JP2006218104A - 手術用顕微鏡 - Google Patents

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敬司 塩田
Yoshihisa Ichiki
代士久 市来
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聡司 大塚
Yasushi Namii
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Abstract

【課題】本発明は、照明手段にLEDを用いて長寿命と低消費電力を実現し、かつ従来より小型化を図ることができる手術用顕微鏡を提供することを最も主要な特徴とする。
【解決手段】手術用顕微鏡1は、術部を観察する鏡体2と、鏡体2を支持するアーム5と、鏡体2の内部又はアーム5に設けられ術部を照明するLED19と、LED19が照明することによりLED照明基板17に発熱する熱を逃がすヒートパイプ20を備える。ヒートパイプ20の一端はLED照明基板17の裏面に結合し他端が鏡体2のアーム支持部2a1に結合されている。アーム支持部2a1は熱容量が大きいのでヒートパイプ20により伝えられた熱を十分に放熱できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば、脳神経外科などの微細な手術を必要とする外科領域で一般的に使用される手術用顕微鏡に関する。
手術用顕微鏡は、脳神経外科を初めとした微細な手術を必要とする外科領域で一般的に使用されている医療機器である。手術用顕微鏡の使用時には、顕微鏡から照明光を射出し、術部からの反射光を顕微鏡の拡大光学系を通して結像し、術者は術部の拡大観察を行う。
手術用顕微鏡の鏡体部は、術部の直近に位置し、かつ症例によっては様々な観察方向から術部を観察できるように動かす必要があるため、顕微鏡の鏡体部は非常に小型であることが求められている。
ここで、顕微鏡の光源として用いられるランプは、明るさや色再現性(演色性)の問題から寿命が比較的短いハロゲンランプやキセノンランプが一般的である。また、手術中に照明光が消えてしまうと手術の続行が不可能となるため、補助光源を備えている手術用顕微鏡が多いが、ここで使用されるランプも同種のランプである。そこで、より長寿命で演色性の良い、高輝度な光源装置が求められているのが実情である。
また、従来のハロゲンランプやキセノンランプは比較的発光効率が低く、必要な光量を得るために大電流が必要である。よってこれらのランプを用いると装置が大型化してしまう。
このような状況下で、近年の技術開発による発光ダイオード(以下LEDと略)などの発光素子の輝度向上及び演色性の向上が着目され、その発光効率と併せて光源へのLEDの採用が注目されている。
LED光源を用いた手術用顕微鏡の先行技術は本出願の出願時点で存在しない。しかし一般的なLED光源の一例として特許文献1には、CCD電子シャッターカメラに用いられるLED照明装置が開示されている。この装置では、LEDをパルス発光させる構成が示されている。
また、LED光源は光量を稼ぐためにパルス点灯をすることが一般的に知られている。例えば、特許文献2が開示するLED照明装置では、LED照明ユニットへCCDカメラの駆動パルスに同期する通電パルスを伝達する。該パルス幅を可変させることにより照明光の光量を制御可能なLED照明装置が提供される。
また、特許文献3はヒートパイプ等を用いたLED照明装置の放熱技術を開示している。このLED照明装置は、基板の一面に多数の凹所を列設し、各凹所内にLEDチップを実装する。また各凹所の下を通過するヒートパイプが設けられている。これによりLEDの高密度実装を可能とし、小型で高輝度のLED装置が提供される。
特開平10−48708号公報 特開2003−262797号公報 特開平11−163410号公報
光源にLEDを用いることで光源装置の小型化が可能となり、発光部を鏡体部に設置可能となるが、発熱が問題となる。なぜならLEDを光源とするためには、複数個のLEDを密接して実装する必要がある。実装密度が高くなると基板の単位面積あたりの発熱量が多くなる。よって、この発熱による基板の反りや電気的な接続部分の耐久性が問題となる。また、LEDは低温の方が発光効率がよい。よって、LED基板に対してヒートシンク等の放熱部材を設ける必要が生じる。つまり、せっかくLEDを光源とすることで光源自体を小型化しても、装置全体としては小型化が難しい。
また、特許文献3のようにヒートパイプ等を用いたLED照明装置の放熱技術の開示があるが、これはあくまでも基板への実装密度を高めることによる光量確保とLED実装基板の小型化が目的であり、装置全体の小型化につながるものではない。
