JP2006185727A - 温度測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却風などの冷却媒体の温度や流速の影響を軽減し、正確な電池の温度を測定することができる温度測定装置を提供する。
【解決手段】温度測定装置である温度センサ100は、電池モジュール10,10bの表面に当接して温度を測定する測定部110と、電池モジュール10,10bの表面に当接する第1当接面111および第2当接面112を除いて測定部110を取り囲む断熱部120と、を備える。
【選択図】図9

Description

本発明は、電池用の温度測定装置に関し、特に、冷却媒体の影響を軽減した温度測定装置に関する。
複数の電池を所定の間隔に配列し、電池間に冷却風を流通させて、電池を冷却する組電池が知られている。この組電池において、電池の温度を測定するために電池表面に配置された温度センサが開示されている(特許文献1、特に、図19のブロック温度センサ93a〜93dを参照)。
特開2004−6413号公報
しかしながら、電池表面に温度センサを取り付ける場合、冷却風などの冷却媒体の温度や流速の影響を受けやすいため、正確な電池の温度を測定することが難しいという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものである。したがって、本発明は、冷却風などの冷却媒体の温度や流速の影響を軽減し、正確な電池の温度を測定することができる温度測定装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するための本発明は、以下の構成を備える。
本発明の温度測定装置は、電池表面に当接して温度を測定する測定部と、前記電池表面に当接する側の面を除いて前記測定部を取り囲む断熱部と、を備えることを特徴とする。
本発明の温度測定装置によれば、電池表面に当接する側の面を除いて測定部を取り囲む断熱部を有するので、電池間の冷却通路内に設置する場合であっても、冷却媒体の温度や流速の影響を軽減して、電池の温度を測定することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
(温度センサが適用される電池モジュールについて)
まず、本実施の形態の温度センサ(温度測定装置)の内容を説明する前提として、温度センサが適用される電池モジュール(電池)の構成について概説する。
図1は組電池を組み立てる際の単位ユニットである電池モジュールの一例を示す斜視図、図2は図1に示される電池モジュールを上下反転し、さらに分解して示す斜視図、図3は扁平型電池を示す斜視図である。
図1および図2に示すように、電池モジュール10は、セルユニット(電池要素)20と、該セルユニット20を収納する電池外装体30とを有する。
セルユニット20は、図3に示すような正極板、負極板、およびセパレータを積層した積層体と電解液とから成る発電要素をラミネートフィルム等の外装体内に封止すると共に電極端子としての正負極の電極タブ41、42を外装体外部へ導出した扁平型電池40を複数枚(図2に示す例では8枚)正負極を交互に積層して直列に接続してなる。セルユニット20は、各扁平型電池40から延びる電極タブ41、42を保持する絶縁スペーサ21と、正負の出力端子22、23とを含む。絶縁スペーサ21には、電圧測定端子に接続されるコネクタを差し込む差込口24が設けられている。
電池外装体30は、一面が開口した容器31と、該容器31の開口を閉じる蓋体32とを有する。
容器31は、略矩形の基面33と、該基面33の外周縁から略垂直に伸びる側面34とを含む。側面34には、セルユニット20収納時に、上記差込口24や正負の出力端子22、23を露出するための切り欠き部34a、34b、34cが設けられている。
蓋体32は、縁部が、たとえば、カシメ加工によって、容器31の側面34に巻き締められている(図1拡大図参照)。
容器31および蓋体32は、比較的薄肉の鋼板またはアルミニウム板から形成され、プレス加工によって所定形状が付与されている。
セルユニット20の収納時には、セルユニット20の絶縁スペーサ21に設けられた貫通孔25と、基面33および蓋体32に設けられた孔36との位置が一致する。
電池モジュール10を複数個、縦に積層および横に配列することによって、組電池50が構成される。
図4は、組電池の概略構成を示す斜視図である。図4に示す組電池50おいては、蓋体32を下に向けた状態で電池モジュール10を積層および配列している。図中では、電池モジュール10を3段積層し、4列配列している。
各電池モジュール10は、各電池モジュール間にスペーサ(不図示)を挟んで積層し、その後、積層した電池モジュールを貫通する通しボルト51が貫通されて固定される。これにより、電池モジュール10間に、隙間が形成される。この隙間は、後述する冷却媒体の通路となり、後述するように、この隙間内に、本実施の形態の温度センサが装着される。
