JP2006180597A - 回転電機における半導体スイッチング素子とヒートシンクとの組み立て方法および回転電機 - Google Patents

回転電機における半導体スイッチング素子とヒートシンクとの組み立て方法および回転電機 Download PDF

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Abstract

【課題】冷却を要する半導体半導体スイッチング素子の放熱性を向上し、限られた空間内にサイズを小さくしてヒートシンクを配設することし、限られた空間内に配設される回転電機に求められている小型化を図る。
【解決手段】ヒートシンク50上に半導体半導体スイッチング素子41のベアチップ41Bを良熱伝導接合材200で接合する第1の工程と、ベアチップ41Bを配線部301,302にワイヤボンディング400する第2の工程と、ベアチップ41Bおよび配線部301,302を封止する樹脂500を、配線部301,302の出力端子部3011,3021およびヒートシンク50のフィン50Fが樹脂500の外に露出させて、ヒートシンク50に跨って施す第3の工程と、を有する回転電機における半導体半導体スイッチング素子とヒートシンクとの組み立て方法。
【選択図】図6

Description

この発明は、電気自動車、ハイブリッド車、アイドリングストップ車、他、限られた空間に搭載される回転電機における半導体スイッチング素子とヒートシンクとの組み立て方法および回転電機に関するものである。
近年、地球温暖化防止を背景にCO2の排出量削減が求められている。特に車両停止時のアイドリングストップ、減速走行中のエネルギー回生、加速走行中のトルクアシストにより、燃費性能の向上を図り、電気自動車、ハイブリッド車およびアイドリングストップ車に開発、実用化が進められている。
特開平8−289505号公報(特許文献1)に記載されているように、半導体スイッチング素子を備えた制御装置一体型モータにおける制御装置構造は、半導体スイッチング素子が、回路パターンが形成され、絶縁層が備えられた放熱性の高い金属をベースとした基板に実装されている。
そして上記基板は、冷却性能を向上させるため、グリスを介してヒートシンクにネジ止等により取り付けられている。
一般的に、制御装置内は、図11に示すように、パッケージ化された半導体スイッチング素子41Pが、Al等による金属ベース板、銅等によるパターン600a、絶縁層600b、金属ベース板600cから構成される金属基板600に、はんだ52接合される。前記半導体スイッチング素子41Pの形態は、チップがヒートスプレッダに接続され、個々に樹脂にてパッケージ化されている。前記パッケージ化された半導体スイッチング素子41Pが実装された金属基板600は、グリス601を介してヒートシンク50にネジ止めされ接続されている。
特開平8−289505号公報(図1〜5及びその説明)
例えば、自動車用の制御装置一体型の電動発電機の場合について例示すれば、以下のような各種の解決しいていくべき課題がある。
モータ制御装置と電動発電機を接続するにあたり、制御装置と電動発電機間が別離、特に遠く離れてしまうと配線長が大きくなり、それにより配線抵抗が大きくなり、電圧降下が大きくなるので、所望のトルク特性、回転数を得ることが難しくなる。
また、配線長大により、重量アップ、コストアップという問題にもつながる。
エンジンルーム内という限られた設置空間においては、電動発電機を設置するスペースの確保は非常に困難であると同時に、電動発電機内に制御装置を内蔵させるためには、制御装置全体構造の小型化を図る必要がある。
制御装置内においては、特に主回路用のパワー半導体スイッチング素子等の発熱量の大きい半導体素子は、冷却する必要があり、その半導体素子を冷却するためのヒートシンク(放熱器)のサイズが大きくなってしまい制御装置の体積の大部分を占めるまでになっている。今後、予想される高出力仕様に対応するためには、ヒートシンクサイズが大きくなり、電動発電機内に納めることが出来ない。
従来、半導体素子を金属基板に実装し、次にこの基板をグリスを介してヒートシンクに取り付けている。基板内において熱伝導率が小さい絶縁層が介在するため、熱抵抗が大きくなり、放熱性が極度に低下するため、ヒートシンクを大きくしなければならなく、電動発電機内に収めることは困難であった。
また、電動発電機で用いられる半導体素子は、特に損失量が大きく、熱容量を要す。この金属基板は、絶縁材の一部に、フィラーとしてシリカが入っており、また他に高級な材料を使用しているため、高コストとなっていた。
また、基板をヒートシンクに取付けるため、グリス塗布工程、ネジ止等が必要となり、生産効率が好ましくなかった。
半導体素子をヒートシンクに直付けすると、ヒートシンクは電極を有してしまい、各電極に対し絶縁性を確保するのが難しくなっていた。
また周囲の部品接続部に対して、接続・配線が複雑となり困難であった。
生産性を向上させる必要があり、また、低コスト化を追求する必要がある。
この発明は、前述のような実情に鑑みてなされたもので、回転電機部、この回転電機部の通電制御を行うスイッチング回路部、及びこのスイッチング回路部を構成する半導体半導体スイッチング素子を冷却するヒートシンクを備え、前記スイッチング回路部および前記ヒートシンクが前記回転電機部に搭載された回転電機において、冷却を要する半導体半導体スイッチング素子の放熱性を向上し、限られた空間内にサイズを小さくしてヒートシンクを配設することし、限られた空間内に配設される回転電機に求められている小型化を図ることを目的とするものである。
この発明に係る回転電機における半導体半導体スイッチング素子とヒートシンクとの組み立て方法は、回転電機部、この回転電機部の通電制御を行うスイッチング回路部、及びこのスイッチング回路部を構成する半導体半導体スイッチング素子を冷却するヒートシンクを備え、前記スイッチング回路部および前記ヒートシンクが前記回転電機部に搭載された回転電機における半導体半導体スイッチング素子とヒートシンクとの組み立て方法であって、前記ヒートシンク上に前記半導体半導体スイッチング素子のベアチップを良熱伝導接合材で接合する第1の工程と、前記ベアチップを配線部にワイヤボンディングする第2の工程と、前記ベアチップおよび前記配線部を封止する樹脂を、前記配線部の出力端子部および前記ヒートシンクのフィンが前記樹脂の外に露出させて、前記ヒートシンクに跨って施す第3の工程と、を有するものである。
この発明による回転電機における半導体半導体スイッチング素子とヒートシンクとの組み立て方法は、回転電機部、この回転電機部の通電制御を行うスイッチング回路部、及びこのスイッチング回路部を構成する半導体半導体スイッチング素子を冷却するヒートシンクを備え、前記スイッチング回路部および前記ヒートシンクが前記回転電機部に搭載された回転電機における半導体半導体スイッチング素子とヒートシンクとの組み立て方法であって、前記ヒートシンク上に前記半導体半導体スイッチング素子のベアチップを良熱伝導接合材で接合する第1の工程と、前記ベアチップを配線部にワイヤボンディングする第2の工程と、前記ベアチップおよび前記配線部を封止する樹脂を、前記配線部の出力端子部および前記ヒートシンクのフィンが前記樹脂の外に露出させて、前記ヒートシンクに跨って施す第3の工程と、を有しているので、ヒートスプレッダが不要となり、半導体半導体スイッチング素子を回路パターンや絶縁層を備えた金属基板を介さずヒートシンクに良熱伝導接合材で接合することから銅や絶縁層分の熱抵抗がなくなり、よって、冷却を要する半導体半導体スイッチング素子の放熱性が向上し、限られた空間内にサイズを小さくしてヒートシンクを配設することが可能となり、限られた空間内に配設される回転電機に求められている小型化を図ることができる。
実施の形態1.
