JP2006214548A - 密封型転がり軸受 - Google Patents

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Takashi Tsujimoto
崇 辻本
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NTN Corp
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Abstract

【課題】泥水が飛散する環境で使用しても、シール性を十分に確保できる密封型転がり軸受を提供することである。
【解決手段】内輪1と外輪2の間の軸受空間を内外2枚の接触シール5、6で密封することにより、飛散する泥水を外側の接触シール6で遮断し、内側の接触シール5の摺接部に泥水が付着しないようにして、その摺接部における弾性部5bの泥水中の泥による摩耗を防止し、泥水が飛散する環境で使用しても、シール性を十分に確保できるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、内外輪間の軸受空間を接触シールで密封した密封型転がり軸受に関する。
ダストや水等が飛散する環境で使用される転がり軸受には、これらが内外輪間の軸受空間へ侵入するのを防止するために、軸受空間を接触シールで密封した密封型転がり軸受が用いられている。接触シールは、内外輪の一方の軌道輪に取り付けられ、ゴム等で形成された弾性部を他方の軌道輪に摺接させて軸受空間を密封するものである。
この種の密封型転がり軸受には、軸受空間の両側に1枚ずつの接触シールを装着したものや(例えば、特許文献1参照)、これらの1枚ずつ装着した接触シールの外側に、さらに非接触のシールドを装着したものがある(例えば、特許文献2、3参照)。特許文献2に記載されたものでは、シールド(遮蔽板)を内輪に取り付けたものと外輪に取り付けたものとに分割し、これらの分割したシールド間にラビリンス隙間を形成している。また、特許文献3に記載されたものでは、シールド(カバー)と内側の接触シールの間にラビリンス隙間を形成している。さらに、特許文献2および特許文献3には、接触シールに設けたリップをシールドに接触させる構成も記載されている。
一方、自動車のプロペラシャフトのセンター軸支持部や、ドライブシャフトのジョイント軸支持部等に使用される転がり軸受は、車両の床下部位に配設されるので、泥水の飛散を受ける。
実開平7−10555号公報(第1図) 実公平8−3710号公報(第1、2図) 特開2001−50288号公報(第1、3〜10図)
上述したような泥水の飛散を受ける部位に、特許文献1に記載されたような密封型転がり軸受を使用すると、飛散する泥水が接触シールの軌道輪との摺接部に付着し、泥水中の泥によって接触シールのゴム等で形成された弾性部が摺接部で摩耗し、シール性が著しく低下する問題がある。
特許文献2および特許文献3に記載された密封型転がり軸受は、シールドによって泥水が接触シールの摺接部に直接付着するのは防止できるが、シールドは非接触の隙間部を有するので、泥水がこの隙間部からラビリンス隙間を通って、シールドと接触シールの間に侵入する。このようにシールドと接触シールの間に侵入した泥水は、水分の蒸発によって泥分の濃度が増大するので、この泥分の濃度が増大した泥水が接触シールの摺接部に付着して、接触シールの軌道輪と摺接する弾性部や、シールドと摺接するリップの摩耗を促進する。このため、接触シールの摩耗によるシール性の低下を十分に防止することはできない。
そこで、本発明の課題は、泥水が飛散する環境で使用しても、シール性を十分に確保できる密封型転がり軸受を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明は、内外輪間の軸受空間を接触シールで密封した密封型転がり軸受において、前記軸受空間を内外2枚の接触シールで密封した構成を採用した。
すなわち、軸受空間を内外2枚の接触シールで密封することにより、飛散する泥水を外側の接触シールで遮断し、内側の接触シールの摺接部に泥水が付着しないようにして、その弾性部の泥水中の泥による摩耗を防止し、泥水が飛散する環境で使用しても、シール性を十分に確保できるようにした。
本発明の密封型転がり軸受は、軸受空間を内外2枚の接触シールで密封することにより、飛散する泥水を外側の接触シールで遮断し、内側の接触シールの摺接部に泥水が付着しないようにしたので、その弾性部の泥水中の泥による摩耗を防止して、泥水が飛散する環境で使用しても、シール性を十分に確保することができる。
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。この密封型転がり軸受は、図1に示すように、内輪1と外輪2の間でボール3が保持器4に保持された軸受空間を、内外2枚の接触シール5、6で密封した玉軸受である。
図2に示すように、前記各接触シール5、6は、それぞれL字断面の芯金部5a、6aと、ゴムで形成された弾性部5b、6bとから成る。内側の接触シール5は、外輪2の内径面に設けられた溝2aに弾性部5bで取り付けられ、接触シール5に設けられたリップ5cが内輪1の外径面に摺接するようになっている。
また、外側の接触シール6は、内輪1の外径面に設けられた溝1aに弾性部6bで取り付けられ、接触シール6に設けられたリップ6cが外輪2の内径面に摺接するようになっている。この外側の接触シール6は、泥水の付着によりリップ6cに摩耗が生じても摺接部に隙間が開かないように、十分に大きなリップ締め代が設定されている。したがって、周囲に飛散する泥水が内側の接触シール5まで到達することはなく、そのリップ5cの摺接部への泥水の付着による摩耗が防止され、十分なシール性が確保される。
図3は、上述した外側の接触シール6の変形例を示す。この変形例の接触シール6は、内輪1の外径面に設けられた段差部1bに芯金部6aを嵌合して取り付けられ、この嵌合部から立ち上がった芯金部6aは、外向きに屈曲したのち外径側へ延びる断面形状とされている。また、リップ6cは実施形態のものよりも大きく湾曲して、外輪2の内径面に摺接するようになっている。この接触シール6も、実施形態のものと同様に、十分に大きなリップ締め代が設定されている。なお、芯金部6aと段差部1bの嵌合部からの泥水の侵入を防ぐため、接触シール6には嵌合部の外側をシールするリップ6dも設けられている。
上述した実施形態では、密封型転がり軸受を玉軸受としたが、本発明に係る密封型転がり軸受は、ころ軸受等の他の種類の転がり軸受にも採用することができる。
密封型転がり軸受の実施形態を示す縦断面図 図1の要部を拡大して示す断面図 図2の外側の接触シールの変形例を示す断面図
符号の説明
1 内輪
1a 溝
1b 段差部
2 外輪
2a 溝
3 ボール
4 保持器
5、6 接触シール
5a、6a 芯金部
5b、6b 弾性部
5c、6c、6d リップ

Claims (1)

  1. 内外輪間の軸受空間を接触シールで密封した密封型転がり軸受において、前記軸受空間を内外2枚の接触シールで密封したことを特徴とする密封型転がり軸受。
JP2005029116A 2005-02-04 2005-02-04 密封型転がり軸受 Pending JP2006214548A (ja)

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KR1020060004285A KR101303587B1 (ko) 2005-02-04 2006-01-16 밀봉형 구름 베어링

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