通しボルト51は、拘束板52にも挿通されている。各電池モジュール10は、拘束板52により平面方向に固定される。電池モジュール10同士は、正負の出力端子22、23を図示しない導電性の板により接続されて、電気的に接続される。
組電池50は、使用時に発熱する。高温になりすぎると電池性能を低下してしまうので、組電池50をたとえば車両に搭載する際には、冷却構造内に配置され、冷却されている。
図5は、組電池を冷却する冷却構造の一例を示す平面図である。
組電池50の周囲には、冷却媒体を流通させるための経路が形成されている。ここでは、冷却媒体として空気が用いられる。ただし、冷却媒体は空気に限定されるものではない。冷却液等を流通させることもできる。
経路61、62は、組電池50の両側に設けられている。冷却風は、図中矢印で示すように、経路61から流入され、組電池50を通り抜けて、反対側の経路62から排出される。冷却風は、組電池50を構成する電池モジュール10間の隙間を通り抜ける。後述するように、本実施の形態の温度センサ100は、この隙間内に装着される。
(温度センサについて)
次に、本実施の形態の温度センサについて説明する。
図6〜図8に、本実施の形態の温度センサの装着状態の一例を示す。
図6は、本実施の形態の温度センサが装着された電池モジュールの平面図を示す。図6に白抜き矢印で示すように、冷却風、電池モジュール10と、図示しない上層の電池モジュール10bとの間の隙間を流通する。温度センサ100は、この電池モジュール10と電池モジュール10bとの間の隙間に装着される。
図7は図6に示す電池モジュールの7−7線に沿った断面図であり、図8は図6に示す電池モジュールの8−8線に沿った断面図である。なお、図7および図8では、理解の容易のため、電池モジュール10のうち、電池外装体30のみを示し、扁平型電池40などの他の構成は省略している。
図7および図8に示されるとおり、温度センサ100は、積層された電池モジュール10,10b間の隙間37内、すなわち冷却媒体が流通する通路内に装着される。特に、温度センサ100は、電池モジュール(第1電池)10と電池モジュール(第2電池)10bとによって挟持される。具体的には、上記の図4に示されるように、電池モジュール10,10bに、通しボルト51を貫通されて固定されるので、この固定の際に、電池モジュール10,10b間に温度センサ100を挟み込むことができる。なお、組電池50をなす全ての電池モジュール10に温度センサ100を装着する必要は必ずしもなく、選択された一部の電池モジュールのみに温度センサ100を装着することができる。
次に、本実施の形態の温度センサ100の構成について説明する。
図9は、本実施の形態の温度センサ100の概略構成を示す平面図であり、図10は、図9に示す温度センサの10−10線に沿った断面図である。また、図11は、電池モジュール10,10b間の隙間37に温度センサ100を装着した状態を示す断面図である。
図9および図10に示されるとおり、温度センサ100は、電池表面に当接して温度を測定する測定部110と、測定部110が各電池モジュール10,10bに当接する側の面を除いて測定部110をを取り囲む断熱部120とを有している。
測定部110は、たとえば、サーミスタ、PTC(Positive Temperature Coefficient)素子、および熱電対などの温度検出素子である。なお、熱電対は定温源を必要とし、取り扱いが難しいので、サーミスタやPTC素子を測定部110として用いることが望ましい。
図11に示されるとおり、測定部110は、電池モジュール10,10bの双方の電池表面に当接するように構成される。換言すれば、測定部110が電池モジュール10に当接する側の第1当接面111と、測定部110が電池モジュール10bに当接する側の第2当接面112とが存在する。ここで、当接面(第1当接面および第2当接面)は、測定部110が実際に電池表面に当接する部分を少なくとも含む面である。このように、測定部110が、電池モジュール10,10bの双方の電池表面に当接する結果、測定部110は、電池モジュール10,10bの各表面温度を同時に測定することができる。また、測定部110の構成によっては、電池モジュール10の表面温度と電池モジュール10bの表面温度が平均化された温度を測定することもできる。
なお、図11に示されるとおり、電池表面に垂直な方向(図面上で上下方向)に沿う測定部110の厚さHは、隙間37の幅CLと同一となるように設計される。具体的には、電池モジュール10,10b間の隙間37の幅CLは、上述したとおり、電池モジュール10,10b間に交互に配置される環状のセパレータの厚さによって決定されているので、測定部110の厚さHとセパレータの厚さとが同一となるように設計される。
次に、断熱部120を説明する。本実施の形態の断熱部120は、断熱材であるとともに弾性材である。すなわち、断熱部120は断熱弾性材で形成されている。断熱弾性材としては、各種のゴムおよび樹脂の中から適宜に選択される。たとえば、弾性および耐温度性の観点から、エチレンプロピレンゴム(EPM・EPDMゴム)やシリコーンゴムを採用することができる。また、断熱性を高める見地からは、断熱弾性材として、ゴム内部に気泡を含む発泡ゴムを採用することができる。
