JP2006193033A - ケースカート - Google Patents

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Hideo Shikamura
英男 鹿村
Mitsunori Iwata
充徳 岩田
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Abstract

【課題】部品の分別が容易で、リサイクル性を向上させることができるケースカートを提供すること。
【解決手段】樹脂製のコーナブロック2を金属製のパイプ3で相互に連結することによりケース類K1を載置する荷台部を形成し、コーナブロック2にキャスター4を固定したケースカート1において、パイプ3の外周面を多角形に形成する一方、パイプ3を差し込む差込孔7をコーナブロック2に断面多角形になるよう形成し、差込孔7に差し込んだパイプ3の端部をコーナブロック2にタッピングネジ8で固定する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、ケース類を運搬するケースカートに関する。
従来より、例えば図11に示すように、葉書等を収納する箱形のケースKをケースカート100に載置して運搬したり、保管することが知られている。ケースカート100は、4個のコーナブロック101,101,101,101を4本の丸パイプ102,102,102,102で相互に連結してケースKを載置する荷台部を構成し、コーナブロック101,101,101,101の底面に固設したキャスター103,103,103,103を用いてケースKを簡易に運搬できるようにしている。
ケースカート100の連結部分の構造について、図12を参照して説明する。図12は、ケースカート100の連結部分の分解斜視図である。なお、ナット107はコーナブロック101に内設されているため実際には外観から見えないが、コーナブロック101に形成した差込孔104や挿入孔108と区別するために、図12では実線で示している。
コーナブロック101は、樹脂をブロック状に射出成形したものであり、2個の差込孔104,104が側面から円柱状に穿設されている。丸パイプ102は、剛性を有する金属パイプを樹脂でコーティングし、防錆性と接着性の向上を図ったものである。丸パイプ102は、コーナブロック101の差込孔104にきっちり差し込まれた後にコーナブロック101に接着剤で溶着され、コーナブロック101に対して空転したり、抜け出さないようにされている。キャスター103は、金属プレート105をコーナブロック101の底面に当接させ、4本の金属製ボルト106,106,106,106を金属プレート105からコーナブロック101へと貫き通して、コーナブロック101に内設された金属製のナット107,107,107,107にそれぞれ締結することにより、コーナブロック101に固定される。ナット107は、インサート成形によってコーナブロック101に埋設され、外れないようにされている。そのため、コーナブロック101には、製作時にナット107を押さえる金型によって孔108を形成されている。
尚、上記従来技術は公用されているため、本明細書では先行技術文献を挙げていない。
しかしながら、従来のケースカート100には以下の問題があった。
(1)従来のケースカート100は、コーナブロック101と丸パイプ102が接着剤で溶着されており、廃棄時や故障時にコーナブロック101と丸パイプ102を分離できなかった。そのため、廃棄時には、樹脂製のコーナブロック101をリサイクルできるにもかかわらず、ケースカート100全体を産業廃棄物として廃棄しなければならなかった。
(2)また、従来のケースカート100は、ナット107がコーナブロック101にインサート成形されており、廃棄時には、金属製のナット107をコーナブロック101から分離することができなかった。そのため、樹脂製のコーナブロック101と金属製のナット107を分別して廃棄することができず、コーナブロック101をリサイクルできなかった。
そこで、本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、部品の分別が容易で、リサイクル性を向上させることができるケースカートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るケースカートは以下の構成を有する。
