JP2006211855A - 交流直流変換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置全体の大型化を抑制しつつも、低リップルの直流電力を供給することのできる交流直流変換器を提供する。
【解決手段】交流直流変換器10の全波整流回路13の出力側に、阻止周波数が、交流電源11の周波数(n[Hz])の2倍(2・n[Hz])に設定された帯域阻止フィルタ14を配設する。全波整流後の電圧/電流波形は、交流電源11の周波数の2倍の周波数の脈流となっているため、上記設定の帯域阻止フィルタ14により、直流出力電力のリップルが効果的に低減されるようになる。
【選択図】 図1
【解決手段】交流直流変換器10の全波整流回路13の出力側に、阻止周波数が、交流電源11の周波数(n[Hz])の2倍(2・n[Hz])に設定された帯域阻止フィルタ14を配設する。全波整流後の電圧/電流波形は、交流電源11の周波数の2倍の周波数の脈流となっているため、上記設定の帯域阻止フィルタ14により、直流出力電力のリップルが効果的に低減されるようになる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、交流電力を直流電力に変換する交流直流変換器に関する。
商用交流電源から直流電気機器への給電を行う場合、交流電力を直流電力に変換する交流直流変換器(AC−DC変換器)が用いられる。交流直流変換器は一般に、交流電源から入力された交流電圧を適宜調整する変圧器、交流電力の全波/半波整流を行う整流回路、整流後の電圧/電流波形に表れる脈流(リップル)を低減する平滑回路を備えて構成されている。そして近年には、例えば特許文献1に見られるような、交流直流変換器にスイッチングレギュレータを備える直流電源装置が主流となっている。
図15は、そうしたスイッチングレギュレータ付きの交流直流変換器100の回路構造を示している。同図に示すように、交流直流変換器100は、変圧器101、整流回路102、平滑回路103、スイッチングレギュレータ104を備えて構成されている。スイッチングレギュレータ104は、スイッチング回路、整流平滑回路、フィードバック回路等を備えて構成されている。
図16(a)は、交流直流変換器100における変圧器101通過後の電圧波形を、同図(b)は、整流回路102通過後の電圧波形をそれぞれ示している。また同図(c)は、平滑回路103通過後の電圧波形を、同図(d)は、スイッチングレギュレータ104通過後の電圧波形を、すなわち交流直流変換器100の最終的な出力電圧波形をそれぞれ示している。
交流電源105から交流電力が交流直流変換器100に入力されると、まず変圧器101がその電圧振幅を適宜に調整する。このときの電圧波形は、同図(a)に示すように、交流電源105と同様の全波交流のままである。整流回路102は、変圧器101から入力された全波交流を、整流(同図の例では全波整流)して平滑回路103に出力する。整流後の電圧波形は、同図(b)に示すような脈流(リップル)となっている。平滑回路103は、そうした脈流を同図(c)に示すように平滑化してスイッチングレギュレータ104に出力する。
スイッチングレギュレータ104のスイッチング回路は、平滑回路103の出力電圧を高周波数でスイッチングして高周波数のパルス交流に一旦変換する。変圧トランスは、そうして変換されたパルス交流の電圧レベルを適宜調整する。整流平滑回路は、そのパルス交流を再び整流平滑して直流に変換して出力する。更にスイッチングレギュレータ104のフィードバック回路は、交流直流変換器100の出力電圧の検出結果に応じて、上記スイッチング回路のスイッチング周波数、あるいはスイッチングの開閉比率を、出力電圧を一定に保持するようにフィードバック制御する。これにより、同図(d)に示される交流直流変換器100の直流出力電圧は、交流電源105の電圧変動や供給先の直流負荷変動に拘わらず、安定して一定に保持される。
特開2004−208455号公報
このようにスイッチングレギュレータを採用すれば、出力電圧の安定化が可能となるが、高周波数のスイッチングに係るノイズの発生や回路構造の複雑化といった問題が生じてしまう。そのため、より簡易な構成で低リップル率の直流電力を供給可能な交流直流変換器の実現が要望されている。
もっとも、細密な直流出力電圧の制御が特に必要のない用途であれば、スイッチングレギュレータを採用せずとも、平滑回路の高性能化で低リップルの直流電力供給を実現可能ではある。しかしながら、そうした場合には、平滑回路に使用されるコンデンサやインダクタの大型化は避けられず、装置全体の大型化や重量化を招いてしまうことになる。
