JP2006221111A - マッハツェンダー型光素子およびその駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 3dBカプラ22と、3dBカプラ22のそれぞれの出力端に接続された、KTNからなる導波路コアを含む光導波路23、24と、光導波路23、24の出力端に連結された3dBカプラ25とを備える。光導波路23には、電源29に電気的に接続された電極27Aおよび27Bが配置され、バイアスVaと信号電圧Vxとが印加されている。一方、光導波路24には、電源30に電気的に接続された電極28Aおよび28Bが配置され、バイアスVaが印加されている。
【選択図】 図7
Description
図1において、入力ポート1は、カプラ2に連結されており、カプラ2のそれぞれの出力端にはそれぞれ、導波路コアを含む、光導波路3、4が連結されている。光導波路3,4の出力端のそれぞれは、カプラ5の入力端に連結されており、カプラ5の出力端には出力ポート6が連結されている。また、電極7A、7Bは、光導波路3を挟んで略平行に対向して配置されており、電極8A、8Bも同様に、光導波路4を挟んで略平行に対向して配置されている。電極7Aは電源9の+極に、電極7Bは電源9の−極にそれぞれ電気的に接続されている。一方、電極8Aは電源10の+極に、電極8Bは電源10の−極にそれぞれ電気的に接続されている。このような構成において、電源9、電極7A、7Bにより、光導波路3の所定の領域に電圧V1を印加し、電源10、電極8A、8Bにより、光導波路4の所定の領域に電圧V2を印加する。
Δn1=α×V1、 Δn2=α×V2(α:定数)
Δφ1=2π△n1×L/λ、△φ2=2π△n2×L/λ
P=Acos2(△φ1−△φ2)=0.5A(1+cos{2(△φ1−△φ2)})
=0.5A(1+cos{4παL/λ(V1−V2)})
(Aは入力信号強度と変調器のロスに応じて決まる定数)となり、図2のようにV1とV2の差に応じて正弦波的に出力光が変化することがわかる。
Δn=gε2E2=βε2V2
ここで、gはKTN材料の非線形定数であり、εは誘電率であり、βは電圧と電界との比例定数c(V=cE)を用いてβ=g/c2と書ける。
Δφ1=2π△n1×L/λ=2πβε2V1 2L/λ
=2πgε2V1 2L/(λc2)
ここで、γ=2πgL/(λc2)とおくと、
Δφ1=γε2V1 2、Δφ2=γε2V2 2となり、
P=0.5A(1+cos{2(△φ1−△φ2)})
=0.5A(1+cos{2γε2(V1 2−V2 2)})となる。
P=0.5A(1+cos(2△φ1))=0.5A{1+cos(2γε2V1 2)}となる。このままでは、電圧V1に対して変調信号の変化が小さいので、時間的に一定なバイアス電圧Va’を加えた上で、信号電圧Vxを加えることにする。こうすると、図3から分かるように、Ea’(=Va’/電極間の距離)を中心として、信号電圧Vxに応じて電界が変動するので、大きな変調効果が得られることになる。マッハツェンダーの光変調出力は、
P=0.5A(1+cos(2△φ1))=0.5A(1+cos(2γε2(Va’+Vx)2)) (1)
となる。KTNでは、誘電率の温度依存性が大きく、誘電率と温度との関係は、例えば図4のようになっている。図4に示されるように、ある相転移温度Tcをピークとして、その両側で急激に誘電率が減少する。T<Tcでは、強誘電相となっていて、普通は光が通過しない。よって、T>Tcに動作温度を設定して使用するが、動作温度がT=Topの一定温度になるように、温度保持回路をつけて使用する。
図6において、A側(光導波路3)では、電極11から導波路コア14に向かう方向に電界が印加される。一方、B側(光導波路4)では、導波路コア15を挟むように電極8A、電極8Bが配置されている。よって、図6に示すように、電極8Aから電極8Bに向かう方向に電界が印加される。このような電極構造により、光の伝搬方向に対して直交し、かつ、互いに直交する2方向に電界を印加することになる。
まず、Topからわずかに動作温度が変化したときに、図4からわかるように、KTNの誘電率は変化する。具体的には、光変調器の出力は式(1)に示したように、
P=0.5A(1+cos(2△φ1))=0.5A(1+cos(2γε2(Va’+Vx)2))