(1)樹脂製のコーナブロックを金属製のパイプで相互に連結することによりケース類を載置する荷台部を形成し、コーナブロックにキャスターを固定したケースカートにおいて、パイプが、外周面を多角形に形成される一方、コーナブロックが、パイプを差し込まれる差込孔を断面多角形に形成されており、差込孔に差し込んだパイプの端部をコーナブロックに固定する固定部材を有することを特徴とする。
(2)(1)に記載の発明において、キャスターをコーナブロックに固定するプレートが、固定部材を覆っていることを特徴とする。
(3)樹脂製のコーナブロックをパイプで相互に連結することによりケース類を載置する荷台部を形成し、コーナブロックにキャスターを固定したケースカートにおいて、キャスターをコーナブロックに固定する複数のボルトと、ボルトを締結される多角形ナットとを有し、多角形ナットを挿入される挿入孔がコーナブロックに形成され、該挿入孔の断面が多角形ナットの外形に対応する多角形をなすことを特徴とする。
(4)(3)に記載の発明において、ボルトを貫き通されてキャスターをコーナブロックに固定するプレートを有し、プレートの一部を差し込まれて保持する保持部が、コーナブロックに形成されていることを特徴とする。
(5)樹脂製のコーナブロックを金属製のパイプで相互に連結することによりケース類を載置する荷台部を形成し、コーナブロックにキャスターを固定したケースカートにおいて、パイプが外周面を多角形に形成され、パイプを差し込むためにコーナブロックに設けられた差込孔の断面が、パイプに対応する多角形をなし、差込孔に差し込んだパイプの端部をコーナブロックに固定する固定部材を有する一方、キャスターをコーナブロックに固定する複数のボルトと、ボルトを締結される多角形ナットとを有し、多角形ナットを挿入するためにコーナブロックに設けられた挿入孔の断面が、多角形ナットの外形に対応する多角形をなすことを特徴とする。
上記構成を有するケースカートの作用効果を説明する。
本発明のケースカートは、外周面を多角形に形成されたパイプを多角柱形状をなす差込孔に差し込んでパイプの空転を阻止し、固定部材を用いてパイプの端部をコーナブロックに固定してパイプを抜け止めしているため、固定部材を取り外せば、パイプを差込孔から引き出してコーナブロックから簡単に分離できる。樹脂製のコーナブロックと金属製のパイプは材質が異なっており、廃棄時には、コーナブロックとパイプとを分離して容易に分別することができ、リサイクル性を向上させることができる。
また、本発明のケースカートは、プレートを介してキャスターをコーナブロックに固定したときに、当該プレートが固定部材を覆うため、固定部材がコーナブロックから脱落しにくい。
一方、本発明のケースカートは、複数のボルトをコーナブロックに貫き通して多角形ナットに締結し、キャスターをコーナブロックに固定するときに、多角形ナットの角部が挿入孔の内周面に支持されて回転を制限されるので、多角形ナットがボルトと供回りしない。多角形ナットは挿入孔に挿入されているだけでコーナブロックに埋設されていないので、多角形ナットをコーナブロックから簡単に取り外すことができる。これにより、ケースカートは、廃棄時に、樹脂製のコーナブロックと金属製の多角形ナットとを簡単に分別することができ、リサイクル性を向上させることができる。
また、本発明のケースカートは、プレートの一部をコーナブロックに形成した保持部に差し込んで保持し、保持部から露出するプレートにボルトを貫き通してキャスターをコーナブロックに固定するため、コーナブロックの1個当たりに使用するボルト数が減少し、分別時等にボルトを取り外す作業を簡易化することができる。
次に、本発明に係るケースカートの一実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、ケースカート1の外観斜視図である。
本実施の形態のケースカート1は、例えば、郵便局で葉書等を収納するケースを運搬又は保管するために使用される。ケースカート1は、4個のコーナブロック2,2,2,2を4本のパイプ3,3,3,3で相互に連結して長方形状の荷台部を構成し、コーナブロック2,2,2,2の底面にキャスター4,4,4,4を固設している。
