JP2006194449A - 動圧軸受け装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 小型化、かつ薄型化しても十分な動圧が得られ、安定性に富む動圧
軸受装置の提供。
【解決手段】 フランジ円板部15の表面および裏面を、回転体の軸方向を支
持するためのスラスト動圧軸受部15a、15cとし、フランジ円板部15の外
周面を、回転体の半径方向を支持するためのラジアル動圧軸受部15fとした。
そして、スラスト動圧軸受部15a、15cの円周方向に、複数のスラスト溝を
設け、かつ、ラジアル動圧軸受部15fの周方向に、複数のラジアル溝15eを
設けるようにした。このため、ラジアル動圧軸受部15fの半径方向の長さR1
を従来よりも長くできるために、その高さL1を低くしても、回転体を支持する
のに十分な剛性が得られる。
【選択図】 図2
軸受装置の提供。
【解決手段】 フランジ円板部15の表面および裏面を、回転体の軸方向を支
持するためのスラスト動圧軸受部15a、15cとし、フランジ円板部15の外
周面を、回転体の半径方向を支持するためのラジアル動圧軸受部15fとした。
そして、スラスト動圧軸受部15a、15cの円周方向に、複数のスラスト溝を
設け、かつ、ラジアル動圧軸受部15fの周方向に、複数のラジアル溝15eを
設けるようにした。このため、ラジアル動圧軸受部15fの半径方向の長さR1
を従来よりも長くできるために、その高さL1を低くしても、回転体を支持する
のに十分な剛性が得られる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、スピンドルモータなどのモータの軸受として使用される動圧軸受装置に関する。
従来、この種の動圧軸受装置としては、図6に示すものが知られている。
この動圧軸受装置は、図6に示すように、円柱状のラジアル動圧軸受1と、こ
のラジアル動圧軸受1に続く鍔状のスラスト動圧軸受5とから構成され、ラジア
ル動圧軸受1で回転体3の半径方向を支持し、スラスト動圧軸受5で回転体3の
軸方向を支持するものが知られている。
ラジアル動圧軸受1の軸受面の周方向には、図示のように溝(グルーブ)6が
設けられ、スラスト動圧軸受5の軸受面にも同様に溝(図示せず)が設けられて
いる。また、ラジアル動圧軸受1と回転体3の間の空隙2には油が充填され、ス
ラスト動圧軸受5と回転体3の間の空隙4に油が充填されている。
この動圧軸受装置は、図6に示すように、円柱状のラジアル動圧軸受1と、こ
のラジアル動圧軸受1に続く鍔状のスラスト動圧軸受5とから構成され、ラジア
ル動圧軸受1で回転体3の半径方向を支持し、スラスト動圧軸受5で回転体3の
軸方向を支持するものが知られている。
ラジアル動圧軸受1の軸受面の周方向には、図示のように溝(グルーブ)6が
設けられ、スラスト動圧軸受5の軸受面にも同様に溝(図示せず)が設けられて
いる。また、ラジアル動圧軸受1と回転体3の間の空隙2には油が充填され、ス
ラスト動圧軸受5と回転体3の間の空隙4に油が充填されている。
このような構成の動圧軸受装置では、回転体3の停止時には、回転体3の内周
面が、回転体3の自重によりラジアル動圧軸受1の表面等に接触している。この
ため、ラジアル動圧軸受1における空隙2、およびスラスト動圧軸受5における
空隙4は均一ではなく、その空隙に狭い部分と広い部分とが存在する。
このため、回転体3が回転を始めると、油の粘性により、空隙の狭い部分に油
が引き込まれて圧縮され、油の圧力が高まるので、この圧力が回転体3の荷重と
釣り合って回転体3を支え、空隙2および空隙4に油の膜が形成される。
このように、回転体3の回転により発生する動圧により、回転体3はラジアル
動圧軸受1とスラスト動圧軸受5に非接触で支持される。
面が、回転体3の自重によりラジアル動圧軸受1の表面等に接触している。この
ため、ラジアル動圧軸受1における空隙2、およびスラスト動圧軸受5における
空隙4は均一ではなく、その空隙に狭い部分と広い部分とが存在する。
このため、回転体3が回転を始めると、油の粘性により、空隙の狭い部分に油
