JP2006178852A - 訪問調査支援用プログラム、訪問調査支援装置、及び訪問調査支援装置の制御方法 - Google Patents

訪問調査支援用プログラム、訪問調査支援装置、及び訪問調査支援装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】訪問調査を効率的に行う。
【解決手段】要介護認定の申請者に対する訪問調査の際になされる複数の質問の内容をそれぞれ示す複数の質問文及び質問されるべき事項として規定された複数の規定質問文を記憶する訪問調査支援装置と、訪問調査の際に訪問調査支援装置から送信される各質問文を表示し各質問文に従ってなされた各質問に対する回答の入力を受ける訪問調査支援端末と、を備える訪問調査支援システムにおける訪問調査支援装置に、各規定質問文に基づいて作成された複数の編集質問文の入力を受ける手順と、各規定質問文を各規定質問文に含まれる単語の中からそれぞれ選出した所定の単語と同一の単語を含む編集質問文と対応付ける手順と、全ての規定質問文がいずれかの編集質問文と対応付けられた場合に各編集質問文を質問文として記憶する手順とを実行させるための訪問調査支援用プログラムに関する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、訪問調査支援用プログラム、訪問調査支援装置、及び訪問調査支援装置の制御方法に関する。
介護保険による介護サービスを受けるためには、自治体から要介護認定を受ける必要がある。
要介護認定の申請を自治体に行うと、自治体から派遣された調査員による訪問調査が行われる。そして要介護認定の申請者の生活状況などが調査される。そしてその調査結果に基づいてコンピュータを用いた一次判定が行われる。その後、一次判定の結果や、かかりつけ医師から寄せられた意見書等に基づいて介護認定審査会による審査が行われ、自治体により要介護認定がなされる。
訪問調査においては予め決められた数多くの調査項目についてもれなく調査が行われることが求められるが、申請者の状況によっては決められた調査項目を順番通りに調査することができないことも多い。そのため、申請者の状況に応じて訪問調査結果の入力順序をフレキシブルに変更できる技術が開発されている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−85286号公報
このように要介護認定の訪問調査において個々の申請者の状況に応じた調査を可能とする技術も開発されているが、調査項目は予め決められており、調査員には全ての調査項目についてもれなく調査を行うことが求められている。そのため訪問調査は時間がかかり、調査員にとって大きな負担となっている。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、予め定められた規定の調査項目に基づいて作成された調査項目により訪問調査を行い、効率的に訪問調査を行うことを可能とするための訪問調査支援用プログラム、訪問調査支援装置、及び訪問調査支援装置の制御方法を提供することを主たる目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、要介護認定の申請者に対して行われる訪問調査の際に、訪問調査を行う調査員によりなされる複数の質問の内容をそれぞれ示す複数の質問文、及び訪問調査の際に調査員が質問すべき事項として規定された複数の規定質問文、つまり上記予め定められた規定の調査項目、を記憶する訪問調査支援装置と、訪問調査の際に前記訪問調査支援装置から送信される前記各質問文をユーザインタフェースに表示し、前記各質問文に従ってなされた各質問に対する回答の入力をユーザインタフェースから受ける訪問調査支援端末と、を備える訪問調査支援システムにおける前記訪問調査支援装置に、各規定質問文に基づいて作成された複数の編集質問文、つまり上記予め定められた規定の調査項目に基づいて作成された調査項目、の入力を受ける手順と、各規定質問文を、各規定質問文に含まれる単語の中からそれぞれ選出した所定の単語と同一の単語を含む編集質問文と対応付ける手順と、全ての規定質問文がいずれかの編集質問文と対応付けられた場合に、各編集質問文を前記質問文として記憶する手順と、を実行させるための訪問調査支援用プログラムに関する。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための最良の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
訪問調査を効率的に行うことができる訪問調査支援用プログラム、訪問調査支援装置、及び訪問調査支援装置の制御方法を提供することができる。
===全体構成===
本実施の形態に係る訪問調査支援システム100の全体構成を図1に示す。本実施の形態に係る訪問調査支援システム100は、携帯端末(特許請求の範囲に記載の訪問調査支援端末に相当する)300と、管理コンピュータ(特許請求の範囲に記載の訪問調査支援装置に相当する)200とがネットワーク400で通信可能に接続されてなる。
携帯端末300は、要介護認定の申請者に対する訪問調査を行う各調査員が訪問調査時に携帯するコンピュータである。携帯端末300はハンドヘルドコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)、ノード型パソコン等とすることができる。携帯端末300は、管理コンピュータ200と通信を行うことにより、訪問調査のための質問文や各質問文に対する回答の選択肢を受信する。そしてこれらのデータをディスプレイに表示させることができる。調査員はディスプレイに表示された各質問文を見て調査対象者に質問を行い、あるいは動作等を質問項目に基づき確認して、その結果を携帯端末300に入力する。全ての項目を入力し終わると、調査結果が携帯端末300から管理コンピュータ200に送信される。調査対象者情報は携帯端末300から入力しても、携帯端末300に調査対象者の所持するIC(Integrated Circuit)カード等から情報を取得しても良い。なお、訪問調査のための質問文や各質問文に対する回答の選択肢等の情報は、訪問調査前に予め携帯端末300に格納しておいても、調査開始時に管理コンピュータ200にアクセスして取得しても良い。
