜可能メディア間の複製は、完全な複製ができないケースが発生する。というのも、挿抜可能メディア22A内のデータは、特殊な形式を持っており、通常のPCが持っている機能では、読み出し等の処理ができない領域が存在するためであったり、或いはソフトウェアが改変されてしまうためである。さらに、挿抜可能メディア間の複製の途中で電源断やメディアの抜き取り等の障害が発生し、不完全な複製になるケースもある。
このようなケースでは、複製された挿抜可能メディアBを顧客の情報処理装置30へ装着し、ソフトウェアをインストールし(S705)、ユーザー41が使用する際に(S706)、動作異常を誘発する。ユーザー41は、動作異常を発見した場合に(S711)、動作異常の発生をソフトウェア開発者11に通知する(S712)。
この通知を受取ったソフトウェア開発者11は、先に行ったクライアント21へのソフトウェアの配信情報をもとに、ソフトウェア配布サーバ12に登録されたソフトウェアを検索し(S721)、取得したソフトウェアの内容から動作異常を起こした原因を解析する(S722)が、この時に取得するソフトウェアは配信した挿抜可能メディア22Aの内容であり、挿抜可能メディア22Bの内容によって起きた動作異常については、解析することができない、という問題が生じる。
本発明は、プログラムの作成元から挿抜可能な記録メディアにダウンロードし、挿抜可能な記録メディアを介して情報処理装置にソフトウェア(プログラム)をインストールする、という方法をとる場合に発生する上記した問題に鑑み、これを解決するためになされたもので、その解決課題は、第1に、上記動作異常が生じる原因の解析を可能にするための情報の取得手段を備えること、第2に、プログラムの作成元から使用する画像処理装置にインストールするまでの上記過程で発生する、不正な改変や障害からソフトウェアを保護する手段を備えることにある。
請求項1の発明は、サーバから通信手段を介してソフトウェアの配信を受け、受取ったソフトウェアを挿抜可能な記録メディアに保存可能とした情報処理装置であって、装着した前記記録メディアの識別情報を取得する手段と、前記サーバーへのソフトウェアの配信要求に従いダウンロードされるソフトウェアを保存する記録メディアとして、前記記録メディア識別情報取得手段により取得した識別情報をサーバーへ通知する手段を備えたことを特徴とする情報処理装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載された情報処理装置において、ソフトウェアの配信要求に従いダウンロードされるソフトウェアに対するライトプロテクトの指示に応じて、前記記録メディアに保存するソフトウェアに対しライトプロテクトをかけて書込む手段を備えたことを特徴とするものである。
請求項3の発明は、情報処理装置からのソフトウェアの配信要求を受け、通信手段を介してソフトウェアを配信するサーバであって、前記情報処理装置からソフトウェアの配信要求とともに通知されてくる配信ソフトウェアを保存する記録メディアの識別情報を登録する手段と、登録された記録メディア識別情報と関係付けて配信するソフトウェアを管理する手段を備えたことを特徴とするサーバである。
請求項4の発明は、請求項3に記載されたサーバにおいて、ソフトウェアの配信要求に従いダウンロードするソフトウェアに対しライトプロテクトの指示を与える手段を備えたことを特徴とするものである。
請求項5の発明は、通信手段を介して、請求項1又は2に記載された情報処理装置と請求項3又は4に記載されたサーバを接続した、ソフトウェアの配信が可能な情報処理システムである。
本発明によると、サーバ側で、配信するソフトウェアとこのソフトウェアを保存する挿抜可能な記録メディアの識別情報とを関係付けて管理するようにしたことにより、配信されたソフトウェアの使用時に動作異常が生じた場合に、その原因が挿抜可能な記録メディア間で行われた不完全な複製によって起きる場合を含め、原因の解析を容易に行うことを可能にする。
しかも、サーバからダウンロードし、挿抜可能な記録メディアに保存したソフトウェアにライトプロテクトをかけるようにしたので、挿抜可能な記録メディアに起こり得る不正な改変や障害からソフトウェアを保護することができ、又サーバ(ソフトウェア開発者)がソフトウェアの内容を保証することが可能になる。
以下に、本発明の情報処理システムに係わる実施形態を示す。
図1は、本実施形態の情報処理システムの構成を概略的に示す図である。
本実施形態の情報処理システムは、ソフトウェアの配信機能として、ソフトウェアを配布するサーバ12からネットワーク50を介してクライアント21へソフトウェアをダウンロードし、挿抜可能な記録メディア22に保存する、という機能を実現するための構成を有する。
ただ、配信されたソフトウェアを保存した挿抜可能な記録メディア22は、インターネット等の広域ネットワークが整備されていない環境にある情報処理装置30で用いるという使用形態が典型である。
