JP2006186616A - 無線通信装置、無線通信システムおよび通信接続設定方法 - Google Patents

無線通信装置、無線通信システムおよび通信接続設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡単に他の無線装置との通信接続を設定することができ、かつ、セキュリティを向上させた無線装置を提供する。
【解決手段】 無線通信装置101は、他の無線通信装置102の識別子を登録することによって、該他の無線通信装置と通信接続される無線通信装置であって、該無線通信装置に登録されていない未登録無線装置102から同報信号として周期的に発信された第1の要求信号を受信し(S20)、該第1の要求信号に対して複数の応答信号を前記未登録無線装置へ発信する(S40,S70)無線部112と、前記第1の要求信号の送信元の識別子を通信接続先として記憶する(S110)記憶部116とを備えている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、無線通信装置、無線通信システムおよび通信接続設定方法に関する。
近年、無線LANが情報家電に導入されつつある。従来、無線装置間の無線LANの設定は、それらの無線装置の出荷時に実施されていた。例えば、テレビには、接続先であるテレビチューナの機器認識番号(例えば、MACアドレス)が予め登録されており、テレビチューナには、接続先であるテレビの機器認識番号(例えば、MACアドレス)が予め登録されていた。従って、一方の無線装置が故障した場合に、ユーザは、両方の無線装置を修理または交換しなければならなかった。また、無線LANの設定は一般ユーザにとって容易ではないため、ユーザは無線装置の修理または交換を専門店等に依頼しなければならなかった。
これに対処するために、無線LANのアクセスポイントAP(Access Point)とステーションSTA(Station)との対応付けを簡易にする方法が検討されている。例えば、バッファロー社は、初期設定の方法としてAOSS(AirStation One-Touch Secure System)(登録商標)を開発した(特許文献1参照)。AOSS(登録商標)では、通信装置の設定ボタンを押すと、通信装置が一定時間暗号化した状態で周辺にある接続可能な機器を検索する。その通信装置に接続可能な機器が検出されると、ESS-ID(Extended Service Set Identifier)の設定およびセキュリティ機能を設定する。
しかし、AOSS(登録商標)では、ユーザは、アクセスポイントおよびステーションの両方の設定ボタンを押す必要があった。両方の設定ボタンを同時に押す場合には、アクセスポイントとステーションとを接近させなければならなかった。もしくは、ユーザがアクセスポイントとステーションとの間を移動する期間、アクセスポイントおよびステーションは暗号化した状態を持続する必要があった。
また、AOSS(登録商標)では、アクセスポイントおよびステーションの初期設定時に、パケットのペイロード中に初期設定中であることを示す特殊なデータを含めなければならなかった。
特開2004−215232号公報
このように、初期設定状態を長く持続させることは、セキュリティ上、好ましくない。また、アクセスポイントおよびステーションの両方のボタンを操作しなければならないことは、ユーザの利便性の観点において好ましくない。さらに、従来の方法では、初期設定中のパケットと通常の通信に使用されるパケットとを区別する必要があった。
そこで、従来よりも簡単に他の無線装置との通信接続を設定することができ、かつ、セキュリティを向上させた無線装置を提供する。
本発明に係る実施形態に従った無線通信装置は、他の無線通信装置の識別子を登録することによって、該他の無線通信装置と通信接続される無線通信装置であって、
該無線通信装置に登録されていない未登録無線装置から同報信号として発信された第1の要求信号を受信し、該第1の要求信号に対して複数の応答信号を前記未登録無線装置へ発信する無線部と、前記第1の要求信号の送信元の識別子を通信接続先として記憶する記憶部とを備えている。
本発明に係る実施形態に従った無線通信装置は、他の無線通信装置の識別子を登録することによって、該他の無線通信装置と通信接続される無線通信装置であって、
該無線通信装置に登録されていない未登録無線装置から同報信号として発信された第1の要求信号を受信し、該第1の要求信号に対して複数の応答信号を前記未登録無線装置へ発信する無線部と、前記第1の要求信号の送信元の識別子を通信接続先の候補として記憶する候補記憶部と、前記無線部が当該無線通信装置を宛先とする第2の要求信号を受信した場合に、該第2の要求信号の送信元の識別子と前記第1の要求信号の送信元の識別子とを比較する処理部と、前記第2の要求信号の送信元の識別子が前記第1の要求信号の送信元の識別子と一致する場合に、前記候補記憶部に記憶された前記第1の要求信号の送信元の識別子を通信接続先の識別子として登録する接続先記憶部とを備えている。
本発明に係る他の実施形態に従った無線通信装置は、他の無線通信装置の識別子を登録することによって、該他の無線通信装置と通信接続される無線通信装置であって、
該無線通信装置の識別子を含む第1の要求信号を同報信号として送信し、前記第1の要求信号に応答して、該無線通信装置に登録されていない未登録無線装置から発信された応答信号を受信する無線部と、同一の前記未登録無線装置から前記応答信号を複数受信した場合に、該未登録無線装置の識別子を通信接続先の識別子として登録する接続先記憶部とを備えている。
本発明に係る実施形態に従った無線通信システムは、互いに相手の識別子を登録し合うことによって、相互に通信接続可能な第1の無線通信装置および第2の無線通信装置を備えた無線通信システムであって、
