JP2006195053A - 複合レンズ、レンズ保持構造、レンズユニット及び撮像装置 - Google Patents

複合レンズ、レンズ保持構造、レンズユニット及び撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ガラス部分に樹脂層が固着された複合レンズと該複合レンズに間隔をおいて配置される別のレンズとの間の間隔を必要最小限とすることを課題とする。
【解決手段】 ガラス部分10の光学機能面11aに樹脂層20を固着して成る複合レンズL21の上記樹脂層を有する側に所定の間隔をおいて別のレンズL22を保持するレンズ保持構造であって、上記複合レンズのガラス部分の光学有効部11の外周部に保持縁12が突設され、上記樹脂層はその外周部に上記保持縁上に生じたはみ出し部分23を有し、上記保持縁には上記はみ出し部分から外周側に離間した位置に凸縁13が形成され、上記凸縁の光軸方向に対する突出端13aは、上記はみ出し部分より外側に位置するように形成されて成り、上記別のレンズの光学有効部31の外周部に突設された保持縁32に上記複合レンズの上記突出端が当接される。
【選択図】図3

Description

本発明は新規な複合レンズ、レンズ保持構造、レンズユニット及び撮像装置に関する。詳しくは、ガラス部分に樹脂層が固着されて成る複合レンズと該複合レンズに間隔をおいて配置される別のレンズとの間の間隔を必要最小限とする技術に関する。
ガラス部分の光学機能面に樹脂層を固着して成る、レプリカレンズもしくは複合非球面レンズと称される、複合レンズが知られている。
レンズの光学機能面にガラス材料では加工しにくいような形状を必要とする場合に、比較的加工しやすい形状に加工したガラス部分の表面(光学機能面)に成形性が良好である樹脂材料によって所望の表面形状を有する樹脂層を固着することが行われる。例えば、球面形状に加工したガラス部分の表面に非球面形状の表面を有する樹脂層を固着して複合非球面レンズとすることが知られている。
上記したような非球面レンズを使用したズームレンズとして特許文献1に記載されたものがある。特許文献1の図9に示されたズームレンズにあっては、第1レンズ群の負レンズの像面側の面がガラス球面上に樹脂層を固着させた複合非球面とされ、該複合非球面によって歪曲収差の補正を行っている(特許文献1の段落「0058」参照)。
ところで、レンズ系を使用したカメラ等の光学機器にあっては小型化が求められており、光学機器の小型化の一翼をレンズ系の小型化が担っている。レンズ系の小型化には、全長の短縮と径の縮小があるが、全長の短縮のためには、隣り合うレンズ同士の間隔を狭めることが有効である。
しかしながら、複合レンズにあっては、樹脂層の成形の際における樹脂材料の供給量のコントロールの難しさから、どうしても材料樹脂を必要量より余分に供給せざるを得ず、そのために、樹脂層の外周部にいわゆるはみ出し部分と称される不整形の部分が生じることを避けることが出来ない。そのために、複合レンズと別のレンズとを近付けすぎると、別のレンズによって樹脂層のはみ出し部分が押圧されることになり、これによって、2つのレンズの間に正しい間隔を取ることが出来なくなり、さらに、はみ出し部分が押圧されると、該押圧による歪みが樹脂層の表面に影響をし、設計通りの性能を発揮することが出来なくなってしまう。
そこで、従来にあっては、図8及び図9に示すレンズ保持構造によって、複合レンズを含む2枚のレンズの間隔を極力近付けた状態で保持することが行われていた。
図8及び図9において、aはレンズ保持枠であり、該レンズ保持枠aは前方に向かって開口した前部レンズ室bと後方に向かって開口した後部レンズ室cを備え、上記2つのレンズ室の間には内方へ突出したフランジ状の凸部dが全周に亘って形成されている。
そして、上記前部レンズ室b内に複合レンズeが収容保持され、また、後部レンズ室c内にガラス部分のみから成る別のレンズfが収容保持される。複合レンズeはガラス部分gの外周部にフランジ状の保持縁hが突設されており、また、ガラス部分gの別のレンズfと対向する側の光学有効面に樹脂部分iが固着されている。そして、上記樹脂部分iの外周部にははみ出し部分jが生じており、該はみ出し部分jは上記保持縁hの後面の内周寄りの部分に位置している。
上記レンズ保持枠aの凸部dの前後両面にはそれぞれレンズe、fの位置決めを為すレンズ保持面k、lが形成されており、さらに、前側のレンズ保持面kの中心側端部には全周に亘って切欠部mが形成されている。
複合レンズeは前側から前部レンズ室bに挿入され、保持縁hの後面がレンズ保持面kに当接して位置決めされ、また、樹脂部分iのはみ出し部分jは切欠部m内に位置される。上記切欠部mははみ出し部分jを押圧しないだけの十分な大きさを有している。そして、別のレンズfは後側から後部レンズ室c内に挿入され、その外周部の前面がレンズ保持面lに当接して位置決めされ、これによって、2つのレンズe、fは凸部dによって所定の間隔をおいて対向され、この状態のまま、接着、カシメ止め等適宜の手段によってレンズ保持枠aに保持固定される。
特開平9−138347号公報
図8及び図9に示した従来のレンズ保持構造では、複合レンズを含む2つのレンズの間の間隔を十分に小さくすることが出来ず、レンズの小型化には不十分であった。
すなわち、2つのレンズe、fの間の間隔はレンズ室b、dの間に形成された凸部dの大きさ、詳しくは、2つのレンズ保持面kとlとの間の間隔によって規定され、レンズ保持面k、l間の間隔を小さくすることによって、2つのレンズe、f間の間隔を小さくすることが出来る。しかしながら、図8及び図9に示した構造では、2つのレンズ保持面k、l間の間隔を小さくすることには限界がある。すなわち、レンズ保持枠aは単にレンズを保持する機能を果たすだけでなく、レンズを移動させる場合の案内機構を構成する部分等を備え、複雑な形状をしている。そのため、レンズ保持枠aは樹脂成形品として形成されるものであり、成形上の種々の問題、例えば、成形後のヒケ、歪み等のために、レンズ保持面k、l間の間隔を、例えば、10μm単位の精度で形成することは困難である。そのために、上記した従来のレンズ保持構造では、、複合レンズを含む2つのレンズの間の間隔を十分に小さくすることが出来ず、レンズの小型化には不十分であった。
そこで、本発明は、ガラス部分に樹脂層が固着された複合レンズと該複合レンズに間隔をおいて配置される別のレンズとの間の間隔を必要最小限とすることを課題とする。
本発明複合レンズは、上記した課題を解決するために、ガラス部分の凹面を為す光学機能面に樹脂層を固着して成る複合レンズであって、上記ガラス部分の光学有効部の外周部に保持縁が突設され、上記樹脂層はその外周部に上記保持縁上に生じたはみ出し部分を有し、上記保持縁には上記はみ出し部分から外周側に離間した位置に凸縁が形成され、上記凸縁の光軸方向に対する突出端は、光軸方向について上記はみ出し部分より外側に位置するように形成されるものである。
従って、本発明レンズにあっては、凸縁の光軸方向に対する突出端が光軸方向について樹脂層のはみ出し部分より外側に位置する。