従って、図1に示すように、ソフトウェア開発部門10の下にあるソフトウェア配布サーバ12は、ダウンロード時にサービス拠点20の下にあるクライアント21の挿抜可能な記録メディア22へソフトウェアの書き込みを行う。その後、ソフトウェアが書き込まれた挿抜可能な記録メディア22は、サービス拠点20から顧客40に持ち込まれ、ユーザー41の下にある情報処理装置30に設けたスロットに装着され、使用に供される。
また、ソフトウェア配布サーバ12は、配信するソフトウェアを管理する機能を備えており、配信先である挿抜可能な記録メディア22と関係付けて、その管理情報を記録するために、メディアIDデータベース13を備える。
また、本例における顧客40の情報処理装置30は、ネットワークが整備されていない環境にあるので、挿抜可能な記録メディア22のソフトウェア使用時に発生する動作異常は、ユーザー41からソフトウェア開発者11のルートで通知される。
次に、上記した情報処理システムにおけるソフトウェア配信機能の詳細、及び配信時の動作について説明する。
本例の情報処理システムでは、ソフトウェア配布サーバ(以下、単に「サーバ」と記す場合、「ソフトウェア配布サーバ」を指す)12からダウンロードされるソフトウェアは、クライアント21の例えば、SDカード等の挿抜可能な記録メディア22に書込まれる。
SDカード等の挿抜可能な記録メディア(以下、単に「記録メディア」と記す場合、「挿抜可能な記録メディア」を指す)22は、通常、どこにでもあるPC等の情報処理装置に設けたスロットに差し込むことにより読み書きが可能であるから、クライアント21によって記録メディア22に書き込まれたソフトウェアを別の記録メディアに容易に複製することが可能である。しかしながら、不完全複製されて、使用時に動作異常を発生させる可能性がある(上記[発明が解決しようとする課題]の項の記述、参照)。
この問題を解決するために、本実施形態では、クライアント21によって記録メディア22に書き込まれたソフトウェアが、別の記録メディアに複製されたことをソフトウェア開発者11が検出できる仕組みを用意する。
具体的には、記録メディア22にソフトウェアを書き込む際に、サーバ12側では、配信するソフトウェアを示す情報と配信先である記録メディア22固有の識別情報(メディアID)とを関連付けて管理するために、メディアIDデータベース13を作成する。
また、メディアIDデータベース13へ登録するため、クライアント21側では、ソフトウェアの配信要求に従ってダウンロードされてくるソフトウェアを保存する記録メディアを特定する情報として、装着された記録メディア22のメディアIDを取得し、サーバ12に通知するための手段を備える。
サーバ12は、上記のような仕組みを用いて、配信したソフトウェアを管理するようにしたので、記録メディア22のソフトウェア使用時に、ユーザー41から動作異常が報告されると、これを受けるソフトウェア開発者11は、メディアIDデータベース13を調べることで、ユーザー41の使っている情報処理装置30にインストールされたソフトウェアの内容とメディアIDを特定することができ、不完全な複製によって起きる場合を含め、動作異常が生じた原因を解析することが可能になる。
図2は、本実施形態におけるソフトウェア配信機能利用時の動作シーケンスを示す。
同図に示すシーケンスに従い、ソフトウェア配信機能利用時の動作を説明すると、まず、ソフトウェア開発者11は、作成したソフトウェアをソフトウェア配布サーバ12に登録する(S201)。
サービス拠点20に配備されたサービスマンは、クライアント21にログインし、ソフトウェア配布サーバ12に登録されたソフトウェアをネットワーク経由でダウンロードするために、配信要求を行う。このとき、クライアント21は、装着された記録メディア(A)22AのメディアIDを取得し(S202)、サーバ12へソフトウェアの配信要求とともに、配信要求に従いダウンロードされるソフトウェアを保存する記録メディアとして、取得したメディアIDを通知する(S203)。
サーバ12は、ソフトウェアの配信要求を受けて、ネットワーク50を経由して、要求されたソフトウェアをクライアント21へダウンロードし(S205)、クライアント21側では、ダウンロードされたソフトウェアを、先に配信先として通知したメディアIDを持つ記録メディア(A)22Aに書込み、保存する(S206)。このとき、サーバ12は、配信するソフトウェアを特定する情報と配信先である記録メディア(A)22AのメディアIDとを関連付けてメディアIDデータベース13に登録する(S204)。
サービス拠点20のサービスマンは、ダウンロードされたソフトウェアを書込んだ記録メディア22を顧客先に持ち込む。
通常、サービスマンは、記録メディア(A)22Aをそのまま顧客の持つ情報処理装置30に装着し、ソフトウェアをインストールするが、複製でも可能であると考えて、記録メディア(A)22Aの複製を作成し(S207)、作成された記録メディア(B)22Bを顧客の持つ情報処理装置30に装着し、ソフトウェアをインストールする(S208)。
