JP2006203746A - アドホックネットワークにおける位置情報更新通知方法及び移動通信装置 - Google Patents

アドホックネットワークにおける位置情報更新通知方法及び移動通信装置 Download PDF

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研次 齊藤
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忠行 福原
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Abstract

【課題】 当該移動通信装置が他の移動通信装置の位置情報等を継続して取得し続けたい場合であっても、他の移動通信装置からの位置情報応答メッセージの送信をできる限り減少させることにより、無線周波数リソースの有効活用を図ることができる位置情報更新通知方法及び移動通信装置を提供する。
【解決手段】 第1の移動通信装置が、更新間隔時間Δtと、該Δt経過後の予測位置範囲情報とを含む位置情報要求メッセージを、第2の移動通信装置へ送信する第1のステップと、第2の移動通信装置が、更新間隔時間Δt経過後に、当該第2の移動通信装置の現在位置情報L(t+Δt)が予測位置範囲情報に含まれているか否かを判定し、含まれていない場合、第1の移動通信装置へ位置情報応答メッセージを送信する第2のステップとを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アドホックネットワークにおける位置情報更新通知方法及び移動通信装置に関する。
従来より、ITS(Intelligent
Transport Systems)によれば、各車両に搭載された通信装置同士は、アドホックネットワークを介して直接的に通信することが検討されている。各車両が、GPS(Global
Positioning System)を用いた現在位置情報取得機能と、アドホックネットワークのための通信機能とを有するナビゲーション装置を搭載することにより、他の車両の位置情報、走行状態情報又は速度情報等を取得することができる(例えば特許文献1参照)。他の車両の位置情報等を取得できれば、様々なアプリケーションへの適用が想到される。
また、複数の車両がグループを構成し、そのグループに属する車両の位置情報を共有するために、管理サーバを備えるシステムもある(例えば特許文献2参照)。各車両の通信装置は、管理サーバにアクセスすることによって、当該グループに属する他の車両の位置情報等を取得することができる。
更に、通信機能を有するナビゲーション装置が、当該車両の位置情報等を添付した電子メールを、管理サーバへ送信する技術もある(特許文献3参照)。管理サーバは、当該グループを構成する他の車両のナビゲーション装置へ、それら情報を添付した電子メールを送信する。
特開平6−282795号公報 特開2003−141682号公報 特開2002−277256号公報
しかしながら、従来技術によるアドホックネットワークを利用した車々間通信では、第1の車両に搭載された第1の通信装置が、第2の車両における位置情報等を取得したい場合、その都度、第2の車両の第2の通信装置へ位置情報要求メッセージを送信しなければならない。また、管理サーバを備える場合であっても、第1の通信装置は、同様に、管理サーバへ位置情報要求メッセージを送信しなければならない。但し、この場合、管理サーバに蓄積された第2の車両の位置情報等は、最新情報とはいえない。第2の通信装置が管理サーバへ位置情報等を送信した時点、即ち、第2の車両の過去の位置情報等しか得られない。特に、管理サーバが例えばインターネットに接続されたものであった場合、そのようなサーバにまで第2の車両の位置情報を問い合わせなければならない。第1及び第2の通信装置同士でアドホックモードで直接的に通信できる場合に、管理サーバまで問い合わせることは極めて非効率的である。
