JP2006215644A - 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDF

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JP2006215644A JP2005025303A JP2005025303A JP2006215644A JP 2006215644 A JP2006215644 A JP 2006215644A JP 2005025303 A JP2005025303 A JP 2005025303A JP 2005025303 A JP2005025303 A JP 2005025303A JP 2006215644 A JP2006215644 A JP 2006215644A
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Abstract

【課題】 各種のPDLに対して共通的に利用できるページレンダラを備える画像処理装置において、PDLにおいてもジョブ制御に関する情報が記述されている印刷要求に適切に対処することのできる画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、及び画像処理プログラムの提供を目的とする。
【解決手段】 PJLによって記述された第一の情報とPDLによって記述された第二の情報とを含む印刷要求に応じ、前記PDLの種類にかかわらず共通的に備えられたページレンダラを用いて描画処理を実行する画像処理装置であって、前記第一の情報におけるジョブ制御情報と、前記第二の情報におけるジョブ制御情報とのいずれを採用するかを判定する判定手段を有し、前記ページレンダラは、前記判定手段による判定結果に応じて描画処理を実行することにより上記課題を解決する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラムに関し、特にPJLによって記述され情報とPDLによって記述された情報とを含む印刷要求に応じ描画処理を実行する画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラムに関する。
レーザープリンタやプリント機能を持つ複合機等の印刷装置では、エンドユーザがアプリケーション(ワープロソフトや表計算ソフト等)から印刷を指示すると、プリンタドライバによってPDL(Page Description Language)といった、印刷装置が解釈できる言語で印刷要求が生成され、かかる印刷要求に基づいて印刷装置が印刷を行うのが一般的である。PDLは、主に、印刷のためのページ記述に関する情報や描画に関する情報を記述するための言語であり、Adobe社のPostScript、米ヒューレッド・パッカード社のPCL(Page Control Language)、リコー社のRPCS(Refined Printing Command Stream)等、様々な種類がある。したがって、現在の印刷装置は、各種のPDLに対応するため、それぞれのPDLに対応した解釈機構(インタプリタ)と、各インタプリタを呼び出すための機構を備えているものが多い。
また、印刷要求には、ジョブ記述言語(PJL:Printer Job Language)によってPDLの先頭にジョブの制御に関する情報を付加されたものが広く用いられている。PJLは米ヒューレッド・パッカード社の開発した印刷装置用の言語であり、形式が比較的単純で、ASCII形式のデータであるため、多くのベンダーが独自の拡張を行い、それぞれの印刷装置のジョブ処理用言語として用いている。
すなわち、プリンタドライバによって生成される印刷要求は、一般的に、ジョブ制御に関する情報、ページ記述に関する情報、及び描画に関する情報等で構成されている。但し、ジョブ制御に関する情報は、PJLによってのみ記述されているとは限らず、PDLの種類によってその事情は異なる。例えば、ジョブ制御に関する情報をPDLのみで記述する場合や、PJL及びPDLそれぞれに記述する場合もある。
ところで、特許文献1には、各種のPDLに対して一つのページレンダリングを共通的に利用する印刷装置の構成が記載されている。このような構成を採用することで、PDLの種類ごとにページレンダラを設ける必要は無く、使用リソースの削減、および複数PDLでの共通した性能向上などの効果が期待できる。
特開2003−280872号公報
