JP2006219060A - 連結式ツイン用カート - Google Patents
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Abstract
【課題】既存のベビー用カートを利用して組み立てることができ、かつ、必要に応じて元のベビー用カートに分離できるようした連結式ツイン用カートをコスト安に提供する。
【解決手段】前に配置される連結専用のベビー用カートの本体フレーム2Aにおける前後方向の中間部には、幅方向に差し渡される受け部材6が設けられ、後に配置されるベビー用カートの前一対のキャスター1,1を取り除いた本体フレーム2の前部を、ボルト7とナット8の締結により、前記受け部材6に対して着脱自在に固定できるようにする。
【選択図】 図6
【解決手段】前に配置される連結専用のベビー用カートの本体フレーム2Aにおける前後方向の中間部には、幅方向に差し渡される受け部材6が設けられ、後に配置されるベビー用カートの前一対のキャスター1,1を取り除いた本体フレーム2の前部を、ボルト7とナット8の締結により、前記受け部材6に対して着脱自在に固定できるようにする。
【選択図】 図6
Description
本発明は、連結式ツイン用カートに係り、詳しくは、ベビーカートを前後又は左右に連結して双子の乳幼児を収容できるようにしたショッピングカートに関する。
スーパーマーケット等で使用されるショッピングカートは、キャスター付きの本体フレームに物品収納用のバスケットを搭載し、多くの場合、ネスティングできるように構成され、今日までに多数提案されている(例えば、特許文献1参照)。このようなショッピングカートには、バスケットの前又は後に乳幼児を収容するためのシートを設けたベビー用カートもある。
上述のようなベビー用カートでは、双子の乳幼児を収容する場合2台必要になるため、使い勝手がよくない。そこで、本体フレームにシートを2つ設けたツイン専用のベビー用カートが求められるが、その場合、本体フレームの幅寸法や強度等について再検討を要するため全く新たな設計が必要とされる。
しかし、ツイン専用のベビー用カートは、需要が少ないため製作費が割高になるという問題がある。また、このようなツイン専用のベビー用カートを常時必要数揃えておくためには、広いスペースが必要とされる。しかも、一旦、ツイン専用として製作したものを一人用としても体裁よく使用できるようにするのは難しい。
また、ベビー用カートの本体フレーム及びその他の金属部材は、ソフトな感触を得られるように製作段階でナイロンコーティングが施される。その際に、本体フレーム等を粉末状のコーティング材を収納したコーティング槽に没入させる作業が行われるが、ツイン専用のベビー用カートでは、本体フレームの全長が長くなるため大きなコーティング槽が必要とされ、さらに製作費が嵩むこととなる。
本発明は、このような実情に鑑みてなされ、既存のベビー用カートを利用して組み立てることができ、かつ、必要に応じて元のベビー用カートに分離できるようした連結式ツイン用カートをコスト安に提供することを目的とする。
(1)本発明の連結式ツイン用カートは、前後にそれぞれ一対のキャスター1,1を旋回自在に備えて前細り状に形成された本体フレーム2に乳幼児用のシート4を設けてなるベビー用カート5A,5を前後に着脱自在に連結できるように構成した連結式ツイン用カートであって、
前に配置される連結専用のベビー用カート5Aの本体フレーム2Aにおける前後方向の中間部には、後に配置されるベビー用カート5の前一対のキャスター1,1を取り除いた本体フレーム2の前部を着脱自在に固定するための受け部材6が設けられていることを特徴とする。
前に配置される連結専用のベビー用カート5Aの本体フレーム2Aにおける前後方向の中間部には、後に配置されるベビー用カート5の前一対のキャスター1,1を取り除いた本体フレーム2の前部を着脱自在に固定するための受け部材6が設けられていることを特徴とする。
このような構成によれば、後に配置されるベビー用カート5の前2つのキャスター1を取り除いて、その本体フレーム2の前部を、前に配置される連結専用のベビー用カート5Aの本体フレーム2Aに設けた受け部材6に固定すれば、前後に2つのベビー用カート5A,5を連結したツイン用カートを得ることができる。また、その固定状態を解除すれば、2つのベビー用カート5A,5に分離することができる。
