JP2006206666A - インクジェットインク及びそれを用いた記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、インクのデキャップ耐性が向上し、吸水性記録媒体への記録時にフェザリング耐性、ブリード耐性、定着性に優れ、かつ高い画像濃度が得られるインクジェットインク及びそれを用いた記録方法を提供することにある。
【解決手段】 少なくとも、色材、水、水混合性有機溶媒及び両親媒性高分子化合物を含有するインクジェットインクにおいて、水、水混合性有機溶媒及び両親媒性高分子化合物を含有する溶液Aにおける該両親媒性高分子化合物の粘度換算粒径をA1、光学的粒径をB1とし、該溶液A中の水が10質量%以上、30質量%以下蒸発したときの該両親媒性高分子化合物の粘度換算粒径をA2、光学的粒径をB2とした時、A1>A2、B1<B2及びA1/B1≧1.05であることを特徴とするインクジェットインク。
【選択図】 なし

Description

本発明は、インクジェットインク及びそれを用いた記録方法に関し、詳しくはインクのデキャップ耐性が改良され、吸水性記録媒体への記録時にフェザリング耐性、ブリード耐性、定着性が良好で、かつ高い画像濃度が得られるインクジェットインク及びそれを用いた記録方法に関する。
インクジェット記録方法は、比較的簡単な装置で、高精細な画像の記録が可能であり、各方面で急速な発展を遂げている。また、使用される用途も多岐にわたり、それぞれの目的にあった記録媒体あるいはインクジェットインクが使用される。
しかしながら、専用紙を必要とするインクジェット画像記録システムでは、用いることのできる記録媒体が制限される事、使用する専用紙のコスト上昇等が課題であった。
このような課題に対して、多種多様な記録媒体に対し、高品質な画像が記録できる印字方法の開発が望まれており、例えば、普通紙に対しては、紙の繊維に沿った不規則なインク滲み、いわゆるフェザリングやインクの裏抜けによる表面濃度不足、裏面の白地劣化等の特性に関する改良が望まれており、また、微吸水性であるアート紙やコート紙に対してはインク吸収性不足による同一色間のまだら状画像ムラ、いわゆるビーディングや多色間での色濁り、いわゆるブリードの改良が課題であった。
一方、記録媒体に記録されたインク画像に対しては、画像の耐久性、特に色材として染料を用いている場合には耐水性が、色材として顔料を用いている場合には耐擦過性が課題となっている。
上記のような各課題に対し、室温において固体状のワックス等を素材とするホットメルト型インク組成物を用い、加熱等により液化し、何らかのエネルギーを加えて噴射させ、記録媒体上に付着しつつ冷却固化して記録ドットを形成するホットメルト型インクジェット記録方法が提案されている。
このホットメルト型インクは室温で固体であるため、取り扱い時に汚れることが無く、また溶融時のインク蒸発量が実質的には無いため、ノズル部での目詰まりを起こすことがない。更に、記録媒体に付着した後、直ちに固化するため色にじみの発生も少ない。この様なホットメルト型インクとしては、紙質に関係なく良好な印刷品質を提供するインク組成物が提案されている(例えば、特許文献1、2参照。)。しかしながら、このようなホットメルト型インクを用いた記録方式では、形成した印字ドットが盛り上がりを起こし品質が劣化するばかりでなく、耐擦過性に劣るという課題を抱えている。
これに対し、紫外線を露光することにより硬化するインクジェット記録用インクとして、エポキシ変性アクリル樹脂およびウレタン変性アクリル樹脂をバインダーとして使用し、かつ5μm以下の粒子径の顔料を着色成分とするインクジェット記録インクが開示されている(例えば、特許文献3参照。)。しかし、この方法においても印字ドットが盛り上がり、高品質の画像を得ることが難しく、更に、紫外線を充分透過しない顔料系のインクにおいては得られる硬化度が不十分であり、その結果、耐擦過性に劣る等の課題があった。
一方、インク中に有機ラテックスを含有させることにより耐水性、耐擦過性を改良するインクジェット記録インクが提案されている(例えば、特許文献4、5参照。)。しかしながら、インク中にこのような有機ラテックスを顔料が定着するに十分な量を含有させた場合、インクジェットヘッドの吐出口近傍において、局所的なインクの乾燥に伴うインクの粘度上昇が激しくなり、ノズル部の目詰まりやフィルター部のつまりにより、インクの安定吐出が難しくなるという課題があった。
米国特許第4,391,369号明細書 米国特許第4,484,948号明細書 米国特許第4,228,438号明細書 特公昭60−32663号公報 特開平4−18462号公報
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、インクのデキャップ耐性が向上し、吸水性記録媒体への記録時にフェザリング耐性、ブリード耐性、定着性に優れ、かつ高い画像濃度が得られるインクジェットインク及びそれを用いた記録方法を提供することにある。
本発明の上記目的は、以下の構成により達成される。
(請求項1)
少なくとも、色材、水、水混合性有機溶媒及び両親媒性高分子化合物を含有するインクジェットインクにおいて、水、水混合性有機溶媒及び両親媒性高分子化合物を含有する溶液Aにおける該両親媒性高分子化合物の粘度換算粒径をA1、光学的粒径をB1とし、該溶液A中の水が10質量%以上、30質量%以下蒸発したときの該両親媒性高分子化合物の粘度換算粒径をA2、光学的粒径をB2とした時、下記式(1)、(2)及び(3)で規定する条件を同時に満たすことを特徴とするインクジェットインク。
式(1)
A1>A2
式(2)
B1<B2
式(3)
A1/B1≧1.05
(請求項2)
少なくとも、色材、水、水混合性有機溶媒及び両親媒性高分子化合物を含有するインクジェットインクにおいて、インクにおける該両親媒性高分子化合物の粘度換算粒径をA3、光学的粒径をB3とし、該インク中の水が10質量%以上、30質量%以下蒸発したときの該両親媒性高分子化合物の粘度換算粒径をA4、光学的粒径をB4とした時、下記式(4)、(5)及び(6)で規定する条件を同時に満たすことを特徴とするインクジェットインク。
式(4)
A3>A4
式(5)
B3<B4
式(6)
A3/B3≧1.05
(請求項3)
前記両親媒性高分子化合物が、N−置換アクリルアミド、変性ビニルエーテル及び変性ビニルアルコールから選ばれる少なくとも1種の共重合体であることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェットインク。
