JP2006209168A - 操作パネル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 確実な殺菌効果を確保した上で、製造コストの低減化を達成することができ、しかも環境保全を配慮した環境に優しい操作パネル装置を提供する。
【解決手段】 所定の機器、例えば、複写機で代表される画像形成装置や、駅、劇場、映画館等の券売機、あるいはカード入力で現金を出納する現金出納機等の機器に対して入力操作を行うために使用される操作面を備えた操作パネル装置40であり、操作面におけるタッチ位置を検出するタッチパネル70と、このタッチパネル70に積層されて操作面を形成する環状絶縁シート90と、この環状絶縁シート90をタッチパネル70の周りで周回させるシート周回手段100と、環状絶縁シート90に対して殺菌処理を施す紫外線ランプ200とを備えて構成されている。
【選択図】 図3
【解決手段】 所定の機器、例えば、複写機で代表される画像形成装置や、駅、劇場、映画館等の券売機、あるいはカード入力で現金を出納する現金出納機等の機器に対して入力操作を行うために使用される操作面を備えた操作パネル装置40であり、操作面におけるタッチ位置を検出するタッチパネル70と、このタッチパネル70に積層されて操作面を形成する環状絶縁シート90と、この環状絶縁シート90をタッチパネル70の周りで周回させるシート周回手段100と、環状絶縁シート90に対して殺菌処理を施す紫外線ランプ200とを備えて構成されている。
【選択図】 図3
Description
本発明は、画像形成装置や券売機等の各種の機器に設けられ、当該機器に対して所定の入力操作を行うために使用される操作パネル装置に関するものであり、特に衛生上優れた機能を発揮する操作パネル装置に関するものである。
従来、不特定多数の者(以下公衆という)が手を触れる機器(以下公衆機器という)として、例えば、複写機で代表される画像形成装置や、駅、劇場、映画館等の券売機、あるいはカード入力で現金を出納する現金出納機等の機器が知られている。これらの公衆機器は、所定の入力操作を行うための操作パネル装置を有しており、公衆がこの操作パネル装置の操作面に形成された各種のタッチキーをタッチすることにより、所望の入力処理を行い得るようになっている。
このような操作パネル装置は、多数の公衆が入れ替わり立ち替わり指で触れることから、不潔感を払拭することができず、極端な場合は雑菌が繁殖することすらあり得る。かかるタッチ面の不衛生な状態を解消するべく各種の方策が提案されていが、注目すべきものとして、例えば特許文献1〜4によって開示されたものを挙げることができる。
まず、特許文献1のものは、紙幣処理装置で処理中の紙幣を対象として加熱処理および紫外線照射処理のいずれか一方または双方を適用することによって当該紙幣に殺菌処理を施すようになっている。公衆が手に触れる紙幣の殺菌処理に関するものではあるが、操作パネル装置を対象としたものでない点で本発明と対象物が相違している。
これに対し、特許文献2に記載のものは、画像形成装置や映像表紙機器等の操作パネル装置であるタッチパネル用の前面板を殺菌処理の対象の一つとして挙げている。具体的には、前面板が銀を含有するリン酸複塩からなる抗菌剤を含む耐擦過性皮膜と、この皮膜が積層される基材とから構成されている。かかる構成を採用したことにより、抗菌性、遮光性および外観性が良好であり、タッチパネル用の前面板として好適であると記載されている。
しかしながら、特許文献2のものは、殺菌性能を備えた皮膜を製造するに際し、リン酸アルミニウム、リン酸ジルコニウムあるいはリン酸チタン等のリン酸複塩で高価な銀を固定化したものを、ジエチレングリコールメタアクリレートやトリエチレングリコールメタアクリレート等の多官能単量体からなる樹脂に均一に練り込むという面倒な操作を行わなければならず、製造コストが嵩むという問題点を有していると共に、タッチパネルを廃棄処分に付すとき皮膜に含まれた銀が環境に溶出する虞があり、必ずしも環境に優しいものであるとは言い難いという不都合も存在する。
これに対し、特許文献3および特許文献4のものは、操作パネル装置を対象とし、タッチパネルの表面に保護シートを積層し、この保護シートを巻き取りながら移動させつつ当該保護シートに当接させている清掃手段(特許文献3では布、特許文献4ではブラシ)により表面を払拭するようになっている。
特開2002−32819号公報
特開2002−337277号公報
特開平10−31431公報
特開2001−321732号公報
しかしながら、特許文献3および特許文献4のものは、単に保護シートの表面が布やブラシ等の清掃手段によって払拭されるだけであるため、保護シートに付着した細菌を殺菌することができないという衛生上の問題点が存在する。
本発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであって、保護シートに対して確実な殺菌処理を施すことが可能な操作パネル装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、所定の機器に対して入力操作を行うために使用される操作面を備えた操作パネル装置であって、前記操作面におけるタッチ位置を検出するタッチパネルと、このタッチパネルに積層されて操作面を形成する保護シートと、この保護シートを前記タッチパネルの周りで周回させるシート周回手段と、前記保護シートに対して殺菌処理を施す殺菌手段とを備えていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、操作パネル装置の操作面を構成する保護シートは、シート周回手段の駆動でタッチパネルの周りをシート周回手段の駆動によって周回されつつ殺菌手段によって殺菌されるため、タッチパネルは、常に殺菌処理の施された衛生的な保護シートによって覆われた状態になる。従って、操作パネル装置に対する入力操作のために指で操作面(すなわち保護シート)をタッチしても、従来のように細菌が操作面から指に移るような不都合が生じないばかりか、たとえ細菌が指から操作面に移っても、周回している保護シートが殺菌手段により殺菌処理される。
