JP2006205687A - 液体噴射装置及び液体噴射装置における液体消費量管理方法 - Google Patents

液体噴射装置及び液体噴射装置における液体消費量管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 液体を無駄なく利用することができる液体噴射装置及び液体噴射装置における液体消費量管理方法を提供する。
【解決手段】 液体貯留手段から加圧手段の加圧力に基づき液体供給路を介して液体噴射ヘッド側へ導かれた液体を前記液体噴射ヘッドに形成されたノズルから吸引手段により吸引して排出させる場合に、前記液体貯留手段の液体残量を算出し、該算出結果に基づいて前記吸引手段による1回の吸引で排出される液体の消費量である液体消費量カウンタ値を決定し、その決定された液体消費量カウンタ値を次回の液体排出時における前記液体残量の算出のために記録管理する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、例えばインクジェット式プリンタ等の液体噴射装置及び液体噴射装置における液体消費量管理方法に関する。
液体噴射ヘッドから液体をターゲットに対して噴射する液体噴射装置として、例えば、インクジェット式記録装置(以下、単に「プリンタ」と言う)が知られている。このプリンタは、インクを収容するインクカートリッジ(液体貯留手段)と、キャリッジに搭載され、前記インクカートリッジからインク(液体)が供給される記録ヘッド(液体噴射ヘッド)とを備えている。そして、このようなプリンタでは、通常、加圧ポンプ(加圧手段)から圧送される加圧空気によりインクカートリッジ内のインクパックを加圧して、インクを記録ヘッド側に圧送し、記録ヘッドのノズルから記録媒体(ターゲット)にインクを噴射することで印刷を行っている(例えば、特許文献1)。
この記録ヘッドは、ノズル及び圧電素子を備えており、該圧電素子の駆動によりノズル内にインクを充填し、ノズル開口から該インクを噴射している。したがって、ノズル開口からは、ノズル内のインク溶媒が蒸発しやすくなっており、インクの粘度が上昇してノズルが目詰まりしやすい。また、ノズル開口からインク内に大気が混入することにより、インク内に気泡が発生してドット抜け等の印刷不良が生じることもある。このようなノズルの目詰まりや気泡混入を解消させる方法として、いわゆるチョーククリーニングや選択クリーニングといったプリンタのクリーニング方法が知られている(例えば、特許文献2)。
チョーククリーニングでは、記録ヘッドよりも上流のバルブ(開閉弁)を閉弁し、記録ヘッドのノズル形成面側から吸引ポンプ(吸引手段)で吸引することにより記録ヘッド内に負圧を生じさせ、該記録ヘッド内に存在する気泡を膨張させる。その後、前記バルブ(開閉弁)を開弁してインクを勢いよく記録ヘッド内に流入させることで、ノズル内の粘性の大きいインクや記録ヘッド内の膨張した気泡を排出している。
ところで、例えば特許文献1の加圧ポンプを特許文献2のインクカートリッジに接続したプリンタでは、チョーククリーニングにおけるバルブの開弁が、通常、加圧ポンプによる加圧力によって行われる。そして、この加圧ポンプは、ダイヤフラム式であり、1ストロークごとに加圧が行われるため、インクカートリッジ内の圧力は、段階的に上昇する。そして、このようなプリンタの場合、通常、1回あたりのチョーククリーニングにおけるインク消費量を、インクパック内のインクが満たされた状態でチョーククリーニングが行われた場合に消費されるインク消費量を基準として一律にカウントしている。
特開2000−352379号公報 特開2004−90453号公報
ところが、インクパック内のインク残量が少なくなると、その分だけインクカートリッジ内の空気容積が増し、加圧ポンプの1ストロークごとの加圧にロスが生じることから、前記バルブを開弁するために必要な加圧力が得られるまでの時間が長くなり、排出されるインク量(実際のインク消費量)が減ってしまう。すなわち、吸引ポンプの駆動時間は一定であるため、前記バルブを開弁するために必要な加圧力が得られるまでの時間が長くなると、インクが吸引(排出)される時間が短くなる。
この結果、インクパック内のインク残量が少なくなるにつれて、チョーククリーニングでのインク排出により実際に消費したインク量と一律にカウントしたインク消費量との差が大きくなり、この差分のインクが余ることで、インクの無駄が生じてしまうという問題があった。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、液体を無駄なく利用することができる液体噴射装置及び液体噴射装置における液体消費量管理方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の液体噴射装置における液体消費量管理方法は、液体貯留手段から加圧手段の加圧力に基づき液体供給路を介して液体噴射ヘッド側へ導かれた液体を前記液体噴射ヘッドに形成されたノズルから吸引手段により吸引して排出させる場合に、前記液体貯留手段の液体残量を算出し、該算出結果に基づいて前記吸引手段による1回の吸引で排出される液体の消費量である液体消費量カウンタ値を決定し、その決定された液体消費量カウンタ値を次回の液体排出時における前記液体残量の算出のために記録管理する。