また、第1の車両に搭載された第1の通信装置が、第2の車両に搭載された第2の通信装置に対して、位置情報要求メッセージを送信するタイミングは任意である。従って、第1の通信装置が、第2の通信装置の位置情報等を継続して取得し続けたい場合、定期的に何度も位置情報要求メッセージを送信しなければならない。
更に、第1の通信装置は、位置情報要求メッセージの送信に対する位置情報応答メッセージを受信した時にしか、第2の車両の位置情報等を取得できない。従って、継続してその位置情報等を取得し続けたい場合、位置情報要求メッセージの送信間隔が長いと誤差が大きくなり、その送信間隔が短いと無線周波数リソースを無駄に消費することとなる。
従って、本発明は、当該移動通信装置が他の移動通信装置の位置情報等を継続して取得し続けたい場合であっても、他の移動通信装置からの位置情報応答メッセージの送信をできる限り減少させることにより、無線周波数リソースの有効活用を図ることができる位置情報更新通知方法及び移動通信装置を提供することを目的とする。
本発明における位置情報更新通知方法は、
第1の移動通信装置が、更新間隔時間Δtと、該Δt経過後の予測位置範囲情報とを含む位置情報要求メッセージを、第2の移動通信装置へ送信する第1のステップと、
第2の移動通信装置が、更新間隔時間Δt経過後に、当該第2の移動通信装置の現在位置情報(X,Y)(t+Δt)が予測位置範囲情報に含まれているか否かを判定し、含まれていない場合、第1の移動通信装置へ位置情報応答メッセージを送信する第2のステップとを有することを特徴とする。
本発明の位置情報更新通知方法における他の実施形態によれば、第1のステップについて、更に、位置情報要求メッセージを受信した第2の移動通信装置が、現在時間tにおける現在位置情報(X,Y)(t)及び走行速度情報V(t)を含む位置情報応答メッセージを第1の移動通信装置へ送信することも好ましい。
また、本発明の位置情報更新通知方法における他の実施形態によれば、予測位置範囲情報は、距離情報aであり、
第1のステップについて、更に、第2の移動通信装置が、位置情報要求メッセージを受信した時間tに、現在位置情報(X,Y)(t)及び走行速度情報V(t)を蓄積し、
第2のステップについて、当該第2の移動通信装置の現在位置情報(X,Y)(t+Δt)が、現在位置情報(X,Y)(t)から走行速度V(t)及びΔtの乗算値となる距離を加えた位置を中心として距離情報aの範囲に含まれているか否かを判定することも好ましい。
更に、本発明の位置情報更新通知方法における他の実施形態によれば、
予測位置範囲情報は、距離情報aと、角度情報Φであり、
Y座標軸からみて第2の移動通信装置の走行方向に対する角度をθとし、
第1のステップについて、更に、第2の移動通信装置が、位置情報要求メッセージを受信した時間tに、現在位置情報(X,Y)(t)、走行速度情報V(t)及び走行方向情報θ(t)を蓄積し、
第2のステップについて、
(V×Δt−a/2)
≦ √{(X−X)+(Y−Y)} ≦ (V×Δt+a/2)
(Y−Y)sin(θ−Φ)
≦ (X−X)cos(θ−Φ)
(Y−Y)sin(θ+Φ)
≧ (X−X)cos(θ+Φ)
の条件の全てを満たすか否かを判定するものであることも好ましい。
更に、本発明の位置情報更新通知方法における他の実施形態によれば、
第1のステップについて、位置情報要求メッセージは、更新回数nを更に含んでおり、
第2のステップについて、更新間隔時間Δt経過毎に行う判定をn回繰り返すことも好ましい。
本発明における移動通信装置は、
更新間隔時間Δtと、該Δt経過後の予測位置範囲情報とを含む位置情報要求メッセージを送信する位置情報要求メッセージ送信手段と、
現在位置情報を測定する現在位置情報測定手段と、
受信した位置情報要求メッセージに含まれる更新間隔時間Δtのトリガ信号を出力するΔtトリガ手段と、
トリガ信号に応じて、現在位置情報(X,Y)(t+Δt)が、受信した位置情報要求メッセージに含まれる予測位置範囲情報に含まれているか否かを判定する予測位置範囲判定手段と、
予測位置判定手段によって予測位置範囲情報に現在位置情報(X,Y)(t+Δt)が含まれていないと判定された場合、位置情報応答メッセージを送信する位置情報応答メッセージ送信手段とを有することを特徴とする。