また、高価な銀の化合物からなる抗菌剤を樹脂に練り込むような面倒な操作を行う必要がないため、その分製造コストの低減化に貢献する。
さらに、操作パネル装置を廃棄処分したときに、当該操作パネル装置から銀が環境に溶出してしまうような不都合が生じない。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記殺菌手段は、殺菌性能を有する光を前記保護シートに照射する殺菌ランプであることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、殺菌ランプからの光を周回している保護シートに照射することにより当該保護シートによって形成される操作面に殺菌処理が施されるため、不特定多数の公衆が操作面にタッチして入力操作を行っても、指先から操作面に移った細菌は光線に当たって即座に殺菌され、これによって操作面は、常に衛生的な状態が維持される。そして、殺菌手段として例えば紫外線を照射する殺菌ランプを採用するだけで済ませることができ、装置コストの低減化に貢献する。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記殺菌手段は、殺菌性能を有する殺菌液を前記保護シートに噴霧する殺菌液噴霧手段であることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、殺菌液噴霧手段によって殺菌液を周回している保護シートに噴霧することにより操作面を構成する保護シートに殺菌処理が施されるため、不特定多数の公衆が操作面にタッチして入力操作が行われ、操作面に雑菌が繁殖するようなことがあっても確実に殺菌され、これによって操作面は、常に衛生的な状態が維持される。そして、殺菌手段として殺菌液噴霧手段を採用するだけで済ませることができ、装置コストの低減化に貢献する。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記操作面の近傍に指先を拭う払拭パットが設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、操作面をタッチすることによる入力操作が完了したとき、指先を払拭パットで拭うことにより、指先の汚れが取り除かれる。そして、払拭パットに殺菌液を含浸させておけば、指先に付着した細菌に対する殺菌処理が施される。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、少なくとも液晶ディスプレイとタッチパネルを備えて構成されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、一枚物のタッチパネルを介して入力操作を行うことができると共に、液晶ディスプレイの表示がタッチパネルを介して視認される。
請求項1記載の発明によれば、周回している保護シートに殺菌処理が施されるため、操作パネル装置に対する入力操作のために指で保護シートをタッチしても、従来のように細菌が操作面から指に移るような不都合が生じないばかりか、たとえ細菌が指から操作面に移ってもは直ちに殺菌することができる。
また、高価な銀の化合物からなる抗菌剤を樹脂に練り込むような面倒な操作を行う必要がないため、その分製造コストの低減化に貢献するができる。
さらに、操作パネル装置を廃棄処分したときに、当該操作パネル装置から銀が環境に溶出してしまうような不都合が生じず、操作パネル装置を環境保全に役立つものにすることができる。
請求項2記載の発明によれば、殺菌ランプからの光を周回している保護シートに照射することにより保護シートにより形成された操作面に殺菌処理が施されるため、不特定多数の公衆が操作面にタッチして入力操作を行っても、指先から操作面に移った細菌は光線に当たって即座に殺菌され、これによって操作面を常に衛生的な状態にすることができる。そして、殺菌手段として例えば紫外線を照射する殺菌ランプを採用するだけで済ませることができ、装置コストの低減化に貢献することができる。
請求項3記載の発明によれば、殺菌液噴霧手段によって周回している保護シートに殺菌液を噴霧することにより保護シートにより形成された操作面に殺菌処理が施されるため、不特定多数の公衆が操作面にタッチして入力操作を行っても、指先から操作面に移った細菌は殺菌液により確実に殺菌され、これによって操作面を常に衛生的な状態にすることができる。そして、殺菌手段として殺菌液噴霧手段を採用するだけで済ませることができ、装置コストの低減化に貢献することができる。
請求項4記載の発明によれば、操作面をタッチすることによる入力操作が完了したときに指先を払拭パットで拭うことにより指先の汚れが取り除かれ、指先を清浄に保持することができる。
請求項5記載の発明によれば、入力操作の容易性を確保した上で操作パネル装置の簡素化および低コスト化を達成することができる。
図1は、本発明に係る操作パネル装置が適用された画像形成装置の一実施形態を示す斜視図であり、図2は、その内部構造の概略を示す正面断面視の説明図である。なお、図1および図2において、X−X方向を幅方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後方という。