勿論、スイッチングレギュレータを採用する場合であれ、平滑回路からの入力時にリップルがより低く抑えられるのであれば、出力電圧の更なる安定化や更なる制御性の向上が可能であり、小型軽量で低リップル率の整流・平滑回路の実現は、やはり望ましいものである。
本発明は、こうした実状に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、装置の大型化を抑制しつつも、低リップルの直流電力供給を行うことのできる交流直流変換器を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、交流電力を直流電力に変換する交流直流変換器において、前記整流回路の出力側に配設されるとともに、同整流回路に入力される交流電力の周波数に対してその2倍の周波数が阻止周波数として設定された帯域阻止フィルタと、を備えることをその要旨とする。
整流回路によって交流電力を全波整流した後の電圧/電流波形は、整流回路に入力された交流電力の周波数に対してその2倍の周波数の脈流となっている。上記構成では、そうした脈流の周波数を阻止周波数、すなわち通過を阻止する周波数として設定された帯域阻止フィルタが、整流回路の出力側に配設されている。そのため、整流後の電圧/電流波形に表れる脈流を効果的に低減することができる。なおそうした帯域阻止フィルタは、比較的小型のインダクタ、コンデンサ等を用いて形成することができる。また交流直流変換器に更に平滑回路を配設する場合にも、上記帯域阻止フィルタによって整流後の脈流が低減されることから、比較的小型のインダクタ、コンデンサを用いて形成された簡易な平滑回路のみで、直流出力電力の平滑化を図ることができる。したがって上記構成によれば、装置の大型化を抑制しつつも、低リップルの直流電力供給を行うことができる。
なお上記帯域阻止フィルタ通過後の電圧/電流波形には、整流回路に入力された交流電力の周波数に対してそのi倍(iは3以上の整数)の脈流が表れることがある。そうした場合、請求項2に記載のように、整流回路に入力される交流周波数に対してそのi倍の周波数が阻止周波数として設定された更なる帯域阻止フィルタを、上記帯域阻止フィルタの出力側に配設するようにすれば、効果的にリップルの低減を図ることができる。
請求項3に記載の発明は、交流電力を直流電力に変換する交流直流変換器において、入力された交流電力を半波整流する整流回路と、その整流回路の出力側に配設されるとともに、同整流回路に入力される交流電力の周波数と同じ周波数が阻止周波数として設定された帯域阻止フィルタと、を備えることをその要旨とする。
整流回路によって交流電力を半波整流した後の電圧/電流波形は、整流回路に入力された交流電力の周波数と同じ周波数の脈流となっている。上記構成では、そうした脈流の周波数を阻止周波数として設定された帯域阻止フィルタが、整流回路の出力側に配設されているため、整流後の電圧/電流波形に表れる脈流を効果的かつ効率的に低減することができる。したがって上記構成によれば、装置の大型化を抑制しつつも、低リップルの直流電力供給を行うことができる。
なお半波整流を行う場合、上記帯域阻止フィルタ通過後の電圧/電流波形には、整流回路に入力された交流電力の周波数に対してそのj倍(jは2以上の整数)の脈流が表れることがある。そうした場合、請求項4に記載のように、整流回路に入力される交流周波数に対してそのi倍の周波数が阻止周波数として設定された更なる帯域阻止フィルタを、上記帯域阻止フィルタの出力側に配設するようにすれば、効果的にリップルの低減を図ることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の交流直流変換器において、前記帯域阻止フィルタの入力側および出力側に平滑回路をそれぞれ配設したことをその要旨とする。
上記構成では、帯域阻止フィルタへの入力前に、その入力側に配設された平滑回路によって、整流後の脈流がある程度低減されるようになる。また帯域阻止フィルタの通過後の電圧/電流波形に表れる脈流は、同フィルタの出力側に配設された平滑回路によって低減されるようになる。そのため、上記構成によれば、直流出力電力のリップルをより効果的に低減することができるようになる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の交流直流変換器において、前記整流回路による整流前の交流電圧振幅を可変とする入力電圧可変手段と、当該交流直流変換器の直流出力電圧を検出するとともに、その検出結果に応じて前記入力電圧可変手段を制御する制御手段と、を備えることをその要旨とする。