本発明レンズ保持構造は、上記した課題を解決するために、複合レンズのガラス部分の光学有効部の外周部に保持縁が突設され、上記樹脂層はその外周部に上記保持縁上に生じたはみ出し部分を有し、上記保持縁には上記はみ出し部分から外周側に離間した位置に凸縁が形成され、上記凸縁の光軸方向に対する突出端は、光軸方向について上記はみ出し部分より外側に位置するように形成されて成り、上記別のレンズの光学有効部の外周部に突設された保持縁に上記複合レンズの上記突出端が当接されるものである。
本発明レンズユニットは、上記した課題を解決するために、複数のレンズが所定の位置的関係をもってレンズ鏡筒内に配列され、少なくとも2枚のレンズが固定的間隔をおいて配置され、上記2枚のレンズの一方のレンズはガラス部分の光学機能面に樹脂層を固着して成る複合レンズであって、上記複合レンズのガラス部分の光学有効部の外周部に保持縁が突設され、上記樹脂層はその外周部に上記保持縁上に生じたはみ出し部分を有し、上記保持縁には上記はみ出し部分から外周側に離間した位置に凸縁が形成され、上記凸縁の光軸方向に対する突出端は、光軸方向について上記はみ出し部分より外側に位置するように形成されて成り、上記別のレンズの光学有効部の外周部に突設された保持縁に上記複合レンズの上記突出端が当接されるものである。
本発明撮像装置は、上記した課題を解決するために、レンズユニットと、上記レンズユニットによって形成された光学像を電気信号に変換する撮像手段を備え、上記レンズユニットは、複数のレンズが所定の位置的関係をもってレンズ鏡筒内に配列されて成り、少なくとも2枚のレンズが固定的間隔をおいて配置され、上記2枚のレンズの一方のレンズはガラス部分の光学機能面に樹脂層を固着して成る複合レンズであって、上記複合レンズのガラス部分の光学有効部の外周部に保持縁が突設され、上記樹脂層はその外周部に上記保持縁上に生じたはみ出し部分を有し、上記保持縁には上記はみ出し部分から外周側に離間した位置に凸縁が形成され、上記凸縁の光軸方向に対する突出端は、光軸方向について上記はみ出し部分より外側に位置するように形成されて成り、上記別のレンズの光学有効部の外周部に突設された保持縁に上記複合レンズの上記突出端が当接されるものである。
従って、本発明レンズ保持構造、レンズユニット及び撮像装置にあっては、複合レンズの凸縁と別のレンズの保持縁とが当接して出来た空間内に樹脂層のはみ出し部分が位置する。
別の本発明レンズ保持構造は、上記した課題を解決するために、複合レンズのガラス部分の光学有効部の外周部に保持縁が突設され、ガラス部分の光学機能面に固着された樹脂層はその外周部に上記保持縁上に生じたはみ出し部分を有し、上記別のレンズの光学有効部の外周部に突設されて上記複合レンズの保持縁と当接される保持縁が形成され、上記別のレンズの保持縁に上記樹脂層のはみ出し部分を収容する収容部が形成されたものである。
別の本発明レンズユニットは、上記した課題を解決するために、複数のレンズが所定の位置的関係をもってレンズ鏡筒内に配列されて成るり、少なくとも2枚のレンズが固定的間隔をおいて配置され、上記2枚のレンズの一方のレンズはガラス部分の光学機能面に樹脂層を固着して成る複合レンズであって、上記複合レンズのガラス部分の光学有効部の外周部に保持縁が突設され、上記樹脂層はその外周部に上記保持縁上に生じたはみ出し部分を有し、上記別のレンズの光学有効部の外周部に突設されて上記複合レンズの保持縁と当接される保持縁が形成され、上記別のレンズの保持縁に上記樹脂層のはみ出し部分を収容する収容部が形成されたものである。
別の本発明撮像装置は、上記した課題を解決するために、レンズユニットと、上記レンズユニットによって形成された光学像を電気信号に変換する撮像手段を備え、上記レンズユニットは、複数のレンズが所定の位置的関係をもってレンズ鏡筒内に配列されて成り、少なくとも2枚のレンズが固定的間隔をおいて配置され、上記2枚のレンズの一方のレンズはガラス部分の光学機能面に樹脂層を固着して成る複合レンズであって、上記複合レンズのガラス部分の光学有効部の外周部に保持縁が突設され、上記樹脂層はその外周部に上記保持縁上に生じたはみ出し部分を有し、上記別のレンズの光学有効部の外周部に突設されて上記複合レンズの保持縁と当接される保持縁が形成され、上記別のレンズの保持縁に上記樹脂層のはみ出し部分を収容する収容部が形成されたものである。
従って、別の本発明レンズ保持構造、レンズユニット及び撮像装置にあっては、複合レンズの樹脂層に出来たはみ出し部分は別のレンズの収容部に収容される。
本発明複合レンズは、ガラス部分の凹面を為す光学機能面に樹脂層を固着して成る複合レンズであって、上記ガラス部分の光学有効部の外周部に保持縁が突設され、上記樹脂層はその外周部に上記保持縁上に生じたはみ出し部分を有し、上記保持縁には上記はみ出し部分から外周側に離間した位置に凸縁が形成され、上記凸縁の光軸方向に対する突出端は、光軸方向について上記はみ出し部分より外側に位置するように形成されることを特徴とする。
従って、本発明複合レンズにあっては、凸縁の突出端に別のレンズの平面部分を当接させた状態で、樹脂層のはみ出し部分は凸縁の突出端より保持縁側に位置するため、別のレンズの平面部分が樹脂層のはみ出し部分に接触してしまうことがない。そのため、複合レンズと別のレンズを直接接触させることによって複合レンズと別とレンズとを近接させても、樹脂層に応力が加わって樹脂層の光学有効面の面精度が損なわれることがない。
また、本発明複合レンズにあっては、平坦な載置面に凸縁の突出端を接触させる状態で載置すれば、ガラス部分の樹脂層が固着された面と反対側の光学有効面や樹脂層に何も接触させない状態で、当該複合レンズを載置することが出来るので、例えば、複合レンズを鏡筒やレンズ保持枠への組み込み前に載置しておくトレーの形状が単純な形状のもので済み、また、ハンドリングも容易であり、そのために、所要備品の単純化やタクトタイムの短縮等によって複合レンズを使用した装置の製造コストを減少させることが出来る。
本発明レンズ保持構造は、ガラス部分の光学機能面に樹脂層を固着して成る複合レンズの上記樹脂層を有する側に所定の間隔をおいて別のレンズを保持するレンズ保持構造であって、上記複合レンズのガラス部分の光学有効部の外周部に保持縁が突設され、上記樹脂層はその外周部に上記保持縁上に生じたはみ出し部分を有し、上記保持縁には上記はみ出し部分から外周側に離間した位置に凸縁が形成され、上記凸縁の光軸方向に対する突出端は、光軸方向について上記はみ出し部分より外側に位置するように形成されて成り、上記別のレンズの光学有効部の外周部に突設された保持縁に上記複合レンズの上記突出端が当接されることを特徴とする。
