JP2006197924A5 - 植物成長制御用光透過材料および積層型植物成長制御用透光性材料 - Google Patents

植物成長制御用光透過材料および積層型植物成長制御用透光性材料 Download PDF

Info

Publication number
JP2006197924A5
JP2006197924A5 JP2005328880A JP2005328880A JP2006197924A5 JP 2006197924 A5 JP2006197924 A5 JP 2006197924A5 JP 2005328880 A JP2005328880 A JP 2005328880A JP 2005328880 A JP2005328880 A JP 2005328880A JP 2006197924 A5 JP2006197924 A5 JP 2006197924A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
glass
plant growth
photon flux
wavelength region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005328880A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006197924A (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2005328880A priority Critical patent/JP2006197924A/ja
Priority claimed from JP2005328880A external-priority patent/JP2006197924A/ja
Publication of JP2006197924A publication Critical patent/JP2006197924A/ja
Publication of JP2006197924A5 publication Critical patent/JP2006197924A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Description

本発明は、植物育成空間の光条件を調整するための植物成長促進用光透過材料および植物成長抑制用光透過材料、これらの光透過材料を構成する着色ガラス材料、並びに、積層型植物成長促進用透光性材料および積層型植物成長抑制用光透過材料、これらの透光性材料を構成するガラス積層体に関する。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、植物の成長を促進する効果が得られる光条件の環境を形成することができると共に、優れた耐候性、耐紫外線性および機械的強度を有する植物成長促進用光透過材料、並びに、積層型植物成長促進用透光性材料提供することにある。
本発明の他の目的は、植物の成長を抑制する効果が得られる光条件の環境を形成することができると共に、優れた耐候性、耐紫外線性および機械的強度を有する植物成長抑制用光透過材料、並びに、積層型植物成長抑制用透光性材料提供することにある。
本発明の植物成長促進用光透過材料は、植物育成空間の光条件を調整するための光透過材料であって、
低融点ガラスよりなる基材中に遷移金属イオンよりなる光吸収材がドープされてなり、光合成有効光量子束透過率が50%以上であり、かつ波長領域700〜800nmの近赤外光の光量子束に対する波長領域600〜700nmの赤色光の光量子束の比が0.9以下である着色ガラス材料よりなることを特徴とする。
本発明の積層型植物成長促進用透光性材料は、強化ガラスよりなるガラス基板上に、上記の植物成長促進用光透過材料を構成する着色ガラス材料よりなる植物成長促進層が一体的に積層されたガラス積層体からなることを特徴とする。
本発明の着色ガラス材料は、低融点ガラスよりなる基材中に遷移金属イオンよりなる光吸収材がドープされてなり、光合成有効光量子束透過率が50%以上であり、かつ波長領域700〜800nmの近赤外光の光量子束に対する波長領域600〜700nmの赤色光の光量子束の比が1.3以上であることを特徴とする
本発明のガラス積層体は、強化ガラスよりなるガラス基板上に、低融点ガラスよりなる基材中に遷移金属イオンよりなる光吸収材がドープされてなり、光合成有効光量子束透過率が50%以上であり、かつ波長領域700〜800nmの近赤外光の光量子束に対する波長領域600〜700nmの赤色光の光量子束の比が1.3以上である着色ガラス材料よりなる層が一体的に積層されてなることを特徴とする
本発明の植物成長抑制用光透過材料は、植物育成空間の光条件を調整するための光透過材料であって、
低融点ガラスよりなる基材中に遷移金属イオンよりなる光吸収材がドープされてなり、光合成有効光量子束透過率が50%以上であり、かつ波長領域700〜800nmの近赤外光の光量子束に対する波長領域600〜700nmの赤色光の光量子束の比が1.3以上である着色ガラス材料よりなることを特徴とする。
本発明の積層型植物成長抑制用透光性材料は、強化ガラスよりなるガラス基板上に、上記の植物成長抑制用光透過材料を構成する着色ガラス材料よりなる植物成長抑制層が一体的に積層されたガラス積層体からなることを特徴とする。
本発明の着色ガラス材料は、低融点ガラスよりなる基材中に遷移金属イオンよりなる光吸収材がドープされてなり、光合成有効光量子束透過率が50%以上であり、かつ波長領域700〜800nmの近赤外光の光量子束に対する波長領域600〜700nmの赤色光の光量子束の比が1.3以上であることを特徴とする
本発明のガラス積層体は、強化ガラスよりなるガラス基板上に、低融点ガラスよりなる基材中に遷移金属イオンよりなる光吸収材がドープされてなり、光合成有効光量子束透過率が50%以上であり、かつ波長領域700〜800nmの近赤外光の光量子束に対する波長領域600〜700nmの赤色光の光量子束の比が1.3以上である着色ガラス材料よりなる層が一体的に積層されてなることを特徴とする
本発明の積層型植物成長促進用透光性材料は、強化ガラスよりなるガラス基板上に上記の植物成長促進用光透過材料を構成する着色ガラス材料よりなる植物成長促進層が一体的に積層されてなるガラス積層体からなるものであることから、植物成長促進層を構成する植物成長促進用光透過材料の有する特性により、植物成長促進効果が得られる光条件の環境を形成することができると共に、優れた耐候性、耐紫外線性および機械的強度が得られる。
本発明の積層型植物成長抑制用透光性材料は、強化ガラスよりなるガラス基板上に上記の植物成長抑制用光透過材料を構成する着色ガラス材料よりなる植物成長抑制層が一体的に積層されてなるガラス積層体からなるものであることから、植物成長抑制層を構成する植物成長抑制用光透過材料の有する特性により、植物成長抑制効果が得られる光条件の環境を形成することができると共に、優れた耐候性、耐紫外線性および機械的強度が得られる。