図1に示すように、画像形成装置10は、箱形を呈する装置本体11に各種の機器が装着されることによって構成されている。すなわち、装置本体11の上部には、原稿からその画像を読み取る原稿読取部12と、画像形成処理に対して各種の条件を入力する入力部20とが設けられているとともに、装置本体11内における原稿読取部12より下方位置には、図2に示すように、原稿読取部12によって読み取られた原稿の画像情報に基づき画像を形成する画像形成部13と、この画像形成部13で用紙に転写された画像に定着処理を施す定着部14と、転写用の用紙を貯留する用紙貯留部15とが内装されている。
前記原稿読取部12は、開閉可能な原稿供給部121と、装置本体11内でコンタクトガラス126(図2)を介して原稿供給部121と対向配置された光学系ユニット125とを備えている。なお、本実施形態においては、コンタクトガラス126は、載置された原稿の原稿面を読み取るための、原稿供給部121より若干小さい平面形状を有する載置原稿用コンタクトガラス126aと、自動給紙された原稿の原稿面を読み取る前後方向に長尺の細長い自動給紙用コンタクトガラス126bとが採用されている。
前記原稿供給部121は、二段構造で構成され、上段に設けられた原稿を載置するための原稿トレイ122と、下段に設けられた画像読み取り済の原稿が排紙される原稿排紙トレイ123とを有している。原稿供給部121の左側部には、原稿トレイ122と原稿排紙トレイ123との間に介設された原稿送り部124が形成され、この原稿送り部124に設けられた図略の原稿送り機構によって原稿トレイ122上に載置された用紙束から1枚ずつがピックアップされて自動給紙用コンタクトガラス126bへ供給され、移動しながらこの自動給紙用コンタクトガラス126bを介して光学系ユニット125によリ原稿面が読み取られるようになっている。
光学系ユニット125は、図略の光源や複数のミラー、レンズユニット、さらにはCCD(charge coupled device)等を有している。そして、光源からの光が原稿面で反射され、この反射光がこれらミラーおよびレンズユニットを介して原稿情報としてCCDに入力されるようになっている。CCDに入力されたアナログ量としての原稿情報は、デジタル信号に変換され、デジタルの原稿情報として所定の記憶装置に記憶されるようになっている。
前記画像形成部13は、用紙貯留部15から給紙された用紙にトナー画像を形成させるものであり、本実施形態では上流側(図2の紙面の右側)から下流側へ向けて順次配設されたイエロー用ユニット13Yと、マゼンタ用ユニット13Mと、シアン用ユニット13Cと、ブラック用ユニット13Kとを有している。
各ユニット13Y,13M,13C,13Kには、感光体ドラム131および現像装置132がそれぞれ備えられている。各感光体ドラム131は、図1において時計方向へ向けて回転しつつ対応した現像装置132からトナーの供給を受けるようになっている。
各感光体ドラム131の図2における上方左寄りの位置には帯電部133がそれぞれ設けられているとともに、同上方右寄りの位置には露光部134がそれぞれ設けられている。そして、各感光体ドラム131は、前記帯電部133によって周面が一様に帯電され、原稿読取部12で入力された画像データに基づくレーザー光が前記各露光部134から帯電後の感光体ドラム131の周面に照射されることにより、各感光体ドラム131の周面に静電潜像が形成されるようになっている。かかる静電潜像に現像装置132からトナーが供給されることにより、感光体ドラム131の周面にトナー像が形成されるようになっている。
また、各感光体ドラム131の図2における左方下部位置には感光体ドラム131の周面の残留トナーを除去してクリーニングするクリーニング装置135が設けられている。クリーニング装置135によって清浄化処理された感光体ドラム131の周面は、新たな帯電処理のために帯電部133へ向かうことになる。
各感光体ドラム131の下方位置には、搬送面が各感光体ドラム131と対向するように配設された搬送ベルト136が設けられている。この搬送ベルト136は、ブラック用ユニット13Kの若干下流側に設けられた駆動ローラ137と、イエロー用ユニット13Yの若干上流側に設けられた従動ローラ138とに掛け回され、駆動ローラ137の回転駆動によって周回するようになっている。そして、用紙貯留部15から供給された用紙は、この搬送ベルト136の周回に誘導されて感光体ドラム131の周面に当接しながら移動し、転写処理が施されるようになっている。
前記定着部14は、画像形成部13で転写された用紙上のトナー像に対し定着処理を施すものであり、上下で互いに対向配置されたヒートローラ141と加圧ローラ142とを備えている。搬送ベルト136の周回によって画像形成部13から導出された転写処理済の用紙は、これらヒートローラ141および加圧ローラ142間で加熱されつつ押圧挟持されることによる熱処理でトナー画像が定着され、用紙上に安定したカラー画像が形成される。定着処理の完了したカラー画像付の用紙は、排紙搬送路112を通って装置本体11の左側壁から突設された排紙トレイ111へ向けて排出される。
前記用紙貯留部15は、装置本体11に挿脱自在に装着された複数段の用紙トレイ151を有している。各用紙トレイ151には、それぞれ用紙束が貯留され、選択された用紙トレイ151の用紙束からピックアップローラ152の駆動で用紙Pが1枚ずつ繰り出され、給紙搬送路153を通って画像形成部13へ導入されるようになっている。
また、本実施形態の画像形成装置10においては、装置本体11内に用紙Pに対して両面印刷を行うための用紙反転部16が設けられている。この用紙反転部16は、画像形成部13と用紙貯留部15との間に介設された、片面に定着処理後の画像を有する用紙Pを一時的に貯留する中間トレイ161と、定着部14の直下流位置に設けられ、定着処理後の用紙Pに対して排紙搬送路112および返送搬送路113のいずれか一方に用紙Pを振り分ける切換ガイド162と、一旦中間トレイ161に排紙された用紙Pを後端側から排紙する反転ローラ対163とを備えている。