前記第1の無線通信装置は、未登録の前記第2の無線通信装置から同報信号として発信された第1の要求信号を受信し、該第1の要求信号に対して複数の応答信号を前記第2の無線通信装置へ発信する無線部と、前記無線部が前記複数の応答信号のそれぞれに対応する複数の確認信号および前記第1の無線通信装置を宛先とする第2の要求信号を受信した場合に、該第2の要求信号の送信元の識別子と前記第1の要求信号の送信元の識別子とを比較する処理部と、前記第2の要求信号の送信元の識別子が前記第2の無線通信装置の識別子と一致する場合に、前記第2の無線通信装置の識別子を通信接続先の識別子として登録する第1の接続先記憶部とを備え、
第2の無線通信装置は、前記第2の無線通信装置の識別子を含む第1の要求信号を同報信号として送信し、該第1の要求信号に対して前記第1の無線通信装置から発信された応答信号を受信する第2の無線部と、前記無線部において前記第1の無線通信装置から前記応答信号を複数受信した場合に、該第1の無線通信装置の識別子を通信接続先の識別子として登録する第2の接続先記憶部とを備えている。
本発明に係る実施形態に従った通信システムの設定方法は、信号を送受信する第1の無線部と、前記第1の無線部で受信した信号を処理する第1の処理部と、通信接続先の識別子を登録する第1の記憶部とを備えた第1の通信装置、および、信号を送受信する第2の無線部と、前記第2の無線部で受信した信号を処理する第2の処理部と、通信接続先の識別子を登録する第2の記憶部とを備えた第2の通信装置を備え、互いに相手の識別子を登録し合うことによって、前記第1の通信装置と前記第2の通信装置とが相互に通信接続される通信システムの設定方法であって、
前記第2の無線部が、前記第2の無線通信装置の識別子を含む第1の要求信号を同報信号として送信し、前記第1の記憶部が、前記第2の記憶部に登録されていない前記第2の無線通信装置の識別子を通信接続先の候補として記憶し、前記第1の無線部が、前記第1の要求信号に対する応答信号を前記第2の無線通信装置へ発信し、前記第2の無線部が、前記応答信号を受信したことを示す確認信号を前記第1の無線通信装置へ発信し、前記第1の無線部が、前記第1の要求信号に対する応答信号を前記第2の無線通信装置へ再度発信し、前記第2の無線部が、前記応答信号を受信したことを示す確認信号を前記第1の無線通信装置へ再度発信し、前記第2の記憶部が、前記応答信号に含まれた前記第1の無線通信装置の識別子を接続先として登録し、前記第2の無線部が、前記第1の無線通信装置を宛先とする第2の要求信号を発信し、前記第1の処理部が、前記第2の要求信号の送信元の識別子と前記第1の記憶部に記憶された前記第1の要求信号の送信元の識別子とを比較し、前記第2の要求信号の送信元の識別子が前記第1の要求信号の送信元の識別子と一致する場合に、前記第2の記憶部が、前記第1の要求信号の送信元である前記第2の無線通信装置の識別子を通信接続先の識別子として登録することを具備する。
本発明による無線装置は、従来よりも簡単に他の無線装置との通信接続を設定することができ、かつ、セキュリティを向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。以下の実施形態による無線装置はIEEE802.11に準拠した通信プロトコルで通信を行う。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る第1の実施形態に従った無線通信システム100の概念図である。無線通信システム100は、第1の無線装置101および第2の無線装置102を含む。無線装置101および無線装置102は、基地局および端末局の関係であってもよく、基地局同士あるいは端末局同士の関係であってもよい。
本実施形態では、無線装置101が初期設定用のボタンを有し、無線装置102は初期設定用のボタンを有しない。初期状態では、無線装置101と無線装置102とは通信接続されておらず、互いに相手の識別子を登録していない。識別子は、装置を識別することができるアドレスでよく、例えば、MAC(Media Access Control)アドレスである。本実施形態において、無線装置101の識別子はMACアドレスA101とし、無線装置102の識別子はMACアドレスA102とする。
一般に、セキュリティを強化するためにMACアドレスフィルタリングという技術が頻繁に採用される。この技術では、無線装置は、予め登録されたMACアドレスの無線装置のみと接続を許可し、登録されていないMACアドレスの無線装置との接続を許可しない技術である。MACアドレスの登録方法としては、製品の出荷時に事前に登録する方法およびユーザが手動で登録する方法がある。
ここでは、無線装置101と無線装置102とが互いのMACアドレスを接続先として登録することを通信接続と呼ぶ。従って、無線装置101と無線装置102とが通信接続されるためには、無線装置101と無線装置102とが互いに相手の識別子を登録し合う必要がある。無線装置101と無線装置102とが互いに相手の識別子を登録し合った状態を、“対応付けられた”状態ともいう。
図2は、無線装置101の構成を示すブロック図である。無線装置101は、アンテナ111と、無線部112と、処理部113と、モード決定部114と、第1の候補記憶部115と、第1の接続先記憶部116と、設定ボタン117とを備えている。
無線部112は、アンテナ111を介して無線信号を受信または送信する。処理部113は、無線部112で送受信される信号を処理する。処理部113は、例えば、ビーコン信号などのプローブ要求フレームおよびプローブ要求フレームに応答するプローブ応答フレームの送受信を制御する。モード決定部114は、無線装置101を設定モードまたは動作モードに決定する。ボタン117が押された場合に、モード決定部114は、無線装置101を設定モードにする。