Claims (15)

  1. 植物育成空間の光条件を調整するための光透過材料であって、
    低融点ガラスよりなる基材中に遷移金属イオンよりなる光吸収材がドープされてなり、光合成有効光量子束透過率が50%以上であり、かつ波長領域700〜800nmの近赤外光の光量子束に対する波長領域600〜700nmの赤色光の光量子束の比が0.9以下である着色ガラス材料よりなることを特徴とする植物成長促進用光透過材料。
  2. 光吸収材が、コバルト、チタン、鉄、ニッケル、マンガンおよびバナジウムよりなる群から選ばれた遷移金属のイオンであることを特徴とする請求項1に記載の植物成長促進用光透過材料。
  3. 基材がホウ酸塩系ガラスおよびホウケイ酸塩系ガラスのいずれか一方であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の植物成長促進用光透過材料。
  4. 基材を構成するホウケイ酸塩系ガラスが二酸化ケイ素を50mol%以上の割合で含有するものであることを特徴とする請求項3に記載の植物成長促進用光透過材料。
  5. 強化ガラスよりなるガラス基板上に、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の植物成長促進用光透過材料を構成する着色ガラス材料よりなる植物成長促進層が一体的に積層されたガラス積層体からなることを特徴とする積層型植物成長促進用透光性材料。
  6. 低融点ガラスよりなる基材中に遷移金属イオンよりなる光吸収材がドープされてなり、光合成有効光量子束透過率が50%以上であり、かつ波長領域700〜800nmの近赤外光の光量子束に対する波長領域600〜700nmの赤色光の光量子束の比が0.9以下であることを特徴とする着色ガラス材料
  7. 強化ガラスよりなるガラス基板上に、低融点ガラスよりなる基材中に遷移金属イオンよりなる光吸収材がドープされてなり、光合成有効光量子束透過率が50%以上であり、かつ波長領域700〜800nmの近赤外光の光量子束に対する波長領域600〜700nmの赤色光の光量子束の比が0.9以下である着色ガラス材料よりなる層が一体的に積層されてなることを特徴とするガラス積層体
  8. 植物育成空間の光条件を調整するための光透過材料であって、
    低融点ガラスよりなる基材中に遷移金属イオンよりなる光吸収材がドープされてなり、光合成有効光量子束透過率が50%以上であり、かつ波長領域700〜800nmの近赤外光の光量子束に対する波長領域600〜700nmの赤色光の光量子束の比が1.3以上である着色ガラス材料よりなることを特徴とする植物成長抑制用光透過材料。
  9. 光吸収材が、チタン、銅、鉄、クロム、マンガンおよびバナジウムよりなる群から選ばれた遷移金属のイオンであることを特徴とする請求項8に記載の植物成長抑制用光透過材料。
  10. 光吸収材として鉄イオンが用いられ、この鉄イオンと共に還元剤がドープされていることを特徴とする請求項9に記載の植物成長抑制用光透過材料。
  11. 基材がホウ酸塩系ガラスおよびホウケイ酸塩系ガラスのいずれか一方であることを特徴とする請求項8〜請求項10のいずれかに記載の植物成長抑制用光透過材料。
  12. 基材を構成するホウケイ酸塩系ガラスが二酸化ケイ素を50mol%以上の割合で含有するものであることを特徴とする請求項11に記載の植物成長抑制用光透過材料。
  13. 強化ガラスよりなるガラス基板上に、請求項8〜請求項12のいずれかに記載の植物成長抑制用光透過材料を構成する着色ガラス材料よりなる植物成長抑制層が一体的に積層されたガラス積層体からなることを特徴とする積層型植物成長抑制用透光性材料。
  14. 低融点ガラスよりなる基材中に遷移金属イオンよりなる光吸収材がドープされてなり、光合成有効光量子束透過率が50%以上であり、かつ波長領域700〜800nmの近赤外光の光量子束に対する波長領域600〜700nmの赤色光の光量子束の比が1.3以上であることを特徴とする着色ガラス材料
  15. 強化ガラスよりなるガラス基板上に、低融点ガラスよりなる基材中に遷移金属イオンよりなる光吸収材がドープされてなり、光合成有効光量子束透過率が50%以上であり、かつ波長領域700〜800nmの近赤外光の光量子束に対する波長領域600〜700nmの赤色光の光量子束の比が1.3以上である着色ガラス材料よりなる層が一体的に積層されてなることを特徴とするガラス積層体
JP2005328880A 2004-12-24 2005-11-14 植物成長制御用光透過材料並びに植物成長制御用透光性材料およびその製造方法 Pending JP2006197924A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005328880A JP2006197924A (ja) 2004-12-24 2005-11-14 植物成長制御用光透過材料並びに植物成長制御用透光性材料およびその製造方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004373858 2004-12-24
JP2005328880A JP2006197924A (ja) 2004-12-24 2005-11-14 植物成長制御用光透過材料並びに植物成長制御用透光性材料およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006197924A JP2006197924A (ja) 2006-08-03
JP2006197924A5 true JP2006197924A5 (ja) 2009-01-29