しかしながら、特許文献1においては、PDLにおいてもジョブ制御に関する情報が含まれている場合の対処については明確に提示されていない。すなわち、PDLによってもジョブ制御に関する情報が含まれている場合、ページレンダラにジョブ制御に関する情報を設定する時点では、PJLによるジョブ制御に関する要求しか確定しておらず、PDLに含まれるジョブ制御に関する情報をどのように処理するかについては考慮されていなかった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、各種のPDLに対して共通的に利用できるページレンダラを備える画像処理装置において、PDLにおいてもジョブ制御に関する情報が記述されている印刷要求に適切に対処することのできる画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、及び画像処理プログラムの提供を目的とする。
そこで上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されるように、PJLによって記述された第一の情報とPDLによって記述された第二の情報とを含む印刷要求に応じ、前記PDLの種類にかかわらず共通的に備えられたページレンダラを用いて描画処理を実行する画像処理装置であって、前記第一の情報におけるジョブ制御情報と、前記第二の情報におけるジョブ制御情報とのいずれを採用するかを判定する判定手段を有し、前記ページレンダラは、前記判定手段による判定結果に応じて描画処理を実行することを特徴とする。
このような画像処理装置では、判定手段によって、PJLに係るジョブ制御情報とPDLに係るジョブ制御情報とのいずれを採用するかを判定し、その判定結果に基づいて描画処理が実行されるため、PDLにおいてもジョブ制御に関する情報が記述されている印刷要求に適切に対処することができる。
また、上記課題を解決するため、本発明は、上記画像処理装置を有する画像形成装置、上記画像処理装置における画像処理方法、前記画像処理方法を前記画像処理装置に実行させるための画像処理プログラムとしてもよい。
本発明によれば、各種のPDLに対して共通的に利用できるページレンダラを備える画像処理装置において、PDLにおいてもジョブ制御に関する情報が記述されている印刷要求に適切に対処することのできる画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、及び画像処理プログラムを提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態における画像形成装置の構成例を示す図である。図1において、画像形成装置10は、プリンタ、又はプリンタ機能を備えた複合機であり、パネル装置11、パネル管理モジュール12、入力データ判定モジュール13、PJL用インタプリタ14、画像処理装置15、印刷エンジン用データ変換処理モジュール16、印刷エンジン17等より構成される。
パネル装置11は、主に画像形成装置10に対する情報の設定をユーザに行わせるためのインタフェースとして機能するパネルである。パネル管理モジュール12は、パネル装置11の表示制御等を行うプログラムモジュールである。例えば、パネル管理モジュール12は、パネル装置11を介して入力された情報を環境変数18に保存する。環境変数18は、画像形成装置10の動作に関する各種情報を保持するための変数であり、その値を保持するための領域は、所定のメモリ内に割り当てられている。
入力データ判定モジュール13は、ホストコンピュータ20から送信される印刷要求のデータ形式を判定するプログラムモジュールである。すなわち、印刷要求は、PDLによって記述されているのが一般的であるが、PDL(Page Description Language)には、Adobe社のPostScript、米ヒューレッド・パッカード社のPCL(Page Control Language)、リコー社のRPCS(Refined Printing Command Stream)等、様々な種類がある。したがって、入力データ判定モジュール13は、印刷要求がいずれのPDLによって記述されているのかを判定し、当該PDLに対応したPDL用のインタプリタを呼び出す。
ホストコンピュータ20はエンドユーザの印刷指示に基づいてプリンタドライバによって生成される、PJL(Printer Job Language)とPDLとの混合形式の印刷要求を画像形成装置10に送信するコンピュータである。
PJL用インタプリタ14は、印刷要求においてPJLによって記述されている情報(以下「PJL情報」という。)を解釈し、その内容を環境変数に設定するプログラムモジュールである。PJL情報は、主にジョブ制御に関する情報(以下「ジョブ制御情報」という。)によって構成されている。
