JP2006190147A - 従属関係表示装置及び従属関係表示方法及び従属関係表示プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 特許明細書の請求項の従属関係を把握しやすいように図示することを目的とする。
【解決手段】 この発明は、以下の手順で請求項の従属関係を表す図を表示画面に生成する。
(1)請求項の本文から請求項の従属関係を抽出する。
(2)抽出した請求項の従属関係を使用し、請求項の従属関係を表す図を作成する。作成手順は、以下の通りである。
(a)請求項の番号を配置する。
(b)請求項の番号の間に配線を行う。
【選択図】 図24
【解決手段】 この発明は、以下の手順で請求項の従属関係を表す図を表示画面に生成する。
(1)請求項の本文から請求項の従属関係を抽出する。
(2)抽出した請求項の従属関係を使用し、請求項の従属関係を表す図を作成する。作成手順は、以下の通りである。
(a)請求項の番号を配置する。
(b)請求項の番号の間に配線を行う。
【選択図】 図24
Description
この発明は、例えば、特許明細書の請求項間の従属関係を図示する装置とその方法とそのプログラムに関するものである。
特定の機能に特に適合したデジタル計算又はデータ処理の装置又は方法としては、「特開2003−108573号、特許情報の請求項分析装置」、「特開2003−308318号、文書読解支援方法」などがある。
また、文書の従属関係を、Tree構造などにより表示するツールも関連する技術と考えられる。
特開2003−108573号公報
特開2003−308318号公報
また、文書の従属関係を、Tree構造などにより表示するツールも関連する技術と考えられる。
「特開2003−108573号、特許情報の請求項分析装置」(特許文献1)は、特許文献1の図2にあるように請求項を順に縦軸と横軸に配置して、対応点に独立請求項、従属請求項、従属関係を示す直線の3種類の記号を書き込んだものであり、単純な2次元図表により表示するものである。すなわち、1次元(直線)に、二種類のマーキングで従属関係をマーキングするのものであり、横方向の線を引く方法は開示されていない。したがって、この表示は、ある従属請求項に着目した時、それがどの請求項(複数可)に従属しているかを1次元的に表すに過ぎない。すなわち、例えば、ある従属請求項が、階層的な従属関係にある途中の従属請求項から枝分かれしている、という枝分かれ構造の場合があるが、そのような全体の中での関係を表示するものではない。さらに、この方式では、階層を作成する方法については開示されておらず、独立項からの従属の「階層」を図示することができない。
「特開2003−308318号、文書読解支援方法」(特許文献2)では、請求項の依存関係の決定は、パタンマチングによっておこなっており、内容が似ているもの同士を依存といっているのであり、独立請求項と従属請求項といった厳密な関係を抽出してはいない。また、特許文献2の図7でいう「依存関係」とは、従属関係の記載がある関係を指す。その表示法に関し、特許文献2の図7に関する説明では、「また、別の表示方法として、図7のように依存関係を直接グラフなどの形式で表示しても良い。ユーザは、表示された依存関係を見て、比較対象としたい請求項を選択すれば良い。」とあるが、グラフの描線方法については何ら開示していない。また、階層的な表示となってはいるものの、階層をまたいだ従属の図示の方法などについても記載はなく、請求項を表す画面表示を回避して描線することができない。
この発明は、例えば、特許明細書の請求項における枝分かれ構造や、階層関係の厳密な従属関係を抽出し、枝分かれ構造や階層関係を把握しやすいように図示することを目的とする。
この発明は、以下の手順で請求項の従属関係を表す図を表示画面に生成する。
(1)請求項の本文から請求項の従属関係を抽出する。
(2)抽出した請求項の従属関係を使用し、請求項の従属関係を表す図を作成する。作成手順は、以下の通りである。
(a)請求項の番号を配置する。
(b)請求項の番号の間に配線を行う。
(1)請求項の本文から請求項の従属関係を抽出する。
(2)抽出した請求項の従属関係を使用し、請求項の従属関係を表す図を作成する。作成手順は、以下の通りである。
(a)請求項の番号を配置する。
(b)請求項の番号の間に配線を行う。
この発明によれば、例えば、請求項の従属関係を枝分かれ構造や、従属関係を含めてその関係を正確に、しかも容易に把握できるという効果がある。また、例えば、作成中の特許明細書における請求の範囲の請求項の枝分かれ構造や、階層関係を含む従属関係の矛盾の検出や、記述の漏れの有無の確認などをし易いという効果がある。
実施の形態1.
1.全体図
図1は、実施の形態1における従属関係表示装置100の外観の一例を示す図である。
図1において、従属関係表示装置100は、システムユニット910、CRT(Cathode Ray Tube)表示装置901、キーボード(K/B)902、マウス903、コンパクトディスク装置(CDD)905、プリンタ装置906、スキャナ装置907を備え、これらはケーブルで接続されている。
更に、従属関係表示装置100は、FAX機932、電話器931とケーブルで接続され、また、ローカルエリアネットワーク(LAN)942、ゲートウェイ941を介してネットワーク940に接続されている。
1.全体図
図1は、実施の形態1における従属関係表示装置100の外観の一例を示す図である。
図1において、従属関係表示装置100は、システムユニット910、CRT(Cathode Ray Tube)表示装置901、キーボード(K/B)902、マウス903、コンパクトディスク装置(CDD)905、プリンタ装置906、スキャナ装置907を備え、これらはケーブルで接続されている。
更に、従属関係表示装置100は、FAX機932、電話器931とケーブルで接続され、また、ローカルエリアネットワーク(LAN)942、ゲートウェイ941を介してネットワーク940に接続されている。
2.ハードウェア構成図
図2は、実施の形態1における運搬装置監視システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
図2において、従属関係表示装置100は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)911を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、通信ボード915、CRT表示装置901、K/B902、マウス903、FDD(Flexible Disk Drive)904、磁気ディスク装置920、CDD905、プリンタ装置906、スキャナ装置907と接続されている。
RAM914は、揮発性メモリーの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920は、不揮発性メモリーの一例である。これらは、メモリー部、記憶装置あるいは記憶部の一例である。
通信ボード915は、FAX機932、電話器931、LAN942等に接続されている。
例えば、通信ボード915、K/B902、スキャナ装置907、FDD904などは、入力部の一例である。
また、例えば、通信ボード915、CRT表示装置901などは、出力部の一例である。
図2は、実施の形態1における運搬装置監視システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
図2において、従属関係表示装置100は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)911を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、通信ボード915、CRT表示装置901、K/B902、マウス903、FDD(Flexible Disk Drive)904、磁気ディスク装置920、CDD905、プリンタ装置906、スキャナ装置907と接続されている。
RAM914は、揮発性メモリーの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920は、不揮発性メモリーの一例である。これらは、メモリー部、記憶装置あるいは記憶部の一例である。
通信ボード915は、FAX機932、電話器931、LAN942等に接続されている。
例えば、通信ボード915、K/B902、スキャナ装置907、FDD904などは、入力部の一例である。
また、例えば、通信ボード915、CRT表示装置901などは、出力部の一例である。