第1の候補記憶部115は、通信接続先の候補のMACアドレスを記憶する。第1の接続先記憶部116は、通信接続先のMACアドレスを記憶する。第1の接続先記憶部116にMACアドレスが記憶されることによって、そのMACアドレスが示す無線装置と無線装置101とが対応付けられる。それにより、そのMACアドレスが示す無線装置と無線装置101とが通信接続される。
図3は、無線装置102の構成を示すブロック図である。無線装置102は、アンテナ121と、無線部122と、処理部123と、モード決定部124と、第2の候補記憶部125と、第2の接続先記憶部126とを備えている。アンテナ121、無線部122、処理部123、モード決定部124、第2の候補記憶部125および第2の接続先記憶部126は、それぞれ図2のアンテナ111、無線部112、処理部113、モード決定部114、第1の接続先記憶部116および第1の候補記憶部115に相当する。但し、無線装置102は、設定ボタンを有しない点で無線装置101と異なる。無線装置102の他の構成は、無線装置101と同様でよい。
図4は、無線通信システム100の動作の流れを示すフロー図である。以下、便宜的に、無線装置101を基地局とし、無線装置102を端末局としている。上述のとおり、無線装置102を基地局とし、無線装置101を端末局としてもよい。また、無線装置101および102をともに基地局あるいは端末局としてもよい。
まず、基地局101および端末局102がともに設定モードになる(S10)。設定モードとは、無線装置間の通信接続を確立するための初期設定を実行するモードである。基地局101は、ユーザが設定ボタン117を押すことによって設定モードになる。
端末局102は、電源投入時に第2の接続先記憶部126を検索し、第2の接続先記憶部126に接続先のアドレスが記憶されていない場合に設定モードになる。
基地局101および端末局102が設定モードになる時期は必ずしも一致している必要は無い。しかし、基地局101および端末局102が通信接続されるためには、基地局101が設定モードである時期と、端末局102が設定モードである時期とは、少なくとも一部分で重複している必要がある。
設定モードになると、端末局102は、端末局102のMACアドレス(以下、単に、アドレスともいう)を含む第1のプローブ要求信号を周期的に送信する(S20)。第1のプローブ要求信号は、ブロードキャストされた同報信号であり、端末局102のMACアドレスA102を含む。第1のプローブ要求信号は、例えば、ビーコン信号である。無線装置102は、接続先のMACアドレスが第2の接続先記憶部126に登録されるまで、第1のプローブ要求信号を一定周期で送信する。
基地局101は、第1のプローブ信号を受信すると、処理部113において第1のプローブ信号を処理する。このとき、処理部113は、第1の接続先記憶部116を検索してMACアドレスA102の有無を確認する。MACアドレスA102が第1の接続先記憶部116に記憶されていない場合には、MACアドレスA102は接続先の候補として第1の候補記憶部115へ記憶される(S30)。
設定モードの開始(S10)後、基地局101は、端末局102以外の無線装置からビーコン信号を受信することがある。端末局102以外の無線装置には、基地局101との接続を要求していない装置、あるいは、不正な目的で基地局101との接続を試みている装置などが含まれる場合がある。従って、ステップS30において受信したMACアドレスは、接続先の候補として第1の候補記憶部115へ格納するに留め、実際の接続先としては未だ登録しない。
尚、MACアドレスA102が第1の接続先記憶部116に記憶されている場合には、基地局101と端末局102は、既に対応付けられている。よって、以下の初期設定のステップを実行することなく、基地局101と端末局102とは通信を開始することができる。
次に、基地局101は、第1のプローブ要求信号に対する第1のプローブ応答信号を送信する(S40)。ステップS20において基地局101が第1のプローブ要求信号を端末局102のみから受信した場合、第1のプローブ応答信号は、ユニキャスト信号でよい。ステップS20において基地局101が複数の無線装置から複数の第1のプローブ要求信号を受信した場合、第1のプローブ応答信号は、それらの無線装置を宛先とするマルチキャスト信号とする。
第1のプローブ応答信号は、宛先アドレスとしてMACアドレスA102を含み、送信元アドレスとして基地局101のMACアドレス101を含む。端末局102は、第1のプローブ応答信号を受信すると、処理部123においてプローブ応答信号を処理する。これによりMACアドレスA101が接続先の候補として第2の候補記憶部125に記憶される(S50)。
ブロードキャストされた第1のプローブ要求信号に対して、基地局101以外の無線装置がプローブ応答信号を端末局102へ送信することがある。このような基地局101以外の無線装置には、端末局102との接続を要求していない装置、あるいは、不正な目的で端末局102との接続を試みている装置などが含まれる場合がある。従って、ステップS40において受信したMACアドレスは、接続先の候補として第2の候補記憶部125へ格納するに留め、実際の接続先としては未だ登録しない。
次に、端末局102は、ステップS40においてプローブ応答信号を送信した無線装置に対し、プローブ応答信号を受信したことを示す第1の確認信号ACK1を返信する(S60)。基地局101は、この第1の確認信号ACK1を受信する。
