JP2006201299A - バンドルファイバ - Google Patents
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Abstract
【課題】様々な分野に適用可能であり、且つ耐久性に富むバンドルファイバを提供する。
【解決手段】複数本の金コーテイング層が設けられた光ファイバ2の端部を、金属製のフェルール3aに収容して金−錫はんだをフェルール3a内に供給して固定し、その後に端面を研磨する。光ファイバ2は、大口径石英系光ファイバであり、コア21の直径が105μm、外径は125μmである。また、この光ファイバ2のクラッド22の外周面上には厚さが2nmの銅コーティング層23が設けられ、この上には厚さが200nmの金コーティング層24が設けられている。フェルール3aは、金属製の管状の部材であり、内径は400μmである。固定部4は、金−錫はんだ製であり、フェルール3a内に先端部から15mmにわたって被服が除去され、金属がコートされた光ファイバ2を1・6配列(中心に1本、そのまわりに6本)で一束化(集束化)し、固定している。
【選択図】図1
【解決手段】複数本の金コーテイング層が設けられた光ファイバ2の端部を、金属製のフェルール3aに収容して金−錫はんだをフェルール3a内に供給して固定し、その後に端面を研磨する。光ファイバ2は、大口径石英系光ファイバであり、コア21の直径が105μm、外径は125μmである。また、この光ファイバ2のクラッド22の外周面上には厚さが2nmの銅コーティング層23が設けられ、この上には厚さが200nmの金コーティング層24が設けられている。フェルール3aは、金属製の管状の部材であり、内径は400μmである。固定部4は、金−錫はんだ製であり、フェルール3a内に先端部から15mmにわたって被服が除去され、金属がコートされた光ファイバ2を1・6配列(中心に1本、そのまわりに6本)で一束化(集束化)し、固定している。
【選択図】図1
Description
本発明は、一束化された複数本の光ファイバからなるバンドルファイバに関する。
光ファイバは、通信機器やセンサ等の様々な分野で用いられているが、これらにおいては、複数本の光ファイバから構成されたバンドルファイバを用いる場合がある。
上記のバンドルファイバを製造するにあたっては、それぞれの光ファイバの被覆部材を除去することにより先端部を露出させ、この先端部をフェルールに収容し、フェルール内に接着剤を充填することにより固定する(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−14953号公報
上記のバンドルファイバにおいては、光の送受信を適切に行うために、複数本の光ファイバを適切な位置関係で固定し、これを恒久的に維持する必要がある。
しかしながら、上記のとおりバンドルファイバは光ファイバを固定するにあたって接着剤を用いているため、使用環境の制限、例えば高温雰囲気、真空下での使用に難がある。
また、バンドルファイバをバイオセンサ等の医療機器に用いる場合においては、前記の接着剤が検体等に好ましくない影響を与える場合がある。
このような事情に鑑み本発明は、様々な分野に適用可能であり、且つ耐久性に富むバンドルファイバを提供することを目的とする。
請求項1に記載の本発明は、複数本の光ファイバと、前記複数本の光ファイバを収容する金属製の収容部材と、前記収容部材内に前記複数本の光ファイバを一束化された状態で固定する金属製の固定部とを有することを要旨とする。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明において、前記固定部は金−錫はんだにより形成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記収容部及び前記光ファイバには金コーティング層が設けられていることを要旨とする。
本発明においては、接着剤を用いずに金属製の固定部により光ファイバを収容部材内に固定するため、様々な分野に適用可能であり、且つ耐久性に富むバンドルファイバを提供することが可能となる。
以下、図面を参照しつつ本発明のバンドルファイバについての説明を行う。
なお、以下の実施例は、あくまでも本発明の説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であれば、これらの各要素又は全要素を含んだ各種の実施例を採用することが可能であるが、これらの実施例も本発明の範囲に含まれる。
また、以下の実施例を説明するための全図において、同一の要素には同一の符号を付与し、これに関する反復説明は省略する。
なお、以下の実施例は、あくまでも本発明の説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であれば、これらの各要素又は全要素を含んだ各種の実施例を採用することが可能であるが、これらの実施例も本発明の範囲に含まれる。
また、以下の実施例を説明するための全図において、同一の要素には同一の符号を付与し、これに関する反復説明は省略する。
図1は、本発明の第1の実施例(実施例1)に係るバンドルファイバ1aの斜視図であり、図2は、図1の線A−A’に沿った横断面図である。
このバンドルファイバ1aは、複数本(本実施例では7本)の光ファイバ2と、フェルール3aと、固定部4からなる。
このバンドルファイバ1aは、複数本(本実施例では7本)の光ファイバ2と、フェルール3aと、固定部4からなる。
光ファイバ2は、大口径石英系光ファイバであり、コア21の直径が105μm、外径は125μmである。
また、この光ファイバ2のクラッド22の外周面上には厚さが2nmの銅コーティング層23が設けられ、この上には厚さが200nmの金コーティング層24が設けられている。
フェルール3aは、金属製の管状の部材であり、内径は400μmである。
固定部4は、金−錫はんだ製であり、フェルール3a内に先端部から15mmにわたって被服が除去され、金属がコートされた光ファイバ2を1・6配列(中心に1本、そのまわりに6本)で一束化(集束化)し、固定している。
なお、本図に示した各部の寸法、縮尺等は、説明及び理解を容易とするために、上記の各数値とは一致させていない。
以上の構成を有するバンドルファイバ1aを例えばバイオセンサに用いる場合には、その先端部(主にフェルール3aの部分)を検体(測定対象)に浸し、中心に位置する光ファイバ2からレーザ光を照射し、検体内で生じた散乱光を周りの6本の光ファイバ2で受光する。また、このバンドルファイバ1aの多端において前記の散乱光の強度を測定することにより検出対象の濃度を知ることができる。
なお、このバンドルファイバ1aを製造するにあたっては、フェルール3aの外部を330℃に加熱しながら、上記の金−錫はんだをフェルール3a内に供給し、光ファイバ2を固定し、その後に端面を研磨する。