以下この発明の実施の形態1を図1〜図5により説明する。図1は回転電機の構造の事例を示す縦断側面図、図2は回転電機の動作を説明するための概略回路の事例を示す図、図3は回転電機のヒートシンクの配置例を示す平面図、図4は回転電機のリヤ側からみた事例を示す平面図、図5は半導体スイッチング素子とヒートシンクとの組み立て後の構造の事例を断面で示す縦断側面図、図6は半導体スイッチング素子とヒートシンクとの組み立て後の構造の事例を断面で示す縮小横断平面図である。なお、各図中、同一符合は同一部分を示す。
図1、図3および図4において、回転電機部2は、フロントブラケット10およびリヤブラケット11からなるケース100と、該ケースに支持用ベアリング12を介して回転自在に配設されている回転軸13と、ブラシ14と、該回転軸13に固定され前記ブラシ14を介して給電される界磁巻線21を有する回転子15と、前記ケース100に固定されて前記回転子15を囲むように配設されると共に電機子巻線24を有する固定子16と、前記回転子15の軸方向の両端面に固定された遠心ファンからなるファン17と、前記回転軸13のフロント側に固着されたプーリ18を備えている。そして、この回転電機部2は前記プーリ18およびベルト(図示省略)を介してエンジンの回転軸(図示省略)に連結されている。
本実施の形態では、前記回転電機部2に一体的あるいは近接してパワー素子ユニットからなるスイッチング回路部4が設置されている。前記リヤブラケット11のリヤ側には、前記スイッチング回路部4を構成する複数の半導体スイッチング素子41と、各半導体スイッチング素子41が取り付けられたヒートシンク50UI、50UO、50VI、50VO、50WI、50WOが設置されている。これらヒートシンク50UI、50UO、50VI、50VO、50WI、50WOが放熱装置50を構成する。なお、符号50UI、50UO、50VI、50VO、50WI、50WOにおけるU,V,Wは、後述の3相交流におけるU相、V相、W相を意味し、Iは前記回転軸13の径方向内側を、Oは前記回転軸13の径方向外側を、それぞれ意味する。
前記ヒートシンク50UI,50VI,50WIの各々の、前記径方向の外側の直線状基部50Bの平面に複数個の前記半導体スイッチング素子41が装着され、前記径方向の内側には、自己の半導体スイッチング素子41の発熱を伝導し冷却風に放熱するための熱伝達面を形成する多数のフィンからなる放熱部50FIが形成されている。なお、前記放熱部50FIの多数のフィンは、前記回転軸13の長手方向(軸線の延在方向)即ち冷却風が流れる方向、及び前記径方向に平行に延在し、また、各フィンの前記回転軸13側の端面と前記回転軸13の外周面との間の間隔は同じ間隔としてある。
前記ヒートシンク50UO,50VO,50WOの各々の、前記径方向の内側の直線状基部50Bの平面に複数個の前記半導体スイッチング素子41が装着され、前記径方向の外側には、自己の半導体スイッチング素子41の発熱を伝導し冷却風に放熱するための熱伝達面を形成する多数のフィンからなる放熱部50FOが形成されている。なお、前記放熱部50FIの多数のフィンは、前記回転軸13の長手方向(軸線の延在方向)即ち冷却風が流れる方向、及び前記径方向に平行に延在し、また、各フィンの、後述のインサートケース19の内周面側の端面と前記インサートケース19の内周面との間の間隔は同じ間隔としてある。
なお、前記ヒートシンク50UI、50UOは、何れもU相用のヒートシンクであり、各ヒートシンクの複数の半導体スイッチング素子41は、後述の図2におけるU相用の半導体スイッチング素子である。同様に、前記ヒートシンク50VI、50VOは、何れもV相用のヒートシンクであり、各ヒートシンクの複数の半導体スイッチング素子41は、後述の図2におけるV相用の半導体スイッチング素子である。同様に、前記ヒートシンク50WI、50WOは、何れもW相用のヒートシンクであり、各ヒートシンクの複数の半導体スイッチング素子41は、後述の図2におけるW相用の半導体スイッチング素子である。
前記スイッチング回路部4のリヤ側には、スイッチング回路部4の各半導体スイッチング素子をスイッチング制御して前記回転電機部への通電制御を司る制御回路44が組み込まれた制御回路基板44aを搭載するインサートケース19、およびこのインサートケース19のリヤ側の開口を覆うカバー20が配設されている。
前記インサートケース19は、前記回転軸13と同軸状の円筒状の外周壁部191と、前記回転軸13と前記外周壁部191とに跨って前記径方向に延在する仕切り壁部192とで構成され、前記リヤブラケット11その他に固定される。
前記外周壁部191は、前記ヒートシンク50UI、50UO、50VI、50VO、50WI、50WO、前記ブラシ14、および前記電機子巻線24の口出し線241U,241V,241Wを囲繞している。つまり、前記ヒートシンク50UI、50UO、50VI、50VO、50WI、50WOおよび前記ブラシ14は、前記外周壁部191と前記回転軸13との間の空間における前記径方向の共通平面内に位置するように配設されている。
前記制御回路44は、前記外周壁部191と仕切り壁部192と前記カバー20とから囲まれる空間内に配設され外部環境から遮蔽されている。
前記カバー20には、図4に示すように、前記ヒートシンク50UI、50UO、50VI、50VO、50WI、50WOの放熱部50FI,50FI,50FI,50FO,50FO,50FOの各々に、前記回転軸13の長手方向に直接対向する冷却風吸入口201が設けられている。前記仕切り壁部192にも、前記冷却風吸入口201と前記回転軸13の長手方向に重なる通風孔1921が、前記ヒートシンク50UI,50UO,50VI,50VO,50WI,50WOの放熱部50FI,50FI,50FI,50FO,50FO,50FOの各々に、前記回転軸13の長手方向に直接対向するように設けられている。
また、図4に点線で示すように、前記リヤブラケット11には、前記ヒートシンク50UI,50UOに対応する通風孔111U、前記ヒートシンク50VI,50VOに対応する通風孔111V、前記ヒートシンク50WI,50WOに対応する通風孔111Wが設けられている。
回転電機は、前記回転電機部2と、この回転電機部2の通電制御を行うスイッチング回路部4(図2により後述する)と、このスイッチング回路部4を構成する複数個の半導体スイッチング素子41を冷却する放熱装置50を備えており、前記放熱装置50が、前記回転電機部2の回転軸13を囲む共通面内に前記回転軸13の周方向に前記回転軸13を囲むように並設され夫々前記複数個の半導体スイッチング素子41が分散して装着された複数個のヒ−トシンク50UI,50VI,50WI(50UO,50VO,50WO)で構成されている。換言すれば、前記ヒ−トシンクが周方向に複数個(50UI,50VI,50WI(50UO,50VO,50WO))に分割され、略周方向全体に配設されている。従って、冷却風を通風させる際の圧力損失を低減させ冷却風量の低下を抑えることができ,半導体スイッチング素子41の冷却性が向上する。また、通風抵抗に伴う風騒音も抑制できる。
前記回転軸13の周方向に相隣るヒ−トシンク間(50UIと50VIとの間、50VIと50WIとの間、50WIと50UIとの間(50UOと50VOとの間、50VOと50WOとの間、50WOと50UOとの間))に空間SPACEが形成され、この空間SPACE内に前記回転電機部2の口出し線241が配設されている。従って、回転軸13の周りの空間を有効に活用でき、径方向の小型化を図れる。