本発明の移動通信装置における他の実施形態によれば、位置情報応答メッセージ送信手段は、位置情報要求メッセージを受信した際に、現在時間tにおける現在位置情報(X,Y)(t)及び走行速度情報V(t)を含む位置情報応答メッセージを送信することも好ましい。
また、本発明の移動通信装置における他の実施形態によれば、予測位置範囲情報は、距離情報aであり、
位置情報要求メッセージを受信した時間tに、現在位置情報(X,Y)(t)及び走行速度情報V(t)を蓄積する蓄積手段を更に有し、
予測位置範囲判定手段は、当該移動通信装置の現在位置情報(X,Y)(t+Δt)が、現在位置情報(X,Y)(t)から走行速度V(t)及びΔtの乗算値となる距離を加えた位置を中心として距離情報aの範囲に含まれているか否かを判定することも好ましい。
更に、本発明の移動通信装置における他の実施形態によれば、
予測位置範囲情報は、距離情報aと、角度情報Φであり、
Y座標軸からみて第2の移動通信装置の走行方向に対する角度をθとし、
位置情報要求メッセージを受信した時間tに、現在位置情報(X,Y)(t)、走行速度情報V(t)及び走行方向情報θ(t)を蓄積する蓄積手段を更に有し、
予測位置範囲判定手段は、
(V×Δt−a/2)
≦ √{(X−X)+(Y−Y)} ≦ (V×Δt+a/2)
(Y−Y)sin(θ−Φ)
≦ (X−X)cos(θ−Φ)
(Y−Y)sin(θ+Φ)
≧ (X−X)cos(θ+Φ)
の条件の全てを満たすか否かを判定するものであることも好ましい。
更に、本発明の移動通信装置における他の実施形態によれば、位置情報要求メッセージは、更新回数nを更に含んでおり、Δtトリガ手段は、更新間隔時間Δt経過毎に行うトリガ信号の出力をn回繰り返すことも好ましい。
本発明によれば、当該移動通信装置が他の移動通信装置の位置情報等を継続して取得し続けたい場合であっても、他の移動通信装置からの位置情報応答メッセージの送信をできる限り減少させることができ、無線周波数リソースの有効活用を図ることができる。
本発明によれば、当該移動通信装置の予測位置範囲内に他の移動通信装置が位置している限り、位置情報応答メッセージの送信がなされない。即ち、他の移動通信装置の位置情報を継続して取得し続けたい場合に、定期的に位置情報要求メッセージを他の移動通信装置に送信する方法と比較して、無線周波数リソースの点で有利な効果を有する。
以下では、図面を用いて、本発明における最良の実施形態について詳細に説明する。
本発明における移動通信装置は、アドホックネットワークを構成しており、位置情報要求アルゴリズムとしてAODV(AdHoc On-Demand Distance Vector)を用いる。AODVは、Reactive型プロトコルであって、位置情報要求メッセージRREQ(Route
Request)及び経路応答メッセージRREP(Route Reply)を有する。本発明によれば、位置情報要求メッセージとしてRREQを用い、位置情報応答メッセージとしてRREPを用いる。
図1は、本発明におけるシーケンス図である。図1(a)は、時間tにおける車両A及びBの位置とシーケンスとを表し、図1(b)は、時間t1+Δtにおける車両A及びBの位置とシーケンスとを表す。
図1(a)について、車両Aは、所定方向へ速度Vで走行している。また、車両Bも、車両Aと同じ方向に速度Vで走行している。このとき、車両A及びBは、アドホックモードで通信をすることができるとする。各車両に搭載された移動通信装置は、GPS2を用いてその位置情報(経度及び緯度:X、Y)及び走行方向情報等を取得することができる。
(S101)車両Aは、位置情報要求メッセージを車両Bへ送信する。位置要求メッセージは、AODVのRREQメッセージに、以下のパラメータを付加したものである。
位置情報等の更新間隔時間:Δt[秒]
位置情報等の更新回数:n[回]
Δt秒後の予測位置許容範囲:a[m]
Δt秒後の予測位置許容角度:Φ[°]
表1は、RREQのフォーマットである。
Figure 2006203746