一方管理コンピュータ200は、訪問調査を行う自治体や自治体から訪問調査を委託された業者のオフィス等に設置されるコンピュータである。管理コンピュータ200は、訪問調査を行う事務所やそのとりまとめ機関に設置された従来の介護情報をデータベースで管理するサーバを用いても良い。管理コンピュータ200は訪問調査のための質問文や各質問文に対する回答の選択肢を記憶している。この質問文や回答の選択肢は、本実施の形態に係る管理コンピュータ200が備える、公的に決められた複数の要介護認定の調査項目に対する回答を一つの質問で得られるような質問項目を作成する機能を用いて作成され、訪問調査項目と概念辞書を利用して関連付けたものである。つまり上記訪問調査のための各質問文は、訪問調査の際に調査員が質問すべき事項として当局により予め規定された規定質問文ではなく、自治体や調査員等により規定質問文に基づいて作成された編集質問文とすることができる。管理コンピュータ200は、後述する仕組みにより、調査員等により作成されたこれらの編集質問文が規定質問文に相当するものであることのチェックを行うことができる。そして管理コンピュータ200は、規定質問文に相当することが確認できた場合には、これらの編集質問文を訪問調査のための質問文として記憶する。これにより、例えば互いに関連のある調査項目をまとめて一つの質問項目にする等により質問文の数を減らすことができ、訪問調査の時間を短縮できる。また要介護認定の申請者の状況に応じて質問文を柔軟に作成することができるようになるため、申請者の状況に合った質問を行うことが可能となる。これにより、申請者の状況をより正確に把握することができ、訪問調査の精度を向上させることができる。なお、概念辞書を用いて項目を関連付け、上位概念を抽出して質問項目として作成する方法は、従来からある概念辞書作成手法のいずれかの方法を用いれば良い。管理コンピュータ200には、上記のようにして作成した質問項目と対象となる調査項目の対応付け情報が格納される。また、ある質問に対する回答が各調査項目のどんな回答に対応するかの対応付け情報も併せて格納する。調査項目と質問項目との対応付け情報は、上記管理コンピュータ200の質問作成機能を用いて作成する他に、ユーザのノウハウを用いて独自に定義した情報を用いても良い。また、訪問調査対象者に対応付けたカスタマイズ情報として定義しても良い。さらに、管理コンピュータ200に訪問調査結果履歴データベース(後述する訪問調査データテーブル760に相当)を備え、調査対象者毎に過去の調査結果を参考データとして調査項目と質問項目との対応付け情報を作成する機能を持たせても良い。例えば調査対象者について変わる可能性の無い属性の情報に関する調査項目を設定しておき、その情報がある場合は、その属性に関する調査項目を全て省いて質問項目を作成するように設定しても良い。また本実施の形態に係る管理コンピュータ200には、どの調査項目間に相互矛盾が発生する可能性があるかという項目間の相互関連情報と、それぞれの項目間に矛盾が起きない回答の組である参照情報と、これらの情報に基づき回答間の相互矛盾を判定する手段とを備えるようにすることもできる。上記管理コンピュータ200は、携帯端末300から送信された回答情報を上記相互矛盾を判定する手段により判定し、相互矛盾の有無と、矛盾がある場合はどの項目のどの回答かを出力し、携帯端末300に返信するようにすることもできる。さらに本実施の形態に係る管理コンピュータ200には、上記訪問調査結果履歴データベースから調査対象者の過去の調査結果を抽出し、上記回答情報と照合する手段を備えることもできる。ここで調査項目の中には必ずしも過去の調査結果と一致する必要の無い項目があるので、上記管理コンピュータ200に、予め回答が一致しなければならない調査項目情報である参照情報を設定しておき、この参照情報と上記照合結果の不一致項目とを照合して、不一致項目の中に該当項目がある場合に問題事項を出力する手段を備えるようにすることもできる。上記管理コンピュータ200は、携帯端末300から送信された回答情報を上記回答情報と照合する手段と問題事項を出力する手段とにより過去の調査結果との矛盾がある場合はどの項目のどの回答かを出力し、携帯端末に返信するようにすることもできる。またさらに本実施の形態に係る管理コンピュータ200には、訪問調査結果の矛盾項目を表示する手段を備えるようにすることもできる。これにより例えば自治体の職員が矛盾項目をチェックし、一次判定の前に調査員に訪問調査をやり直しさせることも可能となる。また本実施の形態に係る管理コンピュータ200には、上記矛盾項目と共に再質問項目を返信する手段を備えるようにすることもできる。この再質問項目は、予め矛盾パターンに対応付けて作成しておいても、上記質問作成手段により作成しても良い。また本実施の形態に係る管理コンピュータ200は、携帯端末300と通信を行うことにより、これらの質問文や選択肢等のデータを携帯端末300に送信し、また訪問調査の結果を携帯端末300から受信する機能を備える。詳しくは後述する。
===機器構成===
管理コンピュータ200や携帯端末300のハードウェア構成を図2に示す。
<管理コンピュータの構成>
管理コンピュータ200は、CPU210、メモリ220、ポート230、記録媒体読取装置240、入力装置250、出力装置260、記憶装置280を備える。
CPU210は管理コンピュータ200の全体の制御を司るもので、記憶装置280に記憶される本実施の形態に係る各種の動作を行うためのコードから構成される管理コンピュータ制御プログラム(特許請求の範囲に記載の訪問調査支援用プログラムに相当する)800をメモリ220に読み出して実行することにより、管理コンピュータ200としての各種機能を実現する。例えばCPU210により管理コンピュータ制御プログラム800が実行され、メモリ220やポート230、入力装置250、出力装置260、記憶装置280等のハードウェア機器と協働することにより、特許請求の範囲に記載の規定質問文記憶部、編集質問文入力部、質問文対応付け部、質問文登録部が実現されると共に、調査項目関連化機能201、訪問調査データ管理機能202、データ送受信機能203が実現される。調査項目関連化機能201は、本実施の形態の編集質問文の作成を支援し、訪問調査において得られた各編集質問文に対する回答を規定質問文に対する回答に変換する機能を含む。訪問調査データ管理機能202は、後述する質問文テーブル730やユーザ定義テーブル740、ユーザ定義チェックテーブル750、訪問調査データテーブル760、主治医意見書データテーブル770、主治医意見書入力テーブル780を管理する機能を含む。データ送受信機能203は、USB(登録商標、Universal Serial Bus)やLAN(Local Area Network)、電話線などのネットワーク400を介して携帯端末300とデータを送受信する機能を含む。