で記述できるが、信号電圧Vx=0の状態であっても、出力は、
P=0.5A(1+cos(2△φ1))=0.5A(1+cos(2γε2Va’ 2))
と書けるため、温度のわずかな変化に応じて、出力が変化する。つまり、信号=OFFのときであっても、出力信号が動作温度に応じて大きく変化してしまう。
2γε2Va’ 2=(1/2+n)π (但しnは任意の整数)
で決まる。この離散的な点における電圧に対応する電界は、必ずしも二次の電気光学効果を有する材料に対する最善のバイアス電界とはならない点である。
二次の電気光学効果を有する材料を用いた、マッハツェンダー型光強度変調器や光スイッチ等の、マッハツェンダー型光素子において、バイアス電圧Va’に対応するバイアス電界Ea’は大きいほど大きな変調特性が得られるので、二次の電気光学効果を有する材料の特性を最大限に引き出すには、上述のように変調器の大きさLの値とは無関係に、材料として許される最大のバイアス電界をかけて利用することが望ましい。そのためには、変調器の効率を最大にするバイアスと、材料の特性を引き出すバイアスとを独立に印加できることが望ましい。
図7は、第1の実施例に係るマッハツェンダー型光素子としての光変調器を示す図である。
図7において、入力ポート21は、入力光を分岐して出力する手段としての3dBカプラ22に連結されており、3dBカプラ22のそれぞれの出力端にはそれぞれ、誘電率の温度依存性が大きく、二次の電気光学効果を有する材料であるKTNからなる導波路コアを含む、光導波路23、24が連結されている。光導波路23,24の出力端のそれぞれは、入力光を合波して出力する手段としての3dBカプラ25の入力端に連結されており、3dBカプラ25の出力端には出力ポート26が連結されている。
P=0.5A(1+cos{2(△φ1−△φ2)})
=0.5A(1+cos[2γε2{(Va+Vx)2−Va 2}])
=0.5A(1+cos{2γε2(2VaVx+Vx 2)}) (2)
図9は、第2の実施例に係るマッハツェンダー型光素子としての光変調器を示す図である。
本実施例では、図5の従来技術と同様に、縦方向と横方向の両方の偏光に対応するために、二つのタイプの電極を用いている。この二つのタイプの電極を、光導波路23、24の両方に適用している。
本実施例に係るマッハツェンダー型光素子の構成は、第1の実施例と同様な構成である。第1の実施例では、片側の光導波路23のみに信号電圧Vxを印加している。これに対し、本実施例では、図10に示すように、両方の光導波路23、24にバイアス電圧Vaを印加し、その上で信号電圧Vxを各光導波路で正負逆に重畳する方法を用いている。すなわち、本実施例では、電源29、電極27A、27Bにより、光導波路23の所定の領域(電極27Aおよび27Bの長手方向の長さに略相当する領域)に、電圧V1=Va+Vxを印加する。また、電源30、電極28A、28Bにより、光導波路24の所定の領域(電極28Aおよび28Bの長手方向の長さに略相当する領域)に、電圧V1=Va−Vxを印加する。本実施例では、Va>>Vxとしている。
P=0.5A(1+cos{2(△φ1−△φ2)})
=0.5A(1+cos[2γε2{(Va+Vx)2−(Va−Vx)2}])
=0.5A(1+cos{8γε2VaVx}) (3)
本実施例に係るマッハツェンダー型光素子の構成は、第2の実施例と同様な構成である。第2の実施例では、片側の光導波路23のみに信号電圧Vxを印加している。これに対し、本実施例では、図11に示すように、両方の光導波路23、24にバイアス電圧Va1、Va2を印加し、その上で信号電圧Vx1、Vx2を各光導波路で正負逆に重畳する方法を用いている。すなわち、本実施例では、電源35、電極31A、31B、31Cにより、光導波路23の所定の領域(電極31A、31Bおよび31Cの長手方向の長さに略相当する領域)に電圧V1u=Va1+Vx1を印加し、電源37、電極33A、33B、33Cにより、光導波路24の所定の領域(電極33A、33Bおよび33Cの長手方向の長さに略相当する領域)に電圧V1d=Va1−Vx1を印加する。また、電源36、電極32A、32Bにより、光導波路23の所定の領域(電極32Aおよび32Bの長手方向の長さに略相当する領域)に電圧V2u=Va2+Vx2を印加し、電源38、電極34A、34Bにより、光導波路24の所定の領域(電極34Aおよび34Bの長手方向の長さに略相当する領域)に電圧V2d=Va2−Vx2を印加する。
