JP2006204040A - モーターの軸管の組立構造 - Google Patents

モーターの軸管の組立構造 Download PDF

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Abstract

【解決手段】 軸管11およびブッシュ12により構成される。軸管は殻座に固設され、軸管の内周壁には少なくとも一個の第一係止部材115が設けられ、軸管の外径にはステータ組が結合される。ブッシュは軸管の内部に嵌設され、ブッシュに軸受20を収容することができ、さらにブッシュには少なくとも一個の第二係止部材122が設けられる。組立時において軸受はブッシュの内部に設置され、さらにブッシュの第二係止部材は軸管の第一係止部材を係止することにより、軸管とブッシュは互いに挟圧し支持するように形成される。
【効果】ブッシュと軸管は互いに挟圧し支持するように形成されることにより、軸承を緊密に結合し位置決めするため、ブッシュと軸受が軸管から離脱するのを防止することができるため、組立の信頼性を確実に高め、ローターの回動の平衡性と回動の安定性を維持し、さらにモーターの使用寿命を増やすことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、モーターの軸管の組立構造に関するもので、特に軸管とブッシュとの結合を利用してステータの組立の信頼性を高め、軸受の位置決めを強化し、モーターのローターの回転の平衡性と安定性を維持できるモーターの軸管の組立構造に係るものである。
従来のモーターの軸管の組立構造としては、図16、17に示すように、殻座10、軸受20、ステータ組30、回路板31とローター40が含まれる。殻座10の中央には一体成型になるように軸管11が成型され、軸管11の内周壁には階段状部11aが形成され、さらに軸管11の上端には複数個の凹欠溝11bが設けられ、凹欠溝11bにより軸管11は拡大の弾力性を有するように形成される。それにより、軸管11が軸受20に収容された時、軸管11は固定ブッシュ11cを利用して階段状部11aに嵌設されることにより、軸受20の組立の信頼性を増やすことができると共に、安定してローター40の軸桿41を穿設して結合することができる。また、軸管11の外周壁には少なくとも一個の突出リブ11dが形成されることにより、ステータ組30の軸孔の複数個の凹欠溝30aを係止し結合するため、ステータ組30の組立の安定性を増やすことができる。ステータ組30は複数個の支持脚30bを利用して回路板31を結合することができる。また、組立を完成した時、固定ブッシュ11cは軸管11の上端の外径を弾性的に拡張させることができるため、ステータ組30が軸管11から離脱するのを避けることができるようにとしたものがある(例えば、特許文献1を参照)。
中華民国公告番号第427433号
上記のような従来のモーターの軸管の組立構造においては、軸管11の構造が簡単になり、組立も簡単になると共に、製造コストを低く抑えることができるが、モーターは固定ブッシュのみにより軸受20、ステータ組30と回路板31との組立の関係を維持するものだけであって、組立の信頼性が低落してしまうという問題点があり、しかも実際に使用してみると、軸管11には下記のその他の問題点を有している。例えば、軸承20は位置決めの構造による補助を欠ける状態で直接軸管11の内部に結合されることにより、軸管11、軸受20と軸桿41との軸心が不一致になり易いため、回動の安定性に影響を及ぼしてしまうと共に、回動の平衡性を失うことによって騒音が生じてしまうという問題点があった。また、位置決め構造による補助を欠いている状態では固定ブッシュ11cが軸管11から離脱するのを防止することができないため、ローター40の回動によって軸桿41に軸方向への震動が生じた場合、軸桿41の末端に取り付けられた係止リング20aは軸受20を軸方向へ押し付ける虞があり、さらに固定リング11cが軸管11から離脱してしまう虞がある。その他に、組立後において軸管11とローター40との間には過大な隙間が生じることにより、気流に紛れた埃が軸受20に進入し易いため、軸承20の潤滑油の潤滑度に影響を及ぼしてしまい、さらにローター40の回転速度を遅くしてしまうという問題点があった。このように、モーターが上述した従来の軸管11の構造を使用すると、組立の信頼性が不足し、回動の平衡性が失われ、騒音が生じ、さらに使用寿命が短くなるなどの問題点が生じ、さらにステータの構造が不意に緩んで脱落することにより、モーターの使用寿命が短くなるという問題点があった。このように、上記のような従来のモーターの軸管の組立構造をさらに改良しなければならない。
