JP2006197088A - ストラップ状ラジオ受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
携帯電話機などの携帯機器に接続して使用する携帯用ラジオ受信機の携帯性と利便性とを向上させるため、使用者の首から吊り下げて使用するストラップ状ラジオ受信機を提供すること。
【解決手段】
本発明であるストラップ状ラジオ受信機1は、ストラップの各端部を結合して形成されるループの直径が人体の首の直径以上の大きさを有しているネックストラップ2と、AMラジオ放送用電波を受信するAMアンテナ3aを有するラジオチューナ3と、前記ラジオチューナに接続されている各種配線の入出力端であって携帯用電子機器と接続される入出力端が接続されている接続端子4と、前記接続端子に接続される携帯用電子機器を取り付けるための取付部材5とを具備している。そして、前記ラジオチューナ3と前記取付部材5は、前記ネックストラップのループの対向する位置にそれぞれ配設されているという特徴を有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ラジオ放送用電波を受信するストラップ状ラジオ受信機に係り、特に、所望のAMラジオ放送やFMラジオ放送などを聴取するために、携帯電話機などの携帯機器に好適に用いられるストラップ状ラジオ受信機に関する。
従来より、屋外に持ち出して使用することが可能となる携帯電話機やラジオ受信機などの携帯用電子機器(以下、「携帯機器」という。)が多くの人に利用されている。最近では、携帯電話機と携帯用ラジオ受信機の両機器を携帯するというように、数種の携帯機器を屋外に同時に持ち出して使用することも多くなっている。しかし、携帯電話機と携帯用ラジオ受信機を同時に持ち運ぶと、それらの本体部分がかさばってしまい、携帯機器の携帯性を損ねる結果となる。そのため、携帯電話機に接続するイヤホーンなどにラジオ受信機の機能を内蔵するといったような、携帯電話機などの付属機器に他の機能を有する携帯機器を内蔵する携帯機器が多数提案されている。
携帯電話機などの携帯機器とAMラジオ受信機とを組み合わせて使用する従来例としては、以下の2つの従来技術などが提案されていた。
第1の従来例としては、携帯電話機などの携帯機器に形成されているインターフェースコネクタなどの接続端子に、AMラジオ受信機を接続し、当該携帯電話機のアンプ(音声増幅部)を利用して、受信したAMラジオ放送を聴くことが可能となる「携帯端末装置用のアダプタ」などが提案されていた(特許文献1を参照)。
また、第2の従来例としては、携帯電話機などの携帯機器に形成されているイヤホーンジャックに、FMラジオ受信機に係る機能を有するイヤホーンを接続し、携帯電話機が着信中以外の時に受信したFMラジオ放送を聴くことが可能となる「携帯電話機用イヤホンおよびイヤホンマイク」が提案されていた(特許文献2を参照)。
特開2002−164988号公報 特開平11−252221号公報
しかしながら、前述した従来技術においては、AMラジオ放送の受信状態や、受信したFMラジオ放送の音声出力などに関して、以下に述べるような問題が生じていた。
第1の従来例としては、AMラジオ受信機を内蔵している付属機器が携帯電話機などの携帯機器に隣接しているため、AMラジオ放送の受信時に、接続先の携帯機器から生じるデジタルノイズの影響を受けてしまい、AM放送用電波の受信感度が低下するという問題があった。
第2の従来例としては、FMラジオ受信機に係る機能を有するイヤホーンによってFMラジオ放送を聴くためには、当該イヤホーンのグランド線をFMラジオ受信機用アンテナ(以下、「FMアンテナ」という。)として使用する必要があるが、受信したFMラジオ放送を接続先の携帯機器のスピーカから出力したい場合であっても、当該FMアンテナ機能を有するイヤホーンを使用者の耳に装着して当該グランド線を伸張しない限り、聴取を所望するFMラジオ放送を受信することが不可能となるため、接続先の携帯機器のスピーカから当該FMラジオ放送を音声出力するのに不便であるという問題があった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的としては、携帯電話機などの携帯機器に接続して使用する携帯用ラジオ受信機の携帯性と利便性とを向上させるために使用者の首から吊り下げて使用することのできるストラップ状ラジオ受信機を提供することにある。