メモリ220は例えば半導体記憶装置により構成することができる。
また記録媒体読取装置240は、記録媒体500に記録されているプログラムやデータを読み取るための装置である。読み取られたプログラムやデータはメモリ220や記憶装置280に格納される。従って、例えば記録媒体500に記録された管理コンピュータ制御プログラム800を、記録媒体読取装置240を用いて上記記録媒体500から読み取って、メモリ220や記憶装置280に記憶するようにすることができる。
記録媒体500としてはフレキシブルディスクや磁気テープ、コンパクトディスク等を用いることができる。記録媒体読取装置240は管理コンピュータ200に内蔵されている形態とすることもできるし、外付されている形態とすることもできる。
記憶装置280は、例えばハードディスク装置や半導体記憶装置等とすることができる。記憶装置280には、管理コンピュータ制御プログラム800や調査項目データテーブル700、シソーラス辞書710、概念辞書データテーブル720、質問文テーブル730、ユーザ定義テーブル740、ユーザ定義チェックテーブル750、訪問調査データテーブル760、主治医意見書データテーブル770、主治医意見書入力テーブル780が記憶される。
調査項目データテーブル700は、訪問調査の際に調査員が質問すべき事項として公的に予め規定された複数の規定質問文を記憶するテーブルである。調査項目データテーブル700を図3に示す。図3に示すように規定質問文は全部で81項目もあり、各項目について回答の選択肢が設けられている。
シソーラス辞書(特許請求の範囲に記載の類語データベースに相当する)710は、見出し語毎に類語を対応付けて記憶するテーブルである。シソーラス辞書710を図4に示す。図4に示す例では例えばキーワード(1)に示される単語を見出し語とした場合に、キーワード(2)及びキーワード(3)に記載される単語が類語に相当する。例えば、”無力”という見出し語に対して、”しびれ”、”麻痺”が類語として記憶されている。もちろん、キーワード(1)、キーワード(2)、キーワード(3)のいずれを見出し語としても良い。このシソーラス辞書710は、自治体や調査員により作成されたものとすることもできるし、市販のシソーラス辞書とすることもできる。また複数のシソーラス辞書710を記憶しておくこともできる。
概念辞書データテーブル720は、調査項目データテーブル700に記載された各規定質問文及び各回答の選択肢の中に含まれる単語の中からそれぞれ選出した所定の単語を見出し語とした場合にシソーラス辞書710に記憶される類語を規定質問文毎に記憶したテーブルである。概念辞書データテーブル720を図5に示す。例えば図3に示す調査項目データテーブル700における調査番号1で示される規定質問文に含まれる”麻痺”を見出し語とした場合には、図4のシソーラス辞書710の”無力”、”しびれ”が類語として概念辞書データテーブル720に記憶される。
質問文テーブル730は、自治体や調査員等により作成された質問文(編集質問文)を記憶するテーブルである。編集質問文は、訪問調査の負担を軽減するためや要介護認定の申請者の状況をより正確に把握するために、規定質問文に基づいて自治体や調査員等により作成される質問文である。図6に示す質問文テーブル730において、”調査員番号”欄には編集質問文を作成した調査員の識別番号が記憶される。”区分”欄には編集質問文の識別番号が記憶される。つまり、編集質問文は複数種類作成することができる。このように複数種類の編集質問文を作成しておくことにより、要介護認定の申請者に合った適格な編集質問文を用いて訪問調査を行うことができる。
ユーザ定義テーブル740は、各編集質問文がいずれの規定質問文と対応するかを示す情報を記憶するテーブルである。ユーザ定義テーブル740を図7に示す。”質問番号”欄には編集質問文の識別番号が記載される。”調査番号”欄には規定質問文の識別番号が記載される。図7に示す例では、例えば編集質問文1は、規定質問文24及び規定質問文25と対応付けられていることが示される。つまり図6に示されるように、編集質問文1は「一人で食事することができますか?」であるところ、図3に示されるように、規定質問文24は「えん下について」、規定質問文25は「食事摂取について」の質問である。つまり、訪問調査時に編集質問文1に従って「一人で食事することができますか?」と質問を行うことは、規定質問文24及び規定質問文25に従ってそれぞれ質問したことに相当することが示されるのである。ユーザ定義テーブル740は、概念辞書データテーブル720と質問文テーブル730とに基づいて、各規定質問文を、概念辞書データテーブル720に記憶される各規定質問文及び回答の選択肢に含まれる単語の中からそれぞれ選出した所定の単語及び前記所定の単語に対応付けられた類語の少なくともいずれかと同一の単語を含む編集質問文と対応付けることにより作成される。
ユーザ定義チェックテーブル(特許請求の範囲に記載の矛盾チェックテーブルに相当する)750は、訪問調査において要介護認定の申請者から得た各質問に対する回答が矛盾することとなる選択肢の組み合わせを示す情報を記憶するテーブルである。ユーザ定義チェックテーブル750を図8に示す。例えば食事摂取についての質問に対しては”自立してできる”との回答がなされた場合において、嚥下についての質問に対しては”できない”との回答がなされた場合である。このような相互に矛盾する回答は一次判定の際に見つけだすことは可能であるが、その場合調査員は、再度訪問調査を行う必要がある。従って訪問調査の効率化のためには、このような矛盾は訪問調査の際に見つけだしておくことが望まれる。本実施の形態においてはこのような回答が矛盾することとなる選択肢の組み合わせを事前にユーザ定義チェックテーブル750に記憶しておくことにより、訪問調査時に矛盾する回答を見つけだすことを可能としている。
訪問調査データテーブル760は、訪問調査結果の履歴を記憶しておくためのテーブルである。訪問調査データテーブル760を図9に示す。”被保険者番号”欄には要介護認定の申請者の識別番号が記載される。図9に示すように訪問調査データテーブル760には、要介護認定の申請者毎に、前回の訪問調査において回答した選択肢の番号と今回の訪問調査において回答した選択肢の番号とが対応付けて記憶される。これにより前回の訪問調査の結果との矛盾を見つけだすことが可能となる。