上記構成では、交流直流変換器の直流出力電圧の検出結果に応じて、整流回路に入力される交流電圧の振幅が補正されるようになる。そのため、整流回路に入力される交流電圧の変動や給電先の直流負荷の変動に拘わらず、直流出力電圧を好適に制御することができる。そしてこれにより、直流出力電圧を一定に保持する電圧安定化を図ることができるようにもなる。
なお、上記入力電圧可変手段は、例えばインダクタンスを可変とする可変インダクタコイルや、1次巻線と2次巻線との巻線比を可変とする可変トランス、あるいは請求項7に記載のような阻止周波数を可変とする可変帯域阻止フィルタ等によって構成することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の交流直流変換器において、前記整流回路による整流前の電流を可変とする入力電流可変手段と、当該交流直流変換器の直流出力電流を検出するとともに、その検出結果に応じて前記入力電流可変手段を制御する制御手段と、を備えることをその要旨とする。
上記構成では、交流直流変換器の直流出力電圧の検出結果に応じて、整流回路に入力される交流電流の振幅が補正されるようになる。そのため、整流回路に入力される交流電流の変動や給電先の直流負荷変動に拘わらず、直流出力電流を好適に制御することができる。そしてこれにより、直流出力電流を一定に保持する電流安定化を図ることができるようにもなる。
本発明の交流直流変換器によれば、装置の大型化を抑制しつつも、低リップルの直流電力供給を行うことができる。
(発明の解決原理)
以下、本発明での上記課題の解決原理を、図1〜図6を参照して詳細に説明する。まずここでは交流電力の整流を、全波整流にて行う場合について説明する。
以下、本発明での上記課題の解決原理を、図1〜図6を参照して詳細に説明する。まずここでは交流電力の整流を、全波整流にて行う場合について説明する。
図1は、ここでの説明に用いる交流直流変換器(AC−DC変換器)10の回路構造を示している。同図に示す交流直流変換器10は、交流電源11から入力される単相の交流電力を直流電力に変換して直流負荷12に供給するよう構成されている。この交流直流変換器10は、その交流電力の入力側から直流電力の出力側に向けて順に、全波整流回路13、帯域阻止フィルタ14および平滑回路15を備えて構成されている。
図2(a)は、交流電源11から全波整流回路13に入力される交流電力の電圧波形例を示している。また同図(b)は、全波整流回路13による整流後の電圧波形例を示している。交流電源11からの交流入力電圧は、同図(a)に示すような全波交流となっており、全波整流回路13はこれを全波整形して帯域阻止フィルタ14に出力する。全波整形後の電圧波形は、同図(b)に示すような脈流(リップル)となっており、そうした脈流の周波数は、交流電源11から入力される交流電力の周波数に対して2倍となっている。すなわち、交流電源11の周波数をn[Hz]とすると、全波整流後の電圧/電流波形に表れる脈流の周波数は2・n[Hz]となる。例えば50Hzの商用交流電源を用いる場合には、整流後の脈流の周波数は100Hzとなり、60Hzの商用交流電源を用いる場合には、整流後の脈流の周波数は120Hzとなる。
図3は、そうした2・n[Hz]の周波数の脈流が入力される帯域阻止フィルタ14の周波数通過特性の設定例を示している。同図に示すように、この帯域阻止フィルタ14は、全波整流回路13による整流後の電力から、上記交流電源11の交流周波数に対して2倍の周波数成分(2・n[Hz])のみについてその通過を阻止し、それ以外の周波数成分はその通過が許容されるように構成されている。したがって、こうした帯域阻止フィルタ14によれば、上記整流後の脈流と同じ2・n[Hz]の周波数成分が、全波整流後の電圧波形から除去される。その結果、帯域阻止フィルタ14通過後の電圧波形は、図4(a)に例示するように、全波整流の直後に比して脈流が大きく低減されたものとなる。ただし、上記全波整流後の電圧波形は、同図に点線で併せ示すような完全な正弦波では無いことから、帯域阻止フィルタ14通過後の電圧波形は、完全には平滑とならず、ある程度の脈流を含んだものとなる。ただし、その脈流の振幅は、全波整流の直後に比して、十分に小さくなる。また脈流の周波数は、交流電源11の交流周波数(n[Hz])のi倍(iは、3以上の整数)となる。同図(a)の例では、全波整流後の電圧波形に、4・n[Hz]の脈流が表れている。
図4(b)は、平滑回路15通過後の電圧波形を、すなわち交流直流変換器10の最終的な直流出力の電圧波形を示している。同図に示すように平滑回路15は、帯域阻止フィルタ14の通過後の電圧波形に残留した脈流を更に低減する。このときの平滑回路15には、帯域阻止フィルタ14を通過せずに全波整流後の電力が直接入力された場合に比して、脈流の振幅が低減され、また脈流の電圧変動周波数も高くされた電圧が入力されるようになる。そのため、比較的簡易な、すなわちインダクタンスや静電容量の比較的小さいインダクタ、コンデンサで構成された平滑回路15であっても、直流出力電力のリップルを十分に低減することが可能となる。