ここで、通信ボード915は、LAN942に限らず、直接、ネットワーク940、あるいはISDN等のWAN(ワイドエリアネットワーク)に接続されていても構わない。直接、ネットワーク940、あるいはISDN等のWANに接続されている場合、従属関係表示装置100は、ネットワーク940、あるいはISDN等のWANに接続され、ウェブサーバゲートウェイ941は不用となる。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム(OS)OS921、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923は、CPU911、OS921、ウィンドウシステム922により実行される。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム(OS)OS921、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923は、CPU911、OS921、ウィンドウシステム922により実行される。
上記プログラム群923には、以下に述べる実施の形態の説明において「〜部」として説明する機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、以下に述べる実施の形態の説明において、「〜の判定結果」、「〜の計算結果」、「〜の処理結果」として説明するものが、「〜ファイル」として記憶されている。
また、以下に述べる実施の形態の説明において説明するフローチャートの矢印の部分は主としてデータの入出力を示し、そのデータの入出力のためにデータは、磁気ディスク装置920、FD(Flexible Disk)、光ディスク、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)、DVD(Digital Versatile Disk)等のその他の記録媒体に記録される。あるいは、信号線やその他の伝送媒体により伝送される。
ファイル群924には、以下に述べる実施の形態の説明において、「〜の判定結果」、「〜の計算結果」、「〜の処理結果」として説明するものが、「〜ファイル」として記憶されている。
また、以下に述べる実施の形態の説明において説明するフローチャートの矢印の部分は主としてデータの入出力を示し、そのデータの入出力のためにデータは、磁気ディスク装置920、FD(Flexible Disk)、光ディスク、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)、DVD(Digital Versatile Disk)等のその他の記録媒体に記録される。あるいは、信号線やその他の伝送媒体により伝送される。
また、以下に述べる実施の形態の説明において「〜部」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。あるいは、ソフトウェアのみ、あるいは、ハードウェアのみ、あるいは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。
また、以下に述べる実施の形態を実施するプログラムは、また、磁気ディスク装置920、FD(Flexible Disk)、光ディスク、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)、DVD(Digital Versatile Disk)等のその他の記録媒体による記録装置を用いて記憶されても構わない。
3.ブロック構成図
以下、一例として、特許明細書の特許請求の範囲に記載された請求項間の従属関係を図示する装置について説明する。
図3は、請求項間の従属関係を図示する従属関係表示装置を含む全体システムブロック図である。
特許文献データベース710は、特許明細書の電子ファイルを蓄積したデータベースである。特許明細書分析装置700は、特許文献データベース710から特許明細書を読み出し、特許請求の範囲の請求項間の従属関係を分析する。特許明細書分析装置700、端末装置800の構成は、図1,図2に示したものと同様である。また、従属関係表示装置100と特許明細書分析装置700とは同一装置でもよい。また、従属関係表示装置100と端末装置800とは同一装置でもよい。
従属関係表示装置100は、文書としては特許の明細書又はそれに準ずる文書を対象とし、項目としては請求項又はそれに準ずる項目を対象として、文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置である。
以下、特許明細書を文書ともいい、請求項を項目ともいうことにする。
以下、一例として、特許明細書の特許請求の範囲に記載された請求項間の従属関係を図示する装置について説明する。
図3は、請求項間の従属関係を図示する従属関係表示装置を含む全体システムブロック図である。
特許文献データベース710は、特許明細書の電子ファイルを蓄積したデータベースである。特許明細書分析装置700は、特許文献データベース710から特許明細書を読み出し、特許請求の範囲の請求項間の従属関係を分析する。特許明細書分析装置700、端末装置800の構成は、図1,図2に示したものと同様である。また、従属関係表示装置100と特許明細書分析装置700とは同一装置でもよい。また、従属関係表示装置100と端末装置800とは同一装置でもよい。
従属関係表示装置100は、文書としては特許の明細書又はそれに準ずる文書を対象とし、項目としては請求項又はそれに準ずる項目を対象として、文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置である。
以下、特許明細書を文書ともいい、請求項を項目ともいうことにする。
従属関係表示装置100は、少なくとも文書内の項目名と該項目間の従属関係を入力する入力部110と、入力部110が入力した項目名と該項目間の従属関係を記憶する項目名従属関係記憶部120と、描画要素を配置する仮想画面メモリー部150と、項目名従属関係記憶部120に記憶された項目又は前記入力部110より入力された項目を前記仮想画面メモリー部内に配置する項目配置部130とを有している。
前記仮想画面メモリー部150は、第一のインデックスと第二のインデックスよりアクセス可能な2次元配列メモリーである。
また、従属関係表示装置100は、さらに少なくとも項目数以上のインデックス値を持ち、項目を表示する座標X,Yを保持する座標保存用配列メモリー部140を備えている。前記項目配置部130は、それぞれの項目に対する第一及び第二座標成分を算出すると同時に前記座標保存用配列メモリー部140中の該項目に対応する位置に該第一及び第二座標成分を記憶する。
従属関係表示装置100は、さらに、該入力された項目が配置されていない位置の一部に項目間の接続要素を配置する接続要素配置部160を有している。
前記接続要素配置部160は、全ての項目の内で何らかの項目に従属するもののそれぞれについて従属元となる上位側項目の全てに対する結線を前記仮想画面メモリー部150に配置する。
さらに、従属関係表示装置100は、前記仮想画面メモリー部150の内容を実画面に変換してネットワーク940を解して端末装置800の出力する出力部170を備えている。
さらに、従属関係表示装置100は、文書内の項目の1つを指定する項目指定部180を有している。出力部170は、前記項目指定部180で指定された項目の上位側項目に対する結線を、独立した項目に到るまで再帰的に、第二の描画色で描画する。
あるいは、出力部170は、前記項目指定部180で指定された項目より、該指定された項目に従属する項目に対する結線を、従属する項目がない項目に到るまで再帰的に、第二の描画色で描画する。
前記仮想画面メモリー部150は、第一のインデックスと第二のインデックスよりアクセス可能な2次元配列メモリーである。
また、従属関係表示装置100は、さらに少なくとも項目数以上のインデックス値を持ち、項目を表示する座標X,Yを保持する座標保存用配列メモリー部140を備えている。前記項目配置部130は、それぞれの項目に対する第一及び第二座標成分を算出すると同時に前記座標保存用配列メモリー部140中の該項目に対応する位置に該第一及び第二座標成分を記憶する。
従属関係表示装置100は、さらに、該入力された項目が配置されていない位置の一部に項目間の接続要素を配置する接続要素配置部160を有している。
前記接続要素配置部160は、全ての項目の内で何らかの項目に従属するもののそれぞれについて従属元となる上位側項目の全てに対する結線を前記仮想画面メモリー部150に配置する。
さらに、従属関係表示装置100は、前記仮想画面メモリー部150の内容を実画面に変換してネットワーク940を解して端末装置800の出力する出力部170を備えている。
さらに、従属関係表示装置100は、文書内の項目の1つを指定する項目指定部180を有している。出力部170は、前記項目指定部180で指定された項目の上位側項目に対する結線を、独立した項目に到るまで再帰的に、第二の描画色で描画する。
あるいは、出力部170は、前記項目指定部180で指定された項目より、該指定された項目に従属する項目に対する結線を、従属する項目がない項目に到るまで再帰的に、第二の描画色で描画する。
4.特許明細書分析装置700
4.1 入出力
特許明細書分析装置700は、特許明細書の特許請求の範囲を入力する。そして、そのテキスト情報又はタグ情報に基づいて請求項関係を抽出し、請求項番号と請求項間の従属関係を出力する。
4.1 入出力