画像処理装置15は、印刷要求においてPDLによって記述されている情報(以下「PDL情報」という。)をPDL用のインタプリタによって解釈し、レンダリングを行う装置である。PDL情報には、ページ記述に関する情報及び描画に関する情報の他、ジョブ制御情報も含まれ得る。したがって、PJL情報とPDL情報とでは、ジョブ制御情報について重複して定義されている場合がある。なお、画像処理装置15の詳細については後述する。
印刷エンジン用データ変換処理モジュール16は、画像処理装置15によってレンダリングされた結果を印刷エンジン17に解釈可能な形式に変換するプログラムモジュールである。印刷エンジン17は、印刷エンジン用データ変換処理モジュール16より出力された情報に基づいて、印刷処理を実行するハードウェアである。
画像処理装置15の詳細について説明する。図2は、本発明の実施の形態における画像処理装置の構成例を示す図である。図2において、画像処理装置15は、PDL用インタプリタ151、印刷データ比較モジュール152、及びページレンダラ153等より構成されている。
PDL用インタプリタ151は、PDL情報を解釈するプログラムモジュールであり、PDLの種類に応じてモジュールが存在する。図2においては、PDL−A用のインタプリタであるPDL−Aインタプリンタ151aと、PDL−B用のインタプリタであるPDL−Bインタプリンタ151bと、PDL−C用のインタプリタであるPDL−Cインタプリンタ151cとが例示されている。PDL用インタプリタ151は、PDL情報の解釈結果として、ジョブ制御情報を含め、ページレンダリングに必要な情報を印刷データ比較モジュール152に引き渡す。なお、PDL−A、PDL−B、PDL−Cは、各PDLの種類が異なることを示すために本実施の形態で用いる名前であり、現実に存在するPDLの名称そのものを示したものではない。
印刷データ比較モジュール152は、環境変数18に設定されている、PJL情報から取得されたジョブ制御情報と、PDL用インタプリタ151より渡された、PDL情報から取得されたジョブ制御情報とのいずれを採用するかを判定するプログラムモジュールである。印刷データ比較モジュール152は、判定結果としてのジョブ制御情報と、ページレンダリングに必要な情報とをページレンダラ153に引き渡す。
ページレンダラ153は、いわゆるレンダラであり、印刷データ比較モジュール152より受け取ったジョブ制御情報等に基づいて、メモリ上に印刷イメージを描画するプログラムモジュールである。図からも明らかなように、ページレンダラ153は、複数のPDL用インタプリタ151から共通的に利用される。すなわち、PDLの種別を問わず、同一のページレンダラ153において描画処理が実行される。
以下、図1の画像形成装置10及び図2の画像処理装置15の処理手順について説明する。図3は、印刷処理を説明するためのフローチャートである。図3の処理は、ホストコンピュータ20からの印刷要求の受信に応じて実行される。
ステップS11において、PJL用インタプリタ14は、印刷要求におけるPJL情報を解釈し、PJL情報に含まれているジョブ制御情報の内容を環境変数18に設定する。ステップS11に続いてステップS12に進み、印刷要求におけるPDLの種類に応じて入力データ判定モジュール13によって呼び出されたPDL−Aインタプリタ151a、PDL−Bインタプリタ151b、又はPDL−Cインタプリタ151c等のうちのいずれかのインタプリタは、印刷要求におけるPDL情報を解釈し、PDL情報に含まれているジョブ制御情報等を取得する。
ステップS12に続いてステップS13に進み、印刷データ比較モジュール152は、PJL情報に含まれているジョブ制御情報とPDL情報に含まれているジョブ制御情報とのいずれを採用するかの判定を行う。なお、本ステップの処理の詳細については後述する。
ステップS13に続いてステップS14に進み、印刷データ比較モジュール152が、ページレンダラ153に対して1ページ分のページ情報を設定すると、ページレンダラ153は、ページメモリに1ページ分の印刷イメージを描画する。ページレンダラ153によって描画された印刷イメージは、印刷エンジン用データ変換処理モジュール16によってデータ形式の変換がなされ、印刷エンジン17によって印刷される(S16)。
ステップS16に続いてステップS17に進み、印刷されたページが最終ページであるか否かが判定される。最終ページでない場合は、次ページが処理対象とされ(S18)、ステップS14以降の処理が繰り返される。最終ページであった場合は、ジョブが終了する(S19)。