また、本発明の他の目的としては、AMラジオ受信機能を有するそのストラップ状ラジオ受信機において、受信するAMラジオ放送用電波の受信感度を向上させることのできるストラップ状ラジオ受信機を提供することにある。
また、本発明の更に他の目的としては、使用者の耳にイヤホーンを装着せずとも、FMラジオ放送用電波を受信することのできるストラップ状ラジオ受信機を提供することにある。
また、本発明の更に他の目的としては、携帯機器もしくはその携帯機器に接続端子を介して接続するラジオ受信機に対してイヤホーンなどの外部スピーカを装着せずとも、前記接続端子に接続されている携帯機器の内蔵スピーカから、受信したラジオ放送を聴取することが可能となるストラップ状ラジオ受信機を提供することにある。
また、本発明の更に他の目的としては、接続端子を介して相互に接続されている携帯機器およびラジオ受信機における重複した機能を有する装置をいずれか一方に設けて、コスト削減と軽量化を可能とするストラップ状ラジオ受信機を提供することにある。
また、本発明の更に他の目的としては、受信したラジオ放送を、接続端子に接続されている携帯機器の内蔵スピーカまたはラジオ受信機に接続するイヤホーンなどの外部スピーカの少なくとも一方から聴取することが可能となるストラップ状ラジオ受信機を提供することにある。
また、本発明の更に他の目的としては、接続端子を介して相互に接続されている携帯機器およびラジオ受信機の両機器を集中操作することが可能となるストラップ状ラジオ受信機を提供することにある。
また、本発明の更に他の目的としては、接続端子に接続されている携帯機器に音声入力することが可能となるストラップ状ラジオ受信機を提供することにある。
前述した目的を達成するため、本発明であるストラップ状ラジオ受信機は、ストラップの各端部を結合して形成されるループの直径が人体の首の直径以上の大きさを有しているネックストラップと、AMラジオ放送用電波を受信するAMアンテナを有するラジオチューナと、前記ラジオチューナに接続されている各種配線の入出力端であって携帯用電子機器と接続される入出力端が接続されている接続端子と、前記接続端子に接続される携帯用電子機器を取り付けるための取付部材とを具備していることを本源的な特徴として有している。
そして、本発明の第1の態様として、本発明のストラップ状ラジオ受信機は、前記ラジオチューナと前記取付部材とは、前記ネックストラップのループの対向する位置にそれぞれ配設されているという特徴を有している。
第2の態様として、本発明の第1の態様を有するストラップ状ラジオ受信機は、当該AMアンテナが、棒状に形成されたフェライトにコイルを巻回して形成されているという特徴を有している。
第3の態様として、本発明の第1または第2の態様を有するストラップ状ラジオ受信機は、当該AMアンテナの長手方向が、当該ネックストラップの長手方向に対して平行に配設されているという特徴を有している。
第4の態様として、本発明の第1から第3のいずれか1の態様を有するストラップ状ラジオ受信機は、当該AMアンテナが、当該ラジオチューナに隣位して配設されているという特徴を有している。
第5の態様として、本発明の第1から第4のいずれか1の態様を有するストラップ状ラジオ受信機は、当該ラジオチューナが、FMラジオ放送用電波を受信するFMアンテナを有しているという特徴を有している。
第6の態様として、本発明の第5の態様を有するストラップ状ラジオ受信機は、当該FMアンテナが、当該ラジオチューナと当該接続端子との間に配設されたラジオチューナ用グランド配線に接続されているという特徴を有している。
第7の態様として、本発明の第1から第6のいずれか1の態様を有するストラップ状ラジオ受信機は、当該ラジオチューナが、受信したラジオ放送用電波を電気信号に変換して得られる音声信号を当該接続端子から出力する音声出力用配線を有しているという特徴を有している。