このように、顧客の持つ情報処理装置30において、記録メディア(B)22Bによりインストールしたソフトウェアが、ユーザー41の使用に供される(S209)が、複製した記録メディア(B)22Bは、不完全な複製が行われることがあり、複製が不完全な記録メディア(B)22Bをインストールした場合、ユーザーが情報処理装置を使用した際に動作異常が発生してしまう。
ユーザー41は、動作異常を発見した場合に(S211)、ユーザー41により動作異常の発生が、ソフトウェア開発者11に通知される(S212)。このときに、ユーザー41は、動作異常が起きた時に使用していた記録メディア(B)22BのメディアIDと動作異常の内容をソフトウェア開発者11に報告する。
この通知を受けたソフトウェア開発者11は、報告を受けて、サーバ12にログインし(S221)、動作異常が起きた記録メディア(B)22BのメディアIDをもとに、先にクライアント21にダウンロードしたソフトウェアの配信情報として登録したメディアIDデータベース13を検索する(S222)。
この場合、ソフトウェアの配信情報として登録したメディアIDは、記録メディア(A)22AのメディアIDであるから、メディアIDデータベース13には、記録メディア(B)22BのメディアIDに関する情報は得られない。従って、異常発生の原因が、不完全な複製によるものである可能性を見出すことができる。
なお、複製を行わない場合の動作異常は、記録メディア(A)22AのメディアIDによりソフトウェアを検索することができるので、ソフトウェアそのものに異常の発生原因があれば、ソフトウェアの内容から動作異常を起こした原因を解析することが可能になる(S223)。
上記実施形態のシーケンス(図2)は、記録メディア(A)22Aから記録メディア(B)22Bへ不正な複製が作成され、動作の異常が起きた場合に、そのチェックを可能としたものである。
ところが、上記のシーケンス(図2)を実施するだけでは、動作異常を起こした原因を解析することが困難な場合が起き得る。
図3は、このケースの動作シーケンスを示すものである。図3に示すシーケンスは、図2のように、記録メディア(A)22Aから記録メディア(B)22Bへの複製を行うシーケンス(S207)は行われなかったが、記録メディア22に対し、何らかの書込みが行われ、ソフトウェアが不正に改変された(S307)場合である。
この後、顧客の持つ情報処理装置30において、記録メディア22の不正に改変されたソフトウェアがインストールされ(S308)、ユーザー41の使用に供され(S209)るが、動作異常が発生してしまう。
ユーザー41は、動作異常を発見した場合に(S311)、ユーザー41により動作異常の発生が、ソフトウェア開発者11に通知される(S312)。このときに、ユーザー41は、動作異常が起きた時に使用していた記録メディア22のメディアIDと動作異常の内容をソフトウェア開発者11に報告する。
この通知を受けたソフトウェア開発者11は、報告を受けて、サーバ12にログインし(S321)、動作異常が起きた記録メディア22のメディアIDをもとに、先にクライアント21にダウンロードしたソフトウェアの配信情報として登録したメディアIDデータベース13を検索する(S322)。
この場合、ソフトウェアの配信情報として登録したメディアIDは、記録メディア22のメディアIDであるから、メディアIDデータベース13から配信時のソフトウェアが検索され、クライアント側で不正に改変されたソフトウェアを得ることができない。従って、メディアIDデータベース13のデータから異常発生の原因が解明できない(S323)。
そこで、この問題を解決するために、次に示す実施形態では、クライアント21にダウンロードし、記録メディア22に書き込まれたソフトウェアの改変を防ぐ仕組みを用意する。
具体的には、記録メディア22にソフトウェアを書き込む際に、書込んだソフトウェアに対しライトプロテクトをかけ、書き込みを禁止する。こうすることにより、ソフトウェア開発者11は、記録メディア22の内容を保証することが可能になる。なお、SDカードのライトプロテクトの例としては、テンポラリライトプロテクトが挙げられる。
この記録メディア22に書込まれたソフトウェアに対するライトプロテクトの処理は、サーバ12から配信されるソフトウェアに付して指示され、クライアント21において実行される。
サーバ12におけるメディアIDデータベース13で配信情報を管理する機能に、さらにクライアント21における記録メディア22に書込まれたソフトウェアに対するライトプロテクト機能が付加され、こうした機能を用いて、配信したソフトウェアを管理するようにしたので、記録メディア22のソフトウェア使用時に、ユーザー41から動作異常が報告されると、これを受けるソフトウェア開発者11は、メディアIDデータベース13を調べることで、ユーザー41の使っている情報処理装置30にインストールされたソフトウェアの内容を間違いなく知ることができ(図3に示すように、ソフトウェアが不正に改変されるケースは起こり得ない)で、記録メディア間で行われる不完全な複製によって起きる場合を含め、動作異常が生じた原因を解析することが可能になる。
図4は、本実施形態におけるソフトウェア配信機能利用時の動作シーケンスを示す。