そして、前記切換ガイド162の切り換え操作によって返送搬送路113および反転ローラ対163を介して一旦中間トレイ161へ排紙された用紙Pは、反転ローラ対163の逆回転によって後端側から排出され、反転搬送路114を通って給紙搬送路153へ向わせられるようになっている。この給紙搬送路153へ供給された表裏反転後の用紙Pは、再度画像形成部13へ供給されることにより裏面側に対して転写処理が施されることになる。
前記入力部20は、図1に示すように、装置本体11の上面前部に装着された支持フレーム30と、この支持フレーム30に支持された操作パネル装置40とを備えて構成されている。なお、支持フレーム30は、装置本体11の一部を構成するものである。
かかる支持フレーム30は、装置本体11の前面と面一の幅方向に長尺な前方枠31と、前記原稿供給部121の前縁部より若干下位で前方枠31と対向した後方枠32と、これら前方枠31および後方枠32の左右の端部間に架設された幅方向一対の側方枠33と、これら各枠に囲繞された図略の底板34とを備えて構成されている。前記操作パネル装置40は、前方枠31、後方枠32および側方枠33に囲まれた状態で底板に支持されている。
図3は、操作パネル装置40の第1実施形態を示す斜視図であり、図4は、図3に示す操作パネル装置40を上下反転させて裏面側から見た分解斜視図である。なお、図3におけるXおよびYによる方向表示は図1の場合と同様である。これらの図に示すように、操作パネル装置40は、平面視で横長の矩形状を呈した合成樹脂製の筐体50と、この筐体50に下から(図4では上下反転されているため上からになっている)積層状態で内装されるLCD(liquid crystal display(液晶ディスプレイ))60、タッチパネル70、タッチパネル固定枠80および環状絶縁シート(保護シート(操作面))90と、この環状絶縁シート90を周回させるシート周回手段100と、前記環状絶縁シート90に紫外線を照射する紫外線ランプ200とを備えて構成されている。
前記筐体50は、図3に示すように、平板状のパネルボード51と、このパネルボード51の前縁および両側縁から下方(図4では上方)に向かって突設された周壁52とを備えて形成され、周壁52の内側に各種の電気部品が装着されるようになっている。
パネルボード51の中央部より若干図3における長手方向左寄りの位置には、横長の矩形状の表示窓53が開口されていると共に、この表示窓53の右側には電源スイッチ541やテンキー542、さらにはスタートキー543等が設けられた第1操作域54が、また表示窓53の左側には画像形成装置10の使用モード(画像形成装置10を複写機として使用するか、ファクシミリ装置として使用するか、プリンタとして使用するか等のモード)を設定するためのモード設定キー551が設けられた第2操作域55がそれぞれ形成されている。第1操作域54および第2操作域55の裏面側には、それぞれの機能に対応した電気部品が装着されている。
前記電源スイッチ541の前方位置には、除菌パット(払拭パット)56が着脱自在に取り付けられている。この除菌パット56は、指先を拭うものであり、スポンジによって形成され、予め殺菌液が吸収されている。従って、指先による操作パネル装置40を介した入力操作が完了したのち指先を除菌パット56で拭うことにより、たとえ指先に細菌が付着していても当該細菌が殺菌されるため衛生上好ましい。因みに殺菌液としては、メチルアルコール液や過酸化水素水等を挙げることができる。
前記表示窓53の裏面側には、操作パネル装着空間V(図4)が形成され、この操作パネル装着空間Vに最下位(図4では最上位)から順次LCD60、タッチパネル固定枠80に支持されたタッチパネル70が積層され、これらの積層物が長尺方向を揃えた状態で環状絶縁シート90に内装配置されることにより最上位の環状絶縁シート90が表示窓53に臨んだ状態になるようにしている。
前記LCD60は、平面視で前記表示窓53より若干大きい矩形状を呈した薄い直方体状のケーシング61の中に所定の電気部品をマウントした基板と、この基板の上面側(図4においては下面側)に積層された平面状の液晶板とが収納されることによって形成されている。そして、液晶板上に表示された文字や図形等の情報が透明なタッチパネル70および環状絶縁シート90を介して表示窓53に表示されるようになっている。
かかるLCD60は、操作パネル装着空間Vに装着された状態で筐体50の表示窓53から外部に抜け出すことがないように、平面視の寸法が表示窓53のそれより相当大きめに寸法設定されている。
また、前記ケーシング61の四隅部には、貫通孔の穿設された板片62が当該ケーシング61と一体的に設けられている一方、筐体50のパネルボード51の裏面側には、表示窓53を囲むように4本の小径の装着円柱511が突設され、各板片62をそれぞれ対応した各装着円柱511の先端面に当接させた状態でねじ止めすることにより、LCD60がパネルボード51と所定の距離だけ離間した状態で筐体50に装着されるようになっている。
前記タッチパネル70は、環状絶縁シート90を介して任意の位置を指で軽く押圧することにより当該位置を検出し、その位置に対して予め設定されている所定の操作信号をLCD60との協働で図略の制御部へ向けて出力するものである。
かかるタッチパネル70は、透明な2枚の抵抗膜シートが積層されることにより形成されている。一方の抵抗膜シートは、一方向(例えば横方向)に延びる縦方向に並設された複数本の透明な横通電抵抗路を有している一方、他方の抵抗膜シートは、他方向(縦方向)に延びる横方向に並設された複数本の透明な縦通電抵抗路を有し、指で押された位置における横通電抵抗路および縦通電抵抗路の交点からその位置を特定するようになっている。