断熱部120は、図10に示されるとおり、上述した第1当接面111に対応して第1開口121を有し、第2当接面112に対応して第2開口122を有する。この結果、断熱部120は、測定部110によって温度が検出される電池表面側に開口112,122を有する。言い換えれば、本実施の形態の断熱部120は、電池表面に沿って測定部110を取り囲む環形状をしている。
また、断熱部120は、電池表面に垂直な方向に沿う自由長Hが、電池モジュール10,10b間の隙間37の幅CLよりも長くなるように構成される。この結果、図11に示されるとおり、温度センサ100が電池モジュール10,10bによって挟持された場合に、断熱部120が収縮変形され、反発力によって温度センサ100の位置を固定することができる。また、反発力によって、断熱部120と各電池モジュール10,10bの表面との密着性が向上し、冷却媒体が温度センサ内に進入することを防止できる。なお、温度センサ100を着脱自在に取り付けて、温度センサ100の取り付け位置を何度でも変更可能にする見地からは、断熱部120による反発力のみによって温度センサ100を固定することが望ましいが、着脱自在に取り付ける必要がない場合には、断熱材120による反発力と接着材とを併用して、温度センサ100の位置を固定することもできる。
また、測定部110と断熱部120との間には、断熱用の空間123が設けられることが望ましい。特に、測定部110が断熱部120に直接的に接触しないように、測定部110および断熱部120の形状が決定され、測定部110および断熱部120が配置される。
また、温度センサ100は、図9〜図11に示されるとおり、測定部110と断熱部120とを物理的に連結する1または複数の連結部130を備えていてもよい。しかしながら、連結部130を介した測定部110と断熱部120との間の熱伝導を低減する観点からは、連結部130の数が少ない方が望ましく、また、連結部130が存在しなくてもよい。
本実施の形態では、測定部110と断熱部120とを連結しつつ断熱部120を貫通する1本の連結部130を備えている。本実施の形態の連結部130は、管形状をしており、測定部110からの信号線(被覆導線など)131が連結部130の内部を通って伸延する。この結果、測定部110から伸延した信号線131が断熱部120を貫通することとなる。なお、信号線131を包む外皮(鞘)をそのまま連結部130として用いることもできる。言い換えれば、連結部130は、測定部110と断熱部120とを物理的に連結して取り扱いを容易なものとしつつ、信号線131を案内する案内部材として兼用される。
なお、連結部130を通じた熱伝導を軽減する見地からは、連結部130自体も、断熱材で形成することが望ましい。また、連結部130は、接着材を用いて断熱部120に固着してもよい。さらに、連結部130が短いなどの原因によって連結部130の先端が冷却媒体に晒される場合には、連結部130の先端を樹脂などを用いて封止することができる。
以上のような構成を有する温度センサ100は、たとえば、以下のように製造することができる。まず、連結部130や信号線131が付随した測定部110と、樹脂成形された断熱部120とが別途用意される。このとき、断熱部120には、連結部130が挿入される貫通孔が形成される。続いて、連結部130を貫通孔に挿入し、必要に応じて、連結部130を、接着材を用いて断熱部120に固着し、連結部130の先端を樹脂などを用いて封止する。この結果、温度センサ100が構成される。
また、別の製造方法として、連結部130および信号線131が付随した測定部110を用意し、インサート成形(アウトサート成形)を用いて、連結部130に樹脂を付着固定して断熱部120を成型し、一体化することによって、温度センサ100を製造することもできる。なお、これら以外の製造方法によって、温度センサ100が製造されてもよいことは、もちろんである。
以上のように構成される本実施の形態の温度センサ100によれば、以下の効果を達成することができる。
測定部110が電池表面に当接する側の面である第1当接面111および第2当接面112を除いて測定部110を取り囲む断熱部120を備えるので、電池モジュール10,10b間の冷却通路内に設置する場合であっても、冷却媒体の温度や流速の影響を軽減して、電池の温度を測定することが可能となる。
特に、温度センサ100は、冷却媒体が流通する通路をなす電池モジュール10(第1電池)と電池モジュール10b(第2電池)との間の隙間37内に装着される。すなわち、温度センサ100を電池モジュール10に対して後付することができる。したがって、一部の電池モジュール10にのみ温度センサを装着する場合であっても、温度センサ100の装着の有無に応じて、電池モジュール10の容器31や蓋体32を変更する必要がなく、容器31や蓋体32の仕様を統一することができる。この結果、電池モジュール10の部品種類を増やす必要がなくなり、電池モジュール10の生産性を向上することができる。