本発明レンズユニットは、複数のレンズが所定の位置的関係をもってレンズ鏡筒内に配列されて成るレンズユニットであって、少なくとも2枚のレンズが固定的間隔をおいて配置され、上記2枚のレンズの一方のレンズはガラス部分の光学機能面に樹脂層を固着して成る複合レンズであって、上記複合レンズのガラス部分の光学有効部の外周部に保持縁が突設され、上記樹脂層はその外周部に上記保持縁上に生じたはみ出し部分を有し、上記保持縁には上記はみ出し部分から外周側に離間した位置に凸縁が形成され、上記凸縁の光軸方向に対する突出端は、光軸方向について上記はみ出し部分より外側に位置するように形成されて成り、上記別のレンズの光学有効部の外周部に突設された保持縁に上記複合レンズの上記突出端が当接されることを特徴とする。
本発明撮像装置は、レンズユニットと、上記レンズユニットによって形成された光学像を電気信号に変換する撮像手段を備えた撮像装置であって、上記レンズユニットは、複数のレンズが所定の位置的関係をもってレンズ鏡筒内に配列されて成り、少なくとも2枚のレンズが固定的間隔をおいて配置され、上記2枚のレンズの一方のレンズはガラス部分の光学機能面に樹脂層を固着して成る複合レンズであって、上記複合レンズのガラス部分の光学有効部の外周部に保持縁が突設され、上記樹脂層はその外周部に上記保持縁上に生じたはみ出し部分を有し、上記保持縁には上記はみ出し部分から外周側に離間した位置に凸縁が形成され、上記凸縁の光軸方向に対する突出端は、光軸方向について上記はみ出し部分より外側に位置するように形成されて成り、上記別のレンズの光学有効部の外周部に突設された保持縁に上記複合レンズの上記突出端が当接されることを特徴とする。
従って、本発明レンズ保持構造にあっては、複合レンズの凸縁と別のレンズの保持縁とが当接して出来た空間内に樹脂層のはみ出し部分が位置する。そのため、別のレンズを樹脂層のはみ出し部分に接触しない必要最小限の位置まで複合レンズに近付けることが出来る。これによって、レンズ全長の短縮を図ることが出来る。また、複合レンズと別のレンズとの間の間隔に関し互いを近接させる方向において選択の範囲が広がることによって光学設計上の自由度が向上する。さらに、本発明レンズユニット及び撮像装置にあっては、上記した本発明レンズ保持構造を使用することにより、光学性能を損なうこと無しに、小型に構成することが出来る。
請求項2、請求項4、請求項8及び請求項11に記載した発明にあっては、上記凸縁の内径内に上記樹脂層の光学有効面の最外周部が位置しているので、2つのレンズの間隔をさらに近付けることが出来る。
請求項5、請求項6、請求項9及び請求項12に記載した発明にあっては、上記凸縁の内径内に上記別のレンズの樹脂層に対向した光学有効面の最外周部が位置されるので、2つのレンズの間隔をさらに近付けることが出来る。
別の本発明レンズ保持構造は、ガラス部分の光学機能面に樹脂層を固着して成る複合レンズの上記樹脂層を有する側に所定の間隔をおいて別のレンズを保持するレンズ保持構造であって、上記複合レンズのガラス部分の光学有効部の外周部に保持縁が突設され、上記樹脂層はその外周部に上記保持縁上に生じたはみ出し部分を有し、上記別のレンズの光学有効部の外周部に突設されて上記複合レンズの保持縁と当接される保持縁が形成され、上記別のレンズの保持縁に上記樹脂層のはみ出し部分を収容する収容部が形成されたことを特徴とする。
別の本発明レンズユニットは、複数のレンズが所定の位置的関係をもってレンズ鏡筒内に配列されて成るレンズユニットであって、少なくとも2枚のレンズが固定的間隔をおいて配置され、上記2枚のレンズの一方のレンズはガラス部分の光学機能面に樹脂層を固着して成る複合レンズであって、上記複合レンズのガラス部分の光学有効部の外周部に保持縁が突設され、上記樹脂層はその外周部に上記保持縁上に生じたはみ出し部分を有し、上記別のレンズの光学有効部の外周部に突設されて上記複合レンズの保持縁と当接される保持縁が形成され、上記別のレンズの保持縁に上記樹脂層のはみ出し部分を収容する収容部が形成されたことを特徴とする。
別の本発明撮像装置は、レンズユニットと、上記レンズユニットによって形成された光学像を電気信号に変換する撮像手段を備えた撮像装置であって、上記レンズユニットは、複数のレンズが所定の位置的関係をもってレンズ鏡筒内に配列されて成り、少なくとも2枚のレンズが固定的間隔をおいて配置され、上記2枚のレンズの一方のレンズはガラス部分の光学機能面に樹脂層を固着して成る複合レンズであって、上記複合レンズのガラス部分の光学有効部の外周部に保持縁が突設され、上記樹脂層はその外周部に上記保持縁上に生じたはみ出し部分を有し、上記別のレンズの光学有効部の外周部に突設されて上記複合レンズの保持縁と当接される保持縁が形成され、上記別のレンズの保持縁に上記樹脂層のはみ出し部分を収容する収容部が形成されたことを特徴とする。
従って、別の本発明レンズ保持構造にあっては、複合レンズの樹脂層に出来たはみ出し部分は別のレンズの収容部に収容される。そのため、別のレンズを樹脂層のはみ出し部分に接触しない必要最小限の位置まで複合レンズに近付けることが出来る。これによって、レンズ全長の短縮を図ることが出来る。また、複合レンズと別のレンズとの間の間隔に関し互いを近接させる方向において選択の範囲が広がることによって光学設計上の自由度が向上する。さらに、別の本発明レンズユニット及び撮像装置にあっては、上記した別の本発明レンズ保持構造を使用することにより、光学性能を損なうこと無しに、小型に構成することが出来る。
請求項14、請求項請求項18及び請求項21に記載した発明にあっては、上記収容部内に上記樹脂層の光学有効面の最外周部が位置しているので、2つのレンズの間隔をさらに近付けることが出来る。
請求項15、請求項16、請求項19及び請求項22に記載した発明にあっては、上記収容部内に上記別のレンズの樹脂層に対向した光学有効面の最外周部が位置されるので、2つのレンズの間隔をさらに近付けることが出来る。
以下に、本発明複合レンズ、レンズ保持構造、レンズユニット及び撮像装置を実施するための最良の形態について添付図面を参照して説明する。
図1にレンズユニットの実施の形態1を示す。レンズユニット1は複数のレンズが所定の位置的関係をもってレンズ鏡筒2内に配列されて成る。なお、ここで「所定の位置的関係」とは固定的な位置関係のみならず、可動的位置関係を含むものとして使用される。レンズ鏡筒2はほぼ筒状をした中間部分2aと該中間部分2aの前端に固定された前玉保持枠2bと上記中間部分2aの後端に固定された撮像素子保持部2cとを備える。
上記中間部分2aにはレンズ保持板2eが形成されており、該レンズ保持板2eによって中間部分2aの内部が前後にほぼ2等分されている。
上記前玉保持枠2bと撮像素子保持部2cとの間には2本のガイド軸2f、2gが架設されている。そして、これら2本のガイド軸2f、2gに2つのレンズ保持枠3、4が前後方向に移動自在に支持されている。
上記前玉保持枠2bに第1レンズ群G1を構成するレンズL11、L12が固定されており、上記レンズ保持板2eに第3レンズ群G3を構成するレンズL3が保持されている。これら第1レンズ群G1及び第3レンズ群G3が固定群を構成する。上記レンズ保持枠3に第2レンズ群G2を構成するレンズL21、L22が保持され、上記レンズ保持枠4に第4レンズ群G4を構成するレンズL4が保持されている。そして、これら第2レンズ群G2及び第4レンズ群G4は可動群を構成し、例えば、第2レンズ群G2の光軸方向への移動によって変倍が行われ、第4レンズ群G4は第2レンズ群G2の移動に伴う像面位置の変動の補償と近距離合焦のために移動する。