前記回転電機部2の回転子15へ給電するブラシ14と前記複数個のヒ−トシンク50UI,50VI,50WI(50UO,50VO,50WO)とが、前記回転電機部2の回転軸13を囲む共通面内に前記回転軸13の周方向に前記回転軸13を囲んで並設されている。従って、回転軸13の周りの空間を有効に活用でき、径方向の小型化を図れる。
前記回転軸13の周方向に前記回転軸13を囲むように並設され夫々前記複数個の半導体スイッチング素子41が分散して装着された複数個のヒ−トシンクが、前記回転軸の径方向に並設(50UI,50VI,50WIと50UO,50VO,50WO)されている。換言すれば、前記ヒートシンクが径方向に複数個(50UI,50VI,50WIと50UO,50VO,50WO)に分割され,略径方向全体に配設されている。従って、冷却風を通風させる際の圧力損失を低減させ冷却風量の低下を抑えることができ、半導体スイッチング素子41の冷却性が向上する。また、通風抵抗に伴う風騒音も抑制できる。
前記回転軸13の周方向に並設の各ヒ−トシンク(50UIと50VIと50WI、50UOと50VOと50WO)の形状は合同あるいは相似であり、前記回転軸13の径方向に並設の各ヒ−トシンク(50UIと50UO、50VIと50VO、50WIと50WO)の形状は非合同および非相似である。従って、周方向には半導体スイッチング素子41の冷却性が均一となり、径方向には風路構造に応じてヒートシンク形状を変えることにより冷却性を均一にすることができる.さらに、冷却風を通風させる際の圧力損失も均一となり風量低下や風騒音の悪化を抑えることができる。
前記回転軸13の径方向に相隣るヒ−トシンク間(50UIと50UOとの間、50VIと50VOとの間、50WIと50WOとの間)に空間SPACEが形成され、この空間SPACE内に該相隣る各ヒ−トシンクに装着の前記半導体スイッチング素子41が配設されている。従って、各ヒ−トシンク50UI,50UO,50VI,50VO,50WI,50WOの放熱部50FI,50FOの冷却風量が増加し、半導体スイッチング素子41の冷却性が向上する。
前記ヒ−トシンク50UI,50UO,50VI,50VO,50WI,50WOを冷却する冷却風の風路が各ヒ−トシンク毎に対応して設けられ、各風路内に対応ヒ−トシンクの放熱部50FI,50FOが位置している。従って、冷却風路もヒートシンクに合わせて前記周方向に並設され、冷却風を通風させる際の圧力損失を低減させ、冷却風量の低下を抑えることができ、半導体スイッチング素子の冷却性が向上する。また、通風抵抗に伴う風騒音も抑制できる。
前記ヒ−トシンクの放熱部50FI,50FOが位置している風路の冷却風通風抵抗より、前記回転軸13の周方向に相隣るヒ−トシンク間の空間SPACEの冷却風通風抵抗は大きくしてある。従って、前記回転軸13の周方向に相隣るヒ−トシンク間の冷却に寄与しない空間SPACEに冷却風が流れ込みヒートシンクの放熱部50FI,50FOに流れる冷却風量が低下するのを防ぐことができ、その分、ヒートシンクの放熱部50FI,50FOに流れる冷却風量が多くなり、半導体スイッチング素子の冷却性が向上する。
前記ヒ−トシンクの放熱部50FI,50FOが位置している風路の冷却風通風抵抗より、前記回転軸13の径方向に相隣るヒ−トシンク間の空間SPACEの冷却風通風抵抗は大きくしてある。従って、前記回転軸13の径方向に相隣るヒ−トシンク間の冷却に寄与しない空間SPACEに冷却風が流れ込みヒートシンクの放熱部50FI,50FOに流れる冷却風量が低下するのを防ぐことができ、その分、ヒートシンクの放熱部50FI,50FOに流れる冷却風量が多くなり、半導体スイッチング素子の冷却性が向上する。
前記各ヒ−トシンク50UI,50UO,50VI,50VO,50WI,50WOは、前記回転軸13の回転中心を回転中心とする遠心ファン17が生起する冷却風によって冷却され、前記径方向外側のヒ−トシンク50UO,50VO,50WOを冷却する前記冷却風の冷却風通風抵抗より、前記径方向内側のヒ−トシンク50UI,50VI,50WIを冷却する前記冷却風の冷却風通風抵抗を大きくしてある。従って、ファン17が遠心ファンであれば径方向に中心側の風圧は大きいが、径方向に内側(中心側)のヒートシンクの放熱部50FIの通風量と、径方向に外側(反中心側)のヒートシンクの放熱部50FOの通風量とバランスさせることができ、放熱性能を均一にすることができる。
前記各ヒ−トシンク50UI,50UO,50VI,50VO,50WI,50WOは、前記回転軸13の回転中心を回転中心とする遠心ファン17が生起する冷却風によって冷却され、前記径方向外側のヒ−トシンク50UO,50VO,50WOの冷却風への熱伝達面積より、前記径方向内側のヒ−トシンク50UI,50VI,50WIの冷却風への熱伝達面積を小さくしてある。従って、ファン17が遠心ファンであれば径方向に中心側の風圧は大きいが、径方向に内側(中心側)のヒートシンクの放熱部50FIの放熱量と、径方向に外側(反中心側)のヒートシンクの放熱部50FOの放熱量とバランスさせることができ、温度分布を均一にすることができ、結果的に最大温度を抑制できる。
前記ヒ−トシンクを冷却する冷却風の吸入口201が、前記ヒ−トシンクの冷却風流入側に近接して配設されている。従って、冷却風の吸入口201からヒートシンクの冷却風流入側までの通風に伴う圧力損失を低減することができ、その分、冷却風量が多くなり、半導体スイッチング素子の冷却性が向上する。
前記通電制御がUVW3相の通電制御であり、前記回転軸13の周方向に前記回転軸13を囲むように並設され夫々前記複数個の半導体スイッチング素子41が分散して装着された複数個のヒ−トシンクが、U相の半導体スイッチング素子41が装着されたU相用のヒ−トシンク50UI,50UO、V相の半導体スイッチング素子41が装着されたV相用のヒ−トシンク50VI,50VO、及びW相の半導体スイッチング素子41が装着されたW相用のヒ−トシンク50WI,50WOである。U,V,W各相ヒートシンクの半導体スイッチング素子の発熱量は均等であり、さらに周方向に3分割して並設されたヒートシンクの冷却能力も均等であるので、U,V,W各相で偏った温度分布となることもなく、効率の良い冷却構成とすることができる。
各相用のヒ−トシンク50UI,50UO,50VI,50VO,50WI,50WOが、前記回転軸13の周方向に前記回転軸13を囲むように略三角形状に並設(50UIと50VIと50WI(50UOと50VOと50WO))されている。従って、前記回転軸13を周方向から囲むように、かつ、周方向全体に広い範囲でヒートシンク50UI,50UO,50VI,50VO,50WI,50WOをレイアウトできるので、ヒートシンク50UI,50UO,50VI,50VO,50WI,50WOのレイアウト性が向上し、各半導体スイッチング素子41およびヒートシンク50UI,50UO,50VI,50VO,50WI,50WOが占有する容積を最小限にすることができ、回転電機の大型化を防ぐことができる。
前記複数個の半導体スイッチング素子41および前記ヒートシンク50UI,50UO,50VI,50VO,50WI,50WOが、前記回転電機部2に、前記回転軸13の長手方向に隣接して配設され、これら半導体スイッチング素子41およびヒートシンク50UI,50UO,50VI,50VO,50WI,50WOの前記回転軸の径方向の占有面積は、前記回転電機部2の径方向の占有面積以内にしてある。従って、回転電機の径方向の大型化を防ぐことができる。
