JP2006207811A - 機械装置、その摺動面の加工方法及び加工工具 - Google Patents

機械装置、その摺動面の加工方法及び加工工具 Download PDF

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Abstract

【課題】潤滑油が摺動面全体に行き亘るようにし、摺動面の偏摩耗を少なくさせた機械装置、その摺動面の加工方法及びその摺動面を加工する加工工具を提供する。
【解決手段】一対の摺動面間に潤滑油を介在させて移動体を摺動可能に設けた機械装置において、一対の摺動面のいずれか一方の摺動面に複数の凹部を形成し、その複数の凹部は、摺動方向に対して所定の角度αをもって傾斜した第1の方向AL1に長く形成された第1の凹部511と、摺動方向に対して所定の角度βをもって傾斜した第2の方向AL2に長く形成された第2の凹部512とから成る。第1と第2の凹部511、512を摺動方向及び直角方向に交互に形成し、かつ、隣接する凹部の長手方向の端部が部分的に重なり合って凹部が連通され、移動体の移動に伴って、潤滑油が凹部間を流れるように形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、工作機械、XYテーブルユニット、測定機など、移動体が直線状又は曲線状に設けたガイドに対して摺動案内される摺動面を備えた機械装置に関する。更に、本発明は、その摺動面の加工方法及びその摺動面を加工する加工工具に関する。
工作機械を例にとると、テーブルや主軸頭等の移動体は、ベッドやコラム等の構造体に直線状又は曲線状に設けたガイドに対して摺動案内されるようになっている。ガイドは、X軸、Y軸、Z軸の直交三軸方向、更にはA軸、B軸、C軸の回転方向の少なくとも1つの送り軸方向に延設された案内面を有し、移動体は前記案内面に接触する被案内面を有しており、一対の摺動面が構成される。この一対の摺動面間に潤滑油を供給して、前記移動体が前記ガイドに沿って移動するようになっている。機械装置の摺動面では全体に接触点が均一に分布するように、かつ、潤滑油を前記一対の摺動面間に均一に分布させて、部分的に潤滑が不十分となることを防止するために、従来から一対の摺動面の何れか一方の摺動面に多数の凹部を形成するキサゲ加工が行われている。
特許文献1には、人手作業によるキサゲ加工に代えて、エンドミルにより浅皿状凹部を被案内面(摺動面)に形成した摺動案内構造が開示されている。特許文献1の摺動案内構造では、構造体に設けられる案内面と、これに接触する被案内面とを備えており、被案内面には、摺動方向に千鳥に配置された弧状周縁を有する浅皿状凹部と、隣接する浅皿状凹部相互を繋ぐ浅溝とが形成されている。
特開2003−211333号公報
特許文献1の浅皿状凹部は、平面形状が円又は摺動方向と直交する方向に長い長円とし、摺動したとき浅皿状凹部から隣接する浅皿状凹部へ潤滑油が当り面を越えて円滑に流れ、当り面の油膜の切れを防止することが開示されている。
通常、潤滑油は、摺動面全体に万遍なく常時供給されるのではなく、特定の箇所に開口した供給孔から間欠的に所定量だけ供給される。特許文献1の浅皿状凹部及び浅溝の形状や配置、並びに浅皿状凹部から隣接する浅皿状凹部へ潤滑油が当り面を越えて流れるという記載から、特許文献1の摺動案内構造は、潤滑油の凹部から凹部への流通しやすさについて改善の余地がある。つまり、供給された潤滑油が複数の凹部にわたって流通し、摺動面の隅々まで行き亘らない。すると摺動面が偏摩耗するという問題点がある。
また、特許文献1には、浅皿状凹部及び浅溝は、それぞれミーリング加工されることが開示されている。すると、ダブテール形の狭い摺動面やV形の傾斜した摺動面に浅皿状凹部や浅溝を加工する場合は、工具と被加工物とが干渉したり、加工すべき摺動面を有する被加工物を斜めに保持したり、切削加工機の主軸頭にアングルヘッド等を介して工具を取付けなければならない問題が生じる。