本発明はこのような問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、軸管と軸受との間にブッシュを増設し、ブッシュが軸管の内部に収容された時、ブッシュと軸管は互いに挟圧し支持するように形成されることにより、軸承を緊密に結合し位置決めするため、ブッシュと軸受が軸管から離脱するのを防止することができる。また、軸管またはブッシュの上端には複数個のフック部が形成されることにより、ステータ組が軸管から離脱するのを防止することができるため、組立の信頼性を確実に高め、ローターの回動の平衡性と回動の安定性を維持し、さらにモーターの使用寿命を増やすことができるモーターの軸管の組立構造を提供しようとするものである。
本発明の第一の目的は、軸管と軸受との間にブッシュを増設し、ブッシュと軸管は互いに挟圧し支持するように形成されることにより、軸承を緊密に結合し位置決めするため、軸承の組立の信頼性を確実に高め、ローターの回動の安定性を高めることができるモーターの軸管の組立構造を提供しようとするものである。
本発明の第二の目的は、軸管には複数個の組立アームが形成され、組立アームの上端にはそれぞれフック部が設けられ、フック部によってステータ組を係止することができるため、ステータ組の組立の信頼性を高めることができるモーターの軸管の組立構造を提供しようとするものである。
本発明の第三の目的は、ブッシュの上端は上方へ向かって軸方向に延伸するように形成されるため、ブッシュからローターまでの間の隙間を縮小することにより、埃が軸受に進入するのを避けることができるため、軸受の使用寿命を増やすことができるモーターの軸管の組立構造を提供しようとするものである。
本発明の第四の目的は、ブッシュと軸管の底部には位置決めリングと支持部材が挟設され、位置決めリングにより軸桿が脱出するのを避けることができ、さらに支持部材により軸桿を支持することができるため、ローターの回動の安定性を高めることができるモーターの軸管の組立構造を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明によるモーターの軸管の組立構造は、下記のようになるものである。すなわち、
軸管およびブッシュにより構成される。軸管は殻座に固設され、軸管の内周壁には少なくとも一個の第一係止部材が設けられ、軸管の外径にはステータ組が結合される。ブッシュは軸管の内部に嵌設され、ブッシュに軸受を収容することができ、さらにブッシュには少なくとも一個の第二係止部材が設けられる。組立時において軸受はブッシュの内部に設置され、さらにブッシュの第二係止部材は軸管の第一係止部材を係止することにより、軸管とブッシュは互いに挟圧し支持するように形成されるため、ステータ組と軸受を結合し位置決めすることができる。
本発明によるモーターの軸管の組立構造は、軸管の第一係止部材は係止溝からなり、さらにブッシュの第二係止部材は係止体からなることもできる。また、軸管の第一係止部材は係止体からなり、さらにブッシュの第二係止部材は係止溝からなることもできる。また、軸管の内周壁には他に少なくとも一個の案内溝が設けられ、さらにブッシュには他に少なくとも一個の突出リブが設けられ、組立時においてブッシュの突出リブは軸管の案内溝に嵌入することにより、ブッシュが軸管に相対して回動するのを防止することもできる。また、殻座には中央から中空柱体が突出するように設けられ、中空柱体により軸管と結合することもできる。また、軸管の底部には他に複数個の突出体が突出するように設けられ、さらに殻座の中空柱体の底部には他に複数個の結合溝が凹むように設けられ、軸管の突出体は殻座の結合溝に対応して結合することにより、軸管が殻座に相対して回動するのを防止することもできる。また、軸管は一体成型になるように殻座に成型されることもできる。また、軸管の上半部には複数個の組立アームが形成され、各組立アームの両側にはそれぞれ開口溝が形成されることもできる。また、軸管の組立アームの上端には複数個のフック部が形成され、フック部は外へ向かってステータ組を係止することもできる。また、ブッシュの上端には複数個のフック部が形成され、フック部は外へ向かってステータ組を係止することもできる。また、軸管の上端には他に複数個の凹欠口が形成され、凹欠口によりブッシュのフック部を係止することもできる。