JP2006194347A - 多層耐圧チューブ - Google Patents

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秀一 嵯峨
Yusuke Kataura
裕介 片浦
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Abstract

【課題】 従来よりも破裂し難い多層耐圧チューブを提供しようとするもの。
【解決手段】 内層側の樹脂層1と外層側の樹脂層2との間に補強糸3が介在せしめられ、前記補強糸3としてモノフィラメントが用いられると共に、前記内層側の樹脂層1と外層側の樹脂層2とが接触する部分は相互に固着せしめられている。内層側の樹脂層と外層側の樹脂層との間に補強糸が介在せしめられ前記補強糸としてモノフィラメントが用いられているので、接続した管継手内においてチューブの端面から流体が内層と外層の相互間のモノフィラメントより成る補強糸を伝わってチューブ内へ浸透することはない。
【選択図】 図2

Description

この発明は、従来よりも破裂し難い多層耐圧チューブに関するものである。
従来より、補強糸で強化された多層式の耐圧チューブ(配管ホース)が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
図3に示すように、前記耐圧チューブTは、内層の塩化ビニール樹脂層51と外層の塩化ビニール樹脂層52との間にポリエステル製の補強糸53が介在せしめられ、前記補強糸53により耐圧性を有するものである。従来の耐圧チューブTに使用されている補強糸53は、細い繊維が何本も集まって1本の糸となっているマルチフィラメントと呼ばれる糸である。
しかし、図4に示すように、接続した管継手(図1参照)内においてチューブTの端面から流体(液体や気体)が内層の樹脂層51と外層の樹脂層52の相互間の補強糸53の内部を伝わってチューブT内へと浸透していき、圧力の加減によってチューブTが外方に向けて破裂54することがあるという問題があった。
株式会社ハギテック ホームページ、"マルチウルトラチューブ"、[2004/11/24検索]、インターネット<URL:http://www.hagitec.co.jp/v_05multi_urtlatube.htm>
そこでこの発明は、従来よりも破裂し難い多層耐圧チューブを提供しようとするものである。
前記課題を解決するためこの発明では次のような技術的手段を講じている。
(1)この発明の多層耐圧チューブは、内層側の樹脂層と外層側の樹脂層との間に補強糸が介在せしめられ、前記補強糸としてモノフィラメントが用いられると共に、前記内層側の樹脂層と外層側の樹脂層とが接触する部分は相互に固着せしめられていることを特徴とする。
この多層耐圧チューブでは、内層側の樹脂層と外層側の樹脂層との間に補強糸が介在せしめられ前記補強糸としてモノフィラメントが用いられているので、接続した管継手内においてチューブの端面から流体が内層と外層の相互間のモノフィラメントより成る補強糸を伝わってチューブ内へ浸透することはない(すなわち、マルチフィラメントの場合のように複数の繊維相互間を伝わって浸透していくことはない)。また、内層側の樹脂層と外層側の樹脂層とが接触する部分は相互に固着せしめられているので、こちらから流体がチューブ内へ浸透していくこともない。
前記内層側の樹脂層として、例えばポリオレフィン樹脂やフッ素樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタンやポリエステルなどの熱可塑性エラストマを用いることができる。前記外層側の樹脂層として、例えばEVA樹脂やポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタンやポリエステルなどの熱可塑性エラストマを用いることができる。前記モノフィラメントとして、例えばポリアミド、ポリエステル、ポリアラミド、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン)、ビニロン(PVA)、PEEK、ポリビニリデン、塩化ビニル、金属繊維、ガラス繊維、カーボン繊維、生分解性繊維を用いることができる。
(2) 前記内層側の樹脂層の内側又は/及び外層側の樹脂層の外側にも樹脂層が形成されたこととしてもよい。
このように構成すると、チューブの内側や外側に形成した樹脂層により他の機能性を付与することができる。例えば内層側の樹脂層の内側にフッ素樹脂層を積層して耐薬品性を付与したり、外層側の樹脂層の外側にポリアミド樹脂層を積層して耐摩耗性を付与したりすることができる。
この発明は上述のような構成であり、次の効果を有する。
流体が補強糸等を通じてチューブ内へ浸透していくことはないので、従来よりも破裂し難い多層耐圧チューブを提供することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、この実施形態の多層耐圧チューブTは、内層側の樹脂層1と外層側の樹脂層2との間に補強糸3(補強糸層)が介在せしめられている。
前記内層側の樹脂層1として、ポリオレフィン樹脂である低密度ポリエチレンを用いた。前記外層側の樹脂層2として、比較的柔軟なEVA樹脂を用いた。そして、前記補強糸3としてモノフィラメント(断面円形状とした。断面は楕円(偏平)状その他の異形状でもよい)を用いた。前記モノフィラメントの材質として、ポリアミドを用いた。前記補強糸3は、内層側の低密度ポリエチレン樹脂層1の外周に網目(編組)状の態様で設けている。前記内層側の低密度ポリエチレン樹脂層と外層側の比較的柔軟なEVA樹脂層2とが接触する面領域の部分4は、成形時に相互に融着して固着している。