主治医意見書データテーブル770は、要介護認定の申請者のかかりつけ医師から取り寄せた主治医意見書における記載有無を示す情報を記憶したテーブルである。主治医意見書データテーブル770を図10に示す。図10において、例えば”1”は記載があることを示し、”0”は記載がないことを示す。
主治医意見書入力テーブル780は、主治医意見書に記載された各項目がいずれの規定質問文と対応するかを示す情報を記憶するテーブルである。主治医意見書入力テーブル780を図11に示す。
図2に戻って、入力装置250は管理コンピュータ200へのデータ入力等のために用いられる装置でありユーザインタフェースとして機能する。入力装置250としては例えばキーボードやマウス等を用いることができる。
出力装置260は情報を外部に出力するための装置でありユーザインタフェースとして機能する。出力装置260としては例えばディスプレイやプリンタ等を用いることができる。
ポート230は通信を行うための装置である。例えばネットワーク400を介して行われる、携帯端末300等の他のコンピュータとの通信は、ポート230を介して行われるようにすることができる。また例えば、管理コンピュータ制御プログラム800をポート230を通じて他のコンピュータからネットワーク400を介して受信して、メモリ220や記憶装置280に記憶するようにすることもできる。
<携帯端末>
次に、携帯端末300の構成について説明する。携帯端末300は、CPU310、メモリ320、ポート330、記録媒体読取装置340、入力装置350、出力装置360、記憶装置380を備える。これらの各装置の機能は、上述した管理コンピュータ200が備える各装置と同様である。
図2に示すように、携帯端末300が備える記憶装置380には、本実施の形態に係る各種の動作を行うためのコードから構成される携帯端末制御プログラム(特許請求の範囲に記載の訪問調査支援用プログラムに相当する)810、質問文テーブル730、ユーザ定義テーブル740、ユーザ定義チェックテーブル750、訪問調査データテーブル700、主治医意見書データテーブル770、主治医意見書入力テーブル780が記憶される。
CPU310が携帯端末制御プログラム810をメモリ320に読み出して実行することにより、携帯端末300としての各種機能が実現される。例えばCPU310により携帯端末制御プログラム810が実行され、メモリ320やポート330、入力装置350、出力装置360、記憶装置380等のハードウェア機器と協働することにより、訪問調査機能301及びデータ送受信機能302が実現される。訪問調査機能301は、質問文テーブル730に記憶されたユーザ定義調査項目つまり編集質問文をディスプレイに表示し、質問に対して得られた各回答を、ユーザ定義テーブル740を用いて規定質問文に対する各回答に変換すると共に、訪問調査データテーブル700や主治医意見書データテーブル770、主治医意見書入力テーブル780、ユーザ定義チェックテーブル780を用いて訪問調査結果確認を行うための機能を含む。データ送受信機能203は、USB(登録商標)やLAN、電話線などのネットワーク400を介して管理コンピュータ200とデータを送受信する機能を含む。
記憶装置380に記憶される質問文テーブル730、ユーザ定義テーブル740、ユーザ定義チェックテーブル750、訪問調査データテーブル700、主治医意見書データテーブル770、及び主治医意見書入力テーブル780は、訪問調査の際に、管理コンピュータ200からネットワーク400を介して受信したものとすることができる。
===処理の流れ===
次に本実施の形態に係る情報処理システム100における処理の流れを説明する。
<事前準備>
まず、訪問調査前の事前準備の際における処理の流れを図12に示すフローチャートに従って説明する。なお図12に示すフローチャートは管理コンピュータ200における処理の流れを示すフローチャートである。また訪問調査前の事前準備を行う際に管理コンピュータのディスプレイに表示される画面を図14乃至図24に示す。
まず管理コンピュータ200は、各規定質問文に基づいて作成された複数の編集質問文の入力を受け、質問文テーブル730に記憶する(S1000)。編集質問文の入力は、図14に示す画面において”質問文作成”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすることにより行うことができる。そうすると管理コンピュータ200は、例えば図15に示すような質問文作成のための画面を表示する。そして調査員が、”調査員番号”欄、”区分”欄、”質問文”欄の各欄を入力することにより、編集質問文が管理コンピュータ200に入力される。編集質問文の入力が終わったら、”保存”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすることにより、入力した編集質問文が質問文テーブル730に記憶される。なお編集質問文の入力は、管理コンピュータ200が備えるキーボード等の入力装置250から受けるようにすることもできるし、ネットワーク400を介して接続された他のコンピュータからポート230を通じて受けるようにすることもできる。
続いて管理コンピュータ200は、記憶装置280に記憶された調査項目データテーブル700とシソーラス辞書710とに基づいて、概念辞書データテーブル720を生成する(S1010)。概念辞書データテーブル720の生成は、図14に示す画面において”概念辞書テーブル生成”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすることにより行うことができる。そうすると管理コンピュータ200は、例えば図16に示すような概念辞書データテーブル720作成のための画面を表示する。”概念辞書ファイル作成”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすることにより概念辞書データテーブル720が生成される。なお図16に示すように、概念辞書データテーブル720の作成の際に、シソーラス辞書の選択やキーワード数(類語の数)の入力を行えるようにすることも可能である。このようにすることにより、同一の規定質問文から様々なバリエーションの概念辞書データテーブル720を生成させることができ、後に行われる編集質問文と規定質問文との対応付けを、より的確に行うことが可能となる。また例えばキーワード数を減らすことによりデータサイズのより小さい概念辞書データテーブル720を生成させ、管理コンピュータ200のメモリ220等の記憶資源を節約することもできる。なお概念辞書データテーブル720の生成は、上述したように、調査項目データテーブル700に記憶された各規定質問文及び各回答の選択肢に含まれる単語の中からそれぞれ選出した所定の単語と、シソーラス辞書710において上記所定の単語に対応付けられた類語とを対応付けて記憶することにより行われる。