また、軸管の上端には第一係止部材に相対して他に複数個の案内溝が形成されることにより、ブッシュの第二係止部材が軸管の内部に嵌入するのに役立ちすることもできる。また、ブッシュには他に複数個の位置決め体が形成され、位置決め体は軸管の開口溝の内部に嵌入することにより、軸管を拡張させると共に、ブッシュが軸管に相対して回動するのを防止することもできる。また、ブッシュの上端は上方へ向かって軸方向の長さに延長するように形成されることにより、ブッシュの上端とローターとの間の隙間を縮小するため、埃が軸受に進入するのを避けることもできる。また、他に位置決めリングが含まれ、位置決めリングは軸管とブッシュの底部との間に挟設し位置決めされることにより、ローターの軸桿を位置決めすることもできる。また、他に支持部材が含まれ、支持部材はブッシュと軸管の底部との間に挟設されることにより、ローターの軸桿を支持することもできる。また、支持部材には収容室が設けられ、収容室に耐摩擦片を設置することにより、ローターの軸桿を支持することもできる。また、軸受は含油軸受、自動給油軸受、銅軸受、焼結軸受からなることもできる。
本発明のモーターの軸管の組立構造によれば、軸管と軸受との間にブッシュを増設し、ブッシュと軸管は互いに挟圧し支持するように形成されることにより、軸承を緊密に結合し位置決めするため、軸承の組立の信頼性を確実に高め、ローターの回動の安定性を高めることができるという利点がある。
本発明のモーターの軸管の組立構造によれば、軸管には複数個の組立アームが形成され、組立アームの上端にはそれぞれフック部が設けられ、フック部によってステータ組を係止することができるため、ステータ組の組立の信頼性を高めることができるという利点がある。
本発明のモーターの軸管の組立構造によれば、ブッシュの上端は上方へ向かって軸方向に延伸するように形成されるため、ブッシュからローターまでの間の隙間を縮小することにより、埃が軸受に進入するのを避けることができるため、軸受の使用寿命を増やすことができるという利点がある。
本発明のモーターの軸管の組立構造によれば、ブッシュと軸管の底部には位置決めリングと支持部材が挟設され、位置決めリングにより軸桿が離脱するのを避けることができ、さらに支持部材により軸桿を支持することができるため、ローターの回動の安定性を高めることができるという利点がある。
本発明の実施の形態について、以下、図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施例1のモーターの軸管の組立構造を示す分解斜視図で、図2は本発明の実施例1のモーターの軸管の組立構造による組み立てられた状態を示す斜視図で、図3は図2のA−A線に沿った断面図で、図4は本発明の実施例1のモーターの軸管の組立構造による組み立てられた状態を示す断面図で、図5は本発明の実施例2のモーターの軸管の組立構造を示す分解斜視図で、図6は本発明の実施例3のモーターの軸管の組立構造を示す分解斜視図で、図7は本発明の実施例3のモーターの軸管の組立構造による組み立てられた状態を示す断面図で、図8は本発明の実施例4のモーターの軸管の組立構造を示す分解斜視図で、図9は本発明の実施例4のモーターの軸管の組立構造による組み立てられた状態を示す斜視図で、図10は図9のB−B線に沿った断面図で、図11は本発明の実施例4のモーターの軸管の組立構造による組み立てられた状態を示す断面図で、図12は本発明の実施例5のモーターの軸管の組立構造を示す分解斜視図で、図13は本発明の実施例5のモーターの軸管の組立構造による組み立てられた状態を示す斜視図で、図14は図13のC−C線に沿った断面図で、図15は本発明の実施例5のモーターの軸管の組立構造による組み立てられた状態を示す断面図である。
本発明のモーターの軸管の組立構造の一部分の部材は図16、17に示す従来のモーターの軸管の組立構造とは同じであるため、両者の同じ部分の部材は同じ符号を採用して標示されているため、その構造および功能については再び詳細に説明しない。
図1、2、3、4を参照すると、本発明の実施例1のモーターの軸管の組立構造には軸管11、ブッシュ12、位置決めリング13、支持部材14および耐摩擦片15が含まれる。軸管11は殻座10に固定されることができ、そして軸承20、ステータ組30、回路板31およびローター40と結合することにより共同でモーターを組成することができる。
