JP2006213715A - 細かいテクスチュアの化粧料組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】皮膚をメイクアップするための粉体化粧料において、施与及び使用時の心地よさが十分あり、しかも保持力も十分ある粉体化粧料の提供。
【解決手段】生理学的に許容される媒体中に、バインダーとして有効な量の少なくとも1の短いエステル及び少なくとも1のシリコーン誘導体を含み、該短いエステルの質量含有量が、シリコーン誘導体の質量含有量より高いことを特徴とする粉体化粧料組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、皮膚をメイクアップするための粉体状の化粧料組成物に関し、及びそれを製造するために有用な方法にもまた関する。
化粧料組成物、特にメイクアップ組成物、例えばメイクアップルージュ、アイシャドー、及び顔のためのファンデーション、の大部分は粉体状の外見を有する。それらは主に従来「コンパクトパウダー」又は「ルースパウダー」と呼ばれ、基本的に着色された、又は着色されていないパウダーとバインダー、一般的には、特にオイルを含む脂肪性のバインダーとの混合物からなる組成物である。これらのパウダーは、一般的にアプリケーター、例えばスポンジ、パウダーパフ、又はブラシを用いて皮膚に施与される。
ユーザーがそのような製品を使用するとき、メイクアップに関する審美的効果以外に、第一に使用及び施与の心地よさを、そして第二に経時的に良好な保持力を期待する。使用及び施与の心地良さに関する性質は、品質、例えば柔らかさ、流動性、皮膚の上での滑り性及び融解性、及び非常に細かくクリーミーなテクスチュアにより特に反映される。経時的な保持力に関する性質は、経時的なメイクアップの保持力を得る良好な性質の維持により特に反映される。今、下に記載される理由により、これらの二つの側面、使用及び施与の心地よさ、及び経時的な保持力の調和が同じ組成物において完全に最適化されているわけではない。
特に、施与の際の流動性及び/又は柔らかさの側面は、一般的に、選択されるバインダーの性質及び量に関連する。組成物はその均一な外見を確保し、施与の間、組成物に良好な伸び広がりを与え、時間がたったときのメイクアップの崩壊(degradation)を回避し、またコンパクトパウダーの場合特に、その良好な侵食性を確保し、特に衝撃によって起こされ得るその分解(fragmentation)を回避するのに十分な量のバインダーを含むべきである。今、ある環境においては、バインダーの性質及びバインダーのこの十分な量が施与及び使用の心地よさに関して有害であり得ることが判明し得る。
従って、現在のところ、皮膚をメイクアップすることを特に意図され、施与及び使用の心地よさの性質及び保持力に関して十分に満足できるところの粉体化粧料組成物に対する需要がある。より特に、それによって、これらの点において満足できる組成物が得られることのできるところのバインダーに対する需用がある。
本発明の目的は、正確には、上述された需用を満たすことである。
従って、その側面の一つに従うと、本発明は、特に皮膚をメイクアップするための粉体状化粧料組成物であって、生理学的に許容される媒体中に、バインダーとして有効な量の少なくとも1の短いエステル及び少なくとも1のシリコーン誘導体を含み、該短いエステルの質量含有量が、シリコーン誘導体の質量含有量より高いことを特徴とする化粧料組成物である。
その別の側面に従うと、本発明は、特に皮膚をメイクアップするための粉体状の化粧料組成物であって、生理学的に許容される媒体中にバインダーとして有効な量の少なくとも1の短いエステル及び少なくとも1のシリコーン誘導体を含み、前記量は組成物の合計重量に対して8重量%未満であることを特徴とする化粧料組成物に関する。
その別の側面に従うと、本発明は、特に皮膚をメイクアップする化粧料組成物であって、生理学的に許容できる媒体中に、少なくとも
バインダーとして有効な量の少なくとも1の短いエステル、及び
組成物の合計重量に対して少なくとも15重量%の少なくとも1の球状有機フィラー
を含むことを特徴とする化粧料組成物に関する。
その別の側面に従うと、本発明は、生理学的に許容される媒体中に
1つの粉体相、
バインダーとして有効な量の少なくとも1の短いエステル、
を少なくとも含むコンパクト化された化粧料組成物であって、脱コンパクト化(decompacting)された後、該組成物が、12μm未満の、体積に関して表された粒度分布D50、及び2未満の多分散度を有することを特徴とする組成物に関する。
本発明者らは、粉体状化粧料組成物の製造のためのそのようなバインダーの使用の特定の条件が、期待されるその性質を特に比色に関して改善することができることをも見出した。
その別の側面に従うと、本発明はバインダーとして少なくとも1の短いエステルを含む粉体状化粧料組成物において、該組成物が、特に空気の噴射による、そのすべての成分の微粉状化、及び微粉状化の後に機械攪拌しながら、該組成物中にその合計重量に対して少なくとも90重量%の割合で、該短いエステルが添加されることにより得られることを特徴とする化粧料組成物に関する。
本発明の1つの変形に従うと、バインダーは本発明に従う短いエステル以外に、下に定義されるようなシリコーン誘導体の少なくとも1つを含んでいてもよい。
別の側面に従うと、本発明は、少なくとも1つの粉体状フィラー及びバインダーとして有効な量の少なくとも1の短いエステルからなる粉体状パウダーを製造するための方法であって、
該粉体状フィラーの成分のすべてを空気の噴射により微粉状化すること、ただし、適切な場合には該組成物の合計重量に対して10重量%未満の該短いエステルの存在下において微粉状化する、及び
前の工程の後に得られた微粉状化された粉体状フィラーを、該組成物の合計重量に対して少なくとも90重量%の該短いエステルと混合すること、
からなる工程を少なくとも含むことを特徴とする方法である。