また、電池モジュール10(第1電池)と電池モジュール10b(第2電池)との間の隙間37内の任意の位置に温度センサ100を装着することができ、温度測定位置の変更も容易となる。特に、温度センサ100を電池モジュール10(第1電池)と電池モジュール10bとによって挟持する場合には、一旦、取り付けた温度センサ100の位置を再度変更することが容易である。また、通しボルト51を貫通させることによって、各電池モジュール10を積層方向に固定する工程において同時に温度センサ100を挟持することができるので、温度センサ100を取り付けるための工程作業の増加が抑制される。
測定部110は、電池モジュール10(第1電池)と電池モジュール10b(第2電池)の双方の電池表面に当接するので、一つの温度センサ100により、複数の電池モジュール10,10bの温度の状態を監視することができる。さらに、測定部110が、電池モジュール10(第1電池)と電池モジュール10b(第2電池)の双方の電池表面に当接することによって、測定部110と断熱部120とが直接的に接触しない構造を実現しやすくなる。特に、断熱部120の形状を電池表面に沿って測定部110を取り囲む環形状とすることによって、測定部110と断熱部120とが直接的に接触しない構造を実現することができる。
また、測定部110と断熱部120との間に、断熱用の空間123が形成されることによって、冷却媒体に晒されている断熱部120と測定部110との間の熱伝導を軽減することができる。したがって、より正確に、電池モジュール10,10bの表面温度を測定することができる。
さらに、断熱部120は、弾性材料で形成されており、特に、電池表面に垂直な方向に沿う自由長Hが隙間37の幅CLよりも長いので、温度センサ100が電池モジュール10,10bによって挟持された場合に、断熱部120が収縮されることに起因する反発力によって、温度センサ100を固定することができる。また、反発力によって断熱部120と各電池モジュール10,10bの表面との密着性が向上し、冷却媒体が温度センサ内に進入することを防止できる。
測定部110から伸延した信号線131が断熱部120を貫通しているので、温度センサ100を隙間37に装着した後において、信号線131を外部に取り出すことが容易になる。また、測定部110と断熱部120とを連結しつつ断熱部120を貫通する連結部130が備えられ、信号線131が、連結部130の内部を通って伸延するので、測定部110と断熱部120とを物理的に連結して取り扱いを容易なものにするとともに、信号線131を案内することができる。
(変形例)
次に、本実施の形態の変形例を示す。図12は、第1変形例を示している。第1変形例の温度センサ200では、測定部210が、1つの電池モジュール10にのみ当接する。すなわち、測定部210が電池モジュール10に当接する側の面である第1当接面211のみが存在し、測定部210が電池モジュール10bに当接する側の面である第2当接面は存在しない。言い換えれば、測定部210は、電池モジュール10,10bのどちらか一方の電池表面にのみ当接するように構成される。
断熱部220は、測定部210が電池モジュール10に当接する側の面である第1当接面211を除いて、測定部210をを取り囲む。すなわち、断熱部220は、第1当接面211に対応して1つの開口221を有する。この場合も、断熱部220の内径を測定部210の外形よりも短くし、測定部210を断熱部220の中央に配置することによって、測定部210と断熱部220との間に、断熱用の空間223を設けることができる。
なお、連結部230および信号線231など他の構成については、図9〜図11に示した場合と同様であるので説明を省略する。
以上のような第1変形例によっても、冷却媒体の温度や流速の影響を軽減して、電池の温度を測定することが可能となり、温度センサの装着の有無に応じて、電池モジュール10の容器31や蓋体32などの部品を変更する必要がなく、部品仕様を統一できるという効果を奏する。
図13および図14は、第2変形例および第3変形例を示している。
第2変形例における温度センサ300では、図9〜図11に示される温度センサと同様に、測定部310が、電池モジュール10,10bの双方の電池表面に当接するように構成され、測定部310が、電池モジュール10,10bの双方の電池表面温度を測定するものである。第2変形例における温度センサ300では、図9〜図11に示される温度センサと異なり、断熱部320を、弾性体以外の断熱材料で形成している。
第2変形例の温度センサ300は、電池モジュール10,10b間の隙間37に接着材360を用いて固定することもできる。また、測定部310の電池表面に垂直な方向に沿う厚さHのみならず、断熱部320の電池表面に垂直な方向に沿う厚さHについても隙間37の幅CLと同様となるように設計することで、電池モジュール10,10bによって温度センサ320を挟持して固定することもできる。