以上説明したように、全波整流後に生じる脈流の周波数(2・n[Hz])に合致する阻止周波数の設定された帯域阻止フィルタ14を設けることで、インダクタンス/静電容量の大きいインダクタ/コンデンサを用いた大型の平滑回路を用いずとも、効率的に直流出力電力の平滑化を図ることができる。またそうした帯域阻止フィルタ14は、比較的小型のインダクタやコンデンサで構成することができる。そのため、こうした交流直流変換
器10によれば、装置の大型化を抑制しつつも、低リップルの直流電力供給を行うことができる。ちなみに帯域阻止フィルタ14のみでリップルを許容できる範囲内に低減できるのであれば、平滑回路15は省略することも可能である。
器10によれば、装置の大型化を抑制しつつも、低リップルの直流電力供給を行うことができる。ちなみに帯域阻止フィルタ14のみでリップルを許容できる範囲内に低減できるのであれば、平滑回路15は省略することも可能である。
続いて、交流電力の整流に際して半波整流を行う場合について説明する。図5は、交流電力の半波整流を行うように構成された交流直流変換器10’の回路構造を示している。同図に示すように、この交流直流変換器10’は、その交流電力の入力側から直流電力の出力側に向けて順に、半波整流回路13’、帯域阻止フィルタ14’および平滑回路15を備えて構成されている。
図6(a)は、半波整流回路13’による半波整流後の電圧波形の一例を示している。同図に示すように半波整流を行う場合には、整流後の電圧/電流波形に表れる脈流の周波数は、半波整流回路13’に入力される交流電力の周波数と同じとなっている。すなわち、交流電源11の周波数をn[Hz]とすると、半波整流後の脈流の周波数もn[Hz]となる。よってこの場合には、交流電源11の周波数と同じn[Hz]を阻止周波数とする、図6(b)のような周波数通過特性を有する帯域阻止フィルタ14’を配設することで、整流後の脈流を効果的に低減することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る交流直流変換器を具体化した第1実施形態について図7および図8参照して説明する。本実施形態および以下に述べる各実施形態の交流直流変換器は、電圧実効値100Vの商用交流電源から供給された単相交流電力を直流電力に変換して直流電気機器に給電する直流電源装置(ACアダプタ)として使用されるものとして構成されている。
以下、本発明に係る交流直流変換器を具体化した第1実施形態について図7および図8参照して説明する。本実施形態および以下に述べる各実施形態の交流直流変換器は、電圧実効値100Vの商用交流電源から供給された単相交流電力を直流電力に変換して直流電気機器に給電する直流電源装置(ACアダプタ)として使用されるものとして構成されている。
図7に、本実施形態の交流直流変換器20の回路構造を示す。同図に示す交流直流変換器20は大きくは、変圧器21、整流回路22、平滑回路23および帯域阻止フィルタ24を備えて構成されている。
変圧器21は、交流電源25に接続される交流直流変換器20の入力端子Vinに接続されている。この実施形態では、変圧器21としてトランスが用いられている。
整流回路22は、変圧器21の出力側に接続されている。ここでは、整流回路22として4つのダイオード22aによって構成されたダイオードブリッジからなるブリッジ型全波整流回路が用いられている。整流回路22の出力の低電位側(接地側)は、接地されている。
平滑回路23は、整流回路22の出力側に接続されている。ここでは、平滑回路23として、インダクタ(コイル)23aおよびコンデンサ23bからなるローパスフィルタが用いられている。平滑回路23の出力側は、直流負荷26に接続される出力端子Vout,GNDに接続されている。
帯域阻止フィルタ24は、平滑回路23のインダクタ23aとコンデンサ23bとの間に介設されている。この実施形態では、帯域阻止フィルタ24は、並列接続されたインダクタ24aとコンデンサ24bとによって構成されており、その阻止周波数は、整流回路22に入力される交流電力の周波数、すなわち交流電源25の周波数の2倍に設定されている。例えば帯域阻止フィルタ24の阻止周波数は、50Hzの商用交流電源を用いる場合には、100Hzに設定され、60Hzの商用交流電源を用いる場合には、120Hzに設定される。
以上のように構成された本実施形態の交流直流変換器20では、交流電源25の交流電