(請求項4)
前記両親媒性高分子化合物の粘度換算粒径が、20nm〜1μmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェットインク。
(請求項5)
前記色材が、顔料であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェットインク。
(請求項6)
前記色材が、染料であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェットインク。
(請求項7)
請求項1〜6のいずれか1項に記載のインクジェットインクを用い、普通紙に記録することを特徴とする記録方法。
(請求項8)
請求項1〜6のいずれか1項に記載のインクジェットインクを用い、アート紙またはコート紙に記録することを特徴とする記録方法。
本発明によれば、インクのデキャップ耐性が向上し、吸水性記録媒体への記録時にフェザリング耐性、ブリード耐性、定着性に優れ、かつ高い画像濃度が得られるインクジェットインク及びそれを用いた記録方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
本発明者は、上記課題に鑑み鋭意検討を行った結果、少なくとも、色材、水、水混合性有機溶媒及び両親媒性高分子化合物を含有するインクジェットインクにおいて、1)、水混合性有機溶媒及び両親媒性高分子化合物を含有する溶液Aにおける該両親媒性高分子化合物の粘度換算粒径をA1、光学的粒径をB1とし、該溶液A中の水が10質量%以上、30質量%以下蒸発したときの該両親媒性高分子化合物の粘度換算粒径をA2、光学的粒径をB2とした時、前記式(1)、(2)及び(3)で規定する条件を同時に満たすことを特徴とするインクジェットインク、あるいは2)インクにおける該両親媒性高分子化合物の粘度換算粒径をA3、光学的粒径をB3とし、該インク中の水が10質量%以上、30質量%以下蒸発したときの該両親媒性高分子化合物の粘度換算粒径をA4、光学的粒径をB4とした時、前記式(4)、(5)及び(6)で規定する条件を同時に満たすことを特徴とするインクジェットインクにより、耐水性及び耐擦過性に優れ、かつインクの出射安定性が向上したインクジェットインクを実現できることを見出し、本発明に至った次第である。
以下、本発明の詳細について説明する。
本発明のインクジェットインク(以下、単にインクともいう)は、色材、水、水混合性有機溶媒及び両親媒性高分子化合物を含有する。
本発明でいう両親媒性高分子とは、分子内に親水基と疎水基をもつ高分子化合物であり、質量分子量としては300以上、10万以下であり、疎水部と親水部がブロック共重合体であることが望ましい。高分子の分子量分布、質量平均分子量と数平均分子量の比Mw/Mnが1以上、4以下であることが好ましく、1以上、2.5以下がより好ましい。
このような両親媒性高分子化合物としては、N−置換アクリルアミド、変性ビニルエーテル及び変性ビニルアルコールから選ばれる少なくとも1種の共重合体であることが好ましい。N−置換型アクリルアミドとしては、例えば、イソプロピルアクリルアミド、疎水化プルラン、ポリエチレンオキシド、特開2002−146256号公報に記載の両親媒製星形ポリマー、特開平11−322866号、特開平11−322942号、特開2000−319473号、特開2001−19770号の各公報に記載されているポリ変性ビニル、またはポリ変性ビニルエーテル化合物等が挙げられ、その形態は直鎖状のポリマーであっても、星形ポリマー、高分子核を有するエマルジョン状であってもいずれでも良い。
このような高分子化合物群は、1分子内に相対的に親水的なセグメントと相対的に疎水的なセグメントが共存している。一方、インクジェットインクにおいては、水もしくは水と有機溶媒による混合溶媒がインク溶媒となり得る。従って、両親媒性高分子化合物においては、系の温度変化や混合比率変化、濃度の変化等外部刺激により、どちらか一方のセグメントにとっては、水を主成分とする混合溶媒に対して貧溶媒となり、どちらか一方が良溶媒となる。
その場合、コア部を有し、こからヒゲを生やしたようなミセル凝集体が生成するか、星形ポリマーや、高分子核を有し両親媒性高分子をヒゲ状に持つようなエマルジョン(ヘアエマルジョンと呼ぶ)においては、ヒゲ部分が凝集状態をとり、その結果として両親媒性高分子の粒径が変化する。
一方、一般的に微粒子の粒径を定義する場合には、いくつかの測定方法と定義方法があり、代表的な物にStokes粒径に代表される流体力学的な粘度により定義される粘度換算粒径と、微粒子による光学散乱を利用して定義される光学的粒径がある。
本発明に係る粘度換算粒径の求め方は、例えば、Phys.Chem.Chem.Phys.,2000,2,1973−1977に記載の式(8)に従って、液粘度を換算して粒径を求めることができる。あるいは、媒体中の沈降速度を測定してアインシュタイン・ストークスの式によっても求めることができるが、本発明では、前者の方法に従って粘度換算粒径を求めた。
また、本発明に係る光学的粒径の測定としては、光散乱法、レーザードップラー法等を用いた市販の粒径測定機器により求めることができ、具体的粒径測定装置としては、例えば、島津製作所製のレーザー回折式粒径測定装置SLAD1100、粒径測定機(HORIBA LA−920)、マルバーン社製ゼータサイザー1000等を挙げることができる。
本発明に係る両親媒性高分子化合物においては、上記粘度換算粒径が20nm〜1μmであることが、本発明の目的効果を十分に発揮する観点から好ましく、更に好ましくは50〜500nmである。
一般的なポリマー分散物やエマルジョンにおいては、各種外部刺激に対して粒径が変化しないか、もしくは上記で定義される粒径の変動方向が一致する。すなわち、光学粒径が大きくなれば粘度換算粒径も大きくなる。
これに対し、本発明に係る両親媒性高分子は、その凝集状態または星形ポリマー、ヘアエマルジョンにおいて、各種刺激に応じた両親媒性部の状態において、粒径変化の挙動が異なることが特徴である。すなわち、各種刺激に応じて両親媒性高分子が溶解状態になった場合に、その高分子鎖は光学的な粒径にはもはや寄与せず、粘度換算粒径に対し寄与する。従って、両粒径変化に対して挙動が逆となる領域が存在する。