第3変形例における温度センサ400は、図12に示される第1変形例の温度センサと同様に、測定部410が、1つの電池モジュール10にのみ当接するものである。この場合も、第2変形例と同様に、断熱部420を、弾性体以外の断熱材料で形成することができる。また、第3変形例における温度センサ400も、たとえば、電池モジュール10,10b間の隙間37に接着材460を用いて固定することもできる
なお、第2変形例および第3変形例における連結部330,430および信号線331,431など他の構成については、図9〜図11に示した場合と同様であるので説明を省略する。
以上のような第2変形例および第3変形例によっても、冷却媒体の温度や流速の影響を軽減して、電池の温度を測定することが可能となり、温度センサの装着の有無に応じて、電池モジュール10の容器31や蓋体32などの部品を変更する必要がなく、部品仕様を統一できるという効果を奏する。
以上のように、本実施の形態の温度センサおよび第1〜第3変形例の温度センサについて説明したが、本発明の電池用温度検出装置としての温度センサは、これらの場合に限られず、当業者によって、種々の追加、省略、および変形が可能であることはもちろんである。
たとえば、断熱部の幅を増加したり、断熱部を2重に構成してもよい。また、断熱部による断熱効果が高ければ、測定部と断熱部との間に断熱用の空間を形成することなく、測定部と断熱部とを密着させるように構成することもできる。
組電池を組み立てる際の単位ユニットである電池モジュールの一例を示す斜視図である。 図1に示される電池モジュールを上下反転し、さらに分解して示す斜視図である。 扁平型電池を示す斜視図である。 組電池の概略構成を示す斜視図である。 組電池を冷却する冷却構造の一例を示す平面図である。 本実施の形態の温度センサの装着状態の一例を示す図である。 図6に示す電池モジュールの7−7線に沿った電池外装体の断面図である。 図6に示す電池モジュールの8−8線に沿った電池外装体の断面図である。 本実施の形態の温度センサの概略構成を示す平面図である。 図9に示す温度センサの10−10線に沿った断面図である。 図9に示す温度センサを電池モジュール間の隙間に装着した状態を示す断面図である。 第1変形例の温度センサを示す断面図である。 第2変形例の温度センサを電池モジュール間の隙間に装着した状態を示す断面図である。 第3変形例の温度センサを電池モジュール間の隙間に装着した状態を示す断面図である。
符号の説明
10,10b 電池モジュール(第1電池、第2電池)、
37 隙間(冷却通路)、
100,200,300,400 温度センサ(温度検出装置)、
110,210,310,410 測定部、
120,220,320,420 断熱部、
130,230,330,430 連結部、
131,231,331,431 信号線。
111 第1当接面、
112 第2当接面。

Claims (10)

  1. 電池表面に当接して温度を測定する測定部と、
    電池表面に当接する側の面を除いて前記測定部を取り囲む断熱部と、を備えることを特徴とする温度測定装置。
  2. 冷却媒体が流通する通路をなす第1および第2電池間の隙間内に装着されることを特徴とする請求項1に記載の温度測定装置。
  3. 前記第1および第2電池によって挟持されることを特徴とする請求項2に記載の温度測定装置。
  4. 前記測定部は、前記第1および第2電池の双方の電池表面に当接し、
    前記断熱部は、前記電池表面に沿って前記測定部を取り囲む環形状をしていることを特徴とする請求項3に記載の温度測定装置。
  5. 前記断熱部は、弾性材料で形成されていることを特徴とする請求項1〜4に記載の温度測定装置。
  6. 前記断熱部は、前記電池表面に垂直な方向に沿う自由長が前記隙間の幅よりも長いことを特徴とする請求項5に記載の温度測定装置。
  7. 前記測定部と前記断熱部との間には、断熱用の空間が形成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の温度測定装置。
  8. 前記測定部から伸延した信号線が前記断熱部を貫通していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の温度測定装置。
  9. 前記測定部と前記断熱部とを連結しつつ断熱部を貫通する連結部を有し、
    前記信号線が、前記連結部の内部を通って伸延することを特徴とする請求項8に記載の温度測定装置。
  10. 前記電池は、内部に電池要素を収容しており、組電池を構成するために複数個が配列される電池モジュールであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の温度測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010287550A (ja) * 2009-06-15 2010-12-24 Sanyo Electric Co Ltd 車両用の組電池及びこれを備える車両並びに組電池用のセパレータ

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