JP2006217191A

JP2006217191A - 画像表事物と画像装飾方法

Info

Publication number: JP2006217191A
Application number: JP2005027113A
Authority: JP
Inventors: Kenichi Ooka; 健一大岡
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2005-02-02
Filing date: 2005-02-02
Publication date: 2006-08-17

Abstract

【課題】
従来の写真の前面印刷や余白を残した印刷に見られるような画一的で不自然な周辺の仕舞いを排除し、画像の周辺の納まりの違和感を解消した画像の縁飾りに関するものである。
【解決手段】画像１を表示するに際し、画像１内のモチーフ２、３・・・の何れかと同色調の縁飾り６を画像１の周辺に施すことにより、画像の周辺の仕舞いを自然に処理し、観る者に安心感を与えることが出来る。また、当該縁飾りの濃度を淡いものとすることにより、縁飾りがでしゃばらず、画像を引き立てることになる。
【選択図】図３

Description

本発明は、画像の周辺の納まりを良くすることができる画像表事物と画像装飾方法に関するものである。

従来から写真などの画像を表示する場合、一般に周辺に余白を残す方法と全面に表示する方法とがある。近年、デジカメ等による画像をプリンタの進歩により簡単に全面印刷ができるようになり、前面印刷の方に移行しつつあるように見受けられる。

いずれもアルバムなどに収納保存する場合はあまり気にならないが、絵葉書にしたり、大きなサイズにして飾る場合、周辺に白い余白があるのは不自然である。然るに全面印刷の場合は周辺の納まりが悪く、額等に入れる場合も一般に何らかの縁取りを施すことによりバランスを取って全体に落ち着きを与えようとしているが、額に付属の縁取りは幅や色調が画像とは全く無関係に設定されているため、画像によっては違和感が生じる場合も少なくないのが実情である。

本発明は、画像に応じて最適の、或いは好みに応じた色調の縁飾りを画像自体に施すことにより、従来の違和感を解消することができる画像表事物と画像装飾方法を提供するものである。

本発明の主たる特徴は、画像１を表示するに際し、画像１内のモチーフ２、３・・・の何れかと同色調の縁飾り６を画像１の周辺に施したことである。

本発明にあっては上述のように、画像１を表示するに際し、画像１内のモチーフ２、３・・・の何れかと同色調の縁飾り６を画像１の周辺に施したから、画像の周辺が唐突に切れて終わらず、何れかのモチーフの色調で余韻を残して納まるものであって、観る者に安心感を与えることができる。ことに同じ色調でも淡い濃度に設定すれば一層顕著である。
ものである。

また、モチーフがいくつかある場合には、そのいずれに色調を合わせるかによって、同じ画像であっても異なる印象を与えることができる。

更に、画像自体に縁飾りが施されるので、額などに入れる場合でも別途縁飾りが不要となり、コストを低減することができる。

以下本発明を添付図面に基づき詳細に説明する。図１は一般的な写真を示し、前面印刷したもので、素材２、３、４のより画像１が形成されていて、その周辺は唐突に終端に至り、納まりが悪い。

一方、図２は縁に余白５を残したもので、画像１の素材２、３、４や全体の色調とも無関係に白が一般的であるが、画像１全体から判断して一般的には可も無く不可も無い程度で、しっくりした納まりは望むべくも無い。

しかして図３の場合は、素材２の色調を選定し、それと同系色の、そして好ましくはやや淡い濃度の入りを選定し、その色調の縁飾り６を画像周辺に施すものである。これは一般にコンピュータの画像処理で行なうことができるので、ディスプレイに表示する場合、インターネットで配信する場合、或いはプリンタでの印刷により画像表事物を得ることができる。縁飾りの濃度を淡いものとした場合には、縁飾りがでしゃばらず、画像を引き立たせることができる。

また、縁飾り６は任意の幅や、或いは丸や楕円、ハート型、三角形等任意の形状に設定でき、更には、縁飾り６と画像１との境界は、シャープに設定することもできるが、ボケをいれて漸次自然に画像に溶け込むようにすることができ、この場合は観る者により一層の安心感を与えることができる。

例えば素材２が花で赤、素材３が葉で緑、素材４が背景でブラウンの場合、赤に注目する場合は、赤をベースに同系色の中で淡い薄紅色をぼかして縁飾り６を構成することができる。葉をメインに捉える時は薄い草色の縁飾り６を構成すると、前者とは違った印象の構成とすることができる。

本発明にあっては、画像のディスプレイ上での表現、紙面へに印刷等、画像を表現するものであれば写真意外にでも絵画の表現にでも適用することができる。本発明を適用すれば、額を用いることなく周辺の装飾を施すことができると共に、画像の素材の何れかを強調しながらも、調和の取れた違和感の無い周辺の仕舞いを施すことができるものである。周辺に画像と縁飾りにいわば断層的な不連続部が生じないので観た者が安らぎを覚えるものであって、癒しの効果も期待できる。

一般的な画像の前面表示の平面図。一般的な画像の縁に余白を残した表示の平面図。本発明の画像例の平面図。

符号の説明

１画像
２〜４素材
５余白
６縁飾り

Claims

画像１を表示するに際し、画像１内のモチーフ２、３・・・の何れかと同色調の縁飾り６を画像１の周辺に施して成ることを特徴とする画像表示物。
表示が印刷である請求項１に記載の画像表示物。
表示がディスプレイである請求項１に記載の画像表示物。
縁飾り６と画像の境界をぼかしたことを特徴とする請求項１乃至３に記載の画像表示物。
画像１のモチーフ２、３・・・の何れかを選んでその選んだモチーフの色調により画像の周辺に縁飾りを施すことを特徴とする画像装飾方法。