JP2006211865A - 回転子積層鉄心の製造装置及びその製造方法 - Google Patents

回転子積層鉄心の製造装置及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 最適な位置に樹脂路を配置して樹脂注入品質を安定させると共に、製造コストの上昇を抑えることが可能な回転子積層鉄心の製造装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 回転子積層鉄心20の磁石挿入孔21に挿入した永久磁石48を樹脂部材で封止する回転子積層鉄心の製造装置10は、磁石挿入孔21に樹脂部材を注入する際に回転子積層鉄心20の上、下端面を押圧して磁石挿入孔21の両端を塞ぐ上型部材15及び下型部材16を備え、上型部材15及び下型部材16のいずれか一方は、磁石挿入孔21に注入する樹脂部材を溶融するポット28と、ポット28及び磁石挿入孔21を連通させる樹脂路43をそれぞれ備えると共に、樹脂路43に沿って2分割されて樹脂路43の内面がそれぞれ露出可能な樹脂注入治具22とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、中央に軸孔を備えた回転子積層鉄心の外側部分に形成された複数の磁石挿入孔に挿入した永久磁石を樹脂によって封止して固定する回転子積層鉄心の製造装置及びその製造方法に関する。
従来、回転子積層鉄心に形成された磁石挿入孔に永久磁石を挿入し熱硬化性樹脂で封止して固定する場合、回転子積層鉄心を上下から金型で挟み、回転子積層鉄心の上面又は下面と金型との間に溶融した熱硬化性樹脂を溜めるカルを直接形成していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−34187号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明を適用した場合、回転子積層鉄心の軽量化等を目的として、回転子積層鉄心に抜き穴が設けられていると、カルの大きさや配置に制約が生じ、カルと磁石挿入孔を連通するランナーや注入口の位置にも影響が生じる。このため、熱硬化性樹脂を各磁石挿入孔に最適な条件で均一に注入することが困難になり、各磁石挿入孔毎に樹脂注入品質が安定しないという問題が生じる。更に、抜き穴の位置を避けるように金型の表層部にカル、ランナー、及び注入口を形成するため、金型の加工コストが増加して製造コストも上昇するという問題も生じる。また、磁石挿入孔の形状や外径サイズが異なる種々の製品に対応する場合、その製品毎に金型を準備しなければならず、金型の製作コストがかかる。更には、製品毎に金型の段替を行うため、その都度生産を中止せざるを得ず、また、金型の段替は短時間では行うことができないため、生産性の低下を招いていた。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、回転子積層鉄心に形成される抜き孔の位置に影響を受けずに最適な位置にカル、ランナー、及び注入口を配置して樹脂注入品質を安定させると共に、製造コストの上昇を抑えることが可能な回転子積層鉄心の製造装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
前記目的に沿う請求項1記載の回転子積層鉄心の製造装置は、中央に軸孔を備えた回転子積層鉄心の複数の磁石挿入孔に永久磁石を挿入し溶融した樹脂部材を前記磁石挿入孔に注入して該永久磁石を固定する回転子積層鉄心の製造装置であって、
前記各磁石挿入孔に樹脂部材を注入する際に前記回転子積層鉄心の上、下端面を押圧して該各磁石挿入孔の両端を塞ぐ上型部材及び下型部材を備え、
前記上型部材及び下型部材のいずれか一方は、前記磁石挿入孔に注入する樹脂部材を溶融するポットと、前記ポット及び前記磁石挿入孔を連通させ、該ポットから供給された樹脂部材を溜めるカル、該カル内から樹脂部材を流出させるランナー、及び該ランナーの先端に形成され樹脂部材を前記磁石挿入孔に注入する注入口が設けられた樹脂路を備えると共に、該樹脂路に沿って2分割されて該樹脂路の内面がそれぞれ露出可能な樹脂注入治具とを有する。
請求項2記載の回転子積層鉄心の製造装置は、請求項1記載の回転子積層鉄心の製造装置において、前記各樹脂路はそれぞれ前記カルを介して相互に連通している。
請求項3記載の回転子積層鉄心の製造装置は、請求項1及び2記載の回転子積層鉄心の製造装置において、前記下型部材には前記回転子積層鉄心の軸孔に嵌入する直径固定型又は直径拡縮型のガイド部材が設けられている。