また、特許文献1や2のようにLED光源は光量を稼ぐためにパルス点灯をするよう制御される。しかしながら、CCD等の撮像素子で撮影する場合、完全にCCDの撮像タイミングとLED光源のパルス点灯のタイミングとが同期が取れていなければ時間モアレが発生して正常に撮影できなくなる可能性がある。この時間モアレの発生を避けるべくCCD撮像タイミングとLED光源のパルス点灯タイミングの同期を取ろうとすると、装置が複雑化し、高価格化及び大型化を招く可能性がある。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的は、照明手段にLEDを用いて長寿命と低消費電力を実現し、かつ従来より小型化を図ることができる手術用顕微鏡を提供することにある。
請求項1の発明は、術部を観察する観察手段を有する鏡体と、前記鏡体を移動可能に支持し、前記鏡体を自在に位置決めする鏡体支持手段と、前記鏡体又は前記鏡体支持手段の少なくともいずれか一方の構造物に設けられ、前記術部を照明する照明手段と、を備える手術用顕微鏡であって、前記照明手段は、発光素子によって構成される光源部を有するとともに、一端が前記照明手段に結合され、他端が前記構造物に結合されて前記照明手段の熱を前記構造物に逃がす熱伝播手段を有することを特徴とする手術用顕微鏡である。
そして、本請求項1の発明では、鏡体によって術部を観察する際に、発光素子によって構成される光源部を有する照明手段によって術部を照明するとともに、照明手段の熱を熱伝播手段を介して構造物に逃がすようにしたものである。
請求項2の発明は、前記熱伝播手段は、ヒートパイプであることを特徴とする請求項1に記載の手術用顕微鏡である。
そして、本請求項2の発明では、照明手段の熱をヒートパイプを介して構造物に逃がすようにしたものである。
請求項3の発明は、前記構造物は、少なくとも前記鏡体の外装壁部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の手術用顕微鏡である。
そして、本請求項3の発明では、照明手段の熱を熱伝播手段を介して鏡体の外装壁部に逃がすようにしたものである。
請求項4の発明は、前記光源部は、複数の発光ダイオードと、前記発光ダイオードを実装する基板とを有し、前記基板は、アルミベース基板であることを特徴とする請求項1に記載の手術用顕微鏡である。
そして、本請求項4の発明では、光源部に内蔵された熱伝導性がよいアルミベース基板上に実装された複数の発光ダイオードで発光させる照明光によって術部を照明する。このとき、発光ダイオードの熱をアルミベース基板を介して効率よく熱伝播手段に熱伝導させるようにしたものである。
請求項5の発明は、前記複数の発光ダイオードは、パルス発光にて駆動されることを特徴とする請求項4に記載の手術用顕微鏡である。
そして、本請求項5の発明では、複数の発光ダイオードをパルス発光させることにより光量を増大して光源部を高輝度化させるようにしたものである。
請求項6の発明は、前記複数の発光ダイオードは、更に発光ダイオードの集合体である発光ダイオード群を複数組有し、各発光ダイオード群の少なくとも1つは他の発光ダイオード群との発光のタイミングがシフトしていることを特徴とする請求項4または5に記載の手術用顕微鏡である。
そして、本請求項6の発明では、各発光ダイオード群の少なくとも1つの発光ダイオード群の発光タイミングが他の発光ダイオード群の発光タイミングとシフトしていることにより、シフトしている発光ダイオード群の発光タイミングの消灯時間中でも他の発光ダイオード群をパルス発光させることにより、光源部全体の消灯時間を短縮させるようにしたものである。
請求項7の発明は、前記光源部は、複数の発光ダイオードを有し、前記観察手段は、観察像を撮像する撮像手段を有することを特徴とする請求項1に記載の手術用顕微鏡である。
そして、本請求項7の発明では、光源部の複数の発光ダイオードから発生する照明光によって観察対象を照明し、観察手段の撮像手段によって観察像を撮像するようにしたものである。
請求項8の発明は、前記複数の発光ダイオードは、パルス発光にて駆動されることを特徴とする請求項7に記載の手術用顕微鏡である。
そして、本請求項8の発明では、複数の発光ダイオードをパルス発光させることにより光量を増大して光源部を高輝度化させるようにしたものである。
請求項9の発明は、前記光源部は、前記撮像手段の露光時間中に前記発光ダイオードの少なくとも一部を点灯させ、全ての前記発光ダイオードが同時に消灯しないように制御する制御部を有することを特徴とする請求項8に記載の手術用顕微鏡である。
そして、本請求項9の発明では、撮像手段の露光時間中、制御部によって光源部を制御する。このとき、発光ダイオードの少なくとも一部を点灯させ、全ての発光ダイオードが同時に消灯しないように制御するようにしたものである。
請求項10の発明は、前記光源部は、前記撮像手段の露光時間中に少なくとも1つの発光ダイオードが1回は発光するように制御する制御部を有することを特徴とする請求項8に記載の手術用顕微鏡である。
そして、本請求項10の発明では、撮像手段の露光時間中、制御部によって光源部を制御する。このとき、各発光ダイオードの少なくとも1つの発光ダイオードが1回は発光することにより、全ての発光ダイオードが同時に消灯しないように制御するようにしたものである。
本発明によれば、照明手段にLEDを用い光源ランプの長寿命化と低消費電力化を実現した手術用顕微鏡であって、従来の顕微鏡より小型化を図った手術用顕微鏡を提供することができる。