次に、ステップS13における、ジョブ制御情報の採用判定処理について説明する。但し、当該処理は、印刷要求におけるPDL情報の記述に用いられている各PDLの言語仕様によってジョブ制御情報の採用方針(環境変数(すなわち、PJL情報におけるジョブ制御情報)とPDL情報におけるジョブ制御情報とのいずれを優先させるかについての方針)が異なりうる。本実施の形態において、各PDLのジョブ制御情報の採用方針は、図4の通りであるとする。
図4は、本実施の形態における各PDLの言語仕様によるジョブ制御情報の採用方針を示す図である。図4に示される表においては、ジョブ制御情報を構成する設定項目(印刷部数、両面指定、綴じ方向、及びソート指定)ごとに、各PDL(PDL−A、PDL−B、及びPDL−C)において、環境変数とPDL情報とのいずれを採用、又は優先させるかについて示されている。
表において、「イ」は、環境変数の設定値のみが採用されることを意味し、「ロ」は、PDL情報における設定値のみが採用されることを意味する。すなわち、「イ」及び「ロ」は、当該設定値が存在せず、他方の設定値が存在する場合であっても、他方の設定値が採用されることはない。また、「ハ」については、PDL情報の設定値が優先的に採用されることを意味し、「ロ」は、環境変数の設定値が優先的に採用されることを意味する。すなわち、「ハ」及び「ニ」は、当該設定値が存在しない場合は、他方の設定値が採用されることを意味する。
したがって、PDL−Aの場合は、全ての設定項目について環境変数の設定値が採用される。PDL−Bの場合は、ソート指定については環境変数のみが採用され、それ以外はPDL情報が優先される。また、PDL−Cの場合は、印刷部数についてはPDL情報のみが採用され、それ以外はPDL情報が優先される。
以下、図5〜図7を用いてPDLの種類ごと(本実施の形態においては、PDL−A、PDL−B、及びPDL−Cごと)に、ジョブ制御情報の採用判定処理の処理手順を説明する。
まず、第一の実施の形態として、PDL−AによってPDL情報が記述されている場合について説明する。図5は、PDL−AによってPDL情報が記述されている場合の印刷データ比較モジュールによるジョブ制御情報の採用判定処理を説明するためのフローチャートである。
PDL−Aインタプリタ151aよりジョブ開始の指示を受けると(S101)、環境変数に設定されている、印刷部数、両面指定、綴じ方向、及びソート指定の設定値をメモリ上に保持する(S102〜S105)。ステップS106において、PDL−Aインタプリタ151aよりジョブの終了を受け取ると、メモリ上に保持されているジョブ制御情報の各設定値をページレンダラ153に設定し(S107)、ページレンダラ153にジョブの開始を指示する(S108)。
次に、第二の実施の形態として、PDL−BによってPDL情報が記述されている場合について説明する。図6は、PDL−BによってPDL情報が記述されている場合の印刷データ比較モジュールによるジョブ制御情報の採用判定処理を説明するためのフローチャートである。
PDL−Bインタプリタ151bよりジョブ開始の指示を受けると(S201)、印刷部数、両面指定、及び綴じ方向については、PDL情報に設定値がある場合は、PDL情報における設定値をメモリ上に保持し、PDL情報に設定値が無い場合は、環境変数の設定値をメモリ上に保持する(S202〜S210)。一方、ソート指定については、PDL情報における設定値をメモリ上に保持する(S211)。
ステップS212において、PDL−Bインタプリタ151bよりジョブの終了を受け取ると、メモリ上に保持されているジョブ制御情報の各設定値をページレンダラ153に設定し(S213)、ページレンダラ153にジョブの開始を指示する(S214)。
次に、第三の実施の形態として、PDL−CによってPDL情報が記述されている場合について説明する。図7は、PDL−CによってPDL情報が記述されている場合の印刷データ比較モジュールによるジョブ制御情報の採用判定処理を説明するためのフローチャートである。
PDL−Cインタプリタ151cよりジョブ開始の指示を受けると(S301)、印刷部数についてはPDL情報から取得した設定値をメモリ上に保持する(S302)。一方、両面指定、綴じ方向、及びソート指定については、PDL情報に設定値がある場合は、PDL情報における設定値をメモリ上に保持し、PDL情報に設定値が無い場合は、環境変数の設定値をメモリ上に保持する(S303〜S311)。
ステップS312において、PDL−Cインタプリタ151cよりジョブの終了を受け取ると、メモリ上に保持されているジョブ制御情報の各設定値をページレンダラ153に設定し(S313)、ページレンダラ153にジョブの開始を指示する(S314)。
上述したように、第一〜第三の実施の形態における画像形成装置10によれば、ページレンダラ153が、各PDLインタプリタより共通的に用いられる構成である場合であっても、印刷要求におけるPDL情報に指定されているジョブ制御情報に基づいて処理を実現することができる。