が引き込まれて圧縮され、油の圧力が高まるので、この圧力が回転体3の荷重と
釣り合って回転体3を支え、空隙2および空隙4に油の膜が形成される。
このように、回転体3の回転により発生する動圧により、回転体3はラジアル
動圧軸受1とスラスト動圧軸受5に非接触で支持される。
ところで、図6に示すような従来の動圧軸受装置において、回転体3が小型化、かつ薄型化するような場合には、それに応じてラジアル動圧軸受1を短くする
必要がある。
しかし、従来の構成のままラジアル動圧軸受1を短くしても、回転体3の半径
方向における十分な動圧が得られず、軸受として小型化、薄型化に対応できない
と考えられる。
必要がある。
しかし、従来の構成のままラジアル動圧軸受1を短くしても、回転体3の半径
方向における十分な動圧が得られず、軸受として小型化、薄型化に対応できない
と考えられる。
そこで、本発明の目的は、回転体の小型化、薄型化に際して、十分な剛性が得
られるようにした動圧軸受装置を提供することにある。
られるようにした動圧軸受装置を提供することにある。
かかる目的を達成するために、本発明は、固定部に固定される、軸受用の円板(フランジ円板15)を備え、この円板の表面および裏面を、回転体の軸方向を
支持するためのスラスト動圧軸受部15a、15cとし、円板の外周面を、回転
体の半径方向を支持するためのラジアル動圧軸受部15fとするようにした。
また、上記円板の表裏面の円周方向に、複数のスラスト溝15b、15dを設
け、かつ、円板の外周表面の周方向に、ラジアル溝15eを設けている。
このため、本発明では、ラジアル動圧軸受部15fは、その半径方向の長さが
、従来に比べて大きくできるために、その高さを低くしても、回転体を支持する
のに十分な剛性が得られる。従って、本発明では、回転体を薄型化、小型化する
に際して、十分な剛性を維持しつつ動圧軸受の全体の高さを低くして小型化でき
る。
支持するためのスラスト動圧軸受部15a、15cとし、円板の外周面を、回転
体の半径方向を支持するためのラジアル動圧軸受部15fとするようにした。
また、上記円板の表裏面の円周方向に、複数のスラスト溝15b、15dを設
け、かつ、円板の外周表面の周方向に、ラジアル溝15eを設けている。
このため、本発明では、ラジアル動圧軸受部15fは、その半径方向の長さが
、従来に比べて大きくできるために、その高さを低くしても、回転体を支持する
のに十分な剛性が得られる。従って、本発明では、回転体を薄型化、小型化する
に際して、十分な剛性を維持しつつ動圧軸受の全体の高さを低くして小型化でき
る。
また、上記のスラスト動圧軸受部15a、15cと上記のラジアル動圧軸受部
15fとはモータの軸受とするのが好適であり、上記の回転体はそのモータの回
転部とするのが好適である。さらに、そのモータは、高速回転のモータとするの
が好適である。
15fとはモータの軸受とするのが好適であり、上記の回転体はそのモータの回
転部とするのが好適である。さらに、そのモータは、高速回転のモータとするの
が好適である。
本発明によれば、軸受用の円板を備え、この円板の表面および裏面を、回転体の軸方向を支持するためのスラスト動圧軸受部とし、円板の外周面を、回転体の半径方向を支持するためのラジアル動圧軸受部とした。
このため、本発明では、ラジアル動圧軸受部において、その半径方向の長さが
、従来に比べて大きくできるために、その高さを低くしても、回転体を支持する
のに十分な剛性が得られる。従って、本発明では、軸受する回転体を薄型化、小
型化するに際して、十分な剛性を維持しつつ動圧軸受の全体の高さを低くできる
。
このため、本発明では、ラジアル動圧軸受部において、その半径方向の長さが
、従来に比べて大きくできるために、その高さを低くしても、回転体を支持する
のに十分な剛性が得られる。従って、本発明では、軸受する回転体を薄型化、小
型化するに際して、十分な剛性を維持しつつ動圧軸受の全体の高さを低くできる
。
以下、本発明の動圧軸受装置の好適な実施の形態について、図1ないし図5を
参照して詳細に説明する。