インクジェットヘッドのノズル口近傍では、ノズルの先端から水が蒸発してインク中の水分が減少する時に、相対的にインクの溶媒系が貧溶媒となる片方のセグメントの溶解度が落ち、その結果、周りに存在する顔料、高分子化合物を抱き込み凝集する。しかしながら、他の一方のセグメントは依然として溶媒に対して溶解する状態であるため分散状態は維持される。結果として、水分蒸発に伴う粘度上昇が抑制され、インクの連続吐出性が損なわれることはない。特に蒸発に伴うインク出射安定性を実現するためには、インク中の水分が10%以上、30%以下の範囲で蒸発した時に、この水分蒸発量にて粘度抑制効果を発現することが必須である。すなわち、両親媒性高分子化合物を含有する溶液Aにおいて、該両親媒性高分子化合物の粘度換算粒径をA1、光学的粒径をB1とし、該溶液A中の水が10質量%以上、30質量%以下蒸発したときの該両親媒性高分子化合物の粘度換算粒径をA2、光学的粒径をB2とした時、A1>A2及びB1<B2の関係であることを特徴とするものである。
この現象は可逆的であり、ノズル内のインクがインク出射等により攪拌され、系中の水分率が回復すれば再分散状態となり凝集によるノズルつまりも抑制される。
この可逆的な現象は、凝集状態が制御される星形ポリマー、ヘアエマルジョンにおいてもっとも好ましい効果を発現する。
また、吐出後は、着弾時にまずヘアー部分の広がりにより顔料等を抱き込み、その後顔料を記録媒体の最表面に定着させるため、普通紙に対する記録においてはフェザリングの防止や、インクの裏抜け防止等に寄与する。
さらに、ヘアー部の広がりにより光学的粒径が小さくなるため、一般のエマルジョンとは異なり、顔料の発色を妨げることなく定着性が生じる。
この様な上記効果は、インク中の両親媒性高分子に対する粘度換算粒径とA1と光学的粒径B1の比A1/B1が1.05以上である場合に顕著な効果がある。
本発明のインクで用いる色材としては、1つとしては、水溶性染料、例えば、酸性染料、直接染料、反応性染料、あるいは分散染料を用いることが好ましく、また顔料を用いることも好ましい。
水溶性染料としては、例えば、酸性染料、塩基性染料、反応性染料が挙げられる。特に好ましいものは、
C.I.ダイレクトレッド2、26、31、62、63、72、75、76、79、80、81、83、84、89、92、95、111、173、184、207、211、212、214、218、221、223、224、225、226、227、232、233、240、241、242、243、247、
C.I.ダイレクトバイオレット7、9、47、48、51、66、90、93、94、95、98、100、101、
C.I.ダイレクトイエロー8、9、11、12、27、28、29、33、35、39、41、44、50、53、58、59、68、86、87、93、95、96、98、100、106、108、109、110、130、132、142、144、161、163、
C.I.ダイレクトブルー1、10、15、22、25、55、67、68、71、76、77、78、80、84、86、87、90、98、106、108、109、151、156、158、159、160、168、189、192、193、194、199、200、201、202、203、207、211、213、214、218、225、229、236、237、244、248、249、251、252、264、270、280、288、289、291、
C.I.ダイレクトブラック9、17、19、22、32、51、56、62、69、77、80、91、94、97、108、112、113、114、117、118、121、122、125、132、146、154、166、168、173、199、
C.I.アシッドレッド35、42、52、57、62、80、82、111、114、118、119、127、128、131、143、151、154、158、249、254、257、261、263、266、289、299、301、305、336、337、361、396、397、
C.I.アシッドバイオレット5、34、43、47、48、90、103、126、 C.I.アシッドイエロー17、19、23、25、39、40、42、44、49、50、61、64、76、79、110、127、135、143、151、159、169、174、190、195、196、197、199、218、219、222、227、
C.I.アシッドブルー9、25、40、41、62、72、76、78、80、82、92、106、112、113、120、127:1、129、138、143、175、181、205、207、220、221、230、232、247、258、260、264、271、277、278、279、280、288、290、326、
C.I.アシッドブラック7、24、29、48、52:1、172、
C.I.リアクティブレッド3、13、17、19、21、22、23、24、29、35、37、40、41、43、45、49、55、
C.I.リアクティブバイオレット1、3、4、5、6、7、8、9、16、17、22、23、24、26、27、33、34、
C.I.リアクティブイエロー2、3、13、14、15、17、18、23、24、25、26、27、29、35、37、41、42、
C.I.リアクティブブルー2、3、5、8、10、13、14、15、17、18、19、21、25、26、27、28、29、38、
C.I.リアクティブブラック4、5、8、14、21、23、26、31、32、34、
C.I.ベーシックレッド12、13、14、15、18、22、23、24、25、27、29、35、36、38、39、45、46、
C.I.ベーシックバイオレット1、2、3、7、10、15、16、20、21、25、27、28、35、37、39、40、48、
C.I.ベーシックイエロー1、2、4、11、13、14、15、19、21、23、24、25、28、29、32、36、39、40、
C.I.ベーシックブルー1、3、5、7、9、22、26、41、45、46、47、54、57、60、62、65、66、69、71、
C.I.ベーシックブラック8
等が挙げられる。
分散染料としては、
ディスパーズイエロー3、4、42、71、79、114、180、199、227、 ディスパーズオレンジ29、32、73、ディスパーズレッド11、58、73、180、184、283、
ディスパーズバイオレット1、26、48、ディスパーズブルー73、102、167、184
等を好ましく挙げることができる。