この発明によれば、液体貯留手段の液体残量が少なくなって、クリーニング時の加圧手段の加圧にロスが生じても、実際に消費した液体量とカウントした液体消費量との差を小さくして液体消費量を精度良く管理することができるので、液体を無駄なく利用することができる。
本発明の液体噴射装置における液体消費量管理方法は、液体貯留手段から加圧手段の加圧力に基づき液体供給路を介して液体噴射ヘッド側へ導かれた液体を前記液体噴射ヘッドに形成されたノズルから吸引手段により吸引して排出させるに際し、前記液体供給路に設けられた差圧開閉弁を前記吸引手段の吸引力によって閉弁し、前記液体供給路における前記差圧開閉弁よりも下流側を減圧した状態で、前記加圧手段の加圧力に基づき前記液体供給路を介して前記液体噴射ヘッド側へ送出される前記液体の圧力により前記差圧開閉弁を開弁させて排出させる場合に、前記液体貯留手段の液体残量を算出し、該算出結果に基づいて前記吸引手段による1回の吸引で排出される液体の消費量である液体消費量カウンタ値を決定し、その決定された液体消費量カウンタ値を次回の液体排出時における前記液体残量の算出のために記録管理する。
この発明によれば、液体噴射ヘッドのノズルから吸引手段により吸引することにより液体供給路の差圧開閉弁が閉弁され、その差圧開閉弁よりも下流側を減圧した状態で、加圧手段の加圧力により液体を送出することにより該液体の圧力によって差圧開閉弁が開弁されるようになる。このため、差圧開閉弁が開弁されたときには、前記減圧で発生した負圧を利用して、差圧開閉弁よりも上流側から下流側に液体を一気に流入させることができる。したがって、差圧開閉弁よりも下流側の液体供給路内及び液体噴射ヘッド内の気泡、増粘した液体等の不純物を、流速の高められた液体とともに排出する、いわゆるチョーククリーニングを行うことができる。そして、このチョーククリーニング時において、液体貯留手段の液体残量が少なくなって、加圧手段の加圧にロスが生じても、実際に消費した液体量とカウントした液体消費量との差を小さくして液体消費量を精度良く管理することができるので、液体を無駄なく利用することができる。
本発明の液体噴射装置における液体消費量管理方法は、前記液体貯留手段の液体残量の算出結果に基づいて前記液体消費量カウンタ値を段階的に変化させる。
この発明によれば、特にチョーククリーニング時において、実際に消費した液体量とカウントした液体消費量との差を容易に小さくすることができる。
本発明の液体噴射装置における液体消費量管理方法は、前記液体貯留手段の液体残量の算出結果に基づいて、前記液体消費量カウンタ値を、前記液体残量に正比例させながら変化させる。
この発明によれば、特にチョーククリーニング時において、実際に消費した液体量とカウントした液体消費量との差を可及的に小さくすることができる。
本発明の液体噴射装置における液体消費量管理方法は、前記液体貯留手段が複数設けられており、前記液体消費量カウンタ値は、全ての液体貯留手段の液体残量の総和に基づいて決定される。
この発明によれば、全ての液体貯留手段に貯留された液体の最大量(液体が全く消費されていない初期量)から最小量(液体が空の状態)までを所定の閾値ごとに区切り、各区切りごとに対応した液体消費量カウンタ値を予め設定しておくことで、液体消費量カウンタ値を容易に決定することができる。
本発明の液体噴射装置における液体消費量管理方法は、前記液体貯留手段が複数設けられており、前記液体消費量カウンタ値は、前記各液体貯留手段毎に各々の液体残量に基づいてそれぞれ決定される。
この発明によれば、各液体貯留手段に貯留されたそれぞれの液体の最大量(液体が全く消費されていない初期量)から最小量(液体が空の状態)までを所定の閾値ごとに区切り、各区切り毎に対応した液体消費量カウンタ値をそれぞれ予め設定しておくことで、各液体貯留手段毎のそれぞれの液体消費量カウンタ値を容易に決定することができる。
本発明の液体噴射装置は、液体を貯留する液体貯留手段と、該液体貯留手段から前記液体を加圧して液体供給路に送出する加圧手段と、該加圧手段の加圧力に基づき前記液体供給路を介して供給された前記液体をノズルから噴射する液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッドのノズル形成面を封止する封止手段と、該封止手段の下流側から前記液体供給路内及び前記液体噴射ヘッド内の液体を吸引して排出する吸引手段とを備えた液体噴射装置において、前記吸引手段の吸引力により前記液体を吸引して排出する場合に、前記液体貯留手段の液体残量を算出する算出手段と、該算出手段による算出結果に基づいて前記吸引手段による1回の吸引で排出される液体の消費量である液体消費量カウンタ値を決定する決定手段と、その決定された液体消費量カウンタ値を次回の液体排出時における前記液体残量の算出のために記録管理する記録管理手段とを備えた。