図1は、この実施の形態の動圧軸受装置を高速回転のスピンドルモータに適用
した場合の全体構成を示す断面図である。
この実施の形態は、図1に示すように固定台11を有し、この固定台11の中
心に中心孔12が穿設され、この中心孔12に円柱状の固定軸13の下部側が圧
入されている。
固定軸13の上部には、図1および図2に示すように、固定軸13と同軸状に
軸受用のフランジ円板15が設けられている。このフランジ円板15は、固定軸
13に一体に形成されているが、これに代えて固定軸13とは別個に構成し、適
宜手段で接続するようにしても良い。
固定軸13の内部中央の軸方向には、油を注入するための注入孔16が設けら
れている。注入孔16の開口は、油の注入後には密封栓14により塞ぐことがで
きるようになっている。
参照して詳細に説明する。
図1は、この実施の形態の動圧軸受装置を高速回転のスピンドルモータに適用
した場合の全体構成を示す断面図である。
この実施の形態は、図1に示すように固定台11を有し、この固定台11の中
心に中心孔12が穿設され、この中心孔12に円柱状の固定軸13の下部側が圧
入されている。
固定軸13の上部には、図1および図2に示すように、固定軸13と同軸状に
軸受用のフランジ円板15が設けられている。このフランジ円板15は、固定軸
13に一体に形成されているが、これに代えて固定軸13とは別個に構成し、適
宜手段で接続するようにしても良い。
固定軸13の内部中央の軸方向には、油を注入するための注入孔16が設けら
れている。注入孔16の開口は、油の注入後には密封栓14により塞ぐことがで
きるようになっている。
フランジ円板15の外周面は、カップ状ロータ17とスラスト押さえ部18か
らなる回転体の半径方向を支持するためのラジアル動圧軸受部15fとして構成
されている。
このラジアル動圧軸受部15fの周方向には、図2に示すように、流体を押し
込んで圧力を発生させるためのラジアル溝(グルーブ)15eが、等間隔に複数
個設けられている。この各ラジアル溝15eは、図2に示すように、例えばV字
を横に向けた形態でかつ後端が行き止まりとなるように形成されている。ラジア
ル溝15eの幅と、ラジアル溝15eとラジアル溝15eとの間隔は、ほぼ同じ
に形成されている。
らなる回転体の半径方向を支持するためのラジアル動圧軸受部15fとして構成
されている。
このラジアル動圧軸受部15fの周方向には、図2に示すように、流体を押し
込んで圧力を発生させるためのラジアル溝(グルーブ)15eが、等間隔に複数
個設けられている。この各ラジアル溝15eは、図2に示すように、例えばV字
を横に向けた形態でかつ後端が行き止まりとなるように形成されている。ラジア
ル溝15eの幅と、ラジアル溝15eとラジアル溝15eとの間隔は、ほぼ同じ
に形成されている。
フランジ円板15の表面および裏面は、カップ状ロータ17とスラスト押さえ
部18からなる回転体の軸方向を支持するためのスラスト動圧軸受部15a、15cとしている。
また、図3に示すように、スラスト動圧軸受部15aのうち、中心から所定距
離を置いた位置に、円周方向に向けて、流体を押し込んで圧力を発生させるため
のスラスト溝15bが、等間隔に複数個設けられている。このスラスト溝15b
の幅と、スラスト溝15bとスラスト溝15bとの間隔は、図3に示すようにほ
ぼ同じに形成されている。
さらに、図4に示すように、スラスト動圧軸受部15cのうち、中心から所定
距離を置いた位置に、円周方向に向けて、スラスト溝15bと同様のスラスト溝
15dが等間隔に複数個設けられている。
なお、このスラスト溝15dは、概念的に書いたものであり、実際には、スラ
スト溝15bと同様に、スラスト溝15dの幅と、スラスト溝15dとスラスト
溝15dとの間隔は、ほぼ同じに形成されている。
部18からなる回転体の軸方向を支持するためのスラスト動圧軸受部15a、15cとしている。
また、図3に示すように、スラスト動圧軸受部15aのうち、中心から所定距
離を置いた位置に、円周方向に向けて、流体を押し込んで圧力を発生させるため
のスラスト溝15bが、等間隔に複数個設けられている。このスラスト溝15b