一方、顔料としては、従来公知の有機及び無機顔料が使用でき、例えば、アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料等のアゾ顔料や、フタロシアニン顔料、ペリレン及びペリレン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサンジン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロニ顔料等の多環式顔料や、塩基性染料型レーキ、酸性染料型レーキ等の染料レーキや、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラック、昼光蛍光顔料等の有機顔料、カーボンブラック等の無機顔料が挙げられる。
具体的な有機顔料を以下に例示する。
マゼンタまたはレッド用の顔料としては、C.I.ピグメントレッド2、C.I.ピグメントレッド3、C.I.ピグメントレッド5、C.I.ピグメントレッド6、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピグメントレッド15、C.I.ピグメントレッド16、C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメントレッド53:1、C.I.ピグメントレッド57:1、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントレッド123、C.I.ピグメントレッド139、C.I.ピグメントレッド144、C.I.ピグメントレッド149、C.I.ピグメントレッド166、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド178、C.I.ピグメントレッド222等が挙げられる。
オレンジまたはイエロー用の顔料としては、C.I.ピグメントオレンジ31、C.I.ピグメントオレンジ43、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイエロー15、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー74、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー94、C.I.ピグメントイエロー128、C.I.ピグメントイエロー138、ピグメントイエロー180等が挙げられる。
グリーンまたはシアン用の顔料としては、C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー15:2、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー16、C.I.ピグメントブルー60、C.I.ピグメントグリーン7等が挙げられる
本発明のインクにおける色材含有量としては、1〜20質量%で用いられる。
本発明のインクで適用する顔料は、通常、分散剤を用いて公知の分散手段により分散されるが、適用可能な分散剤としては、アニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、または水溶性高分子分散剤を挙げることができる。
本発明のインクにおいて好ましく用いることができる水溶性高分子分散剤としては、下記の水溶性樹脂を用いることが吐出安定性の観点から好ましい。
水溶性樹脂として好ましく用いられるのは、スチレン−アクリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−マレイン酸ハーフエステル共重合体、ビニルナフタレン−アクリル酸共重合体、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合体等のような水溶性樹脂である。
水溶性樹脂のインク全量に対する含有量としては、0.1〜10質量%が好ましく、更に好ましくは、0.3〜5質量%である。これらの水溶性樹脂は二種以上併用することも可能である。
また、本発明で用いることのできる分散手段としては、例えば、ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミル、アジテータ、ヘンシェルミキサ、コロイドミル、超音波ホモジナイザー、パールミル、湿式ジェットミル、ペイントシェーカー、高圧ホモジナイザー等の各種分散機を用いることができる。また、顔料分散体の粗粒分を除去する目的で、遠心分離装置を使用すること、フィルターを使用することも好ましい。
本発明のインクにおいて、顔料分散体の平均粒径は500nm以下が好ましく200nm以下がより好ましく、100nm以下が特に好ましい。
本発明に係る水混合性有機溶媒としては、アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、セカンダリーブタノール、ターシャリーブタノール等)、多価アルコール類(例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキサンジオール、ペンタンジオール、グリセリン、ヘキサントリオール、チオジグリコール等)、多価アルコールエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル等)、アミン類(例えば、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、モルホリン、N−エチルモルホリン、エチレンジアミン、ジエチレンジアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ポリエチレンイミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、テトラメチルプロピレンジアミン等)、アミド類(例えば、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等)、複素環類(例えば、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、シクロヘキシルピロリドン、2−オキサゾリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等)、スルホキシド類(例えば、ジメチルスルホキシド)等が挙げられる。
本発明のインクに好ましく使用される界面活性剤としては、アルキル硫酸塩、アルキルエステル硫酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩類、アルキルナフタレンスルホン酸塩類、アルキルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩、脂肪酸塩類等のアニオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル類、アセチレングリコール類、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックコポリマー類等のノニオン性界面活性剤、グリセリンエステル、ソルビタンエステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、アミンオキシド等の活性剤、アルキルアミン塩類、第四級アンモニウム塩類等のカチオン性界面活性剤が挙げられる。