続いて管理コンピュータ200は、記憶装置280に記憶された概念辞書データテーブル720と質問文テーブル730とに基づいて、ユーザ定義テーブル740を生成する(S1020)。ユーザ定義テーブル740の生成は、図14に示す画面において”ユーザ定義テーブル生成”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすることにより行うことができる。そうすると管理コンピュータ200は、例えば図17に示すようなユーザ定義テーブル740作成のための画面を表示する。そして調査員が”ユーザ定義テーブル生成”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすることによりユーザ定義テーブル740が生成される。ユーザ定義テーブル740の生成は、上述したように、概念辞書データテーブル720に記憶された各規定質問文に含まれる所定の単語及び上記所定の単語の類語の少なくともいずれかと同一の単語を含む編集質問文を上記規定質問文と対応付けることにより行われる。そうすると管理コンピュータ200は全ての調査項目つまり規定質問文がいずれかの編集質問文にくくりつけられているかどうかをチェックする(S1030)。もし、いずれかの編集質問文にくくりつけられていない調査項目がある場合にはS1000に戻り、編集質問文を再度作成する。全ての調査項目がいずれかの編集質問文にくくりつけられている場合には、管理コンピュータ200は、編集質問文を訪問調査において使用する質問文として記憶する。そして管理コンピュータ200は図18に示すような画面を表示する(S1040)。図18に示す画面においては、調査員により作成された各編集質問文がどの規定質問文に対応するかが表示される。また管理コンピュータ200は、”未関連項目数”欄に、いずれの編集質問文とも対応付けられていない、つまりいずれの編集質問文にもくくりつけられていない規定質問文の数を表示する。図18に示す例では”未関連項目数”欄には0が表示されているので、全ての規定質問部がいずれかの編集質問文と対応付けられていることが示される。なお全ての調査項目がいずれかの編集質問文にくくりつけられている場合であっても、編集質問文の修正を行うことも可能である。この場合は図18の画面において”質問文修正”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすることにより、図15に示した編集質問文作成の画面が表示される。また調査員は、図18の画面において”ユーザ定義テーブル修正”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすることにより、ユーザ定義テーブル740を修正することが可能である(S1050)。この場合管理コンピュータ200は、図19に示すようなユーザ定義テーブル740修正のための画面を表示する(S1060)。修正は、修正前の質問事項(編集質問文)及び調査事項(規定質問文)を選択し、選択した調査事項の移動先の質問事項を選択し、”調査項目移動”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすることにより行うことができる(S1070)。また”削除”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすることにより、修正前の質問事項と調査事項との対応付けを解消することもできる。図19の画面において”修正終了”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすると図18に示す画面の表示に戻る。そして”ユーザ定義テーブル決定”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすることにより、ユーザ定義テーブル740の生成処理が終了する。
なおユーザ定義テーブル740の生成は、調査項目データテーブル700と質問文テーブル730とに基づいて行われるようにすることも可能である。このようにすればシソーラス辞書710を記憶しておく必要を無くすことができ、概念辞書データテーブル720の生成も行わなくて良い。この場合は、ユーザ定義テーブル740の生成は、調査項目データテーブル700に記憶された各規定質問文を、各規定質問文に含まれる単語の中からそれぞれ選出した所定の単語と同一の単語を含む編集質問文と対応付けることにより行われる。概念辞書データテーブル720と質問文テーブル730とに基づいてユーザ定義テーブル740を生成する場合と比較すると、各規定質問文に類語が対応付けられていない分、編集質問文と共通に含まれる単語の数が少なくなるため、規定質問文と編集質問文との対応付けが希望通りに行われない場合が増えることも考えられるが、上述したように本実施の形態においては、全ての規定質問文が編集質問文にくくりつけられているかどうかのチェックが行われる上、生成されたユーザ定義テーブル740を修正することも可能であるため、何ら支障が生じることはない。
続いて管理コンピュータ200は、ユーザ定義チェックテーブル750を記憶する(S1080)。ユーザ定義チェックテーブル750の記憶は、図14に示す画面において”ユーザ定義チェックテーブル生成”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすることにより行うことができる。そうすると管理コンピュータ200は、例えば図20に示すような画面を表示する。そして調査員が、”調査番号(1)”欄、”回答番号(1)”欄、”調査番号(2)”欄、”回答番号(2)”欄の各欄を入力することにより、各質問に対する回答が矛盾することとなる選択肢の組み合わせが管理コンピュータ200に入力される。すなわち、調査番号(1)の回答番号(1)と、調査番号(2)の回答番号(2)とは矛盾する回答の組み合わせであることが示される。なおここで入力される調査番号及び回答番号は、規定質問文の識別番号及び回答の選択肢であるが、もちろん、編集質問文の識別番号及び回答の選択肢とすることもできる。調査員は各入力が終わったら、”保存”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすることにより、入力した組み合わせがユーザ定義チェックテーブル750に記憶される。