の幅と、スラスト溝15bとスラスト溝15bとの間隔は、図3に示すようにほ
ぼ同じに形成されている。
さらに、図4に示すように、スラスト動圧軸受部15cのうち、中心から所定
距離を置いた位置に、円周方向に向けて、スラスト溝15bと同様のスラスト溝
15dが等間隔に複数個設けられている。
なお、このスラスト溝15dは、概念的に書いたものであり、実際には、スラ
スト溝15bと同様に、スラスト溝15dの幅と、スラスト溝15dとスラスト
溝15dとの間隔は、ほぼ同じに形成されている。
カップ状ロータ17の中央には、全体がほぼ漏斗状の凹部が形成され、この凹
部の底部に、固定軸13の上部外周と嵌合する中央孔19が設けられている。そ
の凹部の傾斜部には、中央孔19と同軸状かつ環状に形成される3段からなる段
部20、21、22が設けられている。
段部20にはフランジ円板15が嵌合され、段部21にはスラスト押さえ部1
8のフランジ部が嵌合されている。さらに、スラスト押さえ部18には、環状に
形成されるチャック用のマグネット23が嵌合されるとともに、そのマグネット
23の外周部が段部22に嵌合されている。
部の底部に、固定軸13の上部外周と嵌合する中央孔19が設けられている。そ
の凹部の傾斜部には、中央孔19と同軸状かつ環状に形成される3段からなる段
部20、21、22が設けられている。
段部20にはフランジ円板15が嵌合され、段部21にはスラスト押さえ部1
8のフランジ部が嵌合されている。さらに、スラスト押さえ部18には、環状に
形成されるチャック用のマグネット23が嵌合されるとともに、そのマグネット
23の外周部が段部22に嵌合されている。
このような構成により、カップ状ロータ17等からなる回転体は、スラスト動
圧軸受部15a、15cにより軸方向が軸受され、ラジアル動圧軸受15fによ
り半径方向が軸受可能となる。
そして、図5に示すように、スラスト動圧軸受部15a、15cとその回転体
との間には空隙24が形成され、ラジアル動圧軸受部15fとその回転体との間
には空隙30が形成される。
空隙24、および空隙30内には、図5に示すように、注入孔16から注入さ
れた油が充填され、その溢れた油は、固定台11の中央部側の上面に、環状に形
成される断面が凹状の油溜り27内に収容されるように構成されている。その油
の充填後には、注入孔16の開口は、密封栓14により塞がれる。
また、固定台11の外周側であって、カップ状ロータ17の内周面に取り付け
た磁石28と対向する位置に、鉄心に巻線を巻いた固定子26が取付けられ、磁
石28と固定子26によりモータが形成されている。
圧軸受部15a、15cにより軸方向が軸受され、ラジアル動圧軸受15fによ
り半径方向が軸受可能となる。
そして、図5に示すように、スラスト動圧軸受部15a、15cとその回転体
との間には空隙24が形成され、ラジアル動圧軸受部15fとその回転体との間
には空隙30が形成される。
空隙24、および空隙30内には、図5に示すように、注入孔16から注入さ
れた油が充填され、その溢れた油は、固定台11の中央部側の上面に、環状に形
成される断面が凹状の油溜り27内に収容されるように構成されている。その油
の充填後には、注入孔16の開口は、密封栓14により塞がれる。
また、固定台11の外周側であって、カップ状ロータ17の内周面に取り付け
た磁石28と対向する位置に、鉄心に巻線を巻いた固定子26が取付けられ、磁
石28と固定子26によりモータが形成されている。
次に、このような構成からなる実施の形態の動作について説明する。
カップ状ロータ17とスラスト押さえ部18かるなる回転体の停止時には、そ
の回転体の内周面(軸受けされる面)が、回転体の自重によりスラスト動圧軸受
15a、15cやラジアル動圧軸受15fの表面に接触している。このため、空
隙24、30は均一ではなく、狭い部分と広い部分とが存在する状態となる。
このため、カップ状ロータ17とスラスト押さえ部18かるなる回転体が回転
を始めると、空隙24、空隙30に充填されている油の粘性により、空隙24、
空隙30の狭い部分に油が引き込まれて圧縮され、油の圧力が高まるので、この