更新間隔時間Δtは、車両Bの位置情報が予測位置範囲内に存在しているか否かの判断をΔt時間経過毎に行うことを意味する。更新回数nは、更新間隔時間Δt経過毎の判断を繰り返す回数を意味する。従って、更新間隔時間t×更新回数n=予測時間を経過した場合には、再度、位置情報要求メッセージRREQを送信する必要がある。更新回数nを設定したのは、相手方移動通信装置と既に通信できない状態になっているにもかかわらず、RREPが受信されないために当該相手方移動通信装置が、今だ予測位置範囲に存在していると判断することを避けるためである。
予測位置許容範囲aは、車両Aが車両Bの存在位置を許容できる距離を意味する。これにより、予測される位置を中心としてその距離aの範囲に含まれているか否かが判定される。予測位置許容角度Φは、車両Aが車両Bの存在位置を許容できる角度を意味する。これにより、車両Bの現在位置からΔt時間経過後の位置を放射方向に判定することができる。
現在時間tからΔtだけ経過した時間における車両A及びBの位置を考える。車両Aは、速度Vで走行しているとするならば、V[m/s]×Δt[s]の距離だけ走行したことになる。また、車両Bは、速度Vで走行しているとするならば、V[m/s]×Δt[s]の距離だけ走行したことになる。そして、車両BのΔt秒後の位置を中心として許容範囲a[m]を指定する。これにより、車両BがΔt秒後にその予測位置範囲に存在しているか否かが判定される。
(S102)RREQを受信した車両Bは、現在位置情報等を付加した位置情報応答メッセージを車両Aへ送信する。位置情報応答メッセージは、AODVのRREPメッセージに、現在位置情報等を付加したものである。従って、車両Aは、車両Bの位置情報を取得することができる。
表2は、RREPのフォーマットである。
Figure 2006203746
(S103)車両Bは、RREPを車両Aへ送信した後、更新間隔時間Δt毎に、自車両が予測位置範囲内に存在するか否かを判定する。ここで、車両Bが、予測位置範囲内に存在している場合は、車両Aに何らメッセージを送信しない。一方、車両Bが、その範囲内に存在していない場合は、現在位置情報等を含むRREPを車両Aへ送信する。尚、車両Bは、更新間隔時間Δtの更新回数nだけ(即ちΔt×nだけ)、予測位置範囲内に存在しているか否かを判定する。
図2は、予測位置許容角度Φを考慮した説明図である。
各符号は、以下のように定義される。
(X,Y):当該移動通信装置の現在位置情報L(t+Δt)
(X,Y):RREQを受信した時tの当該移動通信装置の位置情報L(t)
:当該移動通信装置の現在時間tにおける走行速度
θ:X軸からみた当該移動通信装置の走行方向に対する角度
図2によれば、斜線部分が予測位置範囲として設定されている。この予測位置範囲に、当該移動通信装置が存在しているか否かは、以下の式の全てを満たしていることを要する。
(式1)
(V×Δt−a/2)
≦ √{(X−X)+(Y−Y)} ≦ (V×Δt+a/2)
(式2)
(Y−Y)sin(θ−Φ)
≦ (X−X)cos(θ−Φ)
(式3)
(Y−Y)sin(θ+Φ)
≧ (X−X)cos(θ+Φ)
式1について、左辺は、車両1からの最近許容距離を示し、右辺は、車両1からの最遠許容距離を示し、中辺は、時間tから時間t+Δtまでに進んだ走行距離を示す。即ち、実際の走行距離が、最近許容距離と最遠許容距離との間にあることを条件とする。
式2について、図2のA軸からみて負の領域(Y軸方向下側の範囲)にあること判定する。図2のA軸は、Axの距離とAyの距離とから以下の式が成り立つ。
Y−Y ≦ Ay/Ax×(X−X)
Y−Y ≦ (V×Δt−a/2)cos(θ−Φ)/(V×Δt−a/2)sin(θ−Φ)
×(X−X
Y−Y ≦ cos(θ−Φ)/sin(θ−Φ)×(X−X)
(Y−Y)×sin(θ−Φ)
≦ (X−X)×cos(θ−Φ)
式3について、図2のB軸からみ正の領域(Y軸方向上側の範囲)にあること判定する。図2のB軸は、Bxの距離とByの距離とから以下の式が成り立つ。
Y−Y ≧ By/Bx×(X−X)
Y−Y ≧ (V×Δt−a/2)cos(θ+Φ)/(V×Δt−a/2)sin(θ+Φ)