レンズ鏡筒2の中間部分2aにはレンズ駆動機構5、6が固定されており、これらレンズ駆動機構5、6はそれぞれ、ステッピングモータ5a、6aと該ステッピングモータ5a、6aによって回転されるリードスクリュー5b、6bを備える。そして、レンズ保持枠3に設けられたナット部3aが上記リードスクリュー5bと螺合され、また、レンズ保持枠4に設けられたナット部4aが上記リードスクリュー6bと螺合されている。従って、レンズ駆動機構5、6のステッピングモータ5a、6aが駆動されてリードスクリュー5b、6bが回転すると、該回転によって、ナット部3a、4aが光軸方向に送られるので、レンズ保持枠3、4がガイド軸2f、2gに案内されて光軸方向に移動される。
アイリス機構7が中間部分2aに設けられる。アイリス機構7の基板7aが光路を横切るように第3レンズ群G3の後ろに配置され、露出窓7bが光軸上に配置される。基板7aの中間部分2aの外側に位置した箇所にメータ7cが固定されており、該メータ7cによって図示しないアイリス羽根が駆動されて上記露出窓7bの開口の大きさが調整される。
撮像素子保持部2cの光軸上には受光窓2dが形成され、該受光窓2dの後側にCCD8が配置される。なお、9はCCD8の前側に配置されたローパスフィルタである。
次に、本発明レンズ保持構造について説明する。上記したレンズユニット1の第2レンズ群G2を構成するレンズL21、L22の保持に関して本発明レンズ保持構造が適用されている。本発明レンズ保持構造の詳細を図2乃至図4に示す。
この実施の形態において、互いに所定の間隔をおいて配置固定されるレンズは、複合レンズL21と2枚のガラスレンズを接合して成る2枚接合レンズL22とである。複合レンズL21は像面側に凹面を向けたメニスカス形状のガラス部分10の光学有効部11の後面(像面側光学機能面)11aに樹脂層20を固着してなるものである。上記ガラス部分10の光学有効部11の外周部にはフランジ状に突出した保持縁12が形成されている。上記樹脂層20は光学有効部21を越えてガラス部分10の保持縁12の後面12aに達する延長部22を有し、該延長部22の最外周部にはみ出し部分23が出来ている。また、上記保持縁12の後面のうち樹脂層20のはみ出し部分23が位置している部分よりさらに外側には環状凸縁13が後方、すなわち、像面側に向かって突設されている。そして、上記環状凸縁13の突出端面、すなわち、後面13aは光軸xに対して垂直な当接面とされている。また、上記環状凸縁13の保持縁12の後面12aからの突出量は上記はみ出し部分23の上記後面12aからの突出量より大きくされている。すなわち、上記環状凸縁13の内径内13bに樹脂層20の光学有効面(光学有効部21の像側の面)の最外周部21a及びはみ出し部分23が位置することになる。なお、ここで環状凸縁13の内径内13bとは、環状凸縁13の内周面と保持縁12の後面12aが位置する平面と環状凸縁13の後面13aが位置する平面とで囲まれた空間内を意味する。
2枚接合レンズL22はガラス製の両凹レンズ30の像面側の面とガラス製の両凸レンズ40の物体側の面とが接合されて成り、両凹レンズ30の光学有効部31の外周部にはフランジ状に突出した保持縁32が形成されており、保持縁32の前面は光学有効部31寄りの部分を残して切り欠かれており、該切り欠かれた部分の前面33が当接面とされ、該当接面33は光軸xに垂直な面に形成されている。そして、保持縁32の光学有効部31寄りの部分34は上記当接面33より僅かに前方、すなわち、物体側に突出されており、該突出部34の中心寄りの部分の前端に光学有効面、すなわち、光学有効部31の物体側面の最外周部31aが位置している。従って、レンズL22の物体側の光学有効面の最外周部31aは当接面33より僅かに前側に位置することになる。また、上記突出部34の外端は複合レンズL21の樹脂層20のはみ出し部分23より内側に位置するようにされている。上記はみ出し部分23の位置は樹脂層20の成形時における材料樹脂の供給量によって異なるが、上記供給量のバラツキの最小量の時に形成されるはみ出し部分23の位置よりさらに内側、すなわち、中心寄りに位置させてある。
上記2つのレンズL21、L22とは、複合レンズL21の環状凸縁13の当接面13aと2枚接合レンズ(別のレンズ)L22の当接面33とが当接した状態で、レンズ保持枠3に保持される。
レンズ保持枠3は、図1乃至図4に示すように、板状をした主部3bのほぼ中央部にレンズ保持筒50が一体に形成されており、また、主部3bの一端部に被案内筒3cが形成され、該被案内筒3cとレンズ保持筒50を挟んでほぼ反対側の位置に係合切欠3dが形成されている。また、被案内筒3cの近傍にナット部3aが形成されている。そして、被案内筒3cにレンズ鏡筒2のガイド軸2gが摺動自在に挿通され、また、もう一つのガイド軸2fに係合切欠3dが摺動自在に係合する。これによって、レンズ保持枠3は2つのガイド軸2f、2gに案内されて光軸x方向に移動しうるようにレンズ鏡筒2に支持される。さらに、ナット部3aにレンズ駆動機構5のリードスクリュー5bが螺合され、従って、ステッピングモータ5aが駆動すると、それによって回転するリードスクリュー5bによってナット部3aが送られるので、レンズ保持枠3は光軸方向に移動されることになる。
レンズ保持筒50の後端に内方へ突出した内フランジ51が形成されており、該内フランジ51の前面51aがレンズ支持面とされている。なお、このうちフランジ51の内径はレンズL22の両凸レンズ40の外径より大きく形成されている。
レンズ保持筒50の内フランジ51から前側の部分の内側は前後に2つの部分に区分されている。すなわち、内フランジ51から前方へ向かって後側レンズ室52と前側レンズ室53とが順番に形成され、前側レンズ室53の前端からはカシメ縁54が前方へ向けて突設されている。そして、後側レンズ室52の内径は2枚接合レンズL22の外径、すなわち、両凹レンズ30の保持縁32の外径とほぼ等しく形成され、また、前側レンズ室53の内径は複合レンズL21の外径、すなわち、ガラス部分10の保持縁12の外径とほぼ等しく形成されている。そして、複合レンズL21の外径は2枚接合レンズL22の外径よりやや大きく形成されているので、後側レンズ室52と前側レンズ室53との境界部には段差部55が形成される。
次に、上記したレンズ保持枠3への2つのレンズL21、L22の保持について説明する。
まず、レンズL22を前側からレンズ保持筒50内に挿入し、さらに、後側レンズ室52内に挿入する。これによって、レンズL22はその保持縁32の後面が内フランジ51のレンズ支持面51aに載置されて、光軸x方向での位置決めがされる。なお、光軸xに垂直な方向での位置決めは、保持縁32の外径と後側レンズ室52の内径とがほぼ等しくされているので、保持縁32の外周面が後側レンズ室52の内周面と接触することによって為される。