また、印刷データ比較モジュール152は、各PDLインタプリタより共通的に利用されるような構成となっているため、PDLインタプリタごとに実装する場合に比べ、保守性及び信頼性を向上させることができる。また、プログラム全体のサイズを削減することができ、プログラムの実行に必要となる資源(メモリ等)を削減することができる。
ところで、第一〜第三の実施の形態においては、ジョブ制御情報の採用方針が、固定的、すなわちプログラムのロジックとして組み込まれている例について説明した。但し、ジョブ制御情報の採用方針は、必ずしも固定的にロジック化されている必要はなく、プログラムの外部の定義情報(以下、「採用方針定義情報」という。)として実装されていてもよい。以下、ジョブ制御情報の採用方針が、採用方針定義情報としてプログラムの外部に実装されている場合を、第四の実施の形態として説明する。
図8は、採用方針定義情報の構成例を示す図である。図8の採用方針定義情報154は、画像形成装置10の所定の記憶領域に、PDL用インタプリタ151ごとに保存されている情報であり、ジョブ制御情報の設定項目ごとに、項目番号と、PDL情報におけるジョブ設定値の扱いと、環境変数の設定値の扱いとが定義されている。PDL情報における設定値の扱いと、環境変数の設定値との扱いとに関しては、優先度大、優先度小、及び設定不可という値を定義し得る。優先度大は、当該設定値が存在する場合は、当該設定値が優先的に採用されることを意味する。優先度小は、他方の設定値が存在しない場合に、当該設定値が採用されることを意味する。設定不可は、当該設定値は、設定されることはないことを意味する。したがって、この場合、当該設定値が採用されることは無い。
例えば、項目番号0の印刷部数はPDL情報における設定値が存在すれば、PDL情報の設定値が、PDL情報における設定値が存在しなければ環境変数の設定値が採用される。また、項目番号1の両面指定は、環境変数については設定不可のため、PDL情報の設定値が採用される。なお、採用方針定義情報154の内容は、パネル装置11やホストコンピュータ20等から設定変更を可能としてもよい。
図9は、採用方針定義情報に基づく印刷データ比較モジュールによるジョブ制御情報の採用判定処理を説明するためのフローチャートである。
いずれかのPDL用インタプリタ151からのジョブ開始の指示と共に、当該PDL用インタプリタ151に係る採用方針定義情報154を受け取る(S401、S402)。ステプS403〜S410は、採用方針定義情報154における各設定項目について、項目番号順でのループ処理となる。
まず、ループカウンタnを0に初期化し(S403)、nが設定項目数より小さいか、すなわち、全ての設定項目について処理が完了したかを判定する(S404)。全ての設定項目について処理が完了していない場合(S404でYes)は、採用方針定義情報154におけるn番目の設定項目について「優先度大」とされている入力(PDL情報又は環境変数)に設定値は存在するかを判定する(S405)。
「優先度大」とされている入力に設定値が存在する場合は、当該設定値をn番目の設定項目に対する設定値としてメモリ上に保持する(S406)。「優先度大」とされている入力に設定値が存在しない場合は、n番目の設定項目について「優先度小」とされている入力に設定値は存在するかを判定する(S407)。「優先度小」とされている入力に設定値が存在する場合は、当該設定値をn番目の設定項目に対する設定値としてメモリ上に保持する(S408)。「優先度小」とされている入力に設定値が存在しない場合(「優先度大」とされていない入力が「設定不可」とされている場合も含む)は、予め、画像形成装置10に設定されているデフォルト値をn番目の設定項目に対する設定値としてメモリ上に保持する(S409)。ステップS406、S408、又はS409に続いてステップS410に進み、nの値をインクリメントすることにより、次の設定項目を処理対象とする(S410)。
全ての設定項目についての処理が完了し(S404でNo)、PDL用インタプリタ151よりジョブの終了を受け取ると(S411)、メモリ上に保持されているジョブ制御情報の各設定値をページレンダラ153に設定し(S412)、ページレンダラ153にジョブの開始を指示する(S413)。
第四の実施の形態に示されるような汎用的なロジックによる印刷データ比較モジュール152によれば、新たなPDLの追加や、既存のPDLの仕様変更が生じた場合であっても、採用方針定義情報154を変更することで対処することができる。したがって、ソースコードの変更の必要はなく、保守性の向上を期待することができる。