動作モードの無線装置は、1つのプローブ応答信号に対する第1の確認信号ACK1を受信することによって通信を終了する。動作モードとは、IEEE802.11に準拠した通常の通信を実行しているモードである。
しかし、設定モードの状態にある基地局101は、第1の確認信号ACK1を受信した後に、プローブ応答信号を再度送信する(S70)。ステップS40において送信されたプローブ応答信号を第1のプローブ応答信号とし、ステップS70において送信されたプローブ応答信号を第2のプローブ応答信号とする。第2のプローブ応答信号の宛先および送信元は、第1のプローブ応答信号のそれと同じである。
次に、端末局102は、第2のプローブ応答信号を受信すると、再度、第2の確認信号ACK2の基地局101へ返信する(S80)。第2の確認信号ACK2は、第1の確認信号ACK1と同じ信号でよい。端末局102は、同一無線装置が送信した2つのプローブ応答信号を受信した場合に、そのプローブ応答信号を送信した無線装置のアドレスを接続先アドレスとして登録する。より詳細には、処理部123は、第2のプローブ応答信号の送信元アドレスが第2の候補記憶部125に記憶されたアドレスと一致するか比較し、それらが一致する場合に、このアドレスを接続先のアドレスとして第2の接続先記憶部126へ登録する(S90)。
IEEE802.11に従った無線装置は、第1の確認信号ACK1が得られているにもかかわらず、端末局102へ再度プローブ応答信号を送信することはない。従って、動作モードである無線装置は、第1の確認信号ACK1を受信したときに端末局102との通信を終了しているので、再送処理がない限り、端末局102へ再度プローブ応答信号を送信することはない。再送処理とは、相手の無線装置から確認信号が得られなかった場合に、プローブ応答信号を送り直すことである。
端末局102は、基地局101の再送処理によるプローブ応答信号の受信回数を除いて、プローブ応答信号の受信処理の回数(受信フレーム数)が2以上の所定数に達したときに、基地局101のアドレスを接続先のアドレスとして第2の接続先記憶部126へ登録する。尚、端末局102によるプローブ応答信号の受信処理の回数は、端末局101による送達確認の取れたプローブ応答信号の送信処理の回数(送信フレーム数)と同じである。
これにより、端末局102は、基地局101が設定モードであることを認識することができ、基地局101のアドレスを接続先として登録することができる。一方、動作モードである無線装置のアドレスは、接続先の候補として第2の候補記憶部125に記憶されるものの、実際の接続先として第2の接続先記憶部126に登録はされない。
次に、端末局102は、基地局101のアドレスA101を登録後、第2のプローブ要求信号を送信する(S100)。第2のプローブ要求信号は、ユニキャスト信号であり、基地局101を宛先としている。また、第2のプローブ要求信号は、送信元の端末局102のアドレスA102を含む。
次に、基地局101が第2のプローブ要求信号を受信すると、処理部113が第2のプローブ信号を処理する。このとき、処理部113は、第1の候補記憶部115を検索して送信元のアドレスA102の有無を確認する。ステップS30において、アドレスA102は接続先の候補として第1の候補記憶部115にすでに記憶されている。従って、処理部113は、アドレスA102を実際の接続先として第1の接続先記憶部116へ登録する(S110)。
動作モードの無線装置は、第2の確認信号ACK2を送信した後に、プローブ要求信号をさらに送信することはない。従って、基地局101は、端末局102が設定モードであることを認識することができ、端末局102のアドレスを接続先として登録することができる。一方、動作モードである無線装置のアドレスは、接続先の候補として第1の候補記憶部115に記憶されるものの、実際の接続先として第1の接続先記憶部116に登録されない。
基地局101は、端末局102のアドレスA102を登録した後に動作モードへ移行する。端末局102は、基地局101のアドレスA101を登録した後に動作モードへ移行する。動作モードへの移行は、接続先のアドレスを登録した時点で自動的に実行される。このように、基地局101および端末局102は、互いに相手のMACアドレスを登録し合うことによって、相互の通信接続が確立される。
本実施形態では、基地局101が、複数の同一プローブ応答信号を端末局102へ送信する。これにより、端末局102は、設定モードである基地局101を、動作モードである無線装置と区別して選択的に登録することができる。
また、端末局102は、基地局101から複数のプローブ応答信号を受信した後に、プローブ要求信号を基地局101へ再度送信する。これにより、基地局101は、設定モードである端末局102を、動作モードである無線装置と区別して選択的に登録することができる。その結果、無線装置システム100は、無線装置間の通信接続を、セキュリティ上、安全に確立することができる。
さらに、本実施形態におけるプローブ要求信号およびプローブ応答信号は、動作モードでも使用される通常のフレームを用いている。即ち、初期設定状態を示す特殊なパケットを認識する必要がないので、本実施形態は、従来よりも簡単に無線装置間の通信接続を設定することができる。
本実施形態では、ユーザは、初期設定をするために基地局101のボタン117を押せば足りる。よって、ユーザは、基地局101と端末局102との間を移動する必要がなく、簡易に初期設定を実行することができる。
第1の実施形態において、基地局101は、ステップS40およびS70において、2つのプローブ応答信号を端末局102へ送信した。しかし、基地局101は、3つ以上のプローブ応答信号を端末局102へ送信してよい。この場合、ステップS90において、端末局102は、3以上の所定数のプローブ応答信号を基地局101から受信したときにアドレスA102を登録してよい。