次いで、複合レンズL21がレンズ保持筒50に前側から挿入され、前側レンズ室53内に挿入される。そして、複合レンズL21の環状凸縁13の後面である当接面13aが別のレンズである2枚接合レンズL22の保持縁32の前面である当接面33に当接される。
最後にカシメ縁54を複合レンズL21の保持縁12の前面にカシメ付けて、レンズL21及びL22のレンズ保持筒50からの脱落を阻止して、レンズ保持枠3への2つのレンズL21、L22の保持が完了する。
なお、上記レンズ保持枠3における2つのレンズ室52、53の同軸度は、上記した従来のレンズ保持枠aにおける2つのレンズ室b、cの同軸度より精確である。すなわち、従来のレンズ室b、cは凸部dを挟んで独立しているため、これらレンズ室b、cを成形するための金型部分はキャビ側(固定側)とコア側(可動側)に分かれている。そのため、2つのレンズ室b、cを同軸に形成することは困難である。それに対し、上記レンズ保持枠3のレンズ室52、53の成形のための金型部分は一体であり、同じ方向から切削することが出来るため、金型材料の固定し直しや切削軸の変更を行うこと無しに、切削工具(刃)の付け替えだけで連続した作業として行うことが出来る。そのため、レンズ室52、53は精確に同軸に形成される。そのため、2つのレンズ室52、53の内周面を光軸に垂直な方向での基準にすることによって、2つのレンズL21、L22を同軸に配置することが出来、これによって、光学性能が向上する。
上記したレンズ保持構造にあっては、複合レンズL21と別のレンズL22とは複合レンズL21に形成された環状凸縁13によって複合レンズL21に形成された樹脂層20、特に、はみ出し部分23と別のレンズL22の複合レンズL21に対向した側の面との間の間隔を規定された状態でレンズ保持枠3に保持される。そして、樹脂層20のうち保持縁12の後面12aに位置している延長部22の厚みA、レンズL22の保持縁32の突出部34の当接面33からの突出量B及び複合レンズL21の環状凸縁13の保持縁12の後面12aからの突出量Cの関係が
C>(A+B)
となっていて、また、樹脂層20のはみ出し部分23の保持縁12の後面12aからの突出量Dと複合レンズL21の環状凸縁13の上記突出量Cとの関係が
C>D
となっているため、レンズL22の何れの部分も樹脂層20には触れることが無く、従って、樹脂層20の面精度が損なわれることがない。
さらに、上記した実施の形態にあっては、樹脂層20の光学有効面(光学有効部21の後面)の最外周部21a及び別のレンズL22の樹脂層20に対向した光学有効面(光学有効部31の樹脂層20に対向した面)の最外周部31aを共に環状凸縁13の内径内、すなわち、環状凸縁13の内周面と保持縁12の後面12aが位置する平面と環状凸縁13の後面13aが位置する平面とで囲まれた空間13b内に位置させることができるので、複合レンズL21と別のレンズL22とを別のレンズL22が樹脂層20に触れることがない必要最小限の範囲まで近接させることが出来る。なお、樹脂層20及び別のレンズL22の光学有効面の最外周部21a、31aを環状凸縁13の内径内13bに位置させることは本発明の必須要件ではないが、少なくとも、いずれかの光学有効面の最外周部21a又は31aを環状凸縁13の内径内13bに位置させることは、2つのレンズL21、L22を近接させるについて有効である。
そして、上記したように、2つのレンズL21、L22を極めて近接して配置することが出来るため、レンズ系の全長を短くすることが出来る。また、複合レンズL21と別のレンズL22との間隔に関して選択の範囲が互いを近接させる方向において広がるので、光学設計上の自由度が向上する。
なお、上記した実施の形態において、凸縁13は必ずしも環状である必要はなく、樹脂層20の外周部を外側から囲むように位置していればよいものである。また、レンズL21、L22の外形状は正確な円状である必要はなく、楕円、長方形などであっても良い。
図5及び図6に別の本発明レンズ保持構造の実施の形態を示す。この別の本発明レンズ保持構造も上記したレンズユニット1の第2レンズ群を構成する2つのレンズL21、L22の保持に適用することが出来る。
この別の発明において、複合レンズL21は像面側に凹面を向けたメニスカス形状のガラス部分60の光学有効部61の後面(像面側光学機能面)61aに樹脂層70を固着してなるものである。上記ガラス部分60の光学有効部61の外周部にはフランジ状に突出した保持縁62が形成され、該保持縁62の後面62aは光軸xに垂直な面に形成されている。上記樹脂層70は光学有効部71を越えてガラス部分60の保持縁62の後面62aに達する延長部72を有し、該延長部72の最外周部にはみ出し部分73が出来ている。
2枚接合レンズL22はガラス製の両凹レンズ80の像面側の面とガラス製の両凸レンズ90の物体側の面とが接合されて成り、両凹レンズ80の光学有効部81の外周部にはフランジ状に突出した保持縁82が形成されており、保持縁82の前面の外周部には前方へ突出し保持縁82の一部である環状凸部83が形成されており、該環状凸部83の前面83aは光軸xに対して垂直な当接面とされる。そして、該環状凸部83の保持縁82の前面からの突出量Eは上記はみ出し部73の保持縁62後面62aからの突出量Fより大きくされている。そして、上記環状凸部83の内側の部分、すなわち、環状凸部83の内周面と上記当接面83aが位置する平面と保持縁82の前面82aが位置する平面とによって囲まれた空間83bがはみ出し部73を収容する収容部とされる。
上記保持縁82の前面82aの内周部には前方へ向かって突出した突出部84が形成されており、該突出部84の中心寄りの部分の前端に光学有効面、すなわち、光学有効部81の物体側面の最外周部81aが位置している。そして、該突出部84の保持縁82の前面82aからの突出量Gは上記環状凸部83の突出量Eより小さくされている。従って、レンズL22の物体側の光学有効面の最外周部81aは保持縁82の前面82aより前側で、且つ、環状凸部83の当接面83aより後側に位置することになる。また、上記突出部84の外端は複合レンズL21の樹脂層70のはみ出し部分73より内側に位置するようにされている。上記はみ出し部分73の位置は樹脂層70の成形時における材料樹脂の供給量によって異なるが、上記供給量のバラツキの最小量の時に形成されるはみ出し部分73の位置よりさらに内側、すなわち、中心寄りに位置させてある。
上記2つのレンズL21、L22は複合レンズL21の保持縁62の後面62aに別のレンズL22の環状凸部83の当接面83aが当接した状態でレンズ保持枠3に保持される。なお、レンズ保持枠3の構造は図2乃至図4に示したレンズ保持枠3と同様のものである。