本発明は、従来技術の問題点を解決することを課題としており、本発明の目的は、摺動面に細長の閉曲線をなす凹部の長軸を移動体の摺動方向に対して傾斜させて形成すると共に、隣接する凹部を部分的に重ね合わせて互いに連通するように形成し、摺動面に供給された潤滑油が凹部から凹部へ広い範囲にわたって容易に流通できるようにして、潤滑油が摺動面全体に行き亘るようにし、摺動面の偏摩耗を少なくさせた機械装置、その摺動面の加工方法及びその摺動面を加工する加工工具を提供することである。
本発明の他の目的は、ダブテール形の狭い摺動面に凹部を機械加工することができ、また、V形のような傾斜した摺動面であっても被加工物や工具主軸を傾けることなく、能率良く凹部を機械加工することができる加工方法及び加工工具を提供することである。
前述の目的を達成するために、本発明によれば、ガイドに案内されて移動体が移動する摺動面を備え、前記摺動面に潤滑油が供給される機械装置であって、案内面と被案内面とで成る一対の摺動面のいずれか一方の摺動面に、摺動面と凹部との稜線が細長の閉曲線をなす複数の凹部が形成され、前記複数の凹部は前記細長の閉曲線の長軸が摺動方向に対して傾斜して形成され、隣接する凹部が互いに部分的に重なり合って形成され、摺動面に供給した潤滑油が凹部間を流通可能にした摺動面を具備する機械装置が提供される。
摺動面の複数の凹部は、閉曲線の長軸が摺動方向に対して傾斜した方向に向くように形成されると共に、隣接する凹部が互いに部分的に重なり合って、摺動面に供給した潤滑油が凹部間を流通可能に形成されるので、潤滑油供給孔から供給された潤滑油は、その圧力で凹部間を流通し、また、移動体の移動に伴って摺動方向後方及び斜め後方の隣接する凹部へ次々に流通し、摺動面全域の凹部へ潤滑油が行き亘る。
また、本発明によれば、ガイドに案内されて移動体が移動する摺動面を備え、前記摺動面に潤滑油が供給される機械装置であって、案内面と被案内面とで成る一対の摺動面のいずれか一方の摺動面に、摺動面と凹部との稜線が細長の閉曲線をなす複数の凹部が形成され、前記複数の凹部は、前記細長の閉曲線の長軸が摺動方向に対して所定の角度をもって傾斜した第1の方向に形成された第1の凹部と、前記第1の方向とは異なる第2の方向に形成された第2の凹部とから成り、前記第1と第2の凹部を交互に形成し、かつ、隣接する凹部の長手方向の端部が部分的に重なり合って形成され、前記移動体の移動に伴って、潤滑油が凹部間を流れるようにした摺動面を具備する機械装置が提供される。
摺動面の複数の凹部は、閉曲線の長軸が摺動方向に対して傾斜した第1の方向及び第2の方向を向くように形成されると共に、第1と第2の凹部を交互に形成し、かつ隣接する凹部の長手方向の端部が部分的に重なり合って、移動体の移動に伴って潤滑油が凹部間を流れるように形成されるので、凹部に溜った潤滑油は、移動体の移動に伴って摺動方向後方及び斜め後方の隣接する凹部へ次々に流通し、摺動面全域の凹部へ潤滑油が行き亘る。
また、本発明によれば、ガイドに案内されて移動体が移動する機械装置の摺動面に複数の凹部を切削加工により形成する摺動面の加工方法であって、工具送り方向正面から見た切刃形状が得るべき凹部の断面形状をした曲線状に形成された加工工具を切削加工機の工具主軸に装着し、加工すべき摺動面に垂直な平面内の切刃移動軌跡が曲線状になるように、前記加工工具と加工すべき摺動面との間で相対送りを与え、摺動面と凹部との稜線が細長の閉曲線をなす複数の凹部を該閉曲線の長軸が摺動方向に対して傾斜するように切削加工する摺動面の加工方法が提供される。
工具送り方向正面から見た切刃形状が、得るべき凹部の断面形状の円弧、長円弧、楕円弧等の曲線状に形成された加工工具を用い、加工工具の切刃移動軌跡が円弧、長円弧、楕円弧等の曲線状になるように、加工工具と被加工物との間で直線送り軸又は回転送り軸の少なくとも2軸同時制御の相対送りを与え、摺動面を切刃ですくい取るようにして、摺動面に閉曲線の長軸が摺動方向に対して所定の角度をもって傾斜する複数の凹部を切削加工する。この凹部を加工するときの相対送りは、直線送り軸の少なくとも2軸同時制御の送り、直線送り軸と主軸回転送り軸との少なくとも2軸同時制御の送り、又は主軸回転送り軸のみの送りがある。