第8の態様として、本発明の第1から第7のいずれか1の態様を有するストラップ状ラジオ受信機は、当該ラジオチューナを被覆しているラジオチューナの筐体、または、当該ネックストラップが、当該接続端子に接続されている携帯用電子機器から送信された音声信号を出力するための出力端子を有しているという特徴を有している。
第9の態様として、本発明の第1から第9のいずれか1の態様を有するストラップ状ラジオ受信機は、当該FMアンテナが、当該ラジオチューナと当該出力端子との間に配設された出力端子用グランド配線に接続されているという特徴を有している。
第10の態様として、本発明の第1から第9のいずれか1の態様を有するストラップ状ラジオ受信機は、当該ネックストラップが、ラジオチューナの電源オン/オフ、聴取音の音量調整、聴取するラジオ放送の周波数調整、聴取するラジオ放送におけるAM/FM切替、または、当該接続端子に接続した携帯用電子機器に送信する特定の命令に関する操作を行なうための入力部を少なくとも1つ以上有している入力装置を備えているという特徴を有している。
第11の態様として、本発明の第1から第10のいずれか1の態様を有するストラップ状ラジオ受信機は、当該ネックストラップが、当該接続端子に接続した携帯用電子機器に送信する音声を電気信号に変換する音声入力装置を有しているという特徴を有している。
本発明のストラップ状ラジオ受信機は、前記のように形成されているために、携帯電話機などの携帯機器を本発明のストラップ状ラジオ受信機に接続して首から吊り下げるだけで、その携帯機器にラジオ受信機能を付加することが可能となるため、複数個の携帯機器に係る携帯性と利便性を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明のストラップ状ラジオ受信機は、AMラジオ放送用電波およびFMラジオ放送用電波の受信感度の向上、イヤホーン等の接続不要、そして、コントローラやマイクなどの各種入力装置による利便性を向上させることができるなどの効果を奏する。
以下、図1から図3を参照して、本発明のストラップ状ラジオ受信機における実施形態を、説明する。ここで、図1は、本発明のストラップ状ラジオ受信機における実施形態の概略正面図、図2は、本発明のストラップ状ラジオ受信機における実施形態が有している入力装置の拡大図、図3は、本発明のストラップ状ラジオ受信機における実施形態の回路図を示している。なお、本実施形態のストラップ状ラジオ受信機を接続する携帯機器としては、当該携帯機器の一例として、音声信号を入力および出力することが可能な携帯電話機11を用いている。
本実施形態のストラップ状ラジオ受信機1は、図1に示すように、ループ状のネックストラップ2、ラジオチューナ3、ストラップ状ラジオ受信機1と携帯電話機11とを接続するための接続端子4、携帯電話機11を取り付けるための取付部材5、音声信号出力用の出力端子6、構成各部の動作を指示する入力装置7および携帯電話機11への音声入力用の音声入力装置8を備えている。
更に説明すると、ネックストラップ2としては、絶縁性材料を用いて中空形成させた紐状部材(以下、「ストラップ」という。)を用いて形成されている。ストラップ2としては、その中空部分に、ラジオチューナ3、出力端子6、入力装置7および音声入力装置8に接続している各配線を配設するため、例えば、繊維状のポリアミド樹脂を編み込んで筒状に形成したもの、または、PET(ポリエチレンテレフタレート)もしくはPI(ポリイミド)などを用いて形成された可撓性帯状フィルムを積層させたものなど、耐荷重性と電気絶縁性とを有する樹脂を用いて形成されていることが好ましい。このストラップ2は、樹脂を用いて形成された結合部材2jによってストラップの両端部を結合されているため、ループ状に形成されている。そのループの直径は、少なくとも人体の首の直径以上の大きさ、好ましくは人体の首にストラップ2を吊り下げた際に結合部材2jが人体の胸部から腹部の間に配設される大きさを有している。
