JP2006203859A - ビデオ伝送システム、ビデオ送信装置及びビデオ受信装置 - Google Patents

ビデオ伝送システム、ビデオ送信装置及びビデオ受信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 再生エラー等によってピクチャが欠落し、映像の出力が停止したりフリーズ状態になったりした場合に、その状況をユーザに通知できるようにする。また、再生エラーがあっても視聴や編集に必要な映像データを正しくキャプチャできるようにする。
【解決手段】 ビデオ送信装置が送信する映像データの一部にピクチャの欠落があった場合に、ビデオ送信装置は映像データとともにシーンの欠落があったことを示すコマンドをビデオ受信装置に出力する。このコマンドに応じて、ビデオ受信装置はシーンの欠落を示す所定の表示或いは再記録のための制御を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、記録媒体に記録される映像データを再生して外部装置へ伝送するためのビデオ伝送システムと、それを構成するビデオ送信装置及びビデオ受信装置に関するものである。
HDデジタルVCR評議会(HD Digital VCR Conference)によって、DV(Digital Video)方式に準拠した映像データが記録される磁気テープに、MPEG2符号化データを記録するHDV仕様(Specifications of HDV Recording Format Version1.0 September 2003)が策定された。HDV仕様は、HD(High Definition)映像データを記録するための仕様である。このような、HD映像データを記録するための技術は、例えば特許文献1にも開示されている。
そして、磁気テープに記録された映像データを再生する再生装置をパーソナルコンピュータ(以下、PCとも称す)などに接続し、映像データを伝送して、PCで前記映像データをキャプチャして編集を行うといった、所謂ノンリニア編集が一般化しつつある。
特開2001−275076号公報
ところで、再生装置で磁気テープを再生するときには、再生ヘッドの目詰まりが生じたり、ヘッドとの接触が瞬間的に悪くなったりして、正しく再生されない場面が起こりえる。或いは、記録されたデータの一部が破損していたり、記録メディアが傷ついていたりしても、正しく再生されない可能性がある。このような状況は磁気テープに限らず、ディスクでも起こりえるトラブルである。
このようなトラブルを原因として、再生したデータの欠落やエラーが大きすぎて、エラー訂正処理が不完全となった場合には、再生装置は再生エラーを起こす。この再生エラーが、MPEG圧縮方式で圧縮された映像データを再生しているときに起こると、以下のような問題が生じる。
すなわち、HDV仕様に採用されたMPEG圧縮方式は、ピクチャ間の双方向予測を用いることによって高圧縮を可能にしている技術である。具体的には、Group of Picture(以下、GOPと称す)という符号化単位内で、1枚だけIフレームと呼ばれるフレーム内符号化画像を含み、残りの画像はPフレームやBフレームと呼ばれる前記Iフレームを参照してデコードされるべきフレーム間符号化画像で構成されている。それゆえ、上述した再生エラーが、例えばIフレームのタイミングで瞬間的に起きた場合には、直後にエラーが解消できたとしても、Iフレームが欠落したために1GOP分の映像全てが再生エラーとなってしまう。1GOPは通常15フレームであるので、Iフレームでエラーが起こると約0.5秒間もの間映像が出力されなくなったり、前のシーンから更新されずにフリーズした映像が出力されたりする。
そして、再生エラーの状態では、外部へ映像データが出力されない、或いはフリーズした映像や劣化した映像が外部出力されてしまうため、再生装置に接続されたPCでは、受信が途絶えたり、品質の劣化した映像データを受信することになるが、PC側ではその原因もわからず、ただ視聴や編集の妨げとなっていた。
本発明は上記の如き問題点を解決し、再生エラー等によってピクチャが欠落し、映像の出力が停止したりフリーズ状態になったりした場合に、その状況をユーザに通知することを目的とする。
また、再生エラーによってピクチャが欠落し、映像の出力が停止したりフリーズ状態になったりした場合に、視聴や編集に必要な映像データを正しくキャプチャできるようにすることを更なる目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のビデオ伝送システムはビデオ送信装置とビデオ受信装置を含んで構成され、前記ビデオ送信装置は、記録媒体に記録された圧縮された映像データを読み出す読出手段と、前記読出手段によって前記記録媒体から読み出された圧縮された映像データにおけるピクチャの欠落を検出する検出手段と、前記検出手段によって欠落が検出されたピクチャに係る情報を示したコマンドデータを生成する生成手段と、前記読出手段によって前記記録媒体から読み出された圧縮された映像データと前記生成手段によって生成された前記コマンドデータとを出力する出力手段とを備え、前記ビデオ受信装置は、前記出力手段から出力された前記圧縮された映像データ及び前記コマンドデータを入力する入力手段と、前記入力手段から入力した