更に、本発明によれば、摺動面に複数の凹部を切削加工により形成する摺動面の加工工具であって、切削加工機の工具主軸に装着される工具本体と、前記工具本体の先端部に加工すべき摺動面に向かって切刃を突き出して取付けられ、工具送り方向正面から見た切刃形状が得るべき凹部の断面形状をした曲線状に形成され、前記工具本体の中心軸線周りに180度離間し、かつ、中心軸線に対して対称に取付けられた2つの刃部と、を具備する摺動面の加工工具が提供される。
工具本体の先端部に中心軸線周りに180度離間し、かつ、中心軸線に対して対称に2つの刃部を取付けたので、一方の刃部で機械装置の摺動面に1つの方向を向いた凹部だけを行きの工程で加工し、工具本体を180度割出し後、他方の刃部で他の方向を向いた凹部だけを帰りの工程で加工する。
本発明によれば、摺動面の細長の閉曲線をなす複数の凹部は、その閉曲線の長軸が摺動方向に対して傾斜した方向を向くように形成され、かつ、隣接する凹部が互いに部分的に重畳して、摺動面に供給した潤滑油が凹部間を流通可能に形成されているので、凹部に溜った潤滑油は、移動体の移動に伴って移動方向の後方及び斜め後方の隣接する凹部へ次々に流動して、容易に摺動面全域の凹部に行き亘り、摺動面全体が均一に潤滑されて摺動面の偏摩耗が少なくなった。そして、移動体の位置決め精度や運動精度を向上させることができた。
また、本発明の加工方法によれば、工具送り方向正面から見た切刃形状が得るべき凹部の断面形状の加工工具を用い、工具移動軌跡が曲線状になるように被加工物との間で相対送りを与えて摺動面の凹部を切削加工するので、マシニングセンタやNCフライス盤等の通常のNC切削加工機で容易に、短時間に摺動面に複数の凹部を加工することができた。また、ダブテール形やV形の傾斜した摺動面に凹部を加工する場合であっても、被加工物を加工装置に対して斜めに保持したり、主軸頭にアングルヘッドを取付けなくても、容易に、短時間で複数の凹部を形成することができた。
また、本発明の加工工具によれば、工具本体の先端部に、中心軸線周りに180度離間し、かつ、中心軸線に対して対称に2つの刃部を取付けたので、行きと帰りの往復工程を用いて摺動面に凹部を能率良く加工できた。そして、工具本体の断面形状をほぼ台形状に構成し、その末広がりの先端部に刃部を取付けたら、ダブテール形の狭い摺動面の内奥部でも、被加工物と工具とが干渉しないで凹部を加工することができた。
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施の形態を説明する。先ず、図2を参照すると、工作機械の移動体の一例として、テーブル11の端面が図示されている。図1のテーブルは摺動面の加工方法について説明するため、天地逆に表示されている。テーブル11は、ワーク(図示せず)を載置、固定するためのワーク取付面13と、該ワーク取付面13の反対側に設けられ工作機械のベッド(図示せず)内に延設されたボールネジ(X軸送りねじ)と係合するナット(図示せず)を取付けるためのナット取付部15と、前記ベッドにおいてX軸方向に延設されたガイド(図示せず)に沿って摺動するダブテール形の摺動面17とを有している。前記ガイドは、一例として研削加工された傾斜案内面(図示せず)と水平案内面(図示せず)とを有し、テーブル11のダブテール形の摺動面17は、前記ベッドのガイドの傾斜案内面と水平案内面とに対面するように配置される摺動面19a及び摺動面19bを有している。本実施の形態では、摺動面19a及び摺動面19bには、以下に説明する潤滑油溜りとしての複数の凹部51が形成されている。