次に、スイッチング回路部4を備えた回転電機部2の動作を説明するための概略回路図である図2において、回転電機部2は、固定子16の電機子巻線24と、回転子15の界磁巻線21を備え、前述の図1のように、回転子15に連結されたプーリ18が、エンジン(図示省略)の回転軸とベルト(図示省略)により連結されている。ここで、電機子巻線24は、3相(U相、V相、W相)のコイルをY結線して構成されている。スイッチング回路部(パワー素子ユニット)4は、高速オンオフ(ON/OFF)可能な半導体スイッチング素子(パワートランジスタ、MOSFET、IGBT等)41と各半導体スイッチング素子41に並列に接続されたダイオード42とからなるインバータモジュール40と、このインバータモジュール40に並列に接続された平滑コンデンサ43とを備えている。
前記インバータモジュール40において、それぞれの半導体スイッチング素子41のスイッチング動作は、制御回路44の指令により制御される。また、制御回路44は、界磁電流制御回路45を制御して回転子の界磁巻線21に流す界磁電流も制御する。
前記スイッチング回路部4を備えた回転電機部2において、エンジン始動時には、バッテリ5から直流配線8を介して直流電力が前記スイッチング回路部4に供給される。そして、前記制御回路44が前記インバータモジュール40の各半導体スイッチング素子41をON/OFF制御し、直流電力が三相交流電力に変換される。そして、この三相交流電力が交流配線9を介して回転電機部2の電機子巻線24に供給される。前記回転子15の界磁巻線21の周囲には、前記界磁電流制御回路45により供給されている界磁電流により回転磁界が発生し、それにより前記回転子15が回転駆動され、回転電機用プーリ、ベルト、クランクプーリ、クラッチを介してエンジンが始動される。
一方、エンジンが始動すると、エンジンの回転力が、クランクプーリ、ベルト、回転電機用プーリを介して回転電機部2に伝達される。これにより、前記回転子15が回転駆動されて前記電機子巻線24に三相交流電圧が誘起される。ここで、前記制御回路44により各半導体スイッチング素子41がON/OFF制御され、前記電機子巻線24に誘起された三相交流電力が直流電力に変換され、前記バッテリ5が充電される。
なお、図2における前記コンデンサ43は、電圧の跳ね上がり等を平滑する役割を担う平滑コンデンサであり、セラミックコンデンサを適用してある。従来、この平滑コンデンサにはアルミ電解コンデンサ等を用いており、前記スイッチング回路部4内の大部分の体積を占め、スイッチング回路部全体サイズが大きくならざるを得なかった。ところが、本実施の形態1では、平滑コンデンサ43としてセラミックコンデンサを使用することによって、コンデンサ単体の体積が大幅に小型化できるので、スイッチング回路部全体サイズの小型化を成し遂げることができ、車載用回転電機のように限られた空間内に回転電機の一部として搭載する場合に好都合である。
また、前記インバータモジュール40は、図示のように、それぞれ前記半導体スイッチング素子41と前記ダイオード42とから構成されたU相上アーム46と、U相下アーム47と、V相上アーム48と、V相下アーム49と、W相上アーム56と、W相下アーム57とから構成されている。
また、前記各アーム46,47,48,49,56,57の各半導体スイッチング素子41は、本実施の形態においては4個のベアチップを対応ヒートシンク上で並列接続して構成されている。前記各アーム46,47,48,49,56,57と、前記U相用のヒートシンク50UI,50UO、V相用のヒートシンク50VI,50VO、W相用のヒートシンク50WI,50WOとの対応関係は次のとおりである。即ち、内側のU相用のヒートシンク50UIには、U相に対応する上アーム46の半導体スイッチング素子41(図示白抜き)が4個接続されている。また、外側のU相用のヒートシンク50UOには、U相に対応する下アーム47の半導体スイッチング素子41(図示白抜き)が4個接続されている。以下同様に、内側のV相用のヒートシンク50VIにはV相に対応する上アーム48の半導体スイッチング素子41(図示白抜き)が4個接続され、外側のV相用のヒートシンク50VOにはV相に対応する下アーム49の半導体スイッチング素子41(図示白抜き)が4個接続され、内側のW相用のヒートシンク50WIにはW相に対応する上アーム56の半導体スイッチング素子41(図示白抜き)が4個接続され、外側のW相用のヒートシンク50WOにはV相に対応する下アーム57の半導体スイッチング素子41(図示白抜き)が4個接続されている。
このように複数個の半導体スイッチング素子41を並列接続することで1個の半導体スイッチング素子当たりの通電容量を小さくすることができ、安価に構成できる。また、1個の半導体スイッチング素子41が小型化できるので、横一列に配置、対称に配置するというように配置の自由度が向上し、電動発電機などの回転電機内などの限られたコンパクトな空間でのレイアウトに好都合となる。
また、前記U相用のヒートシンク50UI,50UO、V相用のヒートシンク50VI,50VO、W相用のヒートシンク50WI,50WOの各々には、半導体スイッチング素子41が、並列に同数ずつ接続されている構成であるので、並列数は、容易に変更することができ、よって、各種回転電機の出力仕様に容易に対応することができる。
また、前記U相用のヒートシンク50UI,50UO、V相用のヒートシンク50VI,50VO、W相用のヒートシンク50WI,50WOは、何れも、例えば銅、アルミニウム等の良熱伝導性金属で形成してあり、図示のように冷却風の流れに沿うような形状にしてあるので、発熱する半導体スイッチング素子41を効率よく冷却することができる。
また、前記上アーム46,48,56に対応する前記ヒートシンク50UI,50VI,50WIの各直線状基部50Bは、その一端(高電位側)が前記半導体スイッチング素子41を介してバッテリ5のプラス側に、他端(低電位側)が電機子巻線24にそれぞれ接続されている。前記下アーム47,49,57に対応する前記ヒートシンク50UO,50VO,50WOの各直線状基部50Bは、その一端(低電位側)が前記半導体スイッチング素子41を介してバッテリ5のマイナス側に、他端(高電位側)が電機子巻線24にそれぞれ接続されている。つまり、前記ヒートシンク50UI,50VI,50WI,50UO,50VO,50WOは、電機子電流が流れる電路の一部をなしている。
図1の回転電機部2において、前記半導体スイッチング素子41の冷却は、前記回転子15に固定された前記ファン17により生成された冷却風を、前記半導体スイッチング素子41に取り付けられた前記ヒートシンク50UI,50UO,50VI,50VO,50WI,50WO50に通風させることにより行われる。前記ファン17により生成された冷却風は、リヤ側の吸入口201から吸入され、前記仕切り壁部192の通風孔1921を経由して前記ヒートシンク50UI,50UO,50VI,50VO,50WI,50WOの放熱部50FI,50FOを通り、前記リヤブラケット11の通風孔111U,111V,111Wを経て、前記ファン17により、該ファン17の回転中心部から前記回転子15の径方向外側に向けて放射状に吐き出される。
図3は、図1の回転電機2において、前記インサートケース19および前記カバー20を取り外した状態で、リヤ側からみた平面図であり、この図3に明示されているように、夫々複数個の半導体スイッチング素子41が装着された複数個のヒ−トシンク50UI,50VI,50WI(50UO,50VO,50WO)が、前記回転電機部2の回転軸13を囲む共通面内に前記回転軸13の周方向に前記回転軸13を囲むように並設されている。各相単位でユニット化された複数の半導体スイッチング素子41およびヒートシンク50は、回転電機2の回転軸に対して略周方向に複数個配設されている。換言すれば、前記ヒ−トシンクが周方向に複数個(50UI,50VI,50WI(50UO,50VO,50WO))に分割され、略周方向全体に配設されている。また、ヒートシンク50のこのような構成に合わせて、冷却風路も周方向に複数個に分割されている。