本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本発明の実施の形態における画像形成装置の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における画像処理装置の構成例を示す図である。 印刷処理を説明するためのフローチャートである。 本実施の形態における各PDLの言語仕様によるジョブ制御情報の採用方針を示す図である。 PDL−AによってPDL情報が記述されている場合の印刷データ比較モジュールによるジョブ制御情報の採用判定処理を説明するためのフローチャートである。 PDL−BによってPDL情報が記述されている場合の印刷データ比較モジュールによるジョブ制御情報の採用判定処理を説明するためのフローチャートである。 PDL−CによってPDL情報が記述されている場合の印刷データ比較モジュールによるジョブ制御情報の採用判定処理を説明するためのフローチャートである。 採用方針定義情報の構成例を示す図である。 採用方針定義情報に基づく印刷データ比較モジュールによるジョブ制御情報の採用判定処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 画像形成装置
11 パネル装置
12 パネル管理モジュール
13 入力データ判定モジュール
14 PJL用インタプリタ
15 画像処理装置
16 印刷エンジン用データ変換処理モジュール
17 印刷エンジン
18 環境変数
20 ホストコンピュータ
151 PDL用インタプリタ
151a PDL−Aインタプリタ
151b PDL−Bインタプリタ
151c PDL−Cインタプリタ
152 印刷データ比較モジュール
153 ページレンダラ

Claims (22)

  1. PJLによって記述された第一の情報とPDLによって記述された第二の情報とを含む印刷要求に応じ、前記PDLの種類にかかわらず共通的に備えられたページレンダラを用いて描画処理を実行する画像処理装置であって、
    前記第一の情報におけるジョブ制御情報と、前記第二の情報におけるジョブ制御情報とのいずれを採用するかを判定する判定手段を有し、
    前記ページレンダラは、前記判定手段による判定結果に応じて描画処理を実行することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記判定手段は、前記印刷要求に含まれているPDLの種類に応じ、前記第一の情報におけるジョブ制御情報と、前記第二の情報におけるジョブ制御情報とのいずれを採用するかを判定することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記判定手段は、前記ジョブ制御情報を構成する項目ごとに、前記第一の情報におけるジョブ制御情報と、前記第二の情報におけるジョブ制御情報とのいずれを採用するかを判定することを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 前記判定手段は、前記第一の情報と前記第二の情報との間に設けられた優先度に応じて、前記第一の情報におけるジョブ制御情報と、前記第二の情報におけるジョブ制御情報とのいずれを採用するかを判定することを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項記載の画像処理装置。
  5. 前記判定手段は、前記優先度の高い方のジョブ制御情報が設定されていない場合は、前記優先度の低い方のジョブ制御情報を採用することを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 前記ジョブ制御情報を構成する項目ごとに、前記第一の情報と前記第二の情報とのいずれを優先させるかについて定義された定義情報を所定の記憶領域に有し、
    前記判定手段は、前記定義情報に基づいて前記第一の情報におけるジョブ制御情報と、前記第二の情報におけるジョブ制御情報とのいずれを採用するかを判定することを特徴とする請求項1乃至5いずれか一項記載の画像処理装置。
  7. 前記第二の情報は、ジョブ制御情報、ページ記述に関する情報、及び描画に関する情報を含むことを特徴とする請求項1乃至6いずれか一項記載の画像処理装置。
  8. 請求項1乃至7いずか一項記載の画像処理装置と、
    該画像処理装置の前記ページレンダラによって描画された情報を印刷する印刷手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  9. PJLによって記述された第一の情報とPDLによって記述された第二の情報とを含む印刷要求に応じ、前記PDLの種類にかかわらず共通的に備えられたページレンダラを用いて描画処理を実行する画像処理装置における画像処理方法であって、