前記圧縮された映像データを復号する復号手段と、前記入力手段から前記コマンドデータを取得したことに応じて、ピクチャの欠落を通知するための表示を、前記復号手段によって復号された映像データによって表わされる映像を表示するためのモニタ上で行うよう制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明のビデオ送信装置は、記録媒体に記録された圧縮された映像データを読み出す読出手段と、前記読出手段によって前記記録媒体から読み出された圧縮された映像データにおけるピクチャの欠落を検出する検出手段と、前記検出手段によって欠落が検出されたピクチャに係る情報を示したコマンドデータを生成する生成手段と、前記読出手段によって前記記録媒体から読み出された圧縮された映像データと前記生成手段によって生成された前記コマンドデータとを外部装置へ出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明のビデオ受信装置は、外部の送信装置から出力された圧縮された映像データを入力する入力手段と、前記入力手段から入力した前記映像データにおけるピクチャの欠落を検出する検出手段と、前記入力手段から入力した前記映像データを復号する復号手段と、前記検出手段によって前記ピクチャの欠落が検出されたことに応じて、ピクチャの欠落を通知するための表示を、前記復号手段によって復号された映像データによって表わされる映像を表示するためのモニタ上で行うよう制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
さらに、本発明のプログラムは、外部の送信装置から出力された圧縮された映像データを入力する入力ステップと、入力した前記映像データにおけるピクチャの欠落を検出する検出ステップと、入力した前記映像データを復号する復号ステップと、前記検出ステップにおいて前記ピクチャの欠落が検出されたことに応じて、ピクチャの欠落を通知するための表示を、前記復号ステップにおいて復号された映像データによって表わされる映像を表示するためのモニタ上で行うよう制御する制御ステップとを有するビデオ受信装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、再生エラー等によってピクチャが欠落し、映像の出力が停止したりフリーズ状態になったりした場合には、その状況をユーザに通知することができる。
また、再生エラーによってピクチャが欠落し、映像の出力が停止したりフリーズ状態になったりした場合でも、視聴や編集に必要な映像データを正しくキャプチャできる。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図8は、本発明の各実施形態に係るビデオ伝送システムの構成を示す図である。
図8において、11はビデオ送信装置の一例であるHDV仕様に準拠した再生機能付きビデオレコーダである。101はビデオ受信装置の一例であるパーソナルコンピュータ(PC)である。100はビデオレコーダ11とPC101との間を接続する伝送媒体の一例であるIEEE1394シリアルバスのケーブルである。
ビデオレコーダ11は、HDV仕様に定められたMPEG2方式による圧縮映像データを再生する(MPEG方式については、様々な文献によって既に解説がなされているので、ここでの技術説明は省略する。)。ビデオレコーダ11で再生された映像データは、IEEE1394シリアルバス上を、アイソクロナスパケット(同期伝送用パケット)に変換されて伝送される(IEEE1394の標準規格については、様々な文献によって既に解説がなされているので、ここでの技術説明は省略する。)。
ビデオレコーダ11及びPC101はIEEE1394端子を備えており、MPEG2の映像データを通信可能となっている。図8に示すように、IEEE1394ケーブル100を介して、PC101とビデオレコーダ11とが接続されており、PC101は、ビデオレコーダ11からMPEG2により圧縮された映像データを受信し、これをデコード処理して、PC101のモニタ上に表示可能である。或いは、PC101は受信と同時にキャプチャと呼ばれる動作、すなわちPC101内のハードディスクドライブ(以下、HDDと称す)へ受信した映像データを記録することが可能である。PC101の構成及び動作については後述する。
続いて、ビデオレコーダ11の構成について説明する。図1は、ビデオレコーダ11の構成を示したブロック図である。
図1において、ビデオレコーダ11には、磁気テープ12が収められたカセット13が装着される。そして、ビデオレコーダ11は、記録又は再生動作時に回転するドラム14、ドラム14に取り付けられた磁気ヘッド15、ドラム14と不図示のキャプスタンの動作を制御するサーボ回路16、各部の動作を制御するコントローラ(CPU)17、磁気テープ12から磁気ヘッド15によって再生された映像データを処理する再生回路18を備えている。さらに、再生回路18から出力された再生データをデコードするMPEGデコーダ19、再生データの状態から再生エラーを検出する欠落検出回路20、MPEG2のストリーム形態を伝送用のトランスポートストリーム(TS)に変換するストリーム変換回路24、IEEE1394に従ったデジタルインターフェース(以下、DIFと称す)回路21、IEEE1394ケーブルを接続するための端子22、デコードされた映像を表示可能な液晶モニタ23を備えている。