ヒートシンク50UI,50VI,50WI(50UO,50VO,50WO)および冷却風路は、ファン17で冷却風を通風させる際の圧力損失の原因となるため、通風抵抗をできるだけ低減し、ヒートシンク50UI,50VI,50WI(50UO,50VO,50WO)の放熱部50FI,50FOへの風量を大きくすることが、効率的な冷却の面から重要である。ヒートシンク50UI,50VI,50WI(50UO,50VO,50WO)および冷却風路をファン17に対して並列に設置することにより、通風抵抗が分散され、全体の圧力損失が低減する。それにより、ヒートシンクの放熱部50FI,50FOに流れる風量が増加し冷却性が向上するので、冷却性を確保するために、ヒートシンクの放熱部50FI,50FOの熱伝達面の面積を大きくする、あるいはファン17のサイズを大きくする等の対策を最小限に抑えることができるため、回転電機2全体の大型化を防ぐことができる。また、ヒートシンクヒートシンク50UI,50VI,50WI(50UO,50VO,50WO)および冷却風路を周方向に分散して配置することは、風が流れることにより生じる騒音の発生源を分散させることになり、回転電機2全体の騒音を低減させる効果を生む。
また、半導体スイッチング素子41およびヒートシンク(50UI,50VI,50WIと50UO,50VO,50WO)は略径方向に分割して並設され、冷却風路も分割されている。そうすることにより、圧力損失が径方向にも分散され、冷却風量の低下を抑えることができる。また、一つのヒートシンクに取り付けられる半導体スイッチング素子41の数が少なくなり、半導体スイッチング素子41同士の熱干渉が抑制され冷却の面から有利である。さらに、図3に示してあるように、径方向内側のヒートシンク50UI,50VI,50WIと径方向外側のヒートシンク50UO,50VO,50WOの半導体スイッチング素子41が取り付けられている面をお互い向かい合わせることにより、半導体スイッチング素子41の電気配線を短くするなどの合理化が図れる。
周方向に分割して並設されたヒートシンク50UI,50VI,50WI(50UO,50VO,50WO)の周方向に相隣るヒートシンク間の空間SPACEには、固定子16の口出し線241や電流センサ2411等の部品が設置されており、また、前記リヤブラケット11や前記インサ−トケ−ス19、前記カバ−20の、前記空間SPACEに回転軸長手方向に対向する部位には通風孔を設けてなく、前記リヤブラケット11や前記インサ−トケ−ス19、前記カバ−20により前記空間SPACEを回転軸長手方向に封鎖するように構成することにより、前記空間SPACEを通る冷却風の通風抵抗は、前記ヒートシンクの放熱部50FI,50FOを通る冷却風の通風抵抗と比較して大きい、あるいは無限大に近くなるようにしてある。これにより、冷却風がヒートシンクの放熱部50FI,50FOの熱伝達面以外に流れ込むことによる前記放熱部50FI,50FOの冷却風量の低下を抑えることができ、ヒートシンク50UI,50VI,50WI(50UO,50VO,50WO)による放熱が効率的に行われる。同様の理由で、径方向に分割して並設されたヒートシンク(50UI,50VI,50WIと50UO,50VO,50WO)の径方向間部に半導体スイッチング素子41を設置することにより、当該半導体スイッチング素子41部分の空間SPACEにおける冷却風の通風抵抗は、前記放熱部50FI,50FOを通る冷却風の通風抵抗と比較して大きい、あるいは無限大に近くなるようにしてある。
周方向および径方向に分割して並設された各ヒートシンク50UI,50VI,50WI,50UO,50VO,50WOは、前記周方向並設の関係にある各ヒートシンクは略合同あるいは相似の形状となっている。これにより、各ヒートシンクの放熱部50FI,50FOの熱伝達面の通風抵抗を周方向に均一にすることができ、冷却性の不均一に起因する半導体スイッチング素子41の温度のばらつきを抑えることができる。また、前記径方向並設の関係にある各ヒートシンクは非合同および非相似の形状となっていて、冷却風路の形状等に応じて、前記径方向並設の関係にある各ヒートシンクの形状を変えることができる。これにより、ヒートシンクの放熱部50FI,50FOを流れる冷却風量や熱伝達面からの放熱量を調節することができ、前記径方向並設の関係にある各ヒートシンクの冷却性を均一化することができる。
本実施の形態において、ファン17は遠心ファンが用いられている。一般に、遠心ファンは、ファン中心側と比較して反中心側では風量が小さい(静圧上昇が小さい)ので、ヒートシンク50UI,50VI,50WIおよび50UO,50VO,50WOを径方向に分割して並設した場合、中心側(前記径方向の内側)の放熱部50FIと比較して、反中心側(前記径方向の外側)のヒートシンクの放熱部50FOを流れる冷却風の風量が小さくなる。そこで、本実施の形態では、中心側のヒートシンクの放熱部50FIの通風抵抗は反中心側のヒートシンクの放熱部50FOと比較して大きくなっており、これにより、径方向並設の関係にある各ヒートシンクの放熱部50FI,50FOの冷却風量が均一となり、冷却性も均一化される。また、中心側のヒートシンクの放熱部50FIのフィン面積は、反中心側のヒートシンクの放熱部50FOのフィン面積と比較して小さくなっており、中心側のヒートシンクの放熱部50FIの熱伝達面からの放熱量が、反中心側のヒートシンクの放熱部50FOの熱伝達面からの放熱量より小さくなり、径方向並設の関係にある各ヒートシンクの放熱部50FI,50FOの冷却性の均一化を図ることができる。
前記ヒートシンク50UI、50UO、50VI、50VO、50WI、50WOは周方向に3分割され、それぞれにU,V,W各相の電極部が設けられている。U,V,W各相の半導体スイッチング素子41の発熱を周方向に3分割して並設されたヒートシンク50UI,50VI,50WI(50VO,50UO,50WO)により放熱することで、U,V,W各相の半導体スイッチング素子41を均等に冷却することができ、各半導体スイッチング素子41の温度のばらつきを抑えるという観点から有利である。
また、3分割して並設されたヒートシンク50UI,50VI,50WI(50VO,50UO,50WO)は、周方向に略三角形状に配設されることにより、当該ヒートシンク50UI,50VI,50WI(50VO,50UO,50WO)のレイアウト性が向上し、回転電機部2においてヒートシンク50UI,50VI,50WI(50VO,50UO,50WO)が占有する容積を最小限に抑えることができ、回転電機2の大型化を防ぐことができる。
図4は、図1の回転電機2を、前記インサートケース19、前記カバー20が取り付けられた状態で、リヤ側から観た平面図であり、図示のように、前記インサートケース19とそれを覆うカバー20には、冷却風を吸入するための通風孔1921、吸入口201が設けられている。そして、これら通風孔1921、吸入口201は、各ヒートシンク50UI,50UO,50VI,50VO,50WI,50WOの放熱部50FI,50FOに近接かつ前記回転軸長手方向に直接対向するように設置されている。それにより、これら通風孔1921、吸入口201から各ヒートシンクの放熱部50FI,50FOまでの冷却風路が簡素化され、風流の曲がり等による圧力損失を低減することができ、風量の低下が抑えられ冷却に効果的である。