再び図1、2、3、4を参照すると、本発明の実施例1の軸管11は好ましくはプラスチックの材料により製成され、軸管11には複数個の結合体111、複数個の結合アーム112、複数個のフック部113、複数個の案内溝114、複数個の第一係止部材115と複数個のパッド116が含まれる。結合体111は外径に向かって軸管11の底部において突出するように設けられる。図4を参照すると、軸管11が殻座10の中空柱体101に結合された時、軸管11は結合体111により中空柱体101の底部の複数個の結合溝102に緊密に係止し結合することができるため、軸管11が殻座10に相対して回動するのを防止することができる。結合アーム112は軸管11の上半部に形成されると共に、隣接する二個の結合アーム112の間には開口溝117が形成されるため、結合アーム112は拡張または内縮する弾力性を有するように形成される。フック部113は外径に向かって結合アーム112の上端において突出するように設けられることにより、ステータ組30を係止し位置決めすることができる。案内溝114は各結合アーム112の間における軸管11の内周壁に形成される。第一係止部材115は好ましくは係止溝からなり、第一係止部材115は結合アーム112の下方の軸管11の内周壁に形成される。パッド16は対称になるように軸管11の底部の内周壁に突出するように設けられる。また、結合アーム112の上端の内周壁には第一係止部材115に対応するように複数個の案内溝118が形成され、さらに結合体111と結合溝102は対応するように各種の幾何形状に形成されることができ、例えば長棒形またはL字形の形状に形成されることができる。
再び図1、2、3、4を参照すると、本発明の実施例1のブッシュ12も好ましくはプラスチックの材料により製成され、ブッシュ12には底座120が形成され、ブッシュ12の外周壁には少なくとも一個の突出リブ121と少なくとも一個の第二係止部材122が突出するように設けられる。図3、4を参照すると、組立時においてブッシュ12の突出リブ121は軸管11の案内溝114に嵌入することができるため、組立後においてブッシュ12が軸管11に相対して回動するのを避けることができる。第二係止部材122は係止体からなる。突出リブ121が案内溝114に嵌入された時、ブッシュ12の第二係止部材122(係止体)は軸管11の案内溝118の位置から下方へ向かって軸管11の内部に嵌入することができるため、第二係止部材122(係止体)を軸管11の下半部の第一係止部材115(係止溝)の内部に係止し進入させることができる。
再び図1、2、3、4を参照すると、本発明の実施例1の位置決めリング13はローター40の軸桿41の底端の環状溝411に位置合わせすることができるため、軸桿41が上方へ軸受20から離脱するのを避けることができる。支持部材14には収容室141と階段状部142が設けられる。収容室14に耐摩擦片15を収容することができると共に、潤滑油を貯蔵することができ、さらに階段状部142には位置決めリング13を載置することができる。また。支持部材14の階段状部142が軸管11のパッド116とブッシュ12の底座120との間に挟設され、さらにブッシュ12の第二係止部材122(係止体)は軸管11の第一係止部材115(係止溝)により係止されるため、位置決めリング13、支持部材14と耐摩擦片15は十分な組立による安定性と信頼性を有するように形成される。
再び図2、3、4を参照すると、本発明の実施例1におけるモーターを組み立てようとする時、先ずステータ組30と回路板31との組合せ体を初歩的に殻座10の中空柱体101に結合させ、それから再び軸管11を下方から殻座10の中空柱体101の内部に挿入させる。この時、図4を参照すると、軸管11は結合体111により殻座10の結合溝102に結合させることにより、軸管11が殻座10に相対して回動するのを防止することができる。また、軸管11のフック部113は下から上へ弾力的に中空柱体101とステータ組30を乗り越えることができ、そしてステータ組30の軸孔の周縁に係止されるため、ステータ組30と回路板31との組合せ体を固定することができる。それから、位置決めリング13、支持部材14と耐摩擦片15を軸管11の内部に置き入れさせ、さらに他に軸受20をブッシュ12の内部に置き入れさせる。その後、ブッシュ12の突出リブ121を軸管11の案内溝114に嵌入させ、さらに第二係止部材122(係止体)を案内溝118の位置から軸管11の内部に嵌入させることにより、第二係止部材122(係止体)はしまりばめの方式で軸管11の第一係止部材115(係止溝)に係止される。最後に、ローター40の軸桿41を軸受20と位置決めリング13に貫穿し通過させ、そして支持部材14と耐摩擦片15に支持させることにより、モーターの組立を完成することができる。