端末局102がアドレスA101を接続先の候補として記憶してから第2のプローブ応答信号を受信するまでの期間に制限を設けてもよい。即ち、ステップS50からステップS70までの期間にタイムアウトを設定してよい。設定モードの期間が長いと、セキュリティ上好ましくない。従って、タイムアウト期間を設けることによって、端末局102のセキュリティをより向上させることができる。
また、基地局101がアドレスA102を接続先の候補として記憶してから第2のプローブ要求信号を受信するまでの期間に制限を設けてもよい。即ち、ステップS30からステップS100までの期間にタイムアウトを設定してよい。タイムアウト期間を設けることによって、基地局101のセキュリティをより向上させることができる。
さらに、端末局102が、第1のプローブ応答信号を受信してから第2のプローブ応答信号を受信するまでの期間に制限を設けてもよい。即ち、ステップS40からステップS70までの期間にタイムアウトを設定してよい。これにより、端末局102のセキュリティをより向上させることができる。
(第2の実施形態)
図5は、本発明による第2の実施形態に従った無線通信システムの動作の流れを示すフロー図である。第1の実施形態では、無線装置101は、設定モードにおいてプローブ要求信号を受信した場合に、送信元アドレスのMACアドレスを接続先の候補とした。
しかし、第2の実施形態において、無線装置101は、設定モードにおいてプローブ要求信号を受信したときに、送信元アドレスのMACアドレスを接続先として登録してもよい。尚、第2の実施形態による無線通信システムは、図1〜図3に示す構成と同じでよい。
第2の実施形態のステップS10〜S20およびS40〜S90は、第1の実施形態のそれと同様である。しかし、基地局101は、第1のプローブ要求信号を受信したとき(S20)に、アドレスA102を接続先の候補として記憶しない。基地局101は、第1のプローブ応答信号おおび第2のプローブ応答信号を送信する(S40、S70)とともに、アドレスA102を接続先として登録する(S111)。
これにより、第2の実施形態は、第1の実施形態と比較して信頼性が低くなるものの、初期設定の処理を簡易化することができる。
(第3の実施形態)
図6は、本発明による第3の実施形態に従った無線通信システムの動作の流れを示すフロー図である。第3の実施形態による無線通信システムは、図1〜図3に示す構成と同じでよい。第3の実施形態において、基地局101は、2以上の所定数のプローブ要求信号を同一無線装置から受信したときに、その無線装置のアドレスA102を接続先の候補として第2の候補記憶部125に記憶する。
まず、第1の実施形態と同様に、ステップS10において設定モードが開始される。
次に、端末局102は、端末局102は、端末局102のMACアドレスを含む第1のプローブ要求信号を周期的に送信する(S21)。第1のプローブ要求信号は、第1の実施形態の第1のプローブ要求信号と同じでよい。無線装置102は、接続先のMACアドレスが第2の接続先記憶部126に登録されるまで、第1のプローブ要求信号を一定周期で送信する。
基地局101は、第1のプローブ信号を受信すると、処理部113において第1のプローブ信号を処理する。このとき、処理部113は、第1の接続先記憶部116を検索してアドレスA102の有無を確認する。基地局101は、第1のプローブ信号を再度受信し、処理部113は、第1の接続先記憶部116を検索してアドレスA102の有無を確認する。このように、基地局101は、複数の第1のプローブ信号を受信し、これらを処理する。
複数の第1のプローブ信号の処理により、アドレスA102が第1の接続先記憶部116に記憶されていないことが確認されると、第1の候補記憶部115がアドレスA102を接続先の候補として記憶する(S31)。ステップS40以降は、第1の実施形態と同様に動作する。
このように、アドレスA102は、複数の第1のプローブ信号の処理の後に、接続先の候補として記憶される。基地局101の近傍を偶然に通過した無線装置が1つのビーコン信号を基地局101へ送信することがある。基地局101は、このように1つのビーコン信号のみを送信した無線装置を接続先の候補として記憶しない。これにより、第1の候補記憶部115が、基地局101の接続先とはなり得ない不要なアドレスを記憶することを防止する。さらに、第3の実施形態は、第1の実施形態と同様の効果を有する。
第3の実施形態では、2つの第1のプローブ信号の処理の後に、第1の候補記憶部115がアドレスA102を接続先の候補として記憶していた。しかし、3つ以上の所定数の第1のプローブ信号の処理後に、第1の候補記憶部115はアドレスA102を接続先の候補として記憶してもよい。
(第4の実施形態)
図7は、本発明による第4の実施形態に従った無線通信システムの動作の流れを示すフロー図である。第4の実施形態のステップS10〜S22は第3の実施形態のそれと同様であり、第4の実施形態のステップS40〜S111は第2の実施形態のそれと同様である。第4の実施形態による無線通信システムは、図1〜図3に示す構成と同じでよい。第4の実施形態において、基地局101は、2以上の所定数のプローブ要求信号を同一無線装置から受信したとき(S21、S22)に、その無線装置のアドレスA102を接続先のとして第1の接続先記憶部126に登録する(S111)。
これにより、第4の実施形態は、第3の実施形態と比較して信頼性が低くなるものの、初期設定の処理を簡易化することができる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態では、基地局101がプローブ要求信号の受信電力について閾値を有する。プローブ要求信号がこの閾値を超えた場合に、基地局101は、このプローブ要求信号の送信元アドレスを接続先の候補として第1の候補記憶部115に格納する。