次に、ビデオレコーダ11の動作について説明する。磁気テープ12に記録されたHDV仕様に基づく映像データを再生する場合、カセット13をビデオレコーダ11にセットする。ビデオレコーダ11はカセット13から磁気テープ12を引き出して、ドラム14に巻きつける。これらのメカ制御やドラム14を回転させたり、磁気テープを走行させるキャプスタンを回転させたりすることはサーボ回路16が担当して制御する。なお、サーボ回路16に対する制御はCPU17から行われる。ドラム14が回転するとドラム14上に取り付けられた磁気ヘッド15が磁気テープ12の記録面をトレースすることによって磁気テープ12に記録された情報を読み出す。そして読み出された情報は再生回路18へ送られる。再生回路18は、磁気情報として記録されている映像データをデジタルデータの電気信号に変換する電磁変換を行う。さらにデジタルデータとなった映像データに対して、再生処理を行う。
再生回路18で必要な再生処理が施された映像データを、圧縮された状態のまま外部送信するときには、トランスポートストリーム(TS)パケット変換をストリーム変換回路24で行う。TSパケット化された映像データはDIF回路21に送られ、DIF回路21においてIEEE1394シリアルバスのアイソクロナスパケットに変換されて、IEEE1394端子22からPC101等へアイソクロナス(同期)転送される。
一方、再生回路18で再生処理された映像データは、デコード処理を担当するMPEGデコーダ19に入力され、逆DCT変換による空間方向の伸張処理や予測符号化によって時間軸方向に圧縮されている状態の伸張処理が行われる。MPEGデコーダ19でデコードされた映像データは、液晶モニタ23で再生映像として表示される。なお、MPEGデコーダ19では上記したように時間軸方向の伸張も行っている。これは、HDV仕様では1GOPは15フレームになっており、1GOPに1つだけあるIフレームと呼ばれる画面内符号化画像をまず復号し、それを用いてPフレーム(画面間順方向予測符号化画像)とBフレーム(双方向予測符号化画像)を復号する処理を表わしている。
ここで、図2、3を用いてMPEG2におけるGOPの構造とデコード処理について説明する。図2はHDV仕様で定められている、フレーム数Nが15であるGOPの構造を示している。さらに、1GOPの中でIフレーム、もしくはPフレームが現れるフレーム周期Mが3であることも示している。図2ではIフレームは1GOPのうち1枚だけ存在している。次に図3は、各フレームの復号処理について説明するための図であり、I,P,Bの各フレームの参照関係を示している。図3に示すようにIフレームは画面内符号化のため、Iフレームのみで復号可能である。またPフレームは他のPフレーム又はIフレームのデータを用いて復号される。さらにBフレームはIフレーム又はPフレームを2枚用いて復号される。
このことから、もし、いずれかのIフレームが欠落した場合、1GOPのデータ全てが復元できないため、15フレームすなわち約0.5秒間、画像が更新されない状況となる。また、いずれかのPフレームが欠落した場合、そのPフレームを参照する全てのフレームが復元できなくなるため、通常は欠落したPフレームからGOPの最後までと、そのPフレームより前の2枚のBフレームにまで影響が出て、その間の画像が更新されない状況となる。また、Bフレームが欠落した場合は、そのBフレームだけが更新されない状況となる。
ここで、先述したように、再生装置で磁気テープを再生するときには、再生ヘッドの目詰まりが生じたり、ヘッドの接触が瞬間的に悪くなったりして、正しく再生されない場面が起こりえる。或いは、記録されたデータの一部が破損していたり、記録メディアが傷ついていたりしても、正しく再生されない状況になる。また、MPEGデコーダ19がエラー動作を起こした場合も同様である。このような状況は磁気テープに限らず、ディスクでも起こりえるトラブルである。このようなトラブルによって、修復できないエラーが生じ、再生した映像データ中のフレーム(ピクチャ)が欠落した場合には、欠落検出回路20がその再生エラーを検出する。
欠落検出回路20は、MPEGデコーダ19から復号状況に関する情報を取得し、データ欠落を検出した場合、どのピクチャのデータが欠落したのか、また欠落したピクチャの種類はIピクチャか、Pピクチャか、Bピクチャか、さらにそのピクチャの位置まで検出して、その結果情報をCPU17に知らせる。
CPU17は、I、P、Bのうち、どのピクチャが欠落したかに応じて異なるアシンクロナスパケット(非同期伝送用パケット)を生成する。さらに、生成したアシンクロナスパケットに、欠落したピクチャが含まれるGOPのシーケンスナンバーを加える。そして、DIF回路21に対して、生成したアシンクロナスパケットをIEEE1394端子22からPC101等へ、アシンクロナス(非同期)転送で出力するように指示をする。DIF回路21は、ストリーム変換回路24から取得した映像データをアイソクロナスパケットでPC101へ送出する動作を行うと同時に、CPU17から指示されたアシンクロナスパケットをIEEE1394規格で定められた送信タイミングに従ってPC101へ送出する動作を行う。こうして、再生された映像データに係るアイソクロナスパケット及び再生エラーの発生を示すアシンクロナスパケットが、IEEE1394端子からより外部へ出力される。