(2)前記受け部材6には、前記後に配置されるベビー用カート5の前一対のキャスター1,1を取り付けているボルト7,7に対応するボルト挿通孔9,9が形成され、前一対のキャスター1,1が取り除かれた前記後に配置されるベビー用カート5の本体フレーム2の前記ボルト7,7が挿通されていたボルト孔10,10を前記ボルト挿通孔9,9に一致させて、前記ボルト挿通孔9,9とボルト孔10,10に挿通させたボルト7,7をナット8,8で締結することにより、前記本体フレーム2を前記受け部材6に固定できるようにしてもよい。
このようにすれば、ボルト7とナット8の締結により、熟練を要することなく2つのベビー用カート5A,5を前後に容易に連結することができ、連結のための構成が簡易なものとなる。また、その締結状態を解除すれば、2つのベビー用カート5A,5に分離することができる。
(3)本発明の別の連結式ツイン用カートは、前後にそれぞれ一対のキャスター1,1を旋回自在に備えて前細り状に形成された本体フレーム2に支持部材3を介して乳幼児用のシート4を設けてなるベビー用カート5,5を左右に着脱自在に連結できるようにした連結式ツイン用カートであって、
左右に配置したベビー用カート5,5の内側の後のキャスター1,1がそれぞれ取り除かれた状態にて左右の本体フレーム2,2の内側後端部同士を着脱自在に連結するための連結金具12を設け、該連結金具12にはキャスター1が旋回自在に取り付けられると共に、左右の本体フレーム2,2の内側中間部同士を着脱自在に連結するための連結部材13を設けたことを特徴とする。
左右に配置したベビー用カート5,5の内側の後のキャスター1,1がそれぞれ取り除かれた状態にて左右の本体フレーム2,2の内側後端部同士を着脱自在に連結するための連結金具12を設け、該連結金具12にはキャスター1が旋回自在に取り付けられると共に、左右の本体フレーム2,2の内側中間部同士を着脱自在に連結するための連結部材13を設けたことを特徴とする。
このような構成によれば、左右に配置されるベビー用カート5,5の内側の後のキャスター1,1をそれぞれ取り除いて、左右の本体フレーム2,2の内側後端部同士を連結金具12で着脱自在に連結し、かつ、その連結金具12にキャスター1を取り付け、左右の本体フレーム2,2の内側中間部同士を連結部材13で着脱自在に連結すれば、左右に2つのベビー用カート5,5を連結したツイン用カートを得ることができる。また、その固定状態を解除すれば、2つのベビー用カート5,5に分離することができる。そのベビー用カート5,5は連結用の改良を施す必要がなく、既存のままの状態でよい。
(4)前記連結金具12の中央には、キャスター1を旋回自在に支持するためのボルト7を挿通させるボルト孔12aが形成され、かつ、その両側には、左右の本体フレーム2,2の内側後端部に形成されているねじ孔に螺合させるためのボルト7,7を挿通させるボルト孔12b,12bが形成されていてもよい。
このようにすれば、熟練を要することなく、左右の本体フレーム2,2の内側後端部同士を容易に連結することができる。即ち、連結金具12のボルト孔12aに、キャスター1を支持するボルト7を挿通させてナット8で締結することにより、キャスター1を旋回自在に取り付けることができる。また、ボルト孔12b,12bに挿通させたボルト7,7を左右の本体フレーム2,2の内側後端部に形成されているねじ孔に螺合させれば、連結金具12によって、左右の本体フレーム2,2の内側後端部同士を連結することができる。
(5)前記連結部材13は、二枚合わせの板部材13A,13Bからなり、該板部材13A,13Bの両側には、左右の本体フレーム2,2の内側中間部を挟持するための挟持部13e,13eが形成され、その内側には、該挟持部13e,13e同士を締結状態に固定するためのボルト7,7を挿通させるボルト孔13b,13bが形成されていてもよい。