×(X−X
Y−Y ≧ cos(θ+Φ)/sin(θ+Φ)×(X−X)
(Y−Y)×sin(θ+Φ)
≧ (X−X)×cos(θ+Φ)
式2及び式3を満たすことにより、図2のA軸及びB軸の間の範囲を特定することができる。従って、前述した式1、式2及び式3のうち、1つの式でも満足しない場合、予測位置範囲の外であるとみなすことができる。
図3は、本発明における位置情報要求メッセージを受信した際のフローチャートである。
(S301)移動通信装置が、位置情報要求メッセージRREQを受信する。
(S302)受信したRREQの宛先が、自通信装置のアドレスか否かを判定する。
(S303)RREQの宛先が自通信装置のアドレスでない場合、そのRREQをフラッディングして、処理を終了する。フラッディングとは、送信元通信装置の無線信号到達範囲内に存在する全ての通信装置にブロードキャストでメッセージを転送し、受信した通信装置も同様に繰り返すことによって、ネットワーク全体にメッセージを伝播することをいう。
(S304)RREQの宛先が自通信装置のアドレスである場合、RREQから、更新間隔時間Δt、更新回数n、予測位置許容範囲a及び予測位置許容角度Φの情報を抽出する。更新間隔時間Δt及び更新回数nの情報は、Δtトリガ部へ通知される。また、予測位置許容範囲a及び予測位置許容角度Φの情報と、当該移動通信装置の現在位置情報とが、現在時間tに対応付けて記憶される。
(S305)GPSによって現在位置情報を取得する。現在位置情報には、緯度経度情報と走行方向情報とが含まれる。
(S306)位置情報応答メッセージRREPを、RREQの送信元移動通信装置へ返信する。RREPには、GPSによって取得された現在位置情報が含まれる。
図4は、本発明における更新間隔時間Δt毎のシーケンス図である。
更新間隔時間Δt経過後毎に、以下の処理が行われる。
(S401)GPSによって現在位置情報を取得する。
(S402)過去時間(t)に受信された予測位置許容範囲a及び予測位置許容角度Φと、過去時間(t)の位置情報とに基づいて、Δt経過後における当該移動通信装置の予測位置範囲を導出する。
(S403)現在位置情報が、導出された予測位置範囲情報内に存在するか否かを判定する。現在位置が予測位置範囲内にある場合、処理を終了する。
(S403)現在位置情報が予測位置範囲情報内に存在しない場合、位置情報応答メッセージRREPを送信する。これにより、相手方移動通信装置は、当該移動通信装置の現在の位置情報を正確に取得することができる。
図5は、本発明における移動通信装置の機能構成図である。
図5によれば、移動通信装置1は、無線通信インタフェース11と、位置情報測定部12と、RREP送信部13と、メッセージ判定部14と、更新情報蓄積部15と、予測位置範囲判定部16と、Δtトリガ部17と、相手方位置情報取得部18とを有する。
無線通信インタフェース11は、無線回線を介して、他の移動通信装置とパケットを送受信する。例えばIEEE802.11の通信機能を有し、アドホックモードで通信するものであってもよい。相手方位置情報取得部18は、特定の相手方通信装置に対して、位置情報要求メッセージRREQを送信し、位置情報応答メッセージRREPを受信することによって、相手方位置情報を更新する。位置情報測定部12は、GPS2から受信した信号によって、当該移動通信装置の緯度経度情報及び走行方向情報を常時測定する。
メッセージ判定部14は、無線通信インタフェース11によって受信されたメッセージがRREQか又はRREPかを判定する。そのメッセージがRREQであれば更新情報蓄積部15へ通知され、RREPであれば相手方位置情報取得部18へ通知される。但し、RREQであっても、その宛先が当該移動通信装置1でない場合、そのRREQをフラッディングするべく、無線通信インタフェース11へ通知する。
更新情報蓄積部15は、RREQから、更新間隔時間Δt、更新回数n、予測位置許容範囲a及び予測位置許容角度Φの情報を抽出する。更新間隔時間Δt及び更新回数nの情報は、Δtトリガ部17へ通知される。また、予測位置許容範囲a及び予測位置許容角度Φの情報と、位置情報測定部12から現在位置情報とが、現在時間tに対応付けて記憶される。そして、更新情報蓄積部15は、RREPを送信する旨をRREP送信部13へ通知する。