図12は、第5の実施例に係るマッハツェンダー型光素子としての光変調器を示す図である。
図12において、光導波路23には、電極39および41が、光導波路23を挟んで略平行に対向して配置されている。一方、光導波路24には、光導波路23と同様に、電極40および41が、光導波路24を挟んで略平行に対向して配置されている。電極41は、例えば図7における電極27Bおよび28Aを一体化したものに相当する。電極39は電源42に、電極40は電源43に、電極41は電源44にそれぞれ電気的に接続されている。
本実施例は、図11に示された第4の実施例に係る構成について、第5の実施例と同様に電極の共通化を行ったものである。
図13は、第6の実施例に係るマッハツェンダー型光素子としての光変調器を示す図である。
図13において、電極31Aおよび31Bはそれぞれ電源45に、電極32Aは電源46に、電極33Aおよび33Bはそれぞれ電源47に、電極34Bは電源48に、電極31Cおよび33Cはそれぞれ電源49に、電極32Bおよび34Aはそれぞれ電源50に電気的に接続されている。
なお、本実施例では、電極32Bおよび34Aを一体化しても良い。
本実施例は、図7に示した第1の実施例の構成について、電極部分は全く同じように作製しているが、電界が印加される以外の部分で、3dBカプラ22と3dBカプラ25とを連結する2つの光導波路に行路差ΔLをつけたものである。
これにより、信号電圧Vs=0のときの温度依存性が消失し、さらに温度依存性に対する要求がゆるくなる。
図14において、3dBカプラ22のそれぞれの出力端にはそれぞれ、二次の電気光学効果を有する材料であるKTNからなる導波路コアを含む、光導波路51、52が連結されている。本実施例では、光導波路51と光導波路52との行路差ΔLは、
n△L/λ=(1/2+N)π (Nは任意の整数)
を満たすように設定されている。ここで、ここでnはKTNの屈折率であり、λは入力光の波長である。
また、本実施例において、第3の実施例のように、光導波路51にはバイアスVaに正の信号電圧Vsを重畳した電圧を、光導波路52にはバイアスVaに負の信号電圧Vsを重畳した電圧をそれぞれ印加することで効率をさらに向上することができる。
図15は、第7の実施例に係るマッハツェンダー型光素子としての光変調器を示す図である。また、図16(a)は、図15のXVIX−XVIX線矢視断面図であり、図16(b)は、図15のXVIY−XVIY線矢視断面図である。
本実施例では導波路コアの長手方向に垂直な面内における、導波路コアが形成される基板に対する水平方向(図15、16における方向D)に対して、導波路コアに印加される電界の方向を略45度傾けた方向(図16(a)、(b)の方向PおよびQ)にしている。すなわち、本実施例では、図16(a)、(b)に示す断面のように、導波路コア59、60に対してそれぞれ水平方向に対して45度傾く方向(方向PおよびQ)に電界をかけるように,電極を設計する。
図17は、第9の実施例に係るマッハツェンダー型光素子としての光変調器を示す図である。
本実施例では、互いに対向して配置された、櫛形電極61および櫛型電極63により光導波路23の光の進行方向に電界が印加される。また、互いに対向して配置された、櫛型電極65および櫛型電極67により光導波路24の光の進行方向に電界が印加される。櫛型電極61は、複数の電極片62Aと、該電極片62Aのそれぞれの一方端を接続する電極部62Bとからなり、櫛型電極63は、複数の電極片64Aと、該電極片64Aのそれぞれの一方端を接続する電極部64Bとからなる。また、櫛型電極65は、複数の電極片66Aと、該電極片66Aのそれぞれの一方端を接続する電極部66Bとからなり、櫛型電極67は、複数の電極片68Aと、該電極片68Aのそれぞれの一方端を接続する電極部68Bとからなる。
図18は、第10の実施例に係るマッハツェンダー型光素子としての光変調器を示す図である。
図18において、符号71は、上述にて説明した本発明の一実施形態に係るマッハツェンダー型光素子である。温度を検知する手段としての温度測定素子72は、マッハツェンダー型光素子を構成する2つの光導波路の間に配置されている。また、加熱素子73は、マッハツェンダー型光素子71を適切に加熱できるように配置されている。この温度測定素子72および加熱素子73はそれぞれ、温度保持装置74に電気的に接続されており、温度保持装置74は、温度測定素子72から送られてくる温度信号を基に、加熱素子73による加熱を制御する。このような構成により、マッハツェンダー型光素子71の温度は制御される。