図2、3において、工具21は摺動面19aに凹部51を加工するための工具であり、切削加工機(図示せず)の工具主軸(図示せず)先端に取付けられる断面形状がほぼ台形の円錐台状の工具本体23を具備している。前記切削加工機は、前記工具主軸を被加工物(テーブル11)に対してX軸、Y軸、Z軸の直交三軸方向に相対的にNC送りするための直動送り装置(図示せず)と、前記工具主軸をその中心軸線周りにNCにより回転割出し可能な主軸C軸送り装置(図示せず)とを具備している。
凹部の切削加工とは、工具を回転させず、一定の姿勢を保持したままX、Y、Z軸の少なくとも2軸を合成した方向に被加工物との間で相対移動させ、切刃移動軌跡が円弧、長円弧、楕円弧等の曲線状になるように、すなわち切刃が被加工物をすくい取るように動かして被加工物に凹部を切削加工するものである。切刃の正面形状と同じ円弧、長円弧、楕円弧等の曲線断面形状の凹部が加工できる。切削加工機は、通常のマシニングセンタやNCフライス盤を用いることができ、工具主軸に加工工具を装着し、工具主軸の回転を固定して、テーブルに取付けた被加工物との間で相対移動を行わせるのである。主軸C軸送り装置が付属しているので、工具の回転割出しが行える。
工具21の工具本体23は、前記工具主軸に取付けるために中心軸線Oに沿って貫通、形成された取付穴25、工具本体23の末広がりの下方部分の側面において中心軸線Oに関して対称に形成された切欠部27を有し、該切欠部27には、切刃を形成するスローアウェーチップ41(図5参照)を受容するための凹所から成る受容部29が形成されている。取付穴25には中心軸(図示せず)が固定される。中心軸線Oは、工具本体23を前記切削加工機の工具主軸先端部に取付けたときに、前記切削加工機の工具主軸軸線に一致する。
受容部29は、スローアウェーチップ41に整合する外形形状と、中心軸線Oに対して傾斜した底面29aとを有し、中心部にスローアウェーチップ41を固定するためのボルト(図示せず)と螺合するボルト穴29bが形成されている。工具21の受容部29は、切刃45が工具本体23の側面から突き出してスローアウェーチップ41を取付けられるように形成されている。また、受容部29の底面29aの中心軸線Oに関する傾斜は、前記切削加工機の工具主軸をC軸方向に回転割出しすることにより、スローアウェーチップ41の切刃45が摺動面19aに対して垂直に配置可能な角度となっている。本実施の形態では、スローアウェーチップ41は工具本体23の下方部分に、中心軸線O周りに180度離間して、左右対称になるように2つ取付けられている。
図4を参照すると、工具31は、摺動面19bに凹部51を加工するための工具であり、前記切削加工機の工具主軸の先端に取付けられる断面形状がほぼ台形の円錐台状の工具本体33を具備している。工具本体33は、前記工具主軸に取付けるために中心軸線Oに沿って貫通、形成された取付穴35、工具本体33の末広がりの先端部側面において中心軸線Oに関して対称に形成された切欠部37を有し、該切欠部37には、スローアウェーチップ41を受容する凹所より成る受容部39が形成されている。取付穴35には中心軸(図示せず)が固定される。受容部39は、スローアウェーチップ41に整合する外形形状と、中心軸線Oに対して平行に形成された底面39aとを有し、中心部にスローアウェーチップ41を固定するためのボルト(図示せず)と螺合するボルト穴39bが形成されている。工具31の受容部39は、切刃45が工具本体33の底面から突き出してスローアウェーチップ41を取付けられるように形成されている。本実施形態では、スローアウェーチップ41は工具本体33の下方部分に、中心軸線O周りに180度離間して、左右対称になるように2つ取付けられている。