圧力が回転体の荷重と釣り合って回転体を支え、空隙24、空隙30に油の膜が
形成される。
このように、カップ状ロータ17とスラスト押さえ部18かるなる回転体の回
転により発生する動圧により、回転体はスラスト動圧軸受15a、15c、およ
びラジアル動圧軸受15fに非接触に支持される。
カップ状ロータ17とスラスト押さえ部18かるなる回転体の停止時には、そ
の回転体の内周面(軸受けされる面)が、回転体の自重によりスラスト動圧軸受
15a、15cやラジアル動圧軸受15fの表面に接触している。このため、空
隙24、30は均一ではなく、狭い部分と広い部分とが存在する状態となる。
このため、カップ状ロータ17とスラスト押さえ部18かるなる回転体が回転
を始めると、空隙24、空隙30に充填されている油の粘性により、空隙24、
空隙30の狭い部分に油が引き込まれて圧縮され、油の圧力が高まるので、この
圧力が回転体の荷重と釣り合って回転体を支え、空隙24、空隙30に油の膜が
形成される。
このように、カップ状ロータ17とスラスト押さえ部18かるなる回転体の回
転により発生する動圧により、回転体はスラスト動圧軸受15a、15c、およ
びラジアル動圧軸受15fに非接触に支持される。
以上説明したように、この実施の形態では、フランジ円板15の表面および裏
面に複数のスラスト溝15b、15dを設けてスラスト動圧軸受部15a、15
cとし、フランジ円板15の外周面に複数のラジアル溝15eを設けてラジアル
動圧軸受部15fとした。
このため、図2に示すように、ラジアル動圧軸受部15fは、その半径方向の
長さR1が、図6に示す従来のラジアル動圧軸受1の半径方向の長さR2に比べ
て大きくできるために、その高さL1を低くしても、カップ状ロータ17の回転
を支持するのに十分な剛性が得られる。従って、この実施の形態では、カップ状
ロータ17からなる回転体を薄型化、小型化するに際して、動圧軸受の全体の高
さを低くできる。
なお、ラジアル動圧軸受部15fは、その高さL1分だけでは十分な剛性が得
られないような場合には、この不足する剛性を補完するために、図2に示すよう
に、固定軸13の上部の上下方向の高さL2分についてラジアル動圧軸受13a
とするようにしても良い。この場合には、高さL2は、図6に示す従来のラジア
ル動圧軸受1の高さL3よりも相当に短くでき、(L1+L2)<L3となるの
で、従来よりも動圧軸受の全体の高さを低くできる。
この実施の形態では、スラスト動圧軸受部15a、15cと、ラジアル動圧軸受
部15fとをフランジ円板15に一体に設けるようにしたので、両者の直角度の
精度が良くなる。
さらに、この実施の形態では、スラスト動圧軸受部15a、15cと、ラジアル
動圧軸受部15fとをフランジ円板15に一体に設け、動圧軸受の全体の高さを
低くしたので、相対的に固定軸13の下部側の中心孔12に圧入される部分が長
く取れ、その結果、固定軸13の取付け強度が大きくとれる。
部15fとをフランジ円板15に一体に設けるようにしたので、両者の直角度の
精度が良くなる。
さらに、この実施の形態では、スラスト動圧軸受部15a、15cと、ラジアル
動圧軸受部15fとをフランジ円板15に一体に設け、動圧軸受の全体の高さを
低くしたので、相対的に固定軸13の下部側の中心孔12に圧入される部分が長
く取れ、その結果、固定軸13の取付け強度が大きくとれる。
なお、この実施の形態では、スラスト動圧軸受部15a、15cにスラスト溝
15b、15dを設け、ラジアル動圧軸受15fにラジアル溝15eを設けるよ
うにしたが、これに代えて軸受されるカップ状ロータ17の軸受される面に溝を
設けるようにしても良く、または軸受部と軸受けされる軸受面の両方に溝を設け
るようにしても良い。
また、この実施の形態では、空隙24、空隙30に油を充填させた動圧軸受と
して説明したが、本発明は、空隙24、空隙30に油を充填させない動圧空気軸
受でも良い。
15b、15dを設け、ラジアル動圧軸受15fにラジアル溝15eを設けるよ
うにしたが、これに代えて軸受されるカップ状ロータ17の軸受される面に溝を
