JP2006180442A - 携帯電話音声認識中継装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来は携帯電話のハンズフリー装置を接続し利用する場合に希望する相手先に思うように発信できななかった。
【解決手段】音声認識部と着信ができる電話回線を備えることで利用者が携帯電話機に接続したハンズフリー装置のマイクからの音声を認識し、携帯電話機を操作することなく希望する相手先にダイヤル発信を行い通話可能にする。
【選択図】 図1
【解決手段】音声認識部と着信ができる電話回線を備えることで利用者が携帯電話機に接続したハンズフリー装置のマイクからの音声を認識し、携帯電話機を操作することなく希望する相手先にダイヤル発信を行い通話可能にする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、携帯電話機を操作すること無く希望する相手先の電話に発信することができる中継装置及び中継方法に関する。
携帯電話機は周知のとおり携帯電話機自体に設けられた操作ボタンを操作し、相手先ダイヤル、フックボタンを操作し発信することができる。ところが車を運転中にこの操作を行うことは運転への注意力が散漫になり事故の原因にもなりかねない。さらに発信をして通話に至り会話を行ったとしても片手運転や会話に注意がとられて非常に危険な状態となるために近年法規制により運転中の携帯電話機は使用禁止という措置までとられることとなっている。
これにより携帯電話機に接続しイヤホンとマイクを備えたハンズフリー装置が用意されている。ハンズフリーの接続は用意されているコネクタを携帯電話機のイヤホンジャック、マイクジャックなどに差し込み、ハンズフリー装置にあるイヤホンを利用者が耳などに装着して利用する形態になる。イヤホンマイクジャックの形状は多種多様であり携帯電話機のジャックにあわせたハンズフリー装置が数多く用意されている。ハンズフリーマイクは利用者の口付近に来るように設計されており、いろいろな形状が用意されている。またイヤホンはイヤホンに限定されずスピーカなどの形状になっているものもあしバックミラーなどやサンバイザーに装着し利用できるようなものもある。
このハンズフリー装置は着信に関しては、ハンズフリー装置に用意されている押しボタンを操作すれば携帯電話機本体に触れることなく着信を受けることができる。さらにハンズフリー装置などによってはハンズフリー装置に用意されたボタンを押すことで携帯電話機の番号メモリ一番目のダイヤルや特定のメモリ番号だけに自動的に発信するものもある。
しかし、ハンズフリー装置を利用した場合は着信をとる場合に関しては特に問題なく利用できるが、発信となると発信操作できない場合や、前述のように特定の番号のみの発信しかできないなど利用が限定されてしまい使い勝手が非常に悪かった。しいては携帯電話機を操作してしまい法規制の対象になってしまうと同時に注意が散漫になってしまうことになっている。つまり発信に関しては利用できない機能になってしまっているのが現実である。
さらにハンズフリー装置の押しボタンで発信し会話をしようとした場合はすでに登録の特定以外の電話番号に発信しようとすると、携帯電話機の番号メモリの電話番号を発信用のメモリ番号の電話番号に再登録したうえでハンズフリー装置のボタンの長押しをしないといけないなどハンズフリー装置を利用した場合は思うように携帯電話機を使いこなせなくなってしまっている。
本発明は着信可能な回線と発信可能な回線を備え、着信可能な回線からの着信応答を行った後、着信可能な回線からの音声を認識し、希望する相手先に発信可能な回線から発信するとともに着信可能な回線と発信可能な回線とを接続し使用者と相手先との会話を成立させることを特徴とする通信中継装置を請求項1の発明とし、着信可能な回線と発信可能な回線または発信可能な発信部を備え、着信可能な回線からの着信応答を行った後、着信可能な回線からの音声を認識し、希望する相手先に発信可能な回線または発信可能な発信部から発信するとともに着信可能な回線と発信可能な回線または発信部とを接続し使用者と相手先との会話を成立させることを特徴とする通信中継装置を請求項2の発明とし、着信可能な回線からの音声が認識不可能な場合、特定の電話番号に発信し会話を成立させることを特徴とする請求項1または請求項2記載の通信中継装置とし、着信可能な回線と発信可能な回線が接続された通信中継方法であって以下のステップを有することを特徴とする。
(1)着信可能な回線の着信に対して応答するステップと