ここで、上記したアシンクロナスパケット、すなわちPC101に対するコントロールコマンドについて、図4を用いて説明する。図4はアシンクロナスパケットで構成されたコントロールコマンドの例である。
図4に示したコントロールコマンドは、IEEE1394規格で定められたアシンクロナスパケットの中で使用可能な、Writeトランザクションを用いて通信を行う“CTS”と呼ばれるコマンドを用いた場合のフレーム構造を示している。これは、IEC 61883−1で規定されたFCP(Function Control Protocol)でさらに規定されたもので、様々なコマンドが「AV/C Digital Interface Command Set General Specification Version4.0, 1394 Trade Association」にて定義されている。本実施形態では、このようなCTSコマンドを使用したコントロールコマンドを用いており、再生時にピクチャの欠落が発生し、これを検出した場合には、このコントロールコマンドを外部装置へ送信することにより、外部装置に対して再生映像においてピクチャ欠落が発生したことを知らせている。
図4において、Opecodeフィールドは、ピクチャ欠落を示すコードを格納するフィールドであり、このコマンドがピクチャ欠落を示すパケットであることを表している。Operand(0)フィールドは、欠落パラメータを格納するフィールドであり、上記GOPのシーケンスナンバーと欠落したピクチャがI、P、Bフレームのいずれであるかを表している。Operand(1)フィールドは、欠落したピクチャの検出開始位置を格納するフィールドであり、欠落ピクチャのタイムコードもしくはトラックナンバーを示し、その種類によってバイト数が異なる。このようなコントロールコマンドを外部装置に出力することによって、このコントロールコマンドを受け取った通信相手の外部装置は、映像の受信が途絶えたり、フリーズ等品質の劣化した映像になったりした理由やその位置を知ることができる。
なお、本実施形態はアシンクロナスパケットを用いて再生エラーを示すコントロールコマンドを送信する例を説明するが、このようなコントロールコマンドが示す情報を、映像データと同じアイソクロナスパケットの中に格納して外部装置へ送る構成にしても本発明は実施できる。アイソクロナスパケットに格納する方法は、コントロールコマンドが示す情報をHDV仕様で定めているAUXデータとして埋め込めばよい。その場合、TSパケットにより、映像データと埋め込まれた欠落したピクチャの情報とが同一のストリームで伝送することになる。
また、本実施形態では、図4のOperand(0)フィールドにおける欠落パラメータをI、B、Pフレームで説明したが、複数ピクチャに渡って欠落した場合には、欠落した全てのピクチャの情報或いはピクチャの欠落範囲を示すような情報に変形しても良い。このように欠落パラメータは様々なものが考えられる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な実施形態にも適用可能である。例えば、上記の実施形態における伝送媒体は、IEEE1394シリアルバスに限定されるものではなく、IEEE1394シリアルバスをそれ以外の伝送媒体(例えば、USB)に置き換えることも可能である(USBについては、様々な文献によって既に解説がなされているので、ここでの技術説明は省略する。)。
以上のように、本実施形態によれば、再生時にピクチャの欠落等が起こった場合は、そのエラーの状態を示す情報を外部装置に通知する構成としたことにより、外部装置は受信した映像が乱れた理由やその位置を知ることができるようになる。
(第2の実施形態)
続いて本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、図8に示したビデオ伝送システムにおけるビデオ受信装置の構成及びその動作について詳細に説明する。図5の101は、本実施形態に係るビデオ受信装置の一例であるPCの構成を示したブロック図である。
特筆すべき構成として、PC101には、ビデオ送信装置となるビデオレコーダ11の制御を手動又は自動で行う機能が設けられている。このビデオレコーダ11に対する制御方法としては、IEC 61883−1で規定されたFCP(Function Control Protocol)を用いることができる。上記FCPとして、様々なコマンドが「AV/C Digital Interface Command Set General Specification Version4.0,1394 Trade Association」に、特に、ビデオのコマンドについては、「AV/C Tape Recorder/Player Subunit Specification 2.4」に定義されている。また、特に、バッチキャプチャと呼ばれる自動による映像データの取り込みでは、PC101における編集アプリケーション134が、シーンの巻き戻し、再生、停止、早送りなどのコマンドをアシンクロナスパケットでビデオレコーダ11に出力することによって制御を行っている。
