JP2006205416A - 回転印用無端印字ベルト - Google Patents

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Abstract

【課題】回転印に使用される連続気泡を有する多孔質印材を用いた無端印字ベルトであって、回転印としたときにインキを内蔵している無端印字ベルトがスリップせずに回動することができ、また、回転子や摘みを使用しない構成の回転印を得ることができ、回転印全体のスリム化を図ることができる無端印字ベルトを提供する。
【解決手段】数字やアルファベットなどからなる鏡像文字0〜9をインキ滲出部111とし鏡像文字以外の余白部分を非インキ滲出部112として平版状の印面を形成した多孔質熱可塑性樹脂の裏面を織編物又は不織布からなる基布によって補強してなる多孔質印材と、前記鏡像文字に対応する正像文字0’〜9’を凸状に形成したゴムの裏面を織編物又は不織布からなる基布によって補強してなるゴム部材とを、前記多孔質印材の鏡像文字0〜9に対応する前記ゴム部材正像文字0’〜9’が対向するよう結合してなる回転印用無端印字ベルト。
【選択図】図2

Description

本発明は、インキ内蔵タイプの回転印に使用するための連続気泡を有する多孔質印材からなる無端印字ベルトに関するものである。
実開昭47−36413号、実開平2−29758号等に開示されているような連続気泡を有する多孔質印材を用いた無端印字ベルトを用いてなる回転印は、多孔質印材中にインキを内蔵できるので、使用の度にインキを付着させなくても連続して押印することができ、大変有用である。
しかしながら、実開昭47−36413号タイプの回転印には、無端印字ベルトを回転させるために回転子と呼ばれる回転補助具が必要であるが、前述の通り無端印字ベルトは多孔質であってインキを内蔵しているために、回転子と無端印字ベルトがスリップしやすいという欠点があった。また、回転子は、ある程度の大きさの円形状をしているので、回転印全体が大きくなってしまう欠点があった。
一方、実開平2−29758号タイプの回転印は、無端印字ベルトに摘みを固定させてあるので、無端印字ベルト自体がスリップすることはないが、摘みを外部に露出しなければならないので、回転印全体が大きくなってしまう欠点があった。
実開昭47−36413号公報 実開平2−29758号公報
本発明は、回転印に使用される連続気泡を有する多孔質印材を用いた無端印字ベルトであって、回転印としたときにインキを内蔵している無端印字ベルトがスリップせずに回動することができ、また、回転子や摘みを使用しない構成の回転印を得ることができ、回転印全体のスリム化を図ることができる無端印字ベルトを提供することを目的としている。
数字やアルファベットなどからなる鏡像文字をインキ滲出部とし鏡像文字以外の余白部分を非インキ滲出部として平版状の印面を形成した多孔質熱可塑性樹脂の裏面を織編物又は不織布からなる基布によって補強してなる多孔質印材と、
前記鏡像文字に対応する正像文字を凸状に形成したゴムの裏面を織編物又は不織布からなる基布によって補強してなるゴム部材とを、
前記多孔質印材の鏡像文字に対応する前記ゴム部材正像文字が対向するよう結合してなる回転印用無端印字ベルト。
本発明の無端印字ベルトは、裏面を基布によって補強し表面に多孔質熱可塑性樹脂によって鏡像文字を形成した多孔質印材と、裏面を基布によって補強し表面にゴムによって正像文字を形成したゴム部材を、後述する図1のように鏡像文字と正像文字が対向するように結合してなる無端印字ベルトであって、後述する図2のような回転印として使用するものであるが、ゴム製の凸状正像文字を指等で直接回動させることができるので無端印字ベルトがスリップすることはなく、また、回転子や摘みを使用しないので回転印全体をスリムにできる効果がある。
また、従来の回転印を使用する際は、回転印の把手を握って印面を覗き込みながら、所望する日付等を選択的に位置合わせしていたので、その位置確認がしづらいものであったし、無端印字ベルトに形成される数字やアルファベットなどからなる文字は、正像ではなく鏡像文字であるので、視認しづらいものであったが、本発明の無端印字ベルトは、印字体の鏡像文字と回動用の凸状正像文字が対向しているので、正像文字を確認するだけで、容易に所望の文字を押印面に位置させることができる効果がある。
以下、図を参照しながら本発明を説明する。
図1及び図2において100は回転印用無端印字ベルトであって、多孔質印材110とゴム部材120を結合して構成されている。