図4に示すシーケンスにおいて、サーバ12が、ソフトウェアの配信要求を受けて、ネットワーク50を経由して、要求されたソフトウェアをクライアント21へダウンロードスする(S405)までのシーケンスは、図2に示したシーケンスと変わりがない。
クライアント21へのダウンロード後、本実施形態では、ダウンロードしたソフトウェアを記録メディア22に書込む(S406)が、書込んだソフトウェアに対しライトプロテクトが指示されているので、記録メディア22への書き込み直後に、この指示に従って、書込んだソフトウェアに対しライトプロテクトをかける(S407)。
この結果、記録メディア22のソフトウェアが不正に改変されようとしても、ライトプロテクトによって、この改変を不能にする(S408)。
次いで、改変を防止するためにプロテクトされたソフトウェアは、顧客の持つ情報処理装置30にインストールされ(S409)、ユーザー41の使用に供される(S410)。
ソフトウェア使用時に動作異常が発生すると(S411)、ユーザー41により動作異常の発生が、ソフトウェア開発者11に通知される(S412)。このときに、ユーザー41は、動作異常が起きた時に使用していた記録メディア22のメディアIDと動作異常の内容をソフトウェア開発者11に報告する。
この通知を受けたソフトウェア開発者11は、報告を受けて、サーバ12にログインし(S421)、動作異常が起きた記録メディア22のメディアIDをもとに、先にクライアント21にダウンロードしたソフトウェアの配信情報として登録したメディアIDデータベース13を検索する(S422)。
本実施形態の場合、配信したソフトウェアには、ライトプロテクトをかけ、改変を防止しているので、検索された配信ソフトウェアの内容と記録メディア22を介して、情報処理装置30にインストールされ、使用されているソフトウェアの内容とは一致する。従って、メディアIDデータベース13で管理しているソフトウェアによって異常発生の原因を解明することが可能になる(S423)。
本発明の実施形態に係わる情報処理システムの構成を概略的に示す図である。 本情報処理システム(図1)のソフトウェア配信機能(第1の実施形態)利用時の動作シーケンスを示す。 第1の実施形態のソフトウェア配信機能において、問題が生じる場合の動作シーケンスを示す。 本情報処理システム(図1)のソフトウェア配信機能(第2の実施形態)利用時の動作シーケンスを示す。 ソフトウェア配信機能を備えた従来の情報処理システムの構成を概略的に示す図である。 従来の情報処理システム(図5)におけるソフトウェア配信機能利用時の動作シーケンスを示す。 従来のソフトウェア配信機能利用時において、問題が生じる場合の動作シーケンスを示す。
符号の説明
12・・ソフトウェア配布サーバ、 13・・メディアIDデータベース、
21・・クライアント、 22・・挿抜可能メディア、
30・・情報処理装置、 50・・ネットワーク。

Claims (5)

  1. サーバから通信手段を介してソフトウェアの配信を受け、受取ったソフトウェアを挿抜可能な記録メディアに保存可能とした情報処理装置であって、装着した前記記録メディアの識別情報を取得する手段と、前記サーバーへのソフトウェアの配信要求に従いダウンロードされるソフトウェアを保存する記録メディアとして、前記記録メディア識別情報取得手段により取得した識別情報をサーバーへ通知する手段を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載された情報処理装置において、ソフトウェアの配信要求に従いダウンロードされるソフトウェアに対するライトプロテクトの指示に応じて、前記記録メディアに保存するソフトウェアに対しライトプロテクトをかけて書込む手段を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  3. 情報処理装置からのソフトウェアの配信要求を受け、通信手段を介してソフトウェアを配信するサーバであって、前記情報処理装置からソフトウェアの配信要求とともに通知されてくる配信ソフトウェアを保存する記録メディアの識別情報を登録する手段と、登録された記録メディア識別情報と関係付けて配信するソフトウェアを管理する手段を備えたことを特徴とするサーバ。
  4. 請求項3に記載されたサーバにおいて、ソフトウェアの配信要求に従いダウンロードするソフトウェアに対しライトプロテクトの指示を与える手段を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1又は2に記載された情報処理装置と請求項3又は4に記載されたサーバを通信手段を介して接続したソフトウェアの配信が可能な情報処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008117500A1 (ja) * 2007-03-27 2008-10-02 Nec Corporation 仮想マシン運用システム、仮想マシン運用方法およびプログラム

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