この発明によれば、液体貯留手段の液体残量が少なくなって、クリーニング時の加圧手段の加圧にロスが生じても、実際に消費した液体量とカウントした液体消費量との差を小さくして液体消費量を正確に管理することができるので、液体を無駄なく利用することができる。
以下、本発明の液体噴射装置をインクジェット式プリンタに具体化した実施形態を図1〜図10に従って説明する。
図1に示すように、液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタ10は、フレーム11を備えており、該フレーム11には、プラテン12が架設されている。プラテン12上には、図示しない紙送りモータを有する紙送り機構により図示しない記録用紙が給送されるようになっている。また、フレーム11には、プラテン12の長手方向と平行に、棒状のガイド部材13が架設されている。
ガイド部材13には、キャリッジ14が、該ガイド部材13の軸線方向に往復移動可能に挿通支持されている。キャリッジ14は、一対のプーリ15a間に張設されたタイミングベルト15を介してキャリッジモータ16に連結されている。そして、キャリッジ14は、キャリッジモータ16の駆動により、ガイド部材13に沿って往復移動されるようになっている。
キャリッジ14のプラテン12に対向する面には、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド17が搭載されている。また、キャリッジ14上には、一時貯留した液体としてのインクを記録ヘッド17に供給するバルブユニット18が、インクジェット式プリンタ10に使用されるインクの色(種類)に対応して複数個(本実施形態では4個)備えられている。なお、記録ヘッド17の下面にはノズル19(図3参照)が設けられており、このノズル19からプラテン12上に給送された記録用紙(図示略)にインク滴が噴射されるようになっている。
図1におけるフレーム11の右端部(図1では上端部)には、カートリッジホルダ20が設けられている。このカートリッジホルダ20には、液体貯留手段としてのカートリッジ21が着脱可能に複数個(本実施形態では4個)装着されている。各カートリッジ21は、図2に示すように、断面形状が矩形状をなすケース22を備えており、該ケース22の内側に設けられた空気室24内には、カートリッジ21毎に色の異なるインクを充填したインクパック23がそれぞれ収容されている。
各ケース22の外側面には、記録管理手段としてのICチップ25がそれぞれ設けられている。これら各ICチップ25は、各カートリッジ21をカートリッジホルダ20にそれぞれ装着した際に、インクジェット式プリンタ10の制御部73(図9参照)とそれぞれ電気的に接続されるようになっている。また、ICチップ25には、インクが全く消費されていないときのインクパック23内のインク初期量及びインクパック23内の消費されたインク量等に関する情報が記録されている。
各インクパック23は、袋状に形成された可撓性フィルムの内部に、各種インクをそれぞれ充填したものである。なお、図2においては、インクパック23内のインクが未消費状態(インク残量が最大量=初期量の状態)のインクパック23を2点鎖線で描き、インクパック23内のインクが少し消費されて減った状態のインクパック23を実線で描いている。各インクパック23と、キャリッジ14上の各バルブユニット18とは、液体供給路を構成するインク供給路26を介してそれぞれ接続されている。
図1におけるフレーム11の右端部においてカートリッジホルダ20の近傍には、加圧ユニット27が搭載されている。加圧ユニット27は、空気供給路28を介して加圧空気をカートリッジ21の空気室24に圧送する装置であり、加圧手段としての加圧ポンプ29、圧力センサ30及び大気開放弁31を備えている。空気供給路28は、大気開放弁31の下流側の分配器32を境に複数本(本実施形態では4本)に分岐され、各カートリッジ21にそれぞれ接続されている。
分岐された各空気供給路28の先端部は、各カートリッジ21のケース22を貫通して空気室24内に達している。したがって、加圧ユニット27の加圧ポンプ29が駆動すると、加圧ポンプ29から圧送された空気が空気供給路28を介して各カートリッジ21の空気室24内にそれぞれ導入されるようになっている。そして、空気室24内に圧送された加圧空気の空気圧によってインクパック23が押し潰されて、該インクパック23内のインクがインク供給路26を介してバルブユニット18に供給されるようになっている。
フレーム11内の右端部寄り位置であって、キャリッジ14のホームポジションには、メンテナンスユニット33が配設されている。図3に示すように、メンテナンスユニット33は、封止手段を構成するキャップ34を備えている。キャップ34は、上面が開口した四角箱状に形成され、図示しない昇降機構に連結されている。この昇降機構は、キャリッジ14がホームポジションまで移動した際に、キャップ34を記録ヘッド17の下面と当接する位置まで上昇させて、記録ヘッド17のノズル19を気密状態に封止するようになっている。