第2の実施形態と組合せ、同一無線装置を送信元とする複数のプローブ要求信号がこの閾値を超えた場合に、基地局101は、これらのプローブ要求信号の送信元アドレスを接続先の候補として第1の候補記憶部115に格納してもよい。
また、第3の実施形態と組合せ、所定数のプローブ要求信号がこの閾値を超えた場合に、基地局101は、これらのプローブ要求信号の送信元アドレスを接続先として第1の接続先記憶部116に登録してもよい。
なお、複数のプローブ要求信号の受信電力が閾値を超えたか否かを判断する場合には、個別のプローブ要求信号の受信電力を用いて判断してもよい。あるいは、複数のプローブ要求信号の平均受信電力平均を用いて判断してもよい。
一般に、無線装置間の距離が離れると無線信号の受信電力が低下する。さらに、最大送信電力は電波法等により規格化されている。従って、プローブ要求信号の受信電力に閾値を設けることにより、基地局101は、距離的に離れた無線装置を接続先として誤って登録することを防止することができる。
(第6の実施形態)
第6の実施形態では、基地局101がプローブ要求信号の変調方式および/または符号化率について制限を有する。基地局101は、特定の変調方式および/または特定の符号化率のプローブ要求信号を受信した場合に、このプローブ要求信号の送信元アドレスを接続先の候補として第1の候補記憶部115に格納する。
例えば、基地局101が、BPSK、QPSK、16QAM、64QAMの4種類の変調方式の信号を送受信することができるとする。基地局101は、64QAMで変調されたプローブ要求信号に限り初期設定用のプローブ要求信号であると判断する。基地局101は、それ以外の変調方式のプローブ要求信号を初期設定用のプローブ要求信号としては取り扱わない。
一般に、変調方式の多値数が大きくなるほど、電波が届き難くなる。64QAMに限定することによって、基地局101は、距離的に離れた無線装置を接続先として誤って登録することを防止することができる。
基地局101は、特定の変調方式と特定の符号化率との組合せを有するプローブ要求信号を受信した場合に、このプローブ要求信号の送信元アドレスを接続先の候補として第1の候補記憶部115に格納してもよい。
変調方式と符号化方式との組合せとしては、組合せ1:BPSK、符号化率1/2、組合せ2:BPSK、符号化率3/4、組合せ3:QPSK、符号化率1/2、組合せ4:QPSK、符号化率3/4、組合せ5:16QAM、符号化率 1/2、組合せ6:16QAM、符号化率3/4、組合せ7:64QAM、符号化率2/3、組合せ8:64QAM、符号化率3/4がある。この8つの組合せのうち、組合せ6〜8のプローブ要求信号を初期設定用のプローブ要求信号と設定する。それ以外の組合せのプローブ要求信号は、初期設定用のプローブ要求信号としては取り扱わない。
一般に、変調の多値数および符号化率が高くなると、電波が届き難くなる。初期設定用のプローブ要求信号を組合せ6〜8のプローブ要求信号に限定することによって、基地局101は、距離的に離れた無線装置を接続先として誤って登録することを防止することができる。
(第7の実施形態)
第7の実施形態では、基地局101がプローブ要求信号の受信電力、変調方式および符号化率の組合せについて制限を有する。基地局101は、受信電力、変調方式および符号化率の特定の組合せを有するプローブ要求信号を受信した場合に、このプローブ要求信号の送信元アドレスを接続先の候補として第1の候補記憶部115に格納する。
この場合、基地局101は、まず、プローブ要求信号の受信電力が閾値を超えているか否かを判定する。その受信電力が閾値を超えている場合に、基地局101は、プローブ要求信号の変調方式および符号化率が所定の変調方式および所定の符号化率であるか否かを判定する。プローブ要求信号が所定の変調方式および所定の符号化率を有する場合に、基地局101は、このプローブ要求信号の送信元アドレスを接続先の候補として第1の候補記憶部115に格納する。
基地局101は、プローブ要求信号の変調方式および符号化率が所定の変調方式および所定の符号化率であるか否かを判定し、その後、プローブ要求信号の受信電力が閾値を超えているか否かを判定してもよい。
第7の実施形態は、第5および第6の実施形態との組合せに該当する。これにより、基地局101は、距離的に離れた無線装置を接続先として誤って登録することをさらに確実に防止することができる。
(第8の実施形態)
プローブ応答信号は、SSID(Service Set Identifier)と呼ばれるネットワークの識別子情報を含む。セキュリティ強化のために、このSSIDをプローブ応答信号およびビーコン信号に付加しないステルスモードがある。
一般に、無線装置が他の無線装置に通信接続するためには、両方の無線装置は、相互にSSIDを知る必要がある。以下、無線装置が、通信相手のSSIDを獲得する方法を説明する。
例えば、基地局101は、設定ボタン117が押されたときに、乱数などを用いて自己のSSIDを設定する。SSIDが既に設定されている場合は、基地局101は、設定ボタン117を押してもSSIDの更新をしない。
基地局101は、図4のステップS40の第1のプローブ応答信号またはステップS70の第2のプローブ応答信号にのみSSIDを付加して送信する。それ以外のステップにおいて、基地局101はSSIDを付加しない。端末局102は、第1または第2のプローブ応答信号に付加されたSSIDを格納する。