このようにすれば、熟練を要することなく、左右の本体フレーム2,2の内側中間部同士を容易に連結することができる。即ち、二枚合わせの板部材13A,13Bの挟持部13e,13e間に、左右の本体フレーム2,2の内側中間部を挟持させて、その内側のボルト孔13b,13bにボルト7,7を挿通させてナット8,8で締結すれば、左右の本体フレーム2,2の内側中間部を固定状態に連結することができる。
本発明に係る連結式ツイン用カートは、前に配置される連結専用のベビー用カートの本体フレームに設けた受け部材に、後に配置されるベビー用カートの前一対のキャスターを取り除いた本体フレームの前部を、着脱自在に固定できるようにしたので、後に配置されるベビー用カートの前一対のキャスターを取り除いて、その本体フレームの前部を、前に配置されるベビー用カートの本体フレームに設けた受け部材に固定すれば、2つのベビー用カートを前後に連結したツイン用カートを得ることができる。また、その固定状態を解除すれば、2つのベビー用カートに分離することができる。このように、2つのベビー用カートを前後方向に連結するので、専用のツイン用カートよりも安価に提供することができる。また、必要に応じて、2つのベビー用カートに分離できるので、取り扱い上の自由度が高い。
本発明に係る別の連結式ツイン用カートは、連結金具によって、左右に配置したベビー用カートの内側の後のキャスターがそれぞれ取り除かれた状態の本体フレームの内側後端部同士を着脱自在に連結し、連結部材によって、左右の本体フレームの内側中間部同士を着脱自在に連結すれば、左右に2つのベビー用カートを連結したツイン用カートを得ることができる。また、その固定状態を解除すれば、2つのベビー用カートに分離することができる。この発明によれば、連結専用のベビー用カートを要することなく既存のベビー用カート同士を連結することができるため、より安価に提供することができる。また、必要に応じて、2つのベビー用カートに分離できるので、取り扱い上の自由度がより一層高くなる。
以下に、本発明の最良の実施の形態に係る連結式ツイン用カートについて詳細に説明する。
〔実施の形態1〕
図1は前後に連結された連結式ツイン用カートTの側面図、図2はその平面図、図3(a)は前に配置される連結専用のベビー用カート5Aの平面図、(b)はその側面図、図4(a)は後に配置される既存のベビー用カート5の平面図、(b)はその側面図、図5(a)は連結した状態の本体フレームの平面図、(b)はその側面図、図6(a)は連結時の本体フレーム同士の組み付け対応を示す平面図、(b)はその側面図である。
〔実施の形態1〕
図1は前後に連結された連結式ツイン用カートTの側面図、図2はその平面図、図3(a)は前に配置される連結専用のベビー用カート5Aの平面図、(b)はその側面図、図4(a)は後に配置される既存のベビー用カート5の平面図、(b)はその側面図、図5(a)は連結した状態の本体フレームの平面図、(b)はその側面図、図6(a)は連結時の本体フレーム同士の組み付け対応を示す平面図、(b)はその側面図である。
これらの図に基づいて、まず、後のベビー用カート5について説明すると、図4(b)に示すように、本体フレーム2の下部には、360°旋回自在なキャスター1が前後に一対(計4個)設けられている。本体フレーム2は、パイプ材を前細り状の略U字状に折り曲げて形成され(図6(a)参照)、その後半部には、物品収納用のバスケット(図示省略)を支持するための支持用桟21が設けられ、後のキャスター1,1が支持されている本体フレーム2の後端部にはハンドル取付部22aが設けられ、該ハンドル取付部22aに側面視で略くの字状に折曲されたハンドル22の下端が取り付られ、そのハンドル22の立ち上がり部と本体フレーム2の間には補強用の支柱22bが立設されている。また、本体フレーム2の前部には、折曲された細いパイプ又は丸棒を組み合わせた支持部材3を介して乳幼児用のシート4が支持されている。シート4の前まわりには円弧状の脱落防止用の手摺り4aが設けられ、また、本体フレーム2の前端部には、丸棒を所定間隔に張設してなる足載せ台4bが設けられている。