    前記印刷要求を受信する印刷要求受信手順と、
    前記第一の情報におけるジョブ制御情報と、前記第二の情報におけるジョブ制御情報とのいずれを採用するかを判定する判定手順と、
    前記ページレンダラが、前記判定手順における判定結果に応じて描画処理を実行する描画手順とを有することを特徴とする画像処理方法。
  10. 前記判定手順は、前記印刷要求に含まれているPDLの種類に応じ、前記第一の情報におけるジョブ制御情報と、前記第二の情報におけるジョブ制御情報とのいずれを採用するかを判定することを特徴とする請求項9記載の画像処理方法。
  11. 前記判定手順は、前記ジョブ制御情報を構成する項目ごとに、前記第一の情報におけるジョブ制御情報と、前記第二の情報におけるジョブ制御情報とのいずれを採用するかを判定することを特徴とする請求項9又は10記載の画像処理方法。
  12. 前記判定手順は、前記第一の情報と前記第二の情報との間に設けられた優先度に応じて、前記第一の情報におけるジョブ制御情報と、前記第二の情報におけるジョブ制御情報とのいずれを採用するかを判定することを特徴とする請求項9乃至11いずれか一項記載の画像処理方法。
  13. 前記判定手順は、前記優先度の高い方のジョブ制御情報が設定されていない場合は、前記優先度の低い方のジョブ制御情報を採用することを特徴とする請求項12記載の画像処理方法。
  14. 前記判定手順は、前記ジョブ制御情報を構成する項目ごとに、前記第一の情報と前記第二の情報とのいずれを優先させるかについて定義された定義情報に基づいて、前記第一の情報におけるジョブ制御情報と、前記第二の情報におけるジョブ制御情報とのいずれを採用するかを判定することを特徴とする請求項9乃至13いずれか一項記載の画像処理方法。
  15. 前記第二の情報は、ジョブ制御情報、ページ記述に関する情報、及び描画に関する情報を含むことを特徴とする請求項9乃至14いずれか一項記載の画像処理方法。
  16. PJLによって記述された第一の情報とPDLによって記述された第二の情報とを含む印刷要求に応じ、前記PDLの種類にかかわらず共通的に備えられたページレンダラを用いて描画処理を実行する画像処理装置に、
    前記第一の情報におけるジョブ制御情報と、前記第二の情報におけるジョブ制御情報とのいずれを採用するかを判定する判定手順と、
    前記判定手順における判定結果に応じた描画処理を前記ページレンダラに実行させる描画手順とを実行させるための画像処理プログラム。
  17. 前記判定手順は、前記印刷要求に含まれているPDLの種類に応じ、前記第一の情報におけるジョブ制御情報と、前記第二の情報におけるジョブ制御情報とのいずれを採用するかを判定することを特徴とする請求項16記載の画像処理プログラム。
  18. 前記判定手順は、前記ジョブ制御情報を構成する項目ごとに、前記第一の情報におけるジョブ制御情報と、前記第二の情報におけるジョブ制御情報とのいずれを採用するかを判定することを特徴とする請求項16又は17記載の画像処理プログラム。
  19. 前記判定手順は、前記第一の情報と前記第二の情報との間に設けられた優先度に応じて、前記第一の情報におけるジョブ制御情報と、前記第二の情報におけるジョブ制御情報とのいずれを採用するかを判定することを特徴とする請求項16乃至18いずれか一項記載の画像処理プログラム。
  20. 前記判定手順は、前記優先度の高い方のジョブ制御情報が設定されていない場合は、前記優先度の低い方のジョブ制御情報を採用することを特徴とする請求項19記載の画像処理プログラム。
  21. 前記判定手順は、前記ジョブ制御情報を構成する項目ごとに、前記第一の情報と前記第二の情報とのいずれを優先させるかについて定義された定義情報に基づいて、前記第一の情報におけるジョブ制御情報と、前記第二の情報におけるジョブ制御情報とのいずれを採用するかを判定することを特徴とする請求項16乃至20いずれか一項記載の画像処理プログラム。
  22. 前記第二の情報は、ジョブ制御情報、ページ記述に関する情報、及び描画に関する情報を含むことを特徴とする請求項16乃至21いずれか一項記載の画像処理プログラム。
JP2005025303A 2005-02-01 2005-02-01 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Pending JP2006215644A (ja)

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