再び図2、3、4を参照すると、ブッシュ12が軸管11に嵌入された後、ブッシュ12と軸管11との相互の挟圧と支持を利用してブッシュ12をしまりばめの方式で軸受20を結合し位置決めすることができ、そして軸管11の結合アーム112も外へ弾発し拡張するように形成されることにより、しまりばめの方式でステータ組30を結合し係止することができる。また、ブッシュ12の突出リブ121は軸管11の案内溝114により係止されるため、ブッシュ12そのものが軸管11に相対して回動するのを防止することができる。ブッシュ12の第二係止部材122(係止体)が軸管11の第一係止部材115(係止溝)により係止されるため、ブッシュ12、位置決めリング13、支持部材14と耐摩擦片15が上方へ向かって軸管11から離脱するのを防止することができる。その結果、軸管11のフック部113とブッシュ12により軸受20とステータ組30との組立による信頼性と安定性を確実に増やすことができるため、ローター40の回動の安定性をさらに高めることができると共に、平衡性を失うことによって騒音が生じるのを避けることができる。
再び図4を参照すると、ブッシュ12の上端は例えば上方へ向かって軸方向へ延伸するように形成されることにより、ブッシュ12からローター40までの間の隙間を縮小させることができ、埃が軸受20に進入するのを避けることができるため、軸承20の使用寿命を延ばすことができる。その他に、軸受20は好ましくは含油軸受、自動給油軸受、銅軸受、焼結軸受からなり、さらに支持部材14の収容室141には潤滑油を貯蔵することができると同時に、軸受20の使用寿命を増やすことができる。
図5を参照すると、本発明の実施例2のモーターの軸管の組立構造が掲示される。実施例1と比較すると、実施例2において軸管11とブッシュ12には直接単独に一組の第一係止部材115と係止部材122が設けられる。第一係止部材115は係止溝からなり、さらに第二係止部材122は係止体からなる。これにより、組立時においてブッシュ12の第二係止部材122(係止体)は軸管11の第一係止部材115(係止溝)の内部に嵌入することにより、ブッシュ12が軸管11に相対して回動するのを充分に防止することができると共に、ブッシュ12、位置決めリング13、支持部材14と耐摩擦片15が上方へ向かって軸管11から離脱するのを避けることができる。
図6、7を参照すると、本発明の実施例3のモーターの軸管の組立構造が掲示される。実施例1、2と比較すると、実施例3において軸管11とブッシュ12にも少なくとも一組の第一係止部材115’と係止部材122’が設けられる。ただし、第一係止部材115’は係止体からなり、さらに第二係止部材122’は係止溝からなる。これにより、組立時においてブッシュ12の第二係止部材122’(係止溝)は軸管11の第一係止部材115’(係止体)を係止することにより、ブッシュ12が軸管11に相対して回動するのを充分に防止することができると共に、ブッシュ12、位置決めリング13、支持部材14と耐摩擦片15が上方へ向かって軸管11から離脱するのを避けることができる。
図8、9、10、11を参照すると、本発明の実施例4のモーターの軸管の組立構造が掲示される。実施例1と比較すると、実施例4において軸管11は直接一体成型になるように殻座10に成型されることにより、組立による部材の数を減らすことができる。また、ブッシュ12にはさらに軸管11の開口溝117に対応して複数個の位置決め体123が形成される。これにより、組立時において位置決め体123が開口溝117の内部に嵌入することにより、軸管11、ブッシュ12と軸受20との相互の挟圧および支持によるしまりばめの結合強度を増やすことができる。
図12、13、14、15を参照すると、本発明の実施例5のモーターの軸管の組立構造が掲示される。実施例4と比較すると、実施例5において軸管11が一体成型になるように殻座10に成型され、またブッシュ12には位置決め体123が形成される外に、ブッシュ12には他にフック部124が設けられ、さらに軸管11の各結合アーム112の間にはそれぞれ凹欠口119が形成されることにより、フック部124を係止することができる。これにより、組立を完成した後、ブッシュ12のフック部124も同様にステータ組30を係止し位置決めすることができる。ブッシュ12の第二係止部材122(係止体)は軸管11の第一係止部材115(係止溝)の内部に嵌入することにより、同様にブッシュ12またはステータ組30が上方へ向かって軸管11から離脱するのを有効に避けることができる。また、実施例5においても例えば第一係止部材115を係止体からなるように、さらに第二係止部材122を係止溝からなるように選択することができる。