力は、まず変圧器21に入力され、そこでその電圧が適宜に調整される。電圧調整後の電力は、整流回路22にて全波整流される。全波整流後の電圧/電流波形は、交流電源25の周波数の2倍の周波数で変動する脈流となっている(図4(b)参照)。この脈流となった電圧/電流は、平滑回路23のインダクタ23aによってある程度平滑化された状態で、帯域阻止フィルタ24に入力され、そこで全波整流後の電圧/電流波形に表れる脈流の周波数と同じ、交流電源25の周波数の2倍の周波数成分が除去される。これにより、全波整流後の電圧/電流波形に表れる脈流は、大きく低減される。このときの電圧/電流波形に残留した脈流は、平滑回路23によって更に低減されるようになる。そして、以上により、リップルの低減された直流電力が、直流負荷に給電されることになる。
力は、まず変圧器21に入力され、そこでその電圧が適宜に調整される。電圧調整後の電力は、整流回路22にて全波整流される。全波整流後の電圧/電流波形は、交流電源25の周波数の2倍の周波数で変動する脈流となっている(図4(b)参照)。この脈流となった電圧/電流は、平滑回路23のインダクタ23aによってある程度平滑化された状態で、帯域阻止フィルタ24に入力され、そこで全波整流後の電圧/電流波形に表れる脈流の周波数と同じ、交流電源25の周波数の2倍の周波数成分が除去される。これにより、全波整流後の電圧/電流波形に表れる脈流は、大きく低減される。このときの電圧/電流波形に残留した脈流は、平滑回路23によって更に低減されるようになる。そして、以上により、リップルの低減された直流電力が、直流負荷に給電されることになる。
なお帯域阻止フィルタ24は、図8に示すように構成することもできる。同図に示される交流直流変換器20’では、高電位側の配線と低電位側(接地側)の配線とを、直列に接続されたインダクタ24cおよびコンデンサ24dを介して結線することで、帯域阻止フィルタ24が形成されている。こうした場合にも、阻止周波数を交流電源25の周波数の2倍に設定すれば、帯域阻止フィルタ24’を、図7に示した交流直流変換器20のものと同様に機能させることができる。
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)整流後の電圧/電流波形に表れる脈流の周波数と同じ周波数を阻止周波数とする帯域阻止フィルタ24を設けたことで、効率的にリップルの低減を行うことができることから、装置全体の大型化を抑えながら、低リップルの直流電力を供給することができるようになる。
(2)平滑回路23と帯域阻止フィルタ24とのみで直流出力電力の低リップル化を図っているため、スイッチングレギュレータを採用する場合に比して、スイッチングに伴う損失が無い分、より大きい電流を供給することができるようになる。
(3)帯域阻止フィルタ24の前後に平滑回路23のインダクタ23aおよびコンデンサ23bがそれぞれ配設されており、整流後の脈流がある程度低減された状態の電圧/電流が帯域阻止フィルタ24に入力されるようになり、帯域阻止フィルタ24通過後の電圧/電流波形に残留した脈流の低減がなされるようになる。そのため、直流出力電力の低リップル化をより効率的に行うことができる。
(第2実施形態)
続いて本発明に係る交流直流変換器を具体化した第2実施形態について、上記実施形態と異なる点を中心に説明する。なお、本実施形態以降の各実施形態において、上述した実施形態と構成/機能の共通する部材については、同一の番号を付してその説明を省略する。
続いて本発明に係る交流直流変換器を具体化した第2実施形態について、上記実施形態と異なる点を中心に説明する。なお、本実施形態以降の各実施形態において、上述した実施形態と構成/機能の共通する部材については、同一の番号を付してその説明を省略する。
上述したように、整流後の脈流の電圧/電流波形の周波数に合致するように阻止周波数の設定された帯域阻止フィルタを設けることで、そうした整流後の脈流を効率的に低減することが可能となる。ただし、帯域阻止フィルタ通過後の電圧/電流波形には、整流回路に入力された交流電力の周波数に対して整数倍の周波数成分を有する脈流が表れることがある(図4(a)参照)。より具体的には、全波整流を行う場合には、整流前の交流周波数のi倍(iは3以上の整数)の脈流が、半波整流を行う場合には、整流前の交流周波数のj倍(jは2以上の整数)の脈流が、それぞれ表れる。
ここで上記帯域阻止フィルタの出力側に、そうした脈流と同じ周波数が阻止周波数に設定された更なる帯域阻止フィルタを配設するようにすれば、直流出力電力の更なる低リップル化を効果的に図ることができる。例えば図4(a)に示した帯域阻止フィルタ24通
過後の電圧波形例では、交流電源25の周波数(n[Hz])の4倍の周波数(4・n[Hz])の脈流が顕著に表れている。この場合、上記帯域阻止フィルタに加え、その出力側に阻止周波数が4・n[Hz]に設定された更なる帯域阻止フィルタを配設することで、効果的に更なるリップルの低減を図ることができる。