図19は、第11の実施例に係るマッハツェンダー型光素子としての光変調器を示す図である。
図19において、加熱素子75は、マッハツェンダー型光素子71の底部に設けられている。すなわち、加熱素子75は、マッハツェンダー型光素子71を構成する2つの光導波路に対して対称になるように配置されている。
22、25 3dBカプラ
23、24 光導波路
26 出力ポート
27A、27B、28A、28B 電極
29、30 電源
31A〜31C、32A、32B、33A〜33C、34A、34B 電極
35〜50 電源
51、52 光導波路
53A、53B、54A、54B、55A、55B、56A、56B 電極
57、58 電源
59、60 導波路コア
61、63、65、67 櫛型電極
62A、64A、66A、68A 電極片
62B、64B、66B、68B 電極部
69、70 電源
71 マッハツェンダー型光素子
72 温度測定素子
73、75 加熱素子
74 温度保持装置
Claims (24)
- 入力光を2つに分岐して出力する光分岐手段と、
該分岐手段の一方の出力端に接続され、二次の電気光学効果を有する誘電体からなる第1の導波路コアを含む第1の光導波路と、
該第1の光導波路に電圧を印加する第1の電圧印加手段と、
前記分岐手段の他方の出力端に接続され、二次の電気光学効果を有する誘電体からなる第2の導波路コアを含む第2の光導波路と、
該第2の光導波路に電圧を印加する第2の電圧印加手段と、
前記第1および第2の光導波路に連結され、前記第1の光導波路から入力された光と前記第2の光導波路から入力された光とを合波して出力する合波手段とを備え、
前記第1および第2の電圧印加手段は、対応する光導波路にそれぞれ、絶対値が同一である、有限の値であり、かつ前記二次の電気光学効果を有する誘電体についての、該誘電体を破壊する電圧よりも小さい値のバイアス電圧を印加し、かつ前記第1および第2の電圧印加手段の少なくとも一方は、対応する光導波路に信号電圧を印加することを特徴とするマッハツェンダー型光素子。 - 前記第1の電圧印加手段は、前記第1の光導波路に前記バイアス電圧を印加すると共に、該バイアス電圧に対して前記信号電圧を重畳し、
前記第2の電圧印加手段は、前記第2の光導波路に前記バイアス電圧を印加することを特徴とする請求項1記載のマッハツェンダー型光素子。 - 前記第1の電圧印加手段は、前記第1の光導波路に前記バイアス電圧を印加すると共に、該バイアス電圧に対して前記信号電圧を重畳し、
前記第2の電圧印加手段は、前記第2の光導波路に前記バイアス電圧を印加すると共に、該バイアス電圧に対して、前記第1の電圧印加手段にて重畳された信号電圧とは逆の符号の前記信号電圧を重畳することを特徴とする請求項1記載のマッハツェンダー型光素子。 - 前記第1の電圧印加手段は、前記第1の光導波路に前記バイアス電圧を印加すると共に、該バイアス電圧に対して前記信号電圧を重畳し、
前記第2の電圧印加手段は、前記第2の光導波路に、前記第1の電圧印加手段によって印加されたバイアス電圧とは逆符号の前記バイアス電圧を印加すると共に、該バイアス電圧に対して、前記第1の電圧印加手段にて重畳された信号電圧と同符号の前記信号電圧を重畳することを特徴とする請求項1記載のマッハツェンダー型光素子。 - 前記第1の電圧印加手段は、前記第1の光導波路を挟んで略平行に対向して配置された2つの電極を備え、
前記第2の電圧印加手段は、前記第2の光導波路を挟んで略平行に対向して配置された2つの電極を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のマッハツェンダー型光素子。 - 前記第1の電圧印加手段に備えられた2つの電極のうち、前記第2の光導波路側に配置された電極と、前記第2の電圧印加手段に備えられた2つの電極のうち、前記第1の光導波路側に配置された電極とは一体化されていることを特徴とする請求項5記載のマッハツェンダー型光素子。