このようなタッチパネル70は、平面視の寸法が筐体50の表示窓53のそれより若干大きめで、かつ、LCD60のそれより若干小さめに設定され、これによって操作パネル装着空間Vに装着された状態で表示窓53から外部に抜け出ることがないようになされている。また、タッチパネル70の図4における右縁部から右方に向けて接続端子71が突設され、タッチパネル70からの出力信号は、この接続端子71を介してLCD60へ入力されるようになっている。
前記タッチパネル固定枠80は、LCD60に積層されたタッチパネル70を動かないように位置決め状態で固定するためのものであり、LCD60の長手方向の寸法と略同一に設定された一対の横桟81と、これら一対の横桟81の図4における右端部間に架設された縦桟82とによってコ字状に形状設定されている。縦桟82は、長さ寸法がタッチパネル70の縦寸法(短尺側の寸法)より若干長めに設定されていると共に、一対の横桟81間の内寸法がタッチパネル70の短尺側の寸法より僅かに大きめに設定され、これによってタッチパネル70が一対の横桟81間に挟持されるようになっている。
かかるタッチパネル固定枠80には、縦桟82に前記タッチパネル70の接続端子71に対応した位置に凹設された端子嵌込み溝83が凹設されていると共に、適所に複数の係合孔が穿設されている。そして、タッチパネル70を保持したタッチパネル固定枠80は、これらの係合孔を介してビスによりケーシング61にビス止めされ、これによってタッチパネル70がタッチパネル固定枠80を介してケーシング61に装着されるようになっている。従って、LCD60がパネルボード51に装着されることにより、タッチパネル70も同時にパネルボード51に装着されることになる。
そして、前記装着円柱511は、タッチパネル70を備えたLCD60がパネルボード51に装着された状態で、タッチパネル70の表面とパネルボード51の裏面との間に環状絶縁シート90を差し通すに必要な隙間が形成されるようにパネルボード51からの突設量が設定されている。
前記環状絶縁シート90は、操作者の指先に帯電している静電気や、タッチパネル70に対する押圧操作等で発生する静電気などを吸収してLCD60内の基板に悪影響を及ぼさないようにするためのものであり、扁平な環状になった状態での長さ寸法が表示窓53の長手側の長さ寸法より長めに設定されていると共に、前後幅寸法が表示窓53の短手側の長さ寸法よりも長めに設定されている。かかる環状絶縁シート90が表示窓53に対応してパネルボード51の裏面側に配設されることにより、当該環状絶縁シート90の表面が本発明に係る操作面になる。
前記シート周回手段100は、環状絶縁シート90を周回させるものであり、駆動モータ101と、この駆動モータ101の駆動で軸心回りに駆動回転する駆動ローラ102と、張設された環状絶縁シート90を介して駆動ローラ102の駆動回転に従動して従動回転する従動ローラ103と、これら駆動ローラ102および従動ローラ103間に配設された一対の補助ローラ104とを備えて構成されている。
前記駆動モータ101は、本実施形態においては、筐体50の第1操作域54における表示窓53より右側(図4では左側)の前方位置に駆動軸を前後方向に延ばした状態で据え付けられている。
前記駆動ローラ102は、ローラ軸が同心で駆動モータ101の駆動軸に接続されることにより、駆動モータ101の駆動で軸心回りに駆動回転するようになっている。かかる駆動ローラ102は、パネルボード51より若干下方位置に位置設定されている。また、前記従動ローラ103は、表示窓53より若干左方位置(図4では右方位置)で前記駆動ローラ102と対向配置されている。
前記一対の補助ローラ104は、環状絶縁シート90が駆動ローラ102と従動ローラ103との間で周回するに際し、図5に示すように、当該環状絶縁シート90のタッチパネル70に対する摺接を解消し、これによって環状絶縁シート90を円滑に周回させるためのものであり、表示窓53の左右方向の若干外側位置に配設されている。
かかる一対の補助ローラ104を筐体50に装着するために、パネルボード51には、表示窓53の左右方向の外側位置に、図4に示すような前後方向で互いに対向した各一対の軸受け突片512が突設されている。そして、補助ローラ104のローラ軸がこれらの軸受け突片512に軸支され、これによって各補助ローラ104が軸心回りに回転自在にパネルボード51に装着されるようになっている。
なお、一対の補助ローラ104間の距離は、図5に示すように、LCD60の長手方向の外寸法より若干長めに設定され、これによってLCD60が筐体50に組み付けられた状態で、一対の補助ローラ104間にタッチパネル70が嵌り込んだ状態になるようにしている。
そして、本実施形態においては、タッチパネル70に対し環状絶縁シート90を介してタッチングによる入力操作が開始されたときに当該タッチングが検出され、この検出結果に基づいて駆動モータ101に電力が供給されると共に、タッチングが検出されなくなった後も当該電力供給状態が所定時間継続されるようになっている。
かかるシート周回手段100によれば、環状絶縁シート90が駆動ローラ102、従動ローラ103および一対の補助ローラ104に張設された状態で駆動モータ101を駆動させることによりまず駆動ローラ102が軸心回りに駆動回転し、環状絶縁シート90は、この駆動回転によって一対の補助ローラ104を介して駆動ローラ102と従動ローラ103との間で周回するため、環状絶縁シート90の表示窓53に臨んだ部分、すなわちタッチパネル70に対する操作面が左右方向に向けて移動することになる。
前記紫外線ランプ200は、周回している環状絶縁シート90の表面に紫外線を照射することにより当該環状絶縁シート90に対して殺菌処理を施すものであり、本実施形態においては紫外線を照射し得るLED(light emitting diode)を用いた長尺のものが採用され、これによって充分な小型化が実現している。かかる紫外線ランプ200は、図4に示すように、従動ローラ103の左方位置(図4では右方位置)において環状絶縁シート90の周回方向と直交し、かつ前後方向に延びるように配設されている。