以下、本発明の第1の実施の形態を図1乃至図6を参照して説明する。図1は本実施の形態の手術用顕微鏡1の全体を示す正面図である。手術用顕微鏡1は、術部を観察する鏡体2と、この鏡体2を移動可能に支持し、鏡体2を自在に位置決めする鏡体支持手段3とを有する。鏡体支持手段3は、架台4と、基端部が架台4の上端に取り付けられたアーム5とを有する。鏡体2は、アーム5の先端に取り付けられている。アーム5は、6自由度を有し、鏡体2を必要な場所、例えば、術部の直近位置に移動して停止させることができる。
図2は、鏡体2の断面図を示す。アーム5の一部を構成する鏡体アーム5aの先端に鏡体2が取り付けられている。鏡体2のハウジング(構造物)2aの最下端には対物レンズ6が配設されている。この対物レンズ6の光軸L1上にはズーム光学系7、ビームスプリッター8、結像レンズ9、接眼レンズ10が順次、配設されている。接眼レンズ10は鏡体2のハウジング2aの最上端に配置されている。そして、術部Pにおいて反射した光は、鏡体2の最下端にある対物レンズ6から鏡体2の内部に入射し、ズーム光学系7で光束が拡大され、結像レンズ9で像が結像され、鏡体2の最上端にある接眼レンズ10に到達する。よって、術者は接眼レンズ10を覗くことにより、術部Pの拡大像を観察することができる。
また、ビームスプリッター8は、ズーム光学系7で拡大された光束の一部を対物レンズ6の光軸L1とほぼ直交する方向に反射されて偏光させる。このビームスプリッター8の偏向方向には、その光軸L2上に結像レンズ11、ミラー12、及びCCD13が順次、配設されている。よって、対物レンズ6から入射した光のうち、ビームスプリッター8により偏光された光は結像レンズ11によりCCD13上に結像される。
また、対物レンズ6の内側には、ズーム光学系7の近傍に照明ミラー14が設けられている。ここで、照明ミラー14によって対物レンズ6の光軸L1とほぼ直交する方向に反射される光軸L3上にはレンズ15を介して照明光の光源部(照明手段)16が配設されている。この光源部16は、LEDなどの発光素子によって構成されるLED照明基板17を有する。
LED照明基板17は、図3に示すようにほぼ矩形状のアルミベース基板18を有する。このアルミベース基板18は、一面側にLED実装面18a、他面側にアルミベース面18b(図4参照)を有する。LED実装面18aには、n個のLED19(1)〜19(n)をマトリックス状に並設させた状態で片面実装した構成になっている。これにより、LED19(1)〜19(n)により発光された照明光はレンズ15を通り、ミラー14で反射され術部Pに照射される。
さらに、アルミベース基板18に実装されたn個のLED19(1)〜19(n)は、2つのLED群(図3中に白丸で示す第1のLED群19aと、図3中に黒丸で示す第2のLED群19b)に分けられている。第1のLED群19aと第2のLED群19bにそれぞれ属するLED19の数は同数である。また、第1のLED群19aと第2のLED群19bの各LED19はそれぞれ別々に群単位で独立して発光できるように基板に接続されている。
図4に示すようにアルミベース基板18のアルミベース面18bには、ヒートパイプ(熱伝播手段)20の一端部がシリコン伝熱材21を介して、取付け部材22で固定されている。さらに、図2に示すように、ヒートパイプ20の他端は、鏡体2のハウジング2aのアーム支持部2a1に固定されている。これにより、LED照明基板17で発生した熱はヒートパイプ20を介して鏡体2のハウジング2aのアーム支持部2a1に伝達される。鏡体2のアーム支持部2a1は、鏡体2の重量を保持するために肉厚の金属材料で構成されており、他の部分よりも熱容量が高い。よって、ヒートパイプ20を介して伝熱された熱は、アーム支持部2a1において効率的に放熱される。
また、図5は、LED照明基板17の動作を制御するLED発光制御回路23の接続状態を示す概略構成図である。ここで、CCD13には、原発クロック発振器24及び架台4に内蔵され映像処理回路25が接続されている。
さらに、図5に示すように映像処理回路25にはLED発光制御回路23と、原発クロック発振器24とが接続され、さらに架台4とは別体に設けられたモニター26が接続されている。
また、映像処理回路25は、原発クロック発振器24及びLED発光制御回路23にも接続されている。これにより映像処理回路25からシャッター速度に関する情報(つまりCCD13の露光時間に関する情報)がLED発光制御回路23に伝達される。また、LED発光制御回路23はLED照明基板17に接続されている。LED発光制御回路23は、更に原発クロック発振器24にも接続されている。これにより、LED発光制御回路23からLED19の発光タイミングがLED照明基板17に伝達され、LED19の発光が制御される。
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態の手術用顕微鏡1の使用時には、術者は、手術用顕微鏡1の鏡体2に設けられたグリップ2bを把持して、アーム5を変形させることで、鏡体2を術部Pの所望の位置に配置する。