続いて管理コンピュータ200は、主治医意見書入力テーブル780を記憶する(S1090)。主治医意見書入力テーブル780の記憶は、図14に示す画面において”主治医意見書入力テーブル生成”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすることにより行うことができる。そうすると管理コンピュータ200は、例えば図21に示すような画面を表示する。そして調査員が、”意見番号”欄、”調査番号”欄の各欄を入力することにより、主治医意見書に記載された各項目(意見番号)がいずれの規定質問文(調査番号)と対応するかを示す情報が管理コンピュータ200に入力される。調査員は各入力が終わったら”保存”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックする。これにより、主治医意見書入力テーブル780の記憶が行われる。
続いて管理コンピュータ200は、主治医意見書データテーブル770を記憶する(S1100)。主治医意見書データテーブル770の記憶は、図14に示す画面において”主治医意見書データテーブル生成”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすることにより行うことができる。そうすると管理コンピュータ200は、例えば図22に示すような画面を表示する。そして調査員は、主治医意見書に記載された各項目についての記載有無を入力してゆく。調査員は各入力が終わったら”保存”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックする。これにより、主治医意見書データテーブル770の記憶が行われる。
また図14に示す画面において、”調査項目表示”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすることにより、調査項目データテーブル700の内容を画面に表示させることができる。図23に調査項目データテーブル700の内容が表示されている様子を示す。
また図14に示す画面において、”主治医意見書表示”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすることにより、主治医意見書の内容を画面に表示させることができる。図24に主治医意見書の内容が表示されている様子を示す。
<訪問調査>
次に、訪問調査の際における処理の流れを図13に示すフローチャートに従って説明する。また訪問調査の際に調査員が携帯する携帯端末300のディスプレイに表示される画面を図25乃至図32に示す。また管理コンピュータ200のディスプレイに表示される画面を図33に示す。
調査員が携帯端末300において携帯端末制御プログラム810を起動すると、図25に示される画面が表示される。ここで”データ受信”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすると、管理コンピュータ200から、訪問調査データテーブル760、主治医意見書データテーブル770、主治医意見書入力テーブル780、質問文テーブル730、ユーザ定義テーブル740、及びユーザ定義チェックテーブル750が送信されてくる(S2000)。
携帯端末300は上記各テーブルを受信した後(S3000)、訪問調査結果の入力を受け付ける(S3010)。訪問調査結果の入力の受け付けは、図25に示す画面において”調査項目入力”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすることにより行われる。この場合携帯端末300は、図26に示すように、各編集質問文とその回答の選択肢をディスプレイに表示する。そして調査員は、表示された各質問文に従って質問を行い、得られた回答を入力してゆく。全ての質問に対する回答の入力が終わったら、”登録”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックする。これにより携帯端末300は調査結果を記憶装置380に記憶する。またここで携帯端末300は、上記入力された各回答をユーザ定義テーブル740に基づいて規定質問文に対する回答にそれぞれ変換し訪問調査データテーブル760に記憶する。
続いて、調査員が図25に示す画面において”調査結果確認”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすると、携帯端末300は訪問調査結果をディスプレイに表示する(S3020)。訪問調査結果の表示は図27乃至図30のように行われる。つまり、図27においては、今回の訪問調査により得られた回答と前回の訪問調査により得られた回答とが異なるものについて表示される。また図28においては、今回の訪問調査により得られた回答と主治医意見書の内容とが異なるものについて表示される。また図29においては、今回の訪問調査により得られた各回答の組み合わせのうち、ユーザ定義チェックテーブル750に示される組み合わせのいずれかに該当する組み合わせが表示される。調査員は、図27乃至図29の各画面に表示される調査結果を見て、再調査が必要と判断した場合には、”再調査”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックする。これにより携帯端末300は、S3010の処理を再実行する(S3030)。この場合携帯端末300のディスプレイには、図26に示される画面が表示される。調査員が再調査が不要と判断した場合には、”OK”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックする。そうすると図30に示されるように、訪問調査最終結果が表示される(S3040)。調査員は、訪問調査最終結果を見て、やはり再調査が必要と判断した場合には、”調査結果承認しない”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックする。これにより携帯端末300は、S3010の処理を再実行する(S3050)。この場合携帯端末300のディスプレイには、図26に示される画面が表示される。再調査は不要と判断した場合には、”調査結果承認する”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックする。