(2)着信可能な回線からの音声を認識するステップと
(3)認識した結果から電話番号を取得し発信可能な回線からダイヤル発信するステップと着信可能な回線と発信可能な回線とを接続するステップとを有する。
ことを請求項4の発明とし、着信可能な回線と同等の機能を有する着信回線部と発信可能な回線と同等の機能を有する発信回線部が接続された通信中継方法であって以下のステップを有することを特徴とする。
(4)着信回線部の着信に対して応答するステップと
(5)着信回線部からの音声を認識するステップと
(6)認識した結果から電話番号を取得し発信回線部からダイヤル発信するステップと着信回線部と発信回線部とを接続するステップとを有する。
を請求項5の発明とすることで上記課題を解決するものである。
(1)着信可能な回線の着信に対して応答するステップと
(2)着信可能な回線からの音声を認識するステップと
(3)認識した結果から電話番号を取得し発信可能な回線からダイヤル発信するステップと着信可能な回線と発信可能な回線とを接続するステップとを有する。
ことを請求項4の発明とし、着信可能な回線と同等の機能を有する着信回線部と発信可能な回線と同等の機能を有する発信回線部が接続された通信中継方法であって以下のステップを有することを特徴とする。
(4)着信回線部の着信に対して応答するステップと
(5)着信回線部からの音声を認識するステップと
(6)認識した結果から電話番号を取得し発信回線部からダイヤル発信するステップと着信回線部と発信回線部とを接続するステップとを有する。
を請求項5の発明とすることで上記課題を解決するものである。
図1は、実施例のブロック図である。
以下図1に従って説明する。ハンズフリー装置1は周知のイヤホン1A、マイク1Bで構成された一般的なハンズフリー装置で、使用時には携帯電話2のイヤホンジャック、マイクジャックに接続し利用可能な状態になっている。ハンズフリー装置1には押しボタン1Cがひとつ装備されており、着信時にこのボタンを押すと携帯電話2の着信時オフフックの動作を制御することができる。利用者は携帯電話2の着信時にこの押しボタンを押せば携帯電話2に触れることなく着信を受けることができるので通話が可能となる。またこのハンズフリー装置1は携帯電話2が待機状態のときに押しボタンを長押しすると、携帯電話2内部メモリの1番目の番号に発信動作を行うようになっている。この機能は携帯電話機によって多少ことなりボタン長押しよって発信するメモリの電話番号を指定することもできる携帯電話もある。
中継装置4には着信回線3が接続されており、この回線はIP電話回線や一般公衆回線などでもよく、この着信回線3はアダプタ4内の音声応答部5、音声認識部6、ならびに発信接続部7には発信回線9が接続されている。さらに各部を制御する制御部8は内部にメモリ8Aを備えている。メモリ8Aには会社名や個人名などに該当する電話番号が記憶されている。音声応答部5は着信回線3から着信があるとベル信号が到達するので音声応答部5は着信と判断した後応答する動作をする。この動作は電話機の受話器をあげた事と同じ状態である。さらに音声応答部5には音声がデータとして記憶されており着信回線に対してメッセージを送出することができるようになっている。具体的には「相手先名をどうぞ」、「電話番号をどうぞ」などである。音声認識部6は着信回線3を通して発しられた音声を認識し言葉や数字などを判読する機能を持っている。また制御部8は音声認識部6で認識された言葉や数字をメモリ8A内に登録されている言葉、数字などを比較し該当する電話番号を認識する機能を持っている。発信接続部7は制御部8で認識した電話番号をもとに発信回線9を通してダイヤル発信をする、具体的には発信回線9に対してオフフック状態を作り、発信回線9にダイヤルを送出する機能である。またダイヤルを送出した後に着信回線3と発信回線9とを接続し音声信号を相互に通過させる機能を持つ。
以下動作にしたがって詳細に説明をする。
使用者は携帯電話2にハンズフリー装置1を接続し、ハンズフリーボタン1Cの長押しの場合は着信回線3に向けて発信するように電話番号が登録されている。たとえば使用者が「A商事」に携帯電話からかけたいとすると、使用者はハンズフリーボタン1Cを長押しする。すると携帯電話2は自動的に登録されている番号に発信動作を開始する。当然着信回線3の電話番号が登録されているので着信回線3にむけて発信することとなる。