手術用顕微鏡1の動作中、原発クロック発振器24のクロックはCCD13、映像処理回路25、及びLED発光制御回路23に送られている。LED発光制御回路23はあらかじめ定められた基準の周波数のLED駆動パルスをLED照明基板17に出力する。これにより、LED照明基板17のLED19(1)〜(n)がパルス発光を開始する。このとき、LED19からの照明光は、レンズ15を介してミラー14で物体方向に反射され、対物レンズ6を介して術部Pに投射される。
術部Pで反射された光は、再び対物レンズ6を介して鏡体2に入射され、アフォーカル光束に変換される。この観察光束は、ズーム光学系7にて拡大/縮小処理をされた後、ビームスプリッター8に入射される。このビームスプリッター8の入射光は透過光と、反射光とに分割される。
そして、ビームスプリッター8を透過した光は結像レンズ9で所定位置に結像される。この像を接眼レンズ10にて拡大することにより、術者は術部Pの拡大観察が可能となる。一方、ビームスプリッター8で反射した光束は、結像レンズ11にて、ミラー12を介してCCD13の面上に結像される。
CCD13は、原発クロックを受け取ったタイミングから露光を開始する。所定時間の露光が終わると、蓄積された電荷を映像処理回路25に転送する。映像処理回路25では、受け取った電荷情報を信号処理することにより、映像信号に変換してモニター26に伝送する。これによって、モニター26にも術者が観察している像と同様の像が表示され、術者が観察している像と同様の像が観察できることとなる。
映像処理回路25は、2回目の露光以降、前回の露光状態の露出を検出し、CCD13の露光時間の調整を行う。これによりCCD13は適切な露光時間で撮影が出来るようになる。映像処理回路25は、CCD13のシャッター速度に関する情報(つまりCCD13の露光時間に関する情報)を、LED発光制御回路23にも伝達する。これによりLED19の発光時間はCCD13の露光時間に合わせるように調整される。LED発光制御回路23は、2回目の発光以降、原発クロックの入力に併せて発光開始を行う。
以下、図6を参照してLED発光制御方法を具体的に説明する。なお、図6中で、T0は、原発クロック発振器24の原発クロックの1フィールドの時間、T1、T11はシャッター速度、T2、T12は第1のLED群19aの点灯時間、T3、T13は第2のLED群19bの点灯時間である。そして、例えば、T0=1/60S、T1=1/80S、T2=1/160S、T3=1/160Sである。また、T11=1/120S、T12=1/240S、T13=1/240Sである。
まず、原発クロック発振器24の原発クロックの立ち上がりに同期して、第1のLED群19a(図3中の白丸部)が発光を開始する。このとき、映像処理回路25から伝達されたCCD13の露光時間(T1=1/80S)の半分の時間(T2=1/160S)を第1のLED群19aで発光させる。その後、第2のLED群19b(図3中の黒丸部)が発光を開始する。また、CCD13のシャッターが閉じる時間と同期して、第2のLED群19bを消灯させる。この第2のLED群19bの発光時間は(T3=1/160S)である。
このとき、LED発光制御回路23がLED照明基板17のLED19に流す電流は、通常の定格電流よりも大きいパルス照明用の電流量である。このように、LED照明基板17上のLED19を2群(第1のLED群19aと第2のLED群19b)に分け、かつシャッター露光時間のみ第1のLED群19aと第2のLED群19bを点灯させる状態に制御されることから、LED19には十分なデューティーが確保される。これにより、連続点灯時に比べて約3〜5倍の輝度を得ることができる。つまり、LED19を2群に分けることにより、点灯時間を確保しつつパルス発光により輝度を高くすることができる。
一方、LED19で発生した熱はアルミベース基板18のアルミベース面18bからシリコン伝熱材21を介してヒートパイプ20の一端に伝達される。ヒートパイプ20に伝達された熱は、鏡体2のハウジング2aのアーム支持部2a1伝達され、さらに鏡体アーム5aへと伝達される。鏡体アーム5aは十分に熱容量が大きいので、そこで十分に放熱される。
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態の手術用顕微鏡1では、鏡体2によって術部Pを観察する際に、n個のLED19(1)〜19(n)によって構成されるLED照明基板17を有する光源部16によって術部Pを照明するようにしたので、手術用顕微鏡1で必要な十分な光量が得られる。
また、LED19で発生した熱はヒートパイプ20を介して鏡体2のハウジング2aのアーム支持部2a1伝達され、さらに鏡体アーム5aへと伝達される。これにより、LED照明基板17で発生する熱量を十分に放熱することで、寿命も長い照明手段を提供することができる。さらに、鏡体2に伝達された熱は、より熱容量の大きなアーム5へ放熱されるため、ヒートシンクやファンを冷却のために取り付ける必要が無く、鏡体2の小型化が実現される。