過後の電圧波形例では、交流電源25の周波数(n[Hz])の4倍の周波数(4・n[Hz])の脈流が顕著に表れている。この場合、上記帯域阻止フィルタに加え、その出力側に阻止周波数が4・n[Hz]に設定された更なる帯域阻止フィルタを配設することで、効果的に更なるリップルの低減を図ることができる。
図9に、そうした更なる帯域阻止フィルタ27を備える本実施形態の交流直流変換器28の回路構造を示す。同図に示すように、この交流直流変換器28には、阻止周波数が2・n[Hz]に設定された帯域阻止フィルタ24’の出力側に、更なる帯域阻止フィルタ27が配設されている。この更なる帯域阻止フィルタ27の阻止周波数は、交流電源25の周波数の4倍(4・n[Hz])に設定されている。例えば交流電源25の周波数が50Hz(60Hz)の場合、前段の帯域阻止フィルタ24’の阻止周波数は100Hz(120Hz)に、後段の更なる帯域阻止フィルタ27の阻止周波数は400(480Hz)Hzにそれぞれ設定されることになる。
こうした交流直流変換器28では、図4(a)に示したような帯域阻止フィルタ24’通過後の電圧/電流波形に表れる4・n[Hz]の脈流が、更なる帯域阻止フィルタ27によって効果的に低減されるようになる。
後段の更なる帯域阻止フィルタ27の阻止周波数は、前段の帯域阻止フィルタ24’通過後の電圧/電流波形に表れる脈流の周波数に応じて適宜な値を設定することとなる。前段の帯域阻止フィルタ24’通過後の電圧/電流波形に、複数の周波数成分を含んだ脈流が表れる場合には、それら脈流の各周波数成分にそれぞれ合致するように、互いに異なる阻止周波数の各設定された複数段の更なる帯域阻止フィルタを設けるようにしても良い。
(第3実施形態)
本実施形態では、交流電源の電圧変動や直流負荷変動に対して直流出力電圧を一定に保持する電圧安定化機能を、交流直流変換器に具備させる場合について説明する。
本実施形態では、交流電源の電圧変動や直流負荷変動に対して直流出力電圧を一定に保持する電圧安定化機能を、交流直流変換器に具備させる場合について説明する。
図10に、そうした本実施形態の交流直流変換器30の回路構造を示す。同図に示すように、この交流直流変換器30では、変圧器として、可変トランス31が用いられている。可変トランス31は、入力端子Vinを介して交流電源25に接続される1次コイルと整流回路22に接続される2次コイルとの巻数比を変更可能に構成されている。そして1次/2次コイルの巻数比の変更を通じて、整流回路22に供給される交流電圧の振幅を変更することができるようになっている。
また本実施形態の交流直流変換器30には、電圧検出回路32およびフィードバック回路33が更に設けられている。電圧検出回路32は、交流直流変換器30の直流出力電圧を検出する。フィードバック回路33は、その検出結果に応じ、直流出力電圧が一定に保持されるように、可変トランス31の1次/2次コイルの巻数比を可変制御する。
電圧検出回路32にて検出される直流出力電圧が、交流電源25の電圧変動や直流負荷26の変動等によって予め設定された値からずれると、フィードバック回路33にて可変トランス31の1次/2次コイルの巻数比が適宜調整され、そのずれが是正されるように、整流回路22に供給される交流電圧の振幅が補正される。
なお整流回路22に供給される交流電圧振幅の調整(変圧)は、可変トランス31以外の手段を用いて行うこともできる。例えば図11(a)に示すような可変インダクタコイル31Aを用いても、そのインダクタンスを変更することで、交流電圧振幅を調整することができる。よって可変トランス31に代えて、そうした可変インダクタコイル31Aを採用するようにしても良い。
また図11(b)に示すような可変帯域阻止フィルタ31Bを用いて交流電圧振幅を調整することもできる。同図に示す可変帯域阻止フィルタ31Bは、インダクタンスを任意変更可能な可変インダクタコイル34とコンデンサ35とによって構成されている。こうした可変帯域阻止フィルタ31Bでは、可変インダクタコイル34のインダクタンスを変更することで、その阻止周波数が変化する。ちなみに、インダクタンス固定のインダクタ、および静電容量を任意に変更可能な可変コンデンサによっても、阻止周波数を変更可能な可変帯域阻止フィルタを構成することができる。