ラジオチューナ3は、ラジオチューナ3の構成部材を被覆する筐体3c内に、ラジオチューナ本体3b、AMアンテナ3aおよびFMアンテナ3fを備えている。ラジオチューナ本体3bとしては、後述するように、任意の周波数を受信するための同調回路および同調回路によって受信された電波から音声信号を検波するための検波回路を有して形成されている回路を用いている。AMアンテナ3aとしては、棒状に形成されたフェライトにコイルアンテナを巻回して形成されているフェライトバーアンテナを用いることが受信感度の向上の観点から好ましい。
接続端子4としては、ストラップ状ラジオ受信機1と携帯電話機11とを接続できるものであれば良い。具体的には、ラジオチューナ3、出力端子6、入力装置7および音声入力装置8に接続している各配線の端部に形成された入出力端子(図示せず)を有する接続端子4であればどのような形状でも良い。本実施形態のストラップ状ラジオ受信機1に配設されている接続端子4においては、第3世代以降の携帯電話機と接続することを可能とするために、規格化された形状である平型プラグが用いられている。その接続端子4は、ラジオチューナ3、出力端子6、入力装置7および音声入力装置8に接続している配線の端部に形成された入出力端子を合計10個有して形成されている。
ストラップ状ラジオ受信機1に携帯電話機11を取り付ける取付部材5としては、リング、フック、クリップなど、本実施形態のストラップ状ラジオ受信機1に携帯電話機11を取り付けるためのものであれば良い。本実施形態に配設されている取付部材5はストラップ2の結合部材2j部分に設けられており、携帯電話機11のストラップ用取付穴に取り付けることを容易とするために、樹脂を用いて形成されたリング状ストラップが用いられている。
音声信号出力用の出力端子6としては、少なくとも、接続端子4を経て携帯電話機11から送信されて来る音声信号に係る音声電流を流すための配線の端部に形成された電極、および、接続端子4に接続しているグランド配線の端部に形成された電極をもって形成されている端子(共に図示せず)を用いている。本実施形態のストラップ状ラジオ受信機1に配設されている出力端子6は、ラジオチューナ3のラジオチューナ本体3bに設けられており、使用時においてイヤホーンを接続することが多いことから、イヤホーンジャックが用いられている。
構成各部の動作を指示する入力装置7としては、図1および図2に示すように、各種の動作を指示する入力素子等を備えたコントローラが用いられている。本実施形態においては、入力装置7として、ラジオチューナ3の電源をオン/オフするために用いるラジオチューナ3の電源スイッチ7B、ラジオチューナ3の音声出力信号や携帯電話機11から得られる音声出力の音量調節を行なうために用いる音量調整ボタン7Dおよび7E、ラジオ放送の周波数調整に用いる周波数調整ボタン7Fおよび7G、聴取するラジオ放送のAM/FMの切替に用いるAM/FM切替ボタン7C、携帯電話機11による通話を指示する通話ボタン7Aなどの入力部が配設されている。これらの入力部は、ストラップ状ラジオ受信機1の構成各部や、接続端子4に接続されている携帯機器である携帯電話機11に対して特定の命令を送信するためのものであり、ラジオチューナ3や携帯電話機11を操作するための入力部を少なくとも1つ以上有していれば良い。この入力装置7の入力部7A、7B、7C、7D、7E、7F、7Gとしては、従来から使用されているスイッチング素子を用いて形成することが可能である。これらの入力部7A、7B、7C、7D、7E、7F、7Gとしては、可撓性を有して形成することが可能となることから、特にメンブレンスイッチを用いることが好ましい。
携帯電話機11への音声入力用の音声入力装置8としては、図1に示すように、従来から用いられている小型かつ軽量なマイクを使用している。
前述した各部材を有する本実施形態のストラップ状ラジオ受信機1においては、図1に示すように、ラジオチューナ3と取付部材5とがストラップ2のループの対向する位置にそれぞれ配設されている。取付部材5が設けられているストラップ2の結合部材2j部分には接続端子4も配設されている。そして、ラジオチューナ3に接続しているAMアンテナ3aの長手方向は、ストラップ2の長手方向と平行に配設されている。具体的には、棒状フェライトの長手方向がストラップ2の長手方向に沿う方向に配設されている。また、AMアンテナ3aは、AMラジオ放送用電波の受信帯域内においてAMアンテナ3aのインダクタンス値を一定とするため、ラジオチューナ3と配設上可能な限りにおいて、隣位して配設されている。