図2は、ケースカート1の平面図である。
コーナブロック2は、PP(ポリプロピレン)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PA(ポリアミド)等の樹脂を略立方体形状に射出成形したものである。コーナブロック2は、底面形状の異なるケースK1,K2を横ずれさせることなく載置できるように、上面に段差5,6を設けられている。
図3は、図2のA−A断面図である。
コーナブロック2には、2本のパイプ3が差込孔7に差し込まれ、それぞれタッピングネジ(「固定部材」に相当するもの。)8で固定されている。コーナブロック2には、差込孔7,7が90度の位相差を持つように側面から水平に穿設されている。パイプ3は、軽量化及びリサイクルを図るためにアルミを材質としている。パイプ3は、円筒形状のアルミパイプの外周面を八角形にしたものであり、一側面に位置決め溝3a(図6参照。)が軸方向に沿って形成されている。差込孔7は、パイプ3の外周面形状に対応して八角柱形状に穿設され、パイプ3の廻り止めとして機能している。コーナブロック2には、タッピングネジ8を底面側から差込孔7へと案内するガイド孔9が形成されている。ガイド孔9は、タッピングネジ8の先端部をパイプ3の位置決め溝3a(図6参照。)に対して垂直に突き当てるように設けられている。タッピングネジ8は、パイプ3より剛性の高い鉄等を材質とし、パイプ3をタッピングしてパイプ3との間でコーナブロック2を狭持している。
図4は、図2のB−B断面図である。
コーナブロック2の底面には、キャスター4が保持部17と2本のボルト10,10で固定されている。キャスター4は、車輪11を回転自在に軸支する支持部材12がプレート13に回転自在に取り付けられている。プレート13は、荷重に対する剛性を確保するために剛性の高い金属を材質とし、コーナブロック2に対する取付方向を容易に判別するために略長方形状に成形されている。プレート13の角部には、ボルト孔がそれぞれ形成されている。コーナブロック2は、プレート13のボルト孔に連通する挿通孔14が底面から垂直に2個穿設されている。コーナブロック2は、挿通孔14より大径の挿入孔15が挿通孔14と同軸上に上面から穿設され、挿通孔14と挿入孔15との間に段差が設けられている。挿入孔15は、内周面が六角ナット16の形状に合わせて六角形にされ、六角ナット16の廻り止めをしている。
ここで、挿入孔15は、六角ナット16がスムーズに挿入するように、六角ナット16より僅かに大きく形成されている。そのため、単に六角ナット16を挿入孔15内に挿入しただけでは、六角ナット16が挿入孔15内でがたつき、外れやすい。これに対して、挿入孔15の内周面には、段差付近に突起(図示せず)が設けられている。従って、挿入孔15内の突起(図示せず)を六角ナット16で押し潰せば、挿入孔15の内周面と六角ナット16の外周面との間にあるクリアランスがゼロになり、六角ナット16のがたつきを解消するとともに、六角ナット16を挿入孔15内に圧入固定してコーナブロック2から外れにくくすることができる。
また、コーナブロック2の底面には、プレート13の一部を差し込まれて保持する保持部17が設けられている。保持部17は、ボルト10を挿通されるプレート13の縁部と対向する縁部をきっちり差し込んでガイドするように袋状に形成されて断面コの字形をなし、ボルト10で固定しないプレート13の角部を支持している。プレート13の差込量は、キャスター4の作動を阻害せず、かつ、ボルト10を締結するときにプレート13がコーナブロック2から浮き上がらない程度に設定されている。
図5は、ケースカート1の底面図である。
ケースカート1は、各コーナブロック2にプレート13を介してキャスター4が2本のボルト10で固定されている。プレート13は、コーナブロック2に固定されたときに、タッピングネジ8の少なくとも一部を覆う大きさの長方形に形成されている。タッピングネジ8の一部を覆うようにすれば、タッピングネジ8の装着状態を外部から目視することが可能である。
続いて、ケースカート1の連結方法について説明する。図6は、ケースカート1の連結部分の分解斜視図である。