キャップ34の底壁部には吐出口35が貫通形成され、該吐出口35には排出チューブ36が接続されている。この排出チューブ36の中間部には、吸引手段としての吸引ポンプ37が設けられている。この吸引ポンプ37は、吸引モータ38(図9参照)を駆動源として駆動されるようになっており、排出チューブ36の先端は廃インクタンク39に接続されている。そして、メンテナンスユニット33は、キャリッジ14上のバルブユニット18を利用する、いわゆるチョーククリーニングを行うようになっている。
図4に示すように、バルブユニット18は、合成樹脂からなる基材40を備えており、この基材40の一側面には凹部41が形成されている。この凹部41の底面には、基材40に貫通形成された導入路42が開口している。この導入路42は、カートリッジ21に接続されたインク供給路26と連通している。また、凹部41の底面には、突部43が形成され、該突部43の上面には、吐出路44が開口している。この吐出路44は、基材40に貫通形成され、記録ヘッド17側と連通している。
基材40の一側面には、可撓性を有するフィルム45が、凹部41側に弛みを持たせた状態で固着されており、フィルム45により凹部41が封止されている。これにより、凹部41の内面とフィルム45とで密閉状態に囲まれた圧力室46が形成されている。そして、インク供給路26からインクがバルブユニット18に供給されると、インクは導入路42を介して圧力室46に流入する。
圧力室46内に流入したインク量が増加すると、そのインクの圧力を受けてフィルム45が、図4に示すように、突部43から離間される。圧力室46内のインク量がさらに増加してインクから受ける圧力が大きくなった場合には、フィルム45は上方に膨らんだ状態になる。そして、本実施形態では、これら凹部41、フィルム45、突部43等により、差圧開閉弁としてのチョークバルブ47が構成されている。また、導入路42、凹部41、吐出路44が前記インク供給路26と共に液体供給路を構成している。
ここで、チョーククリーニングについて説明する。
チョーククリーニングの際には、図3に示すように、キャップ34が記録ヘッド17の下面に当接した状態で、吸引ポンプ37が駆動される。すると、排出チューブ36を介して、記録ヘッド17の下面とキャップ34の内面とで形成されるキャップ内空間48の空気及びインクが排出チューブ36側へ吸引排出される。その結果、キャップ内空間48は負圧状態になり、この負圧が記録ヘッド17のノズル19に作用して、該ノズル19から記録ヘッド17内のインクがキャップ内空間48に吐出される。
さらに吸引ポンプ37が駆動されると、記録ヘッド17内だけでなくバルブユニット18内のインクも吸引される。その結果、圧力室46内のインクが吐出路44から下流側に排出され、圧力室46内のインクが減少する。吸引ポンプ37の駆動が継続されると、圧力室46内のインクの減少にともなってフィルム45が突部43側に変位し、図5に示すように、フィルム45が突部43に当接して吐出路44が閉塞される。そして、吸引ポンプ37の駆動をさらに継続させると、吐出路44の入口よりも下流側がさらに減圧される。
そして、吐出路44の入口よりも下流側の負圧が蓄積されると、加圧ポンプ29が駆動される。すると、カートリッジ21からバルブユニット18にインクが供給され、圧力室46内にインクが導入される。その結果、圧力室46に送出されたインク量の増加にともない、該インクの圧力が前記負圧よりも大きくなると、フィルム45が突部43と離間する方向に変位され、吐出路44が開放される。
すると、負圧が蓄積された吐出路44に一気にインクが流れ込み、インク供給路26や圧力室46よりも下流側に滞留する気泡、増粘したインク等が流速の高められたインクとともに記録ヘッド17のノズル19から吐出される。このようにして、いわゆるチョーククリーニングが行われる。なお、記録ヘッド17のノズル19から吐出されたインクは、廃インクタンク39に排出される。
次に、上記加圧ユニット27について詳述する。
図6に示すように、加圧ポンプ29、圧力センサ30及び大気開放弁31は、取付板49に取着されることでユニット化されている。加圧ポンプ29は、ダイヤフラム式ポンプ(容積形ポンプ)であり、側壁が蛇腹状に形成された有蓋筒状の合成樹脂からなるダイヤフラム部としての伸縮部材50を備えている。伸縮部材50の内部には、空気蓄積室51(図7参照)が設けられており、該空気蓄積室51は封止部52によって密閉されている。封止部52には、加圧ポンプ29から空気を圧送するための排気チューブ53が接続されている。
伸縮部材50の先端には、押圧部材54が嵌着されている。押圧部材54は、平板状の基部55と、該基部55に一体形成されたピストン56とを備えている。ピストン56の外周面には、図示しないカム溝が形成されている。また、押圧部材54は、ピストン56を貫挿可能な第1歯車57を備えている。この第1歯車57は、ピストン56を中心に相対回転可能に支持されている。