まず、レンズL22を前側からレンズ保持筒50内に挿入し、さらに、後側レンズ室52内に挿入する。これによって、レンズL22はその保持縁82の後面が内フランジ51のレンズ支持面51aに載置されて、光軸x方向での位置決めがされる。なお、光軸xに垂直な方向での位置決めは、保持縁82の外径と後側レンズ室52の内径とがほぼ等しくされているので、保持縁82の外周面が後側レンズ室52の内周面と接触することによって為される。
次いで、複合レンズL21がレンズ保持筒50に前側から挿入され、前側レンズ室53内に挿入される。そして、複合レンズL21の保持縁62の後面62aのうち樹脂層70のはみ出し部分73から外側に位置している部分がレンズL22の環状凸部83の前面である当接面83aに当接される。
最後にカシメ縁54を複合レンズL21の保持縁62の前面にカシメ付けて、レンズL21及びL22のレンズ保持筒50からの脱落を阻止して、レンズ保持枠3への2つのレンズL21、L22の保持が完了する。
上記したレンズ保持構造にあっては、複合レンズL21と別のレンズL22とは環状凸部83によって互いの間隔を規定された状態でレンズ保持枠3に保持される。そして、樹脂層70のうち保持縁62の後面62aに位置している延長部72の厚みH、レンズL22の保持縁82の突出部84の後面82aからの突出量G及び環状凸部83の突出量Eの関係が
E>(G+H)
となっていて、また、樹脂層70のはみ出し部分73の保持縁62の後面62aからの突出量Fと環状凸部83の突出量Eとの関係が
E>F
となっているため、レンズL22の何れの部分も樹脂層70には触れることが無く、従って、樹脂層70の面精度が損なわれることがない。
さらに、上記した実施の形態にあっては、樹脂層70の光学有効面(光学有効部71の後面)の最外周部71a及び別のレンズL22の樹脂層70に対向した光学有効面(光学有効部81の樹脂層70に対向した面)の最外周部81aを共に収容部83b内、すなわち、環状凸部83の内周面と上記当接面83aが位置する平面と保持縁82の前面82aが位置する平面とによって囲まれた空間83b内に位置させることができるので、複合レンズL21と別のレンズL22とを別のレンズL22が樹脂層70に触れることがない必要最小限の範囲まで近接させることが出来る。なお、樹脂層70及び別のレンズL22の光学有効面の最外周部71a、81aを収容部83b内に位置させることは別の本発明の必須要件ではないが、少なくとも、いずれかの光学有効面の最外周部71a又は81aを収容部83b内に位置させることは、2つのレンズL21、L22を近接させるについて有効である。
そして、上記したように、2つのレンズL21、L22を極めて近接して配置することが出来るため、レンズ系の全長を短くすることが出来る。また、複合レンズL21と別のレンズL22との間隔に関して互いを近接させる方向において選択の範囲が広がるので、光学設計上の自由度が向上する。
この実施の形態にあっても、レンズL21、L22の外形状は正確な円状である必要はなく、楕円、長方形などであっても良い。
図7に本発明撮像装置の実施の形態を示す。
この実施の形態にかかる撮像装置100は、図7に示すように、大きく分けると、カメラ部110と、カメラDSP(Digital Signal Processor)120と、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)130と、媒体インターフェース(以下、媒体I/Fという。)140と、制御部150と、操作部160と、LCD(Liquid Crystal Display)170と、外部インターフェース(以下、外部I/Fという。)180を備えるとともに、記録媒体190が着脱可能とされている。
記録媒体190は、半導体メモリーを用いたいわゆるメモリーカード、記録可能なDVD(Digital Versatile Disk)や記録可能なCD(Compact Disc)等の光記録媒体、磁気ディスクなどの種々のものを用いることができるが、この実施の形態においては、記録媒体190として、例えば、メモリーカードを用いるものとして説明する。
そして、カメラ部110は、光学ブロック111、CCD(Charge Coupled Device)8、前処理回路112、光学ブロック用ドライバ113、CCD用ドライバ114、タイミング生成回路115等を備えたものである。ここで、光学ブロック111は、上記レンズユニット1を含むものである。
また、制御部150は、CPU(Central Processing Unit)151、RAM(Random Access Memory)152、フラッシュROM(Read Only Memory)153、時計回路154等が、システムバス155を通じて接続されて構成されたマイクロコンピュータであり、この実施の形態の撮像装置100の各部を制御することができるものである。
ここで、RAM152は、処理の途中結果を一時記憶するなど主に作業領域として用いられるものである。また、フラッシュROM153は、CPU151において実行する種々のプログラムや、処理に必要になるデータなどが記憶されたものである。また、時計回路64は、現在年月日、現在曜日、現在時刻を提供することができるとともに、撮影日時などを提供するなどのことができるものである。
そして、画像の撮影時においては、光学ブロック用ドライバ113は、制御部150からの制御に応じて、光学ブロック111を動作させるようにする駆動信号を形成し、これを光学ブロック111に供給して、光学ブロック111を動作させるようにする。光学ブロック111は、光学ブロック用ドライバ113からの駆動信号に応じて、ズーミング機構(レンズ駆動機構5等)、フォーカス機構(レンズ駆動機構6等)、シャッター機構、アイリス機構7が制御され、被写体の画像を取り込んで、これをCCD8に対して提供する。
CCD8は、光学ブロック111からの画像を光電変換して出力するものであり、CCD用ドライバ114からの駆動信号に応じて動作し、光学ブロック111からの被写体の画像を取り込むとともに、制御部150によって制御されるタイミング生成回路115からのタイミング信号に基づいて、取り込んだ被写体の画像(画像情報)を電気信号として前処理回路112に供給する。
なお、上述したように、タイミング生成回路115は、制御部150からの制御に応じて、所定のタイミングを提供するタイミング信号を形成するものである。また、CCD用ドライバ114は、タイミング生成回路115からのタイミング信号に基づいて、CCD8に供給する駆動信号を形成するものである。
前処理回路112は、これに供給された電気信号の画像情報に対して、CDS(Correlated Double Sampling)処理を行って、S/N比を良好に保つようにするとともに、AGC(Automatic Gain Control)処理を行って、利得を制御し、そして、A/D(Analog/Digital)変換を行って、デジタル信号とされた画像データを形成する。