これらの界面活性剤は顔料の分散剤としても用いることができ、特にアニオン性界面活性剤を好ましく用いることができる。
本発明のインクでは、上記説明した以外に、必要に応じて、出射安定性、プリントヘッドやインクカートリッジ適合性、保存安定性、画像保存性、その他の諸性能向上の目的に応じて、公知の各種添加剤、例えば、粘度調整剤、比抵抗調整剤、皮膜形成剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、退色防止剤、防ばい剤、防錆剤等を適宜選択して用いることができ、例えば、流動パラフィン、ジオクチルフタレート、トリクレジルホスフェート、シリコンオイル等の油滴微粒子、特開昭57−74193号、同57−87988号及び同62−261476号に記載の紫外線吸収剤、特開昭57−74192号、同57−87989号、同60−72785号、同61−146591号、特開平1−95091号及び同3−13376号等に記載されている退色防止剤、特開昭59−42993号、同59−52689号、同62−280069号、同61−242871号および特開平4−219266号等に記載されている蛍光増白剤等を挙げることができる。
本発明のインクジェット記録方法においては、本発明のインクジェットインクをインクジェットヘッドを用いて、記録媒体に吐出して画像形成することを特徴とする。
本発明のインクジェット記録方法で使用するインクジェットヘッドは、オンデマンド方式でもコンティニュアス方式でも構わない。また吐出方式としては、電気−機械変換方式(例えば、シングルキャビティー型、ダブルキャビティー型、ベンダー型、ピストン型、シェアーモード型、シェアードウォール型等)、電気−熱変換方式(例えば、サーマルインクジェット型、バブルジェット(登録商標)型等)、静電吸引方式(例えば、電界制御型、スリットジェット型等)及び放電方式(例えば、スパークジェット型等)などを具体的な例として挙げることができるが、いずれの吐出方式を用いても構わない。また、印字方式としては、シリアルヘッド方式、ラインヘッド方式等で制限無く用いることができるが、その中でも、特に、目詰まりに対する要求が厳しいラインヘッド方式を有するインクジェットヘッドを用いたインクジェット記録方法に好ましくも用いることができる。
また、本発明のインクジェット記録方法においては、記録媒体として、普通紙、アート紙及びコート紙から選ばれる少なくとも1種を用いることが、本発明のインクの効果をいかんなく発揮できる観点から好ましい。
本発明のインクジェット記録方法で適用できる記録用紙としては、例えば、普通紙、上質紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、光沢紙、インクジェット専用紙等が広く用いることができるが、その中でも吸収性支持体である普通紙、あるいはアート紙またはコート紙を用いたインクジェット記録方法あることが、本発明のインクの持つ優れた特性をいかんなく発揮させることができ好ましい。
紙には、塗工紙、非塗工紙があり、塗工紙としては、1m2あたりの塗工量が片面20g前後のアート紙、1m2あたりの塗工量が片面10g前後のコート紙、1m2あたりの塗工量が片面5g前後の軽量コート紙、微塗工紙、マット調仕上げのマットコート紙、ダル調仕上げのダルコート紙、新聞用紙などを挙げることが出来る。非塗工紙としては、化学パルプ100%使用の印刷用紙A、化学パルプ70%以上使用の印刷用紙B、化学パルプ40%以上70%未満使用の印刷用紙C、化学パルプ40%未満使用の印刷用紙D、機械パルプを含有しカレンダー処理を行ったグラビア用紙などを挙げることが出来る。更に詳しくは、『最新紙加工便覧』紙加工便覧編集委員会編、テックタイムス発行、『印刷工学便覧』日本印刷学会編、などに詳細に記載されている。
普通紙とは、非塗工用紙、特殊印刷用紙及び情報用紙の一部に属す、80〜200μmの非コート紙が用いられる。本発明で用いられる普通紙としては、例えば、上級印刷紙、中級印刷紙、下級印刷紙、薄様印刷紙、微塗工印刷用紙、色上質紙等特殊印刷用紙、フォーム用紙、PPC用紙、その他情報用紙等があり、具体的には下記する用紙及びこれらを用いた各種の変性/加工用紙があるが、本発明は特にこれらに限定されるものではない。
上質紙及び色上質紙、再生紙、複写用紙・色もの、OCR用紙、ノーカーボン紙・色もの、ユポ60、80、110ミクロン、ユポコート70、90ミクロン等の合成紙、その他片面アート紙68kg、コート紙90kg、フォームマット紙70、90、110kg、発泡PET38ミクロン、みつおりくん(以上、小林記録紙)、OK上質紙、ニューOK上質紙、サンフラワー、フェニックス、OKロイヤルホワイト、輸出上質紙(NPP、NCP、NWP、ロイヤルホワイト)OK書籍用紙、OKクリーム書籍用紙、クリーム上質紙、OK地図用紙、OKいしかり、きゅうれい、OKフォーム、OKH、NIP−N(以上、新王子製紙)、金王、東光、輸出上質紙、特需上質紙、書籍用紙、書籍用紙L、淡クリーム書籍用紙、小理教科書用紙、連続伝票用紙、上質NIP用紙、銀環、金陽、金陽(W)、ブリッジ、キャピタル、銀環書籍、ハープ、ハープクリーム、SKカラー、証券用紙、オペラクリーム、オペラ、KYPカルテ、シルビアHN、エクセレントフォーム、NPIフォームDX(以上、日本製紙)、パール、金菱、ウスクリーム上質紙、特製書籍用紙、スーパー書籍用紙、書籍用紙、ダイヤフォーム、インクジェットフォーム(以上、三菱製紙)、金毯V、金毯SW、白象、高級出版用紙、クリーム金毯、クリーム白象、証券・金券用紙、書籍用紙、地図用紙、複写用紙、HNF(以上、北越製紙)しおらい、電話帳表紙、書籍用紙、クリームしおらい、クリームしおらい中ラフ、クリームしおらい大ラフ、DSK(以上、大昭和製紙)、せんだいMP上質紙、錦江、雷鳥上質、掛紙、色紙原紙、辞典用紙、クリーム書籍、白色書籍、クリーム上質紙、地図用紙、連続伝票用紙(以上、中越パルプ)、OP金桜(チューエツ)、金砂、参考書用紙、交換証用紙(白)、フォーム印刷用紙、KRF、白フォーム、カラーフォーム、(K)NIP、ファインPPC、紀州インクジェット用紙(以上、紀州製紙製)、たいおう、ブライトフォーム、カント、カントホワイト、ダンテ、CM用紙、ダンテコミック、ハイネ、文庫本用紙、ハイネS、ニューAD用紙、ユトリロエクセル、エクセルスーパーA、カントエクセル、エクセルスーパーB、ダンテエクセル、ハイネエクセル、エクセルスーパーC、エクセルスーパーD、ADエクセル、エクセルスーパーE、ニューブライトフォーム、ニューブライトNIP(以上、大王製紙製)、日輪、月輪、雲嶺、銀河、白雲、ワイス、月輪エース、白雲エース、雲岑エース(以上、日本紙業製)、たいおう、ブライトフォーム、ブライトニップ(以上、名古屋パルプ)、牡丹A、金鳩、特牡丹、白牡丹A、白牡丹C、銀鳩、スーパー白牡丹A、淡クリーム白牡丹、特中質紙、白鳩、スーパー中質紙、青鳩、赤鳩、金鳩Mスノービジョン、スノービジョン、金鳩スノービジョン、白鳩M、スーパーDX、はまなすO、赤鳩M、HKスーパー印刷紙(以上、本州製紙製)、スターリンデン(A・AW)、スターエルム、スターメイプル、スターローレル、スターポプラ、MOP、スターチェリーI、チェリーIスーパー、チェリーIIスーパー、スターチェリーIII、スターチェリーIV、チェリーIIIスーパー、チェリーIVスーパー(以上、丸住製紙製)、SHF(以上、東洋パルプ製)、TRP(以上、東海パルプ製)等が挙げられる。
また、代表的な印刷用紙として、三菱製紙社製特菱アート、王子製紙社製OKトップコートN等がある。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例において「部」あるいは「%」の表示を用いるが、特に断りがない限り「質量部」あるいは「質量%」を表す。
《両親媒性高分子の調製》
〔両親媒性高分子Aの調製:本発明〕
スチレン10部、ブチルメタクリレート5部、2−ヒドロキシエチルアクリレート10部、エチレングリコールジメタクリレート0.5部を混合し、モノマー液を用意した。
次いで、四つ口フラスコにドデシル硫酸塩0.2部とイオン交換水180部加えて溶解した後、窒素置換した。この中に上記モノマー液を5部加え、攪拌しながら60度に昇温した。昇温後、2%過硫酸アンモニウム水溶液の3部を滴下し、更に80℃に昇温した後、残りのモノマー液と2%過硫酸アンモニウム水溶液の40部を6時間かけて滴下し、4時間熟成してコア部を作製した。
この反応液を80℃に保ったまま、N−イソプロピルアクリルアミドの220部とイオン交換水の1000部との混合液と、0.4%過硫酸アンモニウムの240部とを4時間かけて滴下し、6時間熟成した後、遠心分離装置を用い粗大粒子を除いて、両親媒性高分子Aを調製した。
この様にして調製した両親媒性高分子Aを、後述の方法に従って測定した溶液Aにおける両親媒性高分子Aの粘度換算粒径A1は、277nmであった。
〔両親媒性高分子Bの調製:本発明〕
上記両親媒性高分子Aの調製において、各添加剤の添加量、反応温度、反応時間を適宜調整した以外は同様にして、粘度換算粒径A1が1030nmである両親媒性高分子Bを調製した。
〔両親媒性高分子Cの調製:比較例〕
上記両親媒性高分子Aの調製において、N−イソプロピルアクリルアミドの添加量を30部に変更した以外は同様にして、両親媒性高分子Cを調製した。
〔両親媒性高分子Dの調製:本発明〕
三方活栓を取り付けたガラス容器内に、メトキシエチルビニルエーテルを20ミリモル、酢酸エチルを20ミリモル、1−イソブトキシエチルアセテートを0.1ミリモル、及びトルエンを11ml加え、系を0℃に冷却したところでEt1.5AlCl1.5を0.5ミリモル加え、6時間反応させた。次いで、20ミリモルの2−エトキシエチルビニルエーテルを添加し、4時間反応させた後、0.3質量%のアンモニア/エタノール溶液にて重合反応を停止した後、ジクロロメタンにより希釈し、0.6M/Lの塩酸とイオン交換水により洗浄した。得られた有機層をエバポレーターにより濃縮、乾燥した後、真空乾燥して両親媒性高分子Dを調製した。
〔高分子Eの調製:比較例〕
上記両親媒性高分子Aの調製において、N−イソプロピルアクリルアミドに代えて、アクリルアミドを用いた以外は同様にして、比較のアクリルアミドヘアエマルジョンである高分子Eを調製した。
〔高分子F:比較例〕
タケラックW−6060(武田薬品社製、ウレタン系ソープフリーラテックス、固形分30%、Tg=25℃、平均粒径=150nm)を、比較の高分子Fとした。
《両親媒性高分子の特性値》
〔両親媒性高分子化合物の粘度換算粒径A1の測定〕
上記調製した各両親媒性高分子及び比較の高分子に、下記の各添加剤を加えて溶液Aを調製し、この溶液Aにおける両親媒性高分子及び比較の高分子の粘度換算粒径A1を、Phys.Chem.Chem.Phys.,2000,2,1973−1977に記載の式(8)に従って測定した。
(溶液A)
両親媒性高分子または比較の高分子 5部
グリセリン 7部
ジエチレングリコール 15部
ジエチレングリコールモノブチルエーテル 2部
オルフィンE1010(日信化学製) 0.2部
以上にイオン交換水を加え全量を100部とし、両親媒性高分子Aを含む溶液Aを調製した。
〔両親媒性高分子化合物の光学的粒径B1の測定〕
上記調製した各両親媒性高分子及び比較の高分子を含む上記溶液Aにおける両親媒性高分子及び比較の高分子の光学的粒径B1を、マルバーン社製ゼータサイザー1000により測定した。
〔両親媒性高分子化合物の粘度換算粒径A2の測定〕
上記調製した各両親媒性高分子及び比較の高分子に、下記の各添加剤を加えて溶液Bを調製し、この溶液Bにおける両親媒性高分子及び比較の高分子の粘度換算粒径A2を、Phys.Chem.Chem.Phys.,2000,2,1973−1977に記載の式(8)に従って測定した。
(溶液B)
両親媒性高分子または比較の高分子 5部
グリセリン 7部
ジエチレングリコール 15部
ジエチレングリコールモノブチルエーテル 2部
オルフィンE1010(日信化学製) 0.2部
以上にイオン交換水を加え全量を85部とし、両親媒性高分子Aを含む溶液Bを調製した。この溶液Bは、前記溶液Aに対し水が15%蒸発した時を想定した溶液である。
〔両親媒性高分子化合物の光学的粒径B2の測定〕
上記調製した各両親媒性高分子及び比較の高分子を含む上記溶液Bにおける両親媒性高分子及び比較の高分子の光学的粒径B2を、マルバーン社製ゼータサイザー1000により測定した。
以上により得られた結果を、表1に示す。
《インクセットの調製》
〔顔料分散液の調製〕
(マゼンダ顔料分散液の調製)