次に、図5および図6によって、U相を代表例として、半導体スイッチング素子41のベアチップ41BとU相用の外側のヒートシンク50UOとの組み立て方法、および組み立て後の構造の事例について説明する。
図5および図6において、4個のベアチップ41Bが、ヒートシンク50UOの直線状基部50B上の平面に、はんだ等の良熱伝導接合材200によって接合する(第1の工程)。
この接合後に、前記各ベアチップ41Bを、前記ヒートシンクの直線状基部50B上の平面にはんだ等の良熱伝導接合材で接合された配線部301,302にワイヤボンディング400して、前記各ベアチップ41Bと前記配線部300とを接続する(第2の工程)。
このワイヤボンディング後に、前記各ベアチップ41Bおよび前記配線部301を、一括して封止する樹脂500を、前記配線部301,302の出力端子部3011,3021および前記ヒートシンク50UOのフィン50FOを前記樹脂500の外に露出させて、前記ヒートシンク50UOに跨って施す(第3の工程)。
従来では、図11に示すように、フィラーとしてシリカ等高級な材料から成り立つ絶縁層600bを有する金属基板600に、半導体素子41をはんだ付けし、この金属基板600をグリス601を介してヒートシンク50にネジ止めしている。これに対し、この発明の実施の形態1では、半導体スイッチング素子41のベアチップ41Bをヒートシンク50に直に接続することにより、高価な金属基板200を撤廃でき、大幅な材料コスト削減することができる。
また生産工程においても、従来における半導体素子41の金属基板600への実装工程、グリス601を塗布し前記金属基板600とヒートシンク50とをねじ止する組立工程を削減することができ、生産性向上を図ることができる。
また、従来のような絶縁層を有し熱伝導率が好ましくない金属基板600を介さずに、ベアチップ41Bを、Al(アルミ)等の熱伝導率の高い金属から成るヒートシンク50UOに直接接合することで、冷却を要する半導体スイッチング素子41(ベアチップ41B)に対する放熱性が向上する。よって、スイッチング回路部4の大部分の体積を占めるヒートシンク50UOのサイズを小さくすることができ、限られたスペースである例えば車載用回転電機内に収納することが可能となる。
各種回転電機の仕様出力に応じて対処するため、ヒートシンク50UO上における半導体スイッチング素子41のベアチップ41Bの個数の変更が可能であり、多品種への対応が容易にできる。また多品種の製品に対し、低コストな製品を提供することができる。
通常、MOSFETやIGBTといった電力変換するため半導体素子は、ベアチップを、例えば銅といった金属から成るヒートスプレッダにはんだ接続している。このヒートスプレッダ不要とし、半導体スイッチング素子41のベアチップ41Bを直接ヒートシンクとに接合することにより、熱抵抗は小さくなり、更に、ベアチップ41B(半導体スイッチング素子41)に対する放熱性を向上することができ、十分な熱容量を確保することができ、ベアチップ41B(半導体スイッチング素子41)の温度上昇を抑えることができる。
また、従来では半導体素子はパッケージ品を使用しているが、パッケージ品はその接続端子位置が固定されているので、限られた空間内での接続の場合は、接続端子位置が固定であればその制約を受けることに接続困難な場合が生じるが、この発明の実施の形態1では、各ベアチップ41Bを、前記ヒートシンクの直線状基部50B上の平面にはんだ等の良熱伝導接合材で接合された配線部301,302にワイヤボンディング400して、前記各ベアチップ41Bと前記配線部300,302とを接続するので、出力端子部3011,3021を予め接続しやすい位置とした配線部300を使用することが可能となる。
ヒートシンク1個に対し、ベアチップ41Bは1チップではなく、複数個のベアチップを接続することにより、ヒートシンク50UO上におけるベアチップ41Bの配置を、対称、並列といった分散配置とし、効率よい熱拡散が得られ、放熱性が向上する。よって、一層のヒートシンクサイズの小型化ができる。各ベアチップ41Bを一定以上間隔を保ちながら配置することにより、各ベアチップ41B間の熱の干渉が緩和され、各ベアチップ41Bの温度上昇を低下させることができる。
ベアチップ41Bとヒートシンク50UO間における接合、ベアチップ41Bと配線部301,302におけるワイヤボンディングに使用するはんだ材は、環境負荷を考慮しPb(鉛)フリーはんだ材を使用することもできる。
図5および図6に示すように、各ベアチップ41B、配線部301,302の一部、およびヒートシンク50UOの一部を一括封止する樹脂500は、熱硬化性の樹脂を用い、例えば、エポキシ系樹脂を用い、トランスファー成形機により、各ベアチップ41Bをヒートシンク50UOごと一括成形し製造する。または、シリコンゴム等の樹脂を用いて、各ベアチップ41B、配線部300の一部、およびヒートシンク50UOの一部の全体をポッティングして前記封止をすることもできる。
各ベアチップ41B、ヒートシンクト50UO共々トランスファモールドすることで、量産性に最適であり、また絶縁性の確保、耐振動性の向上、外気との遮断をすることができる。
また、樹脂500で各ベアチップ41Bおよびヒートシンク50UOの全体が固定されることによって、良熱伝導接合材200による各接合部における信頼性をさらに向上させる効果がある。
高い放熱性を要求されるヒートシンク50UOの放熱部(フィン)50FOは、樹脂500外に露出し、この露出した放熱部(フィン)50FOが、回転軸13に取り付けられた冷却ファン17により生起され放熱部(フィン)50Fに対応した吸入口201、および通風孔111Uを通る冷却風によって、強制空冷され更に冷却性能を上げている。
前記樹脂500外に露出した放熱部50FOは、複数のフィンから構成され、これら複数のフィンの向きと前記冷却ファン17により生じる風路とが一致するような構造としている。また複数からなるフィンの長さは同一でなくてもよい。
前述のように、この発明の実施の形態1は、回転電機部2、この回転電機部2の通電制御を行うスイッチング回路部4、及びこのスイッチング回路部4を構成する半導体半導体スイッチング素子41を冷却するヒートシンク50を備え、前記スイッチング回路部4および前記ヒートシンク4が前記回転電機部2に搭載された回転電機における半導体半導体スイッチング素子41とヒートシンク50との組み立て方法であって、前記ヒートシンク50上に前記半導体半導体スイッチング素子41のベアチップ41Bを良熱伝導接合材200で接合する第1の工程と、前記ベアチップ41Bを配線部301,302にワイヤボンディング400する第2の工程と、前記ベアチップ41Bおよび前記配線部301,302を封止する樹脂500を、前記配線部301,302の出力端子部3011,3021および前記ヒートシンク50のフィン50Fが前記樹脂500の外に露出させて、前記ヒートシンク50に跨って施す第3の工程と、を有するものであり、また、回転電機部2、この回転電機部2の通電制御を行うスイッチング回路部4、及びこのスイッチング回路部4を構成する半導体半導体スイッチング素子41を冷却するヒートシンク50を備え、前記スイッチング回路部4および前記ヒートシンク50が前記回転電機部2に搭載された回転電機において、前記半導体スイッチング素子41のベアチップ41Bが良熱伝導接合材200で前記ヒートシンク50に接合されている回転電機である。