また、基部55と第1歯車57との間には、摺動部58が配設されている。摺動部58は、第1歯車57に一体形成された突出部57aに取着され、その裏側に、ピストン56の外周面に形成された前記カム溝を摺動する突起(図示せず)を備えている。そして、第1歯車57がピストン56を中心に回転すると、摺動部58もピストン56を中心として公転し、前記突起がピストン56の前記カム溝を摺動する。すると、ピストン56が前記カム溝の形状に基づいて、該ピストン56の軸線方向(図6の矢印方向A)に往復直線運動を行うようになる。
その結果、基部55に係止された伸縮部材50もこの往復直線運動にともなって伸縮して、空気蓄積室51の体積が増減されることにより、排気チューブ53に空気が圧送されるようになっている。そして、本実施形態では、これらのピストン56、摺動部58がカム機構59を構成している。
また、取付板49には、加圧ポンプ29の駆動源である駆動手段としての加圧モータ60が配設されている。加圧モータ60は、正逆両方向に回転可能なモータである。加圧モータ60の出力軸には、モータ歯車61が取着されている。取付板49の端縁には、壁部49aが立設され、この壁部49aには、支軸62が形成されている。この支軸62には、モータ歯車61と噛合可能な第2歯車63が回転可能に軸支されている。
この第2歯車63は、第1歯車57と噛合している。そして、本実施形態では、モータ歯車61、第1歯車57及び第2歯車63が、歯車機構64を構成している。したがって、加圧モータ60の回転運動は、歯車機構64によって伝達され、カム機構59によって往復直線運動に変換され、伸縮部材50を伸縮運動させるようになっている。
図7及び図8に示すように、伸縮部材50の封止部52には、空気蓄積室51と連通する吸気路65及び排気路66が設けられている。吸気路65は、空気蓄積室51と反対側の入口が大気に開放されている。排気路66は、封止部52に接続された排気チューブ53と連通している。また、吸気路65には、大気側から空気蓄積室51に向かう空気の流れのみを許容する一方向弁である吸気許容弁67が設けられ、排気路66には、空気蓄積室51から大気側に向う空気の流れのみを許容する一方向弁である排気許容弁68が設けられている。
歯車機構64及びカム機構59の駆動により、ピストン56が伸縮部材50に近接する方向に移動されると、伸縮部材50が、図8に示すように、縮められる(排気動作)。このとき、空気蓄積室51内の空気は、排気路66を介して排気チューブ53に圧送される。この状態から、歯車機構64及びカム機構59の駆動により、ピストン56が伸縮部材50から離間する方向に移動されると、伸縮部材50は、図7に示すように、伸ばされる(吸気動作)。このとき、吸気路65を介して大気が空気蓄積室51内に導入される。このように、加圧ポンプ29が吸気動作及び排気動作を繰り返すことにより、排気チューブ53を介して空気が圧送され、カートリッジ21の空気室24内の圧力が段階的に増大されるようになっている。
また、図6に示すように、圧力センサ30には、排気チューブ53が接続されている。この圧力センサ30は、加圧ポンプ29が排気する空気の圧力を検出し、その圧力に応じた検出値を出力可能なセンサである。この圧力センサ30は、連通管69を介して大気開放弁31に接続されている。
大気開放弁31は、連通管69と空気供給路28との間に設けられ、弁開放レバー70を備えている。この弁開放レバー70が押し込まれると、大気開放弁31は、空気供給路28を大気に開放するように作用する。弁開放レバー70が押し込まれていない状態では、空気供給路28は大気に開放されず、加圧ポンプ29から圧送される空気が空気供給路28を介してカートリッジ21に供給されるようになっている。また、弁開放レバー70の近傍には、図示しない弁開放機構が備えられている。この弁開放機構は、加圧モータ60に連結した歯車機構と、弁開放レバー70を押圧可能な押圧部材とを備えており、加圧モータ60が逆回転した際に、弁開放レバー70を押圧するようになっている。
さらに、図6に示すように、取付板49における加圧ポンプ29の押圧部材54の近傍には、伸縮部材50の位置を検出するホーム検出器71が取着されている。ホーム検出器71は、リミットスイッチやフォトセンサ等から構成されており、検出レバー72を備えている。そして、伸縮部材50が最大限に伸びきった状態、すなわち伸縮部材50がホーム位置に配置された場合には、押圧部材54の基部55により検出レバー72が押し込まれることで、ホーム検出器71から検出信号が出力されるようになっている。
次に、上記インクジェット式プリンタ10の電気的構成について図9に基づいて説明する。
インクジェット式プリンタ10は、制御部73を備えており、該制御部73は、算出手段及び決定手段としてのCPU74と、ROM75及びRAM76とを備えている。CPU74は、ROM75に格納された各種制御プログラムに基づき、RAM76を作業領域としてメイン制御を行うようになっている。そして、制御部73は、図示しないインターフェイスを介して図示しないホストコンピュータに接続されており、該ホストコンピュータから送信された印刷データに基づいて印刷動作を行うようになっている。