各入力部7A、7B、7C、7D、7E、7F、7Gを有する入力装置7は、図1に示すように、操作性を向上させるため、ストラップ2の結合部材2jに隣位して配設されていることが好ましい。
携帯電話機11への音声入力用の音声入力装置8は、図1に示すように、本実施形態のストラップ状ラジオ受信機1を使用する者(以下、「使用者」という。)の発話音声を拾いやすくするため、本実施形態のストラップ状ラジオ受信機1を使用者に装着した際、ストラップ2上の使用者の口元に隣位する位置に配設されている。
前述したように形成されているストラップ状ラジオ受信機1は、図3に示すように、携帯電話機11と接続端子4部分を介して電気的に接続されている。ストラップ状ラジオ受信機1のラジオチューナ本体3bはAMアンテナ3aおよびFMアンテナ3fを有している。また、当該ラジオチューナ本体3bは、AMアンテナ3aおよびFMアンテナ3fの他に、Vcc配線9v、ラジオチューナ用グランド配線9g、SDA配線9d、SCL配線9c、R出力配線9rおよびL出力配線9lを有している。また、ラジオチューナ3の筐体3cに形成されている出力端子6は、R入力配線10r、L入力配線10lおよび出力端子用グランド配線10gを有している。Vcc配線9vは、携帯電話機11の電源部11pからラジオチューナ3に駆動電力を入力する配線として用いられている。ラジオチューナ用グランド配線9gおよび出力端子用グランド配線10gは、接地するための配線として用いられている。SDA配線9dは、携帯電話機11の制御部11cからシリアルデータを入力するための配線として用いられている。SCL配線9cは、携帯電話機11の制御部11cからシリアルクロックを入力するための配線として用いられている。R出力配線9rおよびL出力配線9lは、ラジオチューナ3から携帯電話機11へ音声信号を送信するための配線として用いられている。R入力配線10rおよびL入力配線10lは、携帯電話機11からラジオチューナ3へ音声信号を送信するための配線として用いられている。
ラジオチューナ3に接続しているAMアンテナ3aは、当該ラジオチューナ3に隣接して配設させることによって、棒状フェライトに巻回しているAMアンテナ3aのコイルアンテナを、AMアンテナ3aの配設上可能な限りにおいて、短く形成されている。また、FMアンテナ3fは、直流の流れを遮断するコンデンサC1、C2を介在させ、ラジオチューナ用グランド配線9gおよび出力端子用グランド配線10gに接続されている。また、FMアンテナ3fとラジオチューナ用グランド配線9gとの間およびFMアンテナ3fと出力端子用グランド配線10gとの間には、受信した電波によって生じる交流の流れを防止するため、コイルL1、L2が配設されている。
前述したVcc配線9v、ラジオチューナ用グランド配線9g、SDA配線9d、SCL配線9c、R出力配線9r、L出力配線9l、R入力配線10r、および、L入力配線10lの端部に形成された電極は、携帯電話機11と接続する接続端子4に配設されている。また、入力装置7に配設されているVcont配線、グランド配線および音声入力装置8に係るマイク配線9mの端部に形成されている電極も当該接続端子4に配設されている。なお、音声入力装置8に係るマイク配線9mとしては、クロストーク(漏話)を防止するため、マイクに係る配線の周囲にグランド配線を配設したシールドケーブルを使用することが好ましい。
次に、本実施形態のストラップ状ラジオ受信機1の作用を説明する。
本実施形態のストラップ状ラジオ受信機1は、そのストラップ状ラジオ受信機1の取付部材5に携帯電話機11を取り付け、そのストラップ状ラジオ受信機1の使用者の首から吊り下げた際に、その取付部材5に取り付けられた携帯電話機11の重量によって、携帯電話機11を使用者の胸部もしくは腹部付近に、ストラップ2の中央付近に配設されたラジオチューナ3を使用者の首の後部に配置させるようになっている。