特許明細書分析装置700は、特許明細書の特許請求の範囲を入力する。そして、そのテキスト情報又はタグ情報に基づいて請求項関係を抽出し、請求項番号と請求項間の従属関係を出力する。
4.2 請求項関係抽出
特許明細書分析装置700の動作について説明する。
特許明細書の請求項では、明細書内の請求項の内容を含んだ別の請求項を記載する場合、その元の内容に対して新たな構成要件を付与することにより、元の請求項を限定した新たな請求項を記述することができる。すなわち、複数の請求項を持つ明細書の場合、請求項の間に従属関係が存在する場合がある。この場合、従属関係にある請求項は、記載上明示的に従属関係を記すものと、重複内容をも反復して明示的に従属関係を示さないものの2種類に分けられる。
この請求項間の関係解析は、請求項の読解支援に有効に利用できると考えられる。例えば、請求項関係を解析することが可能であれば、利用者に請求項の関係を図示して提示する等の手段により、請求項全体の内容把握の支援を行うことも可能である。さらに、請求項の従属関係に基づき、請求項の役割分析を研究として進めることにより、それぞれの請求項の役割に合う内容表示方法を作成することも可能である。
本節では、上記のような応用処理への展開を踏まえた上で、まず、請求項内に明示的に従属関係が記されている場合に限り、請求項本文から請求項の従属関係抽出する手法を、具体的な従属関係抽出手法に焦点をあてて説明する。
基本的には請求項内に記載されている「請求項X」(ただしXは数字)という表現に注目し、その請求項の従属元となる請求項の抽出を行う。
以降、請求項関係を表す表現と、それに基づいた特許明細書分析装置700の請求項関係抽出アルゴリズムについて述べる。
特許明細書分析装置700の動作について説明する。
特許明細書の請求項では、明細書内の請求項の内容を含んだ別の請求項を記載する場合、その元の内容に対して新たな構成要件を付与することにより、元の請求項を限定した新たな請求項を記述することができる。すなわち、複数の請求項を持つ明細書の場合、請求項の間に従属関係が存在する場合がある。この場合、従属関係にある請求項は、記載上明示的に従属関係を記すものと、重複内容をも反復して明示的に従属関係を示さないものの2種類に分けられる。
この請求項間の関係解析は、請求項の読解支援に有効に利用できると考えられる。例えば、請求項関係を解析することが可能であれば、利用者に請求項の関係を図示して提示する等の手段により、請求項全体の内容把握の支援を行うことも可能である。さらに、請求項の従属関係に基づき、請求項の役割分析を研究として進めることにより、それぞれの請求項の役割に合う内容表示方法を作成することも可能である。
本節では、上記のような応用処理への展開を踏まえた上で、まず、請求項内に明示的に従属関係が記されている場合に限り、請求項本文から請求項の従属関係抽出する手法を、具体的な従属関係抽出手法に焦点をあてて説明する。
基本的には請求項内に記載されている「請求項X」(ただしXは数字)という表現に注目し、その請求項の従属元となる請求項の抽出を行う。
以降、請求項関係を表す表現と、それに基づいた特許明細書分析装置700の請求項関係抽出アルゴリズムについて述べる。
4.3 請求項の記載方式
アルゴリズムの具体的な説明に入る前に、実際の従属請求項における従属元(親請求項と呼ぶ)を指し示すための請求項の記載方式について以下にまとめる。
(1)従属元を示す請求項を記載する方法は、多くの場合、以下の例のように「請求項Xに記載の」(ただしXは数字)と記載される。
・特開2002−104105号[請求項2]
請求項1に記載の車載プロファイルシステムであって、…
・特開2004−040301号[請求項3]
…、請求項2に記載のスタティック型フリップフロップ回路
(2)複数の請求項に従属する請求項も存在する。この場合は、以下に一部の例を示すように、さまざまな記載方式が見られる。また、複数の請求項に従属する場合の記載の場合、「請求項」という語がない場合も多い。
・特開2002−104105号[請求項3]
請求項1又は請求項2に記載の車載プロファイルシステムであって、…
・特開2002−104105号[請求項4]
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の車載プロファイルシステムであって、…
・特開2004−040316号[請求項4]
請求項1乃至3の何れかに記載の基地局間距離導出方法において、…
・特開2002−108489号[請求項4]
請求項1,2又は3記載のデータ処理装置であって、…
・特開2002−108924号[請求項4]
…請求項1〜3のいずれかに記載の情報選択装置。
アルゴリズムの具体的な説明に入る前に、実際の従属請求項における従属元(親請求項と呼ぶ)を指し示すための請求項の記載方式について以下にまとめる。
(1)従属元を示す請求項を記載する方法は、多くの場合、以下の例のように「請求項Xに記載の」(ただしXは数字)と記載される。
・特開2002−104105号[請求項2]
請求項1に記載の車載プロファイルシステムであって、…
・特開2004−040301号[請求項3]
…、請求項2に記載のスタティック型フリップフロップ回路
(2)複数の請求項に従属する請求項も存在する。この場合は、以下に一部の例を示すように、さまざまな記載方式が見られる。また、複数の請求項に従属する場合の記載の場合、「請求項」という語がない場合も多い。
・特開2002−104105号[請求項3]
請求項1又は請求項2に記載の車載プロファイルシステムであって、…
・特開2002−104105号[請求項4]
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の車載プロファイルシステムであって、…
・特開2004−040316号[請求項4]
請求項1乃至3の何れかに記載の基地局間距離導出方法において、…
・特開2002−108489号[請求項4]
請求項1,2又は3記載のデータ処理装置であって、…
・特開2002−108924号[請求項4]
…請求項1〜3のいずれかに記載の情報選択装置。
4.4 請求項関係抽出アルゴリズム
以上の結果より、従属元請求項(親請求項)を記載する記述方式はある程度まとめられるが、その中で複数の従属元請求項(親請求項)を記載する記述方式はかなり多様性がある。これを踏まえた上で、請求項関係抽出アルゴリズムは、以下の手順により従属元となる請求項を抽出する。
(1)「請求項X〜記載の」に代表される従属元参照表現全体を抽出する。
(2)項目(1)にて抽出された表現の間に出現する数字を、その請求項の従属元となる請求項番号として抽出する。ただし「Y項」(ただし、Yは数字)という記載の場合は請求項番号としての抽出は行わない。
(3)項目(2)で抽出した番号と、その前に出現した番号との間に、以下の表現がある場合は、抽出した2つの番号間の値を、その請求項の従属元となる請求項番号としてすべて抽出する。
・〜
・から
・ないし
・乃至
(4)項目(1)に該当する表現が複数個ある場合は、項目(1)に戻り、次の表現を抽出する。全ての該当する表現に対して処理が完了したら終了する。
以上の結果より、従属元請求項(親請求項)を記載する記述方式はある程度まとめられるが、その中で複数の従属元請求項(親請求項)を記載する記述方式はかなり多様性がある。これを踏まえた上で、請求項関係抽出アルゴリズムは、以下の手順により従属元となる請求項を抽出する。
(1)「請求項X〜記載の」に代表される従属元参照表現全体を抽出する。
(2)項目(1)にて抽出された表現の間に出現する数字を、その請求項の従属元となる請求項番号として抽出する。ただし「Y項」(ただし、Yは数字)という記載の場合は請求項番号としての抽出は行わない。
(3)項目(2)で抽出した番号と、その前に出現した番号との間に、以下の表現がある場合は、抽出した2つの番号間の値を、その請求項の従属元となる請求項番号としてすべて抽出する。
・〜
・から
・ないし
・乃至
(4)項目(1)に該当する表現が複数個ある場合は、項目(1)に戻り、次の表現を抽出する。全ての該当する表現に対して処理が完了したら終了する。
項目(1)に記載した表現として「請求項X〜記載の」という表現を挙げたが、従属元抽出パターンとして下記の表現が挙げられる。下記のパターンにおける「X」という文字は1桁以上の数字を表す。なお、従属元掲載パターンには、パターンを適用する際に優先順位があり、箇条書きに示す順序は優先順位の高い順となっている。
(1)「請求項X」から「記載の」、「記載した」及び「記載された」までの表現
(2)「請求項X」から「において」及び「に於いて」までの表現
(3)「請求項X」から「記載」までの表現
(4)「請求項X」から「の」及び「に」までの表現
なお、これらの表現の具体的な出現例は、以下の通りである。
(1)「請求項X」から「記載の」、「記載した」及び「記載された」までの表現
(2)「請求項X」から「において」及び「に於いて」までの表現
(3)「請求項X」から「記載」までの表現
(4)「請求項X」から「の」及び「に」までの表現
なお、これらの表現の具体的な出現例は、以下の通りである。
4.5 従属元請求項(親請求項)記載例