多孔質印材110は、インキ滲出部と非インキ滲出部の高低差が0.01mm〜1.0mm程度の凹凸があまり存在しない平版状の印材であって、多孔質熱可塑性樹脂の裏面を、織編物又は不織布からなる基布によって補強して構成される。具体的には、熱可塑性樹脂、水溶性有機溶剤、水溶性気泡形成剤、添加剤を適当な割合で配合し混練したものを板状に成型し、その上に織編物や不織布からなる基布を重ね合わせて金型に収容し加圧加熱して一体化させたシート体を得た後、当該シート体から水溶性有機溶剤及び水溶性気泡形成剤を洗除して製造される多孔質印材を用い、必要に応じて印面を形成した後、所要のサイズに切断して製造される。
印面を形成する方法としては、加熱した金型を直接押し当てて余白部分を溶融する方法、サーマルヘッドで余白部分を直接加熱して溶融する方法、炭酸ガスレーザやYAGレーザといった各種レーザ光を用いて余白部分を加熱して溶融する方法、発熱材を介在させ赤外線キセノンフラッシュランプなどによって余白部分を加熱して溶融する方法などを用いることができ、数字やアルファベットなどの文字を鏡像文字の状態で多孔質印材を溶融せずに残存させインキ滲出部111とし、余白に相当する部分の熱可塑性樹脂を溶融固化させてインキが滲み出し不能な非インキ滲出部112として印面を形成する。
多孔質印材に用いることができる熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン、ポリウレタン、ポリ−1,2−ブタジエン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル酸メチルエステル、アクリル酸エチルエステル、アクリル酸プロピルエステル、アクリル酸ブチルエステル、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリエチレン系熱可塑性エラストマー、ポリプロピレン系熱可塑性エラストマー、ポリブチレン系熱可塑性エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー、ポリジエン系熱可塑性エラストマー、ポリ塩化物系熱可塑性エラストマーなどの熱可塑性樹脂をあげることができる。前記熱可塑性樹脂は、融点が40℃〜250℃のものが好ましく用いられる。前記熱可塑性樹脂の中で、耐侯性、耐薬品性、成形性等物理的側面からポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン系熱可塑性エラストマー、ポリプロピレン系熱可塑性エラストマーが最も好ましく用いられる。
また、多孔質印材に用いることができる水溶性有機溶剤としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリンなどを使用することができる。また、水溶性気泡形成剤としては、塩化ナトリウムや塩化カルシウム等のアルカリ金属塩などを用いることができ、2〜100μmの粒径のものが好ましく用いられる。また、必要に応じてカーボンブラック、有機顔料、パール顔料など赤外線を吸収して発熱する着色兼発熱材微粉末を添加剤として加えてもよい。
多孔質印材に用いることができる水溶性気泡形成剤としては、塩や糖などの微粉末をあげることができる。
塩は、微粉末化が容易で、樹脂の加工温度(40℃〜180℃)において分解ガス化せず、かつ、水によって容易に除去できる無機化合物を用い、具体的には塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、硝酸ナトリウムなどの金属塩が好ましく用いられる。直径は、通常1〜500μmのものを使用する。
糖は、ペントースやヘキトースなどの単糖類、サッカロースやマルトースなどの二糖類、デンプンやグリコーゲンなどの多糖類のいずれも使用でき、更に、これらを併用して使用することもできる。粒径は、通常1〜500μmのものを使用する。その中でも特に、デンプンが水溶性において優れているうえ、均一な所要粒径を有する粉末が容易に得られ、また、安価であるため好ましく使用される。
水溶性気泡形成剤の使用比率は、熱可塑性樹脂100部に対し、約50〜1500部であり、好ましくは100〜800部である。水溶性気泡形成剤は、塩と糖をそれぞれ単独で用いてもよいし、併用して用いてもよく、用途によって適宜選択すればよい。
更に、多孔質印材には添加物等も必要に応じて使用することができる。例えば、ポリエチレングリコール・ポリプロピレングリコール・ポリエチレングリコール・ポリプロピレングリコール共重合体・ポリエチレングリコールアルキルエーテル・ポリプロピレングリコールアルキルエーテル・ポリビニルアルコール・ポリアリルアミン・パラフィン・ワックス・高級脂肪酸・フッ素系界面活性剤・シリコーン系界面活性剤・非イオン界面活性剤などの滑剤、アミン系の老化防止剤、ワセリン・可塑剤などの軟化剤、還元パラチノースなどの添加剤、カーボンブラック・ニグロシン・弁柄・群青等の任意の顔料や染料といった着色剤などを有効量添加することができる。