足載せ台4bの下には、図6(a)に示すように、前一対のキャスター1,1を支持するためのフラットバー23が設けられている。そのフラットバー23は本体フレーム2の前部幅方向に差し渡され、そのフラットバー23に形成されたボルト孔23aに合わせてナット8が溶接されており、このナット8に、キャスター1の車輪支持部材1aの上部に形成されたボルト孔に下方から挿通されたボルト(図示省略)を螺合締結させることで、キャスター1がフラットバー23に着脱自在かつ旋回自在に取り付けられる。後に設けられるキャスター1については、車輪支持部材1aの上部に形成されたボルト孔に下方から挿通されたボルト(図示省略)を、本体フレーム2の後端部のハンドル取付部22aの内部に形成されたねじ孔(図示省略)に下方から螺合締結させることによって、キャスター1がハンドル取付部22aに着脱自在かつ旋回自在に取り付けられる。以上のような構成にあって、金属材からなる本体フレーム2,支持用桟21,ハンドル22及び支持部材3等は、ナイロンコーティングが施されてソフトな感触が得られるようにしている。
一方、前に配置される連結専用のベビー用カート5Aでは、図3(b)に示すように、本体フレーム2Aの後半部には、後のベビー用カート5の本体フレーム2の前半部を挿入するので、バスケット支持用の支持用桟は設けられていない。そして、図6(a)に示すように、本体フレーム2Aの後部には、フラットバーからなる受け部材6が幅方向に差し渡されて溶接されており、その受け部材6には、後のベビー用カート5のフラットバー23に形成されたボルト孔23a,23aに対応するボルト孔6a,6aが形成されている。そして、本体フレーム2Aの後端近傍には、補強用の丸棒16が幅方向に差し渡されて溶接され連結部を含めた後部まわりの剛性が向上されている。
また、図5(a),図6(a)に示すように、本体フレーム2Aの前部幅方向にフラットバー23が差し渡され、そのフラットバー23に形成されたボルト孔23aに合わせてナット8が溶接されており、このナット8に、キャスター1の車輪支持部材1aを支持するボルト7が下方から螺合締結され、そのキャスター1がフラットバー23に着脱自在かつ旋回自在に取り付けられている。この構成については、後のベビー用カート5においても同じである(前述した後のベビー用カート5の説明では、ボルトの符号を省略している)。また、ハンドル22の立ち上がり部と本体フレーム2Aの間に立設される支柱22bは、後のベビー用カート5のものよりも細くしている。その他の構成については、後のベビー用カート5と同一又は同等部材は同一符号を付して説明を省略する。このように、連結専用のベビー用カート5Aは、既存のベビー用カート5を僅かに改良しただけで済み、コスト安に提供することができる。
次いで、前後のベビー用カート5A,5を連結する手順について、図5(a)(b)及び図6(a)(b)等を参照しつつ以下に順を追って説明する。
(1)前一対のキャスター1を取り付けているボルト7をナット8から外すことによって、両方のキャスター1,1を取り外す。
(1)前一対のキャスター1を取り付けているボルト7をナット8から外すことによって、両方のキャスター1,1を取り外す。
(2)後のベビー用カート5の本体フレーム2の前部を前のベビー用カート5Aの後部に載せ、後のベビー用カート5のフラットバー23に形成されているボルト孔23a,23aを、前のベビー用カート5Aの受け部材6に形成されているボルト孔6a,6aに対応させる。
(3)各ボルト孔6a,23a、6a,23aに、下方からボルト7,7を挿通してスプリングワッシャを介してナット8,8で締結し、後の本体フレーム2と前の本体フレーム2Aとを連結状態に固定する。以上で連結作業は終了する。
なお、ボルト7,7は、キャスター1,1を取り付けていたものを使用することができるが、別途、用意したものを使用してもよい。また、ナット8,8は、フラットバー23のボルト孔23a,23aに対応させて予め溶接しておいてもよく、後の本体フレーム2から取り外したものを使用しもよく、別途、用意したものを使用してもよい。
なお、ボルト7,7は、キャスター1,1を取り付けていたものを使用することができるが、別途、用意したものを使用してもよい。また、ナット8,8は、フラットバー23のボルト孔23a,23aに対応させて予め溶接しておいてもよく、後の本体フレーム2から取り外したものを使用しもよく、別途、用意したものを使用してもよい。