前処理回路112からのデジタル信号とされた画像データは、カメラDSP120に供給される。カメラDSP120は、これに供給された画像データに対して、AF(Auto Focus)、AE(Auto Exposure)、AWB(Auto White Balance)などのカメラ信号処理を施す。このようにして種々の調整がされた画像データは、所定の圧縮方式でデータ圧縮され、システムバス155、媒体I/F140を通じて、この実施の形態の撮像装置100に装填された記録媒体190に供給され、後述するように記録媒体190にファイルとして記録される。
また、記録媒体190に記録された画像データは、タッチパネルやコントロールキーなどからなる操作部160を通じて受け付けたユーザーからの操作入力に応じて、目的とする画像データが媒体I/F140を通じて記録媒体190から読み出され、これがカメラDSP120に供給される。
カメラDSP120は、記録媒体190から読み出され、媒体I/F140を通じて供給されたデータ圧縮されている画像データについて、そのデータ圧縮の解凍処理(伸張処理)を行い、解凍後の画像データをシステムバス155を通じて、LCDコントローラ171に供給する。LCDコントローラ171は、これに供給された画像データからLCD170に供給する画像信号を形成し、これをLCD170に供給する。これにより、記録媒体190に記録されている画像データに応じた画像が、LCD170の表示画面に表示される。
なお、画像の表示の形態は、ROMに記録された表示処理プログラムに従う。つまり、この表示処理プログラムは後述するファイルシステムがどのような仕組みで記録されているのか、どのように画像を再生するのかというプログラムである。
また、この実施の形態にかかる撮像装置100には、外部I/F180が設けられている。この外部I/F180を通じて、例えば、外部のパーソナルコンピュータと接続して、パーソナルコンピュータから画像データの供給を受けて、これを自機に装填された記録媒体190に記録したり、また、自機に装填された記録媒体190に記録されている画像データを外部のパーソナルコンピュータ等に供給したりすることもできるものである。
また、外部I/F180に通信モジュールを接続することにより、例えば、インターネットなどのネットワークに接続して、ネットワークを通じて種々の画像データやその他の情報を取得し、自機に装填された記録媒体190に記録したり、あるいは、自機に装填された記録媒体190に記録されているデータを、ネットワークを通じて目的とする相手先に送信したりすることもできるものである。
また、外部のパーソナルコンピュータやネットワークを通じて取得し、記録媒体に記録した画像データなどの情報についても、上述したように、この実施の形態の撮像装置100において読み出して再生し、LCD170に表示してユーザーが利用することももちろんできるようにされている。
なお、外部I/F180は、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394、USB(Universal Serial Bus)などの有線用インターフェースとして設けることも可能であるし、光や電波による無線インターフェースとして設けることも可能である。すなわち、外部I/F180は、有線、無線のいずれのインターフェースであってもよい。
このように、この実施の形態にかかる撮像装置100は、被写体の画像を撮影して、当該撮像装置100に装填された記録媒体190に記録することができるとともに、記録媒体190に記録された画像データを読み出して、これを再生し、利用することができるものである。また、外部のパーソナルコンピュータやネットワークを通じて、画像データの提供を受けて、これを自機に装填された記録媒体190に記録したり、また、読み出して再生したりすることもできるものである。
なお、上記撮像装置100において、撮像手段としてCCDを示したが、本発明撮像装置における撮像手段がCCDに限られることを意味するものではない。CCDの他に、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)やその他の撮像素子を使用することもできる。
また、本発明撮像装置の具体的な適用形態としては、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等のカメラ形態の他、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理機器のカメラ部等として広く適用することが出来る。
さらに、上記した実施の形態における各部の具体的形状や構造は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
撮像レンズ系、投影レンズ系等、複合レンズを含む複数枚のレンズを組み合わせて使用する場合に、複合レンズと所定の間隔をおいて配置される別のレンズとの間隔を必要最小限に設定することが出来る。
本発明レンズユニットの実施の形態を示す縦断面図である。 図3及び図4と共に本発明レンズ保持構造の実施の形態を示すものであり、本図は分解断面図である。 縦断面図である。 レンズ保持枠の斜視図である。 図6と共に別の本発明レンズ保持構造の実施の形態を示すものであり、本図は分解断面図である。 縦断面図である。 本発明撮像装置の実施の形態を示すブロック図である。 図9と共に従来のレンズ保持構造の一例を示すものであり、本図は分解断面図である。 縦断面図である。
符号の説明
1…レンズユニット、2…レンズ鏡筒、8…CCD(撮像手段)、L21…複合レンズ、L22…2枚接合レンズ(別のレンズ)、10…ガラス部分、11…光学有効部、11a…光学機能面、12…保持縁、12a…後面、13…環状凸縁(凸縁)、13a…当接面(突出端)、13b…内径内、20…樹脂層、21a…光学有効面の最外周部、23…はみ出し部分、31a…光学有効面の最外周部、32…保持縁、33…当接面、60…ガラス部分、61…光学有効部、61a…光学機能面、62…保持縁、62a…後面、70…樹脂層、71a…光学有効面の最外周部、73…はみ出し部分、81a…光学有効面の最外周部、82…保持縁、83b…収容部

Claims (22)

  1. ガラス部分の凹面を為す光学機能面に樹脂層を固着して成る複合レンズであって、
    上記ガラス部分の光学有効部の外周部に保持縁が突設され、
    上記樹脂層はその外周部に上記保持縁上に生じたはみ出し部分を有し、
    上記保持縁には上記はみ出し部分から外周側に離間した位置に凸縁が形成され、上記凸縁の光軸方向に対する突出端は、光軸方向について上記はみ出し部分より外側に位置するように形成される
    ことを特徴とする複合レンズ。
  2. 上記凸縁の内径内に上記樹脂層の光学有効面の最外周部が位置している
    ことを特徴とする請求項1に記載の複合レンズ。
  3. ガラス部分の光学機能面に樹脂層を固着して成る複合レンズの上記樹脂層を有する側に所定の間隔をおいて別のレンズを保持するレンズ保持構造であって、
    上記複合レンズのガラス部分の光学有効部の外周部に保持縁が突設され、
    上記樹脂層はその外周部に上記保持縁上に生じたはみ出し部分を有し、