このような紫外線ランプ200は、長尺の直方体状のケーシング201の内部にLEDが装着されることによって形成され、ケーシング201の環状絶縁シート90と対向した面に設けられた前後方向に延びるスリット状の照射口から紫外線を環状絶縁シート90に向けて照射し(図3参照)、これによって環状絶縁シート90の表面に殺菌処理を施すようになっている。
そして、本実施形態においては、タッチパネル70に対し環状絶縁シート90を介してタッチングによる入力操作が開始されたときに当該タッチングが検出され、この検出結果に基づいて紫外線ランプ200に電力が供給されると共に、タッチングが検出されなくなった後も当該電力供給状態が所定時間継続されるようになっている。従って、タッチパネル70に対し入力操作が実行されると、その後所定時間に亘ってタッチパネル70を被覆した環状絶縁シート90に紫外線が照射され、これによって周回している環状絶縁シート90に対し殺菌処理が施されることになる。入力操作の終了後に予め設定された時間が経過すると、紫外線ランプ200は消灯され、これによって電力の消費量を抑えるようになされている。
図5は、図3に示す操作パネル装置40のA−A線断面図である。なお、図5においては、各部品の厚み寸法を誇張して示している。図5に示すように、LCD60,タッチパネル70、タッチパネル固定枠80、環状絶縁シート90およびシート周回手段100がパネルボード51に装着された状態では、タッチパネル固定枠80に保持されたタッチパネル70がLCD60の上に積層された状態で、これらが駆動ローラ102、従動ローラ103および補助ローラ104に張設された環状絶縁シート90に囲繞された状態になっている。
しかも、この状態では、環状絶縁シート90における一対の補助ローラ104間に張設された部分がタッチパネル70の上面を覆い、この部分に操作面が形成された状態になっている。従って、タッチパネル70に対するタッチングによる入力操作は、環状絶縁シート90を介して行われることになる。
そして、入力操作が検出されると、紫外線ランプ200および駆動モータ101へ電力が供給されるため、駆動モータ101の駆動で環状絶縁シート90が一対の補助ローラ104を介して駆動ローラ102および従動ローラ103間を周回すると共に、紫外線ランプ200からの紫外線が環状絶縁シート90の表面に照射され、これによって環状絶縁シート90の表面は消毒される。従って、環状絶縁シート90の表示窓53に臨んだ面は、常に殺菌状態になっているため、操作面に対するタッチングによる入力操作で指先に細菌が移るような不都合の発生が防止される。
図6は、操作パネル装置40の第2実施形態を示す斜視図である。なお、図6におけるXおよびYによる方向表示は図1の場合と同様である。第2実施形態の操作パネル装置40は、殺菌手段として殺菌液噴霧手段300が採用され、この殺菌液噴霧手段300からの殺菌液の噴霧で環状絶縁シート90の表面に殺菌処理を施すようになっている。
殺菌液噴霧手段300は、図6に示すように、空気を圧送する圧送ポンプ301と、この圧送ポンプ301によって圧送される空気を流通させる圧送配管302と、圧送配管302に介設されたオリフィス303と、このオリフィス303に連通した薬液容器304と、圧送配管302の下流端に接続されて薬液容器304からの殺菌液を環状絶縁シート90に向けて噴霧する噴霧ノズル305とを備えて構成されている。
薬液容器304に貯留される殺菌液としては、アルコール溶液あるいは過酸化水素水等を挙げることができる。
前記オリフィス303は、圧送配管302の適所に介設され、圧送ポンプ301から圧送された空気がこのオリフィス303を通過することによるエジェクター効果により薬液容器304内の殺菌液が霧状になってオリフィス303の下流側の圧送配管302へ向けて送出されるようになっている。
前記噴霧ノズル305は、前後方向に長尺に形成され、従動ローラ103に掛け回された環状絶縁シート90に噴射口を対向させた状態で従動ローラ103の若干左方位置に配設されている。従って、圧送ポンプ301を駆動することにより、薬液容器304からの殺菌液が噴霧ノズル305の噴霧口から環状絶縁シート90へ向けて噴霧されることになる。
また、第2実施形態においては、環状絶縁シート90の表面を清拭するフェルト製あるいはスポンジ製の一対の清拭部材306が設けられている。これら清拭部材306は、前後方向に長尺に形成され、一方が駆動ローラ102の右上位置に設けられている一方、他方が従動ローラ103の左上位置に配設されている。かかる清拭部材306の存在によって噴霧ノズル305から噴霧された環状絶縁シート90上の殺菌液が拭き取られるため、環状絶縁シート90の表示窓53に臨んだ部分が殺菌液で濡れた状態になるのが防止され、これによって環状絶縁シート90に対するタッチングによる入力操作で指先が殺菌液で汚染されることが防止される。
そして、第2実施形態の操作パネル装置40においては、画像形成装置10を使用していない状態で圧送ポンプ301が予め設定された時間だけ間欠的に駆動され、これによって環状絶縁シート90の表面に殺菌液による殺菌処理が施される一方、所定のセンサにより環状絶縁シート90に指先が触れたことが検出された状態で圧送ポンプ301が停止されるようになっている。従って、オペレータが操作パネル装置40から環状絶縁シート90を介してタッチングによる入力操作を行うに際しては、噴霧ノズル305からの殺菌液の噴霧が停止された状態になっている。