一つの実施態様に従うと、短いエステルは、微粉状化工程のあと完全的に取り込まれる。この場合、微粉状化工程の間に導入され得るバインダーは、組成物において短いエステルと共に使用されたシリコーン誘導体であってもよい。
実際は、微粉状化工程の間のバインダーの導入は、安全上の理由から主として好まれることができる。
そのような方法は、特に有利である、なぜならそれは組成物中の染料により与えられる色飽和効果の最適化を可能にするからである。
本発明に従う方法は、より小さく、より均一な粒度分布を組成物に与える利点をも有する。この粒度分布は、組成物の感触の改善された質、特にそれが触られ、施与されるときの組成物の柔らかさ及びクリーミー感における改善によりユーザーのために反映される。組成物のコンパクト化及びコンパクトケースの外観もまた改善され、このようにして得られた組成物はより均一であり、より細かいテクスチュアを有する。
その別の側面に従うと、本発明の課題は、ケラチン物質、特に皮膚をメイクアップする方法であって、メイクアップされるべき表面への本発明に従う組成物の施与を含む。
前に述べられたように、本発明は少なくとも1の短いエステルのバインダーとしての使用に特に基づく。
本発明の目的のために、用語「バインダーとして有効な量」は短いエステルの必要かつ十分な量を意味し、コンパクトパウダーの場合には、すべての粒子の凝集性を確保するために、及びルースパウダーの場合にはルースパウダー自身が粒子集合を形成するのに役立たないところの均一で流動化された外観を確保するために、必要であれば、少なくとも1のシリコーン誘導体と混合された量を意味する。
組成物は、本発明の1つの側面に従うと、0.5重量%〜100重量%のバインダーを含み得、より特に1重量%〜50重量%、とりわけ2重量%〜15重量%、特に3重量%〜11重量%、より特に4重量%〜9重量%、例えば4.5重量%〜8重量%、又は5重量%〜7重量%さえのバインダーを組成物の合計重量に対して含み得る。
組成物が、単独の化合物として、1以上の短いエステルを含むとき、上述の百分率は短いエステルの量に当てはまる。
I−短いエステル
本発明の目的のために、用語「短いエステル」は、モノカルボン酸とモノアルコールとの、及びポリアルコールとのエステルを意味する。
本発明に従うエステルは、モノエステル、ジエステル、又はポリエステルであり得、及びより特にモノエステルであり得る。
有利に、該エステルは以下の式(I)に対応する。
−CO−O−R (I)
ここで
は、1〜40、好ましくは7〜19の炭素原子の、直鎖又は分岐のアルキル基を表し、該アルキル基は、1以上のエチレン性二重結合をふくんでいてもよく、場合により置換されていてもよい。
は、1〜40の炭素原子、好ましくは3〜30の炭素原子、より良くは3〜20の炭素原子の、直鎖又は分岐のアルキル基を表し、該アルキル基は、場合により1以上のエチレン性二重結合を含んでいてもよく、場合により置換されていてもよい。
用語「場合により置換されていてもよい」は、R及び/又はRが、O、N、及びSから選択された1以上のヘテロ原子を含む基、例えばアミノ、アミン、アルコキシ、及びヒドロキシルから選択された1以上の置換基を有することができることを意味する。
好ましくは、R+Rの炭素原子の合計数は9以上である。
より特に、基R及びRは、対応するエステルが非揮発性であるようなものである。
は、好ましくは1〜40、さらによりよくは7〜19の炭素原子を含む、直鎖、又は好ましくは分岐の脂肪酸、好ましくは高級脂肪酸の残基を表し、Rは、1〜40、好ましくは3〜30、さらによりよく3〜20の炭素原子を含む、直鎖、又は好ましくは分岐状の炭化水素に基づく鎖を表し得る。再びR+Rの炭素原子の数は9以上である。
基Rの例は、酢酸、プロピオン酸、酪酸、カプロン酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノレン酸、リノール酸、エレオステアリン酸、アラキドン酸、及びエルシン酸、及びそれらの混合物からなる群から選択された脂肪酸に由来するものである。
本発明の組成物のバインダーにおいて使用され得るエステルの例は、プルセリンオイル(セトステアリルオクタノエート)、イソデシルネオペンタノエート、イソノニルイソノナノエート、イソプロピルミリステート、2−エチルヘキシルパルミテート、2−オクチルドデシルステアレート、エルカ酸2−オクチルドデシル、イソステアリルイソステアレート、及びアルコール又はポリアルコール、例えば脂肪族アルコールのヘプタノエート、オクタノエート、デカノエート、又はリシノールエートを含む。
より特に、本発明に従う短いエステルは、C〜C40、特にC10〜C25、より特にC12〜C20である。
有利に、エステルは、上の式(I)の化合物から選択され、ここでRは、1〜40の炭素原子、好ましくは7〜19の炭素原子の、置換されていない直鎖又は分岐のアルキル基であって、場合により1以上のエチレン性二重結合をふくんでいてもよい基を表し、Rは1〜40の炭素原子、好ましくは3〜30、さらによりよくは3〜20の炭素原子の、置換されていない直鎖又は分岐のアルキル基であって、場合により1以上のエチレン性二重結合をふくんでいてもよい基を表す。
好ましくはRは、4〜14の炭素原子、好ましくは8〜10の炭素原子の無置換の分岐状アルキル基であり、Rは、5〜15の炭素原子、好ましくは9〜11の炭素原子の無置換分岐状アルキル基である。短いエステルは、好ましくは以下の化合物から選択される:
イソデシルネオペンタノエート、
イソノニルイソノナノエート
セトステアリルオクタノエート
イソプロピルミリステート
2−エチルヘキシルパルミテート
2−オクチルドデシルステアレート
2−オクチルドデシルエルケート
イソステアリルイソステアレート
及びそれらの混合物。
イソドデシルネオペンタノエートが、非常に満足のできる視覚的及び感触的な品質を有する組成物を得るために最も特に有利であることが見出される