前記目的に沿う請求項4記載の回転子積層鉄心の製造方法は、中央に軸孔を備えた回転子積層鉄心の複数の磁石挿入孔に永久磁石を挿入し溶融した樹脂部材を前記磁石挿入孔に注入して該永久磁石を固定する回転子積層鉄心の製造方法であって、
前記回転子積層鉄心の上、下端面をそれぞれ上型部材及び下型部材で押圧して該磁石挿入孔の両端を塞ぎ、前記上型部材及び下型部材のいずれか一方に、前記磁石挿入孔に注入する樹脂部材を溶融するポットと、該ポット及び前記磁石挿入孔を連通する樹脂路を設けると共に該樹脂路に沿って2分割可能な樹脂注入治具とを配置して前記ポットから供給された樹脂部材を前記磁石挿入孔に注入し、樹脂部材を硬化させた後に前記樹脂注入治具を前記樹脂路に沿って2分割して前記回転子積層鉄心を取り出す。
請求項1〜3記載の回転子積層鉄心の製造装置、及び請求項4記載の回転子積層鉄心の製造方法においては、上型部材及び下型部材のいずれか一方は、磁石挿入孔に注入する樹脂部材を溶融するポットと、ポット及び磁石挿入孔とを連通する樹脂路を備える樹脂注入治具とを有するので、回転子積層鉄心に形成された抜き孔位置の影響を受けずに最適な位置に樹脂路を配置することができ、樹脂部材の使用量を低減することが可能になると共に樹脂部材を磁石挿入孔に最適な条件で均一に注入することが可能になる。その結果、各磁石挿入孔内の樹脂注入品質を安定させ樹脂部材のコストも最小限に抑えることが可能になる。
また、樹脂路の形成が抜き穴の位置に影響を受けないため、樹脂注入治具の加工コストを抑えることができ、製造コストの上昇を最小限に抑えることが可能になる。更に、樹脂注入治具は各樹脂路に沿って2分割されて各樹脂路の内面がそれぞれ露出可能であるため、樹脂注入治具を2分割して回転子積層鉄心を取り出すことができ、回転子積層鉄心と共に硬化した樹脂部材を樹脂路から確実に取り出すことが可能になる。
更に、磁石挿入孔の形状や外径サイズが異なる製品に対応する場合も、製品毎に金型を準備する必要がなく、対象製品に合わせて樹脂注入治具のみを交換するだけで種々の製品に対応することができるため、余分な金型の製作コストが不要となり、また、金型の段替もなくなることから、生産性の向上を図ることができる。
特に、請求項2記載の回転子積層鉄心の製造装置においては、各樹脂路はそれぞれカルを介しては相互に連通しているので、各樹脂路内で硬化した樹脂部材は一体化しており、各樹脂路から硬化した樹脂部材を容易に取り出すことが可能になる
請求項3記載の回転子積層鉄心の製造装置においては、下型部材には回転子積層鉄心の軸孔に嵌入する直径固定型又は直径拡縮型のガイド部材が設けられているので、回転子積層鉄心の芯出しを容易に行うことが可能になる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここで、図1は本発明の第1の実施の形態に係る回転子積層鉄心の製造装置において回転子積層鉄心をセットした際の状態を示す正断面図、図2は同回転子積層鉄心の製造装置において熱硬化性樹脂を注入する際の状態を示す正断面図、図3(A)は同回転子積層鉄心の製造装置において熱硬化性樹脂を注入する際の樹脂注入治具の状態を示す部分詳細正断面図、(B)は図3(A)のP−P矢視断面図、図4(A)は変形例に係る樹脂注入治具を示す部分詳細正断面図、(B)は図4(A)のQ−Q矢視断面図、図5は本発明の第2の実施の形態に係る回転子積層鉄心の製造装置において回転子積層鉄心をセットした際の状態を示す正断面図、図6は同回転子積層鉄心の製造装置において熱硬化性樹脂タブレットをポットに投入した際の状態を示す正断面図、図7は同回転子積層鉄心の製造装置において熱硬化性樹脂を注入する際の状態を示す正断面図、図8(A)は同回転子積層鉄心の製造装置において熱硬化性樹脂を注入する際の樹脂注入治具の部分詳細正断面図、(B)は図8(A)のR−R矢視断面図である。
図1、図2に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る回転子積層鉄心の製造装置10は、垂直に立設された4本のガイドポスト11の上下両端に配置される上固定台12及び下固定台13と、上固定台12及び下固定台13の中間に配置され、ガイドポスト11に沿って昇降する昇降台14と、上固定台12及び昇降台14にそれぞれ固定される上型部材15及び下型部材16とを有している。