4.2〜4.4節に掲載した従属元請求項(親請求項)の記載方法について、以下に実例を掲載する。
(5)「請求項Xに記載の」
・特開2004−033001号[請求項2]
前記ヌクレオチド配列がFig128(配列番号:321)に示したヌクレオチド配列を含む、請求項1に記載の核酸。
(6)「請求項Xに記載した」
・特開2004−033075号[請求項2]
請求項1に記載した農園芸用支持枠において、前記支竿同士、連結竿同士あるいは支竿と連結竿は互いに直交した状態で連結される他、そのうち一部あるいは全部は傾斜した状態で連結されていることを特徴とする農園芸用支持枠。
(7)「請求項Xに記載された」
・特開2004−033005号[請求項5]
請求項1〜4の何れか1項に記載されたキノコ栽培用培地の製造方法を用いて製造される、コーヒー抽出残渣を含むキノコ栽培用培地。
(8)「請求項Xにおいて」
・特開2004−033084号[請求項2]
請求項1において、前記シート掛けガイドは、前記高所部材に複数設けられることを特徴とするコンバイン。
(9)「請求項Xに於いて」
・特開2004−038753号[請求項2]
請求項1記載のプロセッサに於いて、前記リネーミングマップ更新処理部は、前記コンディションコード更新命令に割り当てたリネーミングレジスタのレジスタ番号と共に更新保留中ビットを前記コンディションコード用リネーミングマップに格納することを特徴とするプロセッサ。
(10)「請求項X記載」
・特開2004−040674号[請求項8]
前記サーバの前記再構成部から前記クライアントへ送られる前記サブバンドの前記符号データは、JPEG2000フォーマットであることを特徴とする請求項6記載JPEG2000符号データの復元システム。
(11)「請求項Xの」
・特開2004−033001号[請求項5]
請求項1から4の何れか1項の核酸を含んでなるベクター。
(12)「請求項Xに」
・特開2004−038911[請求項2]
請求項1に、利用者の所定利用時間が経過した時、利用者の所定利用時間が経過した事を知らせる、放送装置(11)を付加した、アミューズメント又は、有料施設に於ける入退場管理システム。
4.2〜4.4節に掲載した従属元請求項(親請求項)の記載方法について、以下に実例を掲載する。
(5)「請求項Xに記載の」
・特開2004−033001号[請求項2]
前記ヌクレオチド配列がFig128(配列番号:321)に示したヌクレオチド配列を含む、請求項1に記載の核酸。
(6)「請求項Xに記載した」
・特開2004−033075号[請求項2]
請求項1に記載した農園芸用支持枠において、前記支竿同士、連結竿同士あるいは支竿と連結竿は互いに直交した状態で連結される他、そのうち一部あるいは全部は傾斜した状態で連結されていることを特徴とする農園芸用支持枠。
(7)「請求項Xに記載された」
・特開2004−033005号[請求項5]
請求項1〜4の何れか1項に記載されたキノコ栽培用培地の製造方法を用いて製造される、コーヒー抽出残渣を含むキノコ栽培用培地。
(8)「請求項Xにおいて」
・特開2004−033084号[請求項2]
請求項1において、前記シート掛けガイドは、前記高所部材に複数設けられることを特徴とするコンバイン。
(9)「請求項Xに於いて」
・特開2004−038753号[請求項2]
請求項1記載のプロセッサに於いて、前記リネーミングマップ更新処理部は、前記コンディションコード更新命令に割り当てたリネーミングレジスタのレジスタ番号と共に更新保留中ビットを前記コンディションコード用リネーミングマップに格納することを特徴とするプロセッサ。
(10)「請求項X記載」
・特開2004−040674号[請求項8]
前記サーバの前記再構成部から前記クライアントへ送られる前記サブバンドの前記符号データは、JPEG2000フォーマットであることを特徴とする請求項6記載JPEG2000符号データの復元システム。
(11)「請求項Xの」
・特開2004−033001号[請求項5]
請求項1から4の何れか1項の核酸を含んでなるベクター。
(12)「請求項Xに」
・特開2004−038911[請求項2]
請求項1に、利用者の所定利用時間が経過した時、利用者の所定利用時間が経過した事を知らせる、放送装置(11)を付加した、アミューズメント又は、有料施設に於ける入退場管理システム。
4.6 請求項関連図技術説明
以下に、請求項関連図の実装方法の考え方について述べる。
請求項関係図を作成するにあたり、以下の2点を決定する必要がある。
(1)請求項間の上位/下位/並列関係を示す、請求項の位置関係
(2)請求項と従属元請求項(親請求項)の関係を示す、請求項の参照関係
以降の項にて、請求項関係図の表示方法を示す。
以下に、請求項関連図の実装方法の考え方について述べる。
請求項関係図を作成するにあたり、以下の2点を決定する必要がある。
(1)請求項間の上位/下位/並列関係を示す、請求項の位置関係
(2)請求項と従属元請求項(親請求項)の関係を示す、請求項の参照関係
以降の項にて、請求項関係図の表示方法を示す。
4.6.1 請求項の位置関係
本項にて、請求項間の上位/下位/並列関係に基づいた請求項番号の配置方針について示す。
まず、請求項番号は、横軸に階層、縦軸に請求項番号をとり、配置するものと定義した。
(1)横軸→独立請求項を第一階層(最上位)に配置し、従属請求項を順次第二階層以下へ配置する。
(2)縦軸→請求項番号の振り分けに関しては以下の2通りの方法で検討する。
・請求項全体を分割せずに表示
・独立請求項単位に分割して表示
例として、「請求項1は独立請求項(従属元請求項なし)、請求項2の従属元請求項(親請求項)は請求項1、請求項3の従属元請求項(親請求項)は請求項2」の場合は図4のように配置される。
本定義に基づいた請求項関係図の表示方法として、請求項全体を分割せずに表示する図と独立請求項単位に分割して表示する図の2種類について、請求項関係図の検討を進める。請求項全体を分割せずに表示する図について4.6.1.1項にまとめ、独立請求項単位に分割して表示する図について4.6.1.2項にまとめた。
本項にて、請求項間の上位/下位/並列関係に基づいた請求項番号の配置方針について示す。
まず、請求項番号は、横軸に階層、縦軸に請求項番号をとり、配置するものと定義した。
(1)横軸→独立請求項を第一階層(最上位)に配置し、従属請求項を順次第二階層以下へ配置する。
(2)縦軸→請求項番号の振り分けに関しては以下の2通りの方法で検討する。
・請求項全体を分割せずに表示
・独立請求項単位に分割して表示
例として、「請求項1は独立請求項(従属元請求項なし)、請求項2の従属元請求項(親請求項)は請求項1、請求項3の従属元請求項(親請求項)は請求項2」の場合は図4のように配置される。
本定義に基づいた請求項関係図の表示方法として、請求項全体を分割せずに表示する図と独立請求項単位に分割して表示する図の2種類について、請求項関係図の検討を進める。請求項全体を分割せずに表示する図について4.6.1.1項にまとめ、独立請求項単位に分割して表示する図について4.6.1.2項にまとめた。
4.6.1.1 請求項全体を分割せずに表示
図5は、請求項全体を分割せずに請求項の位置関係を表示した図である。
本手法は、請求項を請求項番号順に1つの図に配置する手法である。そのため、請求項関係図の中に重複する請求項は存在しない。
<利点>
請求項が重複しないため、請求項関係図が最小で表示できる。
<欠点>
請求項がどの(独立)請求項に従属するのか一目で分からない。
図5は、請求項全体を分割せずに請求項の位置関係を表示した図である。
本手法は、請求項を請求項番号順に1つの図に配置する手法である。そのため、請求項関係図の中に重複する請求項は存在しない。
<利点>
請求項が重複しないため、請求項関係図が最小で表示できる。
<欠点>
請求項がどの(独立)請求項に従属するのか一目で分からない。
4.6.1.2 独立請求項単位に分割して表示
図6は、独立請求項単位に分割して請求項の位置関係を表示した図である。
本手法は、請求項を独立請求項単位に分けて配置する手法である。そのため、ある請求項が複数の独立請求項に従属する場合、請求項関係図の中に重複する請求項が存在する。
<利点>
ある独立請求項に従属する全ての請求項が一目で分かる。
<欠点>
請求項が重複するため、請求項関係図が冗長になる。
図6は、独立請求項単位に分割して請求項の位置関係を表示した図である。
本手法は、請求項を独立請求項単位に分けて配置する手法である。そのため、ある請求項が複数の独立請求項に従属する場合、請求項関係図の中に重複する請求項が存在する。
<利点>
ある独立請求項に従属する全ての請求項が一目で分かる。
<欠点>
請求項が重複するため、請求項関係図が冗長になる。
4.6.2 請求項の従属関係
本項にて、請求項と従属元請求項(親請求項)の従属関係の提示手法について示す。
図7は、請求項の従属関係の例を示す図である。
請求項と従属元請求項(親請求項)の従属関係は、4.6.1項で定義した請求項の位置関係図に、各請求項が従属する親請求項(従属元請求項)へ線を引くことにより表現する。なお、その請求項が従属している請求項がない場合、その請求項は独立請求項となる。