設けるようにしても良く、または軸受部と軸受けされる軸受面の両方に溝を設け
るようにしても良い。
また、この実施の形態では、空隙24、空隙30に油を充填させた動圧軸受と
して説明したが、本発明は、空隙24、空隙30に油を充填させない動圧空気軸
受でも良い。
11 固定台
13 固定軸
15 フランジ円板
15a、15c スラスト動圧軸受部
15b スラスト溝
15e ラジアル溝
15f ラジアル動圧軸受部
17 カップ状ロータ
18 スラスト押さえ部
24、30 空隙
13 固定軸
15 フランジ円板
15a、15c スラスト動圧軸受部
15b スラスト溝
15e ラジアル溝
15f ラジアル動圧軸受部
17 カップ状ロータ
18 スラスト押さえ部
24、30 空隙
Claims (4)
- 固定部に固定される、軸受用の円板を備え、
この円板の表面および裏面を、回転体の軸方向を支持するためのスラスト動圧軸受部とし、
前記円板の外周面を、前記回転体の半径方向を支持するためのラジアル動圧軸受部とすることを特徴とする動圧軸受装置。 - 前記円板の表裏面の円周方向に、複数のスラスト溝を設け、
かつ、前記円板の外周表面の周方向に、ラジアル溝を設けたことを特徴とする請
求項1記載の動圧軸受装置。 - 前記スラスト動圧軸受部と前記ラジアル動圧軸受部とはモータの軸受とし、前記回転体は前記モータの回転部としたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の動圧軸受装置。
- 前記モータは、高速回転のモータであることを特徴とする請
求項3記載の動圧軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006084660A JP2006194449A (ja) | 2006-03-27 | 2006-03-27 | 動圧軸受け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006084660A JP2006194449A (ja) | 2006-03-27 | 2006-03-27 | 動圧軸受け装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34673896A Division JPH10169646A (ja) | 1996-12-10 | 1996-12-10 | 動圧軸受装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006194449A true JP2006194449A (ja) | 2006-07-27 |
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ID=36800673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006084660A Pending JP2006194449A (ja) | 2006-03-27 | 2006-03-27 | 動圧軸受け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006194449A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009071974A (ja) * | 2007-09-13 | 2009-04-02 | Shicoh Engineering Co Ltd | モータ |
-
2006
- 2006-03-27 JP JP2006084660A patent/JP2006194449A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009071974A (ja) * | 2007-09-13 | 2009-04-02 | Shicoh Engineering Co Ltd | モータ |
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