可変帯域阻止フィルタ31Bの阻止周波数と交流電源25の周波数との偏差がある程度よりも大きい場合、交流電源25の交流電圧振幅は、ほとんど変化せずに整流回路22に入力される。ここで、図12(a)に実線で示される交流電源25の電圧波形に対して同図に破線で示されるような周期の若干ずれた電圧波形を阻止するように、すなわち交流電源25の周波数に対する偏差の十分に小さい周波数を、可変帯域阻止フィルタ31Bの阻止周波数を設定する。このときの可変帯域阻止フィルタ31B通過後の交流電圧振幅は、同図(b)に示すように、その通過前の交流電圧振幅に比して小さくなるようになる。また交流電源25の周波数に対する阻止周波数の偏差を調整することで、可変帯域阻止フィルタ31B通過前の交流電圧振幅を変化させることができる。
勿論、上記以外の手段を用いて整流回路22に供給される交流電圧の振幅を変化させるようにしても良い。いずれにせよ、そうした入力電圧可変手段およびそれを直流出力電圧の検出結果に応じて制御する制御手段を設ければ、交流電源25の電圧変動や給電先の直流負荷26の変動に拘わらず、交流直流変換器30の直流出力電圧を好適に制御することができるようになる。ちなみに本実施形態では、可変トランス31、可変インダクタコイル31Aおよび可変帯域阻止フィルタ31Bが、上記入力電圧可変手段に対応する構成となっている。また電圧検出回路32およびフィードバック回路33が、上記制御手段に対応する構成となっている。
(第4実施形態)
本実施形態では、交流電源の電流変動や直流負荷変動に対して直流出力電流を一定に保持する電流安定化機能を、交流直流変換器に具備させる場合を説明する。図13は、そうした本実施形態の交流直流変換器40の回路構造を示している。
本実施形態では、交流電源の電流変動や直流負荷変動に対して直流出力電流を一定に保持する電流安定化機能を、交流直流変換器に具備させる場合を説明する。図13は、そうした本実施形態の交流直流変換器40の回路構造を示している。
同図に示すように、交流直流変換器40は、整流回路22に供給される交流電流の振幅を可変とする入力電流可変回路41を備えている。入力電流可変回路41は、交流入力電圧の振幅を可変とする場合と同様に、可変トランス、可変インダクタコイル、阻止周波数可変の帯域阻止フィルタ等によって構成することができる。
更にこの交流直流変換器40には、電流検出回路42とフィードバック回路43とが更に設けられている。電流検出回路42は、交流直流変換器40の直流出力電流を検出する。フィードバック回路43は、電流検出回路42の検出結果に応じて、直流出力電流が予め設定された値に保持されるように、入力電流可変回路41をフィードバック制御する。これにより、この交流直流変換器40では、交流電源25の電圧変動や直流負荷変動に拘わらず、交流直流変換器30の直流出力電流を好適に制御することができるようになっている。
なおこうした本実施形態では、入力電流可変回路41が上記入力電流可変手段に対応する構成となっている。また電流検出回路42およびフィードバック回路43が、上記制御手段に対応する構成となっている。
(第5実施形態)
図14に、本実施形態に係る交流直流変換器50の回路構造を示す。同図に示すように、この交流直流変換器50は、スイッチングレギュレータ51を備えて構成されている。スイッチングレギュレータ51は、平滑回路23と出力端子Vout,GNDとの間に介設されている。
図14に、本実施形態に係る交流直流変換器50の回路構造を示す。同図に示すように、この交流直流変換器50は、スイッチングレギュレータ51を備えて構成されている。スイッチングレギュレータ51は、平滑回路23と出力端子Vout,GNDとの間に介設されている。
スイッチングレギュレータ51は、スイッチング回路、整流平滑回路、フィードバック回路等を備えて構成されている。スイッチングレギュレータ51のスイッチング回路は、平滑回路23の出力電圧を高周波数でスイッチングして高周波数のパルス交流に一旦変換する。変圧トランスは、そうして変換されたパルス交流の電圧レベルを適宜調整する。整流平滑回路は、そのパルス交流を再び整流平滑して直流に変換して出力する。更にフィードバック回路は、交流直流変換器50の直流出力電圧の検出結果に応じて、上記スイッチング回路のスイッチング周波数、あるいはスイッチングの開閉比率を、直流出力電圧を一定に保持するようにフィードバック制御する。
こうした本実施形態では、平滑回路23および帯域阻止フィルタ24によって、スイッチングレギュレータ51に入力される以前に、電圧/電流の脈流が効果的に低減されている。そのため、スイッチングレギュレータ51による電圧制御の更なる高精度化を図ることができるとともに、そうした電圧制御の制御性も向上されるようになる。
なお、以上説明した各実施形態は、次のように変更して実施することもできる。
・整流回路22を、ブリッジ型全波整流回路以外の整流回路、例えばセンタータップ型全波整流回路等に変更しても良い。また整流回路22に半波整流回路を用いるようにしても良い。半波整流回路を用いる場合、帯域阻止フィルタ24(23’)の阻止周波数は、交流電源25の周波数と同じ周波数に設定されることになる。