以上のように、連結式ツイン用カートTの連結作業は、熟練を要することなく容易かつ迅速に行うことができ、連結された状態では、本体フレーム同士2A,2が強固に連結され、かつ、前の本体フレーム2Aの連結部周辺が補強されているため、全体として、しっかりとした剛性感が得られる。二人の乳幼児と物品を収納したバスケットを載せた満載状態では、6個のキャスター1で荷重を分担して安定に受けることができる。また、各キャスター1が旋回自在であるため、良好な操向性が得られる。そして、分離したい場合には、ボルト7,7とナット8,8の締結を外せば簡単に分離でき、後のベビー用カート5に、取り外しておいた前一対のキャスター1,1を取り付ければ元の状態に復帰する。
従って、例えば、連結専用の前のベビー用カート5Aをユーザーに納入するだけで、既存のベビー用カート5を簡単に連結できるため、ユーザーサイドでは、専用のベビー用カートを購入するよりもはるかに安価なコストで連結式ツイン用カートTを組み立てることができる。また、簡単に分離できるため、収容スペースに余裕がなくなった時等には分離すればよく、取り扱い上の自由度がきわめて高く、経費の節減効果が高い。さらに、メーカーサイドでは、連結専用の前のベビー用カート5Aの本体フレーム2Aを長く延長する必要がないので、製作段階でナイロンコーティングを施す際に、特別大きなコーティング槽を必要とせず製作費を低く押えることができる。
〔実施の形態2〕
図7は左右に連結された連結式ツイン用カートTの平面図、図8(a)(b)(c)は、連結部の構成説明図である。これらの図に示すように、本実施の形態では、既存の2つのベビー用カート5,5を左右に着脱自在に連結できるようにしている。即ち、左右に配置したベビー用カート5,5の内側の後のキャスター1,1をそれぞれ取り除いて、左右の本体フレーム2,2の内側後端部同士を連結金具12で着脱自在に連結し、その連結金具12には、キャスター1を旋回自在に取付けると共に、左右の本体フレーム2,2の内側中間部同士を連結部材13で着脱自在に固定するようにしている。なお、前実施の形態と、同一又は同等部材については同一符号を付して説明を省略する。
図7は左右に連結された連結式ツイン用カートTの平面図、図8(a)(b)(c)は、連結部の構成説明図である。これらの図に示すように、本実施の形態では、既存の2つのベビー用カート5,5を左右に着脱自在に連結できるようにしている。即ち、左右に配置したベビー用カート5,5の内側の後のキャスター1,1をそれぞれ取り除いて、左右の本体フレーム2,2の内側後端部同士を連結金具12で着脱自在に連結し、その連結金具12には、キャスター1を旋回自在に取付けると共に、左右の本体フレーム2,2の内側中間部同士を連結部材13で着脱自在に固定するようにしている。なお、前実施の形態と、同一又は同等部材については同一符号を付して説明を省略する。
連結金具12は、L字状に折曲した板金材からなり、その中央部には、キャスター1を旋回自在に支持するためのボルト7を挿通させるボルト孔12aが形成され、かつ、その両側には、左右の本体フレーム2,2の内側後端部のハンドル取付部22aに形成されているねじ孔に螺合させるためのボルト7,7を挿通させるボルト孔12b,12bが形成されている。また、連結部材13は、二枚合わせの板部材(板金材)13A,13Bからなり、その板部材13A,13Bの両側には、左右の本体フレーム2,2の内側中間部を挟持するための略U字状に形成された挟持部13e,13eが形成され、その内側には、その挟持部13e,13e同士を締結状態に固定するためのボルト7,7を挿通させるボルト孔13b,13bが形成されている。
このような構成により、連結式ツイン用カートTを組み立てる手順について、図8(a)(b)(c)を参照しつつ、以下に順を追って説明する。
(1)左右に配置するベビー用カート5,5の内側の後のキャスター1,1を取り外す。即ち、キャスター1,1を支持しているボルト7,7をハンドル取付部22a,22aのねじ孔からそれぞれ取り外せばよい。