図5において、スローアウェーチップ41は、概ね菱形を呈しており、工具21、31の受容部29、39にボルト(図示せず)にて固定するための取付穴43と、所定半径の円弧状の切刃45とを有している。図5において、切刃45は50mmの半径を有しているが、切刃45の半径は、これに限定されず、50mmよりも大きく例えば75mmまたは50mmよりも小さく例えば30mmとすることができる。要は、摺動面に加工する凹部51の断面形状に対応した形状、寸法の切刃45を用いる。スローアウェーチップ41は、その切刃45が摺動面19aに対面できるように、工具21の受容部29に装着され、取付穴43を貫通させて固定ボルトをボルト穴29bに螺合することにより工具21に固定される。同様に、スローアウェーチップ41は、その切刃45が摺動面19bに対面できるように、工具31の受容部39に装着され、取付穴43を貫通させて固定ボルトをボルト穴39bに螺合することにより工具31に固定される。
次に、図1及び図6〜8を参照して凹部について説明する。摺動面19a及び摺動面19bに形成される複数の凹部51の各々は、摺動面19a及び摺動面19bに外形が閉曲線を有する細長形状の輪郭を有した浅形の窪みにて形成される。この閉曲線は、摺動面と凹部との稜線のことである。一例として、凹部51は、長軸ALと、長軸ALに対して横断方向に延びる短軸ASとを有し、長軸AL方向に長い対称形状の閉曲線によりなる輪郭を有するように形成することができる(図8(a)参照)。また、凹部51は、長軸ALに沿う断面において曲率半径RL(図8(b)参照)、短軸ASに沿う断面において曲率半径RS(図8(c)参照)を有するように形成することができる。本実施の形態では、曲率半径RLは切刃45の半径50mmと等しく、曲率半径RSは例えば10mmであり、凹部51の深さは0.12mmである。また、長軸ALに沿う断面形状は円弧状に限らず、長円弧状(舟形状)、楕円弧状等、なめらかな曲線形状であればよい。もちろん、これに対応して切刃45が長円弧状、楕円弧状のスローアウェーチップを用いる必要はある。
細長形状の複数の凹部51は、その長く延びる方向(長軸方向)が、テーブル等の移動体の摺動方向、本実施形態ではX軸方向に対して所定の角度をもって傾斜した複数の第1の凹部511と、前記第1の凹部511の方向とは異なる方向へX軸方向に対して傾斜した複数の第2の凹部512とから成る(図1、6参照)。図1は、凹部51が長軸ALと、長軸ALに垂直な方向である短軸ASとを有する場合において、第1の凹部511の長軸AL1が前記移動体の摺動方向(X軸方向)に対して角度αをもって傾斜し、第2の凹部512の長軸AL2が角度βをもって傾斜した例を示している。角度α、βは、一例として、前記移動体の摺動方向(X軸方向)に対して夫々45°と−45°とすることができる。
第1と第2の凹部511、512は、X軸、Y軸方向に所定のピッチPX、PY(図6参照)にて交互に形成され、かつ隣接する凹部511、512の長手方向の端部が部分的に重なり合って凹部が連通されるように形成されている。特に図1において、斜線で示す第1の凹部511に関して見ると、X軸方向に隣接する第2の凹部512に対しては参照符号53で示す部分で重なり合っており、X軸に垂直なY軸方向に隣接する第2の凹部512に対しては参照符号55で示す部分で重なり合っている。
複数の第1と第2の凹部511、512は、図7に示すように、Y軸方向に並んだ複数の凹部を1つの組として、この組のX軸方向に隣接する組を一定のオフセット長さδをもってY軸方向にオフセットするように配置し、更に、次々とX軸方向に隣接する組をオフセット長さδずつY軸方向にオフセットして配置してもよい。PX、PYは本実施の形態では共に4.9mm、δは1mmである。
図6及び図7からわかるように、凹部51の形成された摺動面の任意の位置に、摺動方向すなわち本実施の形態においてはX軸方向の直線を引くと、その直線は、必ず摺動面同士が接触しない凹部51と接触部57の両方の部分を万遍なく横切る。ということは、摺動面の全ての部分が必ず摺れ合うことであり、摺動面全域がほぼ均等に摩耗する。もし、任意に引いた直線が、接触部57を横切らず、凹部51しか横切らないようなパターンに凹部51を形成したとすると、その部分は一対の摺動面が摺れ合っていないので摩耗せず、長期間使用すると摺動面に凸形状のX軸方向のすじが形成され、好ましくない。