上に述べられたように、本発明者らは、バインダーとして少なくとも1の短いエステルを使用することが、粉体状組成物のために低い粒度分布を確保するために特に有利であることが判明したことを見出した。コンパクトパウダーの場合特、この粒度分布は、脱コンパクト化の後でさえ有利に保たれる。
このように、コンパクトパウダーの特定の場合、この組成物は、脱コンパクト化の後、6〜12μmの範囲、とりわけ7〜10.5μmの範囲の粒度分布(D50)を有し、ここでD(50)は、粒子の体積の50%が(D50)未満のサイズを有するように定義された粒子のサイズに対応する。
多分散度は、2未満、とりわけ1.8未満、特に1.6未満であり得る。
用語「分散度」は、比
Figure 2006213715
の値を意味し、ここで(D90)は、粒子の体積の90%が(D90)未満のサイズを有するように定義された粒子のサイズに対応し、(D10)は、粒子の体積の10%が上で定義されたように(D10)及び(D50)未満のサイズを有するように定義された粒子のサイズに対応する。
平均体積サイズは、レーザー粒度分布計、例えばMalvern製のMastersizer 2000マシーン、又はBroockhaven Instrument Corporation製のBI90+マシーンで評価され得る。
この粒度分布測定は特に、以下のプロトコルに従って行われ得る:
コンパクト化された製品は、250μのメッシュサイズを有する篩の上でスパチュラを用いて分解される。得られたパウダー集合は、次に篩分けされる。全体が回収され、粒度分布の特徴はMalvern粒度分布を用いて測定される。
前に述べられたように、短いエステルは、組成物にバインダー機能を与えるのに十分な量で組成物中に存在する。明らかな理由から、この量は短いエステルの性質に従ってかなり変動することができる。
非制限的な例として、組成物のバインダーは有利に、2重量%〜100重量%、好ましくは50重量%〜100重量%、及びより特に50重量%〜75重量%の短いエステルを含む。
II−シリコーン誘導体
本発明に従う特定の側面に従うと、バインダーは、少なくとも1の短いエステルと共に少なくとも1のシリコーン誘導体を併せ持つ。
有利に、短いエステル/シリコーン誘導体の重量比は、1以上、とりわけ1.5超、さらにより特に2超であり得る。
用語「シリコーン誘導体」は、シリコーンを含むすべての化合物、及びシリコーンオイルの群、シリコーン樹脂の群、シリコーンワックスの群、及びシリコーンガムの群にそれぞれ属するすべての化合物を含む。
本発明の第一の変形においてバインダーは、少なくとも1の短いエステルと共に、同じ群に属する少なくとも2つのシリコーン誘導体、例えば2つのシリコーンオイル、を併せ持つ。
本発明の別の変形においてバインダーは、少なくとも1の短いエステルと共に、2つの異なる群に属する少なくとも2つのシリコーン誘導体、例えばシリコーンオイル及びシリコーン樹脂、を併せ持つ。
1)シリコーンオイル
本発明の1つの変形に従うと、バインダーは、少なくとも1の短いエステル以外に、少なくとも1のシリコーンオイルを含む。
シリコーンオイルは、直鎖又は環状の揮発性シリコーンオイル、例えば3〜7のケイ素原子含む直鎖又は環状のポリジメチルシロキサン(PDMS)から選択され得る。
挙げられ得るそのようなオイルの例は、下の表1に挙げられた化合物を含む。
Figure 2006213715
非揮発性シリコーンオイルは、ポリジメチルシロキサン、ポリアルキルメチルシロキサン、ジメチコンコポリオール、アルキルメチコンコポリオール、セチルジメチコン、アルキルグリセリルエーテル基を有するシリコーン、アミン側鎖基及びジラウロイルトリメチロールプロパンシロキシシリケートを含むシリコーンであり得る。これらのオイルのアルキル基は2〜24の炭素原子を含む。
少なくとも1の短いエステルを含む、本発明のバインダーにおいて使用され得る非揮発性シリコーンオイルは、室温において液状であり、特に直鎖の、非揮発性のポリジメチルシロキサン(PDMS);アルキル、アルコキシ、又はフェニル基を含むポリジメチルシロキサンであって、ペンダント状であり、及び/又はシリコーン鎖の末端にあり、これらの各基が2〜24の炭素原子を含むところのポリジメチルシロキサン;フェニルシリコーン、例えばフェニルトリメチコン、フェニルジメチコン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン、2−フェニルエチルトリメチルシロキシシリケート、ペンダント状であり、及び/又は鎖の末端にあり、1〜12の炭素原子を含む基を含むフルオロシリコーンであって、その水素原子の全部又は一部が弗素原子で置換されているフルオロシリコーン、及びジメチコノール、及びそれらの混合物であり得る。
本発明の目的のために、揮発性オイルは室温(25℃)及び大気圧(760mmHg)において0.02mmHg〜300mmHg(2.66Pa〜40000Pa)、よりよくは0.1〜90mmHg(13Pa〜12000Pa)の範囲の蒸気圧を有する。対応する非揮発性のオイルは、従って0.02mmHg(2.66Pa)未満の蒸気圧を有する。
シリコーンオイルは、25℃において5〜800000cSt、好ましくは10〜500000cSt、より良くは10〜5000cStの範囲から選択される粘度を有利に有する。
言い換えると、揮発性シリコーンオイルは、例えば表1の化合物、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン及びドデカメチルペンタシロキサン、及びポリメチルセチルジメチルシロキサンそれらの混合物からなる群から選択され得る。
揮発性シリコーンオイルは、フルオロシリコーンオイル例えばアルキル及びパーフルオロアルキル基を含むシリコーン、オキシエチレン/オキシプロピレン(OE/OP)側鎖及びパーフルオロ基を含むシリコーン、パーフルオロ又はポリフルオロ側鎖基及びグリセロール化された側鎖基を含むシリコーン、及びパーフルオロアルキルメチルフェニルシロキサンの群、これらのオイルは0.02mmHg以上の蒸気圧を有する、からもまた選択され得る。