上記の工程を経て製造されたバンドルファイバ1aには、固定部に気泡も存在せず、光ファイバ2も所定の配列で適切且つ強固に固定されていることが確認された。
また、光ファイバ2には、前記のとおり、銅コーティング層23と金コーティング層24とが設けられている。
図3は、本発明の第2の実施例(実施例2)に係るバンドルファイバ1bの斜視図であり、図4は、図3の線B−B’に沿った横断面図である。
このバンドルファイバ1bは、上記のバンドルファイバ1aに変更を加えたものであり、フェルール3bを備える。
このバンドルファイバ1bは、上記のバンドルファイバ1aに変更を加えたものであり、フェルール3bを備える。
上記のフェルール3bは、ともに内径が400μmであり、長さが30mmの第1の管状部材31と、長さが60mmの第2の管状部材32とを備え、これらの部材は10mm重畳された状態で接合されおり、その内部には先端から35mmにわたって被服が除去された7本の光ファイバ2が1・6配列で固定されている。
なお、光ファイバ2は、上記の実施例1と同様に金属がコートされており、固定部4により固定されている。
また、上記の第2の管状部材32の外周には環状の突起部が設けられており、これに対応する凹部をバイオセンサの筐体に設けることにより、この筐体とバンドルファイバ1bとを適切な位置関係で固定することができる。
図5は、本発明の第3の実施例(実施例3)に係るバンドルファイバ1cの縦断面図である。
このバンドルファイバ1cは、上記のバンドルファイバ1bの構成に変更を加えたものであり、防食処理が施されたフェルール3cを備える。
このバンドルファイバ1cは、上記のバンドルファイバ1bの構成に変更を加えたものであり、防食処理が施されたフェルール3cを備える。
このフェルール3cの外周面及び内周面には、厚さが約1.0μmの金コーティング層33が設けられている。このため、上記の検体等によりフェルール3cが腐食することを防止できる。
なお、上記の金コーティング層33を形成させるにあたってはスパッタ装置等が用いられる。
また、この金コーティング層33を上記のフェルール3aに設けることもできる。
図6は、本発明の第4の実施例(実施例4)に係るバンドルファイバ1dの縦断面図である。
このバンドルファイバ1dは、上記のバンドルファイバ1cの構成に変更を加えたものであり、防食処理が施されたフェルール3dを備える。
このバンドルファイバ1dは、上記のバンドルファイバ1cの構成に変更を加えたものであり、防食処理が施されたフェルール3dを備える。
このフェルール3dの外周面及び内周面には、厚さが0.5μmのニッケルコーティング層34が設けられ、その上に厚さが約1.0μmの金コーティング層33が設けられている。このため、上記の検体等によりフェルール3dが腐食することをさらに確実に防止できる。
なお、上記の金コーティング層33及びニッケルコーティング層34を形成させるにあたってはスパッタ装置等が用いられる。
また、これらの金コーティング層33とニッケルコーティング層34とを上記のフェルール3aに設けることもできる。
また、上記の実施例1から4においては、固定部4に金−錫はんだの合金を用いる場合を示したが、これに限定されず、他の金属を用いることもできる。
以上のとおり本発明においては、接着剤を用いずに金属製の固定部により光ファイバをフェルール内に固定しているため、バイオセンサをはじめとする様々な分野に適用可能であり、且つ耐久性に富むバンドルファイバを提供することが可能となる。
1a、1b、1c、1d バンドルファイバ
2 光ファイバ
3a、3b、3c、3d フェルール
4 固定部
21 コア
22 クラッド
23 銅コーティング層
24 金コーティング層
31 第1の管状部材
32 第2の管状部材
33 金コーティング層
34 ニッケルコーティング層
2 光ファイバ
3a、3b、3c、3d フェルール
4 固定部
21 コア
22 クラッド
23 銅コーティング層
24 金コーティング層
31 第1の管状部材
32 第2の管状部材
33 金コーティング層
34 ニッケルコーティング層
Claims (3)
- 複数本の光ファイバと、
前記複数本の光ファイバを収容する金属製の収容部材と、
前記収容部材内に前記複数本の光ファイバを一束化された状態で固定する金属製の固定部と
を有することを特徴とするバンドルファイバ。 - 前記固定部は金−錫はんだにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバンドルファイバ。
- 前記収容部及び前記光ファイバには金コーティング層が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のバンドルファイバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005010825A JP2006201299A (ja) | 2005-01-18 | 2005-01-18 | バンドルファイバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005010825A JP2006201299A (ja) | 2005-01-18 | 2005-01-18 | バンドルファイバ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006201299A true JP2006201299A (ja) | 2006-08-03 |
Family
ID=36959383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005010825A Pending JP2006201299A (ja) | 2005-01-18 | 2005-01-18 | バンドルファイバ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006201299A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7684449B2 (en) * | 2006-12-04 | 2010-03-23 | Hitachi Cable, Ltd. | Optical fiber for fiber laser device and fiber laser device using same |
CN111343938A (zh) * | 2017-11-10 | 2020-06-26 | 波士顿科学医学有限公司 | 医疗激光纤维 |
-
2005
- 2005-01-18 JP JP2005010825A patent/JP2006201299A/ja active Pending
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