先ず、コーナブロック2の挿入孔15に六角ナット16を押し込んで、挿入孔15内の突起(図示せず)を押し潰し、六角ナット16を挿入孔15内に圧入固定する。そして、パイプ13の位置決め溝3aを底面側に向け、端面がコーナブロック2に突き当たって係止されるまで、パイプ3を差込孔7にそれぞれ差し込む。パイプ3の位置決め溝3aはコーナブロック2のガイド孔9から露出し、タッピングネジ8をガイド孔9に挿入すると、タッピングネジ8の先端部が位置決め溝3aに突き当たって位置決めされる。そして、タッピングネジ8をハンドドリル等で回転させると、パイプ3がタッピングされ、パイプ3とタッピングネジ8との間でコーナブロック2が挟み込まれる。これにより、パイプ3がコーナブロック2に固定される。
それから、キャスター4の取付方向を確認し、プレート13をコーナブロック2の保持部17にしっかり差し込む。すると、プレート13の2個の角部に形成したボルト孔が保持部17内に覆われ、残りの角部に形成した2個のボルト孔が保持部17から露出する。保持部17から露出するボルト孔は、コーナブロック2の挿通孔14に位置合わせされるので、ボルト10をプレート13のボルト孔からコーナブロック2の挿通孔14を介して挿入孔15へと貫き通し、六角ナット16に締め付ける。六角ナット16は、挿入孔15内に圧入固定されているため、六角ナット16をコーナブロック2にインサート成形していなくても、ボルト10をねじ込む際の推進力で外れることがなく、ボルト10を締め付けることができる。プレート13は、ボルト10と六角ナット16との間で狭持され、キャスター4がコーナブロック2に固定される。
次に、上記構成を有するケースカート1の作用について説明する。図7及び図8は、ケースK1,K2を載置したケースカート1の外観斜視図である。
ケースカート1は、図7に示すケースK1の場合にはコーナブロック2の段差5上に、図8に示すケースK2の場合にはコーナブロック2の段差6上に載置し、ケースK1,K2を床から持ち上げて保管する。ケースK1,K2を所定の位置に移動させるときには、ケースK1,K2を載せたままケースカート1を押し、キャスター4を利用して任意の方向に移動させる。
ケースカート1を使用していると、パイプ3に回転方向の力が作用する。コーナブロック2に図11に示す丸パイプ102を差し込んでタッピングネジ8で固定し、タッピングネジ8で回転止めと抜け止めの機能を持たせた場合には、丸パイプ102が差込孔内で回転しやすい。この場合、タッピングネジ8と丸パイプ102との締結力が低下し、タッピングネジ8が脱落するおそれがある。これに対して、本実施の形態のように、多角形のパイプ3をコーナブロック2の差込孔7に差し込んでタッピングネジ8で固定した場合には、パイプ3が差込孔7に回転を制限され、タッピングネジ8が抜け止めとしてのみ機能するため、タッピングネジ8とパイプ3との締結力が低下しにくく、タッピングネジ8が脱落しにくい。
また、ケースカート1は、ケースK1,K2の運搬中や保管中に、コーナブロック2が他のケースカートや物体にぶつかることがある。ケースカート1は、コーナブロック2の側面に袋部を設け(図3、図4参照。)、外部からの衝撃を吸収するが、許容荷重を超えて他のケースカートや物体にぶつかると、例えば、コーナブロック2の1つにびびが入ることがある。この場合には、破損したコーナブロック2に締結されるボルト10,10を取り外してキャスター4をコーナブロック2から分離した後、タッピングネジ8を取り外して当該コーナブロック2をパイプ3,3から抜き出して分離し、さらに、例えばコーナブロック2の底面をドライバ等でたたき、その振動でコーナブロック2の挿入孔15から六角ナット16を取り出す。そして、新しいコーナブロック2を上記した連結方法に従って既存のパイプ3,3に接続するとともに、既存の六角ナット16とボルト10を用いてキャスター4を固定する。このように、ケースカート1は、各部品が溶着されず、タッピングネジ8とボルト10によって連結されているので、タッピングネジ8又はボルト10を着脱するだけでコーナブロック2、パイプ3、六角ナット16を簡単に分離することができ、破損した部品だけを交換できる。
従って、本実施の形態のケースカート1は、外周面を八角形に形成されたパイプ3を八画柱形状をなす差込孔7に差し込んでパイプ3の空転を阻止し、タッピングネジ8を用いてパイプ3の端部をコーナブロック2に固定してパイプ3を抜け止めしているため、タッピングネジ8を取り外せば、パイプ3を差込孔7から引き出してコーナブロック2から簡単に分離できる。樹脂製のコーナブロック2とアルミ製のパイプ3は材質が異なっており、廃棄時には、コーナブロック2とパイプ3とを分離して容易に分別することができ、リサイクル性が向上する。