このストラップ状ラジオ受信機1の接続端子4に携帯電話機11が電気的に接続されると、ラジオチューナ3のVcc配線9vを経由して、携帯電話機11からラジオチューナ3にラジオチューナ3の駆動電力が供給される。駆動電力が供給されたラジオチューナ3は、従来技術の同調回路および検波回路を用いて、接続しているAMアンテナ3aおよびFMアンテナ3fから受信したAMラジオ放送用電波およびFMラジオ放送用電波を音声信号に変換する。
このAMアンテナ3aは、ループ状に形成されたストラップ2の長手方向における中央付近に配設されているため、ストラップ2の取付部材5に取り付けられている携帯電話機11とAMアンテナ3aとの間の距離を離すことが可能になると共に使用者を介在させることが可能となっている。両者の距離が離れることにより、AMアンテナ3aは、携帯電話機11から生じるデジタルノイズの影響を受けにくくなる。更に、使用者の人体が介在すると、携帯機器から発せられるノイズをその使用者の人体によって遮断することが可能となるため、AMアンテナ3aは、携帯電話機11から生じるデジタルノイズの影響を受けずに、AMラジオ放送用電波を受信することが可能となっている。
また、このAMアンテナ3aは、当該AMアンテナ3aの長手方向がストラップ2の長手方向に沿う方向に配設され、ストラップ状ラジオ受信機1の使用時にAMアンテナ3aが水平となるため、垂直偏波であるAMラジオ放送用電波を効率よく受信することが可能となっている。そして、そのAMアンテナ3aは、ラジオチューナ3に隣接して配設させていることによって、ラジオチューナ3に要求されるAMアンテナ3aのインダクタンス値をAMラジオ放送用電波の周波数帯域内において一定にすることが可能となるため、AMラジオ放送用電波を安定して受信することが可能となっている。
FMアンテナ3fは、当該FMアンテナ3fにラジオチューナ用グランド配線9gを接続させているため、ラジオチューナ用グランド配線9gからもFMラジオ放送用電波を受信することが可能となる。また、FMアンテナ3fは、ラジオチューナ3と出力端子6との間に配設されている出力端子用グランド配線10gからもFMラジオ放送用電波を受信することが可能となっている。そのため、FMラジオ放送用電波の受信可能部分は、FMアンテナ3fの配設上可能な限りにおいて長く設定することが可能となっている。すなわち、このFMアンテナ3fは、ストラップ2内に配設されたラジオチューナ用グランド配線9gおよび出力端子用グランド配線10gに接続させていることによって、FMラジオ放送用電波の受信可能部分の全長が長くなり、FMラジオ受信帯域の波長に近づけることが可能となる。そのため、FMラジオ放送用電波を効率よく受信することが可能となっている。
これらAMアンテナ3aおよびFMアンテナ3fが接続されているラジオチューナ3は、ストラップ状ラジオ受信機1の接続端子4に接続された携帯電話機11の制御部(マイコン)11cによって、聴取したいラジオ放送用電波の選択を制御することが可能となっている。すなわち、本実施形態のストラップ状ラジオ受信機1は、ラジオチューナ3の制御部を携帯電話機11の制御部11cと共用にしているため、ラジオ受信機の周波数制御に係る部品を削減することが可能となっている。そのため、本実施形態のストラップ状ラジオ受信機1を小型化、軽量化および省コスト化することが可能となっている。
ラジオチューナ3から得られた音声出力は、R出力配線9rまたはL出力配線9lを経由して、接続端子4を経て携帯電話機11に内蔵しているオーディオアンプ11aへ送信される。そして、ストラップ状ラジオ受信機1は、当該携帯電話機11のオーディオアンプ11aを用いて、音声信号を増幅させる。増幅された音声信号は、R入力配線10rまたはL入力配線10lを経由して、ストラップ状ラジオ受信機1の出力端子6に接続されているイヤホーンなどの外部スピーカ16から音声出力として出力することが可能となっている。