本項にて、請求項と従属元請求項(親請求項)の従属関係の提示手法について示す。
図7は、請求項の従属関係の例を示す図である。
請求項と従属元請求項(親請求項)の従属関係は、4.6.1項で定義した請求項の位置関係図に、各請求項が従属する親請求項(従属元請求項)へ線を引くことにより表現する。なお、その請求項が従属している請求項がない場合、その請求項は独立請求項となる。
4.6.3 従属関係表示の問題点
4.6.1.1項に示した、請求項全体を分割せずに表示する請求項番号の表示手法を用いた際には、4.6.2項で示した手法に以下に挙げる問題点が存在する。
4.6.1.1項の「請求項全体を分割せずに表示する請求項の位置関係」において、全請求項の位置関係を1つの図で示そうとすると、ある請求項に注目したときに、その請求項と従属関係がない請求項も同じ図の中に存在するため、従属していない請求項の線が重なることがある。よって従属していない請求項も従属しているように見えてしまう。
従属関係が不明確な例を、以下の図8に示す。この例では、請求項3に従属する請求項として請求項4と請求項13と請求項16と請求項18があり、請求項6に従属する請求項として請求項8と請求項14があり、請求項7に従属する請求項として請求項8がある。この場合、請求項8の従属元請求項(親請求項)は、請求項6,7のみであるが、全請求項の従属関係を1つの図で示そうとすると、請求項6,7に加えて請求項3も従属元請求項(親請求項)であるように見える。
4.6.1.1項に示した、請求項全体を分割せずに表示する請求項番号の表示手法を用いた際には、4.6.2項で示した手法に以下に挙げる問題点が存在する。
4.6.1.1項の「請求項全体を分割せずに表示する請求項の位置関係」において、全請求項の位置関係を1つの図で示そうとすると、ある請求項に注目したときに、その請求項と従属関係がない請求項も同じ図の中に存在するため、従属していない請求項の線が重なることがある。よって従属していない請求項も従属しているように見えてしまう。
従属関係が不明確な例を、以下の図8に示す。この例では、請求項3に従属する請求項として請求項4と請求項13と請求項16と請求項18があり、請求項6に従属する請求項として請求項8と請求項14があり、請求項7に従属する請求項として請求項8がある。この場合、請求項8の従属元請求項(親請求項)は、請求項6,7のみであるが、全請求項の従属関係を1つの図で示そうとすると、請求項6,7に加えて請求項3も従属元請求項(親請求項)であるように見える。
参考までに、4.6.1.2項の独立請求項単位に分割して表示する請求項の従属関係では、図9に示すように問題ない。
4.6.4 従属関係表示の問題に対する解決策
4.6.3項の問題点を解決するため、初めから全ての請求項を関連付けるのではなく、ある請求項を選択したときに、その請求項に関係する請求項のみ強調表示する動的な表示方法を取ることにする。この表示方法により、従属していない請求項も従属しているように見える問題が解決される。
以降の項にて、上記表示方法の詳細について述べる。
4.6.3項の問題点を解決するため、初めから全ての請求項を関連付けるのではなく、ある請求項を選択したときに、その請求項に関係する請求項のみ強調表示する動的な表示方法を取ることにする。この表示方法により、従属していない請求項も従属しているように見える問題が解決される。
以降の項にて、上記表示方法の詳細について述べる。
4.6.4.1 請求項関係図の初期状態
4.6.1項から4.6.2項に従い、請求項関係図を作成する。この際、請求項の位置関係と従属関係は灰色で表示する。この段階では請求項全体の位置関係を示すことを目的とする。請求項関係図の初期状態について、「全請求項を分割せずに表示」を図10に、「独立請求項単位に分割して表示」を図11に示す。
4.6.1項から4.6.2項に従い、請求項関係図を作成する。この際、請求項の位置関係と従属関係は灰色で表示する。この段階では請求項全体の位置関係を示すことを目的とする。請求項関係図の初期状態について、「全請求項を分割せずに表示」を図10に、「独立請求項単位に分割して表示」を図11に示す。
4.6.4.2 請求項選択時の強調表示
ある請求項を選択したとき(新抄録ブラウジングシステムで、ある請求項を表示するために請求項番号をクリックしたとき)に、その請求項に関係する請求項を黒色で強調表示する。例として、請求項17を選択した場合の強調表示について、「請求項全体を分割せずに表示」を図12に、「独立請求項単位に分割して表示」を図13に示す。
請求項17は、従属元請求項(親請求項)が請求項1、2、従属先請求項(子請求項)が請求項20、21である。
ある請求項を選択したとき(新抄録ブラウジングシステムで、ある請求項を表示するために請求項番号をクリックしたとき)に、その請求項に関係する請求項を黒色で強調表示する。例として、請求項17を選択した場合の強調表示について、「請求項全体を分割せずに表示」を図12に、「独立請求項単位に分割して表示」を図13に示す。
請求項17は、従属元請求項(親請求項)が請求項1、2、従属先請求項(子請求項)が請求項20、21である。
4.6.5 請求項関係図の表示手法についての検討結果
ある請求項を選択したときに、その請求項に関係する請求項のみ強調表示する動的な表示方法を取ることにより、請求項の位置関係/従属関係を視覚的に理解できる図を示すことができる。
しかし、ある請求項に間接的に関係している請求項まで厳密に関係付けることができない。
間接的に関係している請求項の例として、「請求項3の従属元請求項(親請求項)が独立請求項1と独立請求項2、従属先請求項(子請求項)が請求項4と請求項5、さらに請求項4の従属先請求項(子請求項)が請求項6」の場合が挙げられる。請求項3を選択した場合、請求項6は請求項3に直接関係していないが、請求項4を間にはさんで間接的に関係している。今回の検証を元に請求項関係図を作成すると図14又は図15のようになる。
ある請求項を選択したときに、その請求項に関係する請求項のみ強調表示する動的な表示方法を取ることにより、請求項の位置関係/従属関係を視覚的に理解できる図を示すことができる。
しかし、ある請求項に間接的に関係している請求項まで厳密に関係付けることができない。
間接的に関係している請求項の例として、「請求項3の従属元請求項(親請求項)が独立請求項1と独立請求項2、従属先請求項(子請求項)が請求項4と請求項5、さらに請求項4の従属先請求項(子請求項)が請求項6」の場合が挙げられる。請求項3を選択した場合、請求項6は請求項3に直接関係していないが、請求項4を間にはさんで間接的に関係している。今回の検証を元に請求項関係図を作成すると図14又は図15のようになる。
請求項全体を分割せず表示する方法、独立請求項単位で分割して表示する方法の両方で、請求項6は請求項5に従属していないにも関わらず、従属しているように見える。選択した請求項3に関係していることに間違いは無いが、従属関係を正確に表示できていない。4.6.3項の問題点と基本的に同じ問題である。
原因として、請求項を関係付ける経路(線)が1つに決まっていること挙げられる。例の場合、請求項4と請求項6を関係付ける経路が1つに決まっているため、請求項6に関係しない請求項5が間に入ると請求項5を避けて表示することができない。
直接関係する請求項に関しては厳密に請求項関係図が示せる。しかし、間接的に関係する請求項に関して更に検証の必要がある。
原因として、請求項を関係付ける経路(線)が1つに決まっていること挙げられる。例の場合、請求項4と請求項6を関係付ける経路が1つに決まっているため、請求項6に関係しない請求項5が間に入ると請求項5を避けて表示することができない。
直接関係する請求項に関しては厳密に請求項関係図が示せる。しかし、間接的に関係する請求項に関して更に検証の必要がある。
5.請求項関連図の具体的な計算機実装方法
5.1 従属関係表示装置100の動作
以下、従属関係表示装置100の動作(従属関係表示方法及び従属関係表示プログラム)について説明する。以下の説明では、4.6節の説明と重複する場合がある。
5.1 従属関係表示装置100の動作
以下、従属関係表示装置100の動作(従属関係表示方法及び従属関係表示プログラム)について説明する。以下の説明では、4.6節の説明と重複する場合がある。
5.2 請求項関連図の表示
請求項関連図は、請求項間の従属関係を図示するものである。
請求項関連図は、請求項間の従属関係を図示するものである。
5.2.1 請求項関連図の概要
請求項関連図に関する実装方針は、4.6節に記載されており、4.6節の中では、「全請求項を分割せずに表示」する手法と、「独立請求項単位に分割して表示」する手法についての記載がある。図16に示す「全請求項を分割せずに表示」する手法について実装方法を説明する。
なお、図16に掲載した請求項関連図は以下のルールにより作成される。
(1)横軸→独立請求項を第一階層(最上位)に配置し、従属請求項を順次第二階層以下へ配置する。
(2)縦軸→請求項番号の順に上から下に配置する。
(例)