また、本実施の形態のケースカート1は、プレート13を介してキャスター4をコーナブロック2に固定したときに、当該プレート13がタッピングネジ8の一部を覆うため、タッピングネジ8が弛んでもコーナブロック2から脱落しにくい。
また、本実施の形態のケースカート1は、4個の六角ナット16を挿入孔15にそれぞれ挿入し、2本のボルト10,10をコーナブロック2の挿通孔14から挿入孔15へと貫き通して六角ナット16に締結し、キャスター4をコーナブロック2に固定するときに、多角形ナット13の角部が挿入孔15の内周面に支持されて回転を制限されるので、六角ナット16がボルト10と供回りしない。六角ナット16は、コーナブロック101の挿入孔15に挿入されているだけでインサート成形等でコーナブロック101に埋設されていないので、例えば、ケースカート1の分解時にコーナブロック101の底面側をドライバー等でたたけば、コーナブロック2から簡単に取り外すことができる。これにより、ケースカート1は、廃棄時に、樹脂製のコーナブロック2と金属製の六角ナット16とを簡単に分別することができ、リサイクル性が向上する。
さらに、本実施の形態のケースカート1は、プレート13の一部をコーナブロック2に形成した保持部17に差し込んで保持し、保持部17から露出するプレート13に2本のボルト10,10を貫き通してキャスター4をコーナブロック2に固定するため、コーナブロック2の1個当たりに使用するボルト数が4本から2本に減少し、分別時等にボルト10を取り外す作業を簡易化することができる。
尚、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、色々な応用が可能である。
(1)例えば、上記実施の形態では、パイプ3の外形が八角形であるが、図9に示す第1変形例のケースカート20のように、四角形のパイプ21を用いても良いし、図10に示す第2変形例のケースカート30のように、六角形のパイプ31を使用してもよい。さらには、三角形のパイプを使用してもよい。すなわち、パイプ3は、外形を多角形にして差込孔7内で回転止めされるようにすればよい。
(2)例えば、上記実施の形態では、ケースカート1を郵便局で使用するケースを運搬するために使用したが、ケース類を運搬する場所であれば、使用場所はこれに限定されない。また、ケースカート1が運搬するものは、荷物を収納するケースK1,K2に限らず、箱状の荷物、プレート状のもの等であってもよい。
(3)例えば、上記実施の形態では、底面が四角形のケースK1,K2に合わせて荷台部を長方形としたケースカート1について説明したが、載置するケース類の形状に合わせて荷台部の形状を変えてもよい。この場合、荷台部の形状や荷台部に作用する荷重に合わせてコーナブロック2の形状や、差込孔7の形成位置などを調整するとよい。
(4)例えば、上記実施の形態では、差込孔7を多角柱形状に形成したが、差込孔7の一部断面のみをパイプ3に対応する多角形にしてもよい。この場合であっても、パイプ3の角部を断面多角形の部分で支持し、パイプ3を回転止めすることができる。
(5)例えば、上記実施の形態では、挿入孔15全体を六角ナット16に対応して六角柱形状としたが、六角ナット16を保持する段差付近の断面のみを多角形としてもよい。この場合でも、六角ナット16の角部を断面多角形の部分で支持し、六角ナット16の回転止めを行うことができる。
(6)例えば、上記実施の形態では、六角ナット16を使用したが、異形の多角形ナットを使用してもよい。この場合には、挿入孔15の断面を多角形ナットの形状に対応する多角形に形成するとよい。
(7)例えば、上記実施の形態では、プレート13を長方形にしたが、正方形など別形状にしてもよい。また、保持部17に差し込まないプレート13の縁部にカーブを設けるなどして目印を設け、取付方向の判別を容易にしてもよい。
(8)例えば、上記実施の形態では、ボルト10を直接コーナブロック2に固定したが、ワッシャやスプリング部材等を用いてボルト10の緩み止めをしてもよい。