下記の各添加剤を順次混合した後、0.5mmのジルコニアビーズを体積率で50%充填したサンドグラインダーを用いて分散し、顔料含有量が10%のマゼンダ顔料分散液を得た。得られた顔料分散液中のマゼンタ顔料粒子の平均粒径は83nmであった。なお、粒径測定は、マルバーン社製ゼータサイザ1000により行った。
C.Iピグメントレッド12 15部
ジョンクリル61(アクリルスチレン系樹脂、ジョンソン社製) 9部
グリセリン 15部
イオン交換水 61部
(ブラック顔料分散液のCHO鬱せインクジェット)
Cabot社製のカーボンブラック自己分散物cabo−jet300を、イオン交換水にて顔料含有量が10%のブラック顔料分散液を得た。得られた顔料分散液中のブラック顔料粒子の平均粒径は153nmであった。なお、粒径測定はマルバーン社製ゼータサイザ1000により行った。
〔インクセット1の調製〕
上記調製したマゼンダ顔料分散液及びブラック顔料分散液を用いて、下記の添加剤を順次、添加、混合して、マゼンタ顔料インク1及びブラック顔料インク1を調製し、これをインクセット1とした。
(マゼンタ顔料インク1の調製)
マゼンダ顔料分散液 30部
両親媒性高分子A 5部
グリセリン 7部
ジエチレングリコール 15部
ジエチレングリコールモノブチルエーテル 2部
オルフィンE1010(日信化学製) 0.2部
以上にイオン交換水を加えて全量を100部とし、マゼンダインク1を得た。
(ブラック顔料インク1の調製)
上記マゼンタ顔料インク1の調製において、マゼンダ顔料分散液に代えて、ブラック顔料分散液を用いた以外は同様にして、ブラック顔料インク1を調製した。
〔インクセット2の調製〕
上記インクセット1(マゼンタ顔料インク1/ブラック顔料インク1)の調製において、両親媒性高分子Aに代えて、両親媒性高分子Dを用いた以外は同様にして、インクセット2(マゼンタ顔料インク2/ブラック顔料インク2)を調製した。
〔インクセット3の調製〕
上記インクセット1(マゼンタ顔料インク1/ブラック顔料インク1)の調製において、両親媒性高分子Aに代えて、両親媒性高分子Bを用いた以外は同様にして、インクセット3(マゼンタ顔料インク3/ブラック顔料インク3)を調製した。
〔インクセット4の調製〕
上記インクセット1(マゼンタ顔料インク1/ブラック顔料インク1)の調製において、両親媒性高分子Aに代えて、両親媒性高分子Cを用いた以外は同様にして、インクセット4(マゼンタ顔料インク4/ブラック顔料インク4)を調製した。
〔インクセット5の調製〕
上記インクセット1(マゼンタ顔料インク1/ブラック顔料インク1)の調製において、両親媒性高分子Aに代えて、高分子Eを用いた以外は同様にして、インクセット5(マゼンタ顔料インク5/ブラック顔料インク5)を調製した。
〔インクセット6の調製〕
上記インクセット1(マゼンタ顔料インク1/ブラック顔料インク1)の調製において、両親媒性高分子Aに代えて、高分子Fを用いた以外は同様にして、インクセット6(マゼンタ顔料インク6/ブラック顔料インク6)を調製した。
〔インクセット7の調製〕
上記インクセット1(マゼンタ顔料インク1/ブラック顔料インク1)の調製において、両親媒性高分子Aを除き、同量のイオン交換水を添加した以外は同様にして、インクセット7(マゼンタ顔料インク7/ブラック顔料インク7)を調製した。
〔インクセット8〜14の調製〕
上記インクセット1〜7の調製において、マゼンダ顔料分散体に代えて、同量の10%C.I.アシッドレッド35水溶液を、またブラック顔料分散体に代えて、同量の10%C.I.ダイレクトブラック19水溶液を用いた以外は同様にして、染料インクから構成されるインクセット8〜14を調製した。
《インクの評価》
〔デキャップ耐性の評価〕
20℃、30RH%の環境下で、ノズル口径25ミクロン、駆動周波数12kHz、ノズル数128、ノズル密度180dpiであるピエゾ型ヘッドを用い、各インクセットを1滴あたり8ピコリットルを吐出する条件で、クリーニングをせずに5日間連続して吐出した後、ノズルの出射状態を目視観察し、下記に示す基準に従ってデキャップ耐性を評価した。なお、本発明でいうdpiとは、2.54cmあたりのドット数を表す。
◎:全ノズルから正常に出射
○:1〜3ノズルで目づまりが認められるが、ノズル面からの吸引クリーニングにより正常出射状態に回復する
△:4〜10ノズルで目づまりが認められるが、ノズル面からの吸引クリーニングにより正常出射状態に回復する
×:11ノズル以上で目詰まりが発生、あるいは、吸引クリーニングにより回復不可能な目詰まりが1ノズル以上で発生
××:10ノズル以上で目詰まりが発生、あるいは、吸引クリーニングにより回復不可能な目詰まりが4ノズル以上で発生
上記評価ランクにおいて、△以上であれば実質上許容範囲にある品質と判断した。
〔フェザリング耐性の評価〕
ノズル口径25ミクロン、駆動周波数12kHz、ノズル数128、ノズル密度180dpiであるピエゾ型ヘッドを装備し、最大記録密度720×720dpiのオンデマンド型のインクジェットプリンタを使用して、各インクセットにより普通紙(コニカミノルタFirstClass紙、コニカミノルタビジネステクノロジー社製)に、巾250μm、長さ5cmの黒細線をプリントし、その黒細線の印画状態を目視観察し、下記の基準に従ってフェザリング耐性の評価を行った。
◎:滲みにより線が太ることも無く細線が再現されている
○:滲みにより線が太ることはないが5箇所以下、紙繊維に沿ったインク滲みが観測される
△:滲みにより線が太ることはないが5箇所以上、10箇所以下で紙繊維に沿ったインク滲みが観測される
×:滲みにより線が太り、紙繊維に沿ったインク滲みが11箇所以上、20箇所以下で観測される
××:滲みによる線太りが激しく、紙繊維に沿ったインク滲みも21箇所以上で観測される
上記評価ランクにおいて、△以上であれば実質上許容範囲にある品質と判断した。
〔ブリード耐性の評価〕
ノズル口径25ミクロン、駆動周波数12kHz、ノズル数128、ノズル密度180dpiであるピエゾ型ヘッドを装備し、最大記録密度720×720dpiのオンデマンド型のインクジェットプリンタを使用して、各インクセットを普通紙(コニカミノルタFirstClass紙、コニカミノルタビジネステクノロジー社製)に、マゼンダベタ画像上に100ミクロンの黒細線をプリントし、その細線の印画状態を目視観察し、下記の基準に従ってブリード耐性の評価を行った。
◎:細線(ブラック)とベタ画像(マゼンタ)との境界線が明瞭に認識できる
○:よく観察すると、わずかに境界部でにじんでいる箇所があるが、実用上全く問題のない品質である