ここで、下型部材16は昇降台14に固定された下バッキングプレート17と、下バッキングプレート17に載置されたマスタープレート18と、マスタープレート18に取付けられた下型プレート19と、下型プレート19に載置され、樹脂部材の一例である熱硬化性樹脂を注入する際に中央に軸穴を備えた回転子積層鉄心20の下端面を押圧し回転子積層鉄心20に形成された複数の磁石挿入孔21(図3参照)の下端を塞ぐ樹脂注入治具22を備えている。また、上型部材15は上固定台12に取付けられ、熱硬化性樹脂を注入する際に回転子積層鉄心20の上端面を押圧し回転子積層鉄心20に形成された複数の磁石挿入孔21の上端を塞ぐ上型プレート23を備えている。なお、上型プレート23には、図示しない電熱ヒータが設けられ、回転子積層鉄心20に形成されている各磁石挿入孔21内を約170℃近傍の温度に加熱することができる。
下固定台13の上部には、昇降手段の一例である第1の油圧シリンダ24が複数設けられ、各第1の油圧シリンダ24の第1のプランジャ25の先端部が昇降台14の下部に連結されている。これによって、第1の油圧シリンダ24内で第1のプランジャ25を進退させると、第1のプランジャ25の駆動に応じて昇降台14がガイドポスト11に沿って昇降するようになっている。
下バッキングプレート17の中央には開口部26が形成され、開口部26に対応するマスタープレート18及び下型プレート19には熱硬化性樹脂タブレット27を収容する複数のポット28が貫通状態で形成されている。また、下型プレート19には、図示しない電熱ヒータが設けられ、各ポット28内を約170℃近傍の温度に加熱して、ポット28内の熱硬化性樹脂タブレット27を溶融させることができる。更に、各ポット28内には樹脂押出用プランジャ29がそれぞれ挿入され、各樹脂押出用プランジャ29の基側は開口部26内に配置された共通ベース30に固定されている。そして、共通ベース30は、開口部26に対応する昇降台14の領域に形成された複数の貫通孔31に嵌入する、例えば、棒状のガイド部材32を備えた支持ベース33に載置され、支持ベース33の下部は昇降台14に固定された昇降手段の一例である第2の油圧シリンダ34の第2のプランジャ35の先部と連結している。これによって、第2の油圧シリンダ34を駆動させると支持ベース33を水平方向にずれることなく垂直方向に昇降させることができ、各樹脂押出用プランジャ29をポット28内で連携させて昇降させることにより溶融した熱硬化性樹脂を押し出すことができる。
樹脂注入治具22は、下型プレート19の中央に載置される、例えば、平面視して円形で側面視して台形状のゲート治具プレート36と、ゲート治具プレート36の外周面に密接可能な、例えば平面視して円環状の治具プレート37を備えており、治具プレート37の外側部には下固定台13の上部に固定された昇降手段の一例である複数の第3の油圧シリンダ38の各第3のプランジャ39の先部が固定されている。なお、第3のプランジャ39は、開口部26に対応する領域の昇降台14、マスタープレート18、及び下型プレート19にそれぞれ形成された貫通孔40、41、42を挿通している。このような構成とすることにより、第3の油圧シリンダ38内で第3のプランジャ39を進退させることによりゲート治具プレート36に対して治具プレート37を昇降させることができ、ゲート治具プレート36の外周面を境にして、樹脂注入治具22をゲート治具プレート36と治具プレート37に2分割することができる。
図3(A)に示すように、ゲート治具プレート36と治具プレート37を密接させて一体化した樹脂注入治具22を形成し回転子積層鉄心20の下端面を押圧して回転子積層鉄心20に形成された複数の磁石挿入孔21の下端を塞いだ場合、例えば、各磁石挿入孔21は下型プレート19に形成された各ポット28より下型プレート19の中心側に対応する回転子積層鉄心20の領域に配置されており、各ポット28の上端部は最寄りの磁石挿入孔21の下端部と樹脂注入治具22に形成された樹脂路43により連通するようになっている。