上述の如く、図16、17に示す従来のモーターの軸管の組立構造によれば、軸承20とステータ組30との組立による信頼性が低く、ローター40の回動の安定性が不足し、さらに埃が軸承20に進入し易いなどの問題点があったが、図1に示す本発明のモーターの軸管の組立構造によれば、ブッシュ12とフック部113、124により組立による信頼性を確実に高め、軸受の使用寿命を増やし、ローターの回転の平衡性と回動の安定性を維持し、モーターの使用寿命を延ばし、さらに構成された小型ブラシレス直流モーターを含油軸受、自動給油軸受、銅軸受または焼結軸受に適用させることができる。
本発明は、その精神及び必須の特徴事項から逸脱することなく他のやり方で実施することができる。従って、本明細書に記載した好ましい実施例は例示的なものであり、限定的なものではない。
本発明の実施例1のモーターの軸管の組立構造を示す分解斜視図である。 本発明の実施例1のモーターの軸管の組立構造による組み立てられた状態を示す斜視図である。 図2のA−A線に沿った断面図である。 本発明の実施例1のモーターの軸管の組立構造による組み立てられた状態を示す断面図である。 本発明の実施例2のモーターの軸管の組立構造を示す分解斜視図である。 本発明の実施例3のモーターの軸管の組立構造を示す分解斜視図である。 本発明の実施例3のモーターの軸管の組立構造による組み立てられた状態を示す断面図である。 本発明の実施例4のモーターの軸管の組立構造を示す分解斜視図である。 本発明の実施例4のモーターの軸管の組立構造による組み立てられた状態を示す斜視図である。 図9のB−B線に沿った断面図である。 本発明の実施例4のモーターの軸管の組立構造による組み立てられた状態を示す断面図である。 本発明の実施例5のモーターの軸管の組立構造を示す分解斜視図である。 本発明の実施例5のモーターの軸管の組立構造による組み立てられた状態を示す斜視図である。 図13のC−C線に沿った断面図である。 本発明の実施例5のモーターの軸管の組立構造による組み立てられた状態を示す断面図である。 従来のモーターの軸管の組立構造を示す分解斜視図である。 従来のモーターの軸管の組立構造を示す分解断面図である。
符号の説明
10 殻座 101 中空柱体
102 結合溝 11 軸管
11a 階段状部 11b 凹欠溝
11c 固定ブッシュ 11d 突出リブ
111 結合体 112 結合アーム
113 フック部 114 案内溝
115 第一係止部材 115’ 第一係止部材
116 パッド 117 開口溝
118 案内溝 119 凹欠口
12 ブッシュ 120 底座
121 突出リブ 122 第二係止部材
122’ 第二係止部材 123 位置決め体
124 フック部 13 位置決めリング
14 支持部材 141 収容室
142 階段状部 15 耐摩擦片
20 軸受 20a 係止リング
30 ステータ組 30a 凹欠溝
30b 支持脚 31 回路板
40 ローター 41 軸桿
411 環状溝

Claims (18)

  1. 軸管(11)およびブッシュ(12)により構成されるモーターの軸管の組立構造であって、軸管(11)は殻座(10)に固設され、軸管(11)の内周壁には少なくとも一個の第一係止部材(115)が設けられ、軸管(11)の外径にはステータ組(30)が結合され、ブッシュ(12)は軸管(11)の内部に嵌設され、ブッシュ(12)に軸受(20)を収容することができ、さらにブッシュ(12)には少なくとも一個の第二係止部材(122)が設けられ、組立時において軸受(20)はブッシュ(12)の内部に設置され、さらにブッシュ(12)の第二係止部材(122)は軸管(11)の第一係止部材(115)を係止することにより、軸管(11)とブッシュ(12)は互いに挟圧し支持するように形成されるため、ステータ組(30)と軸受(20)を結合し位置決めすることができることを特徴とするモーターの軸管の組立構造。
  2. 軸管(11)の第一係止部材(115)は係止溝からなり、さらにブッシュ(12)の第二係止部材(122)は係止体からなることを特徴とする請求項1記載のモーターの軸管の組立構造。