「請求項1は独立請求項(従属元請求項なし)、請求項2の従属元請求項(親請求項)は請求項1、請求項3の従属元請求項(親請求項)は請求項2」の場合は図17のように配置される。
請求項関連図に関する実装方針は、4.6節に記載されており、4.6節の中では、「全請求項を分割せずに表示」する手法と、「独立請求項単位に分割して表示」する手法についての記載がある。図16に示す「全請求項を分割せずに表示」する手法について実装方法を説明する。
なお、図16に掲載した請求項関連図は以下のルールにより作成される。
(1)横軸→独立請求項を第一階層(最上位)に配置し、従属請求項を順次第二階層以下へ配置する。
(2)縦軸→請求項番号の順に上から下に配置する。
(例)
「請求項1は独立請求項(従属元請求項なし)、請求項2の従属元請求項(親請求項)は請求項1、請求項3の従属元請求項(親請求項)は請求項2」の場合は図17のように配置される。
以上に示した「全請求項を分割せずに表示」する手法は、4.6節にも述べられているように以下の特徴を持つ。
<利点>
請求項が重複しないため、請求項関係図が最小で表示できる。
<欠点>
請求項がどの(独立)請求項に従属するのか一目で分からない。
上記利点と欠点が挙げられるが、4.6.4.2項に掲載した「請求項選択時の強調表示」(図18)も合わせて実装すれば、上記欠点は軽減することができる。
<利点>
請求項が重複しないため、請求項関係図が最小で表示できる。
<欠点>
請求項がどの(独立)請求項に従属するのか一目で分からない。
上記利点と欠点が挙げられるが、4.6.4.2項に掲載した「請求項選択時の強調表示」(図18)も合わせて実装すれば、上記欠点は軽減することができる。
5.2.2 請求項関連図の実装概要
本項では、5.2.1項に示した請求項関連図の実装方針を基にした、請求項関連図の実装の概要について説明する。
計算機実装にあたり、5.2.1項に示した図では、結線をするための座標が用意されていない。そのため、計算機への実装にあたり、請求項番号と結線のためエリアの両方を考慮した仮想画面データ領域を作成し、請求項関連図を作成するものとする。例として、5.2.1項の形式で記載した請求項関連図(図19)を請求項番号と結線のためエリアの両方を考慮した仮想画面データ領域の形式で表わした結果を、図20に示す。
また、仮想画面メモリー部150のイメージを図21に示す。
本項では、5.2.1項に示した請求項関連図の実装方針を基にした、請求項関連図の実装の概要について説明する。
計算機実装にあたり、5.2.1項に示した図では、結線をするための座標が用意されていない。そのため、計算機への実装にあたり、請求項番号と結線のためエリアの両方を考慮した仮想画面データ領域を作成し、請求項関連図を作成するものとする。例として、5.2.1項の形式で記載した請求項関連図(図19)を請求項番号と結線のためエリアの両方を考慮した仮想画面データ領域の形式で表わした結果を、図20に示す。
また、仮想画面メモリー部150のイメージを図21に示す。
図20に示した仮想画面配列において、4.6.4.2項に掲載した「請求項選択時の強調表示」を行うには、結線用の配列に保存される強調部分の線の色を、(赤)にして保存すればよい。
図20,図21に示す請求項関連図の仮想画面配列は、以下のようなルール(以降結線ルール1と呼ぶ)を用いれば作成することができる。
以下、特許請求の範囲の請求項の数(最大請求項番号)をMとする。各請求項の番号をN(1≦N≦M)とする。
図20,図21に示す請求項関連図の仮想画面配列は、以下のようなルール(以降結線ルール1と呼ぶ)を用いれば作成することができる。
以下、特許請求の範囲の請求項の数(最大請求項番号)をMとする。各請求項の番号をN(1≦N≦M)とする。
図22は、セルとセグメントを示す図である。
仮想画面配列の各要素をセルと呼ぶ。セルには、数字が記入できる。また、セルには、十字を形成する4つの直線(上下左右のセグメント)のいずれか1つ以上を記入できる。結線は、セグメントを記入することにより行われる。
前記接続要素配置部160が配置する前記接続要素は中央に折れ点を有し、少なくとも1つ以上のセグメントを持ち、更に、セグメントのそれぞれについての描画色を指定することができる。前記接続要素配置部160が配置する前記接続要素は、少なくとも前記第一のインデックス方向と第二のインデックス方向のそれぞれに平行な2つの直線を列方向セグメント及び行方向セグメントとして持つ。第一のインデックス方向又は第二のインデックス方向に平行な前記列方向セグメント、行方向セグメントの一方あるいは両方は、それぞれが2つ以上の部分セグメント(上,下セグメント、左,右セグメント)からなり、さらにそれぞれの部分セグメントについて描画色を指定することができる。そして、描画色として少なくとも透明あるいは背景色と同じ色を指定可能である。
仮想画面配列の各要素をセルと呼ぶ。セルには、数字が記入できる。また、セルには、十字を形成する4つの直線(上下左右のセグメント)のいずれか1つ以上を記入できる。結線は、セグメントを記入することにより行われる。
前記接続要素配置部160が配置する前記接続要素は中央に折れ点を有し、少なくとも1つ以上のセグメントを持ち、更に、セグメントのそれぞれについての描画色を指定することができる。前記接続要素配置部160が配置する前記接続要素は、少なくとも前記第一のインデックス方向と第二のインデックス方向のそれぞれに平行な2つの直線を列方向セグメント及び行方向セグメントとして持つ。第一のインデックス方向又は第二のインデックス方向に平行な前記列方向セグメント、行方向セグメントの一方あるいは両方は、それぞれが2つ以上の部分セグメント(上,下セグメント、左,右セグメント)からなり、さらにそれぞれの部分セグメントについて描画色を指定することができる。そして、描画色として少なくとも透明あるいは背景色と同じ色を指定可能である。
項目配置部130と接続要素配置部160は、入力部110又は項目名従属関係記憶部120から請求項番号と従属関係を入力して、以下のルールに従って仮想画面メモリー部150に仮想画面を作成する。
<結線ルール1>
(1)項目配置部130が仮想画面メモリー部150に仮想画面配列を確保する。
X方向…0オリジンで(請求項の数M×第1の整数2−1)の領域を確保しておけば、不足することはない。
Y方向…0オリジンで(請求項の数M×第2の整数2−1)の領域を確保しておけば、不足することはない。
第1と第2の整数の値は、2以上の整数ならばよい。第1と第2の整数の値は、異なっていてもよい。以下、「第1の整数=第2の整数=2」として説明する。
(2)請求項番号Nを仮想画面配列に配置する。
X座標
<独立請求項の場合>
X=0
<従属請求項の場合>
X=親請求項のうち最もX座標が大きな請求項のX座標+2
Y座標
(請求項番号N−1)×2
<結線ルール1>
(1)項目配置部130が仮想画面メモリー部150に仮想画面配列を確保する。
X方向…0オリジンで(請求項の数M×第1の整数2−1)の領域を確保しておけば、不足することはない。
Y方向…0オリジンで(請求項の数M×第2の整数2−1)の領域を確保しておけば、不足することはない。
第1と第2の整数の値は、2以上の整数ならばよい。第1と第2の整数の値は、異なっていてもよい。以下、「第1の整数=第2の整数=2」として説明する。
(2)請求項番号Nを仮想画面配列に配置する。
X座標
<独立請求項の場合>
X=0
<従属請求項の場合>
X=親請求項のうち最もX座標が大きな請求項のX座標+2
Y座標
(請求項番号N−1)×2
項目配置部130は、請求項番号NとX,Y座標とを対応させて座標保存用配列メモリー部140に記憶する。
図23は、座標保存用配列メモリー部140を示す図である。
(3)接続要素配置部160は、請求項番号と従属関係を入力し、座標保存用配列メモリー部140のX,Y座標を用いて、請求項2から最後の請求項までの請求項(子請求項)を、以下のルールにより従属元請求項(親請求項)と、黒(第1の描画色の一例)で結線する。子請求項が従属元請求項(親請求項)となる場合は、以下の(a)〜(d)を繰り返す。
なお、以下の(a)〜(d)の結線は重複しても構わない。
(a)(親請求項のX座標+1、親請求項のY座標)のセルの左と下に結線(図21のa)
(b)(親請求項のX座標+1、親請求項のY座標+1)のセルから(親請求項のX座標+1、子請求項のY座標−1)の位置まで、Y座標をインクリメントしながら上と下に結線(図21のb)
(c)(子請求項のX座標−1、子請求項のY座標)のセルを上と右に結線(図21のc)
(d)(親請求項のX座標+2、子請求項のY座標)のセルから(子請求項のX座標−1、子請求項のY座標)の位置までX座標をインクリメントしながら左と右に結線(図21のd)
結線ルール1にて特開2002−104619号の請求項関連図を作成した結果を、図24に掲載する。
図23は、座標保存用配列メモリー部140を示す図である。
(3)接続要素配置部160は、請求項番号と従属関係を入力し、座標保存用配列メモリー部140のX,Y座標を用いて、請求項2から最後の請求項までの請求項(子請求項)を、以下のルールにより従属元請求項(親請求項)と、黒(第1の描画色の一例)で結線する。子請求項が従属元請求項(親請求項)となる場合は、以下の(a)〜(d)を繰り返す。