樹脂路43は、図3(B)に示すように、治具プレート37の内周面に沿って形成された、例えば丸底溝44と、この丸底溝44の開口部を塞ぐゲート治具プレート36の外周面で囲まれて構成され下端部の一部でポット28の上端部と連通し上端部が回転子積層鉄心20の下端面に当接するカル45を有している。ここで、カル45の断面積は下端から上端に向かうにつれて徐々に減少している。また、樹脂路43は、ゲート治具プレート36の上面側に形成され一側がカル45の上端部に連通し他側が磁石挿入孔21の下端位置まで伸びるランナー46と、ランナー46の先端と磁石挿入孔21の下端とを連通する注入口47を備えている。このような構成とすることにより、樹脂押出用プランジャ29をポット28内で上昇させると、溶融した熱硬化性樹脂はポット28内からカル45内に押し出されてカル45内に充満する。更に、樹脂押出用プランジャ29がポット28内で上昇すると、カル45内に充満した熱硬化性樹脂の一部はカル45の上端部からランナー46内に流出し注入口47から磁石挿入孔21内に流入する。これによって、磁石挿入孔21内に挿入されている永久磁石48の周囲に熱硬化性樹脂を充填することができる。
続いて、回転子積層鉄心の製造装置10の動作及び作用について説明する。
図1に示すように、上型部材15及び下型部材16をそれぞれ電熱ヒータで加熱した状態で第1の油圧シリンダ24を作動させて昇降台14を下降させる。また、第3の油圧シリンダ38を作動させて、治具プレート37を下型プレート19の上面との間に一定の隙間が形成されるように配置する。そして、治具プレート37の上面に設けられた図示しない位置決め部材(例えば、位置決めピン)を介して、治具プレート37の所定位置に回転子積層鉄心20を載置する。ここで、回転子積層鉄心20は、予め予熱装置を用いて150〜170℃の温度に加熱されているのが好ましい。一方、第2の油圧シリンダ34を作動させて各ポット28内で樹脂押出用プランジャ29を降下させて所定量の熱硬化性樹脂タブレット27を投入しておく。投入された熱硬化性樹脂タブレット27は周囲から加熱されて溶融する。
次いで、第1及び第3の油圧シリンダ24、38を作動させて、治具プレート37及び昇降台14を上昇させる。治具プレート37の上昇により回転子積層鉄心20は上型プレート23に向かって上昇し、回転子積層鉄心20は上型プレート23と治具プレート37とで押圧挟持された状態になる。また、昇降台14の上昇により下型プレート19に載置されたゲート治具プレート36は治具プレート37の孔に嵌入し、ゲート治具プレート36と治具プレート37は密接して一体化した樹脂注入治具22を形成する。これによって、図2に示すように、回転子積層鉄心20に形成された複数の磁石挿入孔21の上下両端がそれぞれ上型プレート23及び樹脂注入治具22により塞がれた状態になる。
続いて、第2の油圧シリンダ34を作動させて樹脂押出用プランジャ29をポット28内で上昇させ、溶融状態の熱硬化性樹脂をポット28内から押し出す。押し出された熱硬化性樹脂は樹脂路43を構成するカル45内に流入して充満し、次いでカル45の上部からランナー46内に進入してランナー46の先端から注入口47を介して磁石挿入孔21内に注入される。なお、上型プレート23には、空気を通過させるが溶融した熱硬化性樹脂は通過させないベント(例えば、深さが0.03mm程度の溝)が形成されており、ポット28、樹脂路43、磁石挿入孔21内の空気は熱硬化性樹脂の注入に伴ってベントから外部に排出されるようになっている。このため、磁石挿入孔21内に挿入されている永久磁石48の周囲に熱硬化性樹脂を充填させることができる。永久磁石48の周囲が熱硬化性樹脂で充填されると、第2の油圧シリンダ34の作動を停止して保持する。保持中に熱硬化性樹脂は硬化し、永久磁石48は磁石挿入孔21内に熱硬化性樹脂により封止され固定された状態になる。
磁石挿入孔21内に注入した熱硬化性樹脂の硬化が完了すると、第1及び第3の油圧シリンダ24、38を作動させて、治具プレート37及び昇降台14を下降させる。これにより、回転子積層鉄心20の押圧挟持状態が解除され、回転子積層鉄心20は上型プレート23から離脱して下降する。そして、上型プレート23から一定距離離れた時点で、第3の油圧シリンダ38を作動を停止する。一方、第1の油圧シリンダ24は引き続き作動させ、図1に示すように、治具プレート37と下型プレート19の上面との間に一定の隙間が形成された時点で停止する。これによって、樹脂注入治具22をゲート治具プレート36と治具プレート37の境界面に沿って2分割することができ、ポット28内及び樹脂路43内でそれぞれ熱硬化性樹脂が硬化して形成された樹脂硬化物R、Sは露出した状態となる。
ここで、磁石挿入孔21内で硬化して形成された樹脂硬化物Tとポット28内で硬化した樹脂硬化物Rとは樹脂路43内で硬化した樹脂硬化物Sを介して連結しているため、回転子積層鉄心20を治具プレート37上から取り出す際に、各樹脂硬化物R、Sも同時に取り出すことができる。