使用者は携帯電話2にハンズフリー装置1を接続し、ハンズフリーボタン1Cの長押しの場合は着信回線3に向けて発信するように電話番号が登録されている。たとえば使用者が「A商事」に携帯電話からかけたいとすると、使用者はハンズフリーボタン1Cを長押しする。すると携帯電話2は自動的に登録されている番号に発信動作を開始する。当然着信回線3の電話番号が登録されているので着信回線3にむけて発信することとなる。
着信があった着信回線3は音声応答部5が接続されているため音声応答部5が自動的にフックをあげ使用者と音声応答部5との通話を成立させる。次に音声応答部5は着信回線3を経由し使用者にむけて「発信先をお願いします」などガイダンスを流す。使用者は携帯電話2に接続されたハンズフリー装置1のイヤホン1Aからガイダンスが流れる。このガイダンスを聞いた使用者は「A商事」とハンズフリーマイク1Bに向けて発生を行う。この「A商事」と言う発声は着信回線3を経由して音声認識部6に到達する。音声認識部6はこの「A商事」を認識できるので、制御部8を通じメモリ8Aに登録されている会社名を検索し、「A商事」に該当する電話番号を取り出す。取り出す番号は一般公衆電話回線の電話番号に限らず携帯電話番号、さらにはIP電話番号などである。
番号を取り出した後、制御部8は発信接続部7を動作させ発信回線9を利用しダイヤル発信動作を行い、ダイヤル発信を完了した後に、着信回線3と発信回線9とを接続する、その後相手先の電話機などを呼び出すので相手先が受話器を上げるか、携帯電話機であればフック操作を行えば使用者と相手先とは着信回線3、発信回線9を経由し会話が成立することになる。また実施例では「A商事」など会社名を発声することで音声認識をおこないデータベースから該当する電話番号をとりだしたが、たとえば使用者がゼロゴーニのように電話番号を直接発声することで音声認識部6がダイヤル番号自体を認識すればデータベースを構築することなく同様の手順で音声によるダイヤル発信が自由自在となる。この場合はあらゆる発信先の限定がないので自由に発信することができる。
また「救急車」「警察」「110番」などもデータベースなどにあらかじめ登録していればいざというときにボタンを押すだけという簡単な操作と声を発生することで通報でき非常時などはいち早い通報が可能となる。
なお説明の都合上、着信回線3、発信回線9とを明確に記述したが着信回線3は着信ができる回線、発信回線9は発信ができる回線ということであってともに限定するものではないし、着信回線3、発信回線9をIP電話回線などの電話回線でも同様な効果が得られるのはいうまでも無い。たとえば現在普及しているADSL回線などはIP電話と一般電話回線とを2回線有することがでる。つまり本発明の着信回線3と発信回線9をそのまま利用することができるので一般家庭でのシステム構築も非常に容易に行うことができる。着信回線3と発信回線9の接続は物理的にリレーなどで接続してもよいし、音声信号などだけを通るような周知技術の電磁結合方式を利用して接続をしてもよい。さらに着信回線3への着信時にわざわざガイダンスを流さなくともよい。たとえばピーというような音を使用者に送出してもよい。使用者はこの音を聞いたら声を発生すればよい。この場合は音声データや音声を発生させる必要がないのでより簡単な構成で済むことになる。また実施例では音声応答部5、音声認識部6、発信接続部7、制御部8を別構成としたが必ずしも各部を別にする必要はないし、制御部8なども処理速度などを考慮し各部に個別に持つよう構成してもよいしメモリ8Aなども検索時間を考慮して音声認識部6などに実装してもよい。
さらに図2においては、中継装置4がダイヤル発信する場合に相手先が携帯電話番号であれば携帯電話発信とし相手先が一般電話番号であれば一般公衆回線やIP電話回線を利用して発信するようにした装置である。この場合は音声認識部6が相手先ダイヤルを判定し先頭の番号が090、080で始まる電話番号の場合においては相手先が携帯電話であることが明確に判別できるので発信回線9を利用せずに携帯電話発信部10を動作させ、接続された発信用携帯電話11を経由し発信を行う。こうすれば携帯電話と携帯電話との通話が成立できるので通話料金の削減に寄与することができる。また、発信回線9が何かの異常や断線により利用できない場合などは、発信接続部7は携帯電話発信部10を動作させ発信用携帯電話11から発信を行うなどより確実に発信ができることになる。
本発明に係わる携帯電話音声認識中継装置は、携帯電話機利用時において携帯電話機の操作を全く必要とせずに希望する相手先に発信することができるので運転中などにおいては安全性が非常に高い。また非常時、緊急時においてはハンズフリー装置に備えられたボタンを押した後、ダイヤルを声で発し、また相手先名を発声すれば素早い通報が可能となり緊急操作性が格段とあがり近年の社会情勢を考えても社会に貢献すること間違いなしである。