(1)左右に配置するベビー用カート5,5の内側の後のキャスター1,1を取り外す。即ち、キャスター1,1を支持しているボルト7,7をハンドル取付部22a,22aのねじ孔からそれぞれ取り外せばよい。
(2)ハンドル取付部22a,22aのねじ孔に、連結金具12のボルト孔13b,13bを対応させて、そのボルト孔13b,13bにスプリングワッシャ及びワッシャを介して下方から挿通させたボルト7,7をねじ孔に螺合締結させて連結金具12をハンドル取付部22a,22aの下に固定する。次いで、中央のボルト孔12aに、取り除いたキャスター1の内の一つを取り付ける。即ち、キャスター1の車輪支持部材1aの上部に形成されたボルト孔に挿通されているボルト7をボルト孔12aに挿通させてナット8で締結すればよい。なお、このナット8は、予め、ボルト孔12aの位置に合わせて連結金具12に溶接しておいてもよい。また、先に、キャスター1を連結金具12に取り付けて、後で、ハンドル取付部22a,22aに連結金具12を固定してもよい。
(3)左右の本体フレーム2,2の内側中間部を、連結部材13で固定する。即ち、左右の本体フレーム2,2の内側中間部を、二枚の板部材13A,13Bの挟持部13e,13eによって挟みつけた状態として、その内側のボルト孔13b,13bに、スプリングワッシャ及びワッシャを介して挿通させたボルト7,7をナット8,8で締結すればよい。以上で連結作業は終了する。
以上のように、連結式ツイン用カートの連結作業は、熟練を要することなく容易かつ迅速に行うことができ、連結された状態では、本体フレーム同士2,2が強固に連結されているため、全体として、しっかりとした剛性感が得られる。また、物品を収納した2つのバスケットを、左右のベビー用カート5,5に設けられている支持用桟21,21に後方から載せることができる。二人の乳幼児と物品を収納したバスケットを載せた満載状態では、7個のキャスター1で荷重を分担して安定に受けることができる。また、各キャスター1が旋回自在であるため、良好な操向性が得られる。そして、分離したい場合には、連結金具12と連結部材13のボルト7とナット8の締結を外せば簡単に分離でき、各ベビー用カート5に、取り外しておいた内側のキャスター1を取り付ければ、元の状態に復帰する。
この場合、連結する2つのベビー用カート5,5は何れも既存のベビー用カートであり、これらに連結用として何ら改良を施す必要がなく、連結金具12と連結部材13を用意すれば容易に組み立てることができる。従って、前実施の形態よりも安価であり、また、簡単に分離できるため、収容スペースに余裕がなくなった時等には分離すればよく、取り扱い上の自由度もより一層向上し、経費の節減効果もより高くなる。また、メーカーサイドでは、前実施の形態と同様に、製作段階でナイロンコーティングを施す際に、特別大きなコーティング槽を必要とせず製作費を低く押えることができる。
図9は、異なるタイプのベビー用カート5Bを連結した場合を示す。このような連結を可能とするためには、キャスター1の大きさ(外形)が一致していればよく、異なるメーカーの製品であってもよい。なお、連結金具12や連結部材13の大きさや形状、構成等については、適宜に選択設計されてよく、例えば、連結部材13は、図示は省略するが、一方の板部材13Aをコ字状に形成して、他方の板部材13Bにのみやや深めの挟持部13e,13eを形成して、この他方の板部材13Bを一方の板部材13Aに嵌合させるようにしてもよい。
なお、本発明は、実施の形態に限定されることなく、発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、適宜、必要に応じて、設計変更や改良等を行うのは自由であり、例えば、シートやハンドルの形状やその支持構造、本体フレームの構造等については、適宜、必要に応じて、自由に選択設計されてよい。
1…キャスター、2…本体フレーム、4…シート、5,5A,5B…ベビー用カート、6…受け部材、7…ボルト、8…ナット、9…ボルト挿通孔、10…ボルト孔、12…連結金具、12a,12b…ボルト孔、13…連結部材、13A,13B…板部材、13b…ボルト孔、13e…挟持部
Claims (5)