なお、図4(A)、(B)に示す樹脂注入治具22aのように、ゲート治具プレート36aの外周部の下部周囲に第1の切り欠き溝49を形成し、更に第1の切り欠き溝49に対向するように治具プレート37aの内周部の下部周囲に第2の切り欠き溝50を形成して、ゲート治具プレート36aと治具プレート37aを密接させて一体化した際に、ゲート治具プレート36aと治具プレート37aの境界部に形成される各カル51が、第1及び第2の切り欠き溝49、50を組み合わせて形成される連絡路51aで相互に連通するようにしてもよい。
このような構成にすると、熱硬化性樹脂を磁石挿入孔21内に注入する際に、連絡路51内にも熱硬化性樹脂を充満させることができ、硬化処理すると各樹脂路43aの樹脂硬化物Sが連絡路51内で熱硬化性樹脂が硬化して形成された樹脂硬化物Uで連結された状態となる。このため、ポット28、樹脂路43a、磁石挿入孔21、及び連絡路51aの各樹脂硬化物R、S、T、Uの一体性が強化されて、回転子積層鉄心20を治具プレート37a上から取り出す際に、同時に樹脂硬化物R、S、Uを容易に取り出すことができる。
図5〜図7に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る回転子積層鉄心の製造装置52は、垂直に立設された4本のガイドポスト53の上下両端に配置される上固定台54及び下固定台55と、上固定台54及び下固定台55の中間に配置され、ガイドポスト53に沿って昇降する昇降台56と、上固定台54及び昇降台56にそれぞれ設けられた上型部材57及び下型部材58とを有している。
ここで、下型部材58は昇降台56に固定された下型プレート59と、下型プレート59上に取付けられ、回転子積層鉄心20を載置すると共に回転子積層鉄心20の中央に形成される軸孔60内に嵌入する直径固定型のガイド部材61を備えた下押圧プレート62を有している。なお、下型プレート59には、図示しない電熱ヒータが設けられ、回転子積層鉄心20に形成されている複数の磁石挿入孔21(図8参照)内を約170℃近傍の温度に加熱することができる。
また、上型部材57は、上固定台54に固定された上バッキングプレート63と、上バッキングプレート63に取付けられたマスタープレート64と、上バッキングプレート63及びマスタープレート64に貫通して設けられた図示しない孔に進退可能に挿入され常時は孔内に設けられたストッパーにより吊り下げ状態となる複数のガイドポスト65の先部に固定された上型プレート66と、熱硬化性樹脂を注入する際に上型プレート66と回転子積層鉄心20の上端面との間に挟持されて回転子積層鉄心20に形成された各磁石挿入孔21の上端を塞ぐ樹脂注入治具67を備えている。なお、上型プレート66の中央部には、ガイド部材61の先部が嵌入可能な穴68が形成されており、樹脂注入治具67を上型プレート66と回転子積層鉄心20の上端面との間で確実に挟持できるようになっている。
下固定台55の上部には、昇降手段の一例である第4の油圧シリンダ69が設けられ、第4の油圧シリンダ69の第4のプランジャ70の先端部が昇降台56の下部に連結されている。これによって、第4の油圧シリンダ69内で第4のプランジャ70を進退させると、第4のプランジャ70の駆動に応じて昇降台56がガイドポスト53に沿って昇降するようになっている。
上バッキングプレート63の中央には開口部71が形成され、開口部71に対応するマスタープレート64には貫通孔72が形成され、上型プレート66には貫通孔72と軸心を一致させて熱硬化性樹脂タブレット73を収容するポット74が貫通状態で形成されている。また、上型プレート66には、図示しない電熱ヒータが設けられ、ポット74内を約170℃近傍の温度に加熱して、ポット74内の熱硬化性樹脂タブレット73を溶融させることができる。更に、ポット74内には貫通孔72を貫通して樹脂押出用プランジャ75が挿入され、樹脂押出用プランジャ75の基側は開口部71内に配置された共通ベース76に固定されている。そして、共通ベース76は、上固定台54に取付けられた昇降手段の一例である第5の油圧シリンダ77の第5のプランジャ78の先部と連結している。これによって、第5の油圧シリンダ77内で第5のプランジャ78を進退させると共通ベース76を昇降させることができ、樹脂押出用プランジャ75をポット74内に挿入して溶融した熱硬化性樹脂をポット74から押し出すことができる。