本発明の1つの側面に従うと、バインダーは、有利には0.5重量%〜98重量%、好ましくは1重量%〜50重量%、より好ましくは10重量%〜40重量%、よりよくは20重量%〜30重量%のシリコーンオイルを含む。
組成物に対して所望される特徴が得られることを可能にするポリジメチルシロキサンは、シリコーンオイルとして最も特に適切である。
特に有利な実施態様において、バインダーは、50重量%〜80重量%の短いエステル、及び20重量%〜50重量%のシリコーンオイルを含む。
例えば、ポリジメチルシロキサンとともにイソデシルネオペンタノエートに基づくバインダーが最も特に有利であることがわかる。
2)シリコーン樹脂
本発明の1つの変形に従うと、バインダーは少なくとも1の短いエステル以外に、少なくとも1のシリコーン誘導体、例えば少なくとも1のシリコーン樹脂を含む。
本発明の文脈において使用され得るシリコーン樹脂は、シリコーンオイルに一般的に可溶又は膨潤可能である。これらの樹脂は架橋されたポリオルガノシロキサンポリマーである。
シリコーン樹脂の命名法は、「MDTQ」として知られており、樹脂はそれが含む種々のシロキサンモノマー単位の関数として記載され、「MDTQ」の文字のそれぞれは単位のタイプを特徴付ける。
文字Mは、式(CHSiO1/2の単官能性単位を表し、ケイ素原子はこの単位を含むポリマー中の1つの酸素原子のみに結合されている。
文字Dは、二官能性単位(CHSiO2/2を表し、ここで、ケイ素原子は、2つの酸素原子に結合されている。
文字Tは、式(CH)SiO3/2の三官能性単位を表し、ここでケイ素原子は3つの酸素原子に結合されている。
上で定義された単位M、D、及びTにおいて、メチル基の少なくとも1つは、メチル基以外の基R、例えば2〜10の炭素原子を含む炭化水素に基づく基(特にアルキル)又はフェニル基、又はヒドロキシル基で置換されていてもよい。
最後に、文字Qは、四官能性単位SiO4/2を意味し、ここでケイ素原子は4つの水素原子に結合されており、それ自身がポリマー残基に結合されている。
種々の性質を有する種々の樹脂がこれらの種々の単位から得られ得、これらのポリマーの性質はモノマー(又は単位)のタイプ、置換された基のタイプ及び数、ポリマー鎖の長さ、分岐の度合い、及びペンダント鎖のサイズの関数として変動する。
挙げられ得るこれらのシリコーン樹脂の例は:
シロキシシリケート、これは式(II)、
[(CH−Si−O]−(SiO4/2 (II)
(単位MQ)のトリメチルシロキシシリケートであり得,ここでx及びyは50〜80の範囲の整数である、
式(CHSiO3/2(単位T)のポリシルセスキオサン、ここでxは100より大きく、そのメチル基の少なくとも1つは上で定義された基Rで置換されていてもよい、
ポリメチルシルセキオサン、ここで1つのメチル基も他の基で置換されていない。そのようなポリメチルシルセキオサンは米国特許第5246694号に記載されており、その内容は参照することにより本明細書に取り込まれる、
を含む。
市販入手可能なポリメチルシルセキオサンの例として、以下により販売されているものが挙げられ得る:
Wacker社により製品表示Resin MKで販売されているもの、例えばBelsil PMS MK:CHSiO3/2の繰り返し単位(単位T)を含むポリマーであって、1重量%までの(CHSiO2/2単位(単位D)をもまた含み得、約10000の平均分子量を有するもの、
信越社により、製品表示KR−220Lで販売されているものであって、式CHSiO3/2の単位Tからなり、Si−OH(シラノール)末端基を含むもの、製品表示KR−242Aで販売されているものであって、98%の単位T及び2%のジメチル単位Dを含み、Si−OH末端基を含むもの、又は製品表示KR−251で販売されているものであって、88%の単位Tを含み12%のジメチル単位Dを含みSi−OH末端基を含むもの、
を含む。
挙げられ得るシロキシシリケート樹脂は、場合により粉体の形態であってもよいトリメチルシロキシシリケート樹脂(TMS)を含む。そのような樹脂はGeneral Electric社により製品表示SR1000で、又はWacker社により製品表示TMS803で販売されている。溶媒例えばシクロメチコン中で販売されているトリメチルシロキシシリケート樹脂、信越社により「KF−7312J」の名前で、又はダウコーニング社により「DC 749」及び「DC 593」で販売されている樹脂が挙げられ得る。
シリコーン樹脂の中で、トリメチルシロキシシリケートは特に本発明の文脈において有利である。
特に有利な実施態様において、バインダーは、50〜80質量%の短いエステル、20〜50質量%のシリコーンオイル、及び0〜30%のシリコーン樹脂を含む。
本発明に従う別の実施態様において、バインダーはシリコーン樹脂の60%〜99.95%の短いエステル及び00.5〜40%のシリコーン樹脂を含む。
例えば、イソデシルネオペンタノエート、ポリジメチルシロキサン及びトリメチルシロキシシリケートを併せ持つバインダーが本発明に最も特に適する。
3)シリコーンワックス
本発明の一つの変形に従うと、バインダーは少なくとも1の短いエステル以外に、少なくとも1のシリコーン誘導体、例えば少なくとも1のシリコーンワックスを含む。
本発明の脂肪性バインダーにおいて使用され得るシリコーンワックスは、室温において固体又は液状である、置換されたポリシロキサンである。該ポリシロキサンは、好ましくは流動状又は低い融点を有する固体である。該ポリシロキサンは(末端基は別にして)、それぞれのモルの割合m及びnで式III及びIVの単位から基本的に構成された、特に直鎖のポリシロキサンである:
Figure 2006213715
ここで各置換基Rは、低級アルキル基(1〜6の炭素原子を含む)であり、各R’は、6〜30の炭素原子を含む、場合により不飽和であってもよいアルキル(直鎖又は分岐)、又は基−X−R’’を独立して表し、ここで各Xは独立して以下を表す:
−O−,
−(CH−O−CO−,
−(CH−CO−O−,