・平滑回路23全体を、整流回路22と帯域阻止フィルタ24と間に介設したり、帯域阻止フィルタ24と出力端子Vout,GNDとの間に介設したりするなど、平滑回路23の配設態様を適宜変更しても良い。
・平滑回路23として、インダクタ23aとコンデンサ23bとによって構成されたローパスフィルタ以外のものを採用しても良い。また帯域素子フィルタのみで直流出力電圧を十分に平滑化することができるのであれば、平滑回路を省略しても良い。
・帯域阻止フィルタ24(24’)や、更なる帯域阻止フィルタ27として、上記各実施形態に例示した構成以外のものを採用しても良い。
・本発明の交流直流変換器は、商用交流電力を直流電力に変換して直流電気機器に供給する直流電源装置以外の用途にも、上記各実施形態と同様、或いはそれに準じた態様で適用することができる。
10,10’,20,20’,28,30,40,50…交流直流変換器、11,25…交流電源、12,26…直流負荷、13…全波整流回路、14…半波整流回路、14,14’、24,24’…帯域阻止フィルタ(24a,24c…インダクタ、24b,24d…コンデンサ)、15,23,23’…平滑回路(23a…インダクタ、23b…コンデンサ)、21…変圧器、22…(ブリッジ型全波)整流回路(22a…ダイオード)、27…更なる帯域阻止フィルタ、31…可変トランス、31A…可変インダクタコイル、31B…可変帯域阻止フィルタ(34…可変インダクタコイル、35…コンデンサ)、32…電圧検出回路、33,43…フィードバック回路、41…入力電流可変回路、42…電流検出回路、51…スイッチングレギュレータ。
Claims (8)
- 交流電力を直流電力に変換する交流直流変換器において、
入力された交流電力を全波整流する整流回路と、
その整流回路の出力側に配設されるとともに、同整流回路に入力される交流電力の周波数に対してその2倍の周波数が阻止周波数として設定された帯域阻止フィルタと、
を備えることを特徴とする交流直流変換器。 - 請求項1に記載の交流直流変換器において、
前記帯域阻止フィルタの出力側に配設されるとともに、前記整流回路に入力される交流電力の周波数に対してそのi倍(iは3以上の整数)の周波数が阻止周波数として設定された更なる帯域阻止フィルタを更に備える
ことを特徴とする交流直流変換器。 - 交流電力を直流電力に変換する交流直流変換器において、
入力された交流電力を半波整流する整流回路と、
その整流回路の出力側に配設されるとともに、同整流回路に入力される交流電力の周波数と同じ周波数が阻止周波数として設定された帯域阻止フィルタと、
を備えることを特徴とする交流直流変換器。 - 請求項3に記載の交流直流変換器において、
前記帯域阻止フィルタの出力側に配設されるとともに、前記整流回路に入力される交流周波数に対してそのj倍(jは2以上の整数)の周波数が阻止周波数として設定された更なる帯域阻止フィルタを更に備える
ことを特徴とする交流直流変換器。 - 前記帯域阻止フィルタの入力側および出力側に平滑回路がそれぞれ配設されてなる請求項1〜4のいずれか1項に記載の交流直流変換器。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の交流直流変換器において、
前記整流回路による整流前の交流電圧振幅を可変とする入力電圧可変手段と、
当該交流直流変換器の直流出力電圧を検出するとともに、その検出結果に応じて前記入力電圧可変手段を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする交流直流変換器。 - 前記入力電圧可変手段は、阻止周波数を可変とする可変帯域阻止フィルタにより構成されてなる請求項6に記載の交流直流変換器。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の交流直流変換器において、
前記整流回路による整流前の電流を可変とする入力電流可変手段と、
当該交流直流変換器の直流出力電流を検出するとともに、その検出結果に応じて前記入力電流可変手段を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする交流直流変換器。
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- 2005-01-31 JP JP2005022707A patent/JP2006211855A/ja active Pending
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