また、ROM75には、液体消費量カウンタ値としてのインク消費量カウンタ値を決定するための決定用データが記憶されている。この決定用データには、全カートリッジ21に貯留されたインクの残量合計が、その最大値(各インクが全く消費されていない初期状態)から最小値(全インクが空の状態)まで、所定の区切り単位(本実施形態では2グラム単位)で複数の残量範囲に段階的に区切られ、各残量範囲に各々対応したインク消費量カウンタ値が予め設定されている。なお、インク消費量カウンタ値とは、1回のチョーククリーニングで消費されるインクの量のことである。
上記決定用データを具体的に説明すると、例えばインクの残量合計の最大値が20グラムで、区切り単位を2グラムとした場合には、残量合計が大きい方から順に、20〜18グラム、18〜16グラム、16〜14グラム、・・・、2〜0グラムという10段階の残量範囲が区切り設定されることになる。そして、この10段階に区切られた各残量範囲に個々対応させて、インクの種類、カートリッジ21の空気室24の室内容積及び加圧ポンプ29の能力等に基づいて、予め実験等によりインク消費量カウンタ値がそれぞれ設定されている。すなわち、例えば、残量合計が20〜18グラムの残量範囲内にあるときはインク消費量カウンタ値が1.8グラム、残量合計が18〜16グラムの残量範囲内にあるときはインク消費量カウンタ値が1.6グラムというように、全ての残量範囲毎にインク消費量カウンタ値がそれぞれ予め設定されている。
また、CPU74には、ICチップ25、圧力センサ30、加圧モータ60及び吸引モータ38が電気的に接続されている。そして、CPU74は、圧力センサ30から出力された検出値に基づいて加圧空気の圧力値を算出し、この算出した圧力値に基づいて加圧モータ60を駆動制御する。また、CPU74は、チョーククリーニング時に吸引モータ38を駆動制御する。
次に、インクジェット式プリンタ10のチョーククリーニングの処理手順について図10に示すフローチャートに基づいて説明する。
さて、CPU74は、インクジェット式プリンタ10が非印刷状態であって、キャリッジ14がホームポジションに配置された場合、所定期間ごとにROM75に格納されたクリーニングプログラムに基づいてチョーククリーニングを行う。
まず、CPU74は、各ICチップ25から、各カートリッジ21のインクパック23内のインク初期量と、各カートリッジ21のインクパック23内の現在までに消費されたインク消費量を読み取る(ステップS1)。CPU74は、ステップS1で各カートリッジ21から読み取った各インク初期量及び各インク消費量をそれぞれ合計して、全インク初期量及び全インク消費量を算出する。そして、CPU74は、全インク初期量から全インク消費量を減算して、現在の全インク残量を算出する。
次に、CPUは、この算出された現在の全インク残量を、ROM75に記憶されたインク消費量カウンタ値の決定用データと照合して、現在の全インク残量が決定用データにおいて区切り設定された各残量範囲のうち何れの残量範囲に属するかを判断する。そして、CPUは、この現在の全インク残量が属すると判断された残量範囲に対応して設定されているインク消費量カウンタ値を決定用データから抽出し、今回のチョーククリーニングにおけるインク消費量カウンタ値として決定する(ステップS2)。
次に、CPU74は、吸引モータ38を駆動して、吸引ポンプ37を駆動する(ステップS3)。このとき、キャップ34は、昇降機構により記録ヘッド17の下面に当接した作用位置に配置されている。すると、記録ヘッド17内及びそれよりも上流側のバルブユニット18内のインクが吸引排出され、圧力室46内のインクが減少する結果、フィルム45が突部43に当接して吐出路44が閉塞され、圧力室46よりも下流側に負圧が蓄積される。
すると次に、CPU74は、加圧モータ60を駆動して、加圧ポンプ29を駆動させる(ステップS4)。そして、カートリッジ21からのインク圧送に伴い、圧力室46内の圧力が該圧力室46よりも下流側の負圧力よりも高くなるようにし、フィルム45を突部43から離間させてチョークバルブ47を開弁させる。このとき、加圧ポンプ29の駆動開始時からチョークバルブ47の開弁時までの時間は、インクパック23内の残量が多いほど短くなる。そして、チョークバルブ47が開弁すると、圧力室46よりも下流にインクが一気に流れ込む。
次に、CPU74は、圧力センサ30の検出値に基づいて、排気チューブ53、連通管69、空気供給路28からなる空気流路を介して各カートリッジ21の空気室24内に圧送される加圧空気の空気圧が所定圧P1以上であるか否かを判断する(ステップS5)。この所定圧P1は、その圧力でインクパック23を押圧した場合に、該インクパック23を押し潰してインクパック23内からインク供給路26側にインクを送出可能な圧力である。ステップS5において所定圧P1以上でない場合(ステップS5においてNOの場合)には、このステップS5の判断処理を予め定めた一定周期で繰り返す。一方、ステップS5において所定圧P1以上である場合(ステップS5においてYESの場合)には、吸引モータ38の駆動を停止して吸引ポンプ37を停止する(ステップS6)。