また、増幅された音声信号は、マルチプレクサなどの入力信号選択手段12R1、12L1およびデマルチプレクサなどの出力信号選択手段12R2、12L2を接続先の携帯電話機11に配設することによって、携帯電話機11に内蔵されているスピーカ11sからも音声出力として出力することが可能となっている。つまり、ストラップ状ラジオ受信機1に接続されているイヤホーンなどの外部スピーカ16のみならず、携帯電話機11に内蔵されているスピーカ11sからも受信したラジオ放送を聞くことが可能となっている。なお、入力信号選択手段12R1、12L1および出力信号選択手段12R2、12L2は、携帯電話機11の着信と連動させて自動着信するよう設定しておくことが好ましい。
また、ストラップ状ラジオ受信機1は、携帯電話機11のオーディオアンプ11aをラジオチューナ3のオーディオアンプ11aとして用いているため、小型化、軽量化および省コスト化を実現している。本実施形態のストラップ状ラジオ受信機1においては、制御部11cおよびオーディオアンプ11aを携帯電話機11と共用することによって、ラジオチューナ3の制御部およびラジオチューナ3のオーディオアンプをラジオチューナ3に配設した場合と比較して約20%程度の軽量化を実現することが可能となっている。
そして、本実施形態のストラップ状ラジオ受信機1は、当該ストラップ状ラジオ受信機1に配設されているラジオチューナ3に関する操作ボタンや携帯電話機11の通話ボタン7Aなどを有している入力装置7を有しているため、所望の操作を携帯電話機11の制御部11cに伝達することが可能となっている。
また、本実施形態のストラップ状ラジオ受信機1は、当該ストラップ状ラジオ受信機1のストラップ2上にマイクなどの音声入力装置8を内蔵しているため、接続端子4に接続されている携帯機器に音声入力することが可能となっている。当該音声入力装置8は、いわゆるハンズフリーに必要な装置として使用することが可能となっている。この場合、接続先の携帯電話機11には、本実施形態のストラップ状ラジオ受信機1に配設されている音声入力装置8、または、携帯電話機11に内蔵されているマイクなどの音声入力装置11mに係る音声入力信号を自動選択するように設定されている入力信号選択手段12mを有していることが好ましい。
すなわち、前述したように、本実施形態のストラップ状ラジオ受信機1は、本発明のストラップ状ラジオ受信機の取付部材5および接続端子4に携帯電話機11を接続し、使用者の首から吊り下げることによって、接続されたその携帯機器にラジオ受信機能を付加することが可能となっており、携帯電話機11およびラジオ受信機1を使用する際の携帯性と利便性を向上させている。
また、本実施形態のストラップ状ラジオ受信機は、AMアンテナおよびFMアンテナの配設に特長を有しているため、AMラジオ放送用電波およびFMラジオ放送用電波の受信感度を向上させることが可能となっている。
そして、本実施形態のストラップ状ラジオ受信機1は、コントローラやマイクなどの各種入力装置7、8を有しているため、本実施形態のストラップ状ラジオ受信機1に係る利便性を更に向上させることが可能となっている。
なお、本発明は、前述した実施形態などに限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。例えば、本実施形態のストラップ状ラジオ受信機においては、当該ストラップ状ラジオ受信機のラジオチューナまたはネックストラップに、イヤホーンなどの外部スピーカを接続する出力端子を設けることによって、ストラップ状ラジオ受信機とイヤホーンなどの外部スピーカとを別体としているが、本実施形態のストラップ状ラジオ受信機とイヤホーンなどの外部スピーカとを一体形成したストラップ状ラジオ受信機においても、本実施形態のストラップ状ラジオ受信機から得られる作用効果と同様の作用効果を得ることが可能である。
本発明のストラップ状ラジオ受信機における実施形態の一例を示す概略正面図 本発明のストラップ状ラジオ受信機における一実施形態が有する入力装置の拡大図 本発明のストラップ状ラジオ受信機における一実施形態が有する回路図
符号の説明
1 ストラップ状ラジオ受信機
2 ネックストラップ
2j 結合部材
3 ラジオチューナ