△:境界部でにじんでいる箇所が認められるが、実用上許容範囲内の品質である
×:境界部でにじみが強く発生し、線幅が1.5倍ほどになり、実用上許容されない品質である
××:ブラック線とマゼンタベタ画像部との境界が区別できない状態である
上記評価ランクにおいて、△以上であれば実質上許容範囲にある品質と判断した。
〔画像濃度の評価〕
ノズル口径25ミクロン、駆動周波数12kHz、ノズル数128、ノズル密度180dpiであるピエゾ型ヘッドを装備し、最大記録密度720×720dpiのオンデマンド型のインクジェットプリンタを使用して、各インクセットを普通紙(コニカミノルタFirstClass紙、コニカミノルタビジネステクノロジー社製)に、ブラックベタ画像をプリントし、そのブラック画像の反射濃度をX−rite社反射濃度計を用いて測定し、下記の基準に従って画像濃度の評価を行った。
◎:ブラックベタ画像の平均濃度が1.30以上
○:ブラックベタ画像の平均濃度が1.20以上、1.30未満
△:ブラックベタ画像の平均濃度が1.10以上、1.20未満
×:ブラックベタ画像の平均濃度が1.00以上、1.10未満
××:ブラックベタ画像の平均濃度が1.00未満
上記評価ランクにおいて、△以上であれば実質上許容範囲にある品質と判断した。
〔定着性の評価〕
上記フェザリング耐性の評価で作成した黒細線画像上を、印画三分後に指で5回擦った後の画像状態を目視観察し、下記の基準に従って耐擦過性を評価した。
◎:黒細線画像に変化は全く認められない
○:黒細線画像をよく見ると、わずかに傷の発生は認められるが、実用上全く問題のない品質である
△:黒細線画像にやや擦り傷の発生が認められるが、実用上許容範囲内の品質である
×:黒細線画像に多数の擦り傷が発生し、それに伴い濃度低下を起こしており、実用上許容されない品質である
××:普通紙上に形成した黒細線画像が剥離を起こしており、実用上許容外の品質である
上記評価ランクにおいて、△以上であれば実質上許容範囲にある品質と判断した。
以上により得られた結果を、表1に示す。
Figure 2006206666
表1に記載の結果より明らかなように、本発明に係る式(1)、(2)及び(3)で規定する条件を満たす両親媒性高分子を含む本発明のインクからなるインクセットは、比較例に対し、デキャップ耐性が良好で、普通紙に印画した際のフェザリング耐性、ブリード耐性、定着性に優れ、かつ高い画像濃度が得られることが分かる。
なお、表1には水、水混合性有機溶媒及び両親媒性高分子化合物を含有する溶液Aにおける両親媒性高分子化合物の粘度換算粒径A1及び光学的粒径B1と、溶液A中の水が15質量%蒸発したときの両親媒性高分子化合物の粘度換算粒径A2及び光学的粒径B2とを記載したが、上記のマゼンタ顔料インク、ブラック顔料インク、マゼンタ染料インク、ブラック染料インクについて同様にインクにおける両親媒性高分子化合物の粘度換算粒径A3及び光学的粒径B3と、インク中の水が15質量%蒸発したときの両親媒性高分子化合物の粘度換算粒径A4及び光学的粒径B4を測定した結果、本発明のインクセットは、いずれも本発明に係る式(4)、(5)及び(6)で規定する条件を満足していることを確認することができた。
実施例2
実施例1において、記録媒体として普通紙であるコニカミノルタFirstClass紙(コニカミノルタビジネステクノロジー社製)に代えて、アート紙(特菱アート、三菱製紙社製 坪量:127g/m2)及びコート紙として印刷用コート紙(アートポスト 米坪:256g 北越製紙製)を用いて同様に画像形成を行い、実施例1に記載の方法と同様にして各評価を行った結果、本発明のインクからなるインクセットは、比較例に対し、デキャップ耐性が良好で、普通紙に印画した際のフェザリング耐性、ブリード耐性、定着性に優れ、かつ高い画像濃度が得られることを確認することができた。

Claims (8)

  1. 少なくとも、色材、水、水混合性有機溶媒及び両親媒性高分子化合物を含有するインクジェットインクにおいて、水、水混合性有機溶媒及び両親媒性高分子化合物を含有する溶液Aにおける該両親媒性高分子化合物の粘度換算粒径をA1、光学的粒径をB1とし、該溶液A中の水が10質量%以上、30質量%以下蒸発したときの該両親媒性高分子化合物の粘度換算粒径をA2、光学的粒径をB2とした時、下記式(1)、(2)及び(3)で規定する条件を同時に満たすことを特徴とするインクジェットインク。
    式(1)
    A1>A2
    式(2)
    B1<B2
    式(3)
    A1/B1≧1.05
  2. 少なくとも、色材、水、水混合性有機溶媒及び両親媒性高分子化合物を含有するインクジェットインクにおいて、インクにおける該両親媒性高分子化合物の粘度換算粒径をA3、光学的粒径をB3とし、該インク中の水が10質量%以上、30質量%以下蒸発したときの該両親媒性高分子化合物の粘度換算粒径をA4、光学的粒径をB4とした時、下記式(4)、(5)及び(6)で規定する条件を同時に満たすことを特徴とするインクジェットインク。
    式(4)
    A3>A4
    式(5)
    B3<B4
    式(6)
    A3/B3≧1.05
  3. 前記両親媒性高分子化合物が、N−置換アクリルアミド、変性ビニルエーテル及び変性ビニルアルコールから選ばれる少なくとも1種の共重合体であることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェットインク。
  4. 前記両親媒性高分子化合物の粘度換算粒径が、20nm〜1μmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェットインク。
  5. 前記色材が、顔料であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェットインク。
  6. 前記色材が、染料であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェットインク。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のインクジェットインクを用い、普通紙に記録することを特徴とする記録方法。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のインクジェットインクを用い、アート紙またはコート紙に記録することを特徴とする記録方法。
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