従って、従来のようなパッケージタイプの半導体素子にみられるチップ下に存在するヒートスプレッダを排除することができ、熱拡散が向上し、発熱する素子の放熱性が向上させることができ、ヒートシンクサイズを小さくすることができる。また、インバータ機能を持った電動発電機等の回転電機においては、従来では、半導体素子は高価な金属基板等に実装しているが、ヒートシンク50に電位を持たせ、半導体スイッチング素子41のベアチップ41Bを当該ヒートシンク50に直付けすることにより、従来における金属基板(銅パターン、絶縁層、ベース金属)が不要となるので、熱抵抗を大幅に小さくすることができ、ヒートシンクサイズの小型化、基板材料コストの削減を図ることができる。また、従来のようなヒートシンクと金属基板との間へのグリス塗布工程およびネジ止工程も不要となり、生産性が向上する。また、半導体スイッチング素子41が従来のパッケージ品であれば、その接続端子位置が固定されていたため、配線・接続が困難であったが、半導体スイッチング素子41のベアチップ41Bとその配線部301,302とを独自にワイヤボンド接合することができるので、半導体スイッチング素子41から周囲への配線・接続構造を合理化することができ配線・接続の作業性が向上する。
また、この発明の実施の形態1は、前記半導体半導体スイッチング素子のベアチップが前記ヒートシンクに複数個並設されているので、従来のようにサイズの大きいチップ配置構造ではなく、半導体スイッチング素子41のベアチップ41Bの数を、複数個とし、分散させることにより、放熱性を高め、ヒートシンクの小型化につながる。またベアチップ41Bの数が変更可能であり、多仕様に柔軟に対応するができる。また各種の製品に対し、低コスト製品を提供することが可能である。
また、この発明の実施の形態1は、前記複数個のベアチップ41Bが間隔を隔てて並設されているので、ベアチップ41Bの配置位置を対称・並列配置することによって、発熱源を分散させ効率的な熱拡散、放熱性が向上し、従来大きいサイズとなってしまっているヒートシンク50およびスイッチング回路部4の小型化が可能となる。また、半導体素子間の熱の干渉が緩和され、 全体の温度上昇を低下させることができ、素子の耐熱性を十分満足させることができる。
また、この発明の実施の形態1は、複数個のベアチップ41B間の間隔が均一間隔であるので、一定以上の間隔を置くことによって、各ベアチップ41B相互間の受熱干渉を避け熱拡散性を保つことができる。
また、この発明の実施の形態1は、前記ヒートシンク50上に前記ベアチップ41Bとワイヤボンディング400された配線部301,302が設けられ、前記ワイヤボンディング400後に前記ベアチップ41Bおよび前記配線部301,302を封止する樹脂500が前記ヒートシンク50に跨って施され、前記配線部301,302の出力端子部3011,3021および前記ヒートシンク50のフィン50Fが前記樹脂500の外に露出している構造としたので、ベアチップ41Bおよびヒートシンク50共々樹脂500で一括封止することにより、ベアチップ41Bの各電極に対し容易に絶縁性を確保できる上、ベアチップ41Bとヒートシンク50との間の接合部のおよびベアチップ41Bのワイヤボンディング400部の接合部の信頼性が向上し、しかも耐振動性が容易に得られる。また、ヒートトシンクの放熱部(フィン)50FI,50FOは樹脂500外に露出部しており、冷却風により効率よく冷却される。
また、この発明の実施の形態1は、複数のベアチップ41Bが共通の前記配線部301,302にワイヤボンディング400されているので、各ベアチップ41Bからの電極を配線部301,302に接続し、配線を合理化し1つの出力端子としてまとめ、その出力端子を外部に露出し出すことによって、他のヒートシンクとの接続を容易に、簡略化することができる。また、樹脂封止されているので、各ベアチップ41Bの各電極において絶縁性も容易に確保できている。
また、この発明の実施の形態1は、ヒートシンクが各相毎に設けられ、これら各相のヒートシンクで前記回転電機部の回転軸の周方向に前記回転軸を囲んでいるので、小型化と相俟って更に専用スペースを少なくすることができ、限られた空間に搭載する場合に更に好都合となる。
実施の形態2.
以下この発明の実施の形態2を、図7により説明する。図7は半導体スイッチング素子とヒートシンクとの組み立て後の構造の事例を断面で示す横断平面図であり、前述の図5および図6と同一または相当部分には同一符号を付してある。なお、以下のこの発明の実施の形態2の説明は、前述の実施の形態1と異なる部分を主に説明し、他の説明は割愛する。
前述の図6においては、配線部301,302が各ベアチップ41Bの両側に配設され、配線部301,302の出力端子部3011,3021が同じ側に露出し同方向に延在している場合の事例を示してあるが、本実施の形態2を示す図7では、配線部301,302が各ベアチップ41Bの同じ側に配設され、配線部301,302の出力端子部3011,3021が異なる側に露出し異なる方向に延在している。
実施の形態3.
以下この発明の実施の形態3を、図8により説明する。図8は半導体スイッチング素子とヒートシンクとの組み立て後の構造の事例を断面で示す横断平面図であり、前述の図5〜図7と同一または相当部分には同一符号を付してある。なお、以下のこの発明の実施の形態3の説明は、前述の実施の形態1〜2と異なる部分を主に説明し、他の説明は割愛する。
前述の図6においては、配線部301,302が各ベアチップ41Bの両側に配設され、配線部301,302の出力端子部3011,3021が同じ側に露出し同方向に延在している場合の事例を示してあるが、本実施の形態3を示す図8では、配線部301,302が各ベアチップ41Bの同じ側に配設されている。配線部301,302の出力端子部3011,3021は、前述の図6と同様に、同じ側に露出し同方向に延在している。
半導体スイッチング素子41をベアチップ41Bとし、このベアチップ41Bを、ヒートシンク50上に良熱伝導接合材200で接合すると共に、配線部301,302にワイヤボンディング400するようにしたので、配線部301,302の位置、および配線部301,302の出力端子部3011,3021の位置を、前述の図6〜図8のように必要に応じて任意に選定できるので、例えば自動車のエンジンルーム内、回転電機部内など、限られた空間内の限られた場所に設置する場合に設置位置の自由度が増す。
実施の形態4.
以下この発明の実施の形態4を、図9により説明する。図9は半導体スイッチング素子とヒートシンクとの組み立て後の構造の事例を断面で示す縦断側面図であり、前述の図5〜図8と同一または相当部分には同一符号を付してある。なお、以下のこの発明の実施の形態4の説明は、前述の実施の形態1〜3と異なる部分を主に説明し、他の説明は割愛する。
この発明の実施の形態4は、図9に示すように、ヒートシンク50UOの放熱部50FOである複数のフィンの延在方向に見た複数のフィンの全体の先端部形状を曲線状としたものである。このように放熱部50FOである複数のフィンの延在方向に見た複数のフィンの全体の先端部形状を曲線状とすることにより、例えば、前述の図3に例示してあるように、回転電機部2のケ−ス100の周面や図1におけるインサートケース19の内周面に沿った曲線状とすることにより、冷却風を、放熱部50FOである複数のフィンに集中して通すことが可能になる上、回転電機に搭載されるヒートシンク50UOの占有面積を小さくすることができ、回転電機部2、この回転電機部の通電制御を行うスイッチング回路部4、及びこのスイッチング回路部を構成する半導体半導体スイッチング素子を冷却するヒートシンク50を備えた回転電機の小型化の実現が可能となる。
実施の形態5.