  3. 軸管(11)の第一係止部材(115)は係止体からなり、さらにブッシュ(12)の第二係止部材(122)は係止溝からなることを特徴とする請求項1記載のモーターの軸管の組立構造。
  4. 軸管(11)の内周壁には他に少なくとも一個の案内溝(114)が設けられ、さらにブッシュ(12)には他に少なくとも一個の突出リブ(121)が設けられ、組立時においてブッシュ(12)の突出リブ(121)は軸管(11)の案内溝(114)に嵌入することにより、ブッシュ(12)が軸管(11)に相対して回動するのを防止することができることを特徴とする請求項1記載のモーターの軸管の組立構造。
  5. 殻座(10)には中央から中空柱体(101)が突出するように設けられ、中空柱体(101)により軸管(11)と結合することができることを特徴とする請求項1記載のモーターの軸管の組立構造。
  6. 軸管(11)の底部には他に複数個の突出体(111)が突出するように設けられ、さらに殻座(10)の中空柱体(101)の底部には他に複数個の結合溝(102)が凹むように設けられ、軸管(11)の突出体(111)は殻座(10)の結合溝(102)に対応して結合することにより、軸管(11)が殻座(10)に相対して回動するのを防止することができることを特徴とする請求項5記載のモーターの軸管の組立構造。
  7. 軸管(11)は一体成型になるように殻座(10)に成型されることを特徴とする請求項1記載のモーターの軸管の組立構造。
  8. 軸管(11)の上半部には複数個の組立アーム(112)が形成され、各組立アーム(112)の両側にはそれぞれ開口溝(117)が形成されることを特徴とする請求項1記載のモーターの軸管の組立構造。
  9. 軸管(11)の組立アーム(112)の上端には複数個のフック部(113)が形成され、フック部(113)は外へ向かってステータ組(30)を係止することができるように形成されることを特徴とする請求項8記載のモーターの軸管の組立構造。
  10. ブッシュ(12)の上端には複数個のフック部(124)が形成され、フック部(124)は外へ向かってステータ組(30)を係止することができるように形成されることを特徴とする請求項1記載のモーターの軸管の組立構造。
  11. 軸管(11)の上端には他に複数個の凹欠口(119)が形成され、凹欠口(119)によりブッシュ(12)のフック部(124)を係止することができるように形成されることを特徴とする請求項10記載のモーターの軸管の組立構造。
  12. 軸管(11)の上端には第一係止部材(155)に相対して他に複数個の案内溝(118)が形成されることにより、ブッシュ(12)の第二係止部材(122)が軸管(11)の内部に嵌入するのに役立ちすることができることを特徴とする請求項1記載のモーターの軸管の組立構造。
  13. ブッシュ(12)には他に複数個の位置決め体(123)が形成され、位置決め体(123)は軸管(11)の開口溝(117)の内部に嵌入することにより、軸管(11)を拡張させると共に、ブッシュ(12)が軸管(11)に相対して回動するのを防止することができることを特徴とする請求項8記載のモーターの軸管の組立構造。
  14. ブッシュ(12)の上端は上方へ向かって軸方向の長さに延長するように形成されることにより、ブッシュ(12)の上端とローター(40)との間の隙間を縮小するため、埃が軸受(20)に進入するのを避けることができることを特徴とする請求項1記載のモーターの軸管の組立構造。
  15. 他に位置決めリング(13)が含まれ、位置決めリング(13)は軸管(11)とブッシュ(12)の底部との間に挟設し位置決めされることにより、ローター(40)の軸桿(41)を位置決めすることができることを特徴とする請求項1記載のモーターの軸管の組立構造。
  16. 他に支持部材(14)が含まれ、支持部材(14)はブッシュ(12)と軸管(11)の底部との間に挟設されることにより、ローター(40)の軸桿(41)を支持することができることを特徴とする請求項1記載のモーターの軸管の組立構造。
  17. 支持部材(14)には収容室(141)が設けられ、収容室(141)に耐摩擦片(15)を設置することにより、ローター(40)の軸桿(41)を支持することができることを特徴とする請求項16記載のモーターの軸管の組立構造。
  18. 軸受(20)は含油軸受、自動給油軸受、銅軸受、焼結軸受からなることを特徴とする請求項1記載のモーターの軸管の組立構造。
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