なお、以下の(a)〜(d)の結線は重複しても構わない。
(a)(親請求項のX座標+1、親請求項のY座標)のセルの左と下に結線(図21のa)
(b)(親請求項のX座標+1、親請求項のY座標+1)のセルから(親請求項のX座標+1、子請求項のY座標−1)の位置まで、Y座標をインクリメントしながら上と下に結線(図21のb)
(c)(子請求項のX座標−1、子請求項のY座標)のセルを上と右に結線(図21のc)
(d)(親請求項のX座標+2、子請求項のY座標)のセルから(子請求項のX座標−1、子請求項のY座標)の位置までX座標をインクリメントしながら左と右に結線(図21のd)
結線ルール1にて特開2002−104619号の請求項関連図を作成した結果を、図24に掲載する。
4.6.4.2項に掲載した、「請求項選択時の強調表示」を行う場合には、結線ルール1にて作成した請求項関連図に対し、選択した請求項から親請求項と子請求項に向かって赤色(第2の描画色の一例)で結線すればよい。「請求項選択時の強調表示」を行う際の仮想画面配列作成ルール(以降、結線ルール2と呼ぶ)を以下に掲載する。
<結線ルール2>
(1)結線ルール1にて請求項関連図を作成する。出力部170がユーザの端末装置800に表示する。
(2)項目(1)にて作成した請求項関連図に対し、ユーザが端末装置800により選択した請求項を項目指定部180により取得する。接続要素配置部160は、選択した請求項から、全ての親請求項に向かって赤色で結線する。
(3)接続要素配置部160は、項目(2)の親請求項から更にその親請求項に向かって赤色で結線する。この結線が終わったら、更にその親請求項に向かって再帰的に結線する。ただし、一度結線した請求項は結線しないようにする。
<項目(2),(3)の例>
請求項の従属関係が図25の場合に、請求項7が選択された請求項とすると以下の要領で赤色に結線される。
(a)請求項7から請求項3に結線
(a−ア)請求項3から請求項1に結線
(a−ア−I)結線なし(請求項1は独立請求項)
(b)請求項7から請求項6に結線
(b−ア)請求項6から請求項4に結線
(b−ア−I)請求項4から請求項3に結線
(b−ア−I−i)結線なし(請求項3は(a−ア)で結線済み)
(4)接続要素配置部160は、項目(3)までに作成した請求項関連図に対し、選択した請求項から、全ての子請求項に向かって赤色で結線する。
(5)接続要素配置部160は、項目(2)の子請求項から更にその子請求項に向かって赤色で結線する。この結線が終わったら、更にその子請求項に向かって再帰的に結線する。ただし、一度結線した請求項は結線しないようにする。
<項目(4),(5)の例>
請求項の従属関係が図26の場合に、請求項7が選択された請求項とすると以下の要領で赤色に結線される。
(a)請求項7から請求項8に結線
(a−ア)請求項8から請求項9に結線
(a−ア−I)請求項9から請求項10に結線
(a−ア−I−i)結線なし(請求項10には子請求項なし)
(a−ア−II)請求項9から請求項11に結線
(a−ア−II−i)結線なし(請求項11には子請求項なし)
(b)請求項7から請求項9に結線
(b−ア)結線なし(請求項9は(a−ア−I)等にて結線済み)
(c)請求項7から請求項12に結線
(c−ア)結線なし(請求項12には子請求項なし)
結線ルール2にて特開2002−104619号の請求項17を選択して請求項関連図を作成した結果を、図27に掲載する。
<結線ルール2>
(1)結線ルール1にて請求項関連図を作成する。出力部170がユーザの端末装置800に表示する。
(2)項目(1)にて作成した請求項関連図に対し、ユーザが端末装置800により選択した請求項を項目指定部180により取得する。接続要素配置部160は、選択した請求項から、全ての親請求項に向かって赤色で結線する。
(3)接続要素配置部160は、項目(2)の親請求項から更にその親請求項に向かって赤色で結線する。この結線が終わったら、更にその親請求項に向かって再帰的に結線する。ただし、一度結線した請求項は結線しないようにする。
<項目(2),(3)の例>
請求項の従属関係が図25の場合に、請求項7が選択された請求項とすると以下の要領で赤色に結線される。
(a)請求項7から請求項3に結線
(a−ア)請求項3から請求項1に結線
(a−ア−I)結線なし(請求項1は独立請求項)
(b)請求項7から請求項6に結線
(b−ア)請求項6から請求項4に結線
(b−ア−I)請求項4から請求項3に結線
(b−ア−I−i)結線なし(請求項3は(a−ア)で結線済み)
(4)接続要素配置部160は、項目(3)までに作成した請求項関連図に対し、選択した請求項から、全ての子請求項に向かって赤色で結線する。
(5)接続要素配置部160は、項目(2)の子請求項から更にその子請求項に向かって赤色で結線する。この結線が終わったら、更にその子請求項に向かって再帰的に結線する。ただし、一度結線した請求項は結線しないようにする。
<項目(4),(5)の例>
請求項の従属関係が図26の場合に、請求項7が選択された請求項とすると以下の要領で赤色に結線される。
(a)請求項7から請求項8に結線
(a−ア)請求項8から請求項9に結線
(a−ア−I)請求項9から請求項10に結線
(a−ア−I−i)結線なし(請求項10には子請求項なし)
(a−ア−II)請求項9から請求項11に結線
(a−ア−II−i)結線なし(請求項11には子請求項なし)
(b)請求項7から請求項9に結線
(b−ア)結線なし(請求項9は(a−ア−I)等にて結線済み)
(c)請求項7から請求項12に結線
(c−ア)結線なし(請求項12には子請求項なし)
結線ルール2にて特開2002−104619号の請求項17を選択して請求項関連図を作成した結果を、図27に掲載する。
結線ルール1及び結線ルール2にて作成される請求項関連図を実装して運用した場合、結線ルール2にて作成された請求項関連図をモノクロプリントアウトした場合、赤線と黒線の区別がつきにくいことがある。そのため、請求項選択時に黒線による結線を行わない仮想画面配列作成ルール(以降、結線ルール3と呼ぶ)を用いてもよい。以下に、結線ルール3のルールを掲載する。
<結線ルール3>
(1)接続要素配置部160が、結線ルール2にて請求項関連図を作成する。
(2)接続要素配置部160が、仮想画面配列の全ての要素に対し、黒結線の部分の結線を消去する。
結線ルール3にて特開2002−104619号の請求項17を選択して請求項関連図を作成した結果を、図28に掲載する。
<結線ルール3>
(1)接続要素配置部160が、結線ルール2にて請求項関連図を作成する。
(2)接続要素配置部160が、仮想画面配列の全ての要素に対し、黒結線の部分の結線を消去する。
結線ルール3にて特開2002−104619号の請求項17を選択して請求項関連図を作成した結果を、図28に掲載する。
なお、行方向と列方向の配列を入れ替えて配置・結線・表示してもよい。
また、請求項間の従属関係ではなく、従属関係のある項目間の従属関係を分析・配置・結線・表示してもよい。
また、請求項間の従属関係ではなく、従属関係のある項目間の従属関係を分析・配置・結線・表示してもよい。
100 従属関係表示装置、110 入力部、120 項目名従属関係記憶部、130 項目配置部、140 座標保存用配列メモリー部、150 仮想画面メモリー部、160 接続要素配置部、170 出力部、180 項目指定部、700 特許明細書分析装置、710 特許文献データベース、800 端末装置、901 CRT表示装置、902 K/B、903 マウス、904 FDD、905 CDD、906 プリンタ装置、907 スキャナ装置、910 システムユニット、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、915 通信ボード、920 磁気ディスク装置、921 OS、922 ウィンドウシステム、923 プログラム群、924 ファイル群、931 電話器、932 FAX機、940 ネットワーク、941 ゲートウェイ、942 LAN。
Claims (16)
- 文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置であって、
少なくとも文書内の項目名と該項目間の従属関係を入力する入力部と、
描画要素を配置する仮想画面メモリー部と、
前記入力部より入力された項目を前記仮想画面メモリー部内に配置する項目配置部と、
該入力された項目が配置されていない位置の一部に項目間の接続要素を配置する接続要素配置部と、
前記仮想画面メモリー部の内容を実画面に変換して出力する出力部を備えていることを特徴とする文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置。 - 前記仮想画面メモリー部は、第一のインデックスと第二のインデックスよりアクセス可能な2次元配列メモリーであることを特徴とする請求項1記載の文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置。