- 前記第1の電圧印加手段は、前記第1の光導波路を挟んで略平行に対向して配置された2つの電極からなる電極対を2つ備え、該2つの電極対は前記第1の光導波路に沿って入力側から出力側にそれぞれ形成されており、該2つの電極対のうちいずれか一方は、前記第1の光導波路上に設けられた第1の電極をさらに有し、
前記第2の電圧印加手段は、前記第2の光導波路を挟んで略平行に対向して配置された2つの電極からなる電極対を2つ備え、該2つの電極対は前記第2の光導波路に沿って入力側から出力側にそれぞれ形成されており、該2つの電極対のうち、前記第1の光導波路の入力側および出力側の電極対に対して前記第1の電極が設けられた側に対応する電極対は、前記第2の光導波路上に設けられた第2の電極をさらに有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のマッハツェンダー型光素子。 - 前記第1の電圧印加手段は、互いに対向して配置した2つの櫛型電極を備え、該2つの櫛型電極により、前記第1の光導波路中を通過する光の進行方向に電界を印加し、
前記第2の電圧印加手段は、互いに対向して配置した2つの櫛型電極を備え、該2つの櫛型電極により、前記第2の光導波路中を通過する光の進行方向に電界を印加することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のマッハツェンダー型光素子。 - 前記第1の電圧印加手段は、前記第1の光導波路を挟んで略平行に対向して配置された2つの電極からなる電極対を2つ備え、該2つの電極対は前記第1の光導波路に沿って入力側から出力側にそれぞれ形成されており、前記入力側に形成された電極対を構成する電極のそれぞれは、前記第1の光導波路に含まれる第1の導波路コアに対して、該第1の導波路コアの長手方向に垂直な面内における前記第1の導波路コアが形成される基板に対する水平方向から略45度傾けた第1の方向に電界を印加するように配置され、前記出力側に形成された電極対を構成する電極のそれぞれは、前記第1の導波路コアに対して、前記水平方向から略45度傾けた方向であって、前記第1の方向から90度傾けた第2の方向に電界を印加するように配置され、
前記第2の電圧印加手段は、前記第2の光導波路を挟んで略平行に対向して配置された2つの電極からなる電極対を2つ備え、該2つの電極対は前記第2の光導波路に沿って入力側から出力側にそれぞれ形成されており、前記入力側に形成された電極対を構成する電極のそれぞれは、前記第2の光導波路に含まれる第2の導波路コアに対して、前記第1の方向に電界を印加するように配置され、前記出力側に形成された電極対を構成する電極のそれぞれは、前記第2の導波路コアに対して、前記第2の方向に電界を印加するように配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のマッハツェンダー型光素子。 - 前記バイアス電圧は、材料として最大の特性を引き出すためのバイアス電圧であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のマッハツェンダー型光素子。
- 前記信号電圧は、前記マッハツェンダー型光素子の出力と印加電圧との関係式について、前記出力を前記印加電圧で微分した際の微分係数が最大になる場合の電圧を含むことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載のマッハツェンダー型光素子。
- 前記第1の光導波路と第2の光導波路とは異なる長さを有しており、前記第1の光導波路と第2の光導波路との行路差は、該行路差によって生じる位相差が、Nは任意の整数とすると(1/2+N)πと等しくなるように設定されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載のマッハツェンダー型光素子。
- 前記マッハツェンダー型光素子の温度を測定する温度測定手段と、
前記マッハツェンダー型光素子の温度を制御する温度制御手段と、
前記温度測定手段によって測定された温度情報により、前記温度制御手段を制御する温度保持手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載のマッハツェンダー型光素子。 - 前記温度制御手段は、前記第1および第2の光導波路に対して同量の熱量のやり取りを行う位置に配置されていることを特徴とする請求項13記載のマッハツェンダー型光素子。