SSIDが第1のプローブ応答信号に付加されている場合、ステップS50においてSSIDは、第1の候補記憶部115に記憶される。その後、ステップS90において、SSIDは、アドレスA101とともに第1の候補記憶部115に登録される。SSIDが第2のプローブ応答信号に付加されている場合、ステップS90において、SSIDは、アドレスA101とともに第1の候補記憶部115に登録される。端末局102は、接続先のMACアドレスおよびSSIDを登録した時点で、設定モードから動作モードに移行する。
基地局101が端末局102のSSIDを必要な場合、端末局102は、図4のステップS100の第2のプローブ要求信号にのみ自己のSSIDを付加して送信すればよい。それ以外のステップにおいて、端末局102はSSIDを付加しない。基地局101は、第2のプローブ要求信号に付加されたSSIDを格納する。基地局101は、接続先のMACアドレスおよびSSIDを登録した時点で、設定モードから動作モードに移行する。
このように、基地局101および端末局102は、相互のSSIDを知ることができる。
第8の実施形態では、基地局101および端末局102は、動作モードにおいてSSIDを送信しない。また、端末局102は、ブロードキャストされる第1のプローブ要求信号(ビーコン信号)にはSSIDを付加しない。これにより、本実施形態による無線通信システムは、高いセキュリティレベルを保ちつつ、SSID設定の簡易化が可能となる。
(第9の実施形態)
第9の実施形態による基地局101は、接続拒否アドレスを記憶する拒否識別子記憶部118をさらに備えている。拒否識別子記憶部118は、図2の破線で示されている。第9の実施形態の他の構成は、第1の実施形態と同様でよい。
第1の実施形態のステップS100において、処理部113は、第2のプローブ要求信号に含まれた送信元アドレス(アドレスX)と、第1の候補記憶部115に格納された接続先の候補のアドレス(アドレスY)とが一致しているか否かを判定する。
第9の実施形態では、これらのアドレスが一致しなかった場合に、処理部113は、アドレスXを接続拒否アドレスとして拒否識別子記憶部118に記憶する。アドレスXを有する無線装置は、不正に接続を試みた無線装置と考えられるからである。拒否識別子記憶部118に記憶された後、基地局101は、アドレスXを有する無線装置からの接続要求を拒否する。これにより、第9の実施形態は、不正アクセスを防止し、セキュリティレベルを向上させることができる。
さらに、接続先の候補として第1の候補記憶部115に格納された無線装置のうち、第2のプローブ要求信号を送信しなかった無線装置は、不正に接続を試みた無線装置である可能性がある。よって、第1の候補記憶部115に格納されながら、第1の接続先記憶部116に登録されなかったアドレスを、接続拒否アドレスとして拒否識別子記憶部118に格納してよい。
但し、既に接続先として登録されている無線装置が、基地局101が設定モードであるときに、偶然に第1のプローブ要求信号を送信する場合も考えられる。よって、第1の接続先記憶部116に接続先として登録されているアドレスは、接続拒否アドレスとして拒否識別子記憶部118に格納しない。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明に係る第1の実施形態に従った無線通信システム100の概念図。 無線装置101の構成を示すブロック図。 無線装置102の構成を示すブロック図。 無線通信システム100の動作の流れを示すフロー図。 本発明による第2の実施形態に従った無線通信システムの動作の流れを示すフロー図。 本発明による第3の実施形態に従った無線通信システムの動作の流れを示すフロー図。 本発明による第4の実施形態に従った無線通信システムの動作の流れを示すフロー図。
符号の説明
101、102 無線装置
111、121 アンテナ
112、122 無線部
113、123 処理部
114、124 モード決定部
115 第1の候補記憶部
116 第1の接続先記憶部
125 第2の候補記憶部
126 第2の接続先記憶部

Claims (11)

  1. 他の無線通信装置の識別子を登録することによって、該他の無線通信装置と通信接続される無線通信装置であって、
    該無線通信装置に登録されていない未登録無線装置から同報信号として発信された第1の要求信号を受信し、該第1の要求信号に対して複数の応答信号を前記未登録無線装置へ発信する無線部と、
    前記第1の要求信号の送信元の識別子を通信接続先として記憶する記憶部とを備えたことを特徴とする無線通信装置。
  2. 他の無線通信装置の識別子を登録することによって、該他の無線通信装置と通信接続される無線通信装置であって、
    該無線通信装置に登録されていない未登録無線装置から同報信号として発信された第1の要求信号を受信し、該第1の要求信号に対して複数の応答信号を前記未登録無線装置へ発信する無線部と、
    前記第1の要求信号の送信元の識別子を通信接続先の候補として記憶する候補記憶部と、
    前記無線部が当該無線通信装置を宛先とする第2の要求信号を受信した場合に、該第2の要求信号の送信元の識別子と前記第1の要求信号の送信元の識別子とを比較する処理部と、
    前記第2の要求信号の送信元の識別子が前記第1の要求信号の送信元の識別子と一致する場合に、前記候補記憶部に記憶された前記第1の要求信号の送信元の識別子を通信接続先の識別子として登録する接続先記憶部とを備えたことを特徴とする無線通信装置。
  3. 前記無線部は、同一の前記未登録無線装置から送信された複数の前記第1の要求信号に対して前記複数の応答信号を発信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記第1の要求信号の受信電力が所定値より大きい場合に、前記記憶部または前記候補記憶部は、前記第1の要求信号の送信元の識別子を通信接続先の候補として記憶することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信装置。