また、PC101におけるMPEGデコーダ133では、受信した映像のプレビューを行うために時間軸方向の伸張を行っている。これは、HDV仕様では1GOPが15フレームとなっており、1GOPに最低1つだけあるIフレームと呼ばれる画面内符号化画像をまず復号し、それを用いてPフレーム(画面間順方向予測符号化画像)とBフレーム(画面間双方向予測符号化画像)を復号する。GOPの構造及び復号化処理については、図2及び3で説明したとおりである。
ビデオ送信装置側において、再生時のピクチャ欠落が発生し、I,PまたはBピクチャが正常に再生できない状態になったときは、PC101が受信して、キャプチャしているMPEG圧縮された映像データに対しても、当然影響が出る。このとき、PC101でキャプチャしながらのプレビューだけでなく、編集等のモードにおいても、映像が更新できない状態になったりする。そこで、このような時は、第1の実施形態で記述したように、ビデオ送信装置(ビデオレコーダ11)から、ピクチャの欠落を示す非同期伝送用のパケットであるアシンクロナスパケットが届く。
このアシンクロナスパケットは先述した図4の如きコントロールコマンドであり、CTSと呼ばれるコマンドのフレーム構造を示している。これは、PC101がビデオレコーダ11に対して送信する制御コマンドと同様のものである。
PC101は、映像データとともに、ピクチャの欠落があることを示すコントロールコマンドを外部(ビデオレコーダ11)から受信したならば、受信した映像データによって表わされる映像をプレビューしているときであれば、後述するPC101のモニタ135(該映像をプレビューしている画面)上で「再生データの欠落が発生しました」等の、警告表示を行うことができるように構成されている。ピクチャ欠落が起きたときは、表示画の更新が行われなくなり、欠落が起きる直前のシーンのフリーズ画又は黒画を出力する状態になるので、この状態(またはその直後)から警告表示を行うことによって、PC101の使用者は表示画が更新されない理由を知ることができる。また、このときの警告表示は、ピクチャの欠落があることを示すコントロールコマンドを受信したことをきっかけにして、後述のCPU137により制御されるキャラクタジェネレータ(不図示)によって生成された表示情報を表示することにより実現される。なお、この時、ビデオレコーダ11を制御して、ピクチャ欠落が起きた後に再生動作を停止させた上で、警告表示出力するよう構成することも可能である。
また、PC101は、映像データとともに、上記のようなピクチャの欠落があることを示すコントロールコマンドを外部(ビデオレコーダ11)から受信したならば、そのとき、当該映像データを記録中であるならば、編集アプリケーションによって、以下のような制御を行うことができる。
図5は、第1の実施形態に係るPC101のシステム構成を示すブロック図である。
図5において、PC101におけるIEEE1394端子は、IEEE1394物理層131に相当し、当該IEEE1394物理層131から、ビデオレコーダ11から送信されたMPEG圧縮された映像データを含む種々のデータが入力される。先述したとおり、映像データはアイソクロナスパケットで転送されてくる。IEEE1394ドライバ132は、IEEE1394物理層131を制御しながらデータの受け渡しを行い、本実施形態においては、MPEGによる圧縮された映像データをMPEGデコーダ133及びHDD136に送るとともに、ビデオレコーダ11から図4に示すような当該映像データにピクチャの欠落があることを示すコントロールコマンドを受信した場合には、当該コントロールコマンドを編集アプリケーション134に送る。
MPEGデコーダ133は、IEEE1394ドライバ132からMPEG圧縮された映像データを受け取り、当該映像データをプレビューできる映像データにデコードして、編集アプリケーション134に渡す。編集アプリケーション134は、MPEGデコーダ133で処理された映像データに係る映像をモニタ135に表示させるとともに、CPU137による制御或いはIEEE1394ドライバ132からのコントロールコマンドに基づいてIEEE1394ドライバ132及びHDD136を制御し、IEEE1394ドライバ132からのMPEG圧縮された映像データの記録制御を行う。CPU137は、PC101における制御全般を統括的に行う。また、HDD136は、IEEE1394ドライバ132からのMPEG圧縮された映像データを記録する記録媒体(ハードディスク)である。
ここで、図4に示すようなアシンクロナスパケットがIEEE1394ドライバ132を介して編集アプリケーション134に届いた場合、現在、HDD136に記録している映像データの一部に欠落があることがわかる。この場合に、編集アプリケーション134は、このアシンクロナスパケットを検出して、HDD136への映像データの記録を停止する制御を行うとともに、IEEE1394ドライバ132、IEEE1394物理層131を介してビデオレコーダ11に対して映像の再生を停止し、シーンの巻き戻しを行わせる制御コマンドを送信する。