樹脂注入治具67は、下押圧プレート62にセットされた回転子積層鉄心20の軸孔60を貫通したガイド部材61の先部を中央に設けた貫通孔79に貫通させて回転子積層鉄心20の上端面上に載置される、例えば、平面視して円形で側面視して台形状のゲート治具プレート80と、上型プレート66の下面に取付けられゲート治具プレート80と実質的に同一厚みを有してゲート治具プレート80の外周面に密接可能な、例えば平面視して円環状の治具プレート81を備えている。
このような構成とすることにより、第4の油圧シリンダ69の第4のプランジャ70を作動させて昇降台を56を上昇させると、ガイド部材61の先部を上型プレート66に形成した穴68に嵌入させて、ゲート治具プレート80の外周面を治具プレート81の内周面を密接させて、回転子積層鉄心20の上端面に当接する樹脂注入治具67を形成することができる。このとき、ポット74の下端は樹脂注入治具67で塞がれた状態になっているので、図6に示すように、マスタープレート64と上型プレート66の間に形成されている空間部82を利用して熱硬化性樹脂タブレット73をポット74内に投入することができる。そして、第4の油圧シリンダ69の第4のプランジャ70を更に作動させて昇降台を56を上昇させると、上型プレート66の上昇に伴ってガイドポスト65が上バッキングプレート63及びマスタープレート64に設けた孔内に進入して空間部82の高さが徐々に減少し、図7に示すように、上型プレート66をマスタープレート64に当接させて押圧することができる。その結果、回転子積層鉄心20の上、下端面をそれぞれ樹脂注入治具67及び下押圧プレート62で挟持することができ、回転子積層鉄心20の各磁石挿入孔21の両端を確実に塞ぐことができる。
図8(A)に示すように、ゲート治具プレート80と治具プレート81を密接させて一体化した樹脂注入治具67を形成し回転子積層鉄心20の上端面を押圧して回転子積層鉄心20に形成された複数の磁石挿入孔21の上端を塞いだ場合、例えば、磁石挿入孔21は上型プレート66に形成されたポット74より上型プレート66の外周側に対応する回転子積層鉄心20の領域に配置されており、ポット74の下端部は最寄りの磁石挿入孔21の上端部と樹脂注入治具67に形成された樹脂路83により連通するようになっている。
ここで、樹脂路83は、図8(B)に示すように、ゲート治具プレート80の外周面に沿って形成された、例えば丸底溝84と、この丸底溝84の開口部を塞ぐ治具プレート81の内周面で囲まれて内側に空間部が形成されているカル85を有している。ここで、カル85の断面積は上端から下端に向かうにつれて徐々に減少し、カル85の上端部の一部がポット74の下端と重なり合い、カル85の下端部は回転子積層鉄心20の上端面により塞がれている。また、樹脂路83は、治具プレート81の下面側に形成されて一側がカル85の下端部と連通し他側が磁石挿入孔21の上端位置まで伸びるランナー86と、ランナー86の先端と磁石挿入孔21の上端とを連通する注入口87を備えている。
このような構成とすることにより、樹脂押出用プランジャ75をポット74内に下降させると、溶融した熱硬化性樹脂はポット74内からカル85内に押し出されてカル85内に充填させることができる。更に、樹脂押出用プランジャ75がポット74内で下降すると、カル85内に充填した熱硬化性樹脂の一部はカル85の下端部からランナー86内に流出し注入口87から磁石挿入孔21内に流入する。これによって、磁石挿入孔21内に挿入されている永久磁石48の周囲に熱硬化性樹脂を充填することができる。
続いて、回転子積層鉄心の製造装置52の動作及び作用について説明する。
上型部材57及び下型部材58をそれぞれ電熱ヒータで加熱した状態で第4の油圧シリンダ69を作動させて昇降台56を下降させる。そして、図5に示すように、下押圧プレート62のガイド部材61を回転子積層鉄心20の軸孔60内に挿通させ、下押圧プレート62の上面に設けられた図示しない位置決め部材(例えば、位置決めピン)により位置を確認して回転子積層鉄心20を下押圧プレート62上に載置する。そして、ゲート治具プレート80の貫通孔79にガイド部材61の先部を挿通させてゲート治具プレート80を回転子積層鉄心20の上端面に載置する。ここで、回転子積層鉄心20は、予め予熱装置を用いて150〜170℃の温度に加熱されているのが好ましい。