続いて、調査員が図25に示す画面において”データ送信”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすると、携帯端末300は訪問調査結果を管理コンピュータ200に送信する(S3060)。
そうすると管理コンピュータ200は、携帯端末300から送信された訪問調査結果をディスプレイに表示する(S2010、S2020)。その様子を図33に示す。”調査員番号”欄には訪問調査を行った調査員の識別番号が表示される。”被保険者番号”欄には訪問調査が行われた要介護認定の申請者の識別番号が表示される。”質問文区分”欄には上記申請者に対して行った質問の識別番号が表示される。質問の具体的内容を参照したい場合には、”質問文表示”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすることにより、質問文を表示させることができる。”調査結果”欄には訪問調査により得られた回答の選択肢が各規定質問文毎に表示される。規定質問文の内容を参照したい場合には”調査項目表示”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすることにより、規定質問文を表示させることができる。また主治医意見書を参照したい場合には”主治医意見書表示”欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすることにより主治医意見書を表示させることができる。”確認者番号”欄は、自治体の職員など、調査員により行われた訪問調査の結果を承認するか承認しないかの判断を行う者の識別番号を入力するための欄である。訪問調査が承認されたか承認されないかの結果は、管理コンピュータ200から携帯端末300に送信される(S2030、S3070)。承認された場合には携帯端末300には、図31に示す画面が表示される。一方承認されなかった場合には携帯端末300には、図32に示す画面が表示される。この場合、調査員により再び調査が行われる。つまり調査員は、訪問先に居ながらにして訪問調査の承認結果を知ることができるため、訪問調査が承認されなかった場合の再訪問の手間を省くことが可能となる。このため訪問調査を効率化することが可能となる。なお、自治体の職員により行われる、訪問調査の承認可否判断は、図33に示す画面において”承認する”あるいは”承認しない”のいずれかの欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすることにより行うことができる。
以上本実施の形態に係る訪問調査支援システム100について詳細に説明したが、本実施の形態に係る訪問調査支援システム100によれば、互いに関連のある調査項目をまとめて一つの質問項目にする等により質問文の数を減らすことができ、訪問調査の時間を短縮できる。また要介護認定の申請者の状況に応じて質問文を柔軟に作成することができるようになるため、申請者の状況に合った質問を行うことが可能となる。これにより、申請者の状況をより正確に把握することができ、訪問調査の精度を向上させることができる。
また、多数の訪問調査項目を調査しなければならない場合には、調査結果の相互矛盾に気づき難い場合もある。そのため本実施の形態に係る訪問調査支援システム100においては、回答が矛盾することとなる選択肢の組み合わせを事前にユーザ定義チェックテーブル750に記憶しておくことにより、訪問調査時に矛盾する回答を見つけだすことを可能としている。
さらに一回の訪問調査では訪問調査対象者の健康状態等により訪問調査内容が左右されてしまう場合もある。そのため本実施の形態に係る訪問調査支援システム100においては、前回の訪問調査結果も記憶しておくようにすることにより、前回の訪問調査の結果と矛盾する回答を見つけだすことを可能としている。また主治医意見書と今回の訪問調査結果との比較も可能とし、差異を表示することで、正しく訪問調査を実施できたかを確認することを可能としている。
以上により、訪問調査にかかる時間を大幅に短縮することが可能となり、要介護認定が完了するまでにかかる日数を減らすことが可能となる。またノウハウの少ない調査員であっても効率的な質問を行うことが可能となる。さらに回答結果の相互矛盾や過去の調査結果との矛盾をチェックする機能を持たせることで、より正しい回答が得られ、調査対象者の状況をより正しく把握することが可能となると共に、一度の訪問で調査を完了することも可能となる。
以上発明を実施するための最良の形態について説明したが、上記実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
本実施の形態に係る訪問調査支援システムの全体構成を示す図である。 本実施の形態に係る管理コンピュータ及び携帯端末の構成を示す図である。 本実施の形態に係る調査項目データテーブルを示す図である。 本実施の形態に係るシソーラス辞書を示す図である。 本実施の形態に係る概念辞書データテーブルを示す図である。 本実施の形態に係る質問文テーブルを示す図である。 本実施の形態に係るユーザ定義テーブルを示す図である。 本実施の形態に係るユーザ定義チェックテーブルを示す図である。 本実施の形態に係る訪問調査データテーブルを示す図である。 本実施の形態に係る主治医意見書データテーブルを示す図である。 本実施の形態に係る主治医意見書入力テーブルを示す図である。 本実施の形態に係る処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る管理コンピュータに表示される画面構成例を示す図である。 本実施の形態に係る管理コンピュータにおいて質問文作成の際に表示される画面構成例を示す図である。 本実施の形態に係る管理コンピュータにおいて概念辞書テーブル作成時に表示される画面構成例を示す図である。 本実施の形態に係る管理コンピュータにおいてユーザ定義テーブル作成時に表示される画面構成例を示す図である。 本実施の形態に係る管理コンピュータにおいてユーザ定義テーブル作成時に表示される画面構成例を示す図である。 本実施の形態に係る管理コンピュータにおいてユーザ定義テーブル作成時に表示される画面構成例を示す図である。 本実施の形態に係る管理コンピュータにおいてユーザ定義チェックテーブル作成時に表示される画面構成例を示す図である。 本実施の形態に係る管理コンピュータにおいて主治医意見書入力テーブル作成時に表示される画面構成例を示す図である。 