この巻き戻し量の制御は、図4に示すパケットの欠落パラメータによるI、B、Pピクチャの種類や欠落したピクチャの開始位置、更には、HDD136の記録フォーマットの特性などに応じて変化させ、欠落したピクチャの開始位置よりも手前まで巻き戻す。また、HDV仕様では、再生のためのECC(Error Correcting Code)も数トラック単位で使用されているため、この場合には、その量以上にシーンの巻き戻しを行う必要がある。そして、PC101は、ビデオレコーダ11に対して再び再生を行わせる制御コマンドを送信することにより、欠落したピクチャを正しくHDD136へ記録し直すことができる。この場合、HDD136への記録ファイルを欠落したピクチャの映像データと別ファイルとして記録することも可能であるし、また、欠落したピクチャの映像データを削除して正しく記録し直した欠落したピクチャの無い映像データのみを1つのファイルとして記録することも可能である。
このような本実施形態の構成によれば、受信中の映像がフリーズ状態になったりした場合に、その状況をユーザに通知することができる。また、再生エラーによって受信中の映像の一部が欠落していて、映像がフリーズ状態になったりした場合に、視聴や編集に必要な映像データを後からキャプチャできる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態では、図8に示したビデオ伝送システムにおけるビデオ受信装置の構成及びその動作について詳細に説明する。図6の102は、第2の実施形態とは異なる機能を有するビデオ受信装置の一例であるPCの構成を示したブロック図である。図6において、第2の実施形態に係るPC101と同様の機能を有する構成については、図5と同じ符号を付し、その部分の説明は省略する。また、第3の実施形態に係るビデオ伝送システムは、図8に示したPC101に本実施形態に係るPC102を適用することで構成される。
第2の実施形態に係るPC101では、ビデオレコーダ11から受信した図4に示すようなピクチャ欠落を示すコントロールコマンドに基づく動作を示したが、第3の実施形態に係るPC102では、ビデオレコーダ11から送信された映像データから欠落したピクチャを検出し、当該検出結果に基づいて当該画像データの処理を行うものである。
IEEE1394ドライバ142は、IEEE1394物理層131を制御しながらデータの受け渡しを行い、本実施形態においては、MPEG圧縮された映像データをMPEGデコーダ143及びHDD136に送る。
MPEGデコーダ143は、IEEE1394ドライバ142からMPEG圧縮された映像データを受け取り、当該映像データをプレビューできる映像データにデコードして、編集アプリケーション144に渡す。さらに、MPEGデコーダ143は、IEEE1394ドライバ142から受け取った映像データに対するデコード処理を行っている最中に欠落したピクチャの検出を行い、当該検出結果に基づく欠落情報を編集アプリケーション144に送る。ここで、MPEGデコーダ143による欠落したピクチャの検出は、IEEE1394ドライバ142からの映像データに記述されたシーケンスナンバーを確認し、当該シーケンスナンバーが不連続であって映像データが更新されていないことを検知することによりなされる。また、MPEGデコーダ143から編集アプリケーション144に送られる欠落情報としては、欠落したピクチャがI、P、Bフレームのどれであるかの情報や、欠落したピクチャ数の情報等である。
編集アプリケーション144は、MPEGデコーダ143で処理された映像データをモニタ135に表示するとともに、MPEGデコーダ143からの欠落情報に基づいてIEEE1394ドライバ142及びHDD136を制御し、IEEE1394ドライバ142からのMPEGによる圧縮された映像データの記録制御を行う。
また、本実施形態において、編集アプリケーション144は、MPEGデコーダ143などのPC102の内部でピクチャの欠落が発生し、MPEGデコーダ143でこれを検出した場合でも、HDD136へ記録されている画像データにフレームの欠落が無い場合には、当該映像データにおける再記録の処理は行わない。
このような本実施形態の構成によれば、受信中の映像の一部が欠落していて、映像がフリーズ状態になったりした場合に、送信装置から送られるコントロールコマンドがなくても視聴や編集に必要な映像データを後からキャプチャできる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態では、図8に示したビデオ伝送システムにおけるビデオ受信装置の構成及びその動作について詳細に説明する。図7の103は、第2及び第3の実施形態とは異なる機能を有するビデオ受信装置の一例であるPCの構成を示したブロック図である。図7において、第2の実施形態に係るPC101と同様の機能を有する構成については、図5と同じ符号を付し、その部分の説明は省略する。また、第4の実施形態に係るビデオ伝送システムは、図8に示したPC101に本実施形態に係るPC103を適用することで構成される。
本実施形態において、編集アプリケーション154は、MPEGデコーダ143で処理された映像データによって表わされる映像をモニタ135に表示する。さらに、編集アプリケーション154は、IEEE1394ドライバ132からのピクチャ欠落を示すコントロールコマンド、あるいはMPEGデコーダ143からの欠落情報に基づいてIEEE1394ドライバ132及びHDD136を制御し、IEEE1394ドライバ132からのMPEG圧縮された映像データの記録制御を行う。