第2実施形態の操作パネル装置40によれば、画像形成装置10が不使用のときにのみ環状絶縁シート90に対して殺菌液の噴霧による殺菌処理が施されること、および環状絶縁シート90の表面を清拭する清拭部材306が設けられていることにより、入力操作時に指先が噴霧された殺菌液で汚染されるような不都合の発生が防止される。また、たとえ画像形成装置10の使用中に指先の細菌が環状絶縁シート90に付着しても、使用を止めたときに噴霧ノズル305から噴霧される殺菌液によって周回している環状絶縁シート90に対し殺菌処理が施されるため、不都合の生じることはない。
以上詳述したように、本発明に係る操作パネル装置40は、所定の機器、例えば、複写機で代表される画像形成装置や、駅、劇場、映画館等の券売機、あるいはカード入力で現金を出納する現金出納機等の機器に対して入力操作を行うために使用される操作面を備えたものであり、操作面におけるタッチ位置を検出するタッチパネル70と、このタッチパネル70に積層されて操作面を形成する環状絶縁シート90と、この環状絶縁シート90をタッチパネル70の周りで周回させるシート周回手段100と、環状絶縁シート90に対して殺菌処理を施す殺菌手段とを備えて構成されている。
かかる構成によれば、操作パネル装置40の操作面を構成する環状絶縁シート90は、シート周回手段100の駆動でタッチパネル70の周りをシート周回手段100の駆動によって周回されつつ殺菌手段によって殺菌されるため、タッチパネル70は、常に殺菌処理の施された衛生的な環状絶縁シート90によって覆われた状態になる。従って、操作パネル装置40に対する入力操作のために指で操作面(すなわち環状絶縁シート90)をタッチしても、従来のように細菌が操作面から指に移るような不都合が生じないばかりか、たとえ細菌が指から操作面に移っても、周回している環状絶縁シート90が殺菌手段により殺菌処理されるため、当該細菌は直ちに殺菌される。
また、高価な銀の化合物からなる抗菌剤を樹脂に練り込むような面倒な操作を行う必要がないため、その分製造コストの低減化に貢献することができる。
さらに、操作パネル装置40を廃棄処分したときに、当該操作パネル装置40から銀が環境に溶出してしまうような不都合が生じず、操作パネル装置40を環境保全に役立つものにすることができる。
そして、第1実施形態においては、殺菌手段として殺菌性能を有する光(紫外線)を環状絶縁シート90に照射する紫外線ランプ200が採用されているため、紫外線ランプ200からの光を周回している環状絶縁シート90に照射することにより当該環状絶縁シート90によって形成される操作面に殺菌処理が施されるため、不特定多数の公衆が操作面にタッチして入力操作を行っても、指先から操作面に移った細菌は紫外線に当たって即座に殺菌され、これによって操作面を常に衛生的な状態に維持することができる。そして、殺菌手段として例えば紫外線を照射する紫外線ランプ200を採用するだけで済ませることができ、装置コストの低減化に貢献することができる。
また、第2実施形態においては、殺菌手段として殺菌性能を有するアルコール液や過酸化水素水等の殺菌液を環状絶縁シート90に噴霧する殺菌液噴霧手段300が採用されているため、殺菌液を周回している環状絶縁シート90に殺菌液噴霧手段300によって噴霧することにより操作面を構成する環状絶縁シート90に殺菌処理を施すことができる。従って、不特定多数の公衆が操作面にタッチして入力操作を行っても、指先から操作面に移った細菌は殺菌液により確実に殺菌され、これによって操作面を常に衛生的な状態に維持することができる。そして、殺菌手段として殺菌液噴霧手段300を採用するだけで済ませることができ、装置コストの低減化に貢献する。
また、第1および第2実施形態の双方において、操作面の近傍に指先を拭う除菌パット56が設けられているため、操作面をタッチすることによる入力操作が完了したとき、指先を除菌パット56で拭うことにより、指先の汚れを取り除くことができる。そして、除菌パット56には、殺菌液が含浸されているため、指先に付着した細菌に対する殺菌処理が施される。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
(1)上記の実施形態においては、本発明に係る操作パネル装置40が適用される機器として画像形成装置10を挙げているが、本発明は、操作パネル装置40の適用される機器が画像形成装置であることに限定されるものではなく、駅や劇場、映画館等の券売機、あるいはカード入力で現金を出納する現金出納機等の不特定多数の者が入力操作を行う可能性のある各種の機器にも適用することができる。
(2)上記の第1実施形態の紫外線ランプ200は、従動ローラ103に巻き掛けられた環状絶縁シート90に紫外線を照射するようになっているが、本発明は、紫外線を従動ローラ103に巻き掛けられた環状絶縁シート90に照射することに限定されるものではなく、装置の仕様に応じて最適の位置に設けるようにすればよい。
(3)上記の第1実施形態においては、入力操作を行うときに駆動モータ101を駆動させた状態で周回している環状絶縁シート90に向けて紫外線ランプ200からの紫外線を環状絶縁シート90の表面に照射するようにしているが、こうする代わりに、第2実施形態と同様に、入力操作が行われないときに環状絶縁シート90を周回させつつ環状絶縁シート90に紫外線を照射するようにしてもよい。
(4)上記の第2実施形態においては、入力操作を行うときに駆動モータ101の駆動を停止するとともに、噴霧ノズル305からの殺菌液の環状絶縁シート90に対する噴霧を停止するようにしているが、こうする代わりに、第1実施形態と同様に、入力操作を行うときに環状絶縁シート90を周回させつつ当該環状絶縁シート90に殺菌液を噴霧するようにしてもよい。
10 画像形成装置 11 装置本体
111 排紙トレイ 112 排紙搬送路
113 返送搬送路 114 反転搬送路
12 原稿読取部 121 原稿供給部
122 原稿トレイ 123 原稿排紙トレイ
124 原稿送り部 125 光学系ユニット
13 画像形成部 126 コンタクトガラス