次いで、第4の油圧シリンダ69を作動させて昇降台56を上昇させ、図6に示すように、ガイド部材61の先部を上型プレート66に形成した穴68に嵌入させて、ゲート治具プレート80の外周面を治具プレート81の内周面を密接させる。そして、マスタープレート64と上型プレート66の間の空間部82から熱硬化性樹脂タブレット73をポット74内に投入する。そして、第4の油圧シリンダ69を更に作動させて昇降台56を上昇させ、図7に示すように、上型プレート66をマスタープレート64に当接させて、回転子積層鉄心20の上、下端面をそれぞれ樹脂注入治具67及び下押圧プレート62で挟持する。一方、ポット74内に投入された熱硬化性樹脂タブレット73は周囲から加熱されて溶融状態になる。
続いて、第5の油圧シリンダ77を作動させて樹脂押出用プランジャ75をポット74内に下降させ、溶融状態の熱硬化性樹脂をポット74内から押し出す。押し出された熱硬化性樹脂は樹脂路83を構成するカル85内に流入して充填し、次いでカル85の下端からランナー86内に進入してランナー86の先端から注入口87を介して磁石挿入孔21内に注入される。なお、樹脂押出用プランジャ75の側部又はマスタープレート64の下面側、及び下押圧プレート62の上面側には、空気を通過させるが溶融した熱硬化性樹脂は通過させないベント(例えば、深さが0.03mm程度の溝)がそれぞれ形成されており、マスタープレート64の貫通孔72、ポット74、樹脂路83、及び磁石挿入孔21内の空気は、樹脂押出用プランジャ75の移動に伴って各ベントから外部に排出されるようになっている。このため、磁石挿入孔21内に挿入されている永久磁石48の周囲に熱硬化性樹脂を充填させることができる。永久磁石48の周囲が熱硬化性樹脂で充填されると、第5の油圧シリンダ77の作動を停止して保持する。保持中に熱硬化性樹脂は硬化し、永久磁石48は磁石挿入孔21内に熱硬化性樹脂により封止され固定された状態になる。
磁石挿入孔21内に注入した熱硬化性樹脂の硬化が完了すると、第4の油圧シリンダ69を作動させる。これにより、昇降台56が下降してマスタープレート64及び上型プレート66、及び樹脂注入治具67は回転子積層鉄心20と共に下降を開始するが、上型プレート66の下降は、ガイドポスト65に設けられたストッパーが作動すると停止するので、昇降台56の下降を継続して行うと、ゲート治具プレート80が治具プレート81から離脱して、樹脂注入治具67が2分割される。
これによって、ポット74内及び樹脂路83内でそれぞれ熱硬化性樹脂が硬化して形成された樹脂硬化物X、Yは露出した状態となる。ここで、磁石挿入孔21内で硬化して形成された樹脂硬化物Zとポット74内で硬化した樹脂硬化物Xとは樹脂路43内で硬化した樹脂硬化物Yを介して連結しているため、樹脂硬化物X、Yは回転子積層鉄心20と共に下降しポット74及び治具プレート81の内周面側に残留しない。このため、樹脂硬化物X、Yの回収を容易に行うことができ、熱硬化性樹脂による永久磁石48の封止作業を効率的に行うことができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲での変更は可能であり、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組み合わせて本発明の回転子積層鉄心の製造装置及びその製造方法を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
例えば、回転子積層鉄心に形成した磁石挿入孔毎にポットを設けてカル、ランナー、及び注入口を備えた樹脂路で連通させたが、カルと複数の磁石挿入孔とをそれぞれランナー及び注入口で連通させ、1つのポットから同時に複数の磁石挿入孔に対して熱硬化性樹脂を注入することもできる。
また、昇降手段として油圧シリンダを用いたが、エアシリンダ、電動シリンダ、雌ねじと雄ねじの組み合わせを用いたジャッキ機構、トグル機構を適宜使用できる。更に、回転子積層鉄心の軸孔に嵌入するガイド部材を直径固定型としたが、直径拡縮型とすることもできる。更に、本実施の形態では、樹脂部材として熱硬化性樹脂を使用したが、熱可塑性樹脂を使用することもできる。
本発明の第1の実施の形態に係る回転子積層鉄心の製造装置において回転子積層鉄心をセットした際の状態を示す正断面図である。 同回転子積層鉄心の製造装置において熱硬化性樹脂を注入する際の状態を示す正断面図である。 (A)は同回転子積層鉄心の製造装置において熱硬化性樹脂を注入する際の樹脂注入治具の状態を示す部分詳細正断面図、(B)は図3(A)のP−P矢視断面図である。 (A)は変形例に係る樹脂注入治具を示す部分詳細正断面図、(B)は図4(A)のQ−Q矢視断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る回転子積層鉄心の製造装置において回転子積層鉄心をセットした際の状態を示す正断面図である。 同回転子積層鉄心の製造装置において熱硬化性樹脂タブレットをポットに投入した際の状態を示す正断面図である。 同回転子積層鉄心の製造装置において熱硬化性樹脂を注入する際の状態を示す正断面図である。 (A)は同回転子積層鉄心の製造装置において熱硬化性樹脂を注入する際の樹脂注入治具の部分詳細正断面図、(B)は図8(A)のR−R矢視断面図である。