- 前記接続要素配置部は、配置する前記接続要素として少なくとも1つ以上のセグメントを持ち、該セグメントのそれぞれについての描画色を指定することができることを特徴とする請求項1又は2に記載の文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置。
- 請求項2又は3に記載の文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置であって、
前記接続要素配置部が配置する前記接続要素は、少なくとも前記第一のインデックス方向と第二のインデックス方向のそれぞれに平行な直線をセグメントとして持つことを特徴とする文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置。 - 請求項4記載の文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置であって、
第一のインデックス方向又は第二のインデックス方向に平行な前記のセグメントの一方あるいは両方は、それぞれが2つ以上の部分セグメントからなり、さらにそれぞれの部分セグメントについて描画色を指定することができることを特徴とする文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置。 - 請求項3乃至5いずれかに記載の文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置であって、
前記接続要素配置部は、描画色として少なくとも2色を指定可能であることを特徴とする文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置。 - 請求項3乃至6いずれかに記載の文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置であって、
前記接続要素配置部は、描画色として少なくとも透明あるいは背景色と同じ色を指定可能であることを特徴とする文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置。 - 請求項2乃至7いずれかに記載の文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置であって、
前記仮想画面メモリー部の第一あるいは第二のいずれかのインデックスの最大値は少なくとも前記文書内の項目数の第一の整数倍より1小さい数以上であると同時にもう一方のインデックスの最大値は少なくとも該文書内の項目数の第一の整数倍より1小さい数以上であって、
前記項目配置部は、それぞれの項目について、第一座標成分は項目の順番から1を減じたものに前記第一の整数を乗じた値とすると同時に、該項目が独立項目であれば第二座標成分を0とし、従属する項目であれば第二座標成分を従属元となる上位列項目のうちの最大の第二座標成分の値に前記第一の整数を加えた値として前記仮想画面メモリー部に配置することを特徴とする文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置。 - 請求項8記載の文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置であって、
さらに少なくとも項目数以上のインデックスを持ち、項目を表示する座標X,Yを保持する座標保存用配列メモリー部を備え、
前記項目配置部はそれぞれの項目に対する第一及び第二座標成分を算出すると同時に前記座標保存用配列メモリー部の該項目に対応する位置に該第一及び第二座標成分を記憶し、
前記接続要素配置部は、全ての項目の内で何らかの項目に従属するもののそれぞれについて従属元となる上位側項目の全てに対する結線を前記仮想画面メモリー部に配置することを特徴とする文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置。 - 請求項9記載の文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置であって、
前記接続要素配置部が配置する配置要素は少なくとも十字状に配置された4つのセグメントを持ち、
さらに、前記の上位側項目の全てに対する結線は、前記座標保存用配列メモリー部に格納された該上位側項目の座標及び前記座標保存用配列メモリー部に格納された該項目の座標の間に存在する任意の列かつ該上位側項目と行座標が一致する座標に配置される第一の折れ点と、該列かつ該項目と行座標が一致する座標に配置される第二の折れ点を基準に、該上位側項目と前記第一の折れ点までに存在する行方向のセグメントと、前記第一の折れ点と前記第二の折れ点までに存在する列方向のセグメントと、前記第二の折れ点と該項目の間に存在する行方向のセグメントを第一の描画色で描画することを特徴とする文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置。 - 請求項9記載の文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置であって、
前記接続要素配置部が配置する配置要素は少なくとも十字状に配置された4つのセグメントを持ち、
さらに、前記の上位側項目の全てに対する結線は、前記座標保存用配列メモリー部に格納された該上位側項目の座標及び前記座標保存用配列メモリー部に格納された該項目の座標の間に存在する任意の行かつ該上位側項目と列の座標が一致する座標に配置される第一の折れ点と、該行かつ該項目と列の座標が一致する座標に配置される第二の折れ点を基準に、該上位側項目と前記第一の折れ点までに存在する列方向のセグメントと、前記第一の折れ点と前記第二の折れ点までに存在する行方向のセグメントと、前記第二の折れ点と該項目の間に存在する列方向のセグメントを第一の描画色で描画することを特徴とする文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置。 - 請求項10又は11に記載の文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置であって、
さらに文書内の項目の1つを指定する項目指定部を有し、
前記接続要素配置部は、前記項目指定部で指定された項目の上位側項目に対する結線を、独立した項目に到るまで再帰的に、第二の描画色で描画することを特徴とする文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置。 - 請求項10又は11に記載の文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置であって、
さらに文書内の項目の1つを指定する項目指定部を有し、
前記接続要素配置部は、前記項目指定部で指定された項目より、該指定された項目に従属する項目に対する結線を、従属する項目がない項目に到るまで再帰的に、第二の描画色で描画することを特徴とする文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置。 - 請求項1ないし13いずれかに記載の文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置であって、
文書としては特許の明細書又はそれに準ずる文書を対象とし、項目としては請求項又はそれに準ずる項目を対象として、請求項間の従属関係を表示する従属関係表示装置。 - 文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置の従属関係表示方法であって、
少なくとも文書内の項目名と該項目間の従属関係を入力部から入力し、
前記入力部より入力された項目を仮想画面メモリー部内に配置し、
該入力された項目が配置されていない位置の一部に項目間の接続要素を配置し、
前記仮想画面メモリー部の内容を実画面に変換して出力することを特徴とする従属関係表示方法。 - 文書内の項目間の従属関係を表示する従属関係表示装置のための従属関係表示プログラムであって、
少なくとも文書内の項目名と該項目間の従属関係を入力する入力処理と、
前記入力処理より入力された項目を仮想画面メモリー部内に配置する項目配置処理と、
該入力された項目が配置されていない位置の一部に項目間の接続要素を配置する接続要素配置処理と、
前記仮想画面メモリー部の内容を実画面に変換して出力する出力処理をコンピュータに実行させることを特徴とする従属関係表示プログラム。
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JP2005002368A JP2006190147A (ja) | 2005-01-07 | 2005-01-07 | 従属関係表示装置及び従属関係表示方法及び従属関係表示プログラム |
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-
2005
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