a及びbは、おそらく0〜6の範囲の数を独立して表し、各R’’は独立して6〜30の炭素原子を含む、場合により不飽和のアルキル基を表す、
mはおそらく0〜400の、特に0〜100の範囲の数であり、
nはおそらく1〜200の、特に1〜100の範囲の数であり、
(m+n)の合計は400未満であり、特に100以下である。
これらのシリコーンワックスは公知であるか、又は公知の方法に従って製造され得る。特に挙げられ得るこのタイプの市販シリコーンワックスの中には、Abil Wax 9800(商標),9801(商標)、又は9810(商標)の名前で販売されているもの(Goldschmidt)、及びKF910(商標)及びKF7002(商標)(信越)、又は176−1118−3(商標)及び176−11481(商標) (General Electric社)がある。
これらのシリコーンワックスの中で、ポリメチルセチルジメチルシロキサンが、本発明の文脈において特に適切である。
使用され得るシリコーンワックスは、式(V)の化合物から選択され得る:
−Si(CH−O−[Si(R)−O−]−Si(CH−R (V)
ここで
Rは上で定義された通りである、
は、1〜30の炭素原子を含むアルキル基、6〜30の炭素原子を含むアルコキシ基、又は式
Figure 2006213715
の基を表し、
は6〜30の炭素原子のアルキル基、6〜30の炭素原子を含むアルコキシ基、又は式
Figure 2006213715
の基を表し、
a及びbは0〜6数を表し、
R’’は、6〜30の炭素原子を含むアルキルであり、
zはおそらく1〜100の範囲の数である。
公知の製品であるか、又は公知の方法に従って製造され得る式(V)のシリコーンワックスの中で、特に以下の市販製品が挙げられ得る:Abil Wax2428(商標)、2434(商標)、及び2440(商標)(Goldschmidt)、又はVP 1622(商標)、及びVP 1621(商標)(Wacker)。
特に有利な実施態様において、バインダーは、50〜80重量%の短いエステル、10〜50重量%のシリコーンオイル、0〜20重量%のシリコーン樹脂、及び0〜20重量%のシリコーンワックスを含む。
本発明に従う別の実施態様において、バインダーは60〜99.95重量%の短いエステル、及び0.05〜40重量%のシリコーンワックスを含む。例えば、イソデシルネオペンタノエート、ポリジメチルシロキサン、トリメチルシロキシシリケート、及びポリメチルセチルジメチルシロキサンを含むバインダーが本発明に最も特に適する。
4)シリコーンガム
本発明の1の変形に従って、バインダーは、少なくとも1の短いエステル以外に、少なくとも1のシリコーン誘導体、例えば少なくとも1のシリコーンガムを含む。
本発明に従って使用され得るシリコーンガムは、例えば200000〜1000000の範囲であり得る高分子量のポリシロキサンである。シリコーンガムは単独で、又は溶媒中の混合物として使用され得る。この溶媒は特にポリジメチルシロキサン(PDMS)オイル及びポリフェニルメチルシロキサン(PPMS)オイルから選択され得る。それらもまた公知であり、市販されている製品であり、又は公知の方法に従って製造され得る。より特に以下のシリコーンガムが挙げられ得る:ポリジメチルシロキサン/メチルビニルシロキサン、ポリジメチルシロキサン/ジフェニルシロキサン、ポリジメチルシロキサン/フェニルメチルシロキサン、及びポリジメチルシロキサン/ジフェニルシロキサン/メチルビニルシロキサン。市販のシリコーンガムの中では、SE30(General Electric)、TP232(Union Carbide),Q2−1403(Dow Corning)又はViscasilシリーズ(General Electric)の名前で販売されているものが挙げられ得る。
III−粉体相
本発明に従う組成中に一般的に存在する粉体相は、一般的に、少なくとも1の鉱物染料、特に顔料タイプの染料と混合された少なくとも1の球状、又はラメラ状の鉱物又は有機フィラーを含む。
本発明に従う組成物は0.5重量%〜99.5重量%の粉体相を含み、本発明の1つの側面に従うと、より特に75重量%〜98重量%の粉体相、とりわけ,85重量%〜97重量%の、特に90重量%〜96重量%の、又は93重量%〜95重量%さえの粉体フィラーを含む。
1.フィラー
フィラーは、鉱物又は有機物であり得る。フィラーは、その結晶系(例えばラメラ、立方晶系、六方晶系、斜方晶系、等)に関わらず、任意の形態、特に小板の形、球状、又は長方形の粒子であり得る。
本発明に従う組成物中において使用され得るフィラーの中で、とりわけ
タルク、天然又は合成のマイカ、シリカ、カオリン、ポリアミド(ナイロン(商標))粉末、ポリ−β−アラニン粉末、及びポリエチレン粉末、テトラフルオロエチレンポリマー(Teflon(商標))の粉末、ラウロイルリジン、澱粉、窒化ホウ素、及びアクリル酸ポリマー粉末、
シリコーン樹脂ミクロビーズ(例えばToshiba製のTospearls(商標))、
オキシ塩化ビスマス、沈殿された炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸水素マグネシウム、及びハイドロキシアパタイト、
中空シリカ微小球(例えばMaprecos社製「シリカビーズSB 700/HA(商標)」又は「シリカビーズSB 700(商標)」、及び旭硝子社製の「Sunspheres H−33(商標)」及び「Sunspheres H−51(商標)」製品)、
アクリルポリマー微小球(例えば、RP Scherrer社製の架橋されたアクリレートコポリマー「Polytrap6603 Adsorber(商標)」から製造されたもの、及びSEPPIC社製のポリメチルメタクリレート「Micropearl M 100(商標)」から製造されたもの)、
ポリウレタン粉末(例えばトーシキ社により「Plastic Powder D−400(商標)」の名前で販売されている、ヘキサメチレンジイソシアネート及びトリメチロールヘキシルラクトンのコポリマーの粉末)、