符号の説明
10:回転子積層鉄心の製造装置、11:ガイドポスト、12:上固定台、13:下固定台、14:昇降台、15:上型部材、16:下型部材、17:下バッキングプレート、18:マスタープレート、19:下型プレート、20:回転子積層鉄心、21:磁石挿入孔、22、22a:樹脂注入治具、23:上型プレート、24:第1の油圧シリンダ、25:第1のプランジャ、26:開口部、27:熱硬化性樹脂タブレット、28:ポット、29:樹脂用プランジャ、30:共通ベース、31:貫通孔、32:ガイド部材、33:支持ベース、34:第2の油圧シリンダ、35:第2のプランジャ、36、36a:ゲート治具プレート、37、37a:治具プレート、38:第3の油圧シリンダ、39:第3のプランジャ、40〜42:貫通孔、43、43a:樹脂路、44:丸底溝、45:カル、46:ランナー、47:注入口、48:永久磁石、49:第1の切り欠き溝、50:第2の切り欠き溝、51:カル、51a:連絡路、52:回転子積層鉄心の製造装置、53:ガイドポスト、54:上固定台、55:下固定台、56:昇降台、57:上型部材、58:下型部材、59:下型プレート、60:軸孔、61:ガイド部材、62:下押圧プレート、63:上バッキングプレート、64:マスタープレート、65:ガイドポスト、66:上型プレート、67:樹脂注入治具、68:穴、69:第4の油圧シリンダ、70:第4のプランジャ、71:開口部、72:貫通孔、73:熱硬化性樹脂タブレット、74:ポット、75:樹脂押出用プランジャ、76:共通ベース、77:第5の油圧シリンダ、78:第5のプランジャ、79:貫通孔、80:ゲート治具プレート、81:治具プレート、82:空間部、83:樹脂路、84:丸底溝、85:カル、86:ランナー、87:注入口

Claims (4)

  1. 中央に軸孔を備えた回転子積層鉄心の複数の磁石挿入孔に永久磁石を挿入し溶融した樹脂部材を前記磁石挿入孔に注入して該永久磁石を固定する回転子積層鉄心の製造装置であって、
    前記各磁石挿入孔に樹脂部材を注入する際に前記回転子積層鉄心の上、下端面を押圧して該各磁石挿入孔の両端を塞ぐ上型部材及び下型部材を備え、
    前記上型部材及び下型部材のいずれか一方は、前記磁石挿入孔に注入する樹脂部材を溶融するポットと、
    前記ポット及び前記磁石挿入孔を連通させ、該ポットから供給された樹脂部材を溜めるカル、該カル内から樹脂部材を流出させるランナー、及び該ランナーの先端に形成され樹脂部材を前記磁石挿入孔に注入する注入口が設けられた樹脂路を備えると共に、該樹脂路に沿って2分割されて該樹脂路の内面がそれぞれ露出可能な樹脂注入治具とを有することを特徴とする回転子積層鉄心の製造装置。
  2. 請求項1記載の回転子積層鉄心の製造装置において、前記各樹脂路はそれぞれ前記カルを介して相互に連通していることを特徴とする回転子積層鉄心の製造装置。
  3. 請求項1及び2のいずれか1項に記載の回転子積層鉄心の製造装置において、前記下型部材には前記回転子積層鉄心の軸孔に嵌入する直径固定型又は直径拡縮型のガイド部材が設けられていることを特徴とする回転子積層鉄心の製造装置。
  4. 中央に軸孔を備えた回転子積層鉄心の複数の磁石挿入孔に永久磁石を挿入し溶融した樹脂部材を前記磁石挿入孔に注入して該永久磁石を固定する回転子積層鉄心の製造方法であって、
    前記回転子積層鉄心の上、下端面をそれぞれ上型部材及び下型部材で押圧して該磁石挿入孔の両端を塞ぎ、前記上型部材及び下型部材のいずれか一方に、前記磁石挿入孔に注入する樹脂部材を溶融するポットと、該ポット及び前記磁石挿入孔を連通する樹脂路を設けると共に該樹脂路に沿って2分割可能な樹脂注入治具とを配置して前記ポットから供給された樹脂部材を前記磁石挿入孔に注入し、樹脂部材を硬化させた後に前記樹脂注入治具を前記樹脂路に沿って2分割して前記回転子積層鉄心を取り出すことを特徴とする回転子積層鉄心の製造方法。
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