また、LED光源のLED照明基板17を小型化できるので、照明手段を従来のものに比べ観察光学系に近づけて配置できる。つまり、照明光の中心光軸と観察光学系の観察光軸とを接近させて照明同軸度をあげることが可能である。
なお、本実施の形態の手術用顕微鏡1は、接眼レンズ10及びCCD13の両方を備えているが、少なくともどちらか一方を備えていればよい。また、LED照明基板17としてアルミベース基板18が使用されているが、熱伝導率の高い材料であればアルミニウム材料に限定されるものではない。また、放熱部材としてヒートパイプ20が用いられているが、小型にできる放熱部材ならヒートパイプに限定されず、例えばペルチェ素子からなる放熱部材であってもよい。また、本実施の形態では、n個のLED19は第1のLED群19aと第2のLED19bの2群に分けられたが、必要にあわせて3群以上に分けてもよい。
また、図7乃至図9は本発明の第2の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1乃至図6参照)の手術用顕微鏡1の鏡体2の構成を次の通り変更したものである。なお、図7乃至図9中で、第1の実施の形態の手術用顕微鏡1と同一部分には、同一の符号を付してその説明を省略する。
図7は、本実施の形態の鏡体31の内部構成を示す縦断面図である。本実施の形態の鏡体31には、第1の実施の形態と同様に対物レンズ6、ズーム光学系7、ビームスプリッター8、結像レンズ9、接眼レンズ10が内蔵されており、術部Pの拡大観察が行える。また、結像レンズ11、ミラー12、CCD13によって、撮像光学系を構成している。
さらに、本実施の形態の手術用顕微鏡1では、鏡体支持手段3の鏡体アーム32によって鏡体31が回動自在に支持されている。鏡体アーム32は、内部が中空である。そして、この鏡体アーム32の内部空間と鏡体31の内部空間との間は連通されている。
鏡体アーム32の中空空間には鏡体31の内部空間との対向面に第1の実施の形態のLED照明基板17とほぼ同一構成のLED照明基板33が配設されている。このLED照明基板33は、アルミベース基板34を有する。アルミベース基板34のLED実装面34aには、第1の実施の形態と同様に複数のLED19、すなわちn個のLED19(1)〜19(n)をマトリックス状に並設させた状態で片面実装した構成になっている(図3参照)。
LED照明基板33は、鏡体アーム32に図示しない位置決め部材で位置決めされており、伝熱性の高いシリコン接着剤35で鏡体アーム32の内壁に固定されている。すなわち、LED照明基板33のアルミベース基板34のアルミベース面34bと熱容量の高い鏡体アーム32とが、シリコン接着剤35を介して直に接続されている。
また、鏡体アーム32の中空空間にはLED照明基板33の照射面側と、鏡体31の内部空間との間の経路内に照明レンズ36が介設されている。鏡体31の内部には、LED照明基板33からの照明光を対物レンズ6を介して術部Pの方向に反射するミラー37が内蔵されている。このミラー37は、LED照明基板33の照射面側と離間対向する位置に斜めに配置されている。そして、LED照明基板33から発した照明光は、鏡体31内のミラー37で反射され、対物レンズ6を介して術部Pに導かれる。
また、図8は、本実施の形態における撮影系の処理回路と照明部の制御回路とを示したブロック図である。第1の実施の形態との違いは、LED発光制御回路23と、原発クロック発振器24とが直接接続されていない点、及びLED発光制御回路23が第1の実施の形態とは異なる後述する制御を行うものであることである。
次に、本実施の形態の作用について説明する。本実施の形態の手術用顕微鏡1の大部分の動作は第1の実施の形態と同様である。そして、本実施の形態の手術用顕微鏡1では、照明光を発光するLED照明基板33がLED発光制御回路23によって次の通り制御される。
LED発光制御回路23の制御について図9を参照して説明する。LED発光制御回路23は、CCD13の図示しない電子シャッターのシャッター速度に関する情報を映像処理回路25から受け取る。LED発光制御回路23は、シャッター速度に関する情報を受け取ると、その速度に応じた発振間隔でLED照明基板33の各LED19を点灯制御する。
すなわち、電子シャッターのシャッター速度が所定の速度に決定されると、その速度の間で少なくとも第1のLED群19a又は第2のLED群19bの少なくとも一方が発光する周波数で、LED照明基板34の発光を制御する。
具体的には、電子シャッターのシャッター速度の1/2の周波数で各LED群19a,19bを点灯させる。なお、図9中で、T0は、原発クロック発振器24の原発クロックの1フィールドの時間、T1、T21はシャッター速度である。また、T4、T24は第1のLED群19aのパルス発光タイミングの設定時間、T5、T13は第2のLED群19bのパルス発光タイミングの設定時間である。また、T6、T16は第1のLED群19aのパルス発光タイミングと、第2のLED群19bのパルス発光タイミングとの間の時間差である。