ガラス又はセラミックのマイクロカプセル、
8〜22の炭素原子、とりわけ12〜18の炭素原子を含む有機カルボン酸から誘導される金属石鹸、例えばステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、又はステアリン酸リチウム、ラウリン酸亜鉛及びミリスチン酸マグネシウム、
メチルアクリレート又はメタクリレートポリマー又はコポリマーのマイクロカプセル、又は塩化ビニリデン及びアクリロニトリルコポリマーマイクロカプセル、例えばExpancel社製の「Expancel(商標)」;
エラストマー状の架橋されたオルガノポリシロキサン粉末、例えばDow Corning社により「Trefil Powder E−506C」の名前で販売されているもの、
シリコーン樹脂で被覆されたエラストマー状の架橋されたオルガノポリシロキサン粉末、例えば信越社により「KSP−100」、「KSP−101」、「KSP102」、「KSP−103」、「KSP−104」及び「KSP−105」の名前で販売されているもの、及び
それらの混合物、
が挙げられ得る。
本発明の一つの実施態様に従うと、組成物は、上述されたものから特に選択された少なくとも1の球状有機フィラーを含む。それらは、ポリアミド(Nylon(商標))粉末(Oragasol(商標)、Atochem社)パウダー、ポリエチレンパウダー、テトラフロロエチレンポリマー(Teflon(商標))パウダー、スターチ、ポリマーマイクロスフェア、例えばポリビニリデンクロライド/アクリロニトリル、例えば、Expancel(商標)(Nobel Industrie社)、アクリル酸コポリマー(Polytrap(商標)、Dow Corning社)、シリコーン樹脂マイクロビーズ(例えばTospearls(商標)、東芝社)及びエラストマー状オルガノポリシロキサンであり得る。
2.鉱物又は有機染料
本発明に従う組成物の粉体相は、化粧料及び/又は皮膚科学組成物において一般的に使用される顔料及び真珠層剤(nacre)から選択された少なくとも1の粉体染料を有利に含む。
顔料は、白色又は着色されていてもよく、鉱物及び/又は有機のものでもよく、被覆されていても又は被覆されていなくてもよい。特に挙げられ得る鉱物顔料の中には、二酸化チタン、場合により表面処理されていてもよい、酸化ジルコニウム又は酸化セリウム、及び酸化鉄又は酸化クロム、マンガン紫、群青、クロム水和物及び第二鉄青がある。特に挙げられ得る有機顔料の中には、カーボンブラック、D&Cタイプの顔料、及びコチニールカーマイン又はバリウム、ストロンチウム、カルシウム、又はアルミニウムに基づくレーキがある。
真珠層剤は、白色真珠層顔料、例えばオキシ塩化チタン又はビスマスで被覆されたマイカ、着色された真珠層顔料、例えば酸化鉄で着色されたチタンマイカ、特に第二鉄青又は酸化クロムで着色されたチタンマイカ、上述のタイプの有機顔料で着色されたチタンマイカ、及びオキシ塩化ビスマスに基づく真珠層顔料から選ばれてもよい。
粉体染料は一般的に、組成物の合計重量に対して0.5〜35重量%、とりわけ1〜20重量%、特に3〜15重量%の範囲の含有量で組成物中に存在し得る。
IV−生理学的に許容される媒体
用語「生理学的に許容可能な媒体」とは、ケラチン物質、特に人間の皮膚に施与され得る非毒性の媒体を意味する。生理学的に許容可能な媒体は、その上に該組成物が施与されるべきところの皮膚の性質、及び組成物がそこに入れられることを意図されている形態、特にコンパクト又は大気圧におけるルースパウダーの形態にもまた一般的に適合されている。
即ち、本発明に従う組成物はルース又はコンパクトパウダータイプの形態で配合され得る。
上述された化合物以外に、本発明に従う組成物は非シリコーン誘導体、例えば非シリコーンオイル、及び/又は非シリコーン固体脂肪性物質を含み得る。
本発明に従う組成物中におけるこれらの化合物の存在が、場合によりシリコーン誘導体と組み合わされた短いエステルの存在によりさらに与えられる、施与の快適さ及び審美的効果に関して期待される質の提示に対して不利益であってはならないことが理解される。
1. 非シリコーンオイル
揮発性の非シリコーンオイルは、炭化水素に基づくオイル及び揮発性のエステル及びエーテル、例えば揮発性の炭化水素、例えばイソドデカン、イソヘキサデカン、及び
〜C16イソパラフィンの群から選択され得る。
揮発性の非シリコーンオイルは、フルオロオイル、例えばパーフルオロポリエーテル、パーフルオロアルカン、例えばパーフルオロデカリン、パーフルオロアダマンタン、パーフルオロアルキルホスフェートモノエステル、ジエステル、及びトリエステル、及びフルオロエステルオイルからもまた選択され得る。
本発明の組成物において使用され得る揮発性の非シリコーンオイルの例として、下の表2の化合物が挙げられ得る。
Figure 2006213715
組成物は少なくとも1の極性オイル、例えば
グリセロールの脂肪酸エステルからなる、高いトリグリセリドの含有量を有する炭化水素に基づく植物オイルであって、その脂肪酸は種々の長さの鎖を有していてもよく、これらの鎖はおそらく直鎖又は分岐状であり、飽和又は不飽和であるところの植物オイル;これらのオイルはとりわけ小麦胚芽油、トウモロコシ油、ヒマワリ油、シア油、ひまし油、スイートアーモンド油、マカデミアナッツ油、アプリコット油、大豆油、菜種油、綿実油、アルファルファ油、ケシの実油、かぼちゃ油、ゴマ種油、骨髄油(marrow oil)、アボガド油、ヘーゼルナッツ油、グレープシード油、黒スグリ油、月見草油、キビ油、大麦油、キノア油、オリーブ油、ライ麦油、サフラワー油、ククイナッツ油、パッションフラワー油、ジャコウバラ油;又はカプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、例えばStearines Dubois社により販売されるもの、又はDynamit Nobel社によりMiglyol 810、812、及び818の名前の下に販売されるもの、
10〜40の炭素原子を含む合成エーテル、