上記滑剤の中でも融点が40℃以上であって、前記熱可塑性樹脂の融点(40℃〜180℃)において分解せず、かつ、分子量700〜30000程度のポリエチレングリコールが最も好ましく用いられる。当該ポリエチレングリコールも融点が40℃以上であって常温では固体なので、シート体を作成すると固結化した硬質シート体を得ることができ、手指で押しても変形しないので取り扱いが簡便となる利点がある。また、当該ポリエチレングリコールは水溶性なので、シート体を洗浄する際に除去される。
また、選択的に赤外線を照射することによって多孔質印材の印面を形成する方法を用いる場合は、赤外線を効率良く吸収する添加剤が必要であり、着色剤としても用いられるカーボンブラックが最も好ましい添加剤として用いられる。
上記添加剤の使用比率は、熱可塑性樹脂100部に対し、0.1〜1000部程度である。添加剤は用途によって適宜選択され、数種類併用して用いることができる。
次に、多孔質印材に用いることができる基布としては、綿、絹、羊毛、アセテート、ビニロン、ビニリデン、ポリ塩化ビニル、アクリル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリウレタン、フッ素系フィラメント、ポリクラール、レーヨン、ナイロン、ポリエステルなどの繊維を平織りや綾織りした織物や各種編物とした布、不織布とした布、を用いることができる。特に、極微細繊維といわれる繊度1d以下の合成繊維を使用した織編物は、耐インキ性、インキの流通性、強度、ほつれ、耐熱性、接着性、回転性、耐久性などに優れているので、最も好ましい。例えば、シルフローラX(商品名:東洋紡績株式会社製)、ザヴィーナミニマックス、クラウゼンMCF、ベルセイムハイテクロス(商品名:鐘紡株式会社製)がある。
また、本発明の基布は、厚み0.5mm以下の織編物が好ましく用いられる。
次に、多孔質印材の作成方法について説明する。
まず二本ロールやニーダーに水溶性気泡形成剤、必要に応じて必要量のポリエチレングリコールやカーボンブラック等の添加剤を投入し、加熱しながら撹拌する。次に、チップ化された熱可塑性樹脂を加え、熱可塑性樹脂の融点以上の温度にしながら更に混合する。次に、この混合物を押し出し機などにて平板状に成形した後、空冷して、まず板状原部材を作成する。
当該板状原部材は熱可塑性樹脂中に、水溶性気泡形成剤や添加剤などが渾然一体かつ均一に分散された状態となっており、また、固結化した硬質平板体となっており、手指で押しても容易に変形しない。
厚み20.0mm以下の板状原部材が押し出し成形可能であり、厚み2.0mm未満例えば厚み0.1〜1.9mmの板状原部材をも成形可能であった。
次に、板状原部材と基布とを、重ね合わせて型に収容し、若干圧力を加えつつ熱可塑性樹脂の融点以上の温度約40℃〜250℃に加熱して一体化したシート体を得る。圧力を加えることによって当該シート体は収縮し、前記板状原部材の厚みの99%〜5%程度に収縮する。あるいは、前記板状原部材の押し出し口に熱ロールを設置して連続的に基布と圧着しても一体化したシート体を得ることができる。
次に、温水、流水等を用いて、前記シート体から水溶性気泡形成剤や添加剤などを除去した後、これを脱水乾燥させ、多孔質印材が作成される。
当該多孔質印材は、ホットメルトシート等の接着剤を用いていないが、熱可塑性樹脂と基布が強固に接着したものとなっている。
次に、多孔質印材に印面を形成する。通常本発明のような多孔質印材は、印材表面に文字図形等の印面を形成するために、余白に相当する部分の熱可塑性樹脂を溶融固化させてインキが滲み出し不能な非多孔質印材保護被膜で非印字部を形成すると共に、文字図形等に相当する部分をインキが滲み出し可能となるように印材を溶融せずに残すことによって印面を形成する。
印面を形成する方法としては、加熱した金型を直接押し当てて余白部分を溶融する方法、サーマルヘッドで余白部分を直接加熱して溶融する方法、炭酸ガスレーザやYAGレーザといった各種レーザ光を用いて余白部分を加熱して溶融する方法、発熱材を介在させ赤外線キセノンフラッシュランプなどによって余白部分を加熱して溶融する方法などを用いることができる。
次に、多孔質印材を超音波カッターなどで所要のサイズに切断する。
次に、ゴム部材120を説明する。