例えば、電子シャッターのシャッター速度が1/120秒、1フレームの撮影間隔が約1/60Hz(1/60秒)であった場合、少なくとも60Hz(1/60秒)で第1のLED群19a及び第2のLED群19bが発光する。ここで、第1のLED群19aと第2のLED群19bの発光タイミングは、180度位相がずれているように設定してある。これにより、撮影タイミング(原発クロックのタイミング)と発光タイミングがずれても、CCD13の露光中に少なくとも1回の発光を受光することができる。
また、手術用顕微鏡1の使用中に、LED照明基板33のLED19で発生した熱は、アルミベース基板34からシリコン接着剤35を介して鏡体アーム32に放熱される。鏡体アーム32は高い熱容量を有しているため、LED19は十分に放熱される。
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態の手術用顕微鏡1によれば、CCD13の原発クロックと同期を取らなくてもCCD13の撮像タイミングとLED照明基板33のLED19のパルス点灯のタイミングとで時間モアレが発生することがない。つまり、CCD13とLED19の同期を取るための構造を簡略化でき、より装置の小型化を図ることができる。さらに、構造が簡単なことから安価に提供することができる。
また、LED照明基板33のLED19を第1のLED群19aと、第2のLED群19bとに分けることで、十分なデューティを確保することができ、高いLED光量を得ることができる。
さらに、第1のLED群19aと、第2のLED群19bの発光タイミングの周波数を手動で調整可能な構成にしても良い。これによって、光源部16のLED照明基板33の輝度が不足するときは、第1のLED群19aと、第2のLED群19bの発光タイミングの周波数を、例えば、1/2から1/4又は1/8の周波数で点灯する状態に手動で適宜、調整することにより、感度の低いCCD13に対しても十分な光量を提供することができる。
また、特に、本実施の形態では鏡体支持手段3の鏡体アーム32に照明手段のLED照明基板33が配設されている。さらに、このLED照明基板33のアルミベース基板34のアルミベース面34bと鏡体アーム32とが、シリコン接着剤35を介して直に接続されて放熱手段が構成されている。これにより、簡単な構成でLED照明基板33の放熱が行われるため、安価に構成することができ、かつ鏡体31の小型化を図るうえでも有利である。
なお、第1実施の形態及び第2実施の形態とも、白色LEDを集積した基板として記載したが、これは白色LEDに限るものではなく、RGB3色のLED混合による白色光でも全く同じであることは言うまでもない。
また、図10および図11は本発明の第3の実施の形態を示すものである。最近では、LED1個で大光量が実現可能なモジュールタイプのLEDが普及しつつある。本実施の形態の手術用顕微鏡1は第1の実施の形態(図1乃至図6参照)の手術用顕微鏡1のLED照明にモジュールタイプの白色LEDを使用した応用例である。なお、第1の実施の形態の手術用顕微鏡1と同一部分には同一の符号を付してここではその説明を省略する。
図10は、本実施の形態の鏡体41の内部構成を示す縦断面図である。本実施の形態の鏡体41は、第1の実施の形態と同様に、対物レンズ6と、ズーム光学系7と、結像レンズ9とを備える。ここで、本実施の形態の鏡体41では接眼レンズによる観察は省略されており、結像レンズ9の像はCCD13の面上に直接に直接に結像するようになっている。
さらに、鏡体41の中には、一対(第1,第2)の白色LEDモジュール42a及び42bが設置されている。第1,第2の白色LEDモジュール42a,42bは、第1実施の形態(又は第2実施の形態)の第1のLED群19aと、第2のLED群19bとの関係と同様の関係に設定されている。そして、各白色LEDモジュール42a,42bは、図示しないLED発光制御回路に接続されている。このLED発光制御回路にはさらに図示しない選択スイッチに接続されている。この選択スイッチは、照明光の光量をMaximum位置と、Medium位置と、Minimum位置とに切替え操作するものである。
第1,第2の白色LEDモジュール42a,42bの射出面には、各々照明レンズ43a,43bが設けられている。第1,第2のLEDモジュール42a,42bから射出した光はこれらレンズ43a,43bを通り、対物レンズ6を介して術部Pに照射される。
また、第1,第2のLEDモジュール42a,42bには、ヒートパイプ44a,44bの一端が接続されている。各々のヒートパイプ44a、44bの他端は、それぞれ鏡体41とアーム5の鏡体アーム5aとの接続部付近の外装部へ接続されている。
また、CCD13は、図示しないトロリーに内蔵された映像処理回路45に接続されている。さらに、映像処理回路45には、3Dモニター46が接続されている。
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態の手術用顕微鏡1の動作時には、図示しないLED発光制御回路によって第1,第2の白色LEDモジュール42a,42bは、次の通り制御される。図11を参照してLED発光制御方法を具体的に説明する。なお、図11中で、T30はCCD13のフレームレート(=1/30秒)、T30a,T30b,T30cはシャッター速度(露光時間)である。ここで、T30>T30c>T30b>T30aにそれぞれ設定されている。また、T31はMaximum位置における第1の白色LEDモジュール42aの点灯時間、T32はMaximum位置における第2の白色LEDモジュール42bの点灯時間である。