126a 載置原稿用コンタクトガラス
126b 自動給紙用コンタクトガラス
131 感光体ドラム 132 現像装置
133 帯電部 134 露光部
135 クリーニング装置 136 搬送ベルト
137 駆動ローラ 138 従動ローラ
14 定着部 141 ヒートローラ
142 加圧ローラ 15 用紙貯留部
151 用紙トレイ 152 ピックアップローラ
153 給紙搬送路 16 用紙反転部
161 中間トレイ 162 切換ガイド
163 反転ローラ対 20 入力部
200 紫外線ランプ 300 殺菌液噴霧手段
301 圧送ポンプ 302 圧送配管
303 オリフィス 304 薬液容器
305 噴霧ノズル 305a 噴霧口
30 支持フレーム 31 前方枠
32 後方枠 33 側方枠
40 操作パネル装置 50 筐体
51 パネルボード 511 装着円柱
512 軸受け突片 52 周壁
53 表示窓 531 後方縁部
54 第1操作域 541 電源スイッチ
542 テンキー 543 スタートキー
55 第2操作域 551 モード設定キー
56 除菌パット 60 LCD
61 ケーシング 62 装着溝
70 タッチパネル 71 接続端子
80 タッチパネル固定枠 81 横桟
82 縦桟 83 端子嵌込み溝
90 環状絶縁シート(操作面)
P 用紙(被転写体) V 操作パネル装着空間
111 排紙トレイ 112 排紙搬送路
113 返送搬送路 114 反転搬送路
12 原稿読取部 121 原稿供給部
122 原稿トレイ 123 原稿排紙トレイ
124 原稿送り部 125 光学系ユニット
13 画像形成部 126 コンタクトガラス
126a 載置原稿用コンタクトガラス
126b 自動給紙用コンタクトガラス
131 感光体ドラム 132 現像装置
133 帯電部 134 露光部
135 クリーニング装置 136 搬送ベルト
137 駆動ローラ 138 従動ローラ
14 定着部 141 ヒートローラ
142 加圧ローラ 15 用紙貯留部
151 用紙トレイ 152 ピックアップローラ
153 給紙搬送路 16 用紙反転部
161 中間トレイ 162 切換ガイド
163 反転ローラ対 20 入力部
200 紫外線ランプ 300 殺菌液噴霧手段
301 圧送ポンプ 302 圧送配管
303 オリフィス 304 薬液容器
305 噴霧ノズル 305a 噴霧口
30 支持フレーム 31 前方枠
32 後方枠 33 側方枠
40 操作パネル装置 50 筐体
51 パネルボード 511 装着円柱
512 軸受け突片 52 周壁
53 表示窓 531 後方縁部
54 第1操作域 541 電源スイッチ
542 テンキー 543 スタートキー
55 第2操作域 551 モード設定キー
56 除菌パット 60 LCD
61 ケーシング 62 装着溝
70 タッチパネル 71 接続端子
80 タッチパネル固定枠 81 横桟
82 縦桟 83 端子嵌込み溝
90 環状絶縁シート(操作面)
P 用紙(被転写体) V 操作パネル装着空間
Claims (5)
- 所定の機器に対して入力操作を行うために使用される操作面を備えた操作パネル装置であって、
前記操作面におけるタッチ位置を検出するタッチパネルと、
このタッチパネルに積層されて操作面を形成する保護シートと、
この保護シートを前記タッチパネルの周りで周回させるシート周回手段と、
前記保護シートに対して殺菌処理を施す殺菌手段とを備えていることを特徴とする操作パネル装置。 - 前記殺菌手段は、殺菌性能を有する光を前記保護シートに照射する殺菌ランプであることを特徴とする請求項1記載の操作パネル装置。
- 前記殺菌手段は、殺菌性能を有する殺菌液を前記保護シートに噴霧する殺菌液噴霧手段であることを特徴とする請求項1記載の操作パネル装置。
- 前記操作面の近傍に指先を拭う払拭パットが設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の操作パネル装置。
- 少なくとも液晶ディスプレイとタッチパネルを備えて構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の操作パネル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005016262A JP2006209168A (ja) | 2005-01-25 | 2005-01-25 | 操作パネル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005016262A JP2006209168A (ja) | 2005-01-25 | 2005-01-25 | 操作パネル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006209168A true JP2006209168A (ja) | 2006-08-10 |
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ID=36965998
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---|---|---|---|
JP2005016262A Pending JP2006209168A (ja) | 2005-01-25 | 2005-01-25 | 操作パネル装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2005
- 2005-01-25 JP JP2005016262A patent/JP2006209168A/ja active Pending
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