このように、第4の実施形態に係るPC103では、図7に示すように、編集アプリケーション154において、IEEE1394ドライバ132からのコントロールコマンド及びMPEGデコーダ143からの欠落情報の2つの情報に基づいて、映像データにおけるピクチャ欠落の検出を行って、ピクチャの欠落の検出精度の向上を図るようにしている。
前述した第2の実施形態では、ビデオレコーダ11の再生時の目詰まりやヘッドの当り不良等によるピクチャの欠落であれば、ビデオレコーダ11から映像データを再度送信させることによってピクチャの欠落の無い映像データを改めて記録することが可能であった。しかし、ビデオレコーダ11の記録時の目詰まりやテープの傷等を原因とするデータ欠落の場合には、ビデオレコーダ11から映像データを何度再送信させても同じ箇所のピクチャが欠落することになる。
この状況に対処するために、PC103は、所定期間もしくは所定回数、同じ箇所のピクチャ欠落の検出が続いた場合は、ビデオレコーダ11からの映像データの再送信を終了させ、当該欠落箇所にマークを付するか、もしくは別データとして保存してユーザに示しながら、HDD136への記録を再開するようにする。
このような本実施形態の構成によれば、受信中の映像の一部が欠落していて、映像がフリーズ状態になったりした場合に、視聴や編集に必要な映像データを後からキャプチャできるとともに円滑に編集動作を継続できる。
なお、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、その他の様々な実施形態でも適用することが可能である。例えば、前述した第2乃至第4の各実施形態における伝送媒体としてIEEE1394ケーブル100におけるIEEE1394シリアルバスを適用した例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば伝送媒体としてUSB(Universal Serial Bus)を適用することも可能である。
また、本発明の目的は、前述した各実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した各実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システムあるいはオペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した各実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した各実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
第1の実施形態に係るビデオ送信装置の構成を示すブロック図である。 GOPの構造を説明するための図である。 GOPの復号化処理を説明するための図である。 コントロールコマンドの構成例を示す図である。 第2の実施形態に係るビデオ受信装置の構成を示すブロック図である。 第3の実施形態に係るビデオ受信装置の構成を示すブロック図である。 第4の実施形態に係るビデオ受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の各実施形態に係るビデオ伝送システムの構成を示す図である。

Claims (19)

  1. ビデオ送信装置とビデオ受信装置とを含んで構成されるビデオ伝送システムであって、
    前記ビデオ送信装置は、
    記録媒体に記録された圧縮された映像データを読み出す読出手段と、
    前記読出手段によって前記記録媒体から読み出された圧縮された映像データにおけるピクチャの欠落を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって欠落が検出されたピクチャに係る情報を示したコマンドデータを生成する生成手段と、
    前記読出手段によって前記記録媒体から読み出された圧縮された映像データと前記生成手段によって生成された前記コマンドデータとを出力する出力手段とを備え、
    前記ビデオ受信装置は、
    前記出力手段から出力された前記圧縮された映像データ及び前記コマンドデータを入力する入力手段と、
    前記入力手段から入力した前記圧縮された映像データを復号する復号手段と、
    前記入力手段から前記コマンドデータを取得したことに応じて、ピクチャの欠落を通知するための表示を、前記復号手段によって復号された映像データによって表わされる映像を表示するためのモニタ上で行うよう制御する制御手段とを備えたことを特徴とするビデオ伝送システム。
  2. 記録媒体に記録された圧縮された映像データを読み出す読出手段と、
    前記読出手段によって前記記録媒体から読み出された圧縮された映像データにおけるピクチャの欠落を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって欠落が検出されたピクチャに係る情報を示したコマンドデータを生成する生成手段と、
    前記読出手段によって前記記録媒体から読み出された圧縮された映像データと前記生成手段によって生成された前記コマンドデータとを外部装置へ出力する出力手段とを備えたことを特徴とするビデオ送信装置。