凹部の閉曲線の長軸は、摺動方向に対して第1と第2の方向を向くという2方向に限らず、第3、第4の方向等、3つ以上の多方向を向く形態であってもよい。要は、閉曲線の長軸が摺動方向に対して傾斜した複数の方向を向き、かつ、隣接する凹部が互いに部分的に重なり合って連通され、移動体の移動に伴って潤滑油が凹部間を流れるように摺動面に凹部が形成されていればよい。
以下、凹部511、512の加工方法を説明する。本実施の形態によれば、摺動面19aに凹部511、512を加工する場合は図2、3に示した工具21が使用され、摺動面19bに凹部511、512を加工する場合は図4に示した工具31が使用される。また、本実施の形態によれば、複数の第1と第2の凹部511、512の一方の全てを摺動面19a又は摺動面19bに形成し、その後、複数の第1と第2の凹部511、512の他方が形成される。
摺動面19aに複数の第1の凹部511を加工する場合は、先ず、工具21に取付けられた2つのスローアウェーチップ41の一方の切刃45、より詳細にはスローアウェーチップ41のすくい面が、第1の軸線AL1に沿って摺動面19aに対して垂直となるように、前記切削加工機の工具主軸をC軸方向に回転割出しすることにより工具21の工具主軸周りの回転位置決めが行われる。複数の第2の凹部512を加工する場合は、スローアウェーチップ41のすくい面が、第2の軸線AL2に沿って摺動面19aに対して垂直となるように、工具21が工具主軸周りに割出し位置決めされる。つまり、工具21の受容部29の底面29aは、第1と第2の軸線AL1、AL2に沿って摺動面19aに対して垂直となるように、工具21の工具主軸周りに割出し位置決め可能なように、中心軸線Oに関して傾斜している。
本実施の形態では、摺動面19aに対するすくい面の角度を一定に維持した状態で、前記切削加工機のX軸、Y軸、Z軸の送り軸によって、切刃45を摺動面19aに対して相対移動させて、凹部51が1つずつ切削加工される。特に、図8に示す凹部51を形成する場合には、図5において曲率半径RLを有する切刃45が、摺動面19aに対して曲率半径RSを有した円弧に沿って相対移動するように、切削加工機のX軸、Y軸、Z軸の送り軸が制御される。つまり、切刃45で摺動面をすくい取るように動かして切削加工が行われ、凹部51が形成される。切刃45の相対移動の軌跡は、なめらかな曲線なら円弧に限らず長円弧、楕円弧等でもよい。
曲率半径Rsを有する切刃が摺動面に対して曲率半径RLを有した円弧に沿って相対移動するように切削加工を行ってもよい。
こうして、複数の第1と第2の凹部511、512の一方の全てが摺動面19aに形成されると、工具主軸周りに工具21を180度反転して、工具21に取付けられた2つのスローアウェーチップ41の他方の切刃45が傾斜摺動面19aに対して垂直に回転位置決めされ、帰りの工程で上述した方法と同様に、複数の第1と第2の凹部511、512の他方が摺動面19aに形成される。
更に、摺動面19bに凹部51を加工する場合は、図4に示した工具31が使用され、摺動面19aの場合と同様に、切刃45が第1と第2の軸線AL1、AL2に沿うように、工具31が工具主軸周りに割出し位置決めされる。このとき、工具31の受容部39の底面39aが中心軸線Oに平行に形成されているので、工具31の工具主軸周りの回転位置によらず、切刃45は常に摺動面19bに関して垂直に位置決めされる。
次いで、摺動面19aの場合と同様に、摺動面19bに対するスローアウェーチップ41のすくい面の角度を一定に維持した状態で、前記切削加工機のX軸、Y軸、Z軸の送り軸によって、切刃45を摺動面19bに対して相対移動させて、凹部51が1つずつ形成される。その際、複数の第1と第2の凹部511、512の一方のみを先ず摺動面19bに形成し、その後、複数の第1と第2の凹部511、512の他方を形成することは、摺動面19aの場合と同様である。工具31に2つのスローアウェーチップ41が設けてあるので工具31を中心軸線O周りに180度反転して、帰りの工程でも加工すれば、凹部511、512を能率良く形成できる。