1 … ハンズフリー装置
1A … イヤホン
1B … マイク
1C … ボタン
2 … 携帯電話
2A … イヤホンマイクジャック
3 … 着信回線
4 … 中継装置
5 … 音声応答部
6 … 音声認識部
7 … 発信接続部
8 … 制御部
9 … 発信回線
10 … 携帯電話発信部
11 … 発信用携帯電話
1A … イヤホン
1B … マイク
1C … ボタン
2 … 携帯電話
2A … イヤホンマイクジャック
3 … 着信回線
4 … 中継装置
5 … 音声応答部
6 … 音声認識部
7 … 発信接続部
8 … 制御部
9 … 発信回線
10 … 携帯電話発信部
11 … 発信用携帯電話
Claims (5)
- 着信可能な回線と発信可能な回線を備え、着信可能な回線からの着信応答を行った後、着信可能な回線からの音声を認識し、希望する相手先に発信可能な回線から発信するとともに着信可能な回線と発信可能な回線とを接続し使用者と相手先との会話を成立させることを特徴とする通信中継装置。
- 着信可能な回線と発信可能な回線または発信可能な発信部を備え、着信可能な回線からの着信応答を行った後、着信可能な回線からの音声を認識し、希望する相手先に発信可能な回線または発信可能な発信部から発信するとともに着信可能な回線と発信可能な回線または発信部とを接続し使用者と相手先との会話を成立させることを特徴とする通信中継装置。
- 着信可能な回線からの音声が認識不可能な場合、特定の電話番号に発信し会話を成立させることを特徴とする請求項1または請求項2記載の通信中継装置。
- 着信可能な回線と発信可能な回線が接続された通信中継方法であって以下のステップを有することを特徴とする。
(1)着信可能な回線の着信に対して応答するステップと
(2)着信可能な回線からの音声を認識するステップと
(3)認識した結果から電話番号を取得し発信可能な回線からダイヤル発信するステップと着信可能な回線と発信可能な回線とを接続するステップとを有する。 - 着信可能な回線と同等の機能を有する着信回線部と発信可能な回線と同等の機能を有する発信回線部が接続された通信中継方法であって以下のステップを有することを特徴とする。
(4)着信回線部の着信に対して応答するステップと
(5)着信回線部からの音声を認識するステップと
(6)認識した結果から電話番号を取得し発信回線部からダイヤル発信するステップと着信回線部と発信回線部とを接続するステップとを有する。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004382765A JP2006180442A (ja) | 2004-12-22 | 2004-12-22 | 携帯電話音声認識中継装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004382765A JP2006180442A (ja) | 2004-12-22 | 2004-12-22 | 携帯電話音声認識中継装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006180442A true JP2006180442A (ja) | 2006-07-06 |
Family
ID=36734085
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004382765A Pending JP2006180442A (ja) | 2004-12-22 | 2004-12-22 | 携帯電話音声認識中継装置 |
Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5529989B1 (ja) * | 2013-02-26 | 2014-06-25 | 株式会社kitamura | 接続デバイス |
-
2004
- 2004-12-22 JP JP2004382765A patent/JP2006180442A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5529989B1 (ja) * | 2013-02-26 | 2014-06-25 | 株式会社kitamura | 接続デバイス |
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