本実施の形態に係る管理コンピュータにおいて主治医意見書データテーブル作成時に表示される画面構成例を示す図である。 本実施の形態に係る管理コンピュータにおいて調査項目表示時に表示される画面構成例を示す図である。 本実施の形態に係る管理コンピュータにおいて主治医意見書表示時に表示される画面構成例を示す図である。 本実施の形態に係る携帯端末に表示される画面構成例を示す図である。 本実施の形態に係る携帯端末において調査項目入力時に表示される画面構成例を示す図である。 本実施の形態に係る携帯端末において調査結果確認時に表示される画面構成例を示す図である。 本実施の形態に係る携帯端末において調査結果確認時に表示される画面構成例を示す図である。 本実施の形態に係る携帯端末において調査結果確認時に表示される画面構成例を示す図である。 本実施の形態に係る携帯端末において調査結果確認時に表示される画面構成例を示す図である。 本実施の形態に係る携帯端末において調査結果承認時に表示される画面構成例を示す図である。 本実施の形態に係る携帯端末において調査結果不承認時に表示される画面構成例を示す図である。 本実施の形態に係る管理コンピュータにおいて調査結果表示時に表示される画面構成例を示す図である。
符号の説明
100 訪問調査支援システム
200 管理コンピュータ
300 携帯端末
400 ネットワーク
700 調査項目データテーブル
710 シソーラス辞書
720 概念辞書データテーブル
730 質問文テーブル
740 ユーザ定義テーブル
750 ユーザ定義チェックテーブル
760 訪問調査データテーブル
770 主治医意見書データテーブル
780 主治医意見書入力テーブル
800 管理コンピュータ制御プログラム
810 携帯端末制御プログラム

Claims (5)

  1. 要介護認定の申請者に対して行われる訪問調査の際に、訪問調査を行う調査員によりなされる複数の質問の内容をそれぞれ示す複数の質問文、及び訪問調査の際に調査員が質問すべき事項として規定された複数の規定質問文を記憶する訪問調査支援装置と、訪問調査の際に前記訪問調査支援装置から送信される前記各質問文をユーザインタフェースに表示し、前記各質問文に従ってなされた各質問に対する回答の入力をユーザインタフェースから受ける訪問調査支援端末と、を備える訪問調査支援システムにおける前記訪問調査支援装置に、
    各規定質問文に基づいて作成された複数の編集質問文の入力を受ける手順と、
    各規定質問文を、各規定質問文に含まれる単語の中からそれぞれ選出した所定の単語と同一の単語を含む編集質問文と対応付ける手順と、
    全ての規定質問文がいずれかの編集質問文と対応付けられた場合に、各編集質問文を前記質問文として記憶する手順と、
    を実行させるための訪問調査支援用プログラム。
  2. 前記訪問調査支援装置は、
    見出し語毎に類語を対応付けて記憶する類語データベース
    を備え、
    各規定質問文を編集質問文と対応付ける前記手順は、
    各規定質問文を、各規定質問文に含まれる単語の中からそれぞれ選出した所定の単語及び前記所定の単語に前記対応付けられた類語の少なくともいずれかと同一の単語を含む編集質問文と対応付ける手順である
    ことを特徴とする請求項1に記載の訪問調査支援用プログラム。
  3. 要介護認定の申請者に対して行われる訪問調査の際に、訪問調査を行う調査員によりなされる複数の質問の内容をそれぞれ示す複数の質問文、前記各質問に対する回答の選択肢、及び前記各質問に対する回答が矛盾することとなる選択肢の組み合わせを示す矛盾チェックテーブルを記憶する訪問調査支援装置と、訪問調査の際に前記訪問調査支援装置から送信される前記各質問文、前記各選択肢、及び前記矛盾チェックテーブルを受信し、前記各質問文及び前記各選択肢をユーザインタフェースに表示し、前記各質問文に従ってなされた各質問に対する回答の選択肢の入力をユーザインタフェースから受ける訪問調査支援端末と、を備える訪問調査支援システムにおける前記訪問調査支援端末に、
    ユーザインタフェースから入力を受けた前記各質問に対する回答の選択肢の組み合わせが前記矛盾チェックテーブルに示される組み合わせのいずれかに該当する場合には、前記該当する組み合わせをユーザインタフェースに表示する手順
    を実行させるための訪問調査支援用プログラム。
  4. 要介護認定の申請者に対して行われる訪問調査の際に、訪問調査を行う調査員によりなされる複数の質問の内容をそれぞれ示す複数の質問文を記憶する訪問調査支援装置と、訪問調査の際に前記訪問調査支援装置から送信される前記各質問文をユーザインタフェースに表示し、前記各質問文に従ってなされた各質問に対する回答の入力をユーザインタフェースから受ける訪問調査支援端末と、を備える訪問調査支援システムにおける前記訪問調査支援装置であって、
    訪問調査の際に調査員が質問すべき事項として規定された複数の規定質問文を記憶する規定質問文記憶部と、
    各規定質問文に基づいて作成された複数の編集質問文の入力を受ける編集質問文入力部と、
    各規定質問文を、各規定質問文に含まれる単語の中からそれぞれ選出した所定の単語と同一の単語を含む編集質問文と対応付ける質問文対応付け部と、
    全ての規定質問文がいずれかの編集質問文と対応付けられた場合に、各編集質問文を前記質問文として記憶する質問文登録部と、
    を備えることを特徴とする訪問調査支援装置。
  5. 要介護認定の申請者に対して行われる訪問調査の際に、訪問調査を行う調査員によりなされる複数の質問の内容をそれぞれ示す複数の質問文、及び訪問調査の際に調査員が質問すべき事項として規定された複数の規定質問文を記憶する訪問調査支援装置と、訪問調査の際に前記訪問調査支援装置から送信される前記各質問文をユーザインタフェースに表示し、前記各質問文に従ってなされた各質問に対する回答の入力をユーザインタフェースから受ける訪問調査支援端末と、を備える訪問調査支援システムにおける前記訪問調査支援装置の制御方法であって、
    各規定質問文に基づいて作成された複数の編集質問文の入力を受け、
    各規定質問文を、各規定質問文に含まれる単語の中からそれぞれ選出した所定の単語と同一の単語を含む編集質問文と対応付け、
    全ての規定質問文がいずれかの編集質問文と対応付けられた場合に、各編集質問文を前記質問文として記憶する、
    ことを特徴とする訪問調査支援装置の制御方法。
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