  5. 前記第1の要求信号の変調方式および符号化方式が所定の変調方式および所定の符号化方式であった場合に、前記記憶部または前記候補記憶部は、前記第1の要求信号の送信元の識別子を通信接続先の候補として記憶することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信装置。
  6. 前記無線部は、複数の前記第1の要求信号を受信し、
    前記複数の第1の要求信号の受信電力の平均値が所定値よりも大きい場合に、前記記憶部または前記候補記憶部は、前記複数の第1の要求信号の送信元の識別子を通信接続先の候補として記憶することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信装置。
  7. 前記第2の要求信号の送信元の識別子と前記第1の要求信号の送信元の識別子とが一致しない場合に、前記第1の要求信号の送信元である前記未登録無線装置が当該無線通信装置に接続することができないように、前記第1の要求信号の送信元の識別子を接続拒否識別子として登録する拒否識別子記憶部をさらに備えたことを特とする請求項1または請求項2に記載の無線通信装置。
  8. 他の無線通信装置の識別子を登録することによって、該他の無線通信装置と通信接続される無線通信装置であって、
    該無線通信装置の識別子を含む第1の要求信号を同報信号として送信し、前記第1の要求信号に応答して、該無線通信装置に登録されていない未登録無線装置から発信された応答信号を受信する無線部と、
    同一の前記未登録無線装置から前記応答信号を複数受信した場合に、該未登録無線装置の識別子を通信接続先の識別子として登録する接続先記憶部とを備えたことを特徴とする無線通信装置。
  9. 前記無線部は、前記未登録無線装置から前記応答信号を受信するごとに、該応答信号を受信したことを示す確認信号を前記未登録無線装置へ返信し、
    前記接続先記憶部は、前記無線部が同一の前記未登録無線装置へ複数の前記確認信号を送信した場合に、該未登録無線装置の識別子を通信接続先の識別子として登録することを特徴とする請求項8に記載の無線通信装置。
  10. 互いに相手の識別子を登録し合うことによって、相互に通信接続可能な第1の無線通信装置および第2の無線通信装置を備えた無線通信システムであって、
    前記第1の無線通信装置は、
    未登録の前記第2の無線通信装置から同報信号として発信された第1の要求信号を受信し、該第1の要求信号に対して複数の応答信号を前記第2の無線通信装置へ発信する無線部と、
    前記無線部が前記複数の応答信号のそれぞれに対応する複数の確認信号および前記第1の無線通信装置を宛先とする第2の要求信号を受信した場合に、該第2の要求信号の送信元の識別子と前記第1の要求信号の送信元の識別子とを比較する処理部と、
    前記第2の要求信号の送信元の識別子が前記第2の無線通信装置の識別子と一致する場合に、前記第2の無線通信装置の識別子を通信接続先の識別子として登録する第1の接続先記憶部とを備え、
    第2の無線通信装置は、
    前記第2の無線通信装置の識別子を含む第1の要求信号を同報信号として送信し、該第1の要求信号に対して前記第1の無線通信装置から発信された応答信号を受信する第2の無線部と、
    前記無線部において前記第1の無線通信装置から前記応答信号を複数受信した場合に、該第1の無線通信装置の識別子を通信接続先の識別子として登録する第2の接続先記憶部とを備えたことを特徴とする無線通信システム。
  11. 信号を送受信する第1の無線部と、前記第1の無線部で受信した信号を処理する第1の処理部と、通信接続先の識別子を登録する第1の記憶部とを備えた第1の通信装置、および、
    信号を送受信する第2の無線部と、前記第2の無線部で受信した信号を処理する第2の処理部と、通信接続先の識別子を登録する第2の記憶部とを備えた第2の通信装置を備え、互いに相手の識別子を登録し合うことによって、前記第1の通信装置と前記第2の通信装置とが相互に通信接続される通信システムの設定方法であって、
    前記第2の無線部が、前記第2の無線通信装置の識別子を含む第1の要求信号を同報信号として送信し、
    前記第1の記憶部が、前記第2の記憶部に登録されていない前記第2の無線通信装置の識別子を通信接続先の候補として記憶し、
    前記第1の無線部が、前記第1の要求信号に対する応答信号を前記第2の無線通信装置へ発信し、
    前記第2の無線部が、前記応答信号を受信したことを示す確認信号を前記第1の無線通信装置へ発信し、
    前記第1の無線部が、前記第1の要求信号に対する応答信号を前記第2の無線通信装置へ再度発信し、
    前記第2の無線部が、前記応答信号を受信したことを示す確認信号を前記第1の無線通信装置へ再度発信し、
    前記第2の記憶部が、前記応答信号に含まれた前記第1の無線通信装置の識別子を接続先として登録し、
    前記第2の無線部が、前記第1の無線通信装置を宛先とする第2の要求信号を発信し、
    前記第1の処理部が、前記第2の要求信号の送信元の識別子と前記第1の記憶部に記憶された前記第1の要求信号の送信元の識別子とを比較し、
    前記第2の要求信号の送信元の識別子が前記第1の要求信号の送信元の識別子と一致する場合に、前記第2の記憶部が、前記第1の要求信号の送信元である前記第2の無線通信装置の識別子を通信接続先の識別子として登録することを具備する方法。
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