すなわち、本実施の形態の手術用顕微鏡1の通常の動作時には、一方の第1の白色LEDモジュール42aが連続点灯している。この状態が、光量Minimum位置と設定されている。この場合、電子シャッターの露光時間は、最も短いT30aに設定されている。
光量が足りない場合、図示しない選択スイッチをMedium位置に切替え操作する。この場合には、第1の白色LEDモジュール42aに加え、第2の白色LEDモジュール42bが連続点灯を開始する。この状態が、光量Medium位置と設定されている。この場合、電子シャッターの露光時間は、T30aよりも長いT30bに設定されている。
それでも光量が不足する場合、図示しない選択スイッチをMaximum位置に切替え操作する。この場合には、第1,第2の白色LEDモジュール42a,42bが交互に点灯される。この状態が、光量Maximum位置と設定されている。この場合、電子シャッターの露光時間は、最も長いT30cに設定されている。
このときの第1の白色LEDモジュール42aと第2の白色LEDモジュール42bの点灯時間は、例えばCCD13のフレームレート1/30秒を等分し、1/60秒点灯後、1/60秒消灯する動作を繰り返す。ここで、第1の白色LEDモジュール42aと第2の白色LEDモジュール42bの点灯タイミングは1/60位相を持っており、第1の白色LEDモジュール42aまたは第2の白色LEDモジュール42bのいずれか一方が常に点灯状態で保持されるように制御されている。
また、第1,第2の白色LEDモジュール42a,42bに電流を流す図示しないLED発光制御回路は、光量Maximum時には、通常の連続点灯電流の3倍の電流が流されている。従って、第1,第2の白色LEDモジュール42a,42bを両方連続点灯した場合の光量に比べ、1.5倍の光量を得ることができ、かつ十分なデューティを確保することができる。
また、第1,第2の白色LEDモジュール42a,42bで発光した光は照明レンズ43a,43b及び対物レンズ6を介して術部Pに投影される。さらに、術部Pで反射した光が対物レンズ6より再び入射し、ズーム光学系7、結像レンズ9、を介してCCD13に結像される。
CCD13に結像した光束は、CCD13で光電変換され、電気信号として図示しないトロリーに内蔵された映像処理回路45によって画像処理された後、3Dモニター46に入力される。
なお、本実施の形態では、光量Maximum時の第1の白色LEDモジュール42aと第2の白色LEDモジュール42bの点灯時間を1/60秒間隔としたが、十分な光量を確保できる点灯時間であればこれに限るものではない。
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態の手術用顕微鏡1によれば、手術用顕微鏡1のLED照明にモジュールタイプの白色LED(第1,第2の白色LEDモジュール42a,42b)を使用し、第1,第2の白色LEDモジュール42a,42bの一方が常に点灯しているため、シャッター速度と露光量がリニアに対応する。そのため、露出の制御が行いやすい。また、シャッター速度と、第1,第2の白色LEDモジュール42a,42bとで同期を取る必要がないため、構造を簡略化でき、手術用顕微鏡1の装置全体の小型化を図ることができる。
さらに、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できることは勿論である。
次に、本出願の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。

(付記項1) 術部を観察する鏡体と、術部を照明するための鏡体又はその近傍に内蔵された照明手段と、を有する手術用顕微鏡において、前記照明手段がLEDによって構成されており、このLEDが発生する熱を鏡体又はその近傍の所定の部位へ伝播する熱伝播手段を有することを特徴とする手術用顕微鏡。
(付記項2) 前記手術用顕微鏡は、光学顕微鏡乃至は電子画像顕微鏡であることを特徴とする付記項2記載の手術用顕微鏡。
(付記項3) 前記照明手段は前記LEDを実装する基板を有し、前記熱伝播部材は一端が該基板に結合し他端が前記鏡体又は前記アームに結合することを特徴とする付記項1または2記載の手術用顕微鏡。
(付記項4) 前記基板はアルミベース基板であることを特徴とする付記項3記載の手術用顕微鏡。
(付記項5) 前記熱伝播部材は、1以上のヒートパイプであることを特徴とする請求項1乃至4記載の手術用顕微鏡。
(付記項6) 前記熱伝播部材が前記鏡体に結合している部位は前記鏡体の外装又は前記アームと接合している支持部であることを特徴とする付記項1乃至5記載の手術用顕微鏡。
(付記項7) 前記照明手段は複数のLEDを有することを特徴とする付記項1乃至6記載の手術用顕微鏡。