以下この発明の実施の形態5を、図10により説明する。図10は半導体スイッチング素子とヒートシンクとの組み立て後の構造の事例を断面で示す横断平面図であり、前述の図5〜図9と同一または相当部分には同一符号を付してある。なお、以下のこの発明の実施の形態5の説明は、前述の実施の形態1〜4と異なる部分を主に説明し、他の説明は割愛する。
この発明の実施の形態5は、図10に示すように、複数個のベアチップ41Bをヒートシンク50UOに接合する際、各ベアチップ41Bを一列に配置するのではなく、多並列、対称配置とすることにより、熱拡散性、放熱性が向上し、ヒートシンクサイズの小型化を実現するものである。
なお、前述の実施の形態1〜5の何れの場合も、U相を代表例として、半導体スイッチング素子41のベアチップ41BとU相用の外側のヒートシンク50UOとの組み立て方法、組み立て後の構造の事例について説明したが、U相の内側のヒートシンク50UI、他のV相、W相の外側および内側の各ヒートシンク50VO,50VI,50WO,50WIと、それらの対応半導体スイッチング素子41のベアチップ41Bととの組み立て方法、組み立て後の構造についても、前述のU相用の外側のヒートシンク50UOにおける組み立て方法、組み立て後の構造と同じにしてあり、前述のU相用の外側のヒートシンク50UOにおける組み立て方法、組み立て後の構造の場合と同じ効果が生じるようにしてある。
この発明の実施の形態1を示す図で、回転電機の構造の事例を示す縦断側面図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、回転電機の動作を説明するための概略回路の事例を示す図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、回転電機のヒートシンクの配置例を示す平面図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、回転電機のリヤ側からみた事例を示す平面図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、半導体スイッチング素子とヒートシンクとの組み立て後の構造の事例を断面で示す縦断側面図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、半導体スイッチング素子とヒートシンクとの組み立て後の構造の事例を断面で示す縮小横断平面図である。 この発明の実施の形態2を示す図で、半導体スイッチング素子とヒートシンクとの組み立て後の構造の事例を断面で示す横断平面図である。 この発明の実施の形態3を示す図で、半導体スイッチング素子とヒートシンクとの組み立て後の構造の事例を断面で示す横断平面図である この発明の実施の形態4を示す図で、半導体スイッチング素子とヒートシンクとの組み立て後の構造の事例を断面で示す縦断側面図である。 この発明の実施の形態5を示す図で、半導体スイッチング素子とヒートシンクとの組み立て後の構造の事例を断面で示す横断平面図である。 従来の回転電機における半導体スイッチング素子とヒートシンクとの組み立て後の構造の事例を断面で示す縦断側面図である。
符号の説明
2 回転電機部、
4 スイッチング回路部(パワー素子ユニット)、
40 インバータモジュール、
41 半導体スイッチング素子、
41B 半導体スイッチング素子のベアチップ、
42 ダイオード、
43 コンデンサ、
44 制御回路、
44a 制御基板、
45 界磁電流制御回路、
5 バッテリ、
8 直流配線、
9 交流配線、
10 フロントブラケット、
100 ケ−ス、
11 リヤブラケット、
111 吸入口、
111U,111V,111W 通風孔、
12 支持用ベアリング、
13 回転軸、
14 ブラシ、
15 回転子、
16 固定子、
17 ファン、
18 プーリ、
19 インサートケース、
191 外周壁部、
192 仕切り壁部、
1921 通風孔、
20 カバー、
200 良熱伝導接合材、
201 吸入口、
21 界磁巻線、
24 電機子巻線、
241,241U,241V,241W 口出し線、
2411 電流センサ、
25 支持板兼通風孔形成板、
251 通風孔、
301,302 配線部、
3011,3021出力端子部、
400 ワイヤボンディング、
50 放熱装置、
50B 直線状基部、
50FI,50FO 放熱部、
50UI,50UO U相用のヒートシンク、
50VI,50VO V相用のヒートシンク、
50WI,50WO W相用のヒートシンク、
500 樹脂、
SPACE 相隣るヒートシンク間の空間。

Claims (10)

  1. 回転電機部、この回転電機部の通電制御を行うスイッチング回路部、及びこのスイッチング回路部を構成する半導体スイッチング素子を冷却するヒートシンクを備え、前記スイッチング回路部および前記ヒートシンクが前記回転電機部に搭載された回転電機における半導体スイッチング素子とヒートシンクとの組み立て方法であって、
    前記ヒートシンク上に前記半導体スイッチング素子のベアチップを良熱伝導接合材で接合する第1の工程と、
    前記ベアチップを配線部にワイヤボンディングする第2の工程と、
    前記ベアチップおよび前記配線部を封止する樹脂を、前記配線部の出力端子部および前記ヒートシンクのフィンが前記樹脂の外に露出させて、前記ヒートシンクに跨って施す第3の工程と、
    を有する回転電機における半導体スイッチング素子とヒートシンクとの組み立て方法。
  2. 回転電機部、この回転電機部の通電制御を行うスイッチング回路部、及びこのスイッチング回路部を構成する半導体スイッチング素子を冷却するヒートシンクを備え、前記スイッチング回路部および前記ヒートシンクが前記回転電機部に搭載された回転電機において、前記半導体スイッチング素子のベアチップが良熱伝導接合材で前記ヒートシンクに接合されていることを特徴とする回転電機。
  3. 請求項2に記載の回転電機において、前記半導体スイッチング素子のベアチップが前記ヒートシンクに複数個並設されていることを特徴とする回転電機。
  4. 請求項3に記載の回転電機において、前記複数個のベアチップが間隔を隔てて並設されていることを特徴とする回転電機。
  5. 請求項4に記載の回転電機において、前記複数個のベアチップ間の間隔が均一間隔であることを特徴とする回転電機。
  6. 請求項2〜5の何れか一に記載の回転電機において、前記ヒートシンクが複数のフィンを有しており、当該フィンの延在方向に見た複数のフィンの全体の先端部形状が曲線状であることを特徴とする回転電機。
  7. 請求項6に記載の回転電機において、前記複数のフィンの全体の先端部形状が、前記回転電機部のケ−スの内周面に沿って曲線状であることを特徴とする回転電機。
  8. 請求項2〜7の何れか一に記載の回転電機において、前記ヒートシンク上に前記ベアチップとワイヤボンディングされた配線部が設けられ、前記ワイヤボンディング後に前記ベアチップおよび前記配線部を封止する樹脂が前記ヒートシンクに跨って施され、前記配線部の出力端子部および前記ヒートシンクのフィンが前記樹脂の外に露出していることを特徴とする回転電機。
  9. 請求項8に記載の回転電機において、複数のベアチップが共通の前記配線部にワイヤボンディングされていることを特徴とする回転電機。
  10. 請求項2〜9の何れか一に記載の回転電機において、前記ヒートシンクが各相毎に設けられ、これら各相のヒートシンクで前記回転電機部の回転軸の周方向に前記回転軸を囲んでいることを特徴とする回転電機。
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