(9)例えば、上記実施の形態では、パイプ3に位置決め溝3aを形成してタッピングネジ8の位置決めを容易にしたが、タッピングネジ8の谷部より小径な孔をパイプ3に形成し、その孔によってタッピングネジ8を位置決めするようにしてもよい。この場合、位置決め溝3aより位置精度を要するが、タッピングネジ8をねじ込む力を小さくできる。
(10)例えば、上記実施の形態のキャスター4にロック機構を設けてもよい。
(11)例えば、上記実施の形態では、軽量化やリサイクルの観点よりパイプ8をアルミ製にしたが、他の金属にしてもよい。
(12)例えば、上記実施の形態では、挿入孔15の内周面に突起(図示せず)を設けて六角ナット16を圧入固定したが、挿入孔15の段差付近断面積を小さくし、該小径部分に六角ナット16を押し込んで圧入固定するようにしてもよい。つまり、挿入孔15の一部に六角ナット16より断面積が小さくなる部位を設け、六角ナット16を圧入固定するようにするとよい。
本発明の実施の形態に係り、ケースカートの外観斜視図である。 同じく、ケースカートの平面図である。 同じく、図2のA−A断面図である。 同じく、図2のB−B断面図である。 同じく、ケースカートの底面図である。 同じく、ケースカートの連結部分の分解斜視図である。 同じく、ケースを載置したケースカートの外観斜視図である。 同じく、ケースを載置したケースカートの外観斜視図である。 同じく、ケースカートの第1変形例である。 同じく、ケースカートの第2変形例である。 従来のケースカートにケースを載置した外観斜視図である。 図11に示すケースカートの連結部分の分解斜視図である。
符号の説明
1,20,30 ケースカート
2 コーナブロック
3,21,31 パイプ
4 キャスター
7 差込孔
8 タッピングネジ
10 ボルト
13 プレート
15 挿入孔
16 六角ナット
17 保持部

Claims (5)

  1. 樹脂製のコーナブロックを金属製のパイプで相互に連結することによりケース類を載置する荷台部を形成し、前記コーナブロックにキャスターを固定したケースカートにおいて、
    前記パイプが、外周面を多角形に形成される一方、
    前記コーナブロックが、前記パイプを差し込まれる差込孔を断面多角形に形成されており、
    前記差込孔に差し込んだパイプの端部を前記コーナブロックに固定する固定部材を有することを特徴とするケースカート。
  2. 請求項1に記載するケースカートにおいて、
    前記キャスターを前記コーナブロックに固定するプレートが、前記固定部材を覆っていることを特徴とするケースカート。
  3. 樹脂製のコーナブロックをパイプで相互に連結することによりケース類を載置する荷台部を形成し、前記コーナブロックにキャスターを固定したケースカートにおいて、
    前記キャスターを前記コーナブロックに固定する複数のボルトと、
    前記ボルトを締結される多角形ナットとを有し、
    前記多角形ナットを挿入される挿入孔が前記コーナブロックに形成され、該挿入孔の断面が前記多角形ナットの外形に対応する多角形をなすことを特徴とするケースカート。
  4. 請求項3に記載するケースカートにおいて、
    前記ボルトを貫き通されて前記キャスターを前記コーナブロックに固定するプレートを有し、
    前記プレートの一部を差し込まれて保持する保持部が、前記コーナブロックに形成されていることを特徴とするケースカート。
  5. 樹脂製のコーナブロックを金属製のパイプで相互に連結することによりケース類を載置する荷台部を形成し、前記コーナブロックにキャスターを固定したケースカートにおいて、
    前記パイプが外周面を多角形に形成され、
    前記パイプを差し込むために前記コーナブロックに設けられた差込孔の断面が、前記パイプに対応する多角形をなし、
    前記差込孔に差し込んだパイプの端部を前記コーナブロックに固定する固定部材を有する一方、
    前記キャスターを前記コーナブロックに固定する複数のボルトと、
    前記ボルトを締結される多角形ナットとを有し、
    前記多角形ナットを挿入するために前記コーナブロックに設けられた挿入孔の断面が、前記多角形ナットの外形に対応する多角形をなすことを特徴とするケースカート。
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