3a AMアンテナ
3b ラジオチューナ本体
3c ラジオチューナの筐体
3f FMアンテナ
4 接続端子
5 取付部材
6 出力端子
7 入力装置
8 音声入力装置
11 携帯機器(携帯電話機)
16 外部スピーカ(イヤホーン)

Claims (11)

  1. ストラップの各端部を結合して形成されるループの直径が人体の首の直径以上の大きさを有しているネックストラップと、
    AMラジオ放送用電波を受信するAMアンテナを有するラジオチューナと、
    前記ラジオチューナに接続されている各種配線の入出力端であって携帯用電子機器と接続される入出力端が接続されている接続端子と、
    前記接続端子に接続される携帯用電子機器を取り付けるための取付部材と
    を具備しており、
    前記ラジオチューナと前記取付部材とは、前記ネックストラップのループの対向する位置にそれぞれ配設されている
    ことを特徴とするストラップ状ラジオ受信機。
  2. 前記AMアンテナは、棒状に形成されたフェライトにコイルを巻回して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のストラップ状ラジオ受信機。
  3. 前記AMアンテナの長手方向は、前記ネックストラップの長手方向に対して平行に配設されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のストラップ状ラジオ受信機。
  4. 前記AMアンテナは、前記ラジオチューナに隣位して配設されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のストラップ状ラジオ受信機。
  5. 前記ラジオチューナは、FMラジオ放送用電波を受信するFMアンテナを有していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のストラップ状ラジオ受信機。
  6. 前記FMアンテナは、前記ラジオチューナと前記接続端子との間に配設されたラジオチューナ用グランド配線に接続されていることを特徴とする請求項5に記載のストラップ状ラジオ受信機。
  7. 前記ラジオチューナは、受信したラジオ放送用電波を電気信号に変換して得られる音声信号を前記接続端子から出力する音声出力用配線を有していることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のストラップ状ラジオ受信機。
  8. 前記ラジオチューナを被覆しているラジオチューナの筐体または前記ネックストラップは、前記接続端子に接続されている携帯用電子機器から送信された音声信号を出力するための出力端子を有していることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のストラップ状ラジオ受信機。
  9. 前記FMアンテナは、前記ラジオチューナと前記出力端子との間に配設された出力端子用グランド配線に接続されていることを特徴とする請求項5から請求項8のいずれか1項に記載のストラップ状ラジオ受信機。
  10. 前記ネックストラップは、
    ラジオチューナの電源のオン/オフ、
    聴取音の音量調整、
    聴取するラジオ放送の周波数調整、
    聴取するラジオ放送におけるAM/FM切替、または、
    前記接続端子に接続した携帯用電子機器に送信する特定の命令
    に関する操作を行なうための入力部を少なくとも1つ以上有している入力装置を備えていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のストラップ状ラジオ受信機。
  11. 前記ネックストラップは、前記接続端子に接続した携帯用電子機器に送信する音声を電気信号に変換する音声入力装置を有していることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のストラップ状ラジオ受信機。
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