特に、本実施の形態では、凹部51は、テーブル11の摺動方向(X軸方向)に対して互いに異なる方向に延びる細長形状を有した複数の第1と第2の凹部511、512から成り、複数の第1と第2の凹部511、512は、各摺動面19a、19bにテーブル11の摺動方向(X軸方向)および該摺動方向に垂直な方向(Y軸方向)に交互に配設され、かつ隣接する凹部511、512の長手方向の端部が部分的に重なり合って凹部が連通するように形成されているので、凹部51に溜った潤滑油は、テーブルの移動に伴って移動方向斜め後方の隣接する凹部51へと次々に流動し、摺動面全域の凹部51へ潤滑油が行き亘る。つまり、摺動面19a、19bと案内面との間に介在する潤滑油の分布が均一となる。これにより摺動面の偏摩耗が少なくなる。
また、潤滑油供給孔付近の特定の凹部51に余分な潤滑油が流入しても、余分な潤滑油はテーブル11の移動に伴って短時間に隣接する凹部51へ流通し、潤滑油の均一な分布が維持される。これらにより、テーブル11の位置決め精度や運動精度が向上し、本摺動面を備えた工作機械によるワークの加工精度が向上する。なお、摺動面19a、19bの周縁部は、凹部51を形成しない領域で囲まれるようにして、潤滑油の周縁部からの流出が少なくなるようにしている。
また、本実施の形態において、凹部51は断面形状がほぼ台形の円錐台状の工具本体23、33の末広がりの先端部側面に切刃45を有した工具21、31を、回転させることなく、X、Y、Z軸の少なくとも同時2軸制御の相対送りを与えることにより切削加工されるので、摺動面19a及び摺動面19bで成る狭い空間に面したダブテール形の摺動面17の内奥部まで凹部51を形成することが可能である。
本実施の形態では、凹部51は移動体としてのテーブル11の摺動面19a、19bに形成した例を説明したが、摺動面19a、19bは研削加工を施し、凹部51は、ベッドのガイドの案内面に形成してもよい。既述の実施の形態では、複数の第1と第2の凹部を摺動方向と摺動方向に対して直角な方向に形成した場合を示したが、他の方向に形成してもよい。要は、複数の第1と第2の凹部を摺動面に交互に形成してあればよい。また、本発明は、上述のような直線状の移動に限らず、ロータリテーブルやユニバーサルヘッドのように旋回する曲線状の移動が行われる摺動面にも適用できる。ダブテール形の摺動面に限らず、平形やV形の摺動面にも適用できる。凹部51を形成する摺動面は、金属材料のものでも、フッ素樹脂摺動材が貼付されているものでもよい。
更に、2つのスローアウェーチップを有する加工工具の実施の形態を示したが、1つのスローアウェーチップを有する加工工具であっても、平形の摺動面であれば往復工程で切削加工が行えるし、ダブテール形の摺動面であれば能率は落ちるが片道工程だけの切削加工で凹部を形成することはできる。スローアウェーチップに限らず、工具本体にろう付け等で固着するタイプのチップを用いてもよい。V形の傾斜摺動面に凹部を加工する工具は、先端が傾斜摺動面に対応した断面V形の工具本体を有し、そのV形の先端部に中心軸線に対して対称に2つの刃部を取付けて構成される。平形や角形の水平摺動面や垂直摺動面に凹部を加工する工具は、ほぼ円柱状の工具本体を有し、その先端部の端面又は側面に中心軸線に対して対称に2つの刃部を取付けて構成される。こうして、ダブテール形の摺動面に限らず、角形の摺動面の内奥部や抱き面に凹部を加工することができる。
本発明は、工作機械に限らず、XYテーブルユニットや三次元測定機など、従来摺動面にキサゲ加工を施していた機械装置に適用できる。