(付記項8) 前記複数LEDは、パルス発光にて駆動されることを特徴とする付記項1乃至7記載の手術用顕微鏡。
(付記項9) 前記複数のLEDは、更に複数のLED群から構成されており、各LED群の少なくとも1つは他のLED群との発光のタイミングがシフトしていることを特徴とする付記項7又は8記載の手術用顕微鏡。
(付記項10) 前記手術用顕微鏡の撮像素子の露光時間中に全てのLEDが消灯しないように抑制する制御部を有することを特徴とする付記項8又は9記載の手術用顕微鏡。
(付記項11) 前記手術用顕微鏡の撮像素子の露光時間中に必ず少なくとも1つのLED群が1回は発光するように制御する制御部を有することを特徴とする付記項8又は9記載の手術用顕微鏡。
(付記項12) 術部を照明する複数のLEDからなるLED光源と、術部を撮影する撮像素子とを有する手術用顕微鏡において、前記LEDはパルス発光で発光され、かつ前記手術用顕微鏡の撮像素子の露光時間中に、全てのLEDが消灯しないように制御する制御部を有することを特徴とする手術用顕微鏡。
(付記項13) 術部を照明する複数のLEDからなるLED光源と、術部を撮影する撮像素子と、を有する手術用顕微鏡において、前記LEDはパルス発光で発光され、かつ前記手術用顕微鏡の撮像素子の露光時間中に、必ず少なくとも一つのLEDが1回は発光するように制御する制御部を有することを特徴とする手術用顕微鏡。
本発明は、例えば、脳神経外科を初めとした微細な手術を必要とする外科領域で一般的に使用されている手術用顕微鏡を製造する技術分野や、手術用顕微鏡を使用する技術分野で有効である。
本発明の第1の実施の形態に係る手術用顕微鏡の全体を示す正面図。 第1の実施の形態の手術用顕微鏡の鏡体の縦断面図。 第1の実施の形態の手術用顕微鏡の鏡体内のLED照明基板の表側を示す平面図。 第1の実施の形態の手術用顕微鏡の鏡体内のLED照明基板の裏側を示す斜視図。 第1の実施の形態の手術用顕微鏡のLED発光制御回路の接続状態を示す概略構成図。 第1の実施の形態の手術用顕微鏡のLEDの発光状態を説明するための特性図。 本発明の第2の実施の形態に係る手術用顕微鏡の鏡体の縦断面図。 第2の実施の形態の手術用顕微鏡のLED発光制御回路の接続状態を示す概略構成図。 第2の実施の形態の手術用顕微鏡のLEDの発光状態を説明するための特性図。 本発明の第3の実施の形態に係る手術用顕微鏡の鏡体の縦断面図。 第3の実施の形態の手術用顕微鏡のLEDの発光状態を説明するための特性図。
符号の説明
10…手術用顕微鏡、13…鏡体、21…対物レンズ、24…結像レンズ、25…接眼レンズ、28…CCD、33…LED照明基板、36…ヒートパイプ。

Claims (10)

  1. 術部を観察する観察手段を有する鏡体と、
    前記鏡体を移動可能に支持し、前記鏡体を自在に位置決めする鏡体支持手段と、
    前記鏡体又は前記鏡体支持手段の少なくともいずれか一方の構造物に設けられ、前記術部を照明する照明手段と、
    を備える手術用顕微鏡であって、
    前記照明手段は、発光素子によって構成される光源部を有するとともに、
    一端が前記照明手段に結合され、他端が前記構造物に結合されて前記照明手段の熱を前記構造物に逃がす熱伝播手段を有することを特徴とする手術用顕微鏡。
  2. 前記熱伝播手段は、ヒートパイプであることを特徴とする請求項1に記載の手術用顕微鏡。
  3. 前記構造物は、少なくとも前記鏡体の外装壁部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の手術用顕微鏡。
  4. 前記光源部は、複数の発光ダイオードと、前記発光ダイオードを実装する基板とを有し、
    前記基板は、アルミベース基板であることを特徴とする請求項1に記載の手術用顕微鏡。
  5. 前記複数の発光ダイオードは、パルス発光にて駆動されることを特徴とする請求項4に記載の手術用顕微鏡。
  6. 前記複数の発光ダイオードは、更に発光ダイオードの集合体である発光ダイオード群を複数組有し、各発光ダイオード群の少なくとも1つは他の発光ダイオード群との発光のタイミングがシフトしていることを特徴とする請求項4または5に記載の手術用顕微鏡。
  7. 前記光源部は、複数の発光ダイオードを有し、
    前記観察手段は、観察像を撮像する撮像手段を有することを特徴とする請求項1に記載の手術用顕微鏡。
  8. 前記複数の発光ダイオードは、パルス発光にて駆動されることを特徴とする請求項7に記載の手術用顕微鏡。
  9. 前記光源部は、前記撮像手段の露光時間中に前記発光ダイオードの少なくとも一部を点灯させ、全ての前記発光ダイオードが同時に消灯しないように制御する制御部を有することを特徴とする請求項8に記載の手術用顕微鏡。
  10. 前記光源部は、前記撮像手段の露光時間中に少なくとも1つの発光ダイオードが1回は発光するように制御する制御部を有することを特徴とする請求項8に記載の手術用顕微鏡。
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