Δtトリガ部17は、更新情報蓄積部15から通知された更新間隔時間Δ経過後毎に、更新回数nだけ、トリガ信号を予測予測位置判定部16へ出力する。
予測位置範囲判定部16は、Δtトリガ部17からトリガ信号を受信した時に、更新情報蓄積部15から取得した予測位置許容範囲a及び予測位置許容角度Φと過去時間tの位置情報とに基づいて、予測位置範囲情報を決定する。そして、位置情報測定部12から取得した現在位置情報が、その予測位置範囲情報内に存在するか否かを判定する。予測位置範囲内に存在しない場合、RREP送信部13はRREPを送信する旨の指示をする。一方、予測位置範囲内に存在する場合、何ら処理をしない。
RREP送信部13は、RREQを受信した際における更新情報蓄積部15からの指示、又は、予測位置範囲判定部16からの予測位置範囲内に存在しない旨の指示によって、RREPを送信する。このとき、RREP送信部13は、RREPに、位置情報測定部12から通知された現在位置情報及び走行方向情報を含める。生成されたRREPは、無線通信インタフェース11へ通知され、相手方移動装置へアドホックネットワークを介して送信される。
前述した本発明における種々の実施形態によれば、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略を、当業者は容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
本発明におけるシーケンス図である。 予測位置範囲を説明する説明図である。 本発明における位置情報要求メッセージを受信した際のフローチャートである。 本発明における更新間隔時間Δt毎のシーケンス図である。 本発明における移動通信装置の機能構成図である。
符号の説明
1 移動通信装置、
11 無線通信インタフェース
12 位置情報測定部
13 RREP送信部
14 メッセージ判定部
15 更新情報蓄積部
16 予測位置範囲判定部
17 Δtトリガ部
18 相手方位置情報取得部
2 GPS

Claims (10)

  1. アドホックネットワークにおける無線通信が可能な移動通信装置における位置情報更新通知方法において、
    第1の移動通信装置が、更新間隔時間Δtと、該Δt経過後の予測位置範囲情報とを含む位置情報要求メッセージを、第2の移動通信装置へ送信する第1のステップと、
    前記第2の移動通信装置が、前記更新間隔時間Δt経過後に、当該第2の移動通信装置の現在位置情報(X,Y)(t+Δt)が前記予測位置範囲情報に含まれているか否かを判定し、含まれていない場合、前記第1の移動通信装置へ位置情報応答メッセージを送信する第2のステップと
    を有することを特徴とする位置情報更新通知方法。
  2. 前記第1のステップについて、更に、前記位置情報要求メッセージを受信した前記第2の移動通信装置が、現在時間tにおける現在位置情報(X,Y)(t)及び走行速度情報V(t)を含む位置情報応答メッセージを第1の移動通信装置へ送信することを特徴とする請求項1に記載の位置情報更新通知方法。
  3. 前記予測位置範囲情報は、距離情報aであり、
    前記第1のステップについて、更に、第2の移動通信装置が、前記位置情報要求メッセージを受信した時間tに、現在位置情報(X,Y)(t)及び走行速度情報V(t)を蓄積し、
    前記第2のステップについて、当該第2の移動通信装置の現在位置情報(X,Y)(t+Δt)が、前記現在位置情報(X,Y)(t)から前記走行速度V(t)及びΔtの乗算値となる距離を加えた位置を中心として前記距離情報aの範囲に含まれているか否かを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の位置情報更新通知方法。
  4. 前記予測位置範囲情報は、距離情報aと、角度情報Φであり、
    Y座標軸からみて第2の移動通信装置の走行方向に対する角度をθとし、