  3. 前記コマンドデータが示す欠落したピクチャに係る情報は、前記欠落したピクチャの種類を示す情報であることを特徴とする請求項2に記載のビデオ送信装置。
  4. 前記コマンドデータが示す欠落したピクチャに係る情報は、さらに欠落の開始位置を示す情報を含むことを特徴とする請求項3に記載のビデオ送信装置。
  5. 前記読出手段によって前記記録媒体から読み出された圧縮された映像データを復号する復号手段をさらに備え、
    前記生成手段は、前記欠落が検出されたピクチャが画面内符号化ピクチャ、画面間順方向予測符号化ピクチャ及び画面間双方向予測符号化ピクチャのうちの何れに該当するかを示す情報を前記復号手段の復号結果から取得して、前記コマンドデータを生成することを特徴とする請求項2に記載のビデオ送信装置。
  6. 前記コマンドデータが示す欠落したピクチャに係る情報は、前記欠落が検出されたピクチャのタイムコード、トラックナンバー及びGOPのシーケンスナンバーのうち、一部又は全ての情報を含むことを特徴とする請求項5に記載のビデオ送信装置。
  7. 前記出力手段は、前記映像データをアイソクロナスパケット化して出力し、前記コマンドデータをアシンクロナスパケット化して出力することを特徴とする請求項2に記載のビデオ送信装置。
  8. 前記出力手段は、前記映像データのストリーム内に、前記コマンドデータを埋め込んで出力することを特徴とする請求項2に記載のビデオ送信装置。
  9. 外部の送信装置から出力された圧縮された映像データを入力する入力手段と、
    前記入力手段から入力した前記映像データにおけるピクチャの欠落を検出する検出手段と、
    前記入力手段から入力した前記映像データを復号する復号手段と、
    前記検出手段によって前記ピクチャの欠落が検出されたことに応じて、ピクチャの欠落を通知するための表示を、前記復号手段によって復号された映像データによって表わされる映像を表示するためのモニタ上で行うよう制御する制御手段とを備えたことを特徴とするビデオ受信装置。
  10. 前記検出手段は、前記送信装置から送出された前記ピクチャの欠落を示すコマンドデータを受信することに応じて前記ピクチャの欠落を検出することを特徴とする請求項9に記載のビデオ受信装置。
  11. 前記検出手段は、前記入力手段から入力した映像データのシーケンスナンバーの状態から前記ピクチャの欠落を検出することを特徴とする請求項9に記載のビデオ受信装置。
  12. 前記検出手段は、前記送信装置から送出された前記ピクチャの欠落を示すコマンドデータを受信すること及び前記入力手段から入力した映像データのシーケンスナンバーの状態から前記ピクチャの欠落を検出することを特徴とする請求項9に記載のビデオ受信装置。
  13. 前記入力手段から入力した圧縮された映像データを記録媒体に記録するための制御を行う記録制御手段をさらに備え、
    前記記録制御手段は、前記検出手段によって前記ピクチャの欠落が検出されたときは前記映像データの記録を停止するよう制御することを特徴とする請求項9に記載のビデオ受信装置。
  14. 前記記録制御手段は、前記ピクチャの欠落が検出された映像データを、前記ピクチャの欠落が検出されなかった映像データによって構成されるファイルから分離して記録することを特徴とする請求項13に記載のビデオ受信装置。
  15. 前記検出手段によってピクチャの欠落を検出したことに応じて、前記送信装置に対して前記圧縮された映像データの再出力を指示する指示手段をさらに備えたことを特徴とする請求項9に記載のビデオ受信装置。
  16. 前記指示手段は、前記検出手段によって前記ピクチャの欠落が検出されたことに応じて、少なくともシーンの戻り量を決定し、当該戻り量に応じた位置から前記圧縮された映像データを再出力させるための制御コマンドを前記送信装置に対して送信することを特徴とする請求項15に記載のビデオ受信装置。
  17. 再出力された映像データに対して、前記検出手段によって再度ピクチャの欠落が検出される状況が所定期間もしくは所定回数に渡って続いた場合は、前記指示手段は前記送信装置に対する再出力のための指示を中止することを特徴とする請求項16に記載のビデオ受信装置。
  18. 外部の送信装置から出力された圧縮された映像データを入力する入力ステップと、
    入力した前記映像データにおけるピクチャの欠落を検出する検出ステップと、
    入力した前記映像データを復号する復号ステップと、
    前記検出ステップにおいて前記ピクチャの欠落が検出されたことに応じて、ピクチャの欠落を通知するための表示を、前記復号ステップにおいて復号された映像データによって表わされる映像を表示するためのモニタ上で行うよう制御する制御ステップとを有するビデオ受信装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  19. 請求項18に記載のプログラムをコンピュータで読み取り可能な状態で記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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