- 入力光を2つに分岐し、該分岐された光の一方を、二次の電気光学効果を有する誘電体からなる第1の導波路コアを含む第1の光導波路へと出力し、前記分岐された光の他方を、二次の電気光学効果を有する誘電体からなる第2の導波路コアを含む第2の光導波路へと出力する光分岐工程と、
前記分岐された光のそれぞれが入力された前記第1および第2の光導波路に電圧を印加する電圧印加工程と、
前記電圧が印加された第1および第2の光導波路から出力されたそれぞれの光を合波して出力する合波工程とを有し、
前記電圧印加工程では、第1および第2の光導波路にそれぞれ、絶対値が同一である、有限の値であり、かつ前記二次の電気光学効果を有する誘電体についての、該誘電体を破壊する電圧よりも小さい値のバイアス電圧を印加し、かつ前記第1および第2の光導波路の少なくとも一方に、対応する光導波路に信号電圧を印加することを特徴とするマッハツェンダー型光素子の駆動方法。 - 前記電圧印加工程では、前記第1の光導波路に前記バイアス電圧を印加すると共に、該バイアス電圧に対して前記信号電圧を重畳し、
前記第2の光導波路に前記バイアス電圧を印加することを特徴とする請求項15記載のマッハツェンダー型光素子の駆動方法。 - 前記電圧印加工程では、前記第1の光導波路に前記バイアス電圧を印加すると共に、該バイアス電圧に対して前記信号電圧を重畳し、
前記第2の光導波路に前記バイアス電圧を印加すると共に、該バイアス電圧に対して、前記第1の光導波路に印加された信号電圧とは逆の符号の前記信号電圧を重畳することを特徴とする請求項15記載のマッハツェンダー型光素子の駆動方法。 - 前記電圧印加工程では、前記第1の光導波路に前記バイアス電圧を印加すると共に、該バイアス電圧に対して前記信号電圧を重畳し、
前記第2の光導波路に、前記第1の光導波路に印加されたバイアス電圧とは逆符号の前記バイアス電圧を印加すると共に、該バイアス電圧に対して、前記第1の光導波路に印加された信号電圧と同符号の前記信号電圧を重畳することを特徴とする請求項15記載のマッハツェンダー型光素子の駆動方法。 - 前記電圧印加工程では、前記第1および第2の光導波路のそれぞれ2つの領域に電界を印加し、該2つの領域のうち入力側の領域には、前記第1の光導波路に含まれる第1の導波路コアおよび前記第2の光導波路に含まれる第2の導波路コアに対して、該第1および第2の導波路コアの長手方向に垂直な面内における前記第1および第2の野導波路コアが形成される基板に対する水平方向から略45度傾けた第1の方向に電界を印加し、前記2つの領域のうち出力側の領域には、前記第1および第2の導波路コアに対して、前記水平方向から略45度傾けた方向であって、前記第1の方向から90度傾けた第2の方向に電界を印加することを特徴とする請求項15乃至18のいずれかに記載のマッハツェンダー型光素子の駆動方法。
- 前記バイアス電圧は、材料として最大の特性を引き出すためのバイアス電圧であることを特徴とする請求項15乃至19のいずれかに記載のマッハツェンダー型光素子の駆動方法。
- 前記信号電圧は、前記マッハツェンダー型光素子の出力と印加電圧との関係式について、前記出力を前記印加電圧で微分した際の微分係数が最大になる場合の電圧を含むことを特徴とする請求項15乃至20のいずれかに記載のマッハツェンダー型光素子の駆動方法。
- 前記第1の光導波路と第2の光導波路とは異なる長さを有しており、前記第1の光導波路と第2の光導波路との行路差は、該行路差によって生じる位相差が、Nは任意の整数とすると(1/2+N)πと等しくなるように設定されていることを特徴とする請求項15乃至20のいずれかに記載のマッハツェンダー型光素子の駆動方法。
- 前記マッハツェンダー型光素子の温度を測定する温度測定工程と、
該温度測定工程によって測定された温度情報により、前記マッハツェンダー型光素子の温度を制御する温度制御工程と
をさらに有することを特徴とする請求項15乃至22のいずれかに記載のマッハツェンダー型光素子の駆動方法。 - 前記温度制御工程では、前記第1および第2の光導波路に対して同量の熱量のやり取りを行うことを特徴とする請求項23記載のマッハツェンダー型光素子の駆動方法。
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