    前記第1のステップについて、更に、第2の移動通信装置が、前記位置情報要求メッセージを受信した時間tに、現在位置情報(X,Y)(t)、走行速度情報V(t)及び走行方向情報θ(t)を蓄積し、
    前記第2のステップについて、
    (V×Δt−a/2)
    ≦ √{(X−X)+(Y−Y)} ≦ (V×Δt+a/2)
    (Y−Y)sin(θ−Φ)
    ≦ (X−X)cos(θ−Φ)
    (Y−Y)sin(θ+Φ)
    ≧ (X−X)cos(θ+Φ)
    の条件の全てを満たすか否かを判定するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の位置情報更新通知方法。
  5. 前記第1のステップについて、前記位置情報要求メッセージは、更新回数nを更に含んでおり、
    前記第2のステップについて、前記更新間隔時間Δt経過毎に行う前記判定をn回繰り返すことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の位置情報更新通知方法。
  6. アドホックネットワークにおける無線通信が可能な移動通信装置において、
    更新間隔時間Δtと、該Δt経過後の予測位置範囲情報とを含む位置情報要求メッセージを送信する位置情報要求メッセージ送信手段と、
    現在位置情報を測定する現在位置情報測定手段と、
    受信した位置情報要求メッセージに含まれる更新間隔時間Δtのトリガ信号を出力するΔtトリガ手段と、
    前記トリガ信号に応じて、現在位置情報(X,Y)(t+Δt)が、受信した位置情報要求メッセージに含まれる予測位置範囲情報に含まれているか否かを判定する予測位置範囲判定手段と、
    前記予測位置判定手段によって前記予測位置範囲情報に前記現在位置情報(X,Y)(t+Δt)が含まれていないと判定された場合、位置情報応答メッセージを送信する位置情報応答メッセージ送信手段と
    を有することを特徴とする移動通信装置。
  7. 前記位置情報応答メッセージ送信手段は、前記位置情報要求メッセージを受信した際に、現在時間tにおける現在位置情報(X,Y)(t)及び走行速度情報V(t)を含む位置情報応答メッセージを送信することを特徴とする請求項6に記載の移動通信装置。
  8. 前記予測位置範囲情報は、距離情報aであり、
    前記位置情報要求メッセージを受信した時間tに、現在位置情報(X,Y)(t)及び走行速度情報V(t)を蓄積する蓄積手段を更に有し、
    前記予測位置範囲判定手段は、当該移動通信装置の現在位置情報(X,Y)(t+Δt)が、前記現在位置情報(X,Y)(t)から前記走行速度V(t)及びΔtの乗算値となる距離を加えた位置を中心として前記距離情報aの範囲に含まれているか否かを判定することを特徴とする請求項6又は7に記載の移動通信装置。
  9. 前記予測位置範囲情報は、距離情報aと、角度情報Φであり、
    Y座標軸からみて第2の移動通信装置の走行方向に対する角度をθとし、
    前記位置情報要求メッセージを受信した時間tに、現在位置情報(X,Y)(t)、走行速度情報V(t)及び走行方向情報θ(t)を蓄積する蓄積手段を更に有し、
    前記予測位置範囲判定手段は、
    (V×Δt−a/2)
    ≦ √{(X−X)+(Y−Y)} ≦ (V×Δt+a/2)
    (Y−Y)sin(θ−Φ)
    ≦ (X−X)cos(θ−Φ)
    (Y−Y)sin(θ+Φ)
    ≧ (X−X)cos(θ+Φ)
    の条件の全てを満たすか否かを判定するものであることを特徴とする請求項6又は7に記載の移動通信装置。
  10. 前記位置情報要求メッセージは、更新回数nを更に含んでおり、
    前記Δtトリガ手段は、前記更新間隔時間Δt経過毎に行うトリガ信号の出力をn回繰り返すことを特徴とする請求項6から9のいずれか1項に記載の移動通信装置。
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