ゴム部材120は、ゴム、加硫剤、充填剤、軟化剤、着色剤、老化防止剤、その他の添加剤等を混練した後、これを加硫して得ることができる。素材としては、通常のゴムであれば特に問題なく使用でき、天然ゴム、NBR、SBR、BR、IR、EPDM、ACM、IIRなどのゴムを単独又は混合して使用することができる。加硫剤も前記ゴムを加硫するのに通常用いるものであれば特に問題なく使用でき、硫黄、硫黄化合物などを用いることができる。また、一般のゴム成形物と同様に充填剤、軟化剤、着色剤、老化防止剤などの添加剤を配合することが好ましい。充填剤としては、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、珪酸、珪酸マグネシウム、珪酸カルシウム等をあげることができ、軟化剤としては、パラフィン系プロセスオイル、ナフテン系プロセスオイル等をあげることができ、着色剤としては、カーボンブラック、チタンホワイト、群青、フタロシアニン、ベンガラ、クロム酸鉛等をあげることができ、老化防止剤としては、フェノール、ワックス等をあげることができる。また、他に加硫助剤として、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸、亜鉛華、酸化亜鉛、酸化マグネシウム等や、加硫促進剤として、チアゾール類、チラウム類、スルフェンアミド類、ジチオカルバミン酸塩類等の添加剤を配合してもよい。
次に、ゴム部材の製造方法について説明する。
ゴム、加硫剤、充填剤、軟化剤、着色剤、老化防止剤、加硫促進剤、加硫助剤等の添加剤をミキシングロールにてよく混練した後、カレンダーロールにてシート出し、これを文字等を彫刻した金型内に収容し、その上に補強用の布を重ね、温度100〜200℃、圧力100〜200Kg/cm2、時間10〜20分で加硫する。次に、これを所要のサイズに切断すれば、ゴム部材を得ることができる。
次に、回転印用無端印字ベルト100を作成する方法について説明する。
上記のように数字やアルファベットなどからなる鏡像文字を形成した多孔質印材110と、当該鏡像文字に対応する正像文字を形成したゴム部材120を用意する。
図1及び図2では、1、2、3、4、5、6、7、8、9、0の鏡像文字を多孔質印材110に形成し、1、2、3、4、5、6、7、8、9、0の凸状正像文字をゴム部材120に形成してある。
次に、多孔質印材110の両端とゴム部材120の両端を重ね合わせて熱シール機にて熱融着し、両者を結合した無端印字ベルトを作成する。材質が熱硬化性樹脂でなく熱可塑性樹脂であるので、特に接着剤は必要なくそのまま熱融着が可能であるが、ゴム糊などの接着剤を使用して結合することも可能である。通常この後、多孔質印材110にインキを含浸させるが、最終的にインキを内蔵した無端印字ベルトを得られればよいので、どの工程でインキを含浸させようが全く構わない。
このように多孔質印材110とゴム部材120を結合させると、多孔質印材の鏡像文字とゴム部材の正像文字が対向し、例えば多孔質印材の鏡像文字5が下面に位置する場合には、ゴム部材の正像文字5が上面に位置するようになる。このようにして本発明の無端印字ベルトを得ることができる。
本発明の無端印字ベルトを複数用いると図2のような回転印を得ることができる。130は無端印字ベルトを支えるための支持体であるが、通常は図2の状態そのままでなく、更にカバー体を装着して持ちやすく汚れない状態として使用される。また、支持体下端にインキ供給用のインキ吸蔵体を配置することも可能である。
このような回転印は、ゴム部材の凸状正像文字を指等で直接回動させることができるので無端印字ベルトがスリップすることはなく、また、回転子や摘みを使用しないので回転印全体をスリムにできる。
また、従来の回転印を使用する際は、回転印の把手を握って印面を覗き込みながら、所望する日付等を選択的に位置合わせしていたので、その位置確認がしづらいものであったし、無端印字ベルトに形成される数字やアルファベットなどからなる文字は、正像ではなく鏡像文字であるので、視認しづらいものであったが、当該回転印は、印字を行なう鏡像文字と回動用の凸状正像文字が対向しているので、正像文字を確認するだけで、容易に所望の文字を押印面に位置させることができるものである。
また、多孔質印材には予めインキを含浸させておくことができるので、スタンプ台等を用いない浸透印となって、連続押印が可能である。
本発明の無端印字ベルト 本発明を複数使用した回転印
符号の説明
1、2、3、4、5、6、7、8、9、0:鏡像文字
1’、2’、3’、4’、5’、6’、7’、8’、9’、0’、:正像文字
100:無端印字ベルト
110:多孔質印材
111:インキ滲出部
112:非インキ滲出部
120:ゴム部材
130:支持体

Claims (1)

  1. 数字やアルファベットなどからなる鏡像文字をインキ滲出部とし鏡像文字以外の余白部分を非インキ滲出部として平版状の印面を形成した多孔質熱可塑性樹脂の裏面を織編物又は不織布からなる基布によって補強してなる多孔質印材と、
    前記鏡像文字に対応する正像文字を凸状に形成したゴムの裏面を織編物又は不織布からなる基布によって補強してなるゴム部材とを、
    前記多孔質印材の鏡像文字に対応する前記ゴム部材正像文字が対向するよう結合してなる回転印用無端印字ベルト。
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