そして次に、CPU74は、加圧モータ60の駆動を停止して加圧ポンプ29を停止する(ステップS7)。このとき、CPU74は、加圧モータ60を逆回転して伸縮部材50をホーム位置まで伸長させてから、加圧モータ60の駆動を停止する。その後、CPU74は、ステップS2で決定したインク消費量カウンタ値を、現在までに各ICチップ25にカウント(記録管理)されているインク消費量に加算し、この加算後のインク消費量を各ICチップ25に記録する。
このようにして、チョーククリーニングが適宜行われることにより、液体供給路(インク供給路26、導入路42、凹部41、吐出路44)内及び記録ヘッド17内の気泡及び不純物が排出され、インク充填性が向上される。また、そのチョーククリーニング時に消費されるインク消費量カウンタ値が、その時点の全カートリッジ21のインク残量に基づき決定され、その決定されたインク消費量カウンタ値がICチップ25に記録される。
以上、詳述した実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)特にチョーククリーニング時において、インクパック23内のインク量が少なくなっている場合には、空気室24内の加圧空気を充満させるべき容積が増加して加圧ポンプ29のインクパック23に対する加圧力にロスが生じるため、インク残量に対応したインク消費量カウンタ値を、チョーククリーニングごとに毎回決定している。すなわち、加圧ポンプ29のインクパック23に対する加圧力のロス分を計算にいれたインク消費量カウンタ値を決定してインク残量(またはインク消費量)を記録管理している。この結果、実際にチョーククリーニングで消費されるインク量と、カウント(記録)するインク消費量との差が小さくなるので、インク残量(またはインク消費量)を精度良く管理することができ、インクを無駄なく利用することができる。
(2)インク消費量カウンタ値は、ROM75が記憶する決定用データにおいて複数段階に区切り設定された残量範囲毎に個別対応して設定されているため、その時点でのインク残量が属する残量範囲に対応したインク消費量カウンタ値を簡単に抽出することができる。したがって、そのように抽出したインク消費量カウンタ値をICチップ25に記録管理することにより、特にチョーククリーニング時において、実際にチョーククリーニングで消費されるインク量と、カウントするインク消費量との差を容易に小さくすることができる。
(3)インク消費量カウンタ値は、全カートリッジ21のインク残量の総和に基づいて設定されているため、記録ヘッド17の全てのノズル19から一斉に各色のインクを吸引排出するチョーククリーニングを行う場合において、そのインク消費量カウンタ値を容易に求めることができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・バルブユニット18を省略し、インク供給路26から記録ヘッド17へインクを直接供給するようにしてもよい。この場合も、記録ヘッド17のノズル19をキャップ34で封止した状態で吸引ポンプ37を駆動させれば、その吸引力により記録ヘッド17内からインクを吸引排出して記録ヘッド17内をクリーニングすることができる。
・実施形態のインクジェット式プリンタ10におけるインク消費量管理方法を、例えば複数ある各ノズル19のうち何れか一つのノズル19に対応したインクの吸引排出のみを選択的に行う選択クリーニングの場合のインク消費量管理に適用してもよい。
・ROM75が記憶するインク消費量カウンタ値の決定用データにおいては、段階的な残量範囲毎のインク消費量カウンタ値を、各カートリッジ21個々のインク残量に基づいてカートリッジ21毎にそれぞれ設定してもよい。この場合、選択クリーニングの際のインク消費量を的確に記録管理することが可能となる。
・ステップS2において、インク消費量カウンタ値を、全カートリッジ21のインク消費量合計と予め設定した係数Nとの積によって算出してもよい。この場合、例えば全カートリッジ21のインク残量合計を10で割ることによって求められる数値を係数Nとして設定すれば、インク消費量カウンタ値をインク残量に対して正比例させながら変化させることも可能となる。したがって、このようにすれば、特にチョーククリーニング時において、実際にチョーククリーニングで消費されるインク量と、カウントするインク消費量との差を可及的に小さくすることができる。
・チョークバルブ47は、カートリッジ21から記録ヘッド17のノズル19までの液体供給路(例えばインク供給路26等)であれば、バルブユニット18以外の位置に設けてもよい。
・インクジェット式プリンタ10には、カートリッジ21を1個、あるいは4個以外の複数個設けるようにしてもよい。
・上記実施形態では、液体噴射装置をインクジェット式プリンタ10として具体化したが、例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタの製造や、有機ELディスプレイ等の画素形成に利用される液体噴射装置であってもよい。