〜C26の脂肪族アルコール、例えばオレイルアルコール又はオクチルドデカノール、
脂肪酸、例えばオレイン酸、リノール酸、又はリノレン酸、及び
及びそれらの混合物、
をも含み得る。
それは、1以上の非極性オイル、例えば直鎖又は分岐の、揮発性又は非揮発性の、合成又は鉱物起源の炭化水素又はフルオロ炭素、例えば揮発性の液状パラフィン(例えばイソパラフィン及びイソドデカン)又は非揮発性の液状パラフィン及びその誘導体、ワセリン、ポリデセン、水添ポリイソブテン、例えばParleam、及びスクワラン、及びそれらの混合物をもまた含み得る。
2. 非シリコーンの固体脂肪性物質
本発明に従う組成物は、少なくとも1の非シリコーンの固体脂肪性物質をもまた含み得、該固体脂肪性物質はワックス及びペースト状化合物から選択され得る。
本発明の目的のため、用語「ワックス」は室温(25℃)において固体であり、可逆的な固体/液体の状態の変化を起こし、30℃以上であって120℃までであり得る融点を有しする親油性化合物を意味する。
該ワックスを液状状態(溶融)に到らせることにより、存在し得るオイルと混和可能にして、微視的に均一な混合物を形成することが可能であるが、該混合物の温度を室温に下げると、該混合物のオイル中のワックスの再結晶化が起きる。ワックスの融点は示差熱走査熱量計(DSC),例えばMettler社によりDSC 30の名前で販売されている熱量計を用いて測定され得る。
ワックスは、0.05Mpa〜15MPa、好ましくは6MPa〜15MPaの範囲の硬度を有し得る。硬度は、Rheo社によりTA−XT2iの商品名の下に販売されるテクスチャー分析器(texturometer)(0.1mm/秒の測定速度で移動し、該ワックスに0.3mmの浸透深さまで浸透する、直径2mmのステンレススチールのシリンダーが装備されている)を用いて20℃において測定された圧縮力を測定することにより決定される。
ワックスは、炭化水素に基づくワックス、フルオロワックス、及び/又はシリコーンワックスであり得、植物、鉱物、動物、及び/又は合成起源であり得る。特にワックスは30℃より高い、よりよくは45℃より高い融点を有する。
本発明の第一組成物において使用され得るワックスとして、ビーズワックス、カルナウバワックス、又はキャンデリラワックス、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、セレシン又はオゾケライト;合成ワックス、例えばポリエチレンワックス又はフィッシャートロプシュワックスが挙げられ得る。
組成物は、マイクロワックスとして公知である微粉状化されたワックスをもまた含み得る。
本発明に従う組成物において用いられ得るマイクロワックスとして、カルナウバマイクロワックス、例えば「MicroCare 350(商標)」の名前でMicro Powders社により販売されている製品、合成マイクロワックス、例えば「MicroEase 114S(商標)」の名前でMicro Powders社により販売されている製品、カルナウバワックスとポリエチレンワックスとの混合物からなるマイクロワックス、例えば「Micro Care 300(商標)」および「310(商標)」の名前でMicro Powders社により販売されている製品、
カルナウバワックスと合成ワックスとの混合物からなるマイクロワックス、例えば
「Micro Powders 325(商標)」の名前でMicro Powders社により販売されている製品、ポリエチレンマイクロワックス、例えば「Micropoly 200(商標)」、「220(商標)」、「220L(商標)」、 および「250S(商標)」の名前でMicro Powders社により販売されている製品、及びポリテトラフルオロエチレンマイクロワックス、例えば「Microslip 519(商標)」および「519L(商標)」の名前でMicro Powders社により販売されている製品を挙げることができる。
上述されたマイクロワックスの中で、それらの内のあるもの、例えばカルナウバマイクロワックス、合成マイクロワックス「MicroEase 114S(商標)」、又はカルナウバワックス及び合成ワックスの混合物からなるワックス、「MicroCare 325(商標)」は、45℃以上の融解開始点を有する。
これらの組成物は、少なくとも1のペースト状化合物をも含み得、それは有利に以下から選択される:
ラノリン及びその誘導体、
ポリマー状の又は非ポリマー状のフルオロ化合物
ビニルポリマー特に
オレフィンホモポリマー
オレフィンコポリマー
水素化されたジエンホモポリマー及びコポリマー
好ましくはC〜C30のアルキル基を含むアルキル(メタ)アクリレートの直鎖又は分岐のオリゴマー、ホモポリマー、及びコポリマー、
〜C30のアルキル基を含むビニルエステルのオリゴマー、ホモポリマー、及びコポリマー、
〜C30のアルキル基を含むビニルエーテルのオリゴマー、ホモポリマー、及びコポリマー、
1以上のC〜C100、好ましくはC〜C50のジオールの間のポリエーテル化から得られる脂溶性ポリエーテル、
エステル、及び
それらの混合物。
エステルの中で、以下ものが特に好ましい:
グリセロールオリゴマーのエステル、特にジグリセロールエステル、特にアジピン酸とグリセロールとの縮合物であってそのグリセロールのヒドロキシル基の一部が脂肪酸、例えばステアリン酸、カプリン酸、ステアリン酸及びイソステアリン酸、及び12−ヒドロキシステアリン酸の混合物と反応したエステル、例えばSasol社によりSoftisan 649の商品名で販売されているもの、
Alzo社によりWaxenol 801の商品名で販売されているアラキジルプロピオネート、
フィトステロールエステル、
脂肪酸トリグリセリド、及びその誘導体、
ペンタエリスリトールエステル、
及びその混合物。
好ましく選択される植物起源のペースト状化合物の中には、Vevy社により製品表示Lanolideの下で販売されているところの、オキシエチレン化(5OE)オキシプロピレン化(5OP)大豆ステロールとペンタエリスリトールとの混合物がある。