Family

ID=36956452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005328880A Pending JP2006197924A (ja) 2004-12-24 2005-11-14 植物成長制御用光透過材料並びに植物成長制御用透光性材料およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006197924A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5751036B2 (ja) * 2011-06-09 2015-07-22 旭硝子株式会社 強化ガラス及びその製造方法、該強化ガラスの表面応力測定方法
US10117385B2 (en) 2012-03-01 2018-11-06 Thomas Jenner Method and apparatus for selective photomorphogenesis in plants
WO2020013011A1 (ja) * 2018-07-13 2020-01-16 三菱ケミカルアグリドリーム株式会社 ナス科植物の苗の栽培装置及び栽培方法
CN114956555B (zh) * 2022-06-20 2023-08-18 深圳瑞欧光技术有限公司 一种转光透光一体化玻璃板

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58107122A (ja) * 1981-12-18 1983-06-25 株式会社日立製作所 植物栽培室
JPS59192023A (ja) * 1983-04-15 1984-10-31 株式会社日立製作所 蓄熱温室
JP3421380B2 (ja) * 1993-03-30 2003-06-30 昭和電線電纜株式会社 多成分ガラスファイバ
JPH09227157A (ja) * 1996-02-26 1997-09-02 Nissan Motor Co Ltd 防曇性被膜形成基材、これを用いた防曇膜及びその製造方法
JPH1062620A (ja) * 1996-08-13 1998-03-06 Mitsui Petrochem Ind Ltd 近赤外線吸収フィルター
JP3794787B2 (ja) * 1997-07-01 2006-07-12 三井化学株式会社 植物の成長制御方法
JP3916312B2 (ja) * 1997-12-24 2007-05-16 三井化学株式会社 種子の発芽時期の調節方法
JP2000014255A (ja) * 1998-06-30 2000-01-18 Mitsui Chemicals Inc 植物成長制御用被覆材料
JP2001148951A (ja) * 1999-11-22 2001-06-05 Kureha Chem Ind Co Ltd 植物生育性を向上させた近赤外放射遮断被覆材
JP2004109904A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Kureha Chem Ind Co Ltd 熱線遮断体
JP3997887B2 (ja) * 2002-10-24 2007-10-24 住友金属鉱山株式会社 農園芸施設用断熱資材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6876031B2 (ja) 熱特性を有する積層体を備えている材料
ES2600887T3 (es) Revestimientos antisolares con una capa metálica discontinua
JP5681100B2 (ja) 複数の薄層からなる積層体が設けられたグレージング
MX2020005856A (es) Cristal compuesto que tiene recubrimiento de proteccion solar y recubrimiento que refleja radiacion termica.
CN202186945U (zh) 一种low-e镀膜玻璃
JP2007527353A5 (ja)
MX2012013662A (es) Acristalamiento para control solar con bajo factor solar.
WO2009112759A3 (fr) Vitrage antisolaire presentant un coefficient de transmission lumineuse ameliore
RU2013158346A (ru) Низкоэмиссионное многослойное покрытие и двойное оконное стекло
WO2012115850A8 (en) Coated article including low-emissivity coating, insulating glass unit including coated article, and/or methods of making the same
JP2012093771A5 (ja)
JP2006197924A5 (ja) 植物成長制御用光透過材料および積層型植物成長制御用透光性材料
WO2012115111A1 (ja) 積層体
MX347558B (es) Encristalado que tiene propiedades de control solar.
WO2013022225A3 (ko) 짙은 중성 회색의 저투과 유리 조성물 및 이로부터 형성된 유리
CN101955324A (zh) 一种低辐射镀膜玻璃
CN202175621U (zh) 一种三银low-e镀膜玻璃
JP2021073161A (ja) ソーラーコントロール用積層グレージング
CN203293613U (zh) 一种具有三银复合结构、低u值中性颜色低辐射镀膜玻璃
CN104494237A (zh) 一种高透过低辐射的双银镀膜玻璃及其制造方法
JP2018519234A (ja) ソーラーコントロール用被覆基材
JP2006197924A (ja) 植物成長制御用光透過材料並びに植物成長制御用透光性材料およびその製造方法
RU101971U1 (ru) Многослойная фотохромная теплосберегающая полимерная пленка
CN202895822U (zh) 非金属光谱选择性中间层夹层玻璃
KR102075076B1 (ko) 저투과 및 저반사 코팅유리