ところで、前記内層側の樹脂層1の内側や外層側の樹脂層2の外側にも樹脂層を形成することができ、チューブの内側や外側に形成した樹脂層により他の機能性を付与することができる。例えば、外層側のEVA樹脂層の外側に比較的耐摩耗性に優れるポリアミド樹脂層(図示せず)を積層して耐摩耗性を付与したり、内層側の低密度ポリエチレン樹脂層の内側にフッ素樹脂層(図示せず)を積層して流体移送面に耐薬品性を付与したりすることができる。
この多層耐圧チューブは、次のようにして製造した。
押出装置により製造した内層側の樹脂層1の外周に、補強糸3を網目状に巻き付ける。次に、外層側の樹脂層2を同様の押出装置を用いてその上に被覆する。補強糸3の巻き付け工程と外層側の樹脂層2の押出被覆工程とは同一ライン上で同時に行うこともできる。網目状の補強糸3は、内層側の樹脂層1と外層側の樹脂層とが接触する部分は相互に相溶化して接着されるため、補強糸3は移動が不能となって固定され位置ズレがしなくなり、さらに流体のチューブ内への浸透が防止できる。
次に、この実施形態の多層耐圧チューブの使用状態を説明する。
この多層耐圧チューブTでは、内層側の低密度ポリエチレン樹脂層1と外層側の比較的柔軟なEVA樹脂層2との間に補強糸3が介在せしめられ、前記補強糸3としてモノフィラメントが用いられているので、接続した管継手J(図1参照)内においてチューブTの端面5から流体が内層と外層の相互間のモノフィラメント(一本(単層)の径の細い或いは太い糸)より成る補強糸3を伝わってチューブT内へ浸透することはない。すなわち、マルチフィラメント(モノフィラメントが束になってもの)の場合のように複数の繊維相互間を伝わって浸透していくことはない。また、内層側の低密度ポリエチレン樹脂層1と外層側の比較的柔軟なEVA樹脂層2とが接触する部分4は相互に固着せしめられているので、こちらから流体がチューブ内へ浸透していくこともない。
つまり、使用時に加圧と減圧が長時間繰り返されても管継手Jに接続したチューブTの端面5から流体(液体や気体)が補強糸3等を通じて浸透していくことはなく、従来よりも破裂し難いという利点がある。したがって、チューブTの内側面もシールされ流体が漏れ出し難いインサートタイプの管継手(図示せず)のみならず、図1に示すような内面に複数の把持爪(図示せず)を有しておりチューブTの外面側を規制してシールするタイプの管継手Jに好適に使用することができる。
内面に複数の把持爪(図示せず)を有しておりチューブTの外面側を規制してシールする管継手J(図1参照)を用い、チューブTが破裂に至るまでの繰り返し加圧回数を試験した(n数=10)。試験条件は、1.0MPaの空気圧を0.5秒加圧、0.5秒開放(=無加圧)のサイクルで繰り返し加圧することとした。
その結果、上記実施形態の多層耐圧チューブ(モノフィラメントから成る補強糸層)は、加圧回数が5×10回の時点でも問題は発生しなかった。一方、従来の構造の多層耐圧チューブ(マルチフィラメントから成る補強糸層)は、加圧回数が5×10回の時点で内層側の樹脂層と外層側の樹脂層との間の補強糸層の部分から外方に向けて破裂が発生した。すなわち、上記実施形態の多層耐圧チューブは従来の構造の多層耐圧チューブと比較して、耐久性に優れたものであった。
流体が補強糸等を通じてチューブ内へ浸透していくことはなく従来よりも破裂し難いことによって、種々のタイプの管継手用の多層耐圧チューブとして好適に適用することができる。
この発明の多層耐圧チューブの使用形態を説明する斜視図(管継手に接続する前の状態)。 図1の多層耐圧チューブの構造を説明する拡大断面斜視図。 従来の多層耐圧チューブの構造を説明する拡大断面斜視図。 図3の多層耐圧チューブが破裂した状態を説明する拡大断面斜視図。
符号の説明
1 内層側の樹脂層
2 外層側の樹脂層
3 補強糸
4 内外層が接触する部分

Claims (2)

  1. 内層側の樹脂層(1)と外層側の樹脂層(2)との間に補強糸(3)が介在せしめられ、前記補強糸(3)としてモノフィラメントが用いられると共に、前記内層側の樹脂層(1)と外層側の樹脂層(2)とが接触する部分(4)は相互に固着せしめられていることを特徴とする多層耐圧チューブ。
  2. 前記内層側の樹脂層(1)の内側又は/及び外層側の樹脂層(2)の外側にも樹脂層が形成された請求項1記載の多層耐圧チューブ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009052575A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Toyox Co Ltd 多層耐圧ホース

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6021081U (ja) * 1983-07-22 1985-02-13 株式会社 潤工社 耐圧ホ−ス
JP2001141133A (ja) * 1999-11-12 2001-05-25 Toyox Co Ltd 耐圧ホース

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