本実施の形態では、凹部の切削加工を工具を回転させずに行う場合について述べたが、工具を回転して行う加工方法もある。すなわち、外周に刃部を突き出した工具を主軸C軸送り装置を用いて回転させながら直動送り装置を用いて直動させる、少なくとも2軸同時制御の相対送り又は主軸C軸送りだけを与え、切刃移動軌跡が円弧、長円弧、楕円弧等の曲線状になるように、切刃が被加工物をすくい取るように動かして被加工物の摺動面に凹部を切削加工してもよい。回転する工具と被加工物とが干渉しない摺動面の場合は、この加工方法を用いることにより、能率良く凹部を形成できる。
本発明の実施の形態になる摺動面に形成した複数の第1と第2の凹部の拡大図である。 本発明を適用する工作機械の移動体としてのテーブルの端面図であり、テーブルの傾斜した摺動面に凹部を加工するための工具と共に示す図である。 図2の工具の詳細図であり、(a)は断面図、(b)は底面図である。 テーブルの水平な摺動面に凹部を加工するための工具の詳細図であり、(a)は断面図、(b)は底面図である。 図3、4の工具に取付けるスローアウェーチップの拡大図である。 テーブルの摺動面に形成された複数の第1と第2の凹部の一例を示す平面図である。 テーブルの摺動面に形成された複数の第1と第2の凹部の他の例を示す平面図である。 凹部の1つを拡大して示す拡大図であり、(a)は平面図、(b)は長軸に沿う断面図、(c)は短軸に沿う断面図である。
符号の説明
11 テーブル
17 ダブテール形の摺動面
19a、19b 摺動面
21、31 工具
23、33 工具本体
41 スローアウェーチップ
45 切刃
51 凹部

Claims (4)

  1. ガイドに案内されて移動体が移動する摺動面を備え、前記摺動面に潤滑油が供給される機械装置であって、
    案内面と被案内面とで成る一対の摺動面のいずれか一方の摺動面に、摺動面と凹部との稜線が細長の閉曲線をなす複数の凹部が形成され、
    前記複数の凹部は前記細長の閉曲線の長軸が摺動方向に対して傾斜して形成され、
    隣接する凹部が互いに部分的に重なり合って形成され、摺動面に供給した潤滑油が凹部間を流通可能にした摺動面を具備する機械装置。
  2. ガイドに案内されて移動体が移動する摺動面を備え、前記摺動面に潤滑油が供給される機械装置であって、
    案内面と被案内面とで成る一対の摺動面のいずれか一方の摺動面に、摺動面と凹部との稜線が細長の閉曲線をなす複数の凹部が形成され、
    前記複数の凹部は、前記細長の閉曲線の長軸が摺動方向に対して所定の角度をもって傾斜した第1の方向に形成された第1の凹部と、前記第1の方向とは異なる第2の方向に形成された第2の凹部とから成り、
    前記第1と第2の凹部を交互に形成し、かつ、隣接する凹部の長手方向の端部が部分的に重なり合って形成され、前記移動体の移動に伴って、潤滑油が凹部間を流れるようにした摺動面を具備する機械装置。
  3. ガイドに案内されて移動体が移動する機械装置の摺動面に複数の凹部を切削加工により形成する摺動面の加工方法であって、
    工具送り方向正面から見た切刃形状が得るべき凹部の断面形状をした曲線状に形成された加工工具を切削加工機の工具主軸に装着し、
    加工すべき摺動面に垂直な平面内の切刃移動軌跡が曲線状になるように、前記加工工具と加工すべき摺動面との間で相対送りを与え、
    摺動面と凹部との稜線が細長の閉曲線をなす複数の凹部を該閉曲線の長軸が摺動方向に対して傾斜するように切削加工する摺動面の加工方法。
  4. 摺動面に複数の凹部を切削加工により形成する摺動面の加工工具であって、
    切削加工機の工具主軸に装着される工具本体と、
    前記工具本体の先端部に加工すべき摺動面に向かって切刃を突き出して取付けられ、工具送り方向正面から見た切刃形状が得るべき凹部の断面形状をした曲線状に形成され、前記工具本体の中心軸線周りに180度離間し、かつ、中心軸線に対して対称に取付けられた2つの刃部と、
    を具備する摺動面の加工工具。
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