- 前後にそれぞれ一対のキャスター(1)(1)を旋回自在に備えて前細り状に形成された本体フレーム(2)に乳幼児用のシート(4)を設けてなるベビー用カート(5A)(5)を前後に着脱自在に連結できるように構成した連結式ツイン用カートであって、
前に配置される連結専用のベビー用カート(5A)の本体フレーム(2A)における前後方向の中間部には、後に配置されるベビー用カート(5)の前一対のキャスター(1)(1)を取り除いた本体フレーム(2)の前部を着脱自在に固定するための受け部材(6)が設けられていることを特徴とする連結式ツイン用カート。 - 前記受け部材(6)には、前記後に配置されるベビー用カート(5)の前一対のキャスター(1)(1)を取り付けているボルト(7)(7)に対応するボルト挿通孔(9)(9)が形成され、前一対のキャスター(1)(1)が取り除かれた前記後に配置されるベビー用カート(5)の本体フレーム(2)の前記ボルト(7)(7)が挿通されていたボルト孔(10)(10)を前記ボルト挿通孔(9)(9)に一致させて、前記ボルト挿通孔(9)(9)とボルト孔(10)(10)に挿通させたボルト(7)(7)をナット(8)(8)で締結することにより、前記本体フレーム(2)を前記受け部材(6)に固定できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の連結式ツイン用カート。
- 前後にそれぞれ一対のキャスター(1)(1)を旋回自在に備えて前細り状に形成された本体フレーム(2)に乳幼児用のシート(4)を設けてなるベビー用カート(5)(5)を左右に着脱自在に連結できるようにした連結式ツイン用カートであって、
左右に配置したベビー用カート(5)(5)の内側の後のキャスター(1)(1)がそれぞれ取り除かれた状態にて左右の本体フレーム(2)(2)の内側後端部同士を着脱自在に連結するための連結金具(12)を設け、該連結金具(12)にはキャスター(1)が旋回自在に取り付けられると共に、左右の本体フレーム(2)(2)の内側中間部同士を着脱自在に連結するための連結部材(13)を設けたことを特徴とする連結式ツイン用カート。 - 前記連結金具(12)の中央には、キャスター(1)を旋回自在に支持するためのボルト(7)を挿通させるボルト孔(12a)が形成され、かつ、その両側には、左右の本体フレーム(2)(2)の内側後端部に形成されているねじ孔に螺合させるためのボルト(7)(7)を挿通させるボルト孔(12b)(12b)が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の連結式ツイン用カート。
- 前記連結部材(13)は、二枚合わせの板部材(13A)(13B)からなり、該板部材(13A)(13B)の両側には、左右の本体フレーム(2)(2)の内側中間部を挟持するための挟持部(13e)(13e)が形成され、その内側には、該挟持部(13e)(13e)同士を締結状態に固定するためのボルト(7)(7)を挿通させるボルト孔(13b)(13b)が形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の連結式ツイン用カート。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2020111323A (ja) * | 2019-01-14 | 2020-07-27 | ベビーゼン | ベビーカーアクセサリ及び2人乗りベビーカーアセンブリ |
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-
2005
- 2005-02-14 JP JP2005035911A patent/JP2006219060A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9056622B2 (en) | 2010-11-30 | 2015-06-16 | Kolcraft Enterprises, Inc. | Maneuverable strollers |
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