組成物は、化粧料において通常使用される他の成分(補助剤)、例えば水溶性又は脂溶性の染料、保存剤、化粧的に活性な剤、保湿剤、UV遮蔽剤、増粘剤、水、界面活性剤、ゲル化剤、及び/又は香料をもまた含み得る。
言うまでもなく、当業者は、本発明に従う組成物に本質的に関連する有利な性質が、想定される添加により不利に影響されないように、本発明に従う組成物に添加される任意の補助剤を選択するように注意するものとする。
本発明に従う組成物は、コンパクト又はルースパウダータイプのメイクアップ製品の形態で特にあり得、特にメイクアップルージュ、アイシャドー、フェースパウダー、ファンデーション、コンシーラー製品、又はボディメイクアップ製品の形態、又はフェイシャルケア製品又はボディーケア製品の形態であり得る。
以下の実施例は本発明を説明する。これらの実施例において、種々の成分の量は重両部として与えられる。
実施例1〜4
質量百分率で以下を含むファンデーションの製造:
Figure 2006213715

Figure 2006213715

Claims (15)

  1. 生理学的に許容される媒体中に、バインダーとして有効な量の少なくとも1の短いエステル及び少なくとも1のシリコーン誘導体を含み、前記短いエステルの質量含有量が、シリコーン誘導体の質量含有量より高いことを特徴とする粉体状化粧料組成物。
  2. 生理学的に許容される媒体中に、バインダーとして有効な量の少なくとも1の短いエステル及び少なくとも1のシリコーン誘導体を含み、前記量が組成物の合計重量に対して8重量%未満であることを特徴とする粉体状化粧料組成物。
  3. 生理学的に許容できる媒体中に、
    バインダーとして有効な量の少なくとも1の短いエステル、及び
    組成物の合計重量に対して少なくとも15重量%の少なくとも1の球状有機フィラー
    を少なくとも含むことを特徴とする、特に皮膚をメイクアップするための粉体状化粧料組成物。
  4. 生理学的に許容される媒体中に
    1つの粉体相、
    バインダーとして有効な量の少なくとも1の短いエステル、
    を少なくとも含むコンパクト化された化粧料組成物であって、脱コンパクト化された後に、前記組成物が、12μm未満の、体積に関して表された粒度分布D50、及び2未満の多分散度を有する組成物。
  5. バインダーとして少なくとも1の短いエステルを含む粉体状化粧料組成物において、前記組成物が、そのすべての成分の微粉状化、及び前記微粉状化の後に機械攪拌しながら、前記組成物中の合計重量に対して少なくとも90重量%の割合で、前記短いエステルが添加されることにより得られたものであることを特徴とする化粧料組成物。
  6. バインダーとして少なくとも1のシリコーン誘導体をもまた含むことを特徴とする、請求項3〜5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. シリコーン誘導体が、シリコーンオイルの群、シリコーン樹脂の群、シリコーンワックスの群、及びシリコーンガムの群から選択されることを特徴とする、請求項1、2、及び6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. トリメチルシロキシシリケート及びそれらの混合物から選択された少なくとも1のシリコーン樹脂を含むことを特徴とする、請求項1,2,6,及び7のいずれか1項に記載の組成物。
  9. ポリジメチルセチルジメチルシロキサン及びそれらの混合物から選択された少なくとも1のシリコーンワックスを含むことを特徴とする、請求項1、2、及び6〜8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 短いエステル/シリコーン誘導体の重量比が1より大きいことを特徴とする、請求項1,2、及び6〜9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 前記短いエステルが下記式(I)に対応することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の組成物、
    −CO−O−R (I)
    ここで
    は、1〜40の炭素原子の、直鎖又は分岐のアルキル基を表し、
    は、1〜40の炭素原子の、直鎖又は分岐のアルキル基を表す。
  12. 短いエステルが、イソデシルネオペンタノエート、イソノニルイソノナノエート、セトステアリルオクタノエート、イソプロピルミリステート、2−エチルヘキシルパルミテート、2−オクチルドデシルステアレート、エルカ酸2−オクチルドデシル、及びイソステアリルイソステアレート、及びそれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の組成物。
  13. 組成物が、ポリアミド種の少なくとも1の有機フィラーをもまた含むことを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載の組成物。
  14. 少なくとも1の粉体状フィラー及びバインダーとして有効な量の少なくとも1の短いエステルからなる粉体状パウダーを製造するための方法において、
    前記粉体状フィラーの成分のすべてを空気の噴射により微粉状化すること、ただし、適切な場合には前記組成物の合計重量に対して10重量%未満の前記短いエステルの存在下において微粉状化する、及び
    前の工程の後に得られた微粉状化された粉体状フィラーを、前記組成物の合計重量に対して少なくとも90重量%の前記短いエステルと混合すること、
    からなる工程を少なくとも含むことを特徴とする方法。
  15. メイクアップされるべき表面への、請求項1〜13のいずれか1項に記載の組成物の施与を含む、ケラチン物質をメイクアップする方法。
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