実施形態のインクジェット式プリンタの要部平面図。 実施形態のカートリッジの断面図。 実施形態のメンテナンスユニットの模式図。 実施形態のチョークバルブが開弁状態にあるバルブユニットの要部断面図。 実施形態のチョークバルブが閉弁状態にあるバルブユニットの要部断面図。 実施形態の加圧ユニットの平面図。 実施形態の伸縮部材の伸長した状態の断面図。 実施形態の伸縮部材の収縮した状態の断面図。 同プリンタのブロック図。 同プリンタのチョーククリーニングの処理手順を示すフローチャート。
符号の説明
10…液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタ、17…液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド、19…ノズル、21…液体貯留手段としてのカートリッジ、25…記録管理手段としてのICチップ、26…液体供給路を構成するインク供給路、29…加圧手段としての加圧ポンプ、34…封止手段を構成するキャップ、37…吸引手段としての吸引ポンプ、41…液体供給路を構成する凹部、42…液体供給路を構成する導入路、43…液体供給路を構成する吐出路、47…差圧開閉弁としてのチョークバルブ、74…算出手段及び決定手段としてのCPU。

Claims (7)

  1. 液体貯留手段から加圧手段の加圧力に基づき液体供給路を介して液体噴射ヘッド側へ導かれた液体を前記液体噴射ヘッドに形成されたノズルから吸引手段により吸引して排出させる場合に、前記液体貯留手段の液体残量を算出し、該算出結果に基づいて前記吸引手段による1回の吸引で排出される液体の消費量である液体消費量カウンタ値を決定し、その決定された液体消費量カウンタ値を次回の液体排出時における前記液体残量の算出のために記録管理することを特徴とする液体噴射装置における液体消費量管理方法。
  2. 液体貯留手段から加圧手段の加圧力に基づき液体供給路を介して液体噴射ヘッド側へ導かれた液体を前記液体噴射ヘッドに形成されたノズルから吸引手段により吸引して排出させるに際し、前記液体供給路に設けられた差圧開閉弁を前記吸引手段の吸引力によって閉弁し、前記液体供給路における前記差圧開閉弁よりも下流側を減圧した状態で、前記加圧手段の加圧力に基づき前記液体供給路を介して前記液体噴射ヘッド側へ送出される前記液体の圧力により前記差圧開閉弁を開弁させて排出させる場合に、前記液体貯留手段の液体残量を算出し、該算出結果に基づいて前記吸引手段による1回の吸引で排出される液体の消費量である液体消費量カウンタ値を決定し、その決定された液体消費量カウンタ値を次回の液体排出時における前記液体残量の算出のために記録管理することを特徴とする液体噴射装置における液体消費量管理方法。
  3. 前記液体貯留手段の液体残量の算出結果に基づいて前記液体消費量カウンタ値を段階的に変化させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体噴射装置における液体消費量管理方法。
  4. 前記液体貯留手段の液体残量の算出結果に基づいて、前記液体消費量カウンタ値を、前記液体残量に正比例させながら変化させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体噴射装置における液体消費量管理方法。
  5. 前記液体貯留手段は複数設けられており、前記液体消費量カウンタ値は、全ての液体貯留手段の液体残量の総和に基づいて決定されることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置における液体消費量管理方法。
  6. 前記液体貯留手段は複数設けられており、前記液体消費量カウンタ値は、前記各液体貯留手段毎に各々の液体残量に基づいてそれぞれ決定されることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置における液体消費量管理方法。
  7. 液体を貯留する液体貯留手段と、該液体貯留手段から前記液体を加圧して液体供給路に送出する加圧手段と、該加圧手段の加圧力に基づき前記液体供給路を介して供給された前記液体をノズルから噴射する液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッドのノズル形成面を封止する封止手段と、該封止手段の下流側から前記液体供給路内及び前記液体噴射ヘッド内の液体を吸引して排出する吸引手段とを備えた液体噴射装置において、
    前記吸引手段の吸引力により前記液体を吸引して排出する場合に、前記液体貯留手段の液体残量を算出する算出手段と、該算出手段による算出結果に基づいて前記吸引手段による1回の吸引で排出される液体の消費量である液体消費量カウンタ値を決定する決定手段と、その決定された液体消費量カウンタ値を次回の液体排出時における前記液体残量の算出のために記録管理する記録管理手段とを備えたことを特徴とする液体噴射装置。
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