    上記保持縁には上記はみ出し部分から外周側に離間した位置に凸縁が形成され、上記凸縁の光軸方向に対する突出端は、光軸方向について上記はみ出し部分より外側に位置するように形成されて成り、
    上記別のレンズの光学有効部の外周部に突設された保持縁に上記複合レンズの上記突出端が当接される
    ことを特徴とするレンズ保持構造。
  4. 上記凸縁の内径内に上記樹脂層の光学有効面の最外周部が位置している
    ことを特徴とする請求項3に記載のレンズ保持構造。
  5. 上記凸縁の内径内に上記別のレンズの樹脂層に対向した光学有効面の最外周部が位置される
    ことを特徴とする請求項3に記載のレンズ保持構造。
  6. 上記凸縁の内径内に上記別のレンズの樹脂層に対向した光学有効面の最外周部が位置される
    ことを特徴とする請求項4に記載のレンズ保持構造。
  7. 複数のレンズが所定の位置的関係をもってレンズ鏡筒内に配列されて成るレンズユニットであって、
    少なくとも2枚のレンズが固定的間隔をおいて配置され、
    上記2枚のレンズの一方のレンズはガラス部分の光学機能面に樹脂層を固着して成る複合レンズであって、
    上記複合レンズのガラス部分の光学有効部の外周部に保持縁が突設され、
    上記樹脂層はその外周部に上記保持縁上に生じたはみ出し部分を有し、
    上記保持縁には上記はみ出し部分から外周側に離間した位置に凸縁が形成され、上記凸縁の光軸方向に対する突出端は、光軸方向について上記はみ出し部分より外側に位置するように形成されて成り、
    上記別のレンズの光学有効部の外周部に突設された保持縁に上記複合レンズの上記突出端が当接される
    ことを特徴とするレンズユニット。
  8. 上記凸縁の内径内に上記樹脂層の光学有効面の最外周部が位置している
    ことを特徴とする請求項7に記載のレンズユニット。
  9. 上記凸縁の内径内に上記別のレンズの樹脂層に対向した光学有効面の最外周部が位置される
    ことを特徴とする請求項7に記載のレンズユニット。
  10. レンズユニットと、上記レンズユニットによって形成された光学像を電気信号に変換する撮像手段を備えた撮像装置であって、
    上記レンズユニットは、複数のレンズが所定の位置的関係をもってレンズ鏡筒内に配列されて成り、
    少なくとも2枚のレンズが固定的間隔をおいて配置され、
    上記2枚のレンズの一方のレンズはガラス部分の光学機能面に樹脂層を固着して成る複合レンズであって、
    上記複合レンズのガラス部分の光学有効部の外周部に保持縁が突設され、
    上記樹脂層はその外周部に上記保持縁上に生じたはみ出し部分を有し、
    上記保持縁には上記はみ出し部分から外周側に離間した位置に凸縁が形成され、上記凸縁の光軸方向に対する突出端は、光軸方向について上記はみ出し部分より外側に位置するように形成されて成り、
    上記別のレンズの光学有効部の外周部に突設された保持縁に上記複合レンズの上記突出端が当接される
    ことを特徴とする撮像装置。
  11. 上記凸縁の内径内に上記樹脂層の光学有効面の最外周部が位置している
    ことを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  12. 上記凸縁の内径内に上記別のレンズの樹脂層に対向した光学有効面の最外周部が位置される
    ことを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  13. ガラス部分の光学機能面に樹脂層を固着して成る複合レンズの上記樹脂層を有する側に所定の間隔をおいて別のレンズを保持するレンズ保持構造であって、
    上記複合レンズのガラス部分の光学有効部の外周部に保持縁が突設され、
    上記樹脂層はその外周部に上記保持縁上に生じたはみ出し部分を有し、
    上記別のレンズの光学有効部の外周部に突設されて上記複合レンズの保持縁と当接される保持縁が形成され、
    上記別のレンズの保持縁に上記樹脂層のはみ出し部分を収容する収容部が形成された
    ことを特徴とするレンズ保持構造。
  14. 上記収容部内に上記樹脂層の光学有効面の最外周部が位置している
    ことを特徴とする請求項13に記載のレンズ保持構造。
  15. 上記収容部内に上記別のレンズの樹脂層に対向した光学有効面の最外周部が位置される
    ことを特徴とする請求項13に記載のレンズ保持構造。
  16. 上記収容部内に上記別のレンズの樹脂層に対向した光学有効面の最外周部が位置される
    ことを特徴とする請求項14に記載のレンズ保持構造。
  17. 複数のレンズが所定の位置的関係をもってレンズ鏡筒内に配列されて成るレンズユニットであって、
    少なくとも2枚のレンズが固定的間隔をおいて配置され、
    上記2枚のレンズの一方のレンズはガラス部分の光学機能面に樹脂層を固着して成る複合レンズであって、
    上記複合レンズのガラス部分の光学有効部の外周部に保持縁が突設され、
    上記樹脂層はその外周部に上記保持縁上に生じたはみ出し部分を有し、
    上記別のレンズの光学有効部の外周部に突設されて上記複合レンズの保持縁と当接される保持縁が形成され、
    上記別のレンズの保持縁に上記樹脂層のはみ出し部分を収容する収容部が形成された
    ことを特徴とするレンズユニット。
  18. 上記収容部内に上記樹脂層の光学有効面の最外周部が位置している
    ことを特徴とする請求項17に記載のレンズユニット。
  19. 上記収容部内に上記別のレンズの樹脂層に対向した光学有効面の最外周部が位置される
    ことを特徴とする請求項17に記載のレンズユニット。
  20. レンズユニットと、上記レンズユニットによって形成された光学像を電気信号に変換する撮像手段を備えた撮像装置であって、
    上記レンズユニットは、複数のレンズが所定の位置的関係をもってレンズ鏡筒内に配列されて成り、
    少なくとも2枚のレンズが固定的間隔をおいて配置され、
    上記2枚のレンズの一方のレンズはガラス部分の光学機能面に樹脂層を固着して成る複合レンズであって、
    上記複合レンズのガラス部分の光学有効部の外周部に保持縁が突設され、
    上記樹脂層はその外周部に上記保持縁上に生じたはみ出し部分を有し、
    上記別のレンズの光学有効部の外周部に突設されて上記複合レンズの保持縁と当接される保持縁が形成され、
    上記別のレンズの保持縁に上記樹脂層のはみ出し部分を収容する収容部が形成された
    ことを特徴とする撮像装置。
  21. 上記収容部内に上記樹脂層の光学有効面の最外周部が位置している
    ことを特徴とする請求項20に記載の撮像装置。
  22. 上記収容部内に上記別のレンズの樹脂層に対向した光学有効面の最外周部が位置される
    ことを特徴とする請求項20に記載の撮像装置。
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