JP2006198841A

JP2006198841A - 擬似丸竹材

Info

Publication number: JP2006198841A
Application number: JP2005011831A
Authority: JP
Inventors: Kinryu Ko; 錦隆高
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2005-01-19
Filing date: 2005-01-19
Publication date: 2006-08-03

Abstract

【課題】天然竹の外形に倣って同一のサイズや規格に形成されやすい擬似丸竹材を提供する。
【解決手段】管状の本体１０と、この管状の本体１０の外表面１２に軸方向に沿って間隔をあけるように固設されている複数の環状体２０とからなるものであって、複数の環状体２０は、いずれも、その前記軸方向における中間近くが一回りの環状凹溝２２２付き突起２２１になるように形成されていて、特にその全体の外表面が竹の表面模様に塗装されている上、前記塗装は、複数の環状体２０の本体１０の外表面１２への固設によって形成された継ぎ目が見えない程度に覆うようになされていて、且つ管状の本体１０と複数の環状体２０はいずれも金属製であることを特徴とする擬似丸竹材である。
【選択図】図１

Description

本発明は、景観設計の建材あるいは家具の素材に適用される擬似丸竹材に関するものである。

天然竹は、外形が真っ直ぐで青々とした色が風致に富むので、よく展望台、欄干、藤棚、垣根などのエクステリアデザインから、扉、椅子、屏風などのインテリアデザインまでの構成材または装飾品として採用されている。しかし、同一のサイズや規格の構成材または装飾品を大量に必要とする工事や家具の製作では、天然竹の様子と大小がばらばらであるので、その採用がかなり困難である上、天然竹の強度も耐久性も弱いため、損壊し易くて、頻繁な手入れや取り替えが必要である。

本発明は、前記実状に鑑みてなされたものである。即ち、本発明の第一の目的は、天然竹の外形に倣って同一のサイズや規格に形成されやすい擬似丸竹材を提供しようとすることにある。

本発明の第二の目的は、同一のサイズや規格に形成されやすく、且つ真に迫って天然竹に近い外観を有する擬似丸竹材を提供しようとすることにある。

本発明の第三の目的は、同一のサイズや規格に形成されやすい上、強度及び耐久性にも優れている擬似丸竹材を提供しようとすることにある。

課題を解決するための手段及びその効果

前記第一の目的を達成するために、本発明は、管状の本体と、この管状の本体の外表面に軸方向に沿って間隔をあけるように固設されている複数の環状体とからなったものであって、前記複数の環状体は、いずれも、その前記軸方向における中間近くが一回りの環状凹溝付き突起になるように形成されていることを特徴とする擬似丸竹材を提供する。

このように、管状の本体及び竹の節目のような複数の環状体からなることによって、直径も節目間距離も同じである擬似丸竹材が簡単に製造され、同時に同一のサイズや規格の擬似丸竹材を提供することができる。

また、前記第二の目的を達成するために、本発明は、管状の本体と、この管状の本体の外表面に軸方向に沿って間隔をあけるように固設されている複数の環状体とからなったものであって、前記複数の環状体はいずれもその前記軸方向における中間近くが一回りの環状凹溝付き突起になるように形成されており、且つ、その全体の外表面が竹の表面模様に塗装されている上、前記塗装は、前記複数の環状体の前記本体の外表面への固設によって形成された継ぎ目が見えない程度に覆うようになされていることを特徴とする擬似丸竹材を提供する。

このように、管状の本体及び竹の節目のような複数の環状体からなること、及び、前記継ぎ目が見えない程度の竹の表面模様の塗装によって、真に迫って天然竹に近い外観を有する同一のサイズや規格の擬似丸竹材が作られるので、景観設計の建材あるいは家具の素材として使われると、自然のものによく似て美的な調和がとれる。

また、前記第三の目的を達成するために、本発明は、前記第一の目的または第二の目的を達成するための構造の擬似丸竹材に加えて、さらに、前記管状の本体と前記複数の環状体はいずれも金属製であり、且つ、前記複数の環状体の前記本体の外表面への固設は、いずれも、前記環状体の両端縁と前記本体との間の継ぎ目に沿う溶接によって行われていることを特徴とする擬似丸竹材を提供する。

このように、金属で製造されていること及び前記環状体の両端縁と前記本体との間の継ぎ目に沿う溶接によって、強度及び耐久性が付与されて、天然竹を使った場合の損壊し易い問題がなくなるばかりでなく、もちろん頻繁な手入れや取り替えが必要でなくなる。

以下、図面に基づいて本発明の擬似丸竹材を詳述する。
図１は、本発明の擬似丸竹材の好ましい一実施形態を示す分解斜視図である。図２は、この実施形態における環状体の本体の外表面への固設構造を示す縦断面図である。図３は、この実施形態の、組み立てられたがまだ塗装されていない状態での斜視図である。図４は、この実施形態の、組み立てられ、且つ塗装された状態での側面図である。

図１と図３に示すように、本実施形態の擬似丸竹材１００は、管状の金属製の本体１０と、この管状の本体１０の外表面１２に軸方向Ｌに沿って間隔をあけるように固設されている複数の金属製の環状体２０とからなっている。

前記固設は、図２に示すように、複数の環状体２０の両端縁２３，２４と本体１０の外表面１２との間の継ぎ目２３１、２４１に沿う溶接によって行われている。また、これらの複数の環状体２０は、いずれも、前記軸方向Ｌにおける中間近くが一回りの環状凹溝２２２付き突起２２１になるように形成されている。

このような擬似丸竹材１００では、更に、図４に示すように、その全体の外表面１２が竹の表面模様の塗装層（図３における３０参照）で継ぎ目２３１、２４１が見えない程度（図４参照）に覆われていて、真の天然竹に迫った外観に見える。この塗装層３０は、実際の使用目的によって施されていなくても良い。

以上、実施形態に基づいて詳細に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されない。たとえば、前記説明において前記複数の環状体２０の本体１０の外表面１２への固設は溶接によって行われたが、図５と図６に示すような固設方式も可能である。その固設方式は、いずれの環状体２０の両開口縁２７、２８近くの内表面２１に形成してある環状突台２５、２６と、本体１０の外表面１２にあって、各環状体２０の前記環状突台２５、２６に対応するところに形成された環状溝１３、１３との嵌合によって行われたものである。即ち、本発明の前記特徴及び目的から離脱しなければ、種々の変形や変更が可能である。

本発明の擬似丸竹材は、景観設計の建材あるいは家具の素材などの広い用途に適用されるものである。同一のサイズや規格に形成されやすく、且つ真に迫って天然竹に近い外観を有し、強度及び耐久性にも優れているものであるため、使用上において非常に便利であって、特に同一のサイズや規格の構成材または装飾品を大量に必要とする場合、使用者にとって手配し易いものである。

本発明の擬似丸竹材の好ましい一実施形態を示す分解斜視図。この実施形態における環状体の本体の外表面への固設構造を示す縦断面図。この実施形態の、組み立てられたがまだ塗装されていない状態の斜視図。この実施形態の、組み立てられ、且つ塗装された状態の側面図。他の方式によって固設された環状体の本体の外表面への固設構造を示す縦断面図。図５の一部を拡大して示す要部断面図。

符号の説明

１０本体
１２外表面
１３環状溝
２０環状体
２１内表面
２３、２４環状体の両端縁
２５、２６環状突台
２７、２８環状体の両開口縁
３０塗装層
１００擬似丸竹材
２２１突起
２２２環状凹溝
２３１、２４１継ぎ目

Claims

管状の本体と、この管状の本体の外表面に軸方向に沿って間隔をあけるように固設されている複数の環状体とからなったものであって、
前記複数の環状体は、いずれも、その前記軸方向における中間近くが一回りの環状凹溝付き突起になるように形成されていることを特徴とする擬似丸竹材。
管状の本体と、この管状の本体の外表面に軸方向に沿って間隔をあけるように固設されている複数の環状体とからなったものであって、
前記複数の環状体はいずれもその前記軸方向における中間近くが一回りの環状凹溝付き突起になるように形成されており、
且つ、その全体の外表面が竹の表面模様に塗装されていることを特徴とする擬似丸竹材。
前記管状の本体と前記複数の環状体はいずれも金属製であり、且つ、前記複数の環状体の前記本体の外表面への固設は、いずれも、前記環状体の両端縁と前記本体との間の継ぎ目に沿う溶接によって行われていることを特徴とする請求項１または２に記載の擬似丸竹材。
前記複数の環状体の前記本体の外表面への固設は、前記環状体の両開口縁近くの内表面に形成してある環状突台と、前記本体の外表面にある、前記各環状体の前記環状突台に対応するところに形成された環状溝との嵌合によって行われていることを特徴とする請求項１または２に記載の擬似丸竹材。
前記塗装は、前記複数の環状体の前記本体の外表面への固設によって形成された継ぎ目が見えない程度